JPH0799977B2 - コンバインの排出オ−ガ− - Google Patents

コンバインの排出オ−ガ−

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JPH0799977B2
JPH0799977B2 JP19580386A JP19580386A JPH0799977B2 JP H0799977 B2 JPH0799977 B2 JP H0799977B2 JP 19580386 A JP19580386 A JP 19580386A JP 19580386 A JP19580386 A JP 19580386A JP H0799977 B2 JPH0799977 B2 JP H0799977B2
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discharge auger
auger
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俊徳 藤本
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セイレイ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はコンバインに配置したグレンタンク内の穀粒を
バラ状態のままで搬出する排出オーガーの回動ブレーキ
構造に関するものである。
(ロ)従来技術 従来から、コンバインにグレンタンクを搭載する技術は
公知であり、また該グレンタンク内の穀粒をバラ状態で
排出する排出オーガーを付設した技術も公知とされてい
るのである。
また、該排出オーガーの回動をエンジンの回転や油圧に
より強制駆動する技術も公知とされているのである。
例えば実開昭55−147149号や実開昭53−81248号公報の
如くである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 従来の技術では、全長が長くて、且つ重量も大きい排出
オーガーを回動後に停止する際に、慣性力が付加されて
いるので、モーターを停止しただけでは制動されず、そ
のまま慣性力で移動してストッパー装置を損傷したり、
またモーターから大減速装置を介して排出オーガーを駆
動する部分を逆に、排出オーガー1の側から駆動してし
まい、ウォームとウォームホイール等により構成された
減速装置を損傷する等の不具合が発生するのである。
本発明は、排出オーガー1を最終回動位置で停止させる
ストッパーの前段に、接近検出スイッチ2を設け、まず
該接近検出スイッチ2に接当することにより、モーター
の回転を落として、エンジンブレーキの状態を発生し、
徐々に慣性力を低下させて、最終的に水平回動停止スイ
ッチ3に接当させて、完全にモーターの回転を停止し、
排出オーガー1の回動を停止すべく構成したものであ
る。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の目的は以上の如くであり、該目的を達成する為
の構成を説明する。
コンバインに搭載したグレンタンク内の穀粒を排出する
排出オーガー1を、水平回動・上下回動可能に構成した
ものにおいて、該排出オーガー1の収納時に、排出オー
ガー1がアームレスト4の近傍位置へ近づいたことを検
出する接近検出スイッチ2を設け、該接近検出スイッチ
2のONにより、排出オーガー1の水平回動速度を低下さ
せる緩速停止回路を構成し、逆に、該アームレスト4か
ら離れる方向へ排出オーガー1を回動させる場合には、
接近検出スイッチ2のONにより作動する緩速停止回路を
非作動状態とすべく構成したものである。
(ホ)発明の作用 本発明は以上の如く構成したものであり、次の如く作用
するものである。
排出オーガー1は座席Sの上は通過しないように、約27
0度程度の回動範囲も構成しており、該回動角の一方の
端部にアームレスト4が配置されているのである。
そして排出オーガー1が搬出作業の位置から、収納の為
に戻ってくる場合に、従来は直接に水平回動停止スイッ
チ3に接当して、駆動モーターMの回転を停止していた
のであるが、本発明においては、まず接近検出スイッチ
2に接当させて、駆動モーターMの回転を減速し、エン
ジンブレーキの如く慣性力による回転に制動を加え、そ
の後に徐々に水平回動停止スイッチ3に接当させて、最
終的に駆動モーターMの回転を停止し、排出オーガー1
の回動を停止するものである。
(ヘ)実施例 本発明の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の図
面に示した実施例の構成を説明する。
第1図は垂直オーガー8の外周に設けたスイッチ操作板
9と、基部オーガー12に設けた水平回動停止スイッチ3
と接近検出スイッチ2との配置を示す平面図、第2図は
水平回動停止スイッチ3の側面図、第3図は排出オーガ
ー1とコンバインの平面図、第4図は同じく側面図、第
5図はスイッチ操作板9と水平回動停止スイッチ3の部
分の配置を示す垂直オーガー8の側面断面図、第6図は
本発明の電気回路図、第7図は排出オーガー1の回動範
囲を示す図面である。
第3図,第4図によりコンバインと排出オーガー1の全
体構成から説明する。
座席Sの後部にグレンタンク5を配置し、該グレンタン
ク5の後部より垂直オーガー8を立設し、該垂直オーガ
ー8の先端に排出オーガー1を、水平・上下回動可能に
支持している。
本実施例に於いては、グレンタンク5を点検補修の為
に、内部を空にした状態で側方へ回動可能としており、
該グレンタンク5の側方回動の中心も垂直オーガー8部
分に構成している。グレンタンク5の下部に配置した下
部コンベア10に連接して設けた基部オーガー12の部分
が、グレンタンク5の側方への回動の為の軸受枢支部を
構成しているのである。
そしてグレンタンク5の上部は軸受環15により軸受支持
しているのである。該軸受環15は、垂直オーガー8を水
平回動する為の補強軸受環14の外周に遊嵌しているので
ある。
垂直オーガー8は、それ自体が排出オーガー1の水平回
動の為に回動するとともに、その下端を基部オーガー12
内に挿入して、グレンタンク5の回動軸受部をも兼用し
ているのである。
垂直オーガー8の上端に排出オーガー1を上下回動自在
に枢支し、該枢支部に上下回動アクチュエーター6を介
装しているのである。該上下回動アクチュエーター6は
油圧シリンダーでも空圧シリンダーでも、螺子杆とモー
ターの組み合わせでも良いものである。
排出オーガー1の先端はアームレスト4に載置固定さ
れ、また該アームレスト4の部分に、正規の状態に固定
されたことを検出する正規位置検出スイッチ22が配置さ
れているのである。
第3図において示す如く、排出オーガー1は約270度回
転可能であり、該垂直オーガー8の外周に約90度の角度
に構成したスイッチ操作板9を設けて、該スイッチ操作
板9の両端が接当する位置に、回動限界位置に於いて排
出オーガー1の回動を停止する為の水平回動停止スイッ
チ3が設けられているのである。
本実施例においては、アームレスト4の位置と最大回動
した位置の2個所において、水平回動停止スイッチ3と
接近検出スイッチ2が設けられて、緩速停止状態を作り
出しているのである。
次に第1図,第2図,第5図において説明する。
基部オーガー12は、グレンタンク5の回動と共に回動す
るが、垂直オーガー8と排出オーガー1が一体的に水平
回動する際には回動しないのである。故に垂直オーガー
8の回動状態を比較する為の水平回動停止スイッチ3と
接近検出スイッチ2は、基部オーガー12から突出したブ
ラケットに支持しているのである。水平回動停止スイッ
チ3aと接近検出スイッチ2aは、排出オーガー1がアーム
レスト4の位置へ回動した際に作動するものである。ま
た水平回動停止スイッチ3bと接近検出スイッチ2bは、排
出オーガー1が270度回動した状態の位置の回動限界の
位置で作動するものである。
垂直オーガー8の回動と共に、スイッチ操作板9が回動
し、該スイッチ操作板9が直接に接近検出スイッチ2を
操作し、また該スイッチ操作板9の両端が押動片11を押
して、水平回動停止スイッチ3を作動させるのである。
接近検出スイッチ2においてスイッチ操作板9が接当
し、接近検出スイッチ2が作動する角度がaであり、続
いてスイッチ操作板9が水平回動停止スイッチ3に接当
するのである。
7はベベルギア、13はベベルギア7と噛合する駆動ベベ
ルギアである。
第6図に於ける電気回路の構成を説明する。手動で排出
オーガー1の右旋回を行う右旋回スイッチ16aと、左旋
回を行う左旋回スイッチ16bが設けられている。右旋回
スイッチ16aをONにすると、右カットリレー19aはONとな
り、左カットリレー19bがOFFとなると同時に、駆動モー
ターMが排出オーガー1を右回転させる。逆に左旋回ス
イッチ16bをONにすると、左カットリレー19bがONとな
り、右カットリレー19aがOFFとなると同時に駆動モータ
ーMが排出オーガー1を左回転させる。
右回転しながら水平回動停止スイッチ3aに近づくと、そ
の前に接近検出スイッチ2aを接当し、右切換リレー18a
が作動し、抵抗17aを通る緩速停止回路が作動すること
となり駆動モーターMの回転数が減少し、最終的に右の
水平回動停止スイッチ3aに接当して、駆動モーターMが
停止する。
次に左旋回スイッチ16bをONにすると左カットリレー19b
がONとなるが、右カットリレー19aはOFFとなるので、接
近検出スイッチ2aがONとなっていても、該接近検出スイ
ッチ2aによる駆動モーターMの減速操作は行われないの
である。
即ち第6図の回路の如く構成したので、右旋回の接近検
出スイッチ2aは、右旋回で水平回動停止スイッチ3a側に
近づいた場合にのみ、駆動モーターMの回転数を減少さ
せる作用を行い、該水平回動停止スイッチ3aより左旋回
で離れていく場合には、接近検出スイッチ2aによる回転
数の低下作用は行われないのである。
逆に接近検出スイッチ2bは左旋回で、水平回動停止スイ
ッチ3bに近づいた場合にのみ、駆動モーターMの回転数
を低下させ、該水平回動停止スイッチ3bより右旋回しな
がら離れていく場合に、接近検出スイッチ2はONとなっ
ていても作動しないのである。
20は駆動モーターMのリレーボックスである。
第8図は、アームレスト4の近辺に於ける駆動モーター
Mの減速回転を行う他の構成を示す平面図、第9図は排
出オーガー1の上下回動アクチュエーター6の部分の側
面図、第10図は左右接近検出スイッチ25と左右カム26の
部分の平面図、第11図は電気回路図である。
該構成においては、排出オーガー1の上下回動が或る程
度以下となった場合に、接近検出スイッチ25がONとなっ
た角度の範囲内において、第11図の抵抗27を介した回路
を通して駆動モーターMが駆動され、回転数が低下する
ものである。
即ち、第9図において示す如く、上下回動アクチュエー
ター6により回動されるアーム部分に上下カム23を設
け、該上下カム23が作動させる上下接近検出スイッチ24
が設けられているのである。
該上下接近検出スイッチ24が作動する角度bの間で、且
つ左右接近検出スイッチ25が左右カム26によりON作動す
る角度cの間に、排出オーガー1が回動してくると、駆
動モーターMの回転を低下させるべく構成しているので
ある。
以上の如く構成したことにより、排出オーガー1をアー
ムレスト4の位置に戻して固定する際において、該アー
ムレスト4が小さいので、ぴったりと合致させるべく排
出オーガー1を操縦するのは困難なのであるが、該左右
カム26と上下カム23の範囲内においては、排出オーガー
1の回動速度が遅くなることにより微調整が可能とな
り、排出オーガー1をアームレスト4に合致させ易くな
ったものである。
(ト)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
第1に、排出オーガー1の回動限界範囲を決めて、その
限界角度の一方端部に水平回動停止スイッチ3を設けた
場合に、従来は排出オーガー1の慣性回転力により、排
出オーガー1が水平回動停止スイッチ3の前で停止せ
ず、衝撃的にアームレスト4に接当したり、水平回動停
止スイッチ3に衝突していたのであるが、本発明の如く
水平回動停止スイッチ3の前に、接近検出スイッチ2を
設け、該位置から回転数を減少させたので、エンジンブ
レーキの状態を得ることができて、水平回動停止スイッ
チ3の接当した時点では慣性力を失っており、確実に停
止することができるものである。
第2に、アームレスト4へ近づいてくる場合には、接近
検出スイッチ2が作動して、駆動モーターMの回転数を
低下させるが、アームレスト4から搬出位置へ移動させ
られる場合には、この接近検出スイッチ2は作動しない
のであるから、搬出位置への排出オーガー1の回動が遅
れるということもないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は垂直オーガー8の外周に設けたスイッチ操作板
9と、基部オーガー12に設けた水平回動停止スイッチ3
と接近検出スイッチ2との配置を示す平面図、第2図は
水平回動停止スイッチ3の側面図、第3図は排出オーガ
ー1とコンバインの平面図、第4図は同じく側面図、第
5図はスイッチ操作板9と水平回動停止スイッチ3の部
分の配置を示す垂直オーガー8の側面断面図、第6図は
本発明の電気回路図、第7図は排出オーガー1の回動範
囲を示す図面、第8図は、アームレスト4の近辺に於け
る駆動モーターMの減速回転を行う他の構成を示す平面
図、第9図は排出オーガー1の上下回動アクチュエータ
ー6の部分の側面図、第10図は左右接近検出スイッチ25
と左右カム26の部分の平面図、第11図は電気回路図であ
る。 1……排出オーガー 2a,2b……接近検出スイッチ 3a,3b……水平回動停止スイッチ 4……アームレスト 5……グレンタンク 6……上下回動アクチュエーター 8……垂直オーガー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンバインに搭載したグレンタンク内の穀
    粒を排出する排出オーガー1を、水平回動・上下回動可
    能に構成したものにおいて、該排出オーガー1の収納時
    に、排出オーガー1がアームレスト4の近傍位置へ近づ
    いたことを検出する接近検出スイッチ2を設け、該接近
    検出スイッチ2のONにより、排出オーガー1の水平回動
    速度を低下させる緩速停止回路を構成し、逆に、該アー
    ムレスト4から離れる方向へ排出オーガー1を回動させ
    る場合には、接近検出スイッチ2のONにより作動する緩
    速停止回路を非作動状態とすべく構成したことを特徴と
    するコンバインの排出オーガー。
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JPH0629006Y2 (ja) * 1987-05-22 1994-08-10 三菱農機株式会社 コンバインの穀粒排出オ−ガ−旋回装置
US5017386A (en) * 1989-10-05 1991-05-21 University Of Kentucky Research Foundation Method of reducing odor associated with hexanal production in plant products

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