JP3128661B2 - 高分解能タイミング調整回路 - Google Patents

高分解能タイミング調整回路

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JP3128661B2 JP03164361A JP16436191A JP3128661B2 JP 3128661 B2 JP3128661 B2 JP 3128661B2 JP 03164361 A JP03164361 A JP 03164361A JP 16436191 A JP16436191 A JP 16436191A JP 3128661 B2 JP3128661 B2 JP 3128661B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、一つのゲート回路の
遅延時間より短い遅延時間差を生じることを特徴とする
高分解能タイミング調整回路に関する。近年、コンピュ
ータ、測定器システムあるいは通信システムの高性能化
が顕著で、それに伴い、種々の信号を高分解能でタイミ
ング調整することが要求されている。
【0002】この要求に応えるため、ゲートアレイ型で
は、スイッチング時間が短いバイポーラトランジスタを
使用したECL型回路がその要望に応えているが、低消
費電力のCMOS型回路あるいはBi−CMOS型タイ
ミング調整回路においても、その要望に応えることが期
待されている。
【0003】
【従来の技術】従来のCMOS型あるいはBi−CMO
S型タイミング調整回路においては、ゲート回路を複数
個従属接続し、それらのゲート回路を選択して組み合わ
せることによって遅延時間差を調整していた。
【0004】図3は、従来のタイミング調整回路の一例
の構成図である。この図において、a〜fは入力から最
終段までの各段、INは入力端子、OUTは出力端子、
G1〜G5はゲート回路である。このタイミング調整回
路は構成図に示されているように、複数のゲート回路G
1〜G5を従属接続し、その途中の任意の数の段および
最終段に、入力信号と遅延信号とのアンド条件の出力を
得るゲート回路を設けられている。
【0005】図4は、従来のタイミング調整回路の動作
説明図である。この図において、T1 〜T5 は各ゲート
回路の遅延時間を示している。この図のa〜fの信号波
形は、図1の構成図における入力(a)、各段(b〜
e)、および最終段(f)における信号波形を示してい
るが、各ゲート回路でそれぞれT1 、T2 、T3
4 、T5 の遅延時間を生じるから、bの信号を選択す
ることによってT1 、cの信号を選択することによって
1 +T2 、dの信号を選択することによってT1 +T
2 +T3、eの信号を選択することによってT 1 +T2
+T3 +T4 、fの信号を選択することによってT1
2 +T3 +T 4 +T5 の遅延時間をもつ信号を得るこ
とができる。
【0006】このタイミング調整回路において、(a)
〜(f)の信号を適宜選択することによって遅延時間差
を調整することができる。上記のゲート回路としては、
例えば、CMOSによる2入力NAND回路やMOSト
ランジスタを直列接続したNAND回路等が用いられ
る。
【0007】図5(A)、(B)は、従来のタイミング
調整回路に使用されたゲート回路の構成図である。図5
(A)に示されるものはCMOSによる2入力NAND
回路であり、この回路のQ1 、Q2 はpチャネルMOS
トランジスタ、Q3 、Q4 はnチャネルMOSトランジ
スタ、X、Yは入力端子、Zは出力端子である。そし
て、図5(B)に示されるものはMOSトランジスタを
直列接続したNAND回路であり、この回路のQ5 は負
荷抵抗となるMOSトランジスタ、Q6 、Q7はスイッ
チングするためのMOSトランジスタである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のタイミング
調整回路においては、各ゲート回路の遅延時間T1 、T
2 、T3 、T4 、T5 より短いタイミング調整を行うこ
とはできず、ゲート回路として前記のように複数のトラ
ンジスタを使用したNAND回路を使用しているため、
ゲート回路の遅延時間T1 、T2 、T3 、T4 、T5
長くなり、高分解能のタイミング調整を行うことができ
なかった。本発明は、各ゲート回路の遅延時間より短い
遅延時間差をもってタイミング調整できる高分解能タイ
ミング調整回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるCMOS
型あるいはBi−CMOS型タイミング調整回路にあっ
ては、その入出力端子間に各々が並列接続された遅延時
間が異なる複数のゲート回路を有し、これら複数のゲー
ト回路を適宜選択して接続することによって、出力端子
に一つのゲート回路の遅延時間より短い遅延時間差をも
って入力信号を出力する構成を採用した。
【0010】
【作用】図1は、本発明のタイミング調整回路の原理説
明図である。この図において、INは入力端子、X、Y
は経路セレクト端子、OUTは出力端子、Q10はp型M
OSトランジスタ、Q11〜Q15はn型MOSトランジス
タ、は第1の経路、は第2の経路である。
【0011】本発明のタイミング調整回路は、図1に示
されるとおりであるが、経路セレクト端子Xあるいは経
路セレクト端子Yの電位を変化することによって、第1
の経路または第2の経路を導通させ、入力端子IN
からの信号を、第1の経路または第2の経路をとお
して出力端子OUTに出力する。
【0012】第1の経路を選択した場合は、n型MO
SトランジスタQ11、Q12の2段分のゲート回路遅延時
間(MOSトランジスタの遅延時間をtとすると、2×
t)を有し、第2の経路を選択した場合は、n型MO
SトランジスタQ13、Q14、Q15の3段分のゲート回路
遅延時間(3×t)を有するため、この2つの経路を選
択して接続することによって、それぞれの経路のゲート
回路遅延時間の差(t)に相当する時間差を生じること
になる。
【0013】このゲート回路遅延時間差(t)は、上記
のようにn型MOSトランジスタ1個分の遅延時間であ
るため、複数個のトランジスタを使用した通常のゲート
回路による場合より短い遅延時間差を実現することがで
きる。
【0014】
【実施例】図2は、本発明の実施例のタイミング調整回
路の説明図である。この図において、Sがゲート回路遅
延時間セレクト端子、Q16、Q17がnpn型トランジス
タ、R1 、R2 が抵抗素子、Invがインバータである
ほかは、図1において同符号を付して説明したものと同
様である。
【0015】このタイミング調整回路の動作を説明す
る。 1.ゲート回路遅延時間セレクト端子Sに“0”を加え
た場合 n型MOSトランジスタQ14、Q15はonになり、n型
MOSトランジスタQ 12はoffになる。このとき入力
端子INから入力される信号は、第2の経路により出
力端子OUTに出力される。 2.ゲート回路遅延時間セレクト端子Sに“1”を加え
た場合 n型MOSトランジスタQ14、Q15はoffになり、n
型MOSトランジスタQ12はonとなって、入力端子I
Nから入力された信号は第1の経路により出力端子O
UTに出力される。
【0016】本実施例においては、入力端子INから入
力される信号を、第1の経路により出力端子OUTに
出力する場合は、n型MOSトランジスタQ11、Q12
2段分のゲート回路遅延時間(2×t)を生じ、第2の
経路により出力端子OUTに出力する場合は、n型M
OSトランジスタQ13、Q14、Q15の3段分のゲート回
路遅延時間(3×t)を生じるため、第1の経路と第2
の経路を切り換えることによってゲート回路遅延時間に
従来技術による場合より短い差(t)を生じさせること
ができる。
【0017】このゲート回路遅延時間差(t)は、n型
MOSトランジスタ1個分の遅延時間であるため、従来
使用されていた複数個のMOSトランジスタを使用した
ゲート回路による場合より短い遅延時間差を実現するこ
とができる。上記の実施例においては、CMOS型ある
いはBi−CMOS型タイミング調整回路の入出力端子
間に接続されるゲート回路が2つの場合であったが、そ
れより多くのゲート回路を接続することによって、さら
に分解能を高め、自由度を増すことができることはいう
までもない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
CMOS型あるいはBi−CMOS型タイミング調整回
路において、従来から用いられている複数のトランジス
タからなるゲート回路を使用した場合より短いゲート回
路遅延時間差が得られ、高分解能のタイミング調整を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイミング調整回路の原理説明図であ
る。
【図2】本発明の実施例のタイミング調整回路の説明図
である。
【図3】従来のタイミング調整回路の一例の構成図であ
る。
【図4】従来のタイミング調整回路の一例の動作説明図
である。
【図5】(A)、(B)は従来のタイミング調整回路に
使用されたゲート回路の構成図である。
【符号の説明】
IN 入力端子 X、Y 経路セレクト端子 S ゲート回路遅延時間セレクト端子 OUT 出力端子 Q10 p型MOSトランジスタ Q11〜Q15 n型MOSトランジスタ Q16、Q17 npn型トランジスタ R1 、R2 抵抗素子 Inv インバータ 第1の経路 第2の経路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CMOS型のタイミング調整回路におい
    て、 入力端子と出力端子との間に配置され、ゲートに入力信
    号が供給されるトランジスタとゲートに第1の経路セレ
    クト信号が供給されるm個(m≧1)のトランジスタと
    が直列接続された第1のゲート回路と、 前記入力端子と前記出力端子との間に配置され、ゲート
    に入力信号が供給されるトランジスタとゲートに第2の
    経路セレクト信号が供給されるk個(k>m)のトラン
    ジスタとが直列接続された第2のゲート回路と、 を備え、 前記第1のゲート回路の前記m個のトランジスタをオン
    させるとともに前記第2のゲート回路の前記k個のトラ
    ンジスタをオフさせることにより入力信号を出力させる
    第1の経路と、 前記第2のゲート回路の前記k個のトランジスタをオン
    させるとともに前記第1のゲート回路の前記m個のトラ
    ンジスタをオフさせることにより入力信号を出力させる
    第2の経路と、 を有し、 前記第1の経路と前記第2の経路とを適宜選択して動作
    させることにより遅延時間を得ることを特徴とする高分
    解能タイミング調整回路。
  2. 【請求項2】CMOS型のタイミング調整回路におい
    て、 入力端子と出力端子との間に配置され、ゲートに入力信
    号が供給される第1のトランジスタとゲートに第1の経
    路セレクト信号が供給される第2のトランジスタとが直
    列接続された第1のゲート回路と、 前記入力端子と前記出力端子との間に配置され、ゲート
    に入力信号が供給される第3のトランジスタとゲートに
    第2の経路セレクト信号が供給される第4のトランジス
    タと第5のトランジスタとが直列接続された第2のゲー
    ト回路と、 を備え、 前記第1のゲート回路の前記第2のトランジスタをオン
    させるとともに前記第2のゲート回路の前記第4のトラ
    ンジスタと前記第5のトランジスタとをオフさせること
    により入力信号を出力させる第1の経路と、 前記第2のゲート回路の前記第4のトランジスタと前記
    第5のトランジスタとをオンさせるとともに前記第1の
    ゲート回路の前記第2のトランジスタをオフさせること
    により入力信号を出力させる第2の経路と、 を有し、 前記第1の経路と前記第2の経路とを適宜選択して動作
    させることにより遅延時間を得ることを特徴とする高分
    解能タイミング調整回路。
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