JPH079948A - ワイパ制御装置 - Google Patents

ワイパ制御装置

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Publication number
JPH079948A
JPH079948A JP5157349A JP15734993A JPH079948A JP H079948 A JPH079948 A JP H079948A JP 5157349 A JP5157349 A JP 5157349A JP 15734993 A JP15734993 A JP 15734993A JP H079948 A JPH079948 A JP H079948A
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JP
Japan
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vehicle speed
wiper
signal
vehicle
speed sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP5157349A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Nagamine
嶺 義 紀 長
Masaru Kato
藤 勝 加
Junichi Takao
尾 潤 一 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗員に対して煩わしさを与えることがないよ
うにしてきめ細かなワイパの制御を行うワイパ制御装置
を提供する。 【構成】 車速センサ3からの車速信号に基いて、車両
が停止の状態にあることの認識により停止検出信号を出
力し、且つ車両が走行の状態にあることの認識により走
行検出信号を出力する停止検出手段4と、停止検出手段
4より停止検出信号の出力があった際に、ワイパモータ
2に対する電流の供給を連続動作用から間欠動作用に切
換える制御手段5とをそなえ、停止検出手段4は、車速
センサ3からの車速信号が発生しなくなってから予め定
められた時間内は車速センサ3からの車速信号が発生し
ても停止検出信号を継続して出力するワイパ制御装置
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイパモータを作動
させることによってウインドシールドガラス等の払拭面
を拭うのに利用されるワイパ制御装置に関し、特に車両
の速度に対応したモードでワイパモータを作動させるワ
イパ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の速度に対応したモードでワ
イパモータを作動させるワイパ制御装置としては特公平
3−46339号公報において記載されているものが知
られている。
【0003】上記公報に記載されたワイパ制御装置で
は、ワイパスイッチにより選定された休止時間を有する
間欠モードが設定されているとき、車両が走行状態から
停止することによって車速センサからの走行信号がなく
なると、車両が停止してから所定の時間はワイパスイッ
チにより設定された休止時間を有する間欠モードでワイ
パを駆動させ、所定の時間を過ぎてからも車速センサか
らの走行信号がなければ、ワイパスイッチによって設定
されている休止時間よりも長い休止時間を有する間欠モ
ードに切換えてワイパを駆動させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のワイパ
制御装置では、車両が走行中には車速センサが発生した
走行信号が存在するのでワイパスイッチにより選定され
た休止時間を有する間欠モードでワイパを駆動させると
ともに、車両が走行状態から停止した後に所定の時間は
ワイパスイッチにより設定された休止時間を有する間欠
モードでワイパを駆動させるようになっているため、例
えば渋滞等により車両が一旦停止してからすぐに低速で
走行を開始したり、登り坂で一旦停止してから発進する
際などに車両がわずかな前進や後退を繰り返したりする
と、走行信号が存在する状態となって走行用に適したも
のとしてワイパスイッチにより選定された休止時間を有
する間欠モードへの切換がなされてしまうため、乗員は
車両がほとんど停止しているものと認識しているのに、
ワイパが走行用の駆動を行って煩わしいものとなりうる
という問題点があり、この問題点を解決することが課題
となっていた。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わるワイパ制御装置は、乗
員に対して煩わしさを与えることがないようにしてきめ
細かなワイパの制御を行うことができるワイパ制御装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるワイパ
制御装置は、停止検出手段は、車速センサよりの車速信
号が発生しなくなってから予め定められた時間内は車速
センサからの車速信号が発生しても停止検出信号を継続
して出力する構成としたことを特徴としており、必要に
応じて採用される実施態様において停止検出手段に、車
速センサよりの車速信号が発生しなくなった際にセット
され、且つ車速センサよりの車速信号が再び発生した際
にリセットされるメモリ回路を備えているとともに、メ
モリ回路がリセット状態となってからタイマ時間を設定
するタイマ回路を備え、メモリ回路がセットされてから
タイマ回路がタイムアップするまでの間は停止検出信号
を継続して出力するものとしており、必要に応じて採用
される他の実施態様において停止検出手段は、車速セン
サよりの車速信号が発生しなくなった際に車速センサよ
りの車速信号の少なくとも一周期を検知したときに走行
検出信号を出力するものとすることができる。
【0008】
【発明の作用】この発明に係わるワイパ制御装置では、
車速センサからの車速信号が発生しなくなると停止検出
手段により停止検出信号が出力され、停止検出信号を出
力してからの停止検出手段は予め定められた時間内にお
いて車速センサからの車速信号が発生しても停止検出信
号を継続して出力する。それ故、制御手段により車両が
停止してわずかの間は車両が停止していることの認識に
基いてワイパの制御を行うものとなる。
【0009】
【実施例】図1、図2にはこの発明に係わるワイパ制御
装置の一実施例が示されており、図1は具体的回路図、
図2は動作を説明するタイムチャートである。
【0010】図示するワイパ制御装置1は、主として、
ワイパモータ2、車速センサ3、停止検出手段4を内蔵
している制御手段5から構成されている。
【0011】ワイパモータ2は、モータシャフト2aが
図示しないリンクを介してワイパアームに連結されてお
り、モータシャフト2aの回転動力によってワイパアー
ムが払拭面上の上部反転位置(停止位置)と下部反転位
置とのあいだを往復で揺動することにより、ワイパアー
ムに取付けられているワイパブレードで払拭面を拭う。
また、ワイパモータ2には定位置停止機構2bが備えら
れており、この定位置停止機構2bには、モータシャフ
ト2aの一回転毎に電源側固定接点2b2とアース側固
定接点2b3とに切換わって接続される可動接点2b1
が備えられており、この可動接点2b1はワイパアーム
が下部反転位置にあるときに電源側固定接点2b2に接
続され、ワイパアームが下部反転位置以外にあるときに
アース側固定接点2b3に接続される。定位置停止機構
2bは、図示しないワイパスイッチの切換によってワイ
パモータ2への電流の供給が中断されてもワイパアーム
が下部反転位置に到達するまでのあいだは可動接点2b
1がアース側固定接点2b3に接続されてワイパモータ
2に対する電流の供給をし続け、ワイパアームが下部反
転位置に到達したところで可動接点2b1が電源側固定
接点2b2に接続されることによってアーマチュアショ
ートによりモータシャフト2aを停止させる。
【0012】ワイパモータ2に備えられている第1のブ
ラシ端子2cは電源50、電源側固定接点2b2に接続
され、制御手段5に備えられている第1の電源端子5a
に接続されている。ワイパモータ2に備えられている第
2のブラシ端子2dは制御手段5に備えられている第2
の電源端子5bに接続されており、定位置停止機構2b
の可動接点2b1は制御手段5に備えられている位置信
号入力端子5cに接続されている。
【0013】ワイパモータ2の第1のブラシ端子2cお
よび定位置停止機構2bの電源側固定接点2b2が接続
されている第1の電源端子5a、ワイパモータ2の第2
のブラシ端子2dが接続されている第2の電源端子5
b、定位置停止機構2bの可動接点2b1が接続されて
いる位置信号入力端子5cを夫々備えている制御手段5
は、リレーRL1、コンパレータCOM1、トランジス
タTR1,TR2,TR3,TR4、コンデンサC1、
ツェナダイオードZD1,ZD2、ダイオードD1、抵
抗器R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R
8,R9,R10,R11,R12,R13,R14,
R15、停止検出手段4から構成されている。
【0014】制御手段5には第1の電源端子5a、第2
の電源端子5b、位置信号入力端子5cの他に車速信号
入力端子5dが備えられており、この車速信号入力端子
5dは、一端が接地されている車速センサ3の他端に接
続されているとともに停止検出手段4に備えられている
入力端子4aに接続されているため、車両が走行してい
ると、車速センサ3からそのときの車両の実車速に対応
したパルス信号である車速信号が入力される。
【0015】停止検出手段4には、メモリ回路4c、タ
イマ回路4dが内蔵されている。メモリ回路4cは、車
速センサ3からの車速信号が発生しなくなった際にセッ
トされるとともに車速センサ3からの車速信号が再び発
生した際にリセットされるように構成されており、メモ
リ回路4cがリセットされると同時にタイマ回路4dが
タイマスタートし、このタイマ回路4dは予め定められ
た時間の後にタイムアップされる。ここで、停止検出手
段4は、車速センサ3からの車速信号が制御手段5の車
速信号入力端子5dを介して入力端子4aから入力され
ると、メモリ回路4cもタイマ回路4dも作動しないの
で、車両が走行中であることの認識を行って走行検出信
号であるローレベルを出力する。また、停止検出手段4
は、車速センサ3からの車速信号が入力されなくなる
と、メモリ回路4cがセットされるため、車両が停止し
たことの認識を行って停止検出信号であるハイレベルを
出力し始める。メモリ回路4cがセットされている際
に、渋滞等により車両が一旦停止してからすぐに低速で
走行を開始したり、登り坂等で一旦停止してから発進す
る際などに車両がわずかな前進・後退を繰り返したりす
ると、車速センサ3から車速信号が発生するためメモリ
回路4cはリセットされる。メモリ回路4cがリセット
されると同時にタイマ回路4dがタイマスタートする。
タイマ回路4dはタイマスタートしてから所定の時間の
後にタイムアップするまでのあいだ、出力端子4eから
のハイレベルの出力を保持する機能を有する。これによ
り、停止検出手段4は車速センサ3からの車速信号が発
生しなくなってから、車速センサ3からの車速信号が発
生してもメモリ回路4cおよびタイマ回路4dによって
予め定められた時間内は停止検出信号を継続して出力す
る。停止検出手段4の出力端子4eには抵抗器R9を介
してトランジスタTR2のベース、電源50に一方を接
続した抵抗器R8の他方が接続されている。
【0016】一方、制御手段5に備えられているコンパ
レータCOM1は、抵抗器R1とツェナダイオードZD
1により定電圧化されている電源50の電圧を抵抗器R
2および抵抗器R3の合成抵抗値と抵抗器R4の抵抗値
とによって分圧した電圧が抵抗器R6を介して基準電圧
に設定されている。また、コンパレータCOM1は、コ
ンデンサ充電用であるトランジスタTR1がオンのとき
に抵抗器R5を介して定電圧化された電源50の電圧を
コンデンサC1に充電することによって蓄積された電荷
が放電される際に抵抗器R7を介して印加される電位を
基準電圧と比較し、コンデンサC1の放電電位が基準電
圧を越えるまでは出力がハイレベルとなり、コンデンサ
C1の放電電位が基準電圧を越えてからは出力がローレ
ベルとなって反転する。コンパレータC1の出力がハイ
レベルであると、抵抗器R11と抵抗器R12によりベ
ース電流を設定されているトランジスタTR3はオフ状
態となり、コンパレータC1の出力が反転されたローレ
ベルであると、トランジスタTR3はオンされる。トラ
ンジスタTR3がオン状態となるとリレースイッチング
用であるトランジスタTR4をオンするため、ツェナダ
イオードZD2によって設定された定電圧でリレーRL
1をオンさせる。リレーRL1がオンすると、第2の電
源端子5bに接続されているリレー接点RL1−1が位
置信号入力端子5cに接続されている常閉固定接点RL
1−2から接地されている常開固定接点RL1−3に切
換えられるので、ワイパモータ2の通電経路が形成され
る。
【0017】コンパレータCOM1の出力は、コンデン
サC1が充電されているときにハイレベルであり、コン
デンサC1が放電しているときにローレベルとなるた
め、抵抗器R5を介したコンデンサC1の充電時間をワ
イパの休止時間としてトランジスタTR3をオフ状態と
するとともに、コンデンサC1の放電時間をワイパの駆
動時間としてトランジスタTR3をオンさせることによ
って間欠動作用の電流供給を行う。コンデンサC1の放
電経路は、定位置停止機構2bの可動接点2b1がアー
ス側固定接点2b3に接続されているときに抵抗器R1
5、ダイオードD1を介して形成される。
【0018】制御手段5に備えられているトランジスタ
TR2はワイパ連続駆動用であり、抵抗器R8と抵抗器
R9とによりベース電流が設定されている。トランジス
タTR3はワイパ間欠駆動用であり、抵抗器R11と抵
抗器R12とによりベース電流が設定されている。トラ
ンジスタTR2のコレクタは、抵抗器R13と抵抗器R
14によりベース電流を設定されているトランジスタT
R4のベースに接続されている。また、停止検出手段4
の出力端子4eがトランジスタTR2のベースに抵抗器
R9を介して接続されているため、停止検出手段4の出
力端子4eがローレベルとなることによってトランジス
タTR2がオンされると、トランジスタTR4はオンさ
れ、トランジスタTR4がオンされることによってリレ
ーRL1がオンされる。リレーRL1がオンすることに
よりワイパモータ2の通電経路を形成する。
【0019】このような構造を有するワイパ制御装置1
は図2に示すタイムチャートに基いて動作を行う。車両
が走行している際に、図示しないワイパスイッチの切換
えがされると、電源50がワイパモータ2の第1のブラ
シ端子2c、制御手段5の第1の電源端子5aに接続さ
れる。車両が走行していることによって車速センサ3か
ら車速信号が停止検出手段4の入力端子4aに入力され
ているため、メモリ回路4cもタイマ回路4dの作動し
ておらず、停止検出手段4の出力は走行検出信号である
ローレベルになっており、停止検出手段4の出力がロー
レベルであることによってトランジスタTR2はオンし
てトランジスタTR4をオンし、トランジスタTR4の
オンによりリレーRL1を連続的にオンさせることによ
ってワイパモータ2の通電経路が形成されているため、
ワイパモータ2は駆動され、それによってモータシャフ
ト2aが回転することによって払拭面をワイパブレード
により連続で拭う。ワイパモータ2が駆動されると定位
置停止機構2bの可動接点2b1は常開固定接点2b3
に切換わる。
【0020】ワイパスイッチの切換えによって電源50
がワイパモータ2の第1のブラシ端子2c、制御手段5
の第1の電源端子5aに接続されている状態で、渋滞等
により図中のA点において車両が一旦停止すると、車速
センサ3からの車速信号が発生しなくなるため、停止検
出手段4のメモリ回路4cがセットされて出力は停止検
出信号であるハイレベルに切換わる。停止検出手段4の
出力がハイレベルに反転することによってトランジスタ
TR2はオフされ、トランジスタTR2がオフされるこ
とによってトランジスタTR4もオフされてリレーRL
1をオフする。リレーRL1がオフされることによって
リレーRL1の可動接点RL1−1は常閉固定接点RL
1−2に復帰してワイパモータ2の通電経路を遮断する
が、ワイパアームが下部反転位置に到達するまでのあい
だは定位置停止機構2bの可動接点2b1がアース側固
定接点2b3に接続されてワイパモータ2に対する電流
の供給をし続け、ワイパアームが下部反転位置に到達し
たところで可動接点2b1が電源側固定接点2b2に接
続されることによってアーマチュアショートによりモー
タシャフト2aを停止させ、ワイパアームを所定の停止
位置において停止させる。トランジスタTR2がオフさ
れたと同時に、トランジスタTR1がオンしてコンデン
サC1の充電が開始される。コンデンサC1の充電が所
定の電位に到達するまでのあいだ、コンパレータCOM
1の出力は、非反転出力となるため、トランジスタTR
3はオフされており、トランジスタTR4はオフのまま
である。
【0021】車両が一旦停止することによって停止検出
手段4のメモリ回路4cがセットされて出力がハイレベ
ルに切換わってから短時間のうちに、図中のB点から低
速の走行を開始すると、車速センサ3から車速信号が発
生するため、停止検出手段4のメモリ回路4cはリセッ
トされる。メモリ回路4cがリセットされると同時にタ
イマ回路4dがタイマスタートし、タイマ回路4dがタ
イマスタートしてから所定の時間の後にタイムアップす
るまでのあいだで出力端子4eからのハイレベルの出力
を保持するため、トランジスタTR2はオフのままであ
る。
【0022】停止検出手段4によってトランジスタTR
2のオフ状態が保持されているとき、コンデンサC1の
充電が所定の電位に到達することによって、コンパレー
タCOM1の出力は反転したローレベルとなるため、ト
ランジスタTR3は時間の経過にともなってオン・オフ
を繰り返してトランジスタTR4をオン・オフさせ、ト
ランジスタTR4のオンによりリレーRL1をオンさせ
ることによってワイパモータ2に対しコンデンサC1の
放電時間をワイパの駆動時間とし、且つコンデンサC1
の充電時間をワイパの休止時間とした間欠動作用の電流
供給が行われるため、ワイパブレードにより払拭面を間
欠的な動作で拭う。
【0023】タイマ回路4dが図中のC点においてタイ
ムアップされるため、停止検出手段4の出力はハイレベ
ルからローレベルに切換わり、トランジスタTR2がオ
ンされてトランジスタTR4を連続的にオンさせるの
で、リレーRL1がオンされてワイパモータ2に対し連
続動作用の電流供給を行ってワイパブレードにより払拭
面を連続の動作で拭う。
【0024】この間、車両が走行中にはワイパの連続的
な払拭動作が行われ、車両が一旦停止した後に車両が走
行を再開すると、メモリ回路4cおよびタイマ回路4d
によりワイパの間欠的な払拭動作を行ってから走行状態
に対応した連続的な払拭動作を行うものとなる。
【0025】図3および図4にはこの発明に係わるワイ
パ制御装置の他の実施例が示されており、図3は停止検
出手段の具体的回路図、図4は動作を説明するタイムチ
ャートである。
【0026】図示するワイパ制御装置1は、停止検出手
段4が車速センサ3からの車速信号の少なくとも一周期
を検知したときに走行検出信号を出力するように構成さ
れており、停止検出手段4を除いた部分は図1に示すワ
イパ制御装置1と同様にしてあるので、ここでは省略
し、停止検出手段4部分のみについて説明する。
【0027】この場合の停止検出手段4は、コンパレー
タCOM2、トランジスタTR22、コンデンサC2
3,C24、抵抗器R60,R61,R62,R63,
R64,R65,R66,R67、ダイオードD22,
D23から構成されており、車速センサ3から発生する
車速信号に基いてコンデンサC23が充放電を行うこと
によりコンデンサC23の放電電位で車速センサ3より
の車速信号のパルスの一周期を検知し、車速信号のパル
スの一周期を検知したら出力を反転させるように構成さ
れている。
【0028】この場合の停止検出手段4は、入力端子4
aにダイオードD23のカソード、抵抗器R67を介し
てトランジスタTR22のベースが接続されており、出
力端子4eにはコンパレータCOM2の出力側、フィー
ドバック用抵抗器R61が接続されている。そして、コ
ンパレータCOM2は、基準電圧が抵抗器R60の抵抗
値と抵抗器R62の抵抗値とフィードバック用の抵抗器
R61の抵抗値とによって設定されており、この基準電
圧に対してコンデンサC23の放電電位が比較される。
コンデンサC23の放電電位が基準電圧を越えるまでは
出力端子4eのレベルが停止検出信号であるハイレベル
となり、コンデンサC23の放電電位が基準電圧を越え
たら出力端子4eのレベルが走行検出信号であるローレ
ベルとなって反転する。トランジスタTR22は、入力
端子4aがハイレベルであるとオフ状態となり、入力端
子4aがローレベルであるとオンされる。入力端子4a
がローレベルになると、抵抗器R66,R67,ダイオ
ードD23にVccの電流が流れるため、トランジスタ
TR22はオンされる。トランジスタ22がオンされる
ことによって抵抗器R65を介しコンデンサC24によ
って微分されたワンショットパルスの電圧成分がダイオ
ードD22を介してコンデンサC23に充電される。コ
ンデンサC23が充電されている際に、入力端子4aが
ローレベルからハイレベルに反転すると、トランジスタ
TR22がオフしてコンデンサC23に対する充電電流
の供給を中断するため、コンデンサC23は抵抗器R6
4を介して放電を開始する。そして、コンデンサC23
が放電している際に、入力端子4aがハイレベルからロ
ーレベルに反転すると、入力端子4aがハイレベルとな
ったときに放電を開始したコンデンサC23に対し再び
充電が行われるため、コンデンサC23は充電電荷が増
加されてコンパレータCOM2のスレッショルドレベル
に到達したところで、出力がハイレベルからローレベル
に反転する。
【0029】このような構造を有するワイパ制御装置1
は図4に示すタイムチャートに基いて動作を行う。車両
が中速や高速で走行している際に、図示しないワイパス
イッチの切換えがされると、電源50がワイパモータ2
の第1のブラシ端子2c、制御手段5の第1の電源端子
5aに接続される。車両が中速や高速で走行しているこ
とによって車速センサ3からの車速信号(パルス信号)
は短い周期を有し、周期の短い車速信号が停止検出手段
4の入力端子4aに入力されることによって停止検出信
号4のトランジスタTR22は、車速信号がローレベル
のときにオンされ、車速信号がハイレベルのときにオフ
されてオン・オフを短い時間で繰り返す。車速信号がロ
ーレベルのときにトランジスタTR22はオンされるが
すぐにオフされるため、コンデンサC24を介してコン
デンサC23に充電される電荷は微量となり、それによ
って、コンデンサC23の放電電位はコンパレータCO
M2のスレッショルドレベルを越えられずコンパレータ
COM2の出力は反転せずにローレベルのままであリ、
停止検出手段4の出力端子4eは走行検出信号であるロ
ーレベルとなっている。停止検出手段4の出力がローレ
ベルであることによって図1に示す制御手段5のトラン
ジスタTR2はオンされてトランジスタTR4をオン
し、トランジスタTR4のオンによりリレーRL1をオ
ンさせることによってワイパモータ2の通電経路を形成
するため、ワイパモータ2は連続で駆動され、それによ
ってモータシャフト2aが回転することにより払拭面を
ワイパブレードで連続で拭う。ワイパモータ2が駆動さ
れると定位置停止機構2bの可動接点2b1は常開固定
接点2b3に切換わる。
【0030】ワイパスイッチの切換えによって電源50
がワイパモータ2の第1のブラシ端子2c、制御手段5
の第1の電源端子5aに接続されている状態で、渋滞等
により図中のD点において車両が一旦停止すると、車速
センサ3からの車速信号が発生しなくなるため、停止検
出手段4の入力端子4aはハイレベルとなり、トランジ
スタTR22はオフされる。トランジスタTR22がオ
フされてもコンパレータCOM2の出力は反転しないの
で、停止検出手段4の出力はローレベルのまま保持され
る。停止検出手段4の出力がローレベルであるため、制
御手段5のトランジスタTR2はオンされてトランジス
タTR4をオンし、トランジスタTR4のオンによりリ
レーRL1をオンさせることによってワイパモータ2の
通電経路を形成しつづけるので、ワイパモータ2は連続
で駆動をつづける。
【0031】そこで、車両が一旦停止した後、短時間の
うちに図中のE点から低速の走行を開始すると、停止検
出手段4の入力端子4aに車速センサ3から車速信号が
入力され、その車速信号は長い周期を有するため、長い
周期に対応して停止検出信号4のトランジスタTR22
はオンされる。トランジスタTR22が長い周期時間に
対応してオンされると、コンデンサC24を介してコン
デンサC23に充電される電荷も多くなり、1個めの車
速信号の周期L1の後の2個めの車速信号が入力された
ときにコンデンサC23の充電電位であるVc点の電位
がコンパレータCOM2のスレッショルドレベルを越え
るため、コンパレータCOM2の出力は反転したハイレ
ベルとなり、停止検出手段4の出力もハイレベルとな
る。停止検出手段4の出力がハイレベルとなるため、制
御手段5のトランジスタTR2はオフされ、トランジス
タTR2のオフによりトランジスタTR4もオフされる
ためリレーRL1をオフする。リレーRL1がオフされ
ることによってリレーRL1の可動接点RL1−1は常
閉固定接点RL1−2に復帰してワイパモータ2の通電
経路を遮断するが、ワイパアームが下部反転位置に到達
するまでのあいだは定位置停止機構2bの可動接点2b
1がアース側固定接点2b3に接続されてワイパモータ
2に対する電流の供給をし続け、ワイパアームが下部反
転位置に到達したところで可動接点2b1が電源側固定
接点2b2に接続されることによってアーマチュアショ
ートによりモータシャフト2aを停止させ、ワイパアー
ムを所定の停止位置において停止させる。
【0032】制御手段5のトランジスタTR2がオフさ
れたと同時に、トランジスタTR1がオンしてコンデン
サC1の充電が開始される。コンデンサC1の充電電位
が所定の値に到達するまでのあいだ、コンパレータCO
M1の出力は、非反転出力となるため、トランジスタT
R3はオフされており、トランジスタTR4はオフのま
まである。
【0033】停止検出手段4によってトランジスタTR
2がオフされているとき、コンデンサC1の充電が所定
の電位に到達することによって、コンパレータCOM1
の出力は反転したローレベルとなるため、トランジスタ
TR3は休止時間のオフと駆動時間のオンを繰り返して
トランジスタTR4を間欠的にオンさせ、トランジスタ
TR4のオンによりリレーRL1をオンさせることによ
ってワイパモータ2に対しコンデンサC1の放電時間を
ワイパの駆動時間とした間欠動作用の電流供給が行われ
るため、ワイパブレードにより払拭面を間欠的な動作で
拭う。
【0034】この状態の後に、車両が中速や高速で走行
を開始した場合は、上記と同様にして車速センサ3から
短い周期を有する車速信号が停止検出手段4の入力端子
4aに入力されるため、停止検出信号4のトランジスタ
TR22はオン・オフを短い時間で繰り返し、制御手段
5のトランジスタTR2はオンされつづけるので、ワイ
パモータ2を連続で駆動させるものとなる。
【0035】この間、車両が走行中には走行の状態に対
応したワイパの連続的な払拭動作が行われ、車両が一旦
停止することによって停止の状態に対応したワイパの間
欠的な払拭動作を行い、車両が一旦停止した後、短時間
のうちに走行を再開しても、走行を開始してから車速信
号の一周期を検知するまでは停止の状態に対応した間欠
動作を行った後に走行状態に対応した連続動作を行うも
のとなる。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わるワイパ制御装置は上記した構成としたことから、停
止検出手段により車両が停止してわずかの間は車両が停
止している状態の認識に基いて制御手段によりワイパの
制御を行うものとなるので、乗員に対して煩わしさを与
えることがないようにしてきめ細かなワイパの制御を行
うことができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるワイパ制御装置の一実施例の
具体的回路構成図である。
【図2】図1に示したワイパ制御装置においての動作を
説明するタイムチャートである。
【図3】この発明に係わるワイパ制御装置の他の実施例
においての停止検出手段の具体的回路構成図である。
【図4】図3に示したワイパ制御装置においての動作を
説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1 ワイパ制御装置 2 ワイパモータ 3 車速センサ 4 停止検出手段 5 制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の実車速に応じた車速信号を発生す
    る車速センサと、 前記車速センサよりの車速信号に基いて、車両が停止の
    状態にあることの認識により停止検出信号を出力し、且
    つ車両が走行の状態にあることの認識により走行検出信
    号を出力する停止検出手段を備えているとともに、前記
    停止検出手段より停止検出信号の出力があった際に、ワ
    イパモータに対する電流の供給を連続動作用から間欠動
    作用に切換える制御手段とをそなえているワイパ制御装
    置において、 前記停止検出手段は、車速センサよりの車速信号が発生
    しなくなってから予め定められた時間内は車速センサよ
    りの車速信号が発生しても停止検出信号を継続して出力
    することを特徴とするワイパ制御装置。
  2. 【請求項2】 停止検出手段に、車速センサよりの車速
    信号が発生しなくなった際にセットされ、且つ前記車速
    センサよりの車速信号が再び発生した際にリセットされ
    るメモリ回路を備えているとともに、前記メモリ回路が
    リセット状態となってからタイマ時間を設定するタイマ
    回路を備え、メモリ回路がセットされてからタイマ回路
    がタイムアップするまでの間は停止検出信号を継続して
    出力する請求項1に記載のワイパ制御装置。
  3. 【請求項3】 停止検出手段は、車速センサよりの車速
    信号が発生しなくなってから車速センサよりの車速信号
    の少なくとも一周期を検知したときに走行検出信号を出
    力する請求項1に記載のワイパ制御装置。
JP5157349A 1993-06-28 1993-06-28 ワイパ制御装置 Pending JPH079948A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015198723A1 (ja) * 2014-06-24 2015-12-30 株式会社ミツバ ワイパ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015198723A1 (ja) * 2014-06-24 2015-12-30 株式会社ミツバ ワイパ装置
JP2016007907A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 株式会社ミツバ ワイパ装置
US10005430B2 (en) 2014-06-24 2018-06-26 Mitsuba Corporation Wiper apparatus

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