JPH0826074A - ワイパー制御装置 - Google Patents

ワイパー制御装置

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JPH0826074A
JPH0826074A JP6187750A JP18775094A JPH0826074A JP H0826074 A JPH0826074 A JP H0826074A JP 6187750 A JP6187750 A JP 6187750A JP 18775094 A JP18775094 A JP 18775094A JP H0826074 A JPH0826074 A JP H0826074A
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JP
Japan
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wiper
switch
intermittent
capacitor
turned
Prior art date
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Application number
JP6187750A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirobumi Sakamoto
博文 坂本
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0826074A publication Critical patent/JPH0826074A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のワイパーの作動を制御するワイパー
制御装置において、間歇モードで動作中に間歇時間を短
く設定変更した時、直ちにワイパーが作動するようにす
ること。 【構成】 間歇モードで動作中に間歇時間設定用抵抗R
T が小に変更されると、その両端電圧は低下し、電圧低
下検知手段であるコンパレータ17により検知される。
すると、間歇時間を決めているコンデンサC3 に対して
別途構成された放電経路中のスイッチング手段Tr5
オンとされるので、コンデンサC3 はその経路を通じて
瞬時に放電する。そのため、間歇時間中ということで休
んでいたワイパーモータ3は、それが終了するのを待つ
ことなく直ちに作動し、その後は設定変更された短い間
歇時間で動作を続ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のワイパーの作
動を制御するワイパー制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のワイパーは、必要に応じて幾つ
かの動作モードで作動される。動作モードには、高速モ
ード,低速モード,間歇モードおよび洗浄モードがあ
る。雨が激しく降っている場合は高速モードで作動さ
れ、通常の雨の場合は低速モードで作動される。小雨の
場合は間歇モードで作動され、ウォッシャ液で窓を洗浄
する場合は、洗浄モードで作動される。
【0003】図2は、従来のワイパー制御装置である。
図2において、1はスイッチ部、2はワイパーモータユ
ニット、3はワイパーモータ、4は低速駆動端子、5は
高速駆動端子、6はアース端子、7は回転摺動スイッ
チ、8,9は固定接点、10はウォッシャ液ポンプモー
タ、11は制御回路部、12はリレー、13はリレーコ
イル、14はリレー接点、15,16は固定接点、S
OFF ,SINT ,SV ,SC,SL ,SH ,SW はスイッ
チ、IGはイグニッションスイッチ、Bはバッテリ、R
1 〜R8 ,RT は抵抗、C1 〜C3 はコンデンサ、Tr
1 〜Tr4 はトランジスタ、D1 ,D2 はダイオードで
ある。
【0004】イグニッションスイッチIGをオンする
と、バッテリBの電圧が、スイッチ部1およびスイッチ
W に印加される。スイッチ部1は、スイッチSOFF
INT,SV ,SC ,SL ,SH から成り、いずれかの
スイッチをオンすると、他のスイッチはオフとなる構造
とされている。図には、スイッチSOFF がオンしている
状態が描かれている。スイッチSW は、ウォッシャ液を
噴射させるためのスイッチであり、スイッチ部1とは独
立している。スイッチSW は、押している間のみオン
し、放すとオフに戻る。
【0005】SOFF はワイパーを停止させるスイッチ、
INT はワイパーを間歇動作させるスイッチ、SV はS
INT の一部を成すスイッチであり,ワイパーモータ3へ
の電圧印加を行うスイッチ、スイッチSC もSINT の一
部を成すスイッチであり,制御回路部11に間歇動作の
制御信号を生成させるスイッチである。スイッチSL
低速モードで動作させるスイッチ、スイッチSH は高速
モードで動作させるスイッチである。
【0006】ワイパーモータユニット2は、ワイパーモ
ータ3と回転摺動スイッチ7とより構成されている。ス
イッチ部1を経てワイパーモータ3にバッテリ電圧が印
加されると、ワイパーモータ3は回転し、図示しないワ
イパーが回動される。回転摺動スイッチ7は、ワイパー
が停止位置に来た時に実線の位置(固定接点8側にオ
ン)となり、それ以外の時には点線の位置(固定接点9
側にオン)となる構造とされている。
【0007】制御回路部11は、間歇モードおよび洗浄
モードの時に動作する。制御回路部11の直接的な目的
は、リレー12のリレーコイル13に、いつ電流を流す
かを決めることである。リレーコイル13に電流が流れ
ていない時には、リレー接点14は実線の位置(固定接
点15側にオン)となり、流された時には点線の位置
(固定接点16側にオン)となる。トランジスタTr3
より左側の部分は間歇モードの時に作動する回路であ
り、トランジスタTr2 より右側の部分は洗浄モードの
時に作動する回路である。抵抗RT は、間歇時間を設定
するための抵抗である。
【0008】次に、各動作モードでの動作を説明する。 (高速モードでの動作)スイッチSH を押す。すると、
スイッチ部1内ではスイッチSH だけがオンとなり、他
はオフとなる。バッテリB→イグニッションスイッチI
G→スイッチSH →高速駆動端子5→ワイパーモータ3
→アース端子6→固定接点8→アースという経路で閉回
路が形成され、バッテリ電圧が印加され、ワイパーモー
タ3が高速で回転する。
【0009】停止させるには、スイッチSOFF を押す。
するとスイッチSOFF だけがオンとなり、他のスイッチ
はオフとなる(それまでオンしていたスイッチSH もオ
フとなる)。スイッチSH のオフにより、高速駆動端子
5からの電圧印加はなくる。しかし、スイッチSOFF
オンした時にワイパーが丁度停止位置に来ていなけれ
ば、回転摺動スイッチ7は点線位置(固定接点9にオ
ン)となっているから、次の経路で低速駆動端子4にバ
ッテリ電圧が印加される。バッテリB→イグニッション
スイッチIG→固定接点9→点線の回転摺動スイッチ7
→固定接点15→実線のリレー接点14→スイッチS
OFF →低速駆動端子4→ワイパーモータ3→アース端子
6→固定接点8→アース。
【0010】従って、スイッチSOFF をオンした時点か
ら、高速から低速に切り換わるけれども、ワイパーは回
転を続行する。ワイパーが停止位置に来た時、回転摺動
スイッチ7は固定接点9を離れて固定接点8の方にオン
するから、この段階で前記の経路が途切れ、ワイパーモ
ータ3は停止する。このように、ワイパーを必ず停止位
置まで来させて停止させるようにする動作を、オートス
トップ動作と言っている。
【0011】(低速モードでの動作)スイッチSL を押
す。すると、スイッチSL だけがオンとなり、他はオフ
となる。バッテリB→イグニッションスイッチIG→ス
イッチSL →低速駆動端子4→ワイパーモータ3→アー
ス端子6→固定接点8→アースという経路で閉回路が形
成され、バッテリ電圧が印加され、ワイパーモータ3が
低速で回転する。停止させるには、スイッチSOFF を押
す。停止動作は、前記と同様である。
【0012】(間歇モードでの動作)スイッチSINT
押す。すると、スイッチSV とスイッチSC だけがオン
となり、他はオフとなる。スイッチSC がオンされる
と、次のようにしてリレーコイル13に電流が流れる。
まず、バッテリB→イグニッションスイッチIG→スイ
ッチSC →抵抗R6 →トランジスタTr4 のベース・エ
ミッタ→コンデンサC3→アースの経路で電流が流れ、
トランジスタTr4 がオンする。そのオンにより、トラ
ンジスタTr3 がオンし、リレーコイル13に電流が流
れる。その結果、リレー接点14が点線位置(固定接点
16にオン)となる。
【0013】一方、スイッチSV のオンにより、次の閉
回路が形成される。バッテリB→イグニッションスイッ
チIG→固定接点16→点線のリレー接点14→スイッ
チSV →低速駆動端子4→ワイパーモータ3→アース端
子6→固定接点8→アース。低速駆動端子4にバッテリ
電圧が印加されるので、ワイパーモータ3は低速で回転
する。ワイパーが回転を始めると、回転摺動スイッチ7
は点線位置(固定接点9にオン)となるので、バッテリ
B→イグニッションスイッチIG→固定接点9→点線の
回転摺動スイッチ7→ダイオードD1 →コンデンサC3
→アースという経路で電流が流れ、コンデンサC3 が充
電される。抵抗R6 を経て流れる電流によっても充電さ
れてはいたが、この電流は抵抗R6 によって制限されて
小さいので、充電はゆっくりとしか行われていなかっ
た。しかし、ダイオードD1 を経て流れる電流はそれよ
り大であるので、充電はそれまでよりは急速に行われ
る。
【0014】コンデンサC3 の充電電圧が高くなると、
トランジスタTr4 がオフとなり、それにつられてトラ
ンジスタTr3 もオフとなる。そのため、リレーコイル
13の電流は断たれ、リレー接点14は実線位置(固定
接点15にオン)となる。この時点でワイパーモータ3
への電圧印加経路が、一部変更される。固定接点16か
ら点線のリレー接点14を通る経路が、固定接点9→点
線の回転摺動スイッチ7→固定接点15→実線のリレー
接点14を通る経路に変更される。この経路は、ワイパ
ーが停止位置まで回動して回転摺動スイッチ7が実線位
置(固定接点8にオン)となった時に断たれるので、そ
の時点でワイパーモータ3は停止する。
【0015】回転摺動スイッチ7が実線位置(固定接点
8にオン)となると、コンデンサC3 への充電電流が無
くなるから、コンデンサC3 は抵抗R8 ,抵抗RT を通
って放電を開始する(固定接点8からアースへの放電
は、ダイオードD1 によって阻止される)。従って、放
電時定数はC3 (R8 +RT )である。コンデンサC3
の電圧が、トランジスタTr4 のベース電圧(これは、
バッテリ電圧を抵抗R6,R7 で分圧した電圧)よりベ
ース・エミッタ順電圧降下を差し引いた電圧以下にまで
放電すると、トランジスタTr4 は再びオンする。それ
により、トランジスタTr3 も再度オンとなって、ワイ
パーモータ3に再度バッテリ電圧が印加されることにな
る。このような動作が繰り返されることにより、ワイパ
ーは間歇的に作動させられる。間歇時間は放電時定数C
3 (R8 +RT )によって決定されるので、その変更は
抵抗RT の値を変えることによって行われる。抵抗RT
は、間歇時間設定用抵抗である。
【0016】(洗浄モードでの動作)スイッチSW を押
すと、押している間だけスイッチSW がオンとなり、ウ
ォッシャ液ポンプモータ10にバッテリ電圧が印加さ
れ、ウォッシャ液が噴射される。この時、スイッチ部1
のスイッチ状態が、ワイパーを作動させるいずれかの状
態(高速,低速,間歇のいずれか)であれば、その作動
により噴射液はワイパーで広げられ、窓が洗浄される。
しかし、スイッチSOFF がオンとされてワイパーが停止
していた場合でも、次に述べるようにスイッチSOFF
通ってワイパーモータ3に電圧が印加され、ワイパーが
作動されて窓の洗浄が行われる。
【0017】即ち、スイッチSW を通ってコンデンサC
1 ,抵抗R2 を通る充電電流が流れ、やがてトランジス
タTr1 がオンされる。トランジスタTr1 のオンによ
り、コンデンサC2 が充電され、その充電電圧が上昇し
て来るとトランジスタTr2がオンされ、リレーコイル
13に電流が流れる。リレー接点14は、点線位置(固
定接点16にオン)とされる。
【0018】すると、バッテリB→イグニッションスイ
ッチIG→固定接点16→点線のリレー接点14→スイ
ッチSOFF →低速駆動端子4→ワイパーモータ3→アー
ス端子6→固定接点8→アースの経路で、ワイパーモー
タ3にバッテリ電圧が印加され、ワイパーモータ3は回
転を開始する。ワイパーの作動開始は、ウォッシャ液の
噴射開始後、C1 2 の時定数によるコンデンサC1
充電、C2 3 の時定数によるコンデンサC2 の充電を
経て行われるから、時間的に少し遅れる。そのため、ワ
イパーは、ウォッシャ液が窓に噴射されてから少し遅れ
て、作動を開始する。
【0019】ワイパーの停止は、次のようにして行われ
る。スイッチSW から手を放すとオフとなるから、コン
デンサC2 への充電は停止する。コンデンサC2 は、C
2 →R3 →R4 →R5 の経路で放電し、やがてトランジ
スタTr2 はオフとなる。リレーコイル13の電流は断
たれ、リレー接点14は実線位置(固定接点15にオ
ン)となる。これにより、ワイパーモータ3へのバッテ
リ電圧の印加経路の一部が変更される(固定接点16→
点線のリレー接点14という経路から、固定接点9→点
線の回転摺動スイッチ7→固定接点15→実線のリレー
接点14という経路へ。ただし、ワイパーは停止位置に
なく、そのため回転摺動スイッチ7は点線位置となって
いる場合を想定している)。次にワイパーが停止位置へ
来て、回転摺動スイッチ7が実線位置(固定接点8にオ
ン)となった時、ワイパーモータ3への給電は断たれ、
ここで停止する。各動作モードでの動作は、以上の通り
である。
【0020】なお、ワイパー制御装置に関する従来の文
献としては、例えば、特開平5−24511 号公報等があ
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
(問題点)しかしながら、前記した従来のワイパー制御
装置では、間歇モードで使用中に間歇時間を短く設定変
更しても、すぐにその短い時間間隔で作動する状態とは
ならず、その間フロントウィンドウに雨滴が付着するの
を座視するほかなく、ドライバーにもどかしい思いをさ
せる場合があるという問題点があった。
【0022】(問題点の説明)間歇時間は放電時定数C
3 (R8 +RT )によって決定され、間歇時間の変更は
抵抗RT の値を変えることによって行われるが、従来の
ワイパー制御装置では、間歇時間を短い時間にしようと
してRT を小に変更しても、変更が間歇時間中(つま
り、ワイパー停止中)に行われると、すぐにはその短い
時間で応動してくれない。なぜなら、間歇時間中とは、
言い換えれば、図2のコンデンサC3 の放電過程中とい
うことに他ならないが、その放電がトランジスタTr4
をオンにするほどに進行しない限り、ワイパーは作動し
ないからである。
【0023】間歇時間を小に設定変更する場合は、雨の
量が少し増えた場合であるから、ドライバーとしてはす
ぐにでも短い間隔での間歇動作に移行して欲しいところ
であるが、従来のワイパー制御装置では、前記のように
放電の進行を待って行われるので、その間に多くの雨滴
がフロントウィンドウに付くこととなり、ドライバーに
もどかしい思いをさせることになる。本発明は、以上の
ような問題点を解決することを課題とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、間歇時間がコンデンサと間歇時間設定
抵抗を含む抵抗回路との時定数で決められるところの間
歇動作モードを具えたワイパー制御装置において、前記
間歇時間設定用抵抗の設定変更による両端電圧の低下を
検知する電圧低下検知手段と、該電圧低下検知手段から
の検知信号により導通され、前記コンデンサの放電経路
をワイパーが間歇動作の停止状態にある際に別途構成す
るよう接続されたスイッチング手段とを具えることとし
た。
【0025】
【作 用】間歇モードで動作中に間歇時間設定用抵抗
が小に変更されると、その両端電圧は低下し、電圧低下
検知手段により検知される。すると、間歇時間を決めて
いるコンデンサに対して、ワイパーが間歇動作の停止状
態にある際に別途放電経路を構成するよう接続されたス
イッチング手段がオンとされるので、コンデンサはその
経路を通じて瞬時に放電する。そのため、間歇時間中と
いうことで休んでいたワイパーは、それが終了するのを
待つことなく直ちに作動し、その後は設定変更された短
い間歇時間で動作を続ける。即ち、ドライバーが間歇時
間を短く設定変更した時、以前に設定された間歇時間が
終了するのを待つことなく直ちに動作し、変更された短
い時間での間歇動作に移行することが可能となる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明のワイパー制御装置であ
る。符号は、図2のものに対応し、R9 〜R11は抵抗、
4はコンデンサ、17はコンパレータ、Tr5 はトラ
ンジスタである。図2と同じ符号の部分は、同様の動作
をするので、その説明は省略する。
【0027】構成上、図2の従来装置と異なる点は、ワ
イパーが間歇動作の停止状態にある際に(言い換えれ
ば、回転摺動スイッチ7が実線位置となっている時
に)、間歇時間を小とするよう設定変更した場合、間歇
時間を決定しているコンデンサC3を、一瞬の内に放電
する経路を新たに設けた点である。トランジスタTr5
は、その経路を構成するスイッチング手段である。コン
パレータ17,抵抗R9 〜R 11およびコンデンサC
4 は、トランジスタTr5 の制御信号を発生させるため
の回路である。
【0028】抵抗RT のアース側でない端子Hとコンパ
レータ17の反転端子(−)との間は抵抗R11で接続さ
れ、端子Hと非反転端子(+)との間は、抵抗R10とコ
ンデンサC4 との積分回路で接続されている。コンパレ
ータ17の出力が、抵抗R9を経て、トランジスタTr
5 のベースに入力されている。
【0029】次に、動作を説明する。間歇モードの間歇
時間中(つまり、ワイパーが停止位置で休んでおり、回
転摺動スイッチ7は実線位置にある時。他方ではコンデ
ンサC3 が、抵抗R8 ,RT を経て放電している時)
に、抵抗RT が小に設定変更されたとすると、端子Hの
電位は低下する。その低下は反転端子(−)には直ちに
伝達されるから、反転端子(−)の電位は直ちに低下す
る。しかし、非反転端子(+)には積分回路を経て伝達
されるから、非反転端子(+)の電位は、反転端子
(−)の電位ほどには低下しない(時間的に遅れて徐々
に低下する)。
【0030】従って、抵抗RT を設定変更した直後に
は、非反転端子(+)の電位の方が、反転端子(−)の
電位よりも大という関係になるので、コンパレータ17
の出力はハイとなり、トランジスタTr5 がオンされ
る。すると、コンデンサC3 に対して、C3 →トランジ
スタTr5 →実線の回転摺動スイッチ7(なぜなら、間
歇時間中ゆえ、ワイパーは停止位置にあるから)→固定
接点8→アースという新たな放電経路が形成される。も
う1つの放電経路は、言うまでもなくC3 →R8 →RT
→アースという間歇時間を決定する放電経路である。
【0031】新しい放電経路は、スイッチング手段であ
るトランジスタTr5 で形成されているから、コンデン
サC3 は一瞬の内に放電される。そのため、まずトラン
ジスタTr4 がオンし、ついでトランジスタTr3 のオ
ン、リレーコイル13への通電、固定接点16,点線の
リレー接点14を通じてのワイパーモータ3へのバッテ
リ電圧印加が行われ、ワイパーが作動を開始する。これ
らは瞬時的に行われるから、抵抗RT の設定変更を行う
と、すぐにワイパーが作動する。一度ワイパーが作動す
れば、次からは設定変更後の抵抗RT により決まる新し
い間歇時間で動作する。以上の本発明の動作をまとめれ
ば、間歇モードでワイパー停止中に抵抗RT を小に設定
変更すると、ワイパーは直ちに作動し、新しく設定した
短い間歇時間で作動する。
【0032】なお、コンパレータ17の非反転端子
(+)への電位も、やがて反転端子(−)の値まで低下
するが、そうなると、コンパレータ17からトランジス
タTr5へ出されていたハイの信号は消失する。
【0033】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のワイパー制御
装置によれば、間歇モードで動作中に間歇時間設定用抵
抗が小に変更されると、該抵抗の両端電圧の低下を検知
して、間歇時間を決めているコンデンサを瞬時に放電す
るスイッチング手段をオンとするので、間歇時間中とい
うことで休んでいたワイパーは、それが終了するのを待
つことなく直ちに作動し、その後は設定変更された短い
間歇時間で動作を続ける。そのため、ドライバーが間歇
時間を短く設定変更した時、従来装置では以前に設定さ
れた間歇時間が終了するまではワイパーは作動せず、フ
ロントウィンドウに雨滴が付着するのを座視するほかな
かったが、本発明では直ちに作動して払拭することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイパー制御装置
【図2】 従来のワイパー制御装置
【符号の説明】
1…スイッチ部、2…ワイパーモータユニット、3…ワ
イパーモータ、4…低速駆動端子、5…高速駆動端子、
6…アース端子、7…回転摺動スイッチ、8,9…固定
接点、10…ウォッシャ液ポンプモータ、11…制御回
路部、12…リレー、13…リレーコイル、14…リレ
ー接点、15,16…固定接点、17…コンパレータ、
OFF ,SINT ,SV ,SC ,SL ,SH ,SW …スイ
ッチ、IG…イグニッションスイッチ、B…バッテリ、
1 〜R11…抵抗、C1 〜C4 …コンデンサ、Tr1
Tr5 …トランジスタ、D1 ,D2 …ダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間歇時間がコンデンサと間歇時間設定抵
    抗を含む抵抗回路との時定数で決められるところの間歇
    動作モードを具えたワイパー制御装置において、前記間
    歇時間設定用抵抗の設定変更による両端電圧の低下を検
    知する電圧低下検知手段と、該電圧低下検知手段からの
    検知信号により導通され、前記コンデンサの放電経路を
    ワイパーが間歇動作の停止状態にある際に別途構成する
    よう接続されたスイッチング手段とを具えたことを特徴
    とするワイパー制御装置。
JP6187750A 1994-07-18 1994-07-18 ワイパー制御装置 Pending JPH0826074A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100722165B1 (ko) * 2006-04-29 2007-05-30 스타코 주식회사 천정재 pvc 마감덮개구조
JP2012106659A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Nec Access Technica Ltd ワイパー間欠動作制御装置、及びワイパー間欠動作制御方法

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