JP2614376B2 - 設備時計の装飾体収納方法 - Google Patents

設備時計の装飾体収納方法

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JP2614376B2
JP2614376B2 JP3188720A JP18872091A JP2614376B2 JP 2614376 B2 JP2614376 B2 JP 2614376B2 JP 3188720 A JP3188720 A JP 3188720A JP 18872091 A JP18872091 A JP 18872091A JP 2614376 B2 JP2614376 B2 JP 2614376B2
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徳彦 中村
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Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設備時計に組み込まれ
た装飾体を、通常は当該設備時計内に収納しておき、所
要時間毎に扉を開いて前記装飾体を設備時計から出現さ
せてステージを形成する設備時計に関するものであり、
尚詳しくは、人形等の装飾体を収納及び出現させる方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、1時間毎等、正時の時報に合わせ
て音楽と共に扉を開き、設備時計の内部に組み込まれた
人形等の装飾体を出現させてステージを形成し、然る
後、この装飾体を動かして観者の注意を引き付ける時計
塔等の設備時計が数多く設置される様になってきた。
【0003】この様な設備時計では、多くの場合、回転
テーブルの上に人形等の装飾体を載置し、この回転テー
ブルを回動させることにより装飾体を移動させ、設備時
計の内部から人形等を出現させる様にしている(例え
ば、実開昭63−50090号、実開平1−13119
1号、特開平2−141693号)ものが有った。又、
最近ではステージ内に極力多くの装飾体を組み込むこと
とし、設備時計の内部に設けた装飾体を迫り出させてス
テージを形成すると共に、普段は装飾体を見えない様に
隠している扉の内面にも装飾体を取り付け、この開閉扉
を開いたとき、開いた扉の内面に取り付けた装飾体をも
ってステージを拡張することにより、開閉扉を閉じた状
態から開閉扉を開いた状態としたときへの変化を大きく
し、設備時計の限られた空間内に種々の装飾体をできる
だけ数多く組み込む様にするものがある(例えば、特開
平2−31186号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来における大型の設
備時計では、通常、時計体の内部に空間を形成し、この
空間にできるだけ多くの装飾体を収納し、扉を開いたと
きに収納した人形等の装飾体を迫り出させてステージを
形成する様にしていた。しかし、扉を開いたとき、大き
なステージを形成する為にはできるだけ大きな装飾体を
数多く収納する必要が有るも、時計体の内部空間には制
限が有り、又、扉を開放した状態で見せる装飾体の見栄
えを良くする為に、装飾体の形状及び配置は予め定めて
おかなければならない故、収納する装飾体の大きさが限
定され、ステージの大きさも制限されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、所要時間毎に
開く開閉扉の内面に装飾体を有すると共に、開閉扉が開
いたときに時計体の内部から迫り出す装飾体をも有する
設備時計において、開閉扉の内面に設けた装飾体を、
閉扉が開放位置への開放動作を開始し、所定角度だけ開
いた後、開閉扉が開放位置へ移動中に扉の動きに合わせ
てその向きを変え、又、可動部を作動させ、開閉扉が開
放されたときには装飾体の向きやこの装飾体の可動部に
取り付けた他の装飾体の位置を正規位置としておき、
又、開閉扉の閉鎖時は、扉が閉じる動作を開始し、所定
角度だけ閉じた後に装飾体の作動を開始させて装飾体の
向き及びこの装飾体の可動部に取り付けた他の装飾体の
位置を修正することを特徴とする設備時計の装飾体収納
方法である。
【0006】
【作 用】本発明は、開閉扉の内面に取り付けた装飾体
を、開閉扉が所定角度だけ作動した後において開閉扉の
開閉動作中に作動させる故、扉の開放時には装飾体を正
規の状態とし、扉の閉鎖時は時計体の内部空間の形状に
合わせた装飾体の配置及び形状とすることができる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例は、図1に示す如く、四本の
支柱11により四角形とされた時計塔10の開閉扉1
5,17の内面及び時計塔10内のステージ板45,4
7の上面に取り付けた装飾体をもってステージを形成
し、このステージを形成する装飾体を該設備時計である
時計塔10内に収納する方法である。
【0008】該設備時計としての時計塔10は、図1及
び図2に示す様に、四隅に支柱11を設けた四角柱形状
とされ、該時計塔10の2側面における所要高さ部分を
開閉扉とし、左扉15の左端をヒンジ19により支柱1
1へ取り付けると共に右扉17の右端をもヒンジ19に
より支柱11へ取り付け、扉開閉用駆動モータ21から
歯車列等を介して回転を送りネジシャフト23に伝達
し、該送りネジシャフト23の回転により平行移動する
送りナット24と左右の開閉扉15,17とをプッシュ
ロッド25をもって連結し、前記モータ21の回転によ
り左扉15及び右扉17の開閉を行うものである。
【0009】尚、左扉15及び右扉17の開閉は、送り
ネジシャフト23やプッシュロッド25等によることな
く、適宜のリンク機構又は回転機構等の開閉機構によ
り、左右の開閉扉を同時に開閉動作させれば足りるもの
である。そして、左扉15及び右扉17とした開閉扉の
内面に各々載置台41を設け、各載置台41に人形3
5,37等の装飾体を取り付け、時計塔10の内部に
も、回転軸を同軸とした第1ステージ板45と第2ステ
ージ板47とを有し、該第1ステージ板45の上面に装
飾体31を配置すると共に第2ステージ板47の上にも
装飾体33を配置し、更に、この設備時計のステージ
は、図1に示した様に、左扉15及び右扉17を90度
開いたとき、左扉15の載置台41に設けた2体の人形
35,37を揃えて左扉15に背面させ、この人形3
5,37の腕にハンドベル等の楽器39を持たせること
とし、且つ、右扉17の載置台41に設けた2体の人形
35,37も揃えて右扉17に背面させると共に、この
人形35,37にも楽器39を持たせることとしてい
る。
【0010】そしてステージの形成に際しては、左右の
開閉扉15,17を開いた後、第1ステージ板45を右
廻りに、又、第2ステージ板47を左廻りに回転させ、
第1ステージ板45の上に載置した装飾体31及び第2
ステージ板47の上に載置した装飾体33を時計塔10
の内部で前方に位置させることとし、ステージの形成
後、音楽に合わせてステージ板上の装飾体31,33を
動かせると共に左右の開閉扉15,17に設けた装飾体
としての各人形35,37の向きを変え、又、この人形
35,37の顔等を動かせると共に手及び手にもった装
飾体としての楽器29も動かせる様にして各装飾体3
1,33,35,37,39を作動させるものである。
【0011】この様に、第1ステージ板45及び第2ス
テージ板47に載置した装飾体31,33及び開閉扉の
内面に設けた人形35,37や楽器39等の多くの装飾
体を収納する設備時計において、本実施例は、左扉15
及び右扉17を開いた状態でステージ板に載置した装飾
体31,33、及び人形35,37である装飾体を作動
させ、合わせて人形35,37に持たせた装飾体として
の楽器39を可動部である腕と共に作動させ、作動終了
時には各装飾体31,33,35,37,39を所定位
置に整列配置させて左右の開閉扉を閉じるものであり、
この左扉15及び右扉17を閉じる際の制御としては、
第1ステージ板45及び第2ステージ板47を回転させ
て第1ステージ板45及び第2ステージ板47の上面に
取り付けた装飾体31,33を後退させた後に、左扉1
5及び右扉17を開閉扉駆動用モータ21の始動により
同時に作動させて該左右の開閉扉を閉じる動作を開始さ
せるものである。
【0012】そして、この左扉15及び右扉17を開放
位置から約30度閉じたとき、左扉15及び右扉17に
設けた4体の人形35,37の可動部とした腕を上げて
各人形35,37が手に持っている楽器39等の装飾体
を各人形35,37に近付けると共に、右扉17及び左
扉15の各載置台41の外側に配置した人形37だけは
45度回転させて外側斜方向に向ける動作をさせる。
【0013】この動作は、左扉15及び右扉17の閉鎖
動作を止めることなく、左右の開閉扉を一定速度で閉め
ることを持続させつつ、扉が約60度閉じる迄に扉の内
面に設けた人形35,37である装飾体及び楽器39等
である装飾体の動作を完了させることとし、開閉扉1
5,17の内面に設けた装飾体35,37,39の動作
終了後に左扉15及び右扉17の閉鎖を完了させること
としている。
【0014】又、左扉15及び右扉17の開放に際して
も、左右の開閉扉が閉鎖位置から約30度開いた後に左
扉15及び右扉17の内面に設けた人形35,37のう
ち、載置台41の外側に配置した人形37を載置台41
の内側に配置した人形35に合わせて左扉15及び右扉
17の各扉に背面させ、且つ、4体の人形35,37の
可動部である腕を下ろしてステージ形成の正規位置に各
装飾体35,37,39を配置する様に左扉15及び右
扉17の開放中に左右の開閉扉の内面に設けた装飾体3
5,37を作動させることとしている。
【0015】本実施例は、前述の様に開閉扉の動作中に
開閉扉15,17の内面に取り付けた装飾体である人形
35,37、及びこの装飾体である人形35,37の可
動部である腕に取り付けられた装飾体である楽器39等
を作動させる故、時計体の内部の限られた空間であって
も、より多くの大きな装飾体31,33,35,37,
39を収納することができ、収納時における装飾体3
5,37,39の配置が不自然であっても、左扉15及
び右扉17を開放位置としてステージを形成する際には
人形35,37とした装飾体及びこの装飾体の可動部に
取り付けた楽器39である装飾体を正規位置に配置して
見栄えを良くすることができ、この装飾体35,37,
39の配置変えは、開閉扉の作動中に開閉扉の内面に設
けた装飾体35,37,39に関して行うものである
故、開閉扉の動作に紛れさせて目立たせることなく行う
ことができる。
【0016】尚、上記実施例は、ステージ板を第1ステ
ージ板45及び第2ステージ板47に分けると共に装飾
体をも2つに分割して時計塔10の奥から時計塔10の
前方に迫り出す装飾体31,33を形成しているも、時
計塔10の奥から迫り出す装飾体は、単一の回転板に載
置して回転板を180度回転させる様にする場合や、ス
ライド板上に載置して前方に押し出す場合、又、回転板
やスライド板から吊下げて迫り出し動作をさせる場合
等、種々の迫り出し動作によることができるものであ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は、左右の開閉扉の内面に設けた
装飾体の配置及び形状を変更する様に動作せる故、設備
時計の限られた内部空間に大型の装飾体を収納すること
ができ、この装飾体の配置や形状の変更は、開閉扉の開
閉動作が開始された後、開閉扉の動作中において開閉扉
の内面に設けた装飾体に関して行う故、開閉扉を開閉す
動きに紛れさせて目立たせることがなく、収納に際し
ての配置形状が不自然であっても、開閉扉を開放したと
きのステージ形成時には大型の装飾体を整然と配置する
ことができる方法である。従って、制限された内部空間
を有する設備時計において大きなステージを形成するこ
とができ、開閉扉を閉じた状態から開いた状態としたと
きの変化を大きくし、観者の注意を強く引き付けること
ができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する設備時計のステージを
開いた状態を示す図。
【図2】本発明の方法を実施する設備時計の外観図。
【図3】本発明の方法を実施する設備時計の要部水平断
面図。
【符号の説明】
10 時計塔 11 支柱 15 左扉 17 右扉 21 開閉用モータ 25 開閉装置 31,33 装飾体 35 内側人形
(装飾体) 37 外側人形(装飾体) 39 楽器(装飾
体) 45 第1ステージ板 47 第2ステー
ジ板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要時間毎に開く開閉扉の内面に装飾体
    を有すると共に、前記開閉扉が開いたとき、時計体の内
    部から迫り出す装飾体をも有する設備時計において、開
    閉扉が所定角度開いた後、開閉扉が開放位置への移動中
    に開閉扉の内面に設けた装飾体の向き及びこの装飾体の
    可動部に取り付けた他の装飾体の位置を修正する作動を
    行わせ、以て開閉扉が開放されたときには扉の内面に設
    けた装飾体の向き及びこの装飾体の可動部に取り付けた
    他の装飾体の配置を正規位置としておき、又、開閉扉の
    閉鎖時は、開閉扉が所定角度閉じた後、該開閉扉の閉鎖
    位置への移動中に扉の内面に設けた装飾体の向き及びこ
    の装飾体の可動部に取り付けた他の装飾体の位置を修正
    する様に開閉扉の内面に設けた装飾体を作動させること
    を特徴とする設備時計の装飾体収納方法。
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