JPH0810021A - コインケース - Google Patents

コインケース

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JPH0810021A
JPH0810021A JP16734994A JP16734994A JPH0810021A JP H0810021 A JPH0810021 A JP H0810021A JP 16734994 A JP16734994 A JP 16734994A JP 16734994 A JP16734994 A JP 16734994A JP H0810021 A JPH0810021 A JP H0810021A
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coin
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JP16734994A
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Kanji Aoki
寛爾 青木
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C1/00Purses; Money-bags; Wallets
    • A45C1/10Money-bags for conductors or like people; Money-bags with rigid coin-holders
    • A45C2001/102Rigid coin-holders
    • A45C2001/107Rigid coin-holders with coins stored in piles, i.e. several coins stacked in a compartment

Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯用等として用いられる、複数種の硬貨を
必要最低限だけ種類別に収納自在としたコインケースを
提供する。 【構成】 複数種の硬貨を収納自在とするコインケース
において、上面を開放状とした細長箱状のケース本体1
をその長手方向に沿って設けた仕切板4により前側と後
側の空間部2、3に仕切ると共に、前側と後側の空間部
2、3を各々複数の側壁5,5により仕切板4の前後で
対応する複数組の収納部8,8とする。前側の各収納部
8は複数の硬貨を重合状に収納自在とすると共に、その
底部9を内下りの階段状に形成して複数の硬貨を段違い
状に収納自在とする。後側の各収納部8は対応する前側
の収納部8の収納する硬貨に5倍の金額で対応した硬貨
を収納自在とする。また、各収納部8の側壁5に押圧部
6を設けて各硬貨を押圧自在とし、さらに押圧部6に係
止片7を設けて各硬貨に係止自在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般の消費者等に携帯
用等として用いられる、複数種の硬貨を種類別に収納自
在としてなるコインケースに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、消費税の導入に伴い、500円玉
や100円玉はもとより10円玉や1円玉等の各種の硬
貨を使用する機会が非常に多くなっている。このような
状況の下、従来のコインケースは、単にファスナー等の
収納口を設けた袋体に、種々の硬貨を混在して収納する
ものであった。あるいは、若干工夫された例として、以
前出願されたコイン整理ケース付財布(実開昭58ー1
85918)のように、ケース本体に溝を複列形成し、
この各列の溝に複数の硬貨を並べて収納するものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
のようなコインケースにおいては、例えば袋体のものに
あっては、種々の硬貨を混在して収納していたので収納
されている硬貨の種類や数が非常にわかりずらく、特に
複数種の硬貨を組合せて取出したい場合には非常に不便
であるという問題があった。例えば、73円を支払う場
合に、123円を支払って50円硬貨1枚を受け取りた
いとしても、種々の硬貨が混在して収納されているた
め、100円硬貨・10円硬貨・1円硬貨を必要な枚数
だけ探し出すのには時間を要して面倒で、結局100円
硬貨で支払うこととなって釣り銭の枚数が多くなってい
た。このように受け取った釣り銭は、結局家庭内に貯め
込まれることとなって流通硬貨の数が減少し、ひいては
新規硬貨の発行枚数にまで影響を及ぼしていた。
【0004】また、上記したコイン整理ケース付財布の
ようなものにおいては、各種の硬貨を使用頻度等によっ
て区別することなく単に同等に並べていたので、使用頻
度の高い硬貨だけが早くなくなり、使用頻度の低い硬貨
だけが残って、すぐに役に立たない状態になるという問
題があった。あるいは使用頻度の高い硬貨に合せて、使
用頻度の低い硬貨をも余計に収納できるように作られる
ため、必要以上にかさばって携帯に不便なものであっ
た。このように従来は、全ての種類の硬貨が日常的に非
常に高頻度で使用されるものであるにも関わらず、使い
勝手や携帯性等を十分に満たしたコインケースが存在し
なかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような従来のコイン
ケースにおける問題点を解決するために本発明は、複数
種の硬貨を収納自在としたコインケースにおいて、上面
を開放状とした細長箱状のケース本体をその長手方向に
沿って設けた仕切板により前側と後側の空間部に仕切る
と共に、上記前側と後側の空間部を各々複数の側壁によ
り上記仕切板の前後で対応する複数組の収納部としてな
り、上記前側の各収納部は複数枚の硬貨を重合状に収納
自在とすると共に、その底部を内下りの階段状に形成し
て上記複数枚の硬貨を段違い状に収納自在としてなり、
上記後側の各収納部は対応する上記前側の収納部の収納
する硬貨に対応した硬貨を収納自在としてなり、かつ、
上記各収納部の側壁に押圧部を設けると共に、この押圧
部により上記各硬貨を押圧自在としてなることを特徴と
して構成されている。
【0006】また上記請求項2に記載の本発明は、複数
種の硬貨を収納自在としたコインケースにおいて、上面
を開放状とした細長箱状のケース本体をその長手方向に
沿って設けた仕切板により前側と後側の空間部に仕切る
と共に、上記前側と後側の空間部を各々複数の側壁によ
り上記仕切板の前後で対応する複数組の収納部としてな
り、上記各収納部は隣接する他の収納部の収納する硬貨
と一桁異なる金額の硬貨を収納自在としてなり、上記前
側の各収納部は4枚の硬貨を収納自在とすると共に、上
記後側の各収納部は上記前側の収納部の収納する硬貨の
5倍の金額の硬貨を1枚収納自在としてなることを特徴
として構成されている。
【0007】あるいは上記請求項3に記載の本発明は、
複数種の硬貨を収納自在としたコインケースにおいて、
上面を開放状とした細長箱状のケース本体をその長手方
向に沿って設けた仕切板により前側と後側の空間部に仕
切ると共に、上記前側と後側の空間部を各々複数の側壁
により上記仕切板の前後で日本国の硬貨制度に合わせて
対応する3組の収納部としてなり、上記前側の各収納部
は順に4枚の100円硬貨・10円硬貨・1円硬貨を重
合状に収納自在とすると共に、その底部を内下りの階段
状に形成して上記4枚の硬貨を段違い状に収納自在とし
てなり、上記後側の各収納部は順に1枚の500円硬貨
・50円硬貨・5円硬貨を収納自在としてなり、かつ、
上記各収納部の側壁にゴム・プラスチック・板バネ・棒
状バネ又はその他の押圧効果のある材質よりなる押圧部
を設けると共に、この押圧部により上記各硬貨を押圧自
在としてなることを特徴として構成されている。
【0008】
【実施例】以下、本発明たるコインケースの一実施例に
ついて図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施例
の全体斜視図、図2は図1の平面図、図3は図1の正面
図、図4は図1の背面図である。これら各図において本
実施例は、複数種の硬貨を収納自在としてなるコインケ
ースにおいて、上面を開放状とした細長箱状のケース本
体1を仕切板4により前側の空間部2と後側の空間部3
に分けてなり、さらにこれら前後の空間部2、3を複数
の側壁5,5により複数組の収納部8,8として構成さ
れている。
【0009】上記ケース本体1は、図1・2に示すよう
に、下部に丸みを帯びた細長の箱状体として形成される
もので、その上面を開放状とされて内部へ硬貨を出入自
在とされている。このケース本体1は、本実施例に示す
ような形状の他、図7に示すような略方形状や、その他
握りやすいように若干凹凸を設けた形状等使用状態に適
した任意の形状で形成される。このケース本体1には、
その長手方向に沿って上記仕切板4が設けられており、
この仕切板4によって前側の空間部2と後側の空間部3
に分けられている。上記仕切板4は、上記ケース本体1
の長手方向の全長に渡って形成されるもので、その上面
をこのケース本体1の上面と略面一状とし、上記ケース
本体1の内側の空間部を前側の空間部2と後側の空間部
3とに分割している。
【0010】上記仕切板4によって分けられた上記前側
の空間部2と上記後側の空間部3を、各々複数の側壁
5,5により仕切って上記仕切板4の前後で対応する複
数組の収納部8,8としてなる。これら複数の側壁5,
5は、上記仕切板4の前後両面の各々に複数並設される
もので、この仕切板4と略同一高さを有すると共に、上
記仕切板4と上記ケース本体1との間隔に適合した奥行
を有して形成されている。このように複数の側壁5,5
により上記ケース本体1の前後の空間部2、3が各々仕
切られることにより、上記仕切板4の前後で対応する3
組の収納部8,8が形成されている。なお上記ケース本
体1・仕切板4及び各側壁5は、プラスチックや金属等
を用いて、一体として型抜き成形されてなる。またこれ
ら各部材は、その端部等を極力面取りして丸みを帯びた
形状とされ、触感を向上ならしめている。
【0011】上記仕切板4の前後で対応する3組の収納
部8,8のうち、まず仕切板4の前側の収納部8につい
て説明する。この前側の収納部8は、複数の硬貨を重合
状に収納自在としてなる。すなわち、図2・3に示すよ
うに、上記前側の収納部8,8は、隣接する他の収納部
8の収納する硬貨と一桁異なる金額の硬貨、具体的には
左端から順に4枚の100円硬貨21,21、10円硬
貨23,23、1円硬貨25,25を重合状に収納自在
とされており、収納する硬貨と略同一幅とされると共
に、収納する硬貨4枚と略同一の奥行とされ、またその
高さを収納する硬貨が略納まる高さとして形成されてい
る。
【0012】また上記前側の収納部8は、図6に示すよ
うに、その底部9を内下りの階段状に形成して複数の硬
貨を段違い状に収納自在としてなる。すなわち、上記前
側の各収納部8の底部9は、底板12の内側上方に突出
状に突起15を設けることによって内下りの階段状とさ
れ、この前側の収納部8の収納する4枚の硬貨のうち内
側に収納される硬貨ほど下方に配置されており、外側に
おいて最も上方に配置される硬貨の上面を上記ケース本
体1と略面一状となるものとされている。
【0013】このように上記底部9を内下りの階段状に
形成したことにより、この底部9の各段が内側の硬貨に
当接して、外側の硬貨がない場合に内側の硬貨が前後方
向へ傾斜しないようにできる。また上記底部9を内下り
の階段状に形成したので、複数の硬貨を相互に内下りに
ずらして収納でき、収納された硬貨の枚数がすぐに把握
できる。またこのように硬貨をずらして収納することに
より、最も外側の硬貨が常に突出することとでき、硬貨
の取出しを容易にできる。
【0014】次に、上記仕切板4の前後で対応する3組
の収納部8,8のうち、仕切板4の後側の収納部8,8
について説明する。この後側の各収納部8は、図2・4
に示すように、対応する上記前側の収納部8の収納する
硬貨に応じた1枚の硬貨を収納自在としてなる。すなわ
ち、上記後側の収納部8,8は、上記前側の収納部8の
収納する硬貨の5倍の金額の硬貨、具体的には順に1枚
の500円硬貨20、50円硬貨22、5円硬貨24を
収納自在とされており、その幅を収納する硬貨と略同一
とされると共に、その奥行を収納する硬貨と略同一とさ
れ、またその高さを収納する硬貨が略納まる高さとして
形成されている。
【0015】ここで、各収納部8に収納される硬貨の対
応について説明する。この対応する硬貨とは、図1・2
に示すように、日本国においては4枚の100円硬貨2
1に対する1枚の500円硬貨20、4枚の10円硬貨
23に対する1枚の50円硬貨22又は4枚の1円硬貨
25に対する1枚の5円硬貨24のように、上記前側の
収納部8の収納する4枚の硬貨に対する5倍の金額の1
枚の硬貨である。すなわちこのように硬貨を対応させる
と共に、上記のように隣接する収納部8間が一桁異なる
金額の硬貨を収納自在とすることにより、硬貨をそろば
んの珠にみたてて、4珠の「硬貨のそろばん」としての
概念を形成するものである。
【0016】このように各組の収納部8,8に、4枚の
下位の硬貨と1枚の上位の硬貨を収納自在として4珠の
「硬貨のそろばん」としての概念を形成することによ
り、いかなる金額の支払いにも対応できる種類と数の硬
貨を収納自在とすると共に、受取った釣り銭を必ず収納
自在とすることとなり、常に必要最小限の硬貨のみを収
納することができる。例えば、上記複数組の収納部8,
8に上記10円硬貨23が1枚と上記1円硬貨25が2
枚収納されている場合を想定すると、支払い金額が1円
〜2円の場合には、手持ちの硬貨で丁度支払うことがで
きる。また3円〜9円の場合には10円硬貨で支払い、
これに対する7円〜1円の釣り銭(5円以上の釣り銭は
5円硬貨を混ぜて受取るものとする)も必ず収納できる
こととなる。
【0017】同様に、10円〜12円の場合には手持ち
の硬貨で丁度支払うことができ、13円〜999円の場
合には紙幣により支払って、これに対する987円〜1
円の釣り銭(500円以上の釣り銭は500円硬貨、5
0円以上は50円硬貨、5円以上は5円硬貨を各々混ぜ
て受取るものとする)も必ず収納できる。さらに複数組
の収納部8,8に他の硬貨が入っている場合を初期状態
として想定しても同様のことがいえる。さらにこのよう
に「硬貨のそろばん」としての概念を形成することによ
り、単なる従来のそろばんとは異なる、実生活に密着し
た教育具として使用することもできる。
【0018】また、上記した日本国の硬貨だけでなく、
諸外国の硬貨の収納にも用いることができる。すなわ
ち、上記複数組の収納部8,8の組数を各国の硬貨制度
に合せ、また各収納部8の形状を各国で流通している硬
貨の形態に合せることにより、諸外国において広く用い
ることのできるものである。例えば、米国において現在
流通している硬貨は、1・5・10・25及び50セン
ト硬貨と1ドル硬貨であるが、前側の収納部8は1セン
ト硬貨と10セント硬貨を4枚収納自在とし、後側の収
納部8は5セント硬貨と50セント硬貨を1枚収納自在
として形成すれば、上記した日本国の硬貨を収納するの
と同様の効果を奏する。なお、25セント硬貨や1ドル
硬貨等のような他の硬貨と対応関係のない硬貨は例外的
なものとして取扱うこととし、収納の対象から除外する
か、あるいは補助的な収納部を設けて収納自在とする。
【0019】また、例えば英国においては1・2及び5
ペンス硬貨と10・20及び50ペンス硬貨とが流通し
ているが、この場合には前側の各収納部8に順に2枚の
1ペンス硬貨・1枚の2ペンス硬貨又は1枚の5ペンス
硬貨を収納自在とし、後側の各収納部8に順に2枚の1
0ペンス硬貨・1枚の20ペンス硬貨又は1枚の50ペ
ンス硬貨を収納自在として、上記仕切板4の前後各々で
異なる桁を形成するようにしてもよい。このようにする
ことにより、1と5の価値でなく、1と2と5の価値で
構成される貨幣制度の国でも用いることができる。
【0020】また上記各側壁5,5には押圧部6を設け
ると共に、この押圧部6により硬貨を押圧自在としてな
る。すなわち、図2〜6に示すように、上記各収納部8
の左右の側壁5,5のうちのいずれかの側壁5にはゴム
たる押圧部6が設けられている。このゴムたる押圧部6
は、上記側壁5と略同一の奥行を有する帯状として形成
されるもので、上記各収納部8に収納された硬貨を横方
向に弾性押圧して、この硬貨を固定自在としている。こ
のように側壁5,5に押圧部6を設けることにより、硬
貨を持ち歩き時の振動等で微動しないように固定するこ
とができる。
【0021】なお本実施例においては、図3・4に示す
ように、上記のゴムたる押圧部6は上記各収納部8の右
側の側壁5に設けられているが、これは使用者の使用状
態に応じて変更されてよい。すなわち本実施例において
は、右利きの使用者がケース本体1を左手にもって使用
する場合を想定しており、この場合には上記各収納部8
の左側の側壁5に対して硬貨を押当てながら収納するた
め、この押当て側でない右側の側壁5に押圧部6を設け
て、硬貨の収納の障害とならないようにされている。し
たがって、左利きの使用者を想定する場合等には、上記
各収納部8の左側の側壁5に押圧部6を設けてもよいな
お、上記押圧部6はゴムでなくプラスチック・板バネ・
棒状バネ又はその他の押圧効果のある材質を用いてもよ
い。また図示のように上下に長い形状として形成される
必要はなく、少なくとも硬貨の最外側部の側方に配設さ
れる形状であれば良い。すなわち硬貨を押圧して固定自
在とし得るものであれば上記したのと同様の効果を奏す
る。
【0022】また上記押圧部6には、図5に示すよう
に、係止片7が設けられている。この係止片7は、上記
各収納部8に収納された硬貨の若干上方おいて上記押圧
部6の側面に突設され、各収納部8から脱落しようとす
る硬貨に係止自在とされる。特に前側の各収納部8に突
設される係止片7は、図6に示すように、この前側の各
収納部8の底部9の形状に略適合して傾斜する帯状体と
して配設され、上記各収納部8に段違い状に収納される
各硬貨に適合するものとされている。このように上記押
圧部6に係止片7を設けることにより、この係止片7を
脱落しようとする硬貨に係止自在として、硬貨の脱落を
防止できる。なお係止片7を帯状体とせず、各硬貨に対
してそれぞれ突出する突起状とし、上記底部9の形状に
略適合する傾斜状に配設しても上記と同様である。また
本実施例においては上記押圧部6と上記係止片7を一体
として設けたが、全く独立して設けても同様の効果を奏
する。
【0023】また上記ケース本体1の両側板10,10
には、図3・4に示すように、上記各収納部8に適合し
て切欠部11が形成されており、この切欠部11を介し
て上記各収納部8に収納しようとする硬貨が収納自在と
され、あるいは収納されている硬貨が取出し自在とされ
ている。この切欠部11は、上記各側板10の上縁に開
放して溝状に形成されるもので、その下部を硬貨に適合
した略半円形とされており、この溝状の切欠部11を介
して、収納しようとする硬貨に指を押当てて下方にスラ
イドさせることにより硬貨を収納自在とし、あるいは収
納されている硬貨に指を押当てて上方にスライドさせる
ことにより硬貨を取出し自在とし、また同時に硬貨の前
後方向への脱落を防止している。また上記切欠部11
は、各収納部8に収納される硬貨が脱落しない範囲内で
極力広い幅とされており、特にその上部たる挿入口14
は極力広い幅として形成され、硬貨の挿入を容易として
いる。
【0024】さらに上記ケース本体1には、図7に示す
ように、必要に応じて吊下具13を取付けてもよい。こ
の吊下具13は、上記ケース本体1の端面等の任意箇所
に取付けられてよいもので、このように吊下具13を取
付けた場合には、この吊下具13を介して、上記ケース
本体1を紐等により吊下げることができる。また、図7
に示すように、上記ケース本体1の底板12を扁平上と
した場合には、この底板12に両面テープ等を張付け
て、自動車のダッシュボード等にケース本体1を取付け
ることができる。あるいは、上記ケース本体1を財布や
小物入れ等の中に固定してもよく、この場合には硬貨や
紙幣等を同時に収納・持ち運びでき、使い勝手が向上す
る。
【0025】
【発明の効果】上記したように本発明は、複数種の硬貨
を収納自在としてなるコインケースにおいて、細長箱状
のケース本体を仕切板により前側と後側の空間部に仕切
ると共に、前側と後側の空間部を各々複数の側壁により
上記仕切板の前後で対応する複数組の収納部としてな
り、上記前側の各収納部は複数枚の硬貨を重合状に収納
自在とし、上記後側の各収納部は対応する上記前側の収
納部の収納する硬貨に対応した硬貨を収納自在としてな
るので、硬貨を種類毎に収納でき、支払いに必要な硬貨
がすぐに分かり瞬時に取出せるという効果がある。
【0026】しかも本発明は、ケース本体を仕切板によ
り前側と後側の空間部に仕切ると共に、前側と後側の空
間部を仕切板の前後で対応する複数組の収納部としてな
り、各収納部は隣接する他の収納部の収納する硬貨と一
桁異なる金額の硬貨を収納自在としてなり、前側の各収
納部は4枚の硬貨を収納自在とすると共に、後側の各収
納部は上記前側の収納部の収納する硬貨の5倍の金額の
硬貨を1枚収納自在とした場合には、これら各収納部と
硬貨とにより「硬貨のそろばん」が形成され、いかなる
金額の支払いや受取りにも対応できる必要最小限の硬貨
を収納することができ、小型で非常に携帯に適したもの
とできるという効果がある。
【0027】しかもまた本発明は、前側の各収納部は複
数枚の硬貨を重合状に収納自在とすると共に、その底部
を内下りの階段状に形成して複数枚の硬貨を段違い状に
収納自在としてなる場合には、この底部が内側下段の硬
貨に係止し、外側の硬貨がない場合に内側の硬貨の前後
方向への傾斜を防止できるという効果がある。
【0028】さらに本発明は、前側の各収納部の底部を
内下りの階段状に形成し複数枚の硬貨を段違い状に収納
自在としてなる場合には、複数の硬貨を相互に内下りに
ずらして収納でき、収納された硬貨の枚数がすぐに把握
できるという効果がある。
【0029】さらにまた本発明は、前側の各収納部は複
数枚の硬貨を重合状に収納自在とすると共に、その底部
を内下りの階段状に形成して複数枚の硬貨を段違い状に
収納自在としてなる場合には、最も外側の硬貨を常に突
出させることができ、硬貨の取出しを非常に容易にでき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】図1の背面図である。
【図5】図4の要部拡大図である。
【図6】図3のA−A矢視断面図である。
【図7】他の実施例の全体斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 前側の空間部 3 後側の空間部 4 仕切板 5,5 側壁 6 押圧部 7 係止片 8,8 収納部 9 底部 10 側板 11 切欠部 12 底板 13 吊下具 14 挿入口 15 突起 20 500円硬貨 21 100円硬貨 22 50円硬貨 23 10円硬貨 24 5円硬貨 25 1円硬貨

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の硬貨を収納自在としたコインケ
    ースにおいて、 上面を開放状とした細長箱状のケース本体をその長手方
    向に沿って設けた仕切板により前側と後側の空間部に仕
    切ると共に、上記前側と後側の空間部を各々複数の側壁
    により上記仕切板の前後で対応する複数組の収納部とし
    てなり、 上記前側の各収納部は複数枚の硬貨を重合状に収納自在
    とすると共に、その底部を内下りの階段状に形成して上
    記複数枚の硬貨を段違い状に収納自在としてなり、 上記後側の各収納部は対応する上記前側の収納部の収納
    する硬貨に対応した硬貨を収納自在としてなり、かつ、 上記各収納部の側壁に押圧部を設けると共に、この押圧
    部により上記各硬貨を押圧自在としてなることを特徴と
    するコインケース。
  2. 【請求項2】 複数種の硬貨を収納自在としたコインケ
    ースにおいて、 上面を開放状とした細長箱状のケース本体をその長手方
    向に沿って設けた仕切板により前側と後側の空間部に仕
    切ると共に、上記前側と後側の空間部を各々複数の側壁
    により上記仕切板の前後で対応する複数組の収納部とし
    てなり、 上記各収納部は隣接する他の収納部の収納する硬貨と一
    桁異なる金額の硬貨を収納自在としてなり、 上記前側の各収納部は4枚の硬貨を収納自在とすると共
    に、上記後側の各収納部は上記前側の収納部の収納する
    硬貨の5倍の金額の硬貨を1枚収納自在としてなること
    を特徴とするコインケース。
  3. 【請求項3】 複数種の硬貨を収納自在としたコインケ
    ースにおいて、 上面を開放状とした細長箱状のケース本体をその長手方
    向に沿って設けた仕切板により前側と後側の空間部に仕
    切ると共に、上記前側と後側の空間部を各々複数の側壁
    により上記仕切板の前後で日本国の硬貨制度に合わせて
    対応する3組の収納部としてなり、 上記前側の各収納部は順に4枚の100円硬貨・10円
    硬貨・1円硬貨を重合状に収納自在とすると共に、その
    底部を内下りの階段状に形成して上記4枚の硬貨を段違
    い状に収納自在としてなり、 上記後側の各収納部は順に1枚の500円硬貨・50円
    硬貨・5円硬貨を収納自在としてなり、かつ、 上記各収納部の側壁にゴム・プラスチック・板バネ・棒
    状バネ又はその他の押圧効果のある材質よりなる押圧部
    を設けると共に、この押圧部により上記各硬貨を押圧自
    在としてなることを特徴とするコインケース。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034927A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Toshifusa Kajita 999円しか入らない財布
DE102007002598A1 (de) * 2007-01-12 2008-07-17 Kretschmar, Martin Münzspeicher- und Entnahmevorrichtung
JP2019033863A (ja) * 2017-08-13 2019-03-07 進 中谷 コインホルダ
WO2024053416A1 (ja) * 2022-09-09 2024-03-14 昌之 稲見 携帯型コインホルダーの構造

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