JPH0799444A - 入力信号カウント回路 - Google Patents

入力信号カウント回路

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JPH0799444A
JPH0799444A JP5262999A JP26299993A JPH0799444A JP H0799444 A JPH0799444 A JP H0799444A JP 5262999 A JP5262999 A JP 5262999A JP 26299993 A JP26299993 A JP 26299993A JP H0799444 A JPH0799444 A JP H0799444A
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JP
Japan
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stage
switch element
terminal
output terminal
input
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JP5262999A
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Inventor
Takahide Odagiri
貴秀 小田切
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造をもって奇数個の端子からのオン
状態、オフ状態及びその中間の状態を入力可能であり、
入力されたのオン状態の数とオフ状態の数との差をカウ
ントしてその値が正か0か負かを判別することができ、
かつ回路全体が大型化することのない入力信号カウント
回路を提供する 【構成】 1つの入力端子と、オン状態、オフ状態及び
オンでもオフでもない中間状態を選択的に表す信号を入
力するための制御端子と、その制御端子からの信号がオ
ン状態、オフ状態及びそれらの中間の状態を表すときの
み各々上記入力端子からの信号を出力可能な第1〜第3
の出力端子とを有するスイッチ要素を組み合わせること
により、制御端子からのオン信号数とオフ信号数の差が
正か0か負かを容易に判別することができ、トランジス
タの数を大幅に低減できると共に回路全体を小型化でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2N+1個(奇数個)
の端子からオン状態、オフ状態及びそのいずれでもない
中間状態を入力可能であり、オン/オフ状態数の差をカ
ウントし、その差が正であるか、0であるか、負である
かを判別する多数決などに用いられる入力信号カウント
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル回路に於て奇数個の複数
の端子のうちのいくつからオン状態、オフ状態またはオ
ンでもオフでもない中間の状態を表わす信号が入力され
たかを検出する回路には、例えば入力線を5個とする
と、オン側、オフ側共に5453(=5+10)=1
5個のANDゲート(第1段)及び2個のORゲート
(第2段)を少なくとも必要とし、各ゲートをNAND
ゲートにて構成し、各ゲートのトランジスタを4個程度
としても60個以上のトランジスタを必要としていた。
例えば、入力端子が7個になれば320個以上、入力端
子が9個になれば580個以上となる。そのため、入力
端子が多くなる程回路全体が著しく大きくなる問題があ
った。加えてオン状態の数とオフ状態の数との差を計算
するには更に多くのトランジスタを必要とし、回路全体
が大きくなる問題が一層深刻になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したよう
な従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その主
な目的は、簡単な構造をもって奇数個の端子からのオン
状態、オフ状態及びその中間の状態を入力可能であり、
入力されたのオン状態の数とオフ状態の数との差をカウ
ントしてその値が正か0か負かを判別することができ、
かつ回路全体が大型化することのない入力信号カウント
回路を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した目的は本発明に
よれば、第1段から第2N+1段(Nは1以上の整数)
までの各段に、オン状態、オフ状態及びオンでもオフで
もない中間状態を選択的に表す信号を入力するための2
個または3個1組の制御端子が設けられ、前記各段の制
御端子から入力された前記オン状態の数とオフ状態の数
との差をカウントし、その差が正であることを示すため
の第1の判別端子、0であることを示すための第2の判
別端子、負であることを示すための第3の判別端子に選
択的に信号を出力する入力信号カウント回路であって、
第1段から第N+1段までの間の第n段(nは1からN
までの整数)に、1つの入力端子と、その段の制御端子
からの信号がオン状態を表すときのみ前記入力端子から
の信号を出力可能な第1の出力端子と、前記制御端子か
ら信号がオフ状態を表すときのみ前記入力端子からの信
号を出力可能な第2の出力端子と、前記制御端子からの
信号が中間状態を表すときのみ前記入力端子からの信号
を出力可能な第3の出力端子とを有する1番目乃至第2
n−1番目の2n−1個のスイッチ要素が設けられ、第
N+2段から第2N+1段までの第n段(nはN+2か
ら2N+1までの整数)に、1番目乃至4N−2n+5
番目までの4N−2n+5個の前記同様なスイッチが設
けられ、前記第1段から第N段までの第n段(nは1か
らNまでの整数)のi番目(iは1から2n−1までの
整数)のスイッチ要素に於ける第1の出力端子が第n+
1段のi番目のスイッチ要素の入力端子に、第2の出力
端子が第n+1段のi+1番目のスイッチ要素の入力端
子に、第3の出力端子が第n+1段のi+2番目のスイ
ッチ要素の入力端子に各々接続され、前記第N+1段の
1番目のスイッチ要素に於ける第1の出力端子が前記第
3の判別端子に接続され、前記第N+1段の2N+1番
目のスイッチ要素に於ける第3の出力端子が前記第1の
判別端子に接続され、前記第N+2段から第2N段まで
の第n段(nはN+2から2Nまでの整数)1番目のス
イッチ要素に於ける第1の出力端子、該スイッチ要素に
於ける第2の出力端子及び該段の2番目のスイッチ要素
に於ける第1の出力端子が前記第3の判別端子に接続さ
れ、前記第N+2段から第2N段までの第n段(nはN
+2から2Nまでの整数)の4N−2n+5番目のスイ
ッチ要素に於ける第3の出力端子、該スイッチ要素に於
ける第2の出力端子及び該段の4N−2n+4番目のス
イッチ要素に於ける第3の出力端子が前記第1の判別端
子に接続され、前記第N+1段の2番目乃至2n−1番
目までの間のi番目(iは2から2n−1までの整数)
のスイッチ要素に於ける第1の出力端子が第n+1段の
i−1番目のスイッチ要素の入力端子に、1番目乃至2
n−1番目までの間のi番目(iは1から2n−1まで
の整数)のスイッチ要素に於ける第2の出力端子が第n
+1段のi番目のスイッチ要素の入力端子に、1番目乃
至2n−2番目までの間のi番目(iは1から2n−2
までの整数)のスイッチ要素に於ける第3の出力端子が
第n+1段のi+1番目のスイッチ要素の入力端子に各
々接続され、前記第N+2段から第2N段までの第n段
(nはN+1から2Nまでの整数)の3番目乃至4N−
2n+5番目までの間のi番目(iは3から4N−2n
+5までの整数)のスイッチ要素に於ける第1の出力端
子が第n+1段のi−1番目のスイッチ要素の入力端子
に、第n段の2番目乃至4N−2n+4番目までの間の
i番目のスイッチ要素に於ける第2の出力端子が第n+
1段のi−1番目のスイッチ要素の入力端子に、第n段
の1番目乃至4N−2n+3番目までの間のi番目のス
イッチ要素に於ける第3の出力端子が第n+1段のi番
目のスイッチ要素の入力端子に各々接続され、第2N+
1段の1番目のスイッチ要素に於ける第1の出力端子、
該スイッチ要素に於ける第2の出力端子及び該段の2番
目のスイッチ要素に於ける第1の出力端子が前記第3の
判別端子に接続され、第2N+1段の1番目のスイッチ
要素に於ける第3の出力端子、該段の2番目のスイッチ
要素に於ける第2の出力端子及び該段の3番目のスイッ
チ要素に於ける第1の出力端子が前記第2の判別端子に
接続され、第2N+1段の2番目のスイッチ要素に於け
る第3の出力端子、該段の3番目のスイッチ要素に於け
る第2の出力端子及び該スイッチ要素に於ける第3の出
力端子が前記第1の判別端子に接続され、前記第1乃至
第3の判別端子からの出力により、各段の制御端子から
のオン状態を表わす信号とオフ状態を表わす信号との差
が正であるか0であるか負であるかを判別することを特
徴とする入力信号カウント回路を提供することにより達
成される。
【0005】
【作用】このようにすれば、2N+1段の制御端子に対
するトランジスタの数が6(N+1)2個に付属回路の
トランジスタ数(N×α)個を加えた数になる。例えば
制御端子5段では50個程度、7段では100個程度、
9段では150個程度となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図につい
て詳しく説明する。
【0007】図1は、本発明が適用された5段の制御端
子の組を有する入力信号カウント回路の構成を示す回路
図である。本実施例では回路全体がCMOSプロセスに
より構成されている。各制御端子の組は、図1に於ける
下から上にそのオン状態を入力するための制御端子IY
1、IY2、IY3、IY4、IY5、オフ状態を入力
するための制御端子IN1、IN2、IN3、IN4、
IN5及びオンでもオフでもない中間状態を入力するた
めの制御端子IA1、IA2、IA3、IA4、IA5
が第1段から第5段に設けられ、各段の制御端子の組を
構成している。任意の第n段の端子IYn、INn、I
Anはどれか1つのみが「High(H)」状態にな
り、他は必ず「Low(L)」状態となるようになって
おり、第n段の信号がこれらの状態により回路に伝達さ
れるようになっている。
【0008】第1段のオフ状態を表す信号を入力するた
めの制御端子IN1はMOSトランジスタ(以下MOS
Tと略記する。)Q1のゲートに接続され、同様に第1
段のオフでもオンでもない中間状態を表す信号を入力す
るためのIA1はMOSTQ2に、第1段のオン状態を
表す信号を入力するためのIY1はMOSTQ3に接続
されている。このMOSTQ1、MOSTQ2及びMO
STQ3が第1段の第1のスイッチ要素をなし、各MO
STQ1、MOSTQ2及びMOSTQ3のソースは基
準電位Vssに接続されている。また、MOSTQ1の
ドレインは第2段の1番目のスイッチ要素をなすMOS
TQ4、MOSTQ5、MOSTQ6のソースに、MO
STQ2のドレインは第2段の2番目のスイッチ要素を
なすMOSTQ7、MOSTQ8、MOSTQ9のソー
スに、MOSTQ3のドレインは第2段の3番目のスイ
ッチ要素をなすMOSTQ10、MOSTQ11、MO
STQ12のソースに各々接続されている。
【0009】第2段のオフ状態を表す信号を入力するた
めの制御端子IN2はMOSQ4、MOSTQ7、MO
STQ10のゲートに接続され、同様にIA2はMOS
TQ5、MOSTQ8、MOSTQ11に、IY2はM
OSTQ6、MOSTQ9、MOSTQ12に接続され
ている。また、MOSTQ4のドレインは第3段の1番
目のスイッチ要素をなすMOSTQ13、MOSTQ1
4、MOSTQ15のソースに、MOSTQ5、MOS
TQ7のドレインは第3段の2番目のスイッチ要素をな
すMOSTQ16、MOSTQ17、MOSTQ18の
ソースに、MOSTQ6、MOSTQ8、MOSTQ1
0のドレインは第3段の3番目のスイッチ要素をなすM
OSTQ19、MOSTQ20、MOSTQ21のソー
スに、MOSTQ9、MOSTQ11のドレインは第3
段の4番目のスイッチ要素をなすMOSTQ22、MO
STQ23、MOSTQ24のソースに、MOSTQ1
2のドレインは第3段の5番目のスイッチ要素をなすM
OSTQ25、MOSTQ26、MOSTQ27のソー
スに各々接続されている。
【0010】第3段のオフ状態を表す信号を入力するた
めの制御端子IN3はMOSQ13、MOSTQ16、
MOSTQ19、MOSTQ22、MOSTQ25のゲ
ートに接続され、同様にIA3はMOSTQ14、MO
STQ17、MOSTQ20、MOSTQ23、MOS
TQ26に、IY3はMOSTQ15、MOSTQ1
8、MOSTQ21、MOSTQ24、MOSTQ27
に接続されている。また、MOSTQ13のドレインは
MOSTQ52、MOSTQ53のドレインに接続さ
れ、MOSTQ14、MOSTQ16のドレインは第4
段の1番目のスイッチ要素をなすMOSTQ28、MO
STQ29、MOSTQ30のソースに、MOSTQ1
5、MOSTQ17、MOSTQ19のドレインは第4
段の2番目のスイッチ要素をなすMOSTQ31、MO
STQ32、MOSTQ33のソースに、MOSTQ1
8、MOSTQ20、MOSTQ22のドレインは第4
段の3番目のスイッチ要素をなすMOSTQ34、MO
STQ35、MOSTQ36のソースに、MOSTQ2
1、MOSTQ23、MOSTQ25のドレインは第4
段の4番目のスイッチ要素をなすMOSTQ37、MO
STQ38、MOSTQ39のソースに、MOSTQ2
4、MOSTQ26のドレインは第4段の5番目のスイ
ッチ要素をなすMOSTQ40、MOSTQ41、MO
STQ42のソースに、MOSTQ27のドレインはM
OSTQ56、MOSTQ57のドレインに各々接続さ
れている。
【0011】第4段のオフ状態を表す信号を入力するた
めの制御端子IN4はMOSQ28、MOSTQ31、
MOSTQ34、MOSTQ37、MOSTQ40のゲ
ートに接続され、同様にIA4はMOSTQ29、MO
STQ32、MOSTQ35、MOSTQ38、MOS
TQ41に、IY4はMOSTQ30、MOSTQ3
3、MOSTQ36、MOSTQ39、MOSTQ42
に接続されている。また、MOSTQ28、MOSTQ
29、MOSTQ31のドレインはMOSTQ52、M
OSTQ53のドレインに、MOSTQ30、MOST
Q32、MOSTQ34のドレインは第5段の1番目の
スイッチ要素をなすMOSTQ43、MOSTQ44、
MOSTQ45のソースに、MOSTQ33、MOST
Q35、MOSTQ37のドレインは第5段の2番目の
スイッチ要素をなすMOSTQ46、MOSTQ47、
MOSTQ48のソースに、MOSTQ36、MOST
Q38、MOSTQ40のドレインは第4段の3番目の
スイッチ要素をなすMOSTQ49、MOSTQ50、
MOSTQ51のソースに、MOSTQ39、MOST
Q41、MOSTQ42のドレインはMOSTQ56、
MOSTQ57のドレインに各々接続されている。
【0012】第5段のオフ状態を表す信号を入力するた
めの制御端子IN5はMOSQ43、MOSTQ46、
MOSTQ49のゲートに接続され、同様にIA4はM
OSTQ44、MOSTQ47、MOSTQ50に、I
Y4はMOSTQ45、MOSTQ48、MOSTQ5
1に接続されている。また、MOSTQ43、MOST
Q44、MOSTQ46のドレインはP型MOSTQ5
2、MOSTQ53のドレインに、MOSTQ45、M
OSTQ47、MOSTQ49のドレインはP型MOS
TQ54、MOSTQ55のドレインに、MOSTQ4
8、MOSTQ50、MOSTQ51のドレインはP型
MOSTQ56、MOSTQ57のドレインに各々接続
されている。更に、MOSTQ43、MOSTQ44、
MOSTQ46のドレインには出力端子O(−)が接続
され、MOSTQ45、MOSTQ47、MOSTQ4
9のドレインには出力端子O(0)が接続され、MOS
TQ48、MOSTQ50、MOSTQ51のドレイン
には出力端子O(+)が接続され、ソースは電源電位V
ddに接続されている。更に、MOSTQ55、MOS
TQ57のゲートは出力端子O(+)に接続され、MO
STQ53、MOSTQ56のゲートは出力端子O
(0)に接続され、MOSTQ54、MOSTQ57の
ゲートは出力端子O(−)に接続されている。
【0013】従って、第1段から第2N+1段までのう
ち第1段から第N段までの第n段(nは1からNまでの
整数)には1番目から2n−1番目の2n−1個のスイ
ッチ要素が設けられ、各スイッチ要素は図2に模式的に
示すように、入力端子Aからの信号を第1、第2及び第
3の出力端子B、C、Dに選択的に出力可能とするスイ
ッチをなしている。また、第n段に於けるi番目のスイ
ッチ要素の第1の出力端子Bは次段の第n+1段のi番
目のスイッチ要素の入力端子Aに、第2の出力端子Cは
次段の第n+1段のi+1番目のスイッチ要素の入力端
子Aに、第3の出力端子Dは次段の第n+1段のi+2
番目のスイッチ要素の入力端子Aに接続される。即ち、
上記第n段に於けるi番目のスイッチ要素の第3の出力
端子Dと、i+1番目のスイッチ要素の第2の出力端子
Cと、i+2番目のスイッチ要素の第1の出力端子Aと
は共に第n+1段のi+1番目のスイッチ要素の入力端
子Aに接続されていることとなる。例えば図1の想像線
で囲んだMOSTQ7、MOSTQ8、MOSTQ9か
らなる第2段の2番目のスイッチ要素を拡大した図3に
示すように、その出力端子Bは次段第3段のMOSTQ
16、MOSTQ17、MOSTQ18からなる2番目
のスイッチ要素の入力端子Aに接続され、出力端子Cは
次段第3段のMOSTQ19、MOSTQ20、MOS
TQ21からなる3番目のスイッチ要素の入力端子Aに
接続され、出力端子Dは次段第4段のMOSTQ22、
MOSTQ23、MOSTQ24からなる4番目のスイ
ッチ要素の入力端子Aに接続されている。
【0014】第1段から第2N+1段までのうち第N+
1段の1番目のスイッチ要素の第1の出力端子はMOS
TQ52、MOSTQ53のドレインに接続され、2N
+1番目の第3の出力端子はMOSTQ52、MOST
Q53のドレインに接続されている。
【0015】一方、第N+2段から第2N段までの第n
段には1番目〜4N−2n+5番目の4N−2n+5個
のスイッチ要素が設けられている。各スイッチの構造は
上記と同様であるが、第N段から第2N+1段までの第
n段(nはNから2N+1までの整数)に於ける1番目
のスイッチ要素の第1の出力端子B、該スイッチ要素の
第2の出力端子C及び該段の2番目のスイッチ要素の出
力端子BはMOSTQ52、MOSTQ53のドレイン
に、該段の1番目のスイッチ要素の第3の出力端子Dは
次段第n+1段の1番目のスイッチ要素の入力端子Aに
接続されている。また、該段に於ける4N−2n+1番
目のスイッチ要素の第2の出力端子C、該スイッチ要素
の第3の出力端子D及び該段の4N−2n−2番目の第
3の出力端子DはMOSTQ56、MOSTQ57のド
レインに、4N−2n−1番目のスイッチ要素の出力端
子Bは次段第n+1段の4N−2(n+1)−1番目の
スイッチ要素の入力端子Aに接続されている。更に、該
段の3番目から4N−2n+5番目までの間のi番目
(iは3から4N−2n+5の整数)のスイッチ要素の
第1の出力端子Bは次段第n+1段のi−2番目のスイ
ッチ要素の入力端子Aに、該段の2番目から4N−2n
+4番目までの間のi番目(iは2から4N−2n+4
の整数)のスイッチ要素の第2の出力端子Cは次段第n
+1段のi−1番目のスイッチ要素の入力端子Aに、該
段の1番目から4N−2n+3番目までの間のi番目
(iは1から4N−2n+3の整数)のスイッチ要素の
第3の出力端子Dは次段第n+1段のi番目のスイッチ
要素の入力端子Aに接続されている。
【0016】更に、第2N+1段の1番目のスイッチ要
素に於ける第1の出力端子B、該スイッチ要素に於ける
第2の出力端子C及び該段の2番目のスイッチ要素に於
ける第1の出力端子BはMOSTQ52、MOSTQ5
3のドレインに、該段の1番目のスイッチ要素に於ける
第3の出力端子D、該段の2番目のスイッチ要素に於け
る出力端子C及び該段の3番目のスイッチ要素に於ける
第1の出力端子BはMOSTQ54、MOSTQ55の
ドレインに、該段の2番目のスイッチ要素に於ける第3
の出力端子D、該段の3番目のスイッチ要素に於ける第
2の出力端子C及び該スイッチ要素の第3の出力端子D
はMOSTQ56、MOSTQ57のドレインに接続さ
れている。
【0017】尚、MOSTQ52〜MOSTQ57はプ
ルアップ用PchMOSTであり、これらのゲートが上
記のように接続されていることにより全体として相補型
をなし消費電力が低減されている。
【0018】以下に本実施例の作動要領について説明す
る。上記したように、各制御端子IN1〜IN4、IA
1〜IA4、IY1〜IY4の入力信号のうちアクティ
ブな信号を「H」とし、例えば第1段の制御端子IN1
からの入力信号が「H」(このとき、IA1、IY1は
「L」)であれば、MOSTQ1がオンし、MOSTQ
2、MOSTQ3がオフする。すると、第2段に於ては
MOSTQ4、MOSTQ5、MOSTQ6のみが作動
可能となる。次に、例えば第2段の制御端子IA2から
の入力信号が「H」であれば、MOSTQ5のみがオン
し、MOSTQ4、MOSTQ6がオフする。すると、
第3段に於てはMOSTQ16、MOSTQ17、MO
STQ18のみが作動可能となる。更に、例えば第3段
の制御端子IY3からの入力信号が「H」であれば、M
OSTQ18のみがオンし、MOSTQ16、MOST
Q17がオフする。すると、第4段に於てはMOSTQ
34、MOSTQ35、MOSTQ36のみが作動可能
となる。同様に、例えば第4段の制御端子IY4からの
入力信号が「H」であれば、MOSTQ36のみがオン
し、MOSTQ34、MOSTQ35がオフする。する
と、第5段に於てはMOSTQ49、MOSTQ50、
MOSTQ51のみが作動可能となる。最後に、例えば
第5段の制御端子IY5からの入力信号が「H」であれ
ば、MOSTQ51のみがオンし、MOSTQ49、M
OSTQ50がオフする。その結果、出力端子O(+)
からのみローレベル信号が出力され、それに伴いMOS
TQ53、MOSTQ55が活性状態となり出力端子O
(0)、O(−)からはハイレベルの信号が出力され、
IY信号数とIN信号数との差、即ちオン状態の数とオ
フ状態の数との差が正であることがわかる。
【0019】同様にして、例えば各制御端子で「H」で
ある入力信号がIY1、IY2、IY3、IN4、IA
5であれば、MOSTQ3、MOSTQ12、MOST
Q27がオンし、各制御端子で「H」である入力信号が
IY1、IN2、IA3、IA4、IY5であれば、M
OSTQ3、MOSTQ10、MOSTQ20、MOS
TQ35、MOSTQ48のみがオンし、上記同様に出
力端子O(+)からのみローレベル信号が出力され、I
Y信号数とIN信号数との差が正であることがわかる。
【0020】また、例えば各制御端子で「H」である入
力信号がIN1、IN2、IA3、IY4、IN5であ
れば、MOSTQ1、MOSTQ4、MOSTQ14、
MOSTQ30、MOSTQ43のみがオンし、出力端
子O(−)からのみローレベル信号が出力され、IY信
号数とIN信号数との差が負であることがわかり、各制
御端子で「H」である入力信号がIN1、IA2、IY
3、IA4、IA5であれば、MOSTQ1、MOST
Q5、MOSTQ18、MOSTQ35、MOSTQ4
7のみがオンし、即ち出力端子O(0)からのみローレ
ベル信号を出力し、IY信号数とIN信号数との差が0
であることがわかる。
【0021】上記したようにO(−)からローレベル信
号が出力されたときにはIY信号数とIN信号数との
差、即ちオン状態の数とオフ状態の数との差が負、出力
端子O(±0)からローレベル信号が出力されたときに
はIY信号数とIN信号数との差が0、出力端子O
(+)からローレベル信号が出力されたときにはIY信
号数とIN信号数との差が正であることが容易にわか
る。尚、本実施例では制御端子が5個の場合を説明した
が、7個、9個或いはそれ以上の奇数個の場合でもその
構成及び動作は同様であり、例えば7個の場合にはスイ
ッチ要素トランジスタが42個増えるのみである。
【0022】
【発明の効果】以上説明により明らかなように、本発明
による入力信号カウント回路によれば、第1段から第2
N+1段(Nは1以上の整数)までの各段に、オン状
態、オフ状態及びオンでもオフでもない中間状態を選択
的に表す信号を入力するための制御端子を有し、各段の
制御端子から入力されたオン状態数とオフ状態数との差
をカウントし、その差が正、0、負のいずれであるかを
示すための第1〜第3の判別端子に選択的に信号を出力
するべく、第1段から第N+1段に、1つの入力端子
と、その段の制御端子からの信号がオン状態、オフ状態
及び中間状態を表すときのみ入力端子からの信号を出力
可能な第1〜第3の出力端子とを有する1番目乃至第2
n−1番目のスイッチ要素を設け、第N+2段から第2
N+1段までの各段に、1番目乃至4N−2n+5番目
の上記同様なスイッチを設け、第1段から第N段までの
各段のi番目(iは1から2n−1までの整数)のスイ
ッチ要素に於ける第1の出力端子が次段のi番目のスイ
ッチ要素の入力端子に、第2の出力端子が次段のi+1
番目のスイッチ要素の入力端子に、第3の出力端子が次
段のi+2番目のスイッチ要素の入力端子に各々接続さ
れ、第N+1段の1番目のスイッチ要素に於ける第1の
出力端子が第3の判別端子に接続され、第N+1段の2
N+1番目のスイッチ要素に於ける第3の出力端子が第
1の判別端子に接続され、第N+2段から第2N段まで
の各段の1番目のスイッチ要素に於ける第1の出力端
子、第2の出力端子及び該段の2番目のスイッチ要素に
於ける第1の出力端子が第3の判別端子に接続され、第
N+2段から第2N段までの各段の4N−2n+5番目
のスイッチ要素に於ける第3の出力端子、第2の出力端
子及び該段の4N−2n+4番目のスイッチ要素に於け
る第3の出力端子が第1の判別端子に接続され、第N+
1段の2番目〜2n−1番目までの間のi番目(iは2
から2n−1までの整数)のスイッチ要素に於ける第1
の出力端子が次段のi−1番目のスイッチ要素の入力端
子に、1番目〜2n−1番目までの間のi番目(iは1
から2n−1までの整数)のスイッチ要素に於ける第2
の出力端子が次段のi番目のスイッチ要素の入力端子
に、1番目〜2n−2番目までの間のi番目(iは1か
ら2n−2までの整数)のスイッチ要素に於ける第3の
出力端子が次段のi+1番目のスイッチ要素の入力端子
に各々接続され、第N+2段から第2N段までの各段の
3番目〜4N−2n+5番目までの間のi番目(iは3
から4N−2n+5までの整数)のスイッチ要素に於け
る第1の出力端子が次段のi−1番目のスイッチ要素の
入力端子に、2番目〜4N−2n+4番目までの間のi
番目のスイッチ要素に於ける第2の出力端子が次段のi
−1番目のスイッチ要素の入力端子に、1番目乃至4N
−2n+3番目までの間のi番目のスイッチ要素に於け
る第3の出力端子が次段のi番目のスイッチ要素の入力
端子に各々接続され、第2N+1段の1番目のスイッチ
要素に於ける第1の出力端子、該スイッチ要素に於ける
第2の出力端子及び該段の2番目のスイッチ要素に於け
る第1の出力端子が第3の判別端子に接続され、第2N
+1段の1番目のスイッチ要素に於ける第3の出力端
子、該段の2番目のスイッチ要素に於ける第2の出力端
子及び該段の3番目のスイッチ要素に於ける第1の出力
端子が第2の判別端子に接続され、第2N+1段の2番
目のスイッチ要素に於ける第3の出力端子、該段の3番
目のスイッチ要素に於ける第2の出力端子及び該スイッ
チ要素に於ける第3の出力端子が第1の判別端子に接続
され、第1〜第3の判別端子からの出力により、各段の
制御端子からのオン状態を表わす信号とオフ状態を表わ
す信号との差が正であるか0であるか負であるかを判別
する構成とすることで、制御端子からのオン信号数とオ
フ信号数の差が正か0か負かを容易に判別することがで
き、トランジスタの数を大幅に低減できると共に回路全
体を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された5組の制御端子の入力信号
カウント回路の構成を示す回路図である。
【図2】図1の要部を示すモデル回路図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【符号の説明】
Q1〜Q51 スイッチ要素用トランジスタ Q52〜Q57 CMOS回路構成用トランジスタ IN1〜IN5 オフ状態を入力したい場合に「H」に
なる制御端子 IY1〜IY5 オン状態を入力したい場合に「H」に
なる制御端子 IA1〜IA5 オン/オフのいずれでもない中間状態
を入力したい場合に「H」になる制御端子 O(−)〜O(+) 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 19/20 101 9383−5J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1段から第2N+1段(Nは1以上
    の整数)までの各段に、オン状態、オフ状態及びオンで
    もオフでもない中間状態を選択的に表す信号を入力する
    ための2個または3個1組の制御端子が設けられ、前記
    各段の制御端子から入力された前記オン状態の数とオフ
    状態の数との差をカウントし、その差が正であることを
    示すための第1の判別端子、0であることを示すための
    第2の判別端子、負であることを示すための第3の判別
    端子に選択的に信号を出力する入力信号カウント回路で
    あって、 第1段から第N+1段までの間の第n段(nは1からN
    までの整数)に、1つの入力端子と、その段の制御端子
    からの信号がオン状態を表すときのみ前記入力端子から
    の信号を出力可能な第1の出力端子と、前記制御端子か
    ら信号がオフ状態を表すときのみ前記入力端子からの信
    号を出力可能な第2の出力端子と、前記制御端子からの
    信号が中間状態を表すときのみ前記入力端子からの信号
    を出力可能な第3の出力端子とを有する1番目乃至第2
    n−1番目の2n−1個のスイッチ要素が設けられ、 第N+2段から第2N+1段までの第n段(nはN+2
    から2N+1までの整数)に、1番目乃至4N−2n+
    5番目までの4N−2n+5個の前記同様なスイッチが
    設けられ、 前記第1段から第N段までの第n段(nは1からNまで
    の整数)のi番目(iは1から2n−1までの整数)の
    スイッチ要素に於ける第1の出力端子が第n+1段のi
    番目のスイッチ要素の入力端子に、第2の出力端子が第
    n+1段のi+1番目のスイッチ要素の入力端子に、第
    3の出力端子が第n+1段のi+2番目のスイッチ要素
    の入力端子に各々接続され、 前記第N+1段の1番目のスイッチ要素に於ける第1の
    出力端子が前記第3の判別端子に接続され、 前記第N+1段の2N+1番目のスイッチ要素に於ける
    第3の出力端子が前記第1の判別端子に接続され、 前記第N+2段から第2N段までの第n段(nはN+2
    から2Nまでの整数)1番目のスイッチ要素に於ける第
    1の出力端子、該スイッチ要素に於ける第2の出力端子
    及び該段の2番目のスイッチ要素に於ける第1の出力端
    子が前記第3の判別端子に接続され、 前記第N+2段から第2N段までの第n段(nはN+2
    から2Nまでの整数)の4N−2n+5番目のスイッチ
    要素に於ける第3の出力端子、該スイッチ要素に於ける
    第2の出力端子及び該段の4N−2n+4番目のスイッ
    チ要素に於ける第3の出力端子が前記第1の判別端子に
    接続され、 前記第N+1段の2番目乃至2n−1番目までの間のi
    番目(iは2から2n−1までの整数)のスイッチ要素
    に於ける第1の出力端子が第n+1段のi−1番目のス
    イッチ要素の入力端子に、1番目乃至2n−1番目まで
    の間のi番目(iは1から2n−1までの整数)のスイ
    ッチ要素に於ける第2の出力端子が第n+1段のi番目
    のスイッチ要素の入力端子に、1番目乃至2n−2番目
    までの間のi番目(iは1から2n−2までの整数)の
    スイッチ要素に於ける第3の出力端子が第n+1段のi
    +1番目のスイッチ要素の入力端子に各々接続され、 前記第N+2段から第2N段までの第n段(nはN+1
    から2Nまでの整数)の3番目乃至4N−2n+5番目
    までの間のi番目(iは3から4N−2n+5までの整
    数)のスイッチ要素に於ける第1の出力端子が第n+1
    段のi−1番目のスイッチ要素の入力端子に、第n段の
    2番目乃至4N−2n+4番目までの間のi番目のスイ
    ッチ要素に於ける第2の出力端子が第n+1段のi−1
    番目のスイッチ要素の入力端子に、第n段の1番目乃至
    4N−2n+3番目までの間のi番目のスイッチ要素に
    於ける第3の出力端子が第n+1段のi番目のスイッチ
    要素の入力端子に各々接続され、 第2N+1段の1番目のスイッチ要素に於ける第1の出
    力端子、該スイッチ要素に於ける第2の出力端子及び該
    段の2番目のスイッチ要素に於ける第1の出力端子が前
    記第3の判別端子に接続され、 第2N+1段の1番目のスイッチ要素に於ける第3の出
    力端子、該段の2番目のスイッチ要素に於ける第2の出
    力端子及び該段の3番目のスイッチ要素に於ける第1の
    出力端子が前記第2の判別端子に接続され、 第2N+1段の2番目のスイッチ要素に於ける第3の出
    力端子、該段の3番目のスイッチ要素に於ける第2の出
    力端子及び該スイッチ要素に於ける第3の出力端子が前
    記第1の判別端子に接続され、 前記第1乃至第3の判別端子からの出力により、各段の
    制御端子からのオン状態を表わす信号とオフ状態を表わ
    す信号との差が正であるか0であるか負であるかを判別
    することを特徴とする入力信号カウント回路。
  2. 【請求項2】 前記各スイッチ要素が、3個1組のト
    ランジスタスイッチから構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の入力信号カウント回路。
  3. 【請求項3】 前記各トランジスタがCMOSプロセ
    スからなるトランジスタからなることを特徴とする請求
    項2に記載の入力信号カウント回路。
JP5262999A 1993-09-27 1993-09-27 入力信号カウント回路 Withdrawn JPH0799444A (ja)

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