JPH0512783Y2 - - Google Patents

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JPH0512783Y2
JPH0512783Y2 JP5374588U JP5374588U JPH0512783Y2 JP H0512783 Y2 JPH0512783 Y2 JP H0512783Y2 JP 5374588 U JP5374588 U JP 5374588U JP 5374588 U JP5374588 U JP 5374588U JP H0512783 Y2 JPH0512783 Y2 JP H0512783Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、せり出し装置付装飾時計の扉開閉
機構に関するものである。
(従来の技術) 従来、カツコー時計等に見られるように、時計
の表面に、窓枠のリブに設けた支点を中心として
観音開きをする扉が配され、該扉は従来、カツコ
ー等の装飾体駆動装置との間に配された連結棒に
よつて、上記装飾体の動作に連動して開閉動作す
るものであつた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記した如き従来の機械的扉開閉機構
では、外部から扉を開けようとする力が加わつた
場合に、連結棒その他の部品が破壊される危険が
ある。
他方、従来においては、せり出し装置付装飾時
計に扉開閉機構を備えたものは知られていない。
本考案は、前記部品破壊の危険が少なく、ステ
ージのせり出し動作に追従して少なくとも1個の
開き扉体を90度以上に押し開く扉開閉機構を提供
することを目的とする。また、他の目的としては
扉体前面スペースが小さくても扉を開閉可能な扉
開閉機構を提供することである。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案は、時計体に形成された窓の
内外に出没するせり出し装置と、前記窓に開閉可
能として取付けられた一対の開き扉体とから成
り、前記一対の開き扉体それぞれは閉方向に付勢
されて窓の両縦壁寄り位置に枢着されると共にそ
れぞれの裏面に、前記せり出し装置の先端部周壁
が当接するカム体を備えさせるという技術手段を
採用し、或いは、時計体に形成された窓の内外に
出没するせり出し装置と、前記窓に開閉可能とし
て取付けられた一対の開き扉体とから成り、前記
一対の開き扉体それぞれは閉方向に付勢されて窓
の両縦枠間の中央寄り位置に枢着されると共にそ
れぞれの裏面に、ステージ背景が設けられ、さら
に前記せり出し装置の先端部周壁が当接するカム
体を備えさせるという技術手段を採用し、或いは
また、時計体に形成された窓の内外に出没するせ
り出し装置と、前記窓に開閉可能として取付けら
れた一対の開き扉体とから成り、前記一対の開き
扉体それぞれは閉方向に付勢されると共にその裏
面に、前記せり出し装置の先端部周壁が当接する
カム体を備え、更に加えて、前記一対の扉体それ
ぞれを、2分して形成された分割扉体を枢支連結
してなる屈曲可能な扉体となし、前記窓の縦壁近
傍に、前記扉体の基部側の分割扉体を窓の内側に
案内する引き込み部材を配設するという技術手段
を採用するものである。
(実施例) 以下、本考案を例示図面に基いて詳述する。
第1,2図には本考案の第1実施例が示されて
おり、第1図は縦断面図、第2図は横断面図であ
る。
この実施例図において、1は時計体を示し、2
は時計体1のムーブメント収納室、3は装飾体4
を備えたせり出し装置5の収納室を示す。
6は前記収納室3の前面に形成された窓であつ
て、該窓6には、両縦壁6a,6a寄り位置に観
音開き可能として開き扉体71,71が閉方向に
付勢されて枢着されている。
すなわち、開き扉体71,71の両縦壁6a,
6a寄り位置に枢軸81,81を突出形成して該
枢軸81,81を窓6の上板6d及び下板6eに
枢着させると共に該枢軸81,81にスプリング
9,9を巻着して、それぞれの開き扉体71,7
1に閉方向に付勢力を付与している。
そして、上記開き扉体71,71は、収納室3
に配備されたせり出し装置5の出動作によつて、
第2図に示すように、観音開き状に押し開かれ、
同せり出し装置5の没時にスプリング9の付勢力
で閉じる。10は窓6の下壁6cに突設されたス
トツパであつて、該ストツパ10は開き扉体7
1,71の閉位置を規制する。
上述のせり出し装置5は、装飾体4を備えたス
テージ5aの下面にラツク5bを設け、例えばム
ーブメント収納室2内のオルゴールモータ(図示
せず)によつて回転せしめられるピニオン5cを
上記ラツク5bに噛合させ、オルゴールの鳴音時
にステージ5aを窓6に対して進出する構成とな
されている。
しかし、上記した構成のみでは、開き扉体7
1,71の開成角度が、せり出し装置5(より具
体的にはステージ5a)の幅長さに一致して不十
分である。つまり、せり出し装置5による扉体7
1,71の開成角度は、大きくてもせいぜい90°
でしかない。そこで、本考案では、開き扉体7
1,71の裏面にカム体11,11を設け、ステ
ージ5aが該カム体11,11を押すことにより
開き扉体71,71がそれぞれ90度よりも大きく
開く構成となつている。
第3図〜第7図には本考案に係る第2実施例が
示されている。第3図は開き扉体72が閉成され
た状態の外観図、第4図は開き扉体72が開成さ
れた状態の外観図、第5図は開き扉体72が閉成
された状態の横断面図、第6図は開き扉体72が
開成された状態の横断面図、第7図は第5図にお
けるA−A断面図である。
すなわち、上述の第1図〜第2図の第1実施例
は、開き扉体71,71が枢軸81,81を中心
にして大きく円弧運動(平面視)を行うものであ
るが、例えば、せり出し装置付置時計を円筒状の
伏せ瓶の中に入れた構成とする場合においては、
開き扉体71の前面スペースを大きく設定しなけ
ればならず、大型形状の伏せ瓶を用いなければな
らなかつた。
そこで、第2実施例では、せり出し装置5の進
出によつて開き扉体72,72が収納室3に巻き
込まれる如く収まる構成となしてある。
以下、具体的に説明すると、本実施例の開き扉
体72,72は平面視略円弧状となされると共に
その中心部分に枢軸82,82が設定され、せり
出し装置5のステージ5aを平面視円弧状とな
し、待避スリツト12,12を形成している。そ
の他の構成は上述の第1実施例と同様である。
従つて、せり出し装置5の進出時、開き扉体7
2,72の裏面に配されたカム体11,11がス
テージ5aに押されて、開き扉体72,72が枢
軸82,82を中心にして回転せしめられ、開き
扉体72,72の後端部が待避スリツト12,1
2に入つて行く。このため、第2実施例における
開き扉体72,72は、窓6の外側に大きな旋回
スペースを必要としない。また、開き扉体72の
裏面は、せり出したステージ5aの奥に納まるよ
うに設定されているので、ステージ5aの背景と
して用いることができる。
第8図、第9図は第3実施例を示す横断面図
で、第8図は開き扉体73,73が閉じた状態、
第9図は開き扉体73,73が開いた状態を示
す。
すなわち、上記第2実施例では、開き扉体7
2,72を収納室3内に大きく取り込むスペース
を必要とし、ステージ5aに待避スリツト12,
12を形成する必要がある。
そこで、第3実施例では、せり出し装置5の進
出によつて開き扉体73,73が収納室3内に一
部引き込まれ、残部が旋回して平面視円弧運動を
行う構成としてある。
以下具体的に説明すると、本実施例の一対の開
き扉体73,73それぞれは、2枚の分割扉体7
3a,73bを枢支連結すると共に、窓6の縦壁
6a近傍に、前記開き扉体73,73の基部側の
分割扉体73b,73bを窓6の内側に案内する
引き込み部材13を配しており、引き込み部材1
3に案内溝13aを形成する一方、基部側の分割
扉体73b,73bの基部側端部に係合材14,
14を設けて実施例案内溝13aに対しスライド
可能として係合させ、分割扉体73a,73bの
接続枢軸15をアーム16を介して旋回させる構
成としてある。83はアーム16の枢軸(開き扉
体73,73の枢軸相当物)を示している。
従つて、せり出し装置5の進出時、開き扉体7
3,73の枢軸83を中心にして接続枢軸15が
回転され、ここで分割扉体73bの係合材14が
引き込み部材13の案内溝13aをスライドして
分割扉体73bが収納室3内に入つて行き、更に
せり出し装置5が進出することにより、分割扉体
73a,73aがカム体11,11の作用で大き
く開く。特にステージ形状が第3実施例の様に円
形状である場合は、ステージ5aの最大横幅部が
カム体11に係合するまでは開き扉体73が90度
以上の開成角度とならない事がある。そこで、円
形ステージ5aの外周面に第2カム突部90を設
け、該カム突部90と開き扉体73のカム体11
との係合により、ステージ5aの最大横幅部がカ
ム体11と係合する前に開き扉体73を90度以上
に開成角度まで開くことができる。また、前記第
2カム突部90の形状(具体的にはステージ5a
の横方向の長さ)を適宜に設定することによつ
て、ステージ5aのせり出し量が少ない状態にお
いても開き扉体73の開成角度を大きくすること
ができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に依れば、従来必
要とされていた連結棒を使用しておらず、開き扉
体に外部から力を加えたとしても連結棒の存在に
起因する故障がなくなる。そして、なによりも本
考案は、開き扉体背面に設けたカム体によつて開
き扉体の開成角度を90度以上に大きく開くことが
できる。また、開き扉体をケース内に収納できる
構成にすることにより、開き扉体の前面スペース
が小さくできる。その結果、例えば伏せ瓶の中に
本考案の装飾装置付時計を入れる場合において
は、小型の伏せ瓶を用いることができる。さら
に、ケース内に収納した開き扉体の背面が、せり
出したステージの奥に平面視円弧状に移動する構
成とすることによつて開き扉体の背面をステージ
背景として兼用できる。さらにまた、分割扉体を
枢支連結した開き扉体はケース内に収納される分
割扉体をステージ後方以外に収納できるので、ス
テージ収納部が広くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は本考案の第1実施例を示し、
第1図は開き扉体が閉じた状態の縦断面図、第2
図は開き扉体が開いた状態の横断面図であり、第
3図〜第7図は本考案の第2実施例を示し、第3
図イは開き扉体が閉じた状態の側面図、第3図ロ
は開き扉体が閉じた状態の正面図、第4図イは開
き扉体が開いた状態の側面図、第4図ロは開き扉
体が開いた状態の正面図、第5図は、開き扉体が
閉じた状態の横断面図、第6図は開き扉体が開き
切つた状態の横断面図、第7図は第5図における
A−A断面図であり、第8図、第9図は本考案の
第3実施例で、第8図は開き扉体が閉じた状態の
横断面図、第9図は開き扉体が開いた状態の横断
面図である。 1……時計体、3……収納室、5……せり出し
装置、6……窓、6a……縦壁、71,72,7
3……開き扉体、81,82,83……枢軸、9
……スプリング、12……待避スリツト、13…
…引き込み部材、15……接続枢軸、73a,7
3b……分割扉体、90……第2カム突部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 時計体に形成された窓の内外に出没するせり
    出し装置と、前記窓に開閉可能として取付けら
    れた一対の開き扉体とから成り、 前記一対の開き扉体それぞれは閉方向に付勢
    されて窓の両縦壁寄り位置に枢着されると共に
    それぞれの裏面に、前記せり出し装置の先端部
    周壁が当接するカム体を備えていることを特徴
    とするせり出し装置付装飾時計の扉開閉機構。 (2) 時計体に形成された窓の内外に出没するせり
    出し装置と、前記窓に開閉可能として取付けら
    れた一対の開き扉体とから成り、 前記一対の開き扉体それぞれは閉方向に付勢
    されて窓の両縦枠間の中央寄り位置に枢着され
    ると共にそれぞれの裏面にステージ背景が設け
    られ、さらに前記せり出し装置の先端部周壁が
    当接するカム体を備えていることを特徴とする
    せり出し装置付装飾時計の扉開閉機構。 (3) 時計体に形成された窓の内外に出没するせり
    出し装置と、前記窓に開閉可能として取付けら
    れた一対の開き扉体とから成り、 前記一対の開き扉体それぞれは閉方向に付勢
    されると共にその裏面に、前記せり出し装置の
    先端部周壁が当接するカム体を備え、更に加え
    て、前記一対の開き扉体それぞれを、2分して
    形成された分割扉体を枢支連結してなる屈曲可
    能な扉体となし、前記窓の縦壁近傍に、前記扉
    体の基部側の分割扉体を窓の内側に案内する引
    き込み部材を配設したことを特徴とするせり出
    し装置付装飾時計の扉開閉機構。
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JP2544271B2 (ja) * 1992-01-21 1996-10-16 リズム時計工業株式会社 からくり時計のせり出し装置
JP2568769Y2 (ja) * 1993-12-02 1998-04-15 リズム時計工業株式会社 時計体における小型装飾体の迫り出し機構

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