JP3500677B2 - ホイール式作業機械 - Google Patents

ホイール式作業機械

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JP3500677B2
JP3500677B2 JP32270193A JP32270193A JP3500677B2 JP 3500677 B2 JP3500677 B2 JP 3500677B2 JP 32270193 A JP32270193 A JP 32270193A JP 32270193 A JP32270193 A JP 32270193A JP 3500677 B2 JP3500677 B2 JP 3500677B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、後方を視認するための
ミラー取付構造を備えたホイール式作業機械に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホイール式作業機械として、図1
1および図12に示すようなホイールクレーンが知られ
ている。このホイールクレーンCは、自走用の車輪が設
けられた下部走行体C1と、この下部走行体C1の上部
に縦軸C3回りに旋回可能に搭載された上部旋回体C2
とから基本構成されている。上記上部旋回体C2の上部
にはブームBが前方(図面の左方)に向かって起伏およ
び伸縮可能に付設されており、ホイールクレーンCが停
止した状態でブームBを起伏および伸縮させるととも
に、上部旋回体C2を縦軸C3回りに回動させて所定の
作業を行うようになっている。
【0003】このようなホイールクレーンCの下部走行
体C1前端部であって、車幅方向両側部には一対のバッ
クミラー装置10が斜め上方に向かって突設されてい
る。このバックミラー装置10は、縦方向に延びるステ
ー101と、このステー101の上部に設けられた第1
鏡板102と、同じくステー101の上部に設けられた
第2鏡板103とから構成されている。上記第1鏡板1
02の鏡面は略後方に向いているとともに、第2鏡板1
03の鏡面はホイールクレーンCの斜め前方に向いてお
り、運転席にいる運転者は、着座状態で第1鏡板102
の鏡面を見ることによって後方を視認することができる
とともに、第2鏡板103を見ることによってホイール
クレーンCの前方下部を視認することができるように角
度設定されている。
【0004】このようなバックミラー装置10のステー
101は、図13に示すように、その基端部が下部走行
体C1に固設されたブラケット20の縦孔に軸心回りに
回動自在に嵌合されている。ステー101の軸心回りの
回動位置の設定方式については、本発明において適用さ
れている図4および図5に示す機構が採用されており、
所定の回動位置でステー101は止まるようになってい
る。
【0005】そして、ホイールクレーンCを走行させる
とき、すなわちホイールクレーンCが走行姿勢にあると
きには、図12に示すように、ステー101を軸心回り
に回動させて第1鏡板102の鏡面が後方を向くように
調節し、運転者が第1鏡板102鏡面を目視して後方視
認が可能なように予め設定される。この状態では第1鏡
板102はホイールクレーンCの車幅からさらに外方に
突出したようになっている。
【0006】また、ホイールクレーンCを停車させ、所
定の作業を行うとき、すなわちホイールクレーンCが作
業姿勢にあるときには、一旦視認姿勢のステー101を
ブラケット20より取り外すことが行われる。こうする
ことによってミラー装置10がブームB等と互いに干渉
しなくなり作業の邪魔にならなくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の上記
のようなミラーの取付構造においては、ホイールクレー
ンCの走行姿勢を作業姿勢に変更したり、作業姿勢を走
行姿勢に変更する都度一々運転者は下車してバックミラ
ー装置10着脱操作を行わなければならず、非常に面倒
であった。
【0008】また、通常バックミラー装置10は、起伏
状態のブームBに邪魔されない状態で運転席から鏡面が
目視できるように相当高く設定されているため、ホイー
ルクレーンCが作業姿勢に設定されたときの最下位にあ
るブームBと、バックミラー装置10とが互いに干渉
し、その状態でブームBを旋回させると両者は衝突して
バックミラー装置10を破損させるという不都合が起こ
る。
【0009】なお、後方視認用のバックミラーについて
は、実開平4−135846号公報に、運転席からの操
作によってバックミラーの姿勢を変更可能にしたものが
提案されているが、姿勢変更操作を失念する場合があ
り、その結果ホイールクレーンCが走行姿勢であるにも
拘らずバックミラーがそれに対応していなかったり、運
転席が旋回する作業機械には適用することができなかっ
たりの不都合が発生する。
【0010】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、ホイール式作業機械の姿勢
の変更に応じて容易にまたは自動的にバックミラーの姿
勢を変更させることができるホイール式作業機械を提供
することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項記載の
ホイール式作業機械は、下部走行体に上部旋回体が縦軸
回りに旋回可能に搭載され、この上部旋回体にブームが
起伏可能に取り付けられ、上記下部走行体に後方を視認
するためのバックミラーが設けられてなるホイール式作
業機械において、上端側にバックミラーが付設された中
折れ形態のステーが設けられ、上記下部走行体の車幅方
向側部に上記ステーをその下部基端側でステー軸心回り
に回動可能に支持する支持孔を備えたブラケットが設け
られ、上記バックミラーはステーのステー軸心回りの回
動により車幅方向に対して相対的に内側となる上記第1
姿勢としての収納姿勢と、相対的に外側となる上記第2
姿勢としての視認姿勢との間で変位し、収納姿勢になっ
ているときは視認姿勢にあるときよりも低位置となるよ
うに構成されていることを特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項記載のホイール式作業機
械は、請求項記載のホイール式作業機械において、上
記支持孔は、垂直線に対して所定角度で傾斜して設けら
れ、この傾斜は、上部が上記下部走行体の車幅方向内側
に向くように設定されていることを特徴とするものであ
る。
【0013】本発明の請求項記載のホイール式作業機
械は、下部走行体に上部旋回体が縦軸回りに旋回可能に
搭載され、この上部旋回体にブームが起伏可能に取り付
けられ、上記下部走行体に後方を視認するためのバック
ミラーが設けられてなるホイール式作業機械において、
上端側にバックミラーが付設された中折れ形態のステー
が設けられ、上記下部走行体の車幅方向側部に上記ステ
ーをその下部基端側で軸心回りに回動可能に支持する支
持孔を備えたブラケットが固設され、上記ホイール式作
業機械の走行姿勢および作業姿勢を検出する姿勢検出手
段が設けられ、この姿勢検出手段が上記走行姿勢を検出
したときおよび上記作業姿勢を検出したときには上記バ
ックミラーをステーの軸心回りに回動させるミラー回動
手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0014】本発明の請求項記載のホイール式作業機
械は、請求項記載のホイール式作業機械において、上
記ミラー回動手段は、上記姿勢検出手段が走行姿勢を検
出したときはバックミラーがホイール式作業機械の車幅
の外側に位置するとともに、上記姿勢検出手段が作業姿
勢を検出したときはバックミラーがホイール式作業機械
の車幅の内側に位置するように構成されていることを特
徴とするものである。
【0015】本発明の請求項記載のホイール式作業機
械は、請求項または記載のホイール式作業機械にお
いて、上記バックミラーは、上記姿勢検出手段が走行姿
勢を検出したときよりも、上記姿勢検出手段が作業姿勢
を検出したときの方が低位に位置するように構成されて
いることを特徴とするものである。
【0016】本発明の請求項記載のホイール式作業機
械は、請求項または記載のホイール式作業機械
において、上記姿勢検出手段と、上記ミラー回動手段と
が機械的に連結されていることを特徴とするものであ
る。
【0017】本発明の請求項記載のホイール式作業機
械は、請求項または記載のホイール式作業機械
において、上記姿勢検出手段と、上記ミラー回動手段と
が電気的に連結されていることを特徴とするものであ
る。
【0018】
【作用】上記請求項記載の発明によれば、ホイール式
作業機械が作業状態に設定され、ブームが縦軸回りに旋
回させられるときには、ステーを回転軸心回りに回動さ
せてミラーを低位置に設定することにより、ブームとミ
ラーとの相互干渉が回避される。
【0019】上記請求項記載のホイール式作業機械に
よれば、ブラケットに穿設された中折れ形態のステーを
支持する支持孔の延びる方向は垂直線に対して所定角度
で傾斜しているため、支持孔の中心線(回転軸心)回り
にステーを回動させた場合ミラーが付設されているステ
ーの先端部の軌跡は、水平面に対して傾いた状態にな
り、ステーを回転軸心回りに回動させれば、その先端に
付設されているミラーは上記傾いた軌跡に沿って回動
し、回転位置によって高低差が得られることになる。
【0020】そして、支持孔の傾斜は、上部が上記下部
走行体の車幅方向内側に向くように設定されているた
め、ミラーは低位置に設定された状態でホイール式作業
機械の走行体の車幅内に位置するようになり、ホイール
式作業機械による作業時にブーム等との相互干渉が回避
される。また、ホイール式作業機械の走行時にミラーを
低位置に設定すれば、ミラーが車幅幅内に収まるため狭
所進入が容易になる。
【0021】上記請求項記載のホイール式作業機械に
よれば、姿勢検出手段が上記走行姿勢を検出したときお
よび上記作業姿勢を検出したときには、ミラー回動手段
がバックミラーをステーの軸心回りに回動させるように
構成されているため、一々運転席から降りてミラーを回
動させなくても、運転席からの姿勢変更操作により、自
動的にミラーを回動させることができる。
【0022】上記請求項記載のホイール式作業機械に
よれば、ミラー回動手段の作動によってホイール式作業
機械が走行姿勢のときは、バックミラーはホイール式作
業機械の車幅の外側に位置して後方視認可能状態にな
り、ホイール式作業機械が作業姿勢のときは、バックミ
ラーは車幅の内側に位置してクレーン作業の邪魔になら
ないようになる。
【0023】上記請求項記載のホイール式作業機械に
よれば、姿勢検出手段が作業姿勢を検出したときはバッ
クミラーは低位に位置し、クレーン作業時のブームとバ
ックミラーとの相互干渉が回避される。
【0024】上記請求項記載のホイール式作業機械に
よれば、姿勢検出手段と、上記ミラー回動手段とが機械
的に連結されているため、ホイール式作業機械に上記姿
勢の変更があれば、機械的に姿勢の変更がミラー回動手
段に伝達され、バックミラーは回動の結果所定の位置に
設定される。
【0025】上記請求項記載のホイール式作業機械に
よれば、姿勢検出手段と、ミラー回動手段とが電気的に
連結されているため、スイッチ操作によってホイール式
作業機械の姿勢を変更させることができる。
【0026】
【実施例】図1は、本発明に係るホイール式作業機械に
付設されたバックミラー装置の第一の例を示す斜視図で
ある。なお、本実施例においてはホイール式作業機械と
してホイールクレーンCを例示しているが、本発明に係
るホイール式作業機械はホイールクレーンCに限定され
るものではなく、ホイール方式でブーム等が旋回、起伏
する作業機械はすべて包含される。
【0027】図1に示すように、バックミラー装置1
は、図11〜図13に例示する従来例と同様にホイール
クレーンCの下部走行体C1前方側部に上方に突出する
ように設けられている。このバックミラー装置1は、長
尺の中折れ形態のステー11と、このステー11の先端
側に付設された鏡面を後方に向けた状態の後方視認用の
第1鏡板(バックミラー)12と、同様にステー11の
先端側に上記第1鏡板12と略直角の位相で鏡面が斜め
内方に向かって付設された前方下部視認用の第2鏡板
(サイドミラー)13とで構成されている。
【0028】そして、上記ステー11は、その基端側に
形成された軸心部ステー1aと、この軸心部ステー1a
に引き続き延設された2本のロッドからなる中央部ステ
ー1bと、この中央部ステー1bの上端部に上方に向か
って延設された上部ステー1cとから構成されている。
上記中央部ステー1bは軸心部ステー1aから斜め外方
に向かって折れ曲がった状態で延設されており、この軸
心部ステー1aと中央部ステー1bとの接合部分に中折
れ部が形成されている。また、上記上部ステー1cに第
1鏡板12および第2鏡板13が互いに約90°の位相
で付設されている。
【0029】このようなバックミラー装置1を下部走行
体C1に取り付けるために、下部走行体C1の車幅方向
側部に取付部材3が上方に突設され、この取付部材3の
外方側面31にブラケット2がボルト止めされている。
このブラケット2に穿設された縦孔に上記軸心部ステー
1aが嵌合されて支持され、軸心回りに回動自在になっ
ている。
【0030】そして本実施例においては、上記取付部材
3の外方側面31は下部から上部に向かって下部走行体
C1の内側に向かう傾斜が形成されており、従ってそれ
に付設されたブラケット2も斜めになり、その縦孔も内
側に向かって斜めになっている。従って、上記ブラケッ
ト2の縦孔に嵌合された軸心部ステー1aは、下部走行
体C1に対して内側に斜め上方に延びるように取り付け
られた状態になっている。
【0031】図2および図3はいずれも図1のバックミ
ラーの正面図であり、図2はバックミラーが上位に位置
している視認姿勢の状態、図3はバックミラーが下位に
位置している収納姿勢の状態を示している。そして図2
に示すようにバックミラー装置1が視認姿勢にあるとき
は、軸心部ステー1aが内側に向かうように斜めにブラ
ケット2に支持されており、これに続く中央部ステー1
bは外方に折れ曲がっているため、上部ステー1cに設
けられた第1鏡板12は下部走行体C1の車幅からさら
に側方外部に突出した状態になり、後方視認が容易にな
っている。
【0032】そして、太い実線矢印で示すようにバック
ミラー装置1を軸心部ステー1aの一点鎖線で示す軸心
m回りに回動させると、第1鏡板12の軌跡は一点鎖線
の楕円で示す軌跡(図では楕円になっているが実際は中
心点Oを中心とする円軌跡である)に沿って回転するこ
とになる。図3は、バックミラー装置1を図2に示す状
態から軸心m回りに約90°回動させた状態を示してい
るが、第1鏡板12は上記のように斜めの楕円軌跡に沿
って回動するため高さは低くなる。
【0033】図2および図3に前記したブームBの最下
端部の位置の高さL1、およびバックミラー装置1の高
さL2を示している。図2に示すようにバックミラー装
置1が視認姿勢にあるときは、上記ミラー高さL2はブ
ーム高さL1よりも高くなっているが、図3に示すよう
にバックミラー装置1が収納姿勢になっているときは、
上記ミラー高さL2はブーム高さL1よりも低くなって
いる。
【0034】従って、ホイールクレーンCが走行姿勢に
あるときは図2に示すようにバックミラー装置1を視認
姿勢にし、第1鏡板12を車幅の外側に位置させること
によって走行時の後方視認に便ならしめ、ホイールクレ
ーンCが作業姿勢にあるときは図3に示すようにバック
ミラー装置1を収納姿勢に位置させることによってブー
ムBとバックミラー装置1との相互干渉を回避させるこ
とが可能になる。
【0035】図4は、本発明に係るホイール式作業機械
に付設されたミラー取付構造の第一の例に適用されるブ
ラケットの一例を示す斜視図である。この図に示すよう
に、上記ブラケット2は、取付部材3の外方側面31に
接合される背面が扁平な取付部2aと、この取付部2a
の前面に膨設された軸受部2bとから構成されている。
取付部2aの左右両側部には貫通孔21が穿設されてお
り、この貫通孔21に図略のボルトが差し通され、ブラ
ケット2を取付部材3の外方側面31に螺着するように
なっている。
【0036】また、ブラケット2の軸受部2bには上下
方向にバックミラー装置1の軸心部ステー1aを支持す
る支持孔22が穿設されており、この支持孔22に取付
部2aの基端部が嵌合されることによってバックミラー
装置1が支持孔22軸心回りに回動自在に支持されるよ
うになっている。そして、本実施例においては、上記支
持孔22の上縁部に、等間隔で4つのクリック凹部23
が凹設されている。
【0037】図5は、図4のA−A線断面図であり、ス
テーが装着された状態を示している。この図に示すよう
に、軸心部ステー1aにはフランジ14が設けられ、こ
のフランジ14の下面部に上記クリック凹部23に対応
した凸部15が凸設されている。そして、軸心部ステー
1aがブラケット2の支持孔22に嵌合された状態で、
クリック凹部23に凸部15が丁度嵌まり込むように寸
法設定されている。
【0038】また、軸心部ステー1aのフランジ14よ
りも下部にはリテーナ16が差し込まれており、このリ
テーナ16はそれよりさらに下部に軸心部ステー1aを
横断するように差し込まれたピン17によって下方に脱
落するのが阻止されている。
【0039】一方、支持孔22の下部には上部よりも内
径が大きく設定されたバネ室24が形成されており、こ
のバネ室24の上部に括れ部25が形成されている。そ
して、軸心部ステー1aが支持孔22に差し込まれた状
態で、上記括れ部25とリテーナ16との間の軸心部ス
テー1aには長手方向に拡長するように付勢されたコイ
ルバネ18が嵌め込まれている。従って、軸心部ステー
1aは上記コイルバネ18の付勢力によって軸心部ステ
ー1aと一体のリテーナ16を下方に押し下げるため、
図5に示すように、フランジ14の凸部15がブラケッ
ト2のクリック凹部23に嵌まり込んだ状態でバックミ
ラー装置1はブラケット2に安定して取り付けられてい
る。
【0040】そして、軸心部ステー1aに外力を加えて
それを軸心回りに回動させると、コイルバネ18の付勢
力に抗してフランジ14の下部に設けられた凸部15は
ブラケット2上面のクリック凹部23を乗り越えるた
め、この乗り越え時に手応えのあるいわゆる節度間(ク
リック感)を得ることができる。そして、丁度凸部15
がクリック凹部23に嵌まり込んだ位置をバックミラー
装置1の視認位置と収納位置とに設定しておけば、バッ
クミラー装置1が視認位置および収納位置にある状態が
安定し好都合である。
【0041】図6はおよび図7は、本発明に係るホイー
ル式作業機械に付設されたミラー取付構造の第二の例を
示す正面図であり、図6はバックミラーが収納姿勢にな
っている状態、図7はバックミラーが視認姿勢になって
いる状態を示している。これらの図に示すように、第二
の例のミラー取付構造は、ホイールクレーンCの姿勢が
変化したときに自動的にバックミラー装置1′の姿勢が
変化するように構成されている。
【0042】そして、この例においては、下部走行体C
1の前方上部に上部先端が先細りに形成されたブームレ
スト4が上方に向かって突設されており、このブームレ
スト4の中間部に水平にレスト板41が固設されてい
る。一方、ブームBの左側部には水平方向に係合プレー
トB1が突設されており、この係合プレートB1には上
記ブームレスト4に係合する係合孔B2が穿設されてい
る。
【0043】従って、ホイールクレーンCが作業姿勢に
あるときは、ブームBは上下動および旋回動が可能なよ
うに、ブームレスト4から離れて自由な状態になってい
るが(図6)、走行姿勢にあるときは、図7に示すよう
に係合プレートB1の係合孔B2がブームレスト4に係
合され、旋回動が阻止されるようになっている。
【0044】そして、上記レスト板41の車幅方向両側
部には左右一対のプッシュロッド5が上方に向かって突
設されており、このプッシュロッド5はレスト板41に
対して出没可能に構成されている。このようなプッシュ
ロッド5の下部はケーブル51に接続されており、上記
プッシュロッド5が出没することによってケーブル51
内のワイヤが正逆移動するようになっている。このよう
なケーブル51は車幅方向両側部でバックミラー装置
1′の軸心部ステー1aに結合され、内部のワイヤの移
動によってブラケット2′に支持されているバックミラ
ー装置1′の姿勢が変更されるようになっている。
【0045】そして、図6に示すように、ホイールクレ
ーンCが作業姿勢になっているときには、ブームBはブ
ームレスト4から浮き上がった状態になっており、その
重量がプッシュロッド5には加わっていないためプッシ
ュロッド5は上方に突出し、この状態ではバックミラー
装置1′は収納姿勢を呈するようになっている。
【0046】また、図7に示すように、ホイールクレー
ンCが走行姿勢になっているときは、ブームBはその係
合プレートB1に穿設された係合孔B2がブームレスト
4に嵌まり込んでレスト板41に支持された状態にな
り、ブームBの重量がプッシュロッド5に加わり、それ
を下方に押し下げた状態になるため、ケーブル51内の
ワイヤが車幅方向の外方に向かって移動し、バックミラ
ー装置1′を視認姿勢に設定するようになっている。
【0047】そして、本実施例においては、上記ブーム
レスト4と係合孔B2が穿設された係合プレートB1と
によって姿勢検出手段が構成され、プッシュロッド5と
ケーブル51とによってミラー回動手段が形成されてい
る。
【0048】図8は、図7に示すバックミラーの状態変
更機構を例示する一部切欠き斜視図である。この図に示
すように、バックミラー装置1′の軸心部ステー1aは
ブラケット2′を貫通してその下方にまで延設されてお
り、この延設部分に水平方向に延びるレバー26が一体
に取り付けられており、このレバー26の先端部に垂直
軸27を介してリンク部材28が結合されている。この
リンク部材28に上記ケーブル51のワイヤが接続され
ているので、ワイヤの移動によってブラケット2′に支
持された軸心部ステー1aは軸心回りに回動するのであ
る。
【0049】この実施例においては、取付部材3′の外
方側面31は垂直になっているが、垂直に限定されるも
のではなく、第一の例の取付部材3のようにその外方側
面31に傾斜が形成されていてもよい。そうすれば、バ
ックミラー装置1′が収納姿勢になったとき、その上下
長が低くなり、作業姿勢を呈したホイールクレーンCの
ブームBと、バックミラー装置1′とが互いに干渉しな
くなるため好都合である。
【0050】以上の第二の例においては、ミラー回動手
段の一つとしてケーブル51を用いたが、ケーブル51
に限定されるものではなく、ブームBのブームレスト4
に対する着脱状態をリンク機構を介してバックミラー装
置1′の回動動作に連結するようにしてもよい。
【0051】図9は、本発明に係るホイール式作業機械
に付設されたミラー取付構造の第三の例を示す断面図で
ある。この例の場合は、バックミラー装置1″は電動で
軸心回りに回動するように構成されている。すなわちこ
の例においては、下部走行体C1の前方側部上には電動
モータ7の内装されたケーシング6が固定されており、
このケーシング6にバックミラー装置1″が取り付けら
れている。
【0052】ケーシング6は円筒状を呈し、その上部に
天板61が設けられているとともに、内部に水平に仕切
板62が設けられている。そして、天板61と仕切板6
2との間の空間にはギヤ室6aが形成されているととも
に、仕切板62と下部走行体C1の上面部との間の空間
にはモータ室6bが形成されている。上記天板61には
第1貫通孔61aが穿設されているとともに、上記仕切
板62には第2貫通孔62aが穿設されており、これら
の貫通孔61a,62aにバックミラー装置1″の軸心
部ステー1aが差し通された状態でバックミラー装置
1″は軸心回りに回転自在にケーシング6に支持されて
いる。
【0053】そして、モータ室6bに位置している軸心
部ステー1aにコイルバネ18が嵌め込まれた状態でそ
の下部にリテーナ16が装着されている。さらにこのリ
テーナ16の抜け止め用として軸心部ステー1aの下端
部にナット16aが螺着され、このナット16aの螺着
によってコイルバネ18を圧縮している。
【0054】一方、ギヤ室6aの内壁面には沿うように
電動モータ7が取り付けられ、この電動モータ7の回転
駆動はその上部の減速機71を介して上下方向に延びる
駆動軸72に伝達されるようになっている。この駆動軸
72は仕切板62に穿設された第3貫通孔7aに差し通
され、ギヤ室6a内に没入している。そして、このギヤ
室6a内に没入した駆動軸72の先端に第1ギヤ73が
付設されているとともに、上記軸心部ステー1aのギヤ
室6aに位置している部分に第2ギア74が付設されて
おり、これら第1ギヤ73と第2ギア74とは互いに噛
合されている。
【0055】従って、電動モータ7を正逆駆動させる
と、この回転駆動は、減速機71、電動モータ7に、第
1ギヤ73および第2ギア74を介して軸心部ステー1
aに伝達され、バックミラー装置1″は軸心回りに正逆
回転し、視認姿勢と収納姿勢との間の姿勢変更を行うこ
とになる。本実施例においては上記電動モータ7によっ
てミラー回動手段が構成されている。
【0056】そして、本実施例においては、電動モータ
7を正逆駆動させるための電力の供給は、ホイールクレ
ーンCが走行姿勢と作業姿勢との間の姿勢変更があった
ときに自動的に行われるようになっている。このホイー
ルクレーンCの姿勢変更を検出するために図10に示す
姿勢検出手段が適用されている。
【0057】すなわち、ホイールクレーンCの上部旋回
体C2に一体に設けられた運転室C2′には、ホイール
クレーンCが走行姿勢になったとき、この姿勢をロック
するための操作レバー8が設けられている。この操作レ
バー8の先端部にはロックピン81が延設されており、
このロックピン81は運転室C2′のフロアを貫通して
下部に突出し、操作レバー8を上下動させることによっ
てフロアから出没可能になっている。
【0058】一方、ホイールクレーンCの下部走行体C
1の上面部であって、ホイールクレーンCが走行姿勢に
設定されたときに上記ロックピン81に対応する部分に
はロックピン81の下端部が嵌合されるロックブロック
82が設けられている。従って、ホイールクレーンCが
走行姿勢に設定されたときに運転者が操作レバー8を下
降させると、ロックピン81がロックブロック82に嵌
合し、ホイールクレーンCの走行姿勢がロックされるこ
とになる。
【0059】このような操作レバー8の近傍にリミット
スイッチ9が設けられており、このリミットスイッチ9
は、操作レバー8の上下動操作を行うことによってのO
N・OFFされるようになっている。具体的には、操作
レバー8が下降させられたときにはリミットスイッチ9
の切り換えによってバックミラー装置1″が視認姿勢に
なるように電動モータ7は駆動させられ、操作レバー8
が上昇させられたときはスイッチ9の切り換えによって
電動モータ7の駆動でバックミラー装置1″が収納姿勢
になるように電気的な回路が形成されている。これらの
操作レバー8およびスイッチ9によってこの実施例の姿
勢検出手段が構成されている。
【0060】なお、本実施例においては、操作レバー8
の操作でホイールクレーンCの姿勢を検出するようにし
たが、このような操作レバー8の操作で上記検出を行う
ことに限定されるものではなく、前述の第二の例のブー
ムレスト4に対するブームBの着脱から電動モータ7の
ON・OFFのための信号を得るようにしてもよい。
【0061】また、上記上記操作レバー8の操作と独立
してバックミラー装置1″の姿勢を変更させるようにす
るためには、別途操作レバー8の操作とは独立したスイ
ッチ回路を設け、このスイッチ回路の操作がレバー操作
に優先するように構成すればよい。
【0062】この第三の例のミラー取り付け構造におい
ては、ミラー回動手段と姿勢検出手段とが電気的に連結
され、操作レバー8の操作で自動的にバックミラー装置
1″の視認姿勢および収納姿勢間で姿勢が変更されるよ
うになっており、ホイールクレーンCの姿勢変更時には
必ず操作レバー8は操作されることから、バックミラー
装置1″の姿勢変更操作を失念することはなく、バック
ミラー装置1″は常に適正な姿勢になる。
【0063】
【発明の効果】請求項記載の発明によれば、付設され
たバックミラーがステーのステー軸心回りの回動により
車幅方向に対して相対的に内側となる収納姿勢と、相対
的に外側となる視認姿勢との間で変位し、収納姿勢にな
っているときは視認姿勢にあるときよりも低位置となる
ようにしているため、ステーを回転中心回りに回動させ
ることによってミラーの位置に高低差が得られ、かつ、
ホイール式作業機械が作業状態に設定されてブームが縦
軸回りに旋回させられるときには、ステーを回転軸心回
りに回動させてミラーを低位置に設定することにより、
ブームとミラーとの相互干渉が回避され、ブームの旋回
操作を円滑に行うことができるとともに、両者の衝突に
よるミラーの破損を有効に防止することができる。
【0064】本発明の請求項記載の発明によれば、ブ
ラケットに穿設された中折れ形態のステーを支持する支
持孔の延びる方向は垂直線に対して所定角度で傾斜して
おり、支持孔の中心線(回転軸心)回りにステーを回動
させた場合ミラーが付設されているステーの先端部の軌
跡は、水平面に対して傾いた状態になるため、ステーを
回転軸心回りに回動させれば、その先端に付設されてい
るミラーは上記傾いた軌跡に沿って回動し、回転位置に
よって高低差を得ることができる。
【0065】そして、支持孔の傾斜を、その上部が上記
下部走行体の車幅方向内側に向くように設定することに
より、ミラーは低位置に設定された状態でホイール式作
業機械の走行体の車幅内に位置するようになり、ホイー
ル式作業機械による作業時に外部に突出したミラーが邪
魔になるようなことはない。また、ホイール式作業機械
の走行時にミラーを低位置に設定すれば、ミラーが車幅
幅内に収まるため狭所進入が容易になり好都合である。
【0066】本発明の請求項記載のホイール式作業機
械は、上記下部走行体の車幅方向側部に上記ステーをそ
の下部基端側で軸心回りに回動可能に支持する支持孔を
備えたブラケットが固設され、上記ホイール式作業機械
の走行姿勢および作業姿勢を検出する姿勢検出手段が設
けられ、この姿勢検出手段が上記走行姿勢を検出したと
きおよび上記作業姿勢を検出したときには上記バックミ
ラーをステーの軸心回りに回動させるミラー回動手段が
設けられてなるものである。
【0067】従って、姿勢検出手段が上記走行姿勢を検
出したときおよび上記作業姿勢を検出したときには、ミ
ラー回動手段がバックミラーをステーの軸心回りに回動
させるように構成されているため、上記回動によって走
行姿勢時にはバックミラーが車幅の外側に位置し、作業
姿勢時にはバックミラーが車幅の内側に位置するように
設定することによって、走行時は自動的にバックミラー
が後方視認可能状態になるとともに、作業時は自動的に
バックミラーがクレーン作業の邪魔にならない状態にな
る。
【0068】このように、ホイール式作業機械の姿勢を
変更させることによって自動的にバックミラーの位置が
調整可能であるため、従来のように、必要の都度作業者
が手作業でバックミラーを回動させなくてもよく、作業
の簡素化上好都合である。
【0069】また、ミラー回動手段を、上記姿勢検出手
段が走行姿勢を検出したときはバックミラーがホイール
式作業機械の車幅の外側に位置するとともに、上記姿勢
検出手段が作業姿勢を検出したときはバックミラーがホ
イール式作業機械の車幅の内側に位置するように構成す
れば、ホイール式作業機械が走行姿勢のときは、バック
ミラーはホイール式作業機械の車幅の外側に位置して後
方視認可能状態になり、ホイール式作業機械が作業姿勢
のときは、バックミラーは車幅の内側に位置してクレー
ン作業の邪魔にならないようになる。
【0070】また、バックミラーを、上記姿勢検出手段
が走行姿勢を検出したときよりも、上記姿勢検出手段が
作業姿勢を検出したときの方が低位に位置するように構
成すれば、姿勢検出手段が作業姿勢を検出したときはバ
ックミラーは低位に位置し、クレーン作業時のブームと
バックミラーとの相互干渉が回避されるようにすること
ができる。
【0071】さらに、姿勢検出手段と、上記ミラー回動
手段とを機械的に連結すれば、ホイール式作業機械に上
記姿勢の変更があれば、比較的簡単な構造で機械的に姿
勢の変更がミラー回動手段に伝達され、バックミラーは
回動の結果所定の位置に設定されるようにすることが可
能である。
【0072】加えて、姿勢検出手段と、ミラー回動手段
とを電気的に連結すれば、スイッチ操作によってホイー
ル式作業機械の姿勢を変更させることができ、適宜必要
に応じかつホイール式作業機械の姿勢とは独立して任意
にバックミラーを所望の位置に設定することが可能にな
り、作業の簡素化上極めて都合がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホイール式作業機械に付設された
ミラー取付構造の第一の例を示す斜視図である。
【図2】図1のバックミラーの正面図であり、バックミ
ラーが上位に位置している状態を示している。
【図3】図1のバックミラーの正面図であり、バックミ
ラーが下位に位置している状態を示している。
【図4】本発明に係るホイール式作業機械に付設された
ミラー取付構造の第一の例に適用されるブラケットの一
例を示す斜視図である。
【図5】図4のA−A線断面図であり、ステーが装着さ
れた状態を示している。
【図6】本発明に係るホイール式作業機械に付設された
ミラー取付構造の第二の例を示す正面図であり、バック
ミラーが収納姿勢になっている状態を例示している。
【図7】本発明に係るホイール式作業機械に付設された
ミラー取付構造の第二の例を示す正面図であり、バック
ミラーが使用姿勢になっている状態を例示している。
【図8】図7に示すバックミラーが取り付けられた状態
を例示する一部切欠き斜視図である。
【図9】本発明に係るホイール式作業機械に付設された
ミラー取付構造の第三の例を示す断面図である。
【図10】ホイール式作業機械の走行姿勢検出手段を例
示する説明図である。
【図11】従来のミラー取付構造が適用されたホイール
式作業機械を例示する側面図である。
【図12】図11のホイール式作業機械の正面図であ
る。
【図13】図11のホイール式作業機械のバックミラー
装着部分の拡大図であり、ブームが旋回可能姿勢になっ
ている状態を例示している。
【符号の説明】
1,1′,1″ バックミラー 1a 軸心部ステー 1b 中央部ステー 1c 上部ステー 11 ステー 12 第1鏡板 13 第2鏡板 14 フランジ 15 凸部 16 リテーナ 17 ピン 18 コイルバネ 2,2′ ブラケット 21 貫通孔 22 支持孔 23 クリック凹部 24 バネ室 25 括れ部 26 レバー 27 垂直軸 28 リンク部材 3,3′ 取付部材 31 外方側面 4 ブームレスト 41 レスト板 5 プッシュロッド 51 ケーブル 6 ケーシング 6a ギヤ室 6b モータ室 61 天板 61a 第1貫通孔 62 仕切板 62a 第2貫通孔 7 電動モータ 71 減速機 72 駆動軸 73 第1ギヤ 74 第2ギア 8 操作レバー 81 ロックピン 82 ロックブロック 9 リミットスイッチ B ブーム C ホイールクレーン(ホイール式作業機械) C1 下部走行体 C2 上部旋回体 C3 縦軸

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体に上部旋回体が縦軸回りに旋
    回可能に搭載され、この上部旋回体にブームが起伏可能
    に取り付けられ、上記下部走行体に後方を視認するため
    のバックミラーが設けられてなるホイール式作業機械に
    おいて、上端側にバックミラーが付設された中折れ形態
    のステーが設けられ、上記下部走行体の車幅方向側部に
    上記ステーをその下部基端側でステー軸心回りに回動可
    能に支持する支持孔を備えたブラケットが設けられ、上
    記バックミラーはステーのステー軸心回りの回動により
    車幅方向に対して相対的に内側となる上記第1姿勢とし
    ての収納姿勢と、相対的に外側となる上記第2姿勢とし
    ての視認姿勢との間で変位し、収納姿勢になっていると
    きは視認姿勢にあるときよりも低位置となるように構成
    されていることを特徴とするホイール式作業機械。
  2. 【請求項2】 上記支持孔は、垂直線に対して所定角度
    で傾斜して設けられ、この傾斜は、上部が上記下部走行
    体の車幅方向内側に向くように設定されていることを特
    徴とする請求項記載のホイール式作業機械。
  3. 【請求項3】 下部走行体に上部旋回体が縦軸回りに旋
    回可能に搭載され、この上部旋回体にブームが起伏可能
    に取り付けられ、上記下部走行体に後方を視認するため
    のバックミラーが設けられてなるホイール式作業機械に
    おいて、上端側にバックミラーが付設された中折れ形態
    のステーが設けられ、上記下部走行体の車幅方向側部に
    上記ステーをその下部基端側で軸心回りに回動可能に支
    持する支持孔を備えたブラケットが固設され、上記ホイ
    ール式作業機械の走行姿勢および作業姿勢を検出する姿
    勢検出手段が設けられ、この姿勢検出手段が上記走行姿
    勢を検出したときおよび上記作業姿勢を検出したときに
    は上記バックミラーをステーの軸心回りに回動させるミ
    ラー回動手段が設けられていることを特徴とするホイー
    ル式作業機械。
  4. 【請求項4】 上記ミラー回動手段は、上記姿勢検出手
    段が走行姿勢を検出したときはバックミラーがホイール
    式作業機械の車幅の外側に位置するとともに、上記姿勢
    検出手段が作業姿勢を検出したときはバックミラーがホ
    イール式作業機械の車幅の内側に位置するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項記載のホイール式作
    業機械。
  5. 【請求項5】 上記バックミラーは、上記姿勢検出手段
    が走行姿勢を検出したときよりも、上記姿勢検出手段が
    作業姿勢を検出したときの方が低位に位置するように構
    成されていることを特徴とする請求項または記載の
    ホイール式作業機械。
  6. 【請求項6】 上記姿勢検出手段と、上記ミラー回動手
    段とが機械的に連結されていることを特徴とする請求項
    または記載のホイール式作業機械。
  7. 【請求項7】 上記姿勢検出手段と、上記ミラー回動手
    段とが電気的に連結されていることを特徴とする請求項
    または記載のホイール式作業機械。
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