JPH08101943A - 紙幣処理装置 - Google Patents

紙幣処理装置

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JPH08101943A
JPH08101943A JP23812494A JP23812494A JPH08101943A JP H08101943 A JPH08101943 A JP H08101943A JP 23812494 A JP23812494 A JP 23812494A JP 23812494 A JP23812494 A JP 23812494A JP H08101943 A JPH08101943 A JP H08101943A
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Takuji Tokushige
卓司 徳繁
Osamu Komada
理 駒田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、簡単な構成により新券の出金
が可能な現金処理装置を提供することにある。 【構成】紙幣入出金機は、並んで配設された複数の金庫
を備え、1つの金庫は新券を収納した出金専用の新券庫
48bとして使用されている。他の1つの金庫は、その
内部がセパレータ47により区画され、損券を収納する
損券収納部41aと、新券を収納した新券収納部41b
と、構成している。入力部を通して新券の出金が指示さ
れると、取出し機構56a、56bにより新券庫あるい
は新券収納部から新券が取り出され、下段出金搬送路5
8aおよび上段出金搬送路58bを通して出金口14に
出金される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金融機関等に設置さ
れ、入金出金等の取引きを自動的に行う現金処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀行等の金融機関には、入金出金
等の取引きを自動的に行う現金処理装置が設置されてい
る。この現金処理装置としては、例えば、施封機を備え
た入出金リサイクル機が知られている。入出金リサイク
ル機は、例えば、顧客に対して入出金等の取引を自動的
に行う自動取引装置(ATM)から回収した紙幣を受け
入れて入金処理するとともに、入金された紙幣を出金紙
幣の一部として利用して出金処理を行う。
【0003】通常、現金処理装置は複数の保管庫を備
え、入金口から投入された紙幣は入金鑑査部により金
種、正損、真偽等が鑑査された後、金種毎に所定の保管
庫に収納される。また、出金取引時には、所定の保管庫
から紙幣が取り出され、出金鑑査部で金種判別、計数が
行なわれた後に出金口に排出される。出金取引時、重ね
取り等により鑑査および計数が行なわれなかったリジェ
クト券は、出金口の近傍に設けられた出金リジェクト庫
に収納される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の現金処理装置においては、入金された紙幣を利用し
て出金処理を行なうため、新券を出金することができな
い。
【0005】そこで、この発明の目的は、簡単な構成に
より新券の出金が可能な現金処理装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、この発明の請求項1に係る現金処理装置は、
紙幣を一時集積する一時集積部および上記一時集積部に
集積された紙幣を受け取って収納する収納部、をそれぞ
れ有する複数の入出金庫と、新券を収納した新券庫と、
入金口を介して入金された紙幣を上記一時集積部に搬送
する入金搬送手段と、出金する紙幣を指示する指示手段
と、上記指示手段により指示された紙幣を上記収納部あ
るいは上記新券庫から取り出して出金する出金搬送手段
と、を備えている。
【0007】また、この発明の請求項2に係る紙幣処理
装置は、紙幣を一時集積する一時集積部および上記一時
集積部に集積された紙幣を受け取って収納する収納部、
をそれぞれ有する複数の入出金庫と、損券を集積する損
券集積部および新券を収納した新券収納部を有する損券
庫と、入金口を介して入金された紙幣および損券を上記
一時集積部および損券集積部にそれぞれ搬送する入金搬
送手段と、出金する紙幣を指示する指示手段と、上記指
示手段により指示された紙幣を上記収納部あるいは上記
新券収納部から取り出して出金する出金搬送手段と、を
備えている。
【0008】この発明の請求項3に係る紙幣処理装置
は、紙幣を一時集積する一時集積部および上記一時集積
部に集積された紙幣を受け取って収納する収納部をそれ
ぞれ有する複数の入出金庫と、損券を集積する損券集積
部および新券を収納した新券収納部を有する損券庫と、
新券を収納した新券庫と、入金口を介して入金された紙
幣の正損を判別する判別手段と、判別された紙幣を金種
毎に分けて上記一時集積部に搬送するとともに、判別さ
れた損券を上記損券集積部に搬送する入金搬送手段と、
出金する紙幣を指示する指示手段と、上記指示手段によ
り指示された紙幣を上記収納部、上記新券庫、あるいは
上記新券収納部から取り出して出金する出金搬送手段
と、を備えている。
【0009】
【作用】上記構成の現金処理装置によれば、入金口を通
して投入された紙幣は、入金搬送手段により、金種に応
じて対応する入出金庫の一時集積部に送られ一時集積さ
れる。一時集積部に集積された紙幣は、所定枚数集積さ
れた時点で収納部へ移される。指示手段により所望金種
の紙幣が指示されると、出金搬送手段により対応する紙
幣を収納した入出金庫の収納部から紙幣が取り出され出
金される。指示手段により新券が指示された場合、出金
搬送手段により新券庫から新券が取り出され出金され
る。
【0010】また、この発明の現金処理装置によれば、
入金された紙幣の内、損券は損券庫の損券収納部に送ら
れて収納される。そして、指示手段により新券が指示さ
れた場合、出金搬送手段により損券庫の新券収納部ある
いは新券庫から新券が取り出され出金される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。図1は銀行営業店むけの現金
管理システムを示している。この現金管理システムは、
システム全体の操作およびデータ処理を行う2台のテラ
ーズマシン1a、1bを備えている。また、現金管理シ
ステムは、紙幣の入出金を行う現金処理装置として機能
する紙幣入出金機2、およびこの紙幣入出金機2の余剰
現金を施封して機体内に保管し、小束での紙幣の払い出
しを行う施封・小束支払機3を備えている。さらに、現
金管理システムは、バラ硬貨入金を行う硬貨入金機4、
バラ硬貨の出金を行う硬貨出金機5、50枚毎に包装さ
れた硬貨(棒金)の出金を行う棒金支払機6およびテラ
ーズマシン置き台7を備えている。
【0012】紙幣入出金機2は一括して紙幣を入金可能
な入金口11と、入金時のリジェクト紙幣を集積する入
金リジェクトボックス12と、を備えている。また、紙
幣入出金機2は、出金時のリジェクト紙幣を集積する出
金リジェクトボックス13と、出金される紙幣が集積さ
れる出金口14と、を備えている。入金口11、入金リ
ジェクトボックス12、出金リジェクトボックス13、
および出金口14は機体前面に縦一列の状態で配置され
ている。
【0013】紙幣入出金機2の上面部には各取引の内容
を印字するジャーナルプリンター15が配置されてい
る。入金口11、出金口14、およびジャーナルプリン
ター15の近傍には、それぞれ前述した2台のテラーズ
マシン1a,1bのうち、どちらのテラーズマシン1
a,1bに占有されているかを示す占有ランプ16、1
7、18が配設されている。また、紙幣入出金機2の前
面には機体内部にある後述する紙幣収納庫の紙幣残量を
表示する残量表示部19が配設されているとともに、入
金搬送路引出扉21、入金時に紙幣返却を行う一時集積
扉22、および紙幣収納庫を引き出す収納庫扉23が順
に配設されている。
【0014】テラーズマシン1a、1bの各々は、所望
の情報および現金管理システムの作動状態等を表示する
表示部20と、複数の入力キーを有し指定手段として機
能する入力部24と、を備えている。図2に示すよう
に、入力部24は、出金モードを設定する出金キー2
5、確認キー26、開始キー27金額、枚数等を入力す
るためのテンキー28、出金される紙幣の金種を指示す
る万円キー30、千円キー32、出金される紙幣として
新券を指示する新券キー34、その他、図示しない種々
のキーが設けられている。
【0015】次に、紙幣入出金機2の内部構成について
詳細に説明する。図3に示すように、紙幣入出金機2の
機体内の下部には、4つの保管庫、つまり、損券庫48
a、新券庫48b、および入金された汚れ、破れ等のな
い正券を金種毎に収容する2つの入出金庫48c、48
dが並んで配設されている。損券庫48aは、後述する
ように汚れ、破れ等があり出金紙幣として使用不能な損
券を収納する損券収納部41aと、損券収納部41aの
下方に位置しているとともに新券、例えば、千円の新券
が収納された新券収納部41bと、を備えている。そし
て、損券収納部41aと新券収納部41bとは区画部材
としてのセパレータ47によって分離されている。
【0016】新券庫48bには、新券、例えば、万円の
新券が収納されている。また、入出金庫48c、48d
は、入金された紙幣を一時的に収納する一時集積部42
a、43aと、一時集積部から紙幣を受け取って収納す
る収納部42b、43bと、をそれぞれ備えている。入
出金庫48cは千円券を受け取り収納する千円庫とし
て、また、入出金庫48dは万円券を受け取り収納する
万円庫として使用されている。一時集積部には約600
枚、収納部には約2千枚の紙幣を集積可能となってい
る。なお、損券庫48a、新券庫48b、入出金庫48
c、48dの上端部には、入金された紙幣を取り込む取
り込み機構46aないし46dがそれぞれ設けられてい
る。
【0017】これらの損券庫48a、新券庫48b、入
出金庫48c、48dは、振り分け搬送路40、反転路
44、鑑査前搬送路46を介して入金口11に接続され
ている。入金口11の近傍には取り込みローラ29が配
設されているとともに、査定前搬送路46と反転路44
との間には、判別手段としての入金鑑査部34が設けら
れている。そして、入金口11に積層された紙幣は、取
り込みロ−ラ29により1枚づつ内部に取り込まれる。
取り込まれた紙幣は、鑑査前搬送路46を通って鑑査部
34に導かれ、この鑑査部34内で金種、形状、表裏、
真偽、正損等が鑑別される。
【0018】鑑査前搬送路46、反転路44、振り分け
搬送路40には、種々の振り分けゲート35aないし3
5hおよび多数の搬送ローラ、搬送ベルトが配設されて
いる。そして、鑑査部34から出た紙幣は、最初の振り
分けゲート35aにより、判定不能券の場合には入金リ
ジェクトボックス12に振り分けられて集積される。判
定不能券は再度、入金11にセットし直して再取り込み
するか、手入力で計数データに算入する。
【0019】続いて、紙幣は振り分けゲート35bによ
り表券と裏券に振り分けられ、表向きのものは表搬送路
に導かれ、裏向きのものは、反転路44に導かれて、紙
幣の表裏が取り揃えられる。
【0020】表裏が取り揃えられた紙幣は、振り分けゲ
ート35c、35dにより振分搬送路40に送られる。
そして、振分搬送路40に入った紙幣の内、損券は振り
分けゲート35eにより損券庫48aへ振り分けられ、
取り込み機構46aによって損券収納部41aに集積さ
れる。また、正券は、振り分けゲートゲート35g、3
5hにより金種に応じて入出金庫48c、48dへ振り
分けられ、取り込み機構入46c、46dにより一時集
積部42a、43aに集積される。入金処理時におい
て、入金された紙幣は新券庫48bには取り込まれな
い。
【0021】このように、鑑査前搬送路46、反転路4
4、振り分け搬送路40、取り込みローラ29、取り込
み機構46aないし46dによって、この発明における
入金搬送手段が構成されている。
【0022】損券庫48aの損券収納部41a内には、
上側の一対のフラッパ45aと下側の一対のフラッパ4
5bとが配設されている。そして、取り込まれた損券
は、まずフラッパ45a上に集積され、所定枚数集積さ
れた時点でフラッパ45aが開いてフラッパ45b上に
移される。そして、更に損券が集積され所定枚数に達す
ると、フラッパ45bが開放され、集積された損券はセ
パレータ47上に移される。
【0023】また、入出金庫48c、48dの一時集積
部42a、43a内には、損券収納部41aと同様に、
それぞれ下側のフラッパ45aおよび上側のフラッパ4
5bが配設されている。そして、取り込まれた正券は、
まずフラッパ45a上に集積され、所定枚数集積された
時点でフラッパ45aが開いてフラッパ45b上に移さ
れる。そして、更に正券が集積され所定枚数に達する
と、フラッパ45bが開放され、集積された正券はシャ
ッタ50上に移される。続いて、シャッタ50が開放さ
れ、集積された紙幣は、一時集積部42a、43aから
収納部42b、43b内へ移されて収納される。
【0024】損券庫48a、新券庫48b、および入出
金庫48c、48dの下端部には、それぞれ新券収納部
41b、新券庫、収納部42b、43bから1枚づつ紙
幣を取り出す取出し機構56aないし56dと、取り出
された紙幣を係数するセンサ57aないし57dとが設
けられている。そして、これらの取出し機構56aない
し56dは、損券庫48a、新券庫48b、および入出
金庫48c、48dの下方を通って延びる下段出金搬送
路58aおよび上方へ延びる上段出金搬送路58bを介
して出金口14に接続されている。下段出金搬送路58
aおよび上段出金搬送路58bには、複数の振り分けゲ
ート35iないし35kおよび多数の搬送ローラ、搬送
ベルトが設けられている。
【0025】下段出金搬送路58aと上段出金搬送路5
8bとの間には出金鑑査部59が設けられている。そし
て、取り出された紙幣は、出金鑑査部59により紙幣の
2枚取り、金種確認が行われ、問題が無ければ上段出金
搬送路58bに送り込まれる。出金鑑査部59を通過し
た紙幣は、上段出金搬送路58bに入り、振り分けゲー
ト35jにより出金口14へ搬送される。そして、振り
分けゲート35jにより出金口側に送られた紙幣は、振
り分けゲート35kにより、出金鑑査で問題ありと判定
された券は出金リジェクト庫13へ送られて集積され、
出金対象となる券は出金口14へ送られ出金される。
【0026】このように、取出し機構56aないし56
d、下段出金搬送路58a、上段出金搬送路58b、振
り分けゲート35iないし35kは、この発明における
出金搬送手段を構成している。
【0027】上段出金搬送路58bの近傍には、取り出
された紙幣を施封する施封部64が設けられ、この施封
部は、上段施封集積部61aおよび下段施封集積部61
bを有している。出金紙幣を施封する場合、出金鑑査部
59を通過した紙幣は、振り分けゲート35jにより施
封部64へ導かれ、振り分けゲート35mにより上段あ
るいは下段の施封集積部61a、61bに導かれて所定
枚数づつ施封される。
【0028】次に、以上のように構成された紙幣入出金
機2の動作について説明する。まず、紙幣の入金処理に
おいて、入金口11に積層された紙幣は、取り込みロ−
ラ29により1枚づつ内部に取り込まれる。取り込まれ
た紙幣は、鑑査前搬送路44を通って鑑査部34に導か
れ、この鑑査部34内で金種、形状、表裏、真偽、正損
等が鑑別される。そして、判定不能な紙幣は、入金リジ
ェクトボックス12に振り分けられて集積される。
【0029】入金鑑査部34を通過した紙幣は、反転路
44を通って表裏が取り揃えられた後、振り分けゲート
35c、35dにより振分搬送路40に送られる。そし
て、振分搬送路40に入った紙幣の内、損券は損券庫4
8aへ振り分けられ、損券収納部41aに集積される。
また、正券は、金種に応じて入出金庫48c、48dへ
振り分けられ、一時集積部42a、43aに集積され
る。入金処理時において、入金された紙幣は新券庫48
bには取り込まれない。
【0030】なお、入出金庫48c、48dにおいて
は、一時集積部42a、43a内に所定枚数の紙幣が集
積された時点で、これらの紙幣は収納部42b、43b
へ移されて出金紙幣として利用される。
【0031】一方、紙幣入出金機2の出金取引において
は、一方のテラーズマシンの入力部24を通して所望の
金種および出金金額が入力されると、入出金庫48c、
48dの収納部42a、43a、新券庫48b、および
損券庫48aの新券収納部41bの少なくとも1つから
所定枚数の紙幣が取り出され、取り出された紙幣は下段
出金搬送路58aを通して出金鑑査部59に送られる。
ここで、各紙幣は金種の判別および計数がされた後、上
段出金搬送路58b、振り分けゲ−ト35i、35j、
35kを介して出金口14へ出金される。この際、リジ
ェクト紙幣、例えば、複数枚重なって搬送され出金鑑査
部59により判別不能な紙幣は、出金リジェクト庫13
に送られて収納される。なお、新券庫48bへの新券の
装填は、手動あるいは入金口11から上述した入金搬送
機構を用いて行なわれる。
【0032】また、出金取引において、出金金種、出金
金額等の指示は入力部24により以下のように行なわれ
る。まず、入力部24のテンキー28を用いて所望の出
金金額あるいは枚数等を入力する。続いて、金種を指定
する万円キー30、千円キー32、あるいは新券を指定
する新券キー33が押下される。
【0033】この場合、図4に示すように、いずれかの
キーが押下されると(ステップ1)、新券キーであるか
否かがまず判断される(ステップ2)。新券キー33が
押下された場合、新券指定済みが記憶され(ステップ
5)、再度、キーの押下待となる。
【0034】万円キー30が押下された場合(ステップ
3)、新券指定済みか否かが判断される(ステップ
6)。そして、新券指定済みの場合には、新券庫48b
から所定枚数の新券の万円券が取り出され出金される
(ステップ7)。また、新券が指定されていない場合に
は、入出金庫48dの収納部43bから所定枚数の万円
券が取り出され出金される(ステップ8)。
【0035】同様に、千円キー32が押下された場合
(ステップ4)、新券指定済みか否かが判断される(ス
テップ9)。そして、新券指定済みの場合には、損券庫
48aの新券収納部41bから所定枚数の新券の千円券
が取り出され出金される(ステップ10)。また、新券
が指定されていない場合には、入出金庫48cの収納部
42bから所定枚数の千円券が取り出され出金される
(ステップ11)。
【0036】以上のように構成された紙幣入出金機2に
よれば、新券を収納した新券庫48bおよび新券収納部
41bを備えていることから、必要に応じて新券を出金
することができる。そして、新券庫48bは、入出金庫
48c、48dと同様な構成の金庫を新券出金専用の金
庫と使用することにより構成されているため、別途専用
の新券出金部を設ける必要がない。従って、製造コスト
の上昇を招くことなく新券の出金が可能な紙幣入出金機
を提供することができる。
【0037】また、上記実施例によれば、セパレータ4
7によって損券庫48a内を損券収納部41aと新券収
納部41bとに区画することにより、損券庫の一部、つ
まり、新券収納部を新券庫として使用することができ
る。そのため、金庫数を増加させることなく新券の出金
が可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、複数の金庫の内、任意の金庫を新券を収納した出金
専用の金庫として用いることにより、簡単な構成により
新券の出金が可能な現金処理装置を提供することができ
る。
【0039】また、この発明によれば、損券庫内を損券
収納部と新券収納部とに区画して用いることにより、金
庫数を増加することなく新券を出金可能な現金処理装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る紙幣入出金機を備えた
現金管理システムの外観を示す斜視図。
【図2】上記現金管理システムの入力部を概略的に示す
平面図。
【図3】上記紙幣入出金機の内部構成を示す断面図。
【図4】上記紙幣入出金機の出金取引時の動作を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
2…紙幣入出金機、11…入金口、12…出金口、20
…表示部、24…入力部、34…入金鑑査部、41a…
損券収納部、41b…新券収納部、42a、43a…一
時集積部、42b、43b…収納部、48a…損券庫、
48b…新券庫、48c、48d…入出金庫、59…出
金鑑査部、58a…下段出金搬送路、58b…上段出金
搬送路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣を一時集積する一時集積部と、上記
    一時集積部に集積された紙幣を受け取って収納する収納
    部と、をそれぞれ有する複数の入出金庫と、 新券を収納した新券庫と、 入金口を介して入金された紙幣を上記一時集積部に搬送
    する入金搬送手段と、 出金する紙幣を指示する指示手段と、 上記指示手段により指示された紙幣を上記収納部あるい
    は上記新券庫から取り出して出金する出金搬送手段と、 を備えたことを特徴とする現金処理装置。
  2. 【請求項2】 紙幣を一時集積する一時集積部と、上記
    一時集積部に集積された紙幣を受け取って収納する収納
    部と、をそれぞれ有する複数の入出金庫と、 損券を集積する損券集積部および新券を収納した新券収
    納部を有する損券庫と、 入金口を介して入金された紙幣および損券を上記一時集
    積部および損券集積部にそれぞれ搬送する入金搬送手段
    と、 出金する紙幣を指示する指示手段と、 上記指示手段により指示された紙幣を上記収納部あるい
    は上記新券収納部から取り出して出金する出金搬送手段
    と、 を備えたことを特徴とする現金処理装置。
  3. 【請求項3】 紙幣を一時集積する一時集積部と、上記
    一時集積部に集積された紙幣を受け取って収納する収納
    部と、をそれぞれ有する複数の入出金庫と、 損券を集積する損券集積部と、新券を収納した新券収納
    部と、を有する損券庫と、 新券を収納した新券庫と、 入金口を介して入金された紙幣の正損を判別する判別手
    段と、 判別された紙幣を金種毎に分けて上記一時集積部に搬送
    するとともに、判別された損券を上記損券集積部に搬送
    する入金搬送手段と、 出金する紙幣を指示する指示手段と、 上記指示手段により指示された紙幣を上記収納部、上記
    新券庫、あるいは上記新券収納部から取り出して出金す
    る出金搬送手段と、 を備えたことを特徴とする現金処理装置。
JP23812494A 1994-09-30 1994-09-30 紙幣処理装置 Expired - Fee Related JP3730270B2 (ja)

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