JPH056047Y2 - - Google Patents

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JPH056047Y2
JPH056047Y2 JP3010288U JP3010288U JPH056047Y2 JP H056047 Y2 JPH056047 Y2 JP H056047Y2 JP 3010288 U JP3010288 U JP 3010288U JP 3010288 U JP3010288 U JP 3010288U JP H056047 Y2 JPH056047 Y2 JP H056047Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、倣い型面加工機の異常動作時にトレ
ーサが破損するのを防止する装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 本出願人は所定の経路を移動するように設定さ
れたトレーサが所定の経路を逸脱して異常な動き
をしたときに倣い型面加工機を停止させる装置を
実用新案登録出願した(実開昭61−31647)。
この装置は倣い型面加工機のトレーサの先端に
取付けたスタイラスの後方にトレーサに固定して
固定部材を設け、この固定部材とスタイラスとの
間にこの固定部材に接触可能に可動部材を設け、
かつこの可動部材をスタイラスの外径より大きく
形成し、固定部材には第1の電気接点を設け、可
動部材にはこの電気接点に対向して第2の電気接
点を設け、固定部材と可動部材と第1及び第2の
電気接点とにより倣い型面加工機の停止スイツチ
を構成したものである。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の装置はトレーサがモデルを飛び越し
たときに加工機を停止して被加工物に無用の切削
を行わないようにしたものであるため、トレーサ
が所定の移動速度以上の速度でモデルに衝突した
ときや、或いは回路不良やノイズ等に起因して所
定距離以上に移動してモデルに衝突したときには
トレーサの破損を防止することができない不具合
があつた。
本考案の目的は、倣い型面加工機が暴走してト
レーサがモデル等に衝突したときに倣い型面加工
機を自動的に停止してトレーサの破損を未然に防
止する倣い型面加工機のトレーサ破損防止装置を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は、鉛直方
向を含む互いに直交する3軸方向に往復動可能な
ブラケツトに支持された倣い型面加工機のトレー
サにおいて、前記ブラケツトに鉛直方向に摺動可
能にかつ全方位に揺動可能に取付けられ上端面に
円錐溝が形成された第1ロツドと、前記第1ロツ
ドの下端に取付けられ前記ブラケツトの水平方向
移動時にモデル型面の接触を検出する第1近接ス
イツチと、前記円錐溝に着座する剛球を回転可能
に下端に保持し前記第1ロツドと同一軸心を有し
かつ前記ブラケツトに摺動可能に取付けられた第
2ロツドと、前記第2ロツドを鉛直方向に圧接し
て前記第1ロツドを前記ブラケツトに固定するス
プリングと、前記第2ロツドに固着されたプレー
トと、前記ブラケツトに固着され前記ブラケツト
の鉛直方向移動時に前記プレートの変位によりモ
デル型面の接触を検出する第2近接スイツチと、
前記ブラケツトに固着され前記第1ロツドの異常
変位時に前記プレートの変位により作動して倣い
型面加工機を停止する非常停止スイツチとを備え
たことを特徴とする。
[作用] トレーサが鉛直方向に異常に移動してモデル等
に衝突すると、第1及び第2ロツドがともに上昇
して非常停止スイツチを作動させて倣い型面加工
機を停止させる。
またトレーサが水平方向に異常に移動してモデ
ル等に衝突すると、第1ロツドが揺動し、その円
錐溝が傾斜するため剛球が円錐溝から外れるとき
に第2ロツドが押上げられ、非常停止スイツチを
作動させて倣い型面加工機を停止させる。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。
第3図に示すように、モデル1及び被加工物2
はそれぞれ定盤3及び4の水平面上に固定され
る。この例では被加工物2は金型の素材となる鋳
物用フルモールドである。定盤3及び4の各左右
両側にはボールねじ軸5,6及び7,8が定盤の
水平面に平行なX軸方向に配設される。ねじ軸6
及び8の各一端にはトレーサX軸駆動用サーボモ
ータ9及びカツタX軸駆動用サーボモータ10の
各駆動軸が連結される。ねじ軸5,6及び7,8
に直交するY軸方向に別のボールねじ軸11及び
12が配設される。ねじ軸11及び12の各一端
にはトレーサY軸駆動用サーボモータ13及びカ
ツタY軸駆動用サーボモータ14の各駆動軸が連
結される。ねじ軸5,6及び7,8にはナツト5
a,6a及び7a,8aがそれぞれ螺合し、ねじ
軸11及び12はこれらのナツトの上面に回転可
能に取付けられる。
ねじ軸11及び12にはナツト11a及び12
aがそれぞれ螺合し、コラム16及び17がこれ
らのナツトの上面にそれぞれ立設される。コラム
16及び17にはボールねじ軸18及び19が鉛
直方向であるZ軸方向に回転可能にそれぞれ取付
けられる。ねじ軸18及び19の各上端にはトレ
ーサZ軸駆動用サーボモータ20及びカツタZ軸
駆動用サーボモータ21の各駆動軸が連結され
る。ねじ軸19にはナツト25を介してカツタ回
転用モータ26が取付けられ、モータ回転軸33
の先端にはカツタ34が取付けられる。
第1図に詳しく示すように、ねじ軸18にはナ
ツト18aが螺合し、このナツト18aと一体に
設けられたアーム18bにはブラケツト23a,
23b及び23cが取付けられる。これらのブラ
ケツト23a〜23cにはトレーサ28が取付け
られる。ブラケツト23aの先端には球面軸受3
5とこの軸受35に挿着された直動玉軸受36が
設けられ、直動玉軸受36には第1ロツド24a
が挿入される。ロツド24aの上端には膨出部3
7が設けられ、この膨出部37の上面には円錐溝
38が形成される。
ロツド24aの下端には半球状のヘツド29が
全方位に揺動可能に取付けられる。すなわちヘツ
ド29の中央にはねじ孔29aが設けられ、この
ネジ孔29aにはねじ体30が螺合する。このね
じ体30の中心にはロツド24aの下端に固着し
た剛球27が回転可能に把持される。ヘツド29
の下面は球面29bをなし、上面は水平面29c
をなす。剛球27の中心Bはヘツド29の球中心
Aより偏心量eだけ上方位置に設けられる。ヘツ
ド29の近傍のロツド24aにはデイスク31が
固着され、このデイスク31には第1近接スイツ
チ43及び44がヘツド29の水平面29cと微
小な間隔tを有するようにそれぞれ貫通して固着
される。デイスク31の下方の近接スイツチ43
及び44の回りにはリターンスプリング45及び
46が巻かれ、これらのスプリングの両端はそれ
ぞれデイスク31の下面とヘツド29の水平面2
9cに圧接するようになつている。
ブラケツト23bの先端にはブツシユ51が設
けられ、このブツシユ51には第2ロツド24b
が第1ロツド24aと同一軸心方向、すなわちZ
軸方向に摺動可能に取付けられる。第2図に詳し
く示すように第2ロツド24bの下端には玉軸受
52に保持された剛球53が設けられ、この剛球
53は前述の円錐溝38に着座する。また第2ロ
ツド24bの上端にはプレート54が固着され
る。
ブラケツト23cの先端には前記ロツド24a
及び24bと同一軸心の補助ロツド24cが取付
けられ、補助ロツド24cにはプレート55が固
着される。プレート54及び55の間には第2ロ
ツド24bをZ軸方向に圧接して第1ロツド24
aをブラケツト23aに固定するスプリング56
が介装される。
ブラケツト23bに立設された取付板57には
第2近接スイツチ32及び非常停止スイツチ58
が固着される。第2近接スイツチ32はブラケツ
ト23bの鉛直(Z軸)方向移動時にプレート5
4の変位によりモデル型面の接触を検出する。非
常停止スイツチ58は、この例では近接スイツチ
であつて、第1ロツド24aの異常変位時にプレ
ート54の接近により作動して倣い型面加工機を
停止するように構成される。
第3図に戻つて、上述したスイツチ32,4
3,44,58及びX軸及びY軸の移動許容端に
配設されたリミツトスイツチ(図示せず)の各出
力は制御回路40に接続される。49はその操作
盤である。制御回路40は図示しないシーケンサ
及びパルス発生器を含み、パルス発生器の出力は
X軸、Y軸、Z軸を各別に駆動するドライバ50
に接続される。ドライバ50の出力はモータ9,
10,13,14,20及び21にそれぞれ接続
される。制御回路40はトレーサ28がY−Z平
面及びX−Y平面において第4図及び第5図の矢
印に示す軌跡を辿るように制御する。すなわち、
トレーサ28がZ軸方向に下降してモデル1に
接触すると、所定の微小量だけ上昇しつつ、Y
軸方向に所定の微小量だけ移動し、再びZ軸方
向に下降する。図示しないY軸のリミツトスイツ
チが作動すれば、トレーサ28はX軸方向に所
定の微小量だけ前進するようになつている。
このような構成のトレーサ28の動作及びトレ
ーサ破損防止装置の動作を説明する。
トレーサZ軸駆動用サーボモータ20によりボ
ールねじ軸18を回転させると、アーム18b及
びブラケツト23a〜23cが下降し、ヘツド2
9の球面29bがモデル1に突当る。球面29b
がモデル1に突当るとロツド24aが突上げら
れ、第1図の二点鎖線の位置にあつたプレート5
4が実線位置まで上昇し、第2近接スイツチ32
を作動させる。近接スイツチ32は作動すると、
制御回路40はモータ20を逆回転させかつモー
タ13を回転させ、トレーサ28を上昇させなが
らY軸方向に移動させる。
またトレーサX軸駆動用サーボモータ9又はト
レーサY軸駆動用サーボモータ13によりブラケ
ツト23a〜23cがX軸又はY軸方向に移動
し、ヘツド29の球面29bがモデル1の凹凸面
に接触するとヘツド29が剛球27の中心Bを支
点として揺動し、近接スイツチ43,44の間隔
tを狭めていずれかを作動させる。近接スイツチ
43,44のいずれかが作動すると、制御回路4
0はモータ20を逆回転させかつモータ13を回
転させ、トレーサ28を上昇させながらY軸方向
に移動させる。剛球27の中心Bがヘツド29の
中心Aより偏心しているため、ヘツド29がモデ
ル1に僅かに触れただけで近接スイツチが作動す
る。
更に回路不良やノイズ等によりモータ9,13
又は20が異常回転又は所定の距離以上に移動し
てブラケツト23a〜23c、すなわちトレーサ
28が暴走した場合について述べる。
トレーサ28が異常下降してヘツド29がモデ
ル1に衝突したときには、反動で第1及び第2ロ
ツド24a,24bがともに急上昇してプレート
54を第1図の破線で示す位置まで押上げる。こ
れにより非常停止スイツチ58が作動し、制御回
路40は全てのモータを停止させる。
またトレーサ28が水平方向に異常に移動して
モデル1や倣い型面加工機のフレーム等に衝突し
たときには、第1ロツド24aが球面軸受35に
より揺動しその円錐溝38が第1図の一点鎖線に
示すように傾斜する。この傾斜により円錐溝38
が剛球53から外れるときに第2ロツド24bが
押上げられ、プレート54を第1図の破線で示す
位置まで押上げ、前記と同様に非常停止スイツチ
58を作動させて倣い型面加工機を停止させる。
これにより倣い型面加工機のフレーム、被加工
物、モデル、カツタ等の損傷が防止されることは
勿論、剛球53から円錐溝38が外れるため、ト
レーサ28の破損を防止することができる。
なお、上記例では非常停止スイツチ58を近接
スイツチにより構成したが、リミツトスイツチ等
他のスイツチでもよい。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、倣い型面
加工機の自動制御が働かなくなつてトレーサが三
次元方向に暴走したときに、速やかに非常停止ス
イツチが作動し、かつトレーサ自体が破損防止構
造になつているため、倣い型面加工機が緊急停止
するとともに、トレーサの破損が未然に防止され
る。
特にこの非常停止スイツチが作動したとき、同
時に異常警報信号を発するようにしておけば、倣
い型面加工機の無人運転時においても早期に異常
を作業者に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例倣い型面加工機のトレ
ーサ破損防止装置の要部縦断面構成図。第2図は
その要部破断面図。第3図はその倣い型面加工機
の概略斜視図。第4図はそのトレーサのY−Z平
面における軌跡の拡大図。第5図はそのトレーサ
のX−Y平面における軌跡の拡大図。 1……モデル、2……被加工物、23a〜23
c……ブラケツト、24a……第1ロツド、24
b……第2ロツド、28……トレーサ、32……
第2近接スイツチ、38……円錐溝、43,44
……第1近接スイツチ、53……剛球、54,5
5……プレート、56……スプリング、58……
非常停止スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鉛直方向を含む互いに直交する3軸方向に往復
    動可能なブラケツトに支持された倣い型面加工機
    のトレーサにおいて、 前記ブラケツトに鉛直方向に摺動可能にかつ全
    方位に揺動可能に取付けられ上端面に円錐溝が形
    成された第1ロツドと、前記第1ロツドの下端に
    取付けられ前記ブラケツトの水平方向移動時にモ
    デル型面の接触を検出する第1近接スイツチと、
    前記円錐溝に着座する剛球を回転可能に下端に保
    持し前記第1ロツドと同一軸心を有しかつ前記ブ
    ラケツトに摺動可能に取付けられた第2ロツド
    と、前記第2ロツドを鉛直方向に圧接して前記第
    1ロツドを前記ブラケツトに固定するスプリング
    と、前記第2ロツドに固着されたプレートと、前
    記ブラケツトに固着され前記ブラケツトの鉛直方
    向移動時に前記プレートの変位によりモデル型面
    の接触を検出する第2近接スイツチと、前記ブラ
    ケツトに固着され前記第1ロツドの異常変位時に
    前記プレートの変位により作動して倣い型面加工
    機を停止する非常停止スイツチとを備えたことを
    特徴とする倣い型面加工機のトレーサ破損防止装
    置。
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