JPH052453B2 - - Google Patents
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- JPH052453B2 JPH052453B2 JP8157386A JP8157386A JPH052453B2 JP H052453 B2 JPH052453 B2 JP H052453B2 JP 8157386 A JP8157386 A JP 8157386A JP 8157386 A JP8157386 A JP 8157386A JP H052453 B2 JPH052453 B2 JP H052453B2
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- polishing
- grindstone
- moving
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- grinding wheel
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Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
(産業上の利用分野)
この発明は、ワークの加工面の研摩を行う研摩
機に関するものである。
機に関するものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点) 従来、この種の研摩機としては、砥石の研摩経
路データを記憶させるための記憶手段を備え、こ
の記憶手段に所望する研摩経路データを記憶さ
せ、その後、この記憶された研摩経路データに基
づいてワークの加工面上において砥石を移動させ
て研摩を行うものがある。
点) 従来、この種の研摩機としては、砥石の研摩経
路データを記憶させるための記憶手段を備え、こ
の記憶手段に所望する研摩経路データを記憶さ
せ、その後、この記憶された研摩経路データに基
づいてワークの加工面上において砥石を移動させ
て研摩を行うものがある。
そして、前記研摩経路データを記憶手段に記憶
させるには、砥石近傍を作業者が自らの手で保持
してこの砥石を所望する研摩経路に沿つて実際に
移動させ、そのときの研摩経路データ及び砥石の
移動速度を前記研摩経路データとして記憶させて
いる。
させるには、砥石近傍を作業者が自らの手で保持
してこの砥石を所望する研摩経路に沿つて実際に
移動させ、そのときの研摩経路データ及び砥石の
移動速度を前記研摩経路データとして記憶させて
いる。
ところが、このならい動作は作業者の手作業に
頼つているため、前記研摩経路が複雑な場合等に
は、その研摩経路のどの部分も常に一定の速度で
砥石を移動させることは難しく、どうしても砥石
の移動速度にばらつきが生ずる。
頼つているため、前記研摩経路が複雑な場合等に
は、その研摩経路のどの部分も常に一定の速度で
砥石を移動させることは難しく、どうしても砥石
の移動速度にばらつきが生ずる。
また、前記ならい動作時に砥石の移動速度は研
摩時の砥石の移動速度に直接反映されるため、習
い動作時の砥石の移動速度にばらつきがあると、
研摩時に砥石が速く移動する加工面とそうでない
加工面とが生じてこれらの間に研摩むらが生じ、
加工面を全て均一に研摩することができないとい
う問題がある。
摩時の砥石の移動速度に直接反映されるため、習
い動作時の砥石の移動速度にばらつきがあると、
研摩時に砥石が速く移動する加工面とそうでない
加工面とが生じてこれらの間に研摩むらが生じ、
加工面を全て均一に研摩することができないとい
う問題がある。
また、この研摩機は前記加工面を研摩する場
合、ならい動作によつて記憶手段に記憶された研
摩経路データに従つて移動するだけなので、1回
の研摩作業が終わると、再びならい動作をさせな
ければならず、研摩作業を能率的に行うことがで
きないという問題点がある。
合、ならい動作によつて記憶手段に記憶された研
摩経路データに従つて移動するだけなので、1回
の研摩作業が終わると、再びならい動作をさせな
ければならず、研摩作業を能率的に行うことがで
きないという問題点がある。
本発明の目的は、ワークの加工面の研摩を行う
際に、砥石を常に一定の移動速度で移動させて研
摩むらを防止して全ての加工面を均一に研摩する
とともに、研摩作業を能率的に行うことができる
研摩機を提供することにある。
際に、砥石を常に一定の移動速度で移動させて研
摩むらを防止して全ての加工面を均一に研摩する
とともに、研摩作業を能率的に行うことができる
研摩機を提供することにある。
発明の構成
(問題点を解決するための手段)
本発明の研摩機は、ワークを研摩するための砥
石と、操作部材のX方向、Y方向及びZ方向への
指示方向を検出する検知手段と、前記砥石をワー
クに対してならい動作させるように、互いに直交
するX、Y、Zの3方向に移動させるための第
一、第二及び第三の駆動手段と、前記検知手段の
検出信号に基づいて前記駆動手段を駆動するなら
い動作制御手段と、前記検知手段の検出信号に基
づいて前記操作部材の各方向の指示時間を演算す
る指示時間演算手段と、前記駆動手段により駆動
される砥石のならい動作時における移動速度を予
め設定するならい動作速度設定手段と、前記操作
部材により指示方向が指示される毎に移動方向の
指示時間と前記ならい動作速度設定手段により設
定された速度データに基づいて砥石の移動距離を
演算し、その指示方向における移動距離及びその
指示方向に基づいて砥石の研摩経路位置データを
演算する座標位置演算手段と、前記座標位置演算
手段が演算した研摩経路位置データのみをそのな
らい速度に関係なく順次記憶する記憶手段と、前
記砥石によるワークの加工時間又は加工回数を予
め設定する設定手段と、研摩時に前記設定手段に
よつて設定された時間或いは、設定手段によつて
設定された回数のみワークの加工面上で砥石を前
記記憶手段に記憶された研摩経路位置データに基
づいて一定速度で移動させるべく、前記駆動手段
を駆動制御する研摩制御手段とからなるものであ
る。
石と、操作部材のX方向、Y方向及びZ方向への
指示方向を検出する検知手段と、前記砥石をワー
クに対してならい動作させるように、互いに直交
するX、Y、Zの3方向に移動させるための第
一、第二及び第三の駆動手段と、前記検知手段の
検出信号に基づいて前記駆動手段を駆動するなら
い動作制御手段と、前記検知手段の検出信号に基
づいて前記操作部材の各方向の指示時間を演算す
る指示時間演算手段と、前記駆動手段により駆動
される砥石のならい動作時における移動速度を予
め設定するならい動作速度設定手段と、前記操作
部材により指示方向が指示される毎に移動方向の
指示時間と前記ならい動作速度設定手段により設
定された速度データに基づいて砥石の移動距離を
演算し、その指示方向における移動距離及びその
指示方向に基づいて砥石の研摩経路位置データを
演算する座標位置演算手段と、前記座標位置演算
手段が演算した研摩経路位置データのみをそのな
らい速度に関係なく順次記憶する記憶手段と、前
記砥石によるワークの加工時間又は加工回数を予
め設定する設定手段と、研摩時に前記設定手段に
よつて設定された時間或いは、設定手段によつて
設定された回数のみワークの加工面上で砥石を前
記記憶手段に記憶された研摩経路位置データに基
づいて一定速度で移動させるべく、前記駆動手段
を駆動制御する研摩制御手段とからなるものであ
る。
(作用)
ならい動作時には操作部材により砥石の移動方
向を指示すると、検知手段の検出信号に基づいて
ならい動作制御手段はその指示された方向に関係
する駆動手段を介して動作速度設定手段により設
定された速度で砥石を駆動させる。又、指示時間
演算手段は前記操作部材の各方向の指示時間を演
算する。そして、座標位置演算手段は前記操作部
材により移動方向が指示される毎に指示方向の指
示時間と前記ならい動作速度設定手段により設定
された速度データに基づいて砥石の移動距離を演
算し、その指示方向における移動距離及びその指
示方向に基づいて砥石の研摩経路位置データを演
算する。
向を指示すると、検知手段の検出信号に基づいて
ならい動作制御手段はその指示された方向に関係
する駆動手段を介して動作速度設定手段により設
定された速度で砥石を駆動させる。又、指示時間
演算手段は前記操作部材の各方向の指示時間を演
算する。そして、座標位置演算手段は前記操作部
材により移動方向が指示される毎に指示方向の指
示時間と前記ならい動作速度設定手段により設定
された速度データに基づいて砥石の移動距離を演
算し、その指示方向における移動距離及びその指
示方向に基づいて砥石の研摩経路位置データを演
算する。
記憶手段は前記研摩経路位置データのみをその
ならい速度に関係なく記憶する。
ならい速度に関係なく記憶する。
研摩時には、砥石によるワークの加工時間又は
加工回数を予め設定すると、研摩制御手段は前記
設定手段によつて設定された時間又は回数のみワ
ークの加工面上で砥石を前記記憶手段に記憶され
た研摩経路位置データを順次読出し、このデータ
に基づいて一定速度で移動させるべく、前記駆動
手段を駆動制御し、砥石は研摩する。
加工回数を予め設定すると、研摩制御手段は前記
設定手段によつて設定された時間又は回数のみワ
ークの加工面上で砥石を前記記憶手段に記憶され
た研摩経路位置データを順次読出し、このデータ
に基づいて一定速度で移動させるべく、前記駆動
手段を駆動制御し、砥石は研摩する。
(実施例)
以下、この発明を具体化した研摩機の一実施例
を図面に従つて詳細に説明する。
を図面に従つて詳細に説明する。
さて、研摩機のフレーム1は、第1図及び第2
図に示すように、左右方向に細長い基台2と、そ
の基台2の左右両端上面に立設された一対の支柱
3と、その支柱3の上端部間に架設固定された左
右方向へ水平に延びる上部支枠4とによりほぼ門
型に構成されている。フレーム1の上部支枠4に
は側面形ほぼ四角枠状のX方向移動体5が上下各
一対の案内体6,7を介して左右方向へ移動可能
に支持されている。上部支枠4の左端にはサーボ
モータよりなる第一の駆動手段としてのX方向移
動用モータ8が装着され、その回転に伴いねじ棒
9及びボールねじ部材10を介してX方向移動体
5が左右方向(X方向)へ移動されるようになつ
ている。
図に示すように、左右方向に細長い基台2と、そ
の基台2の左右両端上面に立設された一対の支柱
3と、その支柱3の上端部間に架設固定された左
右方向へ水平に延びる上部支枠4とによりほぼ門
型に構成されている。フレーム1の上部支枠4に
は側面形ほぼ四角枠状のX方向移動体5が上下各
一対の案内体6,7を介して左右方向へ移動可能
に支持されている。上部支枠4の左端にはサーボ
モータよりなる第一の駆動手段としてのX方向移
動用モータ8が装着され、その回転に伴いねじ棒
9及びボールねじ部材10を介してX方向移動体
5が左右方向(X方向)へ移動されるようになつ
ている。
第2図及び第3図に示すように、前記X方向移
動体5には側断面形ほぼU字状のY方向移動体1
1が左右一対の案内棒12を介して前後方向へ移
動可能に支持されている。Y方向移動体11の後
面にはサーボモータよりなる第二の駆動手段とし
てのY方向移動用モータ13が装着され、その回
転に伴いねじ棒14及びボールねじ部材15を介
してY方向移動体11が前後方向(Y方向)へ移
動されるようになつている。
動体5には側断面形ほぼU字状のY方向移動体1
1が左右一対の案内棒12を介して前後方向へ移
動可能に支持されている。Y方向移動体11の後
面にはサーボモータよりなる第二の駆動手段とし
てのY方向移動用モータ13が装着され、その回
転に伴いねじ棒14及びボールねじ部材15を介
してY方向移動体11が前後方向(Y方向)へ移
動されるようになつている。
第1図及び第2図に示すように、前記Y方向移
動体11の前面には前後方向に延びる一水平軸線
の周りで回動調節可能な第1の回動体16が取付
けられ、その前面には左右方向に延びる一軸線の
周りで回動調節可能な第2の回動体17が支持さ
れている。第2の回動体17には筒状のZ方向移
動体18が上下方向へ移動可能に貫通支持され、
その下端には砥石ヘツド19が装着されている。
第2の回動体17の上面にはサーボモータよりな
る第三の駆動手段としてのZ方向移動用モータ2
0が支持筒21を介して装着され、その回転に伴
いねじ棒22及びボールねじ部材23を介してZ
方向移動体18が上下方向(Z方向)へ移動され
るようになつている。
動体11の前面には前後方向に延びる一水平軸線
の周りで回動調節可能な第1の回動体16が取付
けられ、その前面には左右方向に延びる一軸線の
周りで回動調節可能な第2の回動体17が支持さ
れている。第2の回動体17には筒状のZ方向移
動体18が上下方向へ移動可能に貫通支持され、
その下端には砥石ヘツド19が装着されている。
第2の回動体17の上面にはサーボモータよりな
る第三の駆動手段としてのZ方向移動用モータ2
0が支持筒21を介して装着され、その回転に伴
いねじ棒22及びボールねじ部材23を介してZ
方向移動体18が上下方向(Z方向)へ移動され
るようになつている。
前記フレーム1の両支柱3間において前後方向
に延びるように、基台2上には一対の案内レール
24が配置されている。その案内レール24上に
はテーブル25が複数の車輪26を介して移動可
能に支持され、その上面には成形用金型等のワー
クWが載置されるようになつている。そして、こ
のテーブル25が図示しない自走用モータにより
前後方向に移動され、ワークWを第2図に示すよ
うに前記砥石ヘツド19の下方に対向した加工位
置に搬入位置決めしたり、その加工位置から搬出
したりするようになつている。
に延びるように、基台2上には一対の案内レール
24が配置されている。その案内レール24上に
はテーブル25が複数の車輪26を介して移動可
能に支持され、その上面には成形用金型等のワー
クWが載置されるようになつている。そして、こ
のテーブル25が図示しない自走用モータにより
前後方向に移動され、ワークWを第2図に示すよ
うに前記砥石ヘツド19の下方に対向した加工位
置に搬入位置決めしたり、その加工位置から搬出
したりするようになつている。
次に、前記砥石ヘツド19の構成を特に第4図
及び第5図に従つて詳述すると、前記Z方向移動
体18の下端には案内支持棒31が固定円板33
及び可動円板34よりなる回転カツプリング32
を介して取着されている。案内支持棒31には摺
動体35が上下動可能に支持され、その側部には
支持アーム36が左右方向に延びる支軸37を介
して回動可能に支持されている。支持アーム36
の下端にはエアモータ38が前後方向に延びる支
軸39により支持筒体40を介して傾動可能に支
持され、常には複数のばね41の作用により第4
図に示す垂直位置に保持されている。支持筒体4
0の下部には砥石42が揺動発生装置43を介し
て装着され、エアモータ38の回転に伴い揺動発
生装置43を介して砥石42が前後方向へ往復揺
動されるようになつている。
及び第5図に従つて詳述すると、前記Z方向移動
体18の下端には案内支持棒31が固定円板33
及び可動円板34よりなる回転カツプリング32
を介して取着されている。案内支持棒31には摺
動体35が上下動可能に支持され、その側部には
支持アーム36が左右方向に延びる支軸37を介
して回動可能に支持されている。支持アーム36
の下端にはエアモータ38が前後方向に延びる支
軸39により支持筒体40を介して傾動可能に支
持され、常には複数のばね41の作用により第4
図に示す垂直位置に保持されている。支持筒体4
0の下部には砥石42が揺動発生装置43を介し
て装着され、エアモータ38の回転に伴い揺動発
生装置43を介して砥石42が前後方向へ往復揺
動されるようになつている。
第4図に示すように、前記摺動体35の側部に
は押圧手段を構成する第1のエアシリンダ44が
装着され、そのピストン45から延びるロツド4
6の先端が前記回転カツプリング32の可動円板
34に固定されている。そして、前記砥石ヘツド
19の移動方向をX方向、Y方向及びZ方向の三
方向の内のいずれか二方向、例えばX方向とY方
向に選択設定し、X方向移動用モータ8及びY方
向移動用モータ13の回転に伴い砥石ヘツド19
をX方向及びY方向に移動させながら、ワークW
上の底部の加工面Wzを研摩する際、この第1の
エアシリンダ44の作用により摺動体35が残り
の一方向であるZ方向(下方)に移動付勢され
て、砥石42が底部の加工面Wzに対し押圧され
るようになつている。
は押圧手段を構成する第1のエアシリンダ44が
装着され、そのピストン45から延びるロツド4
6の先端が前記回転カツプリング32の可動円板
34に固定されている。そして、前記砥石ヘツド
19の移動方向をX方向、Y方向及びZ方向の三
方向の内のいずれか二方向、例えばX方向とY方
向に選択設定し、X方向移動用モータ8及びY方
向移動用モータ13の回転に伴い砥石ヘツド19
をX方向及びY方向に移動させながら、ワークW
上の底部の加工面Wzを研摩する際、この第1の
エアシリンダ44の作用により摺動体35が残り
の一方向であるZ方向(下方)に移動付勢され
て、砥石42が底部の加工面Wzに対し押圧され
るようになつている。
第5図に示すように、前記摺動体35の後部に
は押圧手段を構成する第2のエアシリンダ47が
取付板48を介して支軸49により傾動可能に支
持され、そのピストン50から延びるロツド51
の先端が連結部材52を介して前記支持アーム3
6に連結されている。摺動体35の前部にはばね
ストツパ53が支持体54を介して取着され、支
持アーム36に係合してその支持アーム36の休
止位置を規制するようになつている。そして、前
記のように砥石ヘツド19のX方向及びY方向移
動によりワークW上の底部の加工面Wzを研摩す
る際には、この第2のエアシリンダ47が不作用
状態にあつて、第5図に実線で示すように支持ア
ーム36がばねストツパ53との係合によりほぼ
垂直な休止位置に保持されるようになつている。
は押圧手段を構成する第2のエアシリンダ47が
取付板48を介して支軸49により傾動可能に支
持され、そのピストン50から延びるロツド51
の先端が連結部材52を介して前記支持アーム3
6に連結されている。摺動体35の前部にはばね
ストツパ53が支持体54を介して取着され、支
持アーム36に係合してその支持アーム36の休
止位置を規制するようになつている。そして、前
記のように砥石ヘツド19のX方向及びY方向移
動によりワークW上の底部の加工面Wzを研摩す
る際には、この第2のエアシリンダ47が不作用
状態にあつて、第5図に実線で示すように支持ア
ーム36がばねストツパ53との係合によりほぼ
垂直な休止位置に保持されるようになつている。
又、前記砥石ヘツド19の移動方向を例えばX
方向とZ方向との二方向に選択設定し、回転カツ
プリング32を介して砥石ヘツド19を第2図及
び第5図に示す状態又はその状態から180度回動
させた状態に配置して、ワークW上の前後両側の
加工面Wyを研摩する際には、第2のエアシリン
ダ47が作用状態に切換えられて支持アーム36
が第5図の反時計方向に回動され、砥石42が前
後の加工面Wyに押圧されるようになつている。
さらに、砥石ヘツド19の移動方向をY方向とZ
方向との二方向に選択設定し、回転カツプリング
32を介して砥石ヘツド19を第2図及び第5図
に示す状態から右又は左に90度回動させた状態に
配置して、ワークW上の左右両側の加工面Wxを
研摩する場合にも、第2のエアシリンダ47が作
用状態に切換えられて支持アーム36が回動さ
れ、砥石42が左右の加工面Wxに押圧されるよ
うになつている。
方向とZ方向との二方向に選択設定し、回転カツ
プリング32を介して砥石ヘツド19を第2図及
び第5図に示す状態又はその状態から180度回動
させた状態に配置して、ワークW上の前後両側の
加工面Wyを研摩する際には、第2のエアシリン
ダ47が作用状態に切換えられて支持アーム36
が第5図の反時計方向に回動され、砥石42が前
後の加工面Wyに押圧されるようになつている。
さらに、砥石ヘツド19の移動方向をY方向とZ
方向との二方向に選択設定し、回転カツプリング
32を介して砥石ヘツド19を第2図及び第5図
に示す状態から右又は左に90度回動させた状態に
配置して、ワークW上の左右両側の加工面Wxを
研摩する場合にも、第2のエアシリンダ47が作
用状態に切換えられて支持アーム36が回動さ
れ、砥石42が左右の加工面Wxに押圧されるよ
うになつている。
一方、第1図に示すように、前記フレーム1の
側部には、前記砥石ヘツド19の移動方向を選択
設定するためのスイツチ等を備えた制御盤57が
支持棒58を介して吊下支持されている。又、こ
の研磨機は、砥石ヘツド19の移動に基づく研摩
経路を予め記憶させる場合に手で持つて使用する
テイーチング装置59を備えている。
側部には、前記砥石ヘツド19の移動方向を選択
設定するためのスイツチ等を備えた制御盤57が
支持棒58を介して吊下支持されている。又、こ
の研磨機は、砥石ヘツド19の移動に基づく研摩
経路を予め記憶させる場合に手で持つて使用する
テイーチング装置59を備えている。
次に、前記テイーチング装置59におけるテイ
ーチング工程及びそのテイーチング工程で記憶さ
れた研摩経路データに基づく加工工程において、
砥石42にかかる過負荷を検出するための構成に
ついて説明する。第4図に示すように、前記第1
のエアシリンダ44内には磁気センサ等よりなる
一対の第1の過負荷センサ61,62がピストン
45の移動両端に対向して配置されている。そし
て、XY方向の加工面Wzを加工するに際して過
負荷が発生した場合には、ピストン45の上又は
下への異常接近に基づき上方のセンサ61又は下
方のセンサ62が検出信号を出力する。又、YZ
方向の加工面WxあるいはYZ方向の加工面Wyを
加工する際には、上方の第1の過負荷センサ61
が押し切り状態(砥石42は下限位置)のピスト
ン45を検出して砥石42の正常位置を確認する
ようになつている。
ーチング工程及びそのテイーチング工程で記憶さ
れた研摩経路データに基づく加工工程において、
砥石42にかかる過負荷を検出するための構成に
ついて説明する。第4図に示すように、前記第1
のエアシリンダ44内には磁気センサ等よりなる
一対の第1の過負荷センサ61,62がピストン
45の移動両端に対向して配置されている。そし
て、XY方向の加工面Wzを加工するに際して過
負荷が発生した場合には、ピストン45の上又は
下への異常接近に基づき上方のセンサ61又は下
方のセンサ62が検出信号を出力する。又、YZ
方向の加工面WxあるいはYZ方向の加工面Wyを
加工する際には、上方の第1の過負荷センサ61
が押し切り状態(砥石42は下限位置)のピスト
ン45を検出して砥石42の正常位置を確認する
ようになつている。
第5図に示すように、前記第2のエアシリンダ
47内には磁気センサ等よりなる一対の第2の過
負荷センサ63,64がピストン50の移動両端
に対向して配置され、加工面Wx,Wyの加工時
において砥石42に対し左右方向若しくは前後方
向への過負荷が作用したとき、ピストン50の左
又は右への異常接近に基づき検出信号を出力する
ようになつている。又、加工面Wzの加工時には、
第5図において左方のセンサ63が押し切り状態
(支持アーム36は垂直位置)のピストン50を
検出して砥石42の正常位置を確認する。
47内には磁気センサ等よりなる一対の第2の過
負荷センサ63,64がピストン50の移動両端
に対向して配置され、加工面Wx,Wyの加工時
において砥石42に対し左右方向若しくは前後方
向への過負荷が作用したとき、ピストン50の左
又は右への異常接近に基づき検出信号を出力する
ようになつている。又、加工面Wzの加工時には、
第5図において左方のセンサ63が押し切り状態
(支持アーム36は垂直位置)のピストン50を
検出して砥石42の正常位置を確認する。
一方、前記支持体54内には磁気センサ等より
なる第4の過負荷センサ66が配設され、加工面
Wzの加工時において支持アーム36を第5図の
時計方向に傾動させる過負荷が発生した際には、
前記ばねストツパ53の異常没入に基づき検出信
号を出力するようになつている。さらに、第4図
に示すように、前記エアモータ38の外側には磁
気センサ等よりなる第3の過負荷センサ65が取
着され、砥石42に対し支軸39を中心とした傾
動方向への過負荷が作用したとき、支持アーム3
6との異常接近に基づき検出信号を出力するよう
になつている。
なる第4の過負荷センサ66が配設され、加工面
Wzの加工時において支持アーム36を第5図の
時計方向に傾動させる過負荷が発生した際には、
前記ばねストツパ53の異常没入に基づき検出信
号を出力するようになつている。さらに、第4図
に示すように、前記エアモータ38の外側には磁
気センサ等よりなる第3の過負荷センサ65が取
着され、砥石42に対し支軸39を中心とした傾
動方向への過負荷が作用したとき、支持アーム3
6との異常接近に基づき検出信号を出力するよう
になつている。
次に、前記制御盤57上のスイツチの配置構成
を第6図に従つて説明すると、制御盤57の左側
上部には、手動操作モード、テイーチングモード
及び加工モードを選択するためのモード選択スイ
ツチ71が設けられ、各選択位置に対応して表示
ランプ72a,72b,72cが配置されてい
る。モード選択スイツチ71の下方には前記砥石
ヘツド19の移動方向を選択するための方向選択
スイツチ73が設けられ、YZ方向、XY方向及
びXZ方向の選択位置に対応して表示ランプ74
a,74b,74cが配置されている。
を第6図に従つて説明すると、制御盤57の左側
上部には、手動操作モード、テイーチングモード
及び加工モードを選択するためのモード選択スイ
ツチ71が設けられ、各選択位置に対応して表示
ランプ72a,72b,72cが配置されてい
る。モード選択スイツチ71の下方には前記砥石
ヘツド19の移動方向を選択するための方向選択
スイツチ73が設けられ、YZ方向、XY方向及
びXZ方向の選択位置に対応して表示ランプ74
a,74b,74cが配置されている。
前記制御盤57の中央部にはテイーチングモー
ドの操作領域75が設けられ、その上部にはモー
ド選択スイツチ71によるテイーチングモードの
選択時に点灯される表示ランプ76が設けられて
いる。この操作領域75内には、テイーチング工
程における砥石ヘツド19の移動速度を設定する
ためのならい動作速度設定手段としての速度設定
スイツチ77が設けられ、低速、中速及び高速の
設定位置に対応して表示ランプ78a,78b,
78cが配置されている。速度設定スイツチ77
の下方には、テイーチング工程において記憶可能
な残り時間を表示するための残り時間表示部79
が設けられている。又、操作領域75内の左側部
には、テイーチング工程を開始するためのスター
トスイツチ80及び終了するためのエンドスイツ
チ81が設けられている。
ドの操作領域75が設けられ、その上部にはモー
ド選択スイツチ71によるテイーチングモードの
選択時に点灯される表示ランプ76が設けられて
いる。この操作領域75内には、テイーチング工
程における砥石ヘツド19の移動速度を設定する
ためのならい動作速度設定手段としての速度設定
スイツチ77が設けられ、低速、中速及び高速の
設定位置に対応して表示ランプ78a,78b,
78cが配置されている。速度設定スイツチ77
の下方には、テイーチング工程において記憶可能
な残り時間を表示するための残り時間表示部79
が設けられている。又、操作領域75内の左側部
には、テイーチング工程を開始するためのスター
トスイツチ80及び終了するためのエンドスイツ
チ81が設けられている。
前記制御盤57の右側部には加工モードの操作
領域82が設けられ、その上部にはモード選択ス
イツチ71による加工モードの選択時に点灯され
る表示ランプ83が設けられている。この操作領
域82内の右側部には、加工工程の総時間を予め
指定するための設定手段としての時間指定部84
及び加工工程の残り時間を表示するための残り時
間表示部85が設けられている。又、操作領域8
2内の左側部には、加工工程を開始するためのス
タートスイツチ86及び終了するためのエンドス
イツチ87が設けられている。
領域82が設けられ、その上部にはモード選択ス
イツチ71による加工モードの選択時に点灯され
る表示ランプ83が設けられている。この操作領
域82内の右側部には、加工工程の総時間を予め
指定するための設定手段としての時間指定部84
及び加工工程の残り時間を表示するための残り時
間表示部85が設けられている。又、操作領域8
2内の左側部には、加工工程を開始するためのス
タートスイツチ86及び終了するためのエンドス
イツチ87が設けられている。
次に、前記テイーチング装置59の構成を第7
図に従つて説明すると、装置の前面右側には操作
ハンドル91が突設され、装置の前面に付された
矢印に従つて上方から左側方への範囲内で任意の
方向へ倒伏回動させることができる。装置前面の
上部及び左側部には各一対の方向表示ランプ9
2,93,94,95が設けられ、前記制御盤5
7上の方向選択スイツチ73により砥石ヘツド1
9の移動方向が選択されたとき、例えばYZ方向
の場合には表示ランプ92,95、XY方向の場
合には表示ランプ93,94、XZ方向の場合に
は表示ランプ93,95がそれぞれ点灯されて、
操作ハンドル91の操作方向を指示するようにな
つている。
図に従つて説明すると、装置の前面右側には操作
ハンドル91が突設され、装置の前面に付された
矢印に従つて上方から左側方への範囲内で任意の
方向へ倒伏回動させることができる。装置前面の
上部及び左側部には各一対の方向表示ランプ9
2,93,94,95が設けられ、前記制御盤5
7上の方向選択スイツチ73により砥石ヘツド1
9の移動方向が選択されたとき、例えばYZ方向
の場合には表示ランプ92,95、XY方向の場
合には表示ランプ93,94、XZ方向の場合に
は表示ランプ93,95がそれぞれ点灯されて、
操作ハンドル91の操作方向を指示するようにな
つている。
前記操作ハンドル91に対応してテイーチング
装置59内には検知手段としての一対のエンコー
ダ96,97が設けられ、操作ハンドル91の倒
伏回動に伴い回動軸等を介して作動されて、その
回動方向及び回動量に応じて、前記X、Y、Z方
向移動用の各モータ8,13,20を駆動するた
めの信号を出力するようになつている。又、装置
の前面にはテイーチング動作を開始するためのス
タートスイツチ98及び砥石ヘツド19の移動速
度をさらに低下させるための速度低下スイツチ9
9が設けられている。
装置59内には検知手段としての一対のエンコー
ダ96,97が設けられ、操作ハンドル91の倒
伏回動に伴い回動軸等を介して作動されて、その
回動方向及び回動量に応じて、前記X、Y、Z方
向移動用の各モータ8,13,20を駆動するた
めの信号を出力するようになつている。又、装置
の前面にはテイーチング動作を開始するためのス
タートスイツチ98及び砥石ヘツド19の移動速
度をさらに低下させるための速度低下スイツチ9
9が設けられている。
次に、前記のように構成された研摩機の制御回
路を第8図に従つて説明すると、ならい動作制御
手段、指示時間演算手段、座標位置演算手段及び
研摩制御手段を構成する中央処理装置(CPU)
101にはリードオンリーメモリ(ROM)10
2と記憶手段を構成するランダムアクセスメモリ
(RAM)103とが接続されている。ROM10
2には研摩機全体の動作を制御するためのプログ
ラム等が記憶され、RAM103にはテイーチン
グ工程において前記テイーチング装置59により
入力される砥石ヘツド19の研摩経路データ等を
記憶するようになつている。
路を第8図に従つて説明すると、ならい動作制御
手段、指示時間演算手段、座標位置演算手段及び
研摩制御手段を構成する中央処理装置(CPU)
101にはリードオンリーメモリ(ROM)10
2と記憶手段を構成するランダムアクセスメモリ
(RAM)103とが接続されている。ROM10
2には研摩機全体の動作を制御するためのプログ
ラム等が記憶され、RAM103にはテイーチン
グ工程において前記テイーチング装置59により
入力される砥石ヘツド19の研摩経路データ等を
記憶するようになつている。
又、前記CPU101には制御盤57に設けら
れた各種のスイツチからなるスイツチ群104、
前記テイーチング装置59及び前記第1〜第3の
過負荷センサ61〜65よりなる過負荷センサ群
105が入力インターフエース106を介して接
続され、それらからの各種信号がCPU101に
入力されるようになつている。さらに、CPU1
01には前記X、Y、Z方向移動用の各モータ
8,13、20、エアモータ38及び前記制御盤
57上とテイーチング装置59上の各種表示ラン
プからなる表示ランプ群107が出力インターフ
エース108及び駆動回路109〜113を介し
て接続され、それらに対してCPU101から駆
動及び停止信号が出力されるようになつている。
れた各種のスイツチからなるスイツチ群104、
前記テイーチング装置59及び前記第1〜第3の
過負荷センサ61〜65よりなる過負荷センサ群
105が入力インターフエース106を介して接
続され、それらからの各種信号がCPU101に
入力されるようになつている。さらに、CPU1
01には前記X、Y、Z方向移動用の各モータ
8,13、20、エアモータ38及び前記制御盤
57上とテイーチング装置59上の各種表示ラン
プからなる表示ランプ群107が出力インターフ
エース108及び駆動回路109〜113を介し
て接続され、それらに対してCPU101から駆
動及び停止信号が出力されるようになつている。
次に、前記のように構成された研摩機の作用を
説明する。
説明する。
さて、この研摩機において、第2図に示すよう
にテーブル25上に成形用金型等のワークWを載
置して、砥石ヘツド19の下方の加工位置に搬入
位置決めし、砥石ヘツド19を加工面Wx,Wy,
Wzに沿つて移動させて、研摩経路のテイーチン
グを行う場合には、まず、制御盤57上のモード
選択スイツチ71によりテイーチングモードを選
択するとともに、方向選択スイツチ73により砥
石ヘツド19の移動方向を例えばX、,Yの二方
向のように選択設定する。次に、テイーチング操
作領域75の速度設定スイツチ77により砥石ヘ
ツド19の移動速度を例えば中速のように設定し
て、スタートスイツチ80を押すと、CPU10
1は残り時間表示部79にRAM103へのデー
タの記憶可能な残り時間を表示するとともに、テ
イーチング装置59上の表示ランプ93,94が
点灯されて操作ハンドル91の操作方向が指示さ
れる。
にテーブル25上に成形用金型等のワークWを載
置して、砥石ヘツド19の下方の加工位置に搬入
位置決めし、砥石ヘツド19を加工面Wx,Wy,
Wzに沿つて移動させて、研摩経路のテイーチン
グを行う場合には、まず、制御盤57上のモード
選択スイツチ71によりテイーチングモードを選
択するとともに、方向選択スイツチ73により砥
石ヘツド19の移動方向を例えばX、,Yの二方
向のように選択設定する。次に、テイーチング操
作領域75の速度設定スイツチ77により砥石ヘ
ツド19の移動速度を例えば中速のように設定し
て、スタートスイツチ80を押すと、CPU10
1は残り時間表示部79にRAM103へのデー
タの記憶可能な残り時間を表示するとともに、テ
イーチング装置59上の表示ランプ93,94が
点灯されて操作ハンドル91の操作方向が指示さ
れる。
そこで、操作ハンドル91を表示ランプ93,
94の指示に従いX方向、Y方向あるいはそれら
の中間方向等へ任意に倒伏回動すると、その回動
方向及び回動量に応じてエンコーダ96,97か
らCPU101に検出信号が出力される。その検
出信号に基づいてCPU101から速度設定スイ
ツチ77により設定された速度で移動すべくX、
Y方向移動用モータ8,13に駆動信号が出力さ
れる。そして、そのモータ8,13の作動により
砥石ヘツド19がX、Y方向へ所定量移動され
る。
94の指示に従いX方向、Y方向あるいはそれら
の中間方向等へ任意に倒伏回動すると、その回動
方向及び回動量に応じてエンコーダ96,97か
らCPU101に検出信号が出力される。その検
出信号に基づいてCPU101から速度設定スイ
ツチ77により設定された速度で移動すべくX、
Y方向移動用モータ8,13に駆動信号が出力さ
れる。そして、そのモータ8,13の作動により
砥石ヘツド19がX、Y方向へ所定量移動され
る。
又、CPU101は操作部材91の回動方向、
回動量が変更される毎にそのときまで指示されて
いた指示方向における指示時間を演算するととも
に、演算された指示時間と速度設定スイツチ77
により設定された速度とに基づいてその指示方向
における砥石の移動距離を乗算し、さらにその移
動距離及びその指示方向に基づいて砥石の研摩経
路位置データ(X,Y,Z)(なお、この実施例
ではZ=0)を演算する。
回動量が変更される毎にそのときまで指示されて
いた指示方向における指示時間を演算するととも
に、演算された指示時間と速度設定スイツチ77
により設定された速度とに基づいてその指示方向
における砥石の移動距離を乗算し、さらにその移
動距離及びその指示方向に基づいて砥石の研摩経
路位置データ(X,Y,Z)(なお、この実施例
ではZ=0)を演算する。
そして、前記算出毎に演算結果である研摩経路
位置データ(X,Y,Z)n、(n=1、2、3
…)を順次RAM103に記憶していく。
位置データ(X,Y,Z)n、(n=1、2、3
…)を順次RAM103に記憶していく。
すなわち、ならいの速度に関係なく位置データ
のみが研摩経路位置データ(X,Y,Z)nとし
て記憶される。
のみが研摩経路位置データ(X,Y,Z)nとし
て記憶される。
従つて、砥石ヘツド19の移動位置を確認しな
がら操作ハンドル91を倒伏操作することによ
り、ワークW上の底部の加工面Wzに沿つたX、
Y方向への研摩経路位置データ(X,Y,Z)n
を容易に記憶させることができる。
がら操作ハンドル91を倒伏操作することによ
り、ワークW上の底部の加工面Wzに沿つたX、
Y方向への研摩経路位置データ(X,Y,Z)n
を容易に記憶させることができる。
次に、この記憶された研摩経路位置データに基
づいてワークW上の底部の加工面Wzを研摩する
場合には、制御盤57上のモード選択スイツチ7
1により加工モードを選択するとともに、加工モ
ード操作領域82の時間指定部84において加工
工程の総時間を指定する。この状態でスタートス
イツチ86を押すと、残り時間表示部85に加工
工程の残り時間が表示されるとともに、RAM1
03からCPU101に研摩経路位置データ(X,
Y,Z)nが順次読み出されて、そのデータに基
づき、X、Y方向移動用モータ8,13に駆動信
号が出力され、それにより、両モータ8,13が
回転されて、砥石ヘツド19がX方向及びY方向
に移動される。
づいてワークW上の底部の加工面Wzを研摩する
場合には、制御盤57上のモード選択スイツチ7
1により加工モードを選択するとともに、加工モ
ード操作領域82の時間指定部84において加工
工程の総時間を指定する。この状態でスタートス
イツチ86を押すと、残り時間表示部85に加工
工程の残り時間が表示されるとともに、RAM1
03からCPU101に研摩経路位置データ(X,
Y,Z)nが順次読み出されて、そのデータに基
づき、X、Y方向移動用モータ8,13に駆動信
号が出力され、それにより、両モータ8,13が
回転されて、砥石ヘツド19がX方向及びY方向
に移動される。
それとともに、第4図に示す第1のエアシリン
ダ44の作用により砥石42がワークW上の底部
の加工面Wzに押圧された状態で、エアモータ3
8の作動に基づきその砥石42に往復揺動が付与
され、加工面Wzが所定の研摩経路に沿つて順次
研摩される。そして、この研摩動作は、前記時間
設定部84において予め設定された時間が経過す
るまで、砥石ヘツド19が研摩経路データに従い
その経路を往復移動することによつて繰り返し行
われる。従つて、研摩経路を加工ごとに指示する
必要がなく、研摩作業を能率的に行うことができ
る。
ダ44の作用により砥石42がワークW上の底部
の加工面Wzに押圧された状態で、エアモータ3
8の作動に基づきその砥石42に往復揺動が付与
され、加工面Wzが所定の研摩経路に沿つて順次
研摩される。そして、この研摩動作は、前記時間
設定部84において予め設定された時間が経過す
るまで、砥石ヘツド19が研摩経路データに従い
その経路を往復移動することによつて繰り返し行
われる。従つて、研摩経路を加工ごとに指示する
必要がなく、研摩作業を能率的に行うことができ
る。
又、前記RAM103にはならい速度に関係な
く研摩経路位置データのみを記憶させたので、研
摩時にならい動作時の砥石42の移動速度が反映
することはなく、従つて、この移動速度のばらつ
きに起因して生ずる研摩むらを確実に防止して全
ての加工面を均一にすることができる。
く研摩経路位置データのみを記憶させたので、研
摩時にならい動作時の砥石42の移動速度が反映
することはなく、従つて、この移動速度のばらつ
きに起因して生ずる研摩むらを確実に防止して全
ての加工面を均一にすることができる。
又、この実施例においては、加工工程における
砥石ヘツド19の第1回目の移動が、テイーチン
グ工程における砥石ヘツド19の移動終端位置か
ら移動始端位置に向かい、研摩経路の復路をたど
つて行われるようになつている。従つて、テイー
チング工程の終了後に砥石ヘツド19を移動終端
位置から移動始端位置に戻す必要がなく、作動を
簡略化することができるとともに、砥石ヘツド1
9を移動終端位置から移動始端位置へ直線的に戻
した場合において、砥石42が加工面上の凸部等
に衝突するおそれを確実に防止することができ
る。
砥石ヘツド19の第1回目の移動が、テイーチン
グ工程における砥石ヘツド19の移動終端位置か
ら移動始端位置に向かい、研摩経路の復路をたど
つて行われるようになつている。従つて、テイー
チング工程の終了後に砥石ヘツド19を移動終端
位置から移動始端位置に戻す必要がなく、作動を
簡略化することができるとともに、砥石ヘツド1
9を移動終端位置から移動始端位置へ直線的に戻
した場合において、砥石42が加工面上の凸部等
に衝突するおそれを確実に防止することができ
る。
さらに、ワークW上の左右の加工面Wxや前後
の加工面Wyを研摩する場合には、テイーチング
工程において方向選択スイツチ73によりY、Z
の二方向あるいはX、Zの二方向を選択した状態
で、テイーチング装置59により研摩経路データ
を入力しておけば、加工工程においてその研摩経
路データに基づき、左右の加工面Wxあるいは前
後の加工面Wyを容易かつ能率的に研摩すること
ができる。
の加工面Wyを研摩する場合には、テイーチング
工程において方向選択スイツチ73によりY、Z
の二方向あるいはX、Zの二方向を選択した状態
で、テイーチング装置59により研摩経路データ
を入力しておけば、加工工程においてその研摩経
路データに基づき、左右の加工面Wxあるいは前
後の加工面Wyを容易かつ能率的に研摩すること
ができる。
又、前記テイーチング工程又は加工工程におい
て、砥石42が加工面上の凸部等に当接して、そ
の砥石42に過負荷がかかつた場合には、第4図
及び第5図に示す第1〜第4の過負荷センサ61
〜66のいずれかからCPUU101に検出信号が
出力される。それにより、CPU101からX、
Y、Z方向移動用のモータ8,13,20及びエ
アモータ38に停止信号が出力され、砥石ヘツド
19の移動及び砥石42の加工動作が直ちに停止
される。又、このときCPU101からRAM10
3にデータ消去信号が出力され、RAM103に
記憶された研摩経路データが無効化される。従つ
て、過負荷状態のまま研摩作業等が続行された
り、誤つた研摩経路データに基づき研摩作業が繰
り返し行われたりするおそれはなく、研摩作業を
安全に遂行することができる。
て、砥石42が加工面上の凸部等に当接して、そ
の砥石42に過負荷がかかつた場合には、第4図
及び第5図に示す第1〜第4の過負荷センサ61
〜66のいずれかからCPUU101に検出信号が
出力される。それにより、CPU101からX、
Y、Z方向移動用のモータ8,13,20及びエ
アモータ38に停止信号が出力され、砥石ヘツド
19の移動及び砥石42の加工動作が直ちに停止
される。又、このときCPU101からRAM10
3にデータ消去信号が出力され、RAM103に
記憶された研摩経路データが無効化される。従つ
て、過負荷状態のまま研摩作業等が続行された
り、誤つた研摩経路データに基づき研摩作業が繰
り返し行われたりするおそれはなく、研摩作業を
安全に遂行することができる。
なお、この発明は前記実施例の構成に限定され
るものではなく、例えば、加工工程における往復
動作の指定を、前記実施例の時間指定に代えて回
数指定にする等、この発明の趣旨から逸脱しない
範囲で各部の構成を任意に変更して具体化するこ
とも可能である。
るものではなく、例えば、加工工程における往復
動作の指定を、前記実施例の時間指定に代えて回
数指定にする等、この発明の趣旨から逸脱しない
範囲で各部の構成を任意に変更して具体化するこ
とも可能である。
発明の効果
以上詳述したようにこの発明は、ワークの加工
面の研摩を行う際に砥石を常に一定の移動速度で
移動させて研摩むらを防止して全ての加工面を均
一に研摩することができるとともに、研摩作業を
能率的に行うことができるという優れた効果を奏
する。
面の研摩を行う際に砥石を常に一定の移動速度で
移動させて研摩むらを防止して全ての加工面を均
一に研摩することができるとともに、研摩作業を
能率的に行うことができるという優れた効果を奏
する。
第1図はこの発明を具体化した研摩機の一実施
例を示す部分破断正面図、第2図は第1図のA−
A線における断面図、第3図は第2図のB−B線
におけ部分拡大断面図、第4図は砥石ヘツド部分
の構成を拡大して示す正断面図、第5図は同じく
砥石ヘツド部分の構成を拡大して示す側面図、第
6図は制御盤を拡大して示す正面図、第7図はテ
イーチング装置を拡大して示す正面図、第8図は
制御回路のブロツク図である。 8……第一の駆動手段としてのX方向駆動モー
タ、13……第二の駆動手段としてのY方向駆動
モータ、20……第三の駆動手段としてのZ方向
駆動モータ、42……砥石、59……テイーチン
グ装置、77……ならい動作速度設定手段として
の速度設定スイツチ、84……設定手段としての
時間設定部、91……操作部材としての操作ハン
ドル、96,97……検知手段としてのエンコー
ダ、101……ならい動作制御手段、指示時間演
算手段、座標位置演算手段及び研摩制御手段とし
てのCPU、103……記憶手段としてのRAM、
W……ワーク。
例を示す部分破断正面図、第2図は第1図のA−
A線における断面図、第3図は第2図のB−B線
におけ部分拡大断面図、第4図は砥石ヘツド部分
の構成を拡大して示す正断面図、第5図は同じく
砥石ヘツド部分の構成を拡大して示す側面図、第
6図は制御盤を拡大して示す正面図、第7図はテ
イーチング装置を拡大して示す正面図、第8図は
制御回路のブロツク図である。 8……第一の駆動手段としてのX方向駆動モー
タ、13……第二の駆動手段としてのY方向駆動
モータ、20……第三の駆動手段としてのZ方向
駆動モータ、42……砥石、59……テイーチン
グ装置、77……ならい動作速度設定手段として
の速度設定スイツチ、84……設定手段としての
時間設定部、91……操作部材としての操作ハン
ドル、96,97……検知手段としてのエンコー
ダ、101……ならい動作制御手段、指示時間演
算手段、座標位置演算手段及び研摩制御手段とし
てのCPU、103……記憶手段としてのRAM、
W……ワーク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ワークWを研摩するための砥石42と、 操作部材91のX方向、Y方向及びZ方向への
指示方向を検出する検知手段96,97と、 前記砥石42をワークWに対してならい動作さ
せるように、互いに直交するX、Y、Zの3方向
に移動させるための第一、第二及び第三の駆動手
段8,13,20と、 前記検知手段96,97の検出信号に基づいて
前記駆動手段8,13,20を駆動するならい動
作制御手段101と、 前記検知手段96,97の検出信号に基づいて
前記操作部材91の各方向の指示時間を演算する
指示時間演算手段101と、 前記駆動手段8,13,20により駆動される
砥石42のならい動作時における移動速度を予め
設定するならい動作速度設定手段77と、 前記操作部材91により移動方向が指示される
毎に移動方向の指示時間と前記ならい動作速度設
定手段77により設定された速度データに基づい
て砥石42の移動距離を演算し、その指示方向に
おける移動距離及びその指示方向に基づいて砥石
の研摩経路位置データX,Y,Zを演算する座標
位置演算手段101と、 前記座標位置演算手段101が演算した研摩経
路位置データX,Y,Zのみをそのならい速度に
関係なく順次記憶する記憶手段103と、 前記砥石42によるワークWの加工時間又は加
工回数を予め設定する設定手段84と、 研摩時に前記設定手段84によつて設定された
時間或いは、設定手段84によつて設定された回
数のみワークWの加工面上で砥石42を前記記憶
手段103に記憶された研摩経路位置データX,
Y,Zに基づいて一定速度で移動させるべく、前
記駆動手段8,13,20を駆動制御する研摩制
御手段101と からなる研摩機。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61081573A JPS62241650A (ja) | 1986-04-09 | 1986-04-09 | 研摩機 |
US07/133,039 US4936052A (en) | 1986-04-05 | 1987-04-01 | Machine and method of grinding molding die |
DE8787902697T DE3776530D1 (de) | 1986-04-05 | 1987-04-01 | Vorrichtung und verfahren zum schleifen von giessformen. |
EP87902697A EP0273055B1 (en) | 1986-04-05 | 1987-04-01 | Machine and method of grinding molding die |
PCT/JP1987/000201 WO1987005846A1 (en) | 1986-04-05 | 1987-04-01 | Machine and method of grinding molding die |
CA000533872A CA1313308C (en) | 1986-04-05 | 1987-04-03 | Grinding machine and grinding method |
KR8770847A KR920009813B1 (en) | 1986-04-05 | 1987-09-18 | Machine and method of grinding |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61081573A JPS62241650A (ja) | 1986-04-09 | 1986-04-09 | 研摩機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1061862A Division JPH0818242B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 研摩機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62241650A JPS62241650A (ja) | 1987-10-22 |
JPH052453B2 true JPH052453B2 (ja) | 1993-01-12 |
Family
ID=13750045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61081573A Granted JPS62241650A (ja) | 1986-04-05 | 1986-04-09 | 研摩機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62241650A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2747515B2 (ja) * | 1987-01-17 | 1998-05-06 | 株式会社ナガセインテグレックス | 研磨機 |
CN109623541B (zh) * | 2018-10-16 | 2020-07-17 | 中国电子产品可靠性与环境试验研究所((工业和信息化部电子第五研究所)(中国赛宝实验室)) | Bga封装器件焊球去除设备及其方法 |
-
1986
- 1986-04-09 JP JP61081573A patent/JPS62241650A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62241650A (ja) | 1987-10-22 |
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