JPH0766699A - マルチプレクサ回路 - Google Patents
マルチプレクサ回路Info
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- JPH0766699A JPH0766699A JP23228393A JP23228393A JPH0766699A JP H0766699 A JPH0766699 A JP H0766699A JP 23228393 A JP23228393 A JP 23228393A JP 23228393 A JP23228393 A JP 23228393A JP H0766699 A JPH0766699 A JP H0766699A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マルチプレクサ回路を少ないスイッチング素
子で構成する。 【構成】 2本の制御信号511 ,512 の真値及び反転値
を反転論理生成回路ブロックで生成する。被選択入力デ
ータ信号611 〜613 を各CMOSインバータ(111 ,21
1 ,113 ,213 ,116 ,216 )へ夫々入力し、これ等イ
ンバータ出力を出力回路ブロックのインバータ313 を介
して導出する。これ等インバータの活性状態を各インバ
ータと電源ラインとの間に直列挿入されたNMOSトラ
ンジスタ112 ,114 ,115 ,117 ,118 及びPMOSト
ランジスタ212 ,214 ,215 ,217,218 により制御す
る。これ等NMOS及びPMOSトランジスタの各スイ
ッチングは反転論理生成回路ブロックによる真値及び反
転値で制御する。
子で構成する。 【構成】 2本の制御信号511 ,512 の真値及び反転値
を反転論理生成回路ブロックで生成する。被選択入力デ
ータ信号611 〜613 を各CMOSインバータ(111 ,21
1 ,113 ,213 ,116 ,216 )へ夫々入力し、これ等イ
ンバータ出力を出力回路ブロックのインバータ313 を介
して導出する。これ等インバータの活性状態を各インバ
ータと電源ラインとの間に直列挿入されたNMOSトラ
ンジスタ112 ,114 ,115 ,117 ,118 及びPMOSト
ランジスタ212 ,214 ,215 ,217,218 により制御す
る。これ等NMOS及びPMOSトランジスタの各スイ
ッチングは反転論理生成回路ブロックによる真値及び反
転値で制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチプレクサ回路に関
し、特に複数の制御信号の論理値の組合せに応じて複数
の論理入力信号を択一的に導出するマルチプレクサ回路
に関する。
し、特に複数の制御信号の論理値の組合せに応じて複数
の論理入力信号を択一的に導出するマルチプレクサ回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチプレクサ回路の例を図4に
示す。本例では、2つの制御信号により3つの論理入力
データ信号を択一的に導出する回路例を示しており、特
に2本の制御信号が共にアクティブ状態(データ選択状
態)にあっても、3つのデータ信号のうち予め定められ
た優先順位の高いデータ信号のみを出力信号として導出
する3入力マルチプレクサの回路例である。
示す。本例では、2つの制御信号により3つの論理入力
データ信号を択一的に導出する回路例を示しており、特
に2本の制御信号が共にアクティブ状態(データ選択状
態)にあっても、3つのデータ信号のうち予め定められ
た優先順位の高いデータ信号のみを出力信号として導出
する3入力マルチプレクサの回路例である。
【0003】図4に示す如く、この種のマルチプレクサ
回路は、制御信号が2本共にアクティブ状態にあって
も、データ信号の1本だけを選択する内部信号群を生成
する優先順位制御回路ブロックと、上述した内部信号群
により、3本の入力データの内1本を選択する選択回路
ブロックと、選択されたデータを出力する出力回路ブロ
ックとで構成されている。
回路は、制御信号が2本共にアクティブ状態にあって
も、データ信号の1本だけを選択する内部信号群を生成
する優先順位制御回路ブロックと、上述した内部信号群
により、3本の入力データの内1本を選択する選択回路
ブロックと、選択されたデータを出力する出力回路ブロ
ックとで構成されている。
【0004】まず、選択回路ブロックの内部構成を説明
する。PMOSトランジスタ251のゲートは内部信号
751で制御されており、ソースはデータ信号651に
接続されており、ドレインは内部信号756に接続され
ている。
する。PMOSトランジスタ251のゲートは内部信号
751で制御されており、ソースはデータ信号651に
接続されており、ドレインは内部信号756に接続され
ている。
【0005】PMOSトランジスタ252のゲートは内
部信号752で制御されており、ソースはデータ信号6
52に接続されており、ドレインは内部信号756に接
続されている。
部信号752で制御されており、ソースはデータ信号6
52に接続されており、ドレインは内部信号756に接
続されている。
【0006】PMOSトランジスタ253のゲートは内
部信号754で制御されており、ソースはデータ信号6
53に接続されており、ドレインは内部信号756に接
続されている。
部信号754で制御されており、ソースはデータ信号6
53に接続されており、ドレインは内部信号756に接
続されている。
【0007】NMOSトランジスタ151のゲートは制
御信号551で制御されており、ソースはデータ信号6
51に接続されており、ドレインは内部信号756に接
続されている。
御信号551で制御されており、ソースはデータ信号6
51に接続されており、ドレインは内部信号756に接
続されている。
【0008】NMOSトランジスタ152のゲートは内
部信号753で制御されており、ソースはデータ信号6
52に接続されており、ドレインは内部信号756に接
続されている。
部信号753で制御されており、ソースはデータ信号6
52に接続されており、ドレインは内部信号756に接
続されている。
【0009】NMOSトランジスタ153のゲートは内
部信号755で制御されており、ソースはデータ信号6
53に接続されており、ドレインは内部信号756に接
続されている。
部信号755で制御されており、ソースはデータ信号6
53に接続されており、ドレインは内部信号756に接
続されている。
【0010】制御信号551と内部信号751,75
2,753,754,755によりデータ信号651,
652,653の内、1本のデータ信号を内部信号75
6に伝播することができる。
2,753,754,755によりデータ信号651,
652,653の内、1本のデータ信号を内部信号75
6に伝播することができる。
【0011】次に、優先順位制御回路ブロックの内部構
成を説明する。内部信号751は、制御信号551に基
づいてPMOSトランジスタ251の導通状態を制御す
る信号をインバータゲート351から出力する。制御信
号551の論理値が“1”の場合、PMOSトランジス
タ251が導通する状態のゲート信号“0”をインバー
タゲート351から出力する。
成を説明する。内部信号751は、制御信号551に基
づいてPMOSトランジスタ251の導通状態を制御す
る信号をインバータゲート351から出力する。制御信
号551の論理値が“1”の場合、PMOSトランジス
タ251が導通する状態のゲート信号“0”をインバー
タゲート351から出力する。
【0012】内部信号752は、内部信号751と制御
信号552に基づいてPMOSトランジスタ252の導
通状態を制御する信号をNANDゲート451から出力
する。内部信号751の論理値が“1”でかつ制御信号
552の論理値が“1”場合、PMOSトランジスタ2
52が導通する状態のゲート信号“0”をNANDゲー
ト451から出力する。制御信号751の論理値が
“0”場合、PMOSトランジスタ252が常に遮断す
る状態のゲート信号“1”をNANDゲート451から
出力する。
信号552に基づいてPMOSトランジスタ252の導
通状態を制御する信号をNANDゲート451から出力
する。内部信号751の論理値が“1”でかつ制御信号
552の論理値が“1”場合、PMOSトランジスタ2
52が導通する状態のゲート信号“0”をNANDゲー
ト451から出力する。制御信号751の論理値が
“0”場合、PMOSトランジスタ252が常に遮断す
る状態のゲート信号“1”をNANDゲート451から
出力する。
【0013】内部信号753は、内部信号752に基づ
いてNMOSトランジスタ152の導通状態を制御する
信号をインバータゲート353から出力する。内部信号
752の論理値が“0”の場合、NMOSトランジスタ
152が導通する状態のゲート信号“1”をインバータ
ゲート353から出力する。内部信号752の論理値が
“1”場合、NMOSトランジスタ152が常に遮断す
る状態のゲート信号“0”をインバータゲート353か
ら出力する。
いてNMOSトランジスタ152の導通状態を制御する
信号をインバータゲート353から出力する。内部信号
752の論理値が“0”の場合、NMOSトランジスタ
152が導通する状態のゲート信号“1”をインバータ
ゲート353から出力する。内部信号752の論理値が
“1”場合、NMOSトランジスタ152が常に遮断す
る状態のゲート信号“0”をインバータゲート353か
ら出力する。
【0014】内部信号754は、内部信号751と制御
信号552に基づいてPMOSトランジスタ253の導
通状態を制御する信号をNANDゲート452から出力
する。制御信号552はインバータゲート352の入力
に接続されている。
信号552に基づいてPMOSトランジスタ253の導
通状態を制御する信号をNANDゲート452から出力
する。制御信号552はインバータゲート352の入力
に接続されている。
【0015】NANDゲート452の入力はインバータ
ゲート352の出力と内部信号751に接続されてい
る。内部信号751の論理値が“1”でかつ制御信号5
52の論理値が“0”場合、PMOSトランジスタ25
3が導通する状態のゲート信号“0”をNANDゲート
452から出力する。制御信号751の論理値が“0”
場合、PMOSトランジスタ253が常に遮断する状態
のゲート信号“1”をNANDゲート452から出力す
る。
ゲート352の出力と内部信号751に接続されてい
る。内部信号751の論理値が“1”でかつ制御信号5
52の論理値が“0”場合、PMOSトランジスタ25
3が導通する状態のゲート信号“0”をNANDゲート
452から出力する。制御信号751の論理値が“0”
場合、PMOSトランジスタ253が常に遮断する状態
のゲート信号“1”をNANDゲート452から出力す
る。
【0016】内部信号755は、内部信号754に基づ
いてNMOSトランジスタ153の導通状態を制御する
信号をインバータゲート354から出力する。内部信号
754の論理値が“0”の場合、NMOSトランジスタ
153が導通する状態のゲート信号“1”をインバータ
ゲート354から出力する。内部信号754の論理値が
“1”の場合、NMOSトランジスタ153が常に遮断
する状態のゲート信号“0”をインバータゲート354
から出力する。
いてNMOSトランジスタ153の導通状態を制御する
信号をインバータゲート354から出力する。内部信号
754の論理値が“0”の場合、NMOSトランジスタ
153が導通する状態のゲート信号“1”をインバータ
ゲート354から出力する。内部信号754の論理値が
“1”の場合、NMOSトランジスタ153が常に遮断
する状態のゲート信号“0”をインバータゲート354
から出力する。
【0017】最後に、出力回路ブロックの内部構成を説
明する。インバータゲート355の入力は内部信号75
6に接続されている。インバータゲート356の入力は
インバータゲート355の出力に接続されており、イン
バータゲート356の出力は出力信号851に接続され
ている。出力信号851は内部信号756を伝播する。
明する。インバータゲート355の入力は内部信号75
6に接続されている。インバータゲート356の入力は
インバータゲート355の出力に接続されており、イン
バータゲート356の出力は出力信号851に接続され
ている。出力信号851は内部信号756を伝播する。
【0018】図5は制御信号551,552及びデータ
信号651,652,653の論理値が変化した場合に
おける、内部信号751,752,753,754,7
55,756及び出力信号851とを示すタイミング図
である。
信号651,652,653の論理値が変化した場合に
おける、内部信号751,752,753,754,7
55,756及び出力信号851とを示すタイミング図
である。
【0019】図5において、点線にて示される時間位置
は、制御信号551,552及びデータ信号651,6
52,653の論理値が夫々変化する変化点を示してい
る。
は、制御信号551,552及びデータ信号651,6
52,653の論理値が夫々変化する変化点を示してい
る。
【0020】図8は制御信号551,552及びデータ
信号651,652,653の論理値における、内部信
号751,752,753,754,755,756及
び出力信号851との論理値を示す論理表である。図8
において、“ー”にて示される箇所は、論理値が“0”
または“1”どちらでも可能な状態を示している。
信号651,652,653の論理値における、内部信
号751,752,753,754,755,756及
び出力信号851との論理値を示す論理表である。図8
において、“ー”にて示される箇所は、論理値が“0”
または“1”どちらでも可能な状態を示している。
【0021】本従来例の場合、通常は制御信号551の
論理値を“0”、制御信号552の論理値を“0”に設
定しておく。内部信号751,752,755の論理値
が“1”となり、かつ内部信号753,754の論理値
が“0”となる。PMOSトランジスタ253とNMO
Sトランジスタ153は導通状態となる。PMOSトラ
ンジスタ251,252とNMOSトランジスタ15
1,152は、遮断状態となる。このとき制御信号55
2の論理値に依存せず、優先的にデータ信号653のみ
出力信号851に伝播する。
論理値を“0”、制御信号552の論理値を“0”に設
定しておく。内部信号751,752,755の論理値
が“1”となり、かつ内部信号753,754の論理値
が“0”となる。PMOSトランジスタ253とNMO
Sトランジスタ153は導通状態となる。PMOSトラ
ンジスタ251,252とNMOSトランジスタ15
1,152は、遮断状態となる。このとき制御信号55
2の論理値に依存せず、優先的にデータ信号653のみ
出力信号851に伝播する。
【0022】データ信号651の信号を出力信号851
に出力したい場合には、制御信号551の論理値を
“1”に設定すればよい。すると内部信号752,75
4の論理値が“1”となり、かつ内部信号751,75
3,755の論理値が“0”となる。PMOSトランジ
スタ251とNMOSトランジスタ151は、導通状態
となる。PMOSトランジスタ252,253とNMO
Sトランジスタ152,153は、遮断状態となる。こ
のときデータ信号651のみ出力信号851に伝播す
る。
に出力したい場合には、制御信号551の論理値を
“1”に設定すればよい。すると内部信号752,75
4の論理値が“1”となり、かつ内部信号751,75
3,755の論理値が“0”となる。PMOSトランジ
スタ251とNMOSトランジスタ151は、導通状態
となる。PMOSトランジスタ252,253とNMO
Sトランジスタ152,153は、遮断状態となる。こ
のときデータ信号651のみ出力信号851に伝播す
る。
【0023】データ信号652の信号を出力信号851
に出力したい場合には、制御信号551の論理値を
“0”、制御信号552の論理値を“1”に設定すれば
よい。すると内部信号751,753,754の論理値
が“1”となり、かつ内部信号752,755の論理値
が“0”となる。PMOSトランジスタ252とNMO
Sトランジスタ152は導通状態となる。PMOSトラ
ンジスタ251,253とNMOSトランジスタ15
1,153とは遮断状態となる。このときデータ信号6
52のみ出力信号851に伝播する。
に出力したい場合には、制御信号551の論理値を
“0”、制御信号552の論理値を“1”に設定すれば
よい。すると内部信号751,753,754の論理値
が“1”となり、かつ内部信号752,755の論理値
が“0”となる。PMOSトランジスタ252とNMO
Sトランジスタ152は導通状態となる。PMOSトラ
ンジスタ251,253とNMOSトランジスタ15
1,153とは遮断状態となる。このときデータ信号6
52のみ出力信号851に伝播する。
【0024】以上の機能により、2本の制御信号によ
り、制御信号が2本ともアクティブ状態(データ選択状
態)でも、3本のデータ信号の内、優先順位の高い方の
データ信号1本を出力信号として出力することは可能と
なっている。
り、制御信号が2本ともアクティブ状態(データ選択状
態)でも、3本のデータ信号の内、優先順位の高い方の
データ信号1本を出力信号として出力することは可能と
なっている。
【0025】この様な、3入力マルチプレクサ回路は、
制御信号が2本ともアクティブ状態でも、出力信号の1
本だけを選択する内部信号群を生成する優先順位制御回
路ブロックと、上述した内部信号により、3本の入力デ
ータの内1本を選択する選択回路ブロックと、選択され
た信号を出力する出力回路ブロックとに3分割して構成
されている。
制御信号が2本ともアクティブ状態でも、出力信号の1
本だけを選択する内部信号群を生成する優先順位制御回
路ブロックと、上述した内部信号により、3本の入力デ
ータの内1本を選択する選択回路ブロックと、選択され
た信号を出力する出力回路ブロックとに3分割して構成
されている。
【0026】上述した優先順位制御回路は16トランジ
スタで構成され、選択回路は6トランジスタで構成さ
れ、出力回路は4トランジスタで構成されている。従っ
て、従来の回路構成では、3入力マルチプレクサ回路で
さえ26トランジスタ必要である。
スタで構成され、選択回路は6トランジスタで構成さ
れ、出力回路は4トランジスタで構成されている。従っ
て、従来の回路構成では、3入力マルチプレクサ回路で
さえ26トランジスタ必要である。
【0027】また、従来の4入力マルチプレクサ回路は
図6に示すような回路構成となっている。図6は、3本
の制御信号により、制御信号が3本ともアクティブ状態
(データ選択状態)でも、4本のデータ信号の内、優先
順位の高い方のデータ信号1を出力信号として出力する
4入力マルチプレクサ回路の具体的な例である。
図6に示すような回路構成となっている。図6は、3本
の制御信号により、制御信号が3本ともアクティブ状態
(データ選択状態)でも、4本のデータ信号の内、優先
順位の高い方のデータ信号1を出力信号として出力する
4入力マルチプレクサ回路の具体的な例である。
【0028】本従来例では、データ選択用制御信号が3
本ともアクティブ状態でも、データ信号の1本だけを選
択する内部信号群を生成する優先順位制御回路ブロック
と、上述した内部信号群により、4本の入力データの内
1本を選択する選択回路ブロックと、選択されたデータ
を出力する出力回路ブロックとで構成されている。
本ともアクティブ状態でも、データ信号の1本だけを選
択する内部信号群を生成する優先順位制御回路ブロック
と、上述した内部信号群により、4本の入力データの内
1本を選択する選択回路ブロックと、選択されたデータ
を出力する出力回路ブロックとで構成されている。
【0029】上述した優先順位制御回路は28トランジ
スタで構成され、選択回路は8トランジスタで構成さ
れ、出力回路は4トランジスタで構成されている。従っ
て、従来の回路構成では、4入力マルチプレクサ回路で
さえ40トランジスタ必要である。
スタで構成され、選択回路は8トランジスタで構成さ
れ、出力回路は4トランジスタで構成されている。従っ
て、従来の回路構成では、4入力マルチプレクサ回路で
さえ40トランジスタ必要である。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の2本の
制御信号により、制御信号が2本ともアクティブ状態
(データ選択状態)でも、3本のデータ信号の内、優先
順位の高い方のデータ信号1本を出力信号として出力す
ることを可能とする3入力マルチプレクサ回路は、制御
信号が2本ともアクティブ状態でも、データ信号の1本
だけを選択する内部信号群を生成する回路と、上述した
内部信号群により、3本のデータ信号の内1本を選択す
る回路と、選択された信号を出力する回路とに分割して
構成されている。
制御信号により、制御信号が2本ともアクティブ状態
(データ選択状態)でも、3本のデータ信号の内、優先
順位の高い方のデータ信号1本を出力信号として出力す
ることを可能とする3入力マルチプレクサ回路は、制御
信号が2本ともアクティブ状態でも、データ信号の1本
だけを選択する内部信号群を生成する回路と、上述した
内部信号群により、3本のデータ信号の内1本を選択す
る回路と、選択された信号を出力する回路とに分割して
構成されている。
【0031】制御信号が2本ともアクティブ状態でも、
データ信号の1本だけを選択する内部信号群を生成する
回路は16トランジスタ必要であり、内部信号により、
3本のデータ信号の内1本を選択する回路は6トランジ
スタ必要であり、選択された信号を出力する回路は4ト
ランジスタ必要である。
データ信号の1本だけを選択する内部信号群を生成する
回路は16トランジスタ必要であり、内部信号により、
3本のデータ信号の内1本を選択する回路は6トランジ
スタ必要であり、選択された信号を出力する回路は4ト
ランジスタ必要である。
【0032】上述した従来のマルチプレクサ回路は3入
力マルチプレクサ回路でさえ、26トランジスタ必要で
あり、マルチプレクサ回路を構成するトランジスタの数
が大きいという欠点がある。
力マルチプレクサ回路でさえ、26トランジスタ必要で
あり、マルチプレクサ回路を構成するトランジスタの数
が大きいという欠点がある。
【0033】本発明の目的は極めて簡単な構成で従来と
同等機能を有するマルチプレクサ回路を提供することで
ある。
同等機能を有するマルチプレクサ回路を提供することで
ある。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
制御信号の論理値の組合せに応じて複数の論理入力信号
を択一的に導出するマルチプレクサ回路であって、前記
制御信号の各々の真値及び反転値を生成する手段と、前
記論理入力信号の各々に夫々対応して設けられ対応論理
入力信号を入力とする複数の反転手段と、前記反転手段
の各々の活性状態を前記真値及び反転値に応じて制御す
る制御手段と、前記反転手段の各々の出力を反転して選
択信号出力として導出する出力手段とを含むことを特徴
とするマルチプレクサ回路が得られる。
制御信号の論理値の組合せに応じて複数の論理入力信号
を択一的に導出するマルチプレクサ回路であって、前記
制御信号の各々の真値及び反転値を生成する手段と、前
記論理入力信号の各々に夫々対応して設けられ対応論理
入力信号を入力とする複数の反転手段と、前記反転手段
の各々の活性状態を前記真値及び反転値に応じて制御す
る制御手段と、前記反転手段の各々の出力を反転して選
択信号出力として導出する出力手段とを含むことを特徴
とするマルチプレクサ回路が得られる。
【0035】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0036】図1は本発明の実施例1ブロック図であ
り、2本の制御信号により、制御信号が2本ともアクテ
ィブ状態(データ選択状態)でも、3本のデータ信号の
内、優先順位の高い方のデータ信号1本を出力信号とし
て出力可能な3入力マルチプレクサ回路で実現した場合
の具体的な例である。
り、2本の制御信号により、制御信号が2本ともアクテ
ィブ状態(データ選択状態)でも、3本のデータ信号の
内、優先順位の高い方のデータ信号1本を出力信号とし
て出力可能な3入力マルチプレクサ回路で実現した場合
の具体的な例である。
【0037】本実施例では、制御信号の論理の真値と反
転値とを生成する反転論理生成回路ブロックと、上述し
た制御信号に呼応して制御信号が2本ともアクティブ状
態でも、データ信号の1本だけを選択する優先順位付き
選択回路ブロックと、選択したデータを出力する出力回
路ブロックとで構成される。
転値とを生成する反転論理生成回路ブロックと、上述し
た制御信号に呼応して制御信号が2本ともアクティブ状
態でも、データ信号の1本だけを選択する優先順位付き
選択回路ブロックと、選択したデータを出力する出力回
路ブロックとで構成される。
【0038】まず、優先順位付き選択回路ブロックの内
部構成を説明する。PMOSトランジスタ211のゲー
トはデータ信号611で制御されており、ソースはPM
OSトランジスタ212のドレインに接続されており、
かつドレインは内部信号713に接続されている。
部構成を説明する。PMOSトランジスタ211のゲー
トはデータ信号611で制御されており、ソースはPM
OSトランジスタ212のドレインに接続されており、
かつドレインは内部信号713に接続されている。
【0039】PMOSトランジスタ212のゲートは内
部信号711で制御されており、ソースは高電位電源に
接続されている。
部信号711で制御されており、ソースは高電位電源に
接続されている。
【0040】PMOSトランジスタ213のゲートはデ
ータ信号612で制御されており、ソースはPMOSト
ランジスタ214のドレインに接続されており、かつド
レインは内部信号713に接続されている。
ータ信号612で制御されており、ソースはPMOSト
ランジスタ214のドレインに接続されており、かつド
レインは内部信号713に接続されている。
【0041】PMOSトランジスタ214のゲートは制
御信号511で制御されており、ソースはPMOSトラ
ンジスタ215のドレインに接続されている。
御信号511で制御されており、ソースはPMOSトラ
ンジスタ215のドレインに接続されている。
【0042】PMOSトランジスタ215のゲートは内
部信号712で制御されており、ソースは高電位電源に
接続されている。
部信号712で制御されており、ソースは高電位電源に
接続されている。
【0043】PMOSトランジスタ216のゲートはデ
ータ信号613で制御されており、ソースはPMOSト
ランジスタ217のドレインに接続されており、かつド
レインは内部信号713に接続されている。
ータ信号613で制御されており、ソースはPMOSト
ランジスタ217のドレインに接続されており、かつド
レインは内部信号713に接続されている。
【0044】PMOSトランジスタ217のゲートは制
御信号511で制御されており、ソースはPMOSトラ
ンジスタ218のドレインに接続されている。
御信号511で制御されており、ソースはPMOSトラ
ンジスタ218のドレインに接続されている。
【0045】PMOSトランジスタ218のゲートは制
御信号512で制御されており、ソースは高電位電源に
接続されている。
御信号512で制御されており、ソースは高電位電源に
接続されている。
【0046】NMOSトランジスタ111のゲートはデ
ータ信号611で制御されており、ソースはNMOSト
ランジスタ112のドレインに接続されており、かつド
レインは内部信号713に接続されている。
ータ信号611で制御されており、ソースはNMOSト
ランジスタ112のドレインに接続されており、かつド
レインは内部信号713に接続されている。
【0047】NMOSトランジスタ112のゲートは制
御信号511で制御されており、ソースは低電位電源で
あるGNDに接続されている。
御信号511で制御されており、ソースは低電位電源で
あるGNDに接続されている。
【0048】NMOSトランジスタ113のゲートはデ
ータ信号612で制御されており、ソースはNMOSト
ランジスタ114のドレインに接続されており、かつド
レインは内部信号713に接続されている。
ータ信号612で制御されており、ソースはNMOSト
ランジスタ114のドレインに接続されており、かつド
レインは内部信号713に接続されている。
【0049】NMOSトランジスタ114のゲートは内
部信号711で制御されており、ソースはNMOSトラ
ンジスタ115のドレインに接続されている。
部信号711で制御されており、ソースはNMOSトラ
ンジスタ115のドレインに接続されている。
【0050】NMOSトランジスタ115のゲートは制
御信号512で制御されており、ソースはGNDに接続
されている。
御信号512で制御されており、ソースはGNDに接続
されている。
【0051】NMOSトランジスタ116のゲートはデ
ータ信号613で制御されており、ソースはNMOSト
ランジスタ117のドレインに接続されており、かつド
レインは内部信号713に接続されている。
ータ信号613で制御されており、ソースはNMOSト
ランジスタ117のドレインに接続されており、かつド
レインは内部信号713に接続されている。
【0052】NMOSトランジスタ117のゲートは内
部信号711で制御されており、ソースはNMOSトラ
ンジスタ118のドレインに接続されている。
部信号711で制御されており、ソースはNMOSトラ
ンジスタ118のドレインに接続されている。
【0053】NMOSトランジスタ118のゲートは内
部信号712で制御されており、ソースはGNDに接続
されている。
部信号712で制御されており、ソースはGNDに接続
されている。
【0054】PMOSトランジスタ216とNMOSト
ランジスタ116とによりC−MOSインバータが構成
され、このインバータの入力にデータ信号613が印加
されている。また、PMOSトランジスタ213とNM
OSトランジスタ113とによりC−MOSインバータ
が構成され、このインバータの入力にデータ信号612
が印加されている。更に、PMOS2トランジスタ11
とNMOSトランジスタ111とによりC−MOSイン
バータが構成され、このインバータの入力にデータ信号
611が印加されている。これ等各インバータ出力が出
力回路ブロックの入力となっている。
ランジスタ116とによりC−MOSインバータが構成
され、このインバータの入力にデータ信号613が印加
されている。また、PMOSトランジスタ213とNM
OSトランジスタ113とによりC−MOSインバータ
が構成され、このインバータの入力にデータ信号612
が印加されている。更に、PMOS2トランジスタ11
とNMOSトランジスタ111とによりC−MOSイン
バータが構成され、このインバータの入力にデータ信号
611が印加されている。これ等各インバータ出力が出
力回路ブロックの入力となっている。
【0055】これ等インバータの電源印加端子と高電位
電源及びGNDとの各間に、スイッチング素子であるP
MOSトランジスタ212,214,215,217,
218が、またNMOSトランジスタ112,114,
115,117,118が夫々直列挿入されており、こ
れ等スイッチング素子を反転論理生成回路ブロックから
の制御信号の真値及び反転値に応じてオンオフ制御し、
結果的に一つのC−MOSインバータのみを活性制御す
るようになっている。
電源及びGNDとの各間に、スイッチング素子であるP
MOSトランジスタ212,214,215,217,
218が、またNMOSトランジスタ112,114,
115,117,118が夫々直列挿入されており、こ
れ等スイッチング素子を反転論理生成回路ブロックから
の制御信号の真値及び反転値に応じてオンオフ制御し、
結果的に一つのC−MOSインバータのみを活性制御す
るようになっている。
【0056】次に、反転論理生成回路ブロックの内部構
成を説明する。内部信号711は、制御信号511に基
づいてPMOSトランジスタ212とNMOSトランジ
スタ114,117の導通状態を制御する信号をインバ
ータゲート311から出力する。制御信号511の論理
値が“1”の場合、PMOSトランジスタ212が導通
する状態でかつ、NMOSトランジスタ114,117
が遮断する状態のゲート信号“0”をインバータゲート
311から出力する。
成を説明する。内部信号711は、制御信号511に基
づいてPMOSトランジスタ212とNMOSトランジ
スタ114,117の導通状態を制御する信号をインバ
ータゲート311から出力する。制御信号511の論理
値が“1”の場合、PMOSトランジスタ212が導通
する状態でかつ、NMOSトランジスタ114,117
が遮断する状態のゲート信号“0”をインバータゲート
311から出力する。
【0057】内部信号712は、制御信号512に基づ
いてPMOSトランジスタ215とNMOSトランジス
タ118の導通状態を制御する信号をインバータゲート
312から出力する。制御信号512の論理値が“1”
の場合、PMOSトランジスタ215が導通する状態で
かつ、NMOSトランジスタ118が遮断する状態のゲ
ート信号“0”をインバータゲート312から出力す
る。
いてPMOSトランジスタ215とNMOSトランジス
タ118の導通状態を制御する信号をインバータゲート
312から出力する。制御信号512の論理値が“1”
の場合、PMOSトランジスタ215が導通する状態で
かつ、NMOSトランジスタ118が遮断する状態のゲ
ート信号“0”をインバータゲート312から出力す
る。
【0058】最後に、出力回路ブロックの内部構成を説
明する。インバータゲート313の入力は内部信号71
3に接続されており、出力は出力信号811に接続され
ている。出力信号811は内部信号713を伝播する。
明する。インバータゲート313の入力は内部信号71
3に接続されており、出力は出力信号811に接続され
ている。出力信号811は内部信号713を伝播する。
【0059】図2は、制御信号511,512及びデー
タ信号611,612,613の論理値が変化した場合
における、内部信号711,712,713及び出力信
号811とを示すタイミング図である。図において、点
線に示される時間位置は、制御信号511,512及び
データ信号611,612,613の論理値がそれぞれ
変化する変化点を示している。
タ信号611,612,613の論理値が変化した場合
における、内部信号711,712,713及び出力信
号811とを示すタイミング図である。図において、点
線に示される時間位置は、制御信号511,512及び
データ信号611,612,613の論理値がそれぞれ
変化する変化点を示している。
【0060】図7は、制御信号511,512及びデー
タ信号611,612,613の論理値における、内部
信号711,712,713及び出力信号811との論
理値を示す論理表である。図7において、“−”にて示
される箇所は、論理値が“0”または“1”のどちらで
も可能な状態を示している。
タ信号611,612,613の論理値における、内部
信号711,712,713及び出力信号811との論
理値を示す論理表である。図7において、“−”にて示
される箇所は、論理値が“0”または“1”のどちらで
も可能な状態を示している。
【0061】本実施例の場合、通常は制御信号511の
論理値を“0”、かつ制御信号512の論理値を“0”
に設定しておく。内部信号711,712の論理値が
“1”となる。PMOSトランジスタ218,217と
NMOSトランジスタ117,118は導通状態とな
る。PMOSトランジスタ212,215とNMOSト
ランジスタ112,115は遮断状態となる。
論理値を“0”、かつ制御信号512の論理値を“0”
に設定しておく。内部信号711,712の論理値が
“1”となる。PMOSトランジスタ218,217と
NMOSトランジスタ117,118は導通状態とな
る。PMOSトランジスタ212,215とNMOSト
ランジスタ112,115は遮断状態となる。
【0062】このときPMOSトランジスタ216のソ
ースの論理値が“1”になり、NMOSトランジスタ1
16のソースの論理値“0”になり、PMOSトランジ
スタ211,213のソースとNMOSトランジスタ1
11,113のソースは電気的に遮断された状態であ
る。
ースの論理値が“1”になり、NMOSトランジスタ1
16のソースの論理値“0”になり、PMOSトランジ
スタ211,213のソースとNMOSトランジスタ1
11,113のソースは電気的に遮断された状態であ
る。
【0063】データ信号613の論理値が“0”場合、
PMOSトランジスタ216が導通状態となり、内部信
号713が論理値“1”となる。このとき内部信号71
3に接続されたインバータゲート313の出力信号81
1は論理値“0”を出力する。 データ信号613の論
理値が“1”場合、NMOSトランジスタ116が導通
状態となり、内部信号713が論理値“0”となる。こ
のとき内部信号713に接続されたインバータゲート3
13の出力信号811は論理値“1”を出力する。この
とき制御信号512の論理値に依存せず、優先的にデー
タ信号613のみ出力信号811に伝播する。
PMOSトランジスタ216が導通状態となり、内部信
号713が論理値“1”となる。このとき内部信号71
3に接続されたインバータゲート313の出力信号81
1は論理値“0”を出力する。 データ信号613の論
理値が“1”場合、NMOSトランジスタ116が導通
状態となり、内部信号713が論理値“0”となる。こ
のとき内部信号713に接続されたインバータゲート3
13の出力信号811は論理値“1”を出力する。この
とき制御信号512の論理値に依存せず、優先的にデー
タ信号613のみ出力信号811に伝播する。
【0064】データ信号611の信号を出力信号811
に出力したい場合には、制御信号511の論理値を
“1”に設定すればよい。すると内部信号711の論理
値が“0”となる。PMOSトランジスタ212とNM
OSトランジスタ112は導通状態となる。PMOSト
ランジスタ214,217とNMOSトランジスタ11
4,117は遮断状態となる。
に出力したい場合には、制御信号511の論理値を
“1”に設定すればよい。すると内部信号711の論理
値が“0”となる。PMOSトランジスタ212とNM
OSトランジスタ112は導通状態となる。PMOSト
ランジスタ214,217とNMOSトランジスタ11
4,117は遮断状態となる。
【0065】このときPMOSトランジスタ211のソ
ースの論理値が“1”になり、NMOSトランジスタ1
11のソースの論理値“0”になり、PMOSトランジ
スタ213,216のソースとNMOSトランジスタ1
13,116のソースは電気的に遮断された状態であ
る。
ースの論理値が“1”になり、NMOSトランジスタ1
11のソースの論理値“0”になり、PMOSトランジ
スタ213,216のソースとNMOSトランジスタ1
13,116のソースは電気的に遮断された状態であ
る。
【0066】データ信号611の論理値が“0”場合、
PMOSトランジスタ211が導通状態となり、内部信
号713が論理値“1”となる。このとき内部信号71
3に接続されたインバータゲート313の出力信号81
1は論理値“0”を出力する。
PMOSトランジスタ211が導通状態となり、内部信
号713が論理値“1”となる。このとき内部信号71
3に接続されたインバータゲート313の出力信号81
1は論理値“0”を出力する。
【0067】データ信号611の論理値が“1”場合、
NMOSトランジスタ111が導通状態となり、内部信
号713が論理値“0”となる。このとき内部信号71
3に接続されたインバータゲート313の出力信号81
1は論理値“1”を出力する。このときデータ信号61
1のみ出力信号811に伝播する。
NMOSトランジスタ111が導通状態となり、内部信
号713が論理値“0”となる。このとき内部信号71
3に接続されたインバータゲート313の出力信号81
1は論理値“1”を出力する。このときデータ信号61
1のみ出力信号811に伝播する。
【0068】データ信号612の信号を出力信号811
に出力したい場合には、制御信号511の論理値を
“0”、制御信号512の論理値を“1”に設定すれば
よい。すると内部信号711の論理値が“1”、内部信
号712の論理値が“0”となる。PMOSトランジス
タ214,215とNMOSトランジスタ114,11
5は導通状態となる。PMOSトランジスタ212,2
18とNMOSトランジスタ112,118は遮断状態
となる。
に出力したい場合には、制御信号511の論理値を
“0”、制御信号512の論理値を“1”に設定すれば
よい。すると内部信号711の論理値が“1”、内部信
号712の論理値が“0”となる。PMOSトランジス
タ214,215とNMOSトランジスタ114,11
5は導通状態となる。PMOSトランジスタ212,2
18とNMOSトランジスタ112,118は遮断状態
となる。
【0069】このときPMOSトランジスタ213のソ
ースの論理値が“1”になり、NMOSトランジスタ1
13のソースの論理値“0”になり、PMOSトランジ
スタ211,216のソースとNMOSトランジスタ1
11,116のソースは電気的に遮断された状態であ
る。
ースの論理値が“1”になり、NMOSトランジスタ1
13のソースの論理値“0”になり、PMOSトランジ
スタ211,216のソースとNMOSトランジスタ1
11,116のソースは電気的に遮断された状態であ
る。
【0070】データ信号612の論理値が“0”場合、
PMOSトランジスタ213が導通状態となり、内部信
号713が論理値“1”となる。このとき内部信号71
3に接続されたインバータゲート313の出力信号81
1は論理値“0”を出力する。
PMOSトランジスタ213が導通状態となり、内部信
号713が論理値“1”となる。このとき内部信号71
3に接続されたインバータゲート313の出力信号81
1は論理値“0”を出力する。
【0071】データ信号612の論理値が“1”場合、
NMOSトランジスタ113が導通状態となり、内部信
号713が論理値“0”となる。このとき内部信号71
3に接続されたインバータゲート313の出力信号81
1は論理値“1”を出力する。このときデータ信号61
2のみ出力信号811に伝播する。
NMOSトランジスタ113が導通状態となり、内部信
号713が論理値“0”となる。このとき内部信号71
3に接続されたインバータゲート313の出力信号81
1は論理値“1”を出力する。このときデータ信号61
2のみ出力信号811に伝播する。
【0072】以上の機能により、2本の制御信号によ
り、制御信号が2本ともアクティブ状態(データ選択状
態)でも、3本のデータ信号の内、優先順位の高い方の
データ信号1本を出力信号として出力することが容易に
でき、3入力マルチプレクサ回路でさえ22トランジス
タで構成することが可能である。
り、制御信号が2本ともアクティブ状態(データ選択状
態)でも、3本のデータ信号の内、優先順位の高い方の
データ信号1本を出力信号として出力することが容易に
でき、3入力マルチプレクサ回路でさえ22トランジス
タで構成することが可能である。
【0073】図3は本発明の実施例2のブロック図であ
り、3本の制御信号により、制御信号が3本ともアクテ
ィブ状態(データ選択状態)でも、4本のデータ信号の
内、優先順位の高い方のデータ信号1本を出力信号とし
て出力可能な4入力マルチプレクサ回路に適応した場合
の具体的な例である。
り、3本の制御信号により、制御信号が3本ともアクテ
ィブ状態(データ選択状態)でも、4本のデータ信号の
内、優先順位の高い方のデータ信号1本を出力信号とし
て出力可能な4入力マルチプレクサ回路に適応した場合
の具体的な例である。
【0074】本実施例では、制御信号の論理の反転信号
を生成する反転論理生成回路ブロックと、上述した制御
信号に呼応して制御信号が3本ともアクティブ状態で
も、データ信号の1本だけを選択する優先順位付き選択
回路ブロックと、選択したデータを出力する出力回路ブ
ロックとで構成される。
を生成する反転論理生成回路ブロックと、上述した制御
信号に呼応して制御信号が3本ともアクティブ状態で
も、データ信号の1本だけを選択する優先順位付き選択
回路ブロックと、選択したデータを出力する出力回路ブ
ロックとで構成される。
【0075】制御信号521,522,523の論理値
が“0”の場合、PMOSトランジスタ222,22
5,229及びNMOSトランジスタ122,125,
129が電気的に遮断状態になりかつ、PMOSトラン
ジスタ231,232,233とNMOSトランジスタ
131,132,133が電気的に導通状態になるた
め、データ信号624が出力信号821に伝播する。
が“0”の場合、PMOSトランジスタ222,22
5,229及びNMOSトランジスタ122,125,
129が電気的に遮断状態になりかつ、PMOSトラン
ジスタ231,232,233とNMOSトランジスタ
131,132,133が電気的に導通状態になるた
め、データ信号624が出力信号821に伝播する。
【0076】制御信号521の論理値が“1”の場合、
PMOSトランジスタ224,227,231及びNM
OSトランジスタ124,127,131が電気的に遮
断状態になりかつ、PMOSトランジスタ222とNM
OSトランジスタ122が電気的に導通状態になるた
め、制御信号522,523の論理値に依存なく優先的
にデータ信号621が出力信号821に伝播する。
PMOSトランジスタ224,227,231及びNM
OSトランジスタ124,127,131が電気的に遮
断状態になりかつ、PMOSトランジスタ222とNM
OSトランジスタ122が電気的に導通状態になるた
め、制御信号522,523の論理値に依存なく優先的
にデータ信号621が出力信号821に伝播する。
【0077】制御信号521の論理値が“0”かつ制御
信号522の論理値が“1”の場合、PMOSトランジ
スタ222,228,232及びNMOSトランジスタ
122,128,132が電気的に遮断状態になりか
つ、PMOSトランジスタ224,225とNMOSト
ランジスタ124,125が電気的に導通状態になるた
め、制御信号523の論理値に依存なく優先的にデータ
信号622が出力信号821に伝播する。
信号522の論理値が“1”の場合、PMOSトランジ
スタ222,228,232及びNMOSトランジスタ
122,128,132が電気的に遮断状態になりか
つ、PMOSトランジスタ224,225とNMOSト
ランジスタ124,125が電気的に導通状態になるた
め、制御信号523の論理値に依存なく優先的にデータ
信号622が出力信号821に伝播する。
【0078】制御信号521,522の論理値が“0”
かつ制御信号523の論理値が“1”の場合、PMOS
トランジスタ222,225,233及びNMOSトラ
ンジスタ122,125,133が電気的に遮断状態に
なりかつ、PMOSトランジスタ227,228,22
9とNMOSトランジスタ127,128,129が電
気的に導通状態になるため、データ信号622が出力信
号821に伝播する。
かつ制御信号523の論理値が“1”の場合、PMOS
トランジスタ222,225,233及びNMOSトラ
ンジスタ122,125,133が電気的に遮断状態に
なりかつ、PMOSトランジスタ227,228,22
9とNMOSトランジスタ127,128,129が電
気的に導通状態になるため、データ信号622が出力信
号821に伝播する。
【0079】以上の機能により、3本の制御信号によ
り、制御信号が3本ともアクティブ状態(データ選択状
態)でも、4本のデータ信号のうち優先順位の高い方の
データ信号1本を出力信号として導出することができ、
4入力マルチプレクサ回路であっても34トランジスタ
で実現できることになる。
り、制御信号が3本ともアクティブ状態(データ選択状
態)でも、4本のデータ信号のうち優先順位の高い方の
データ信号1本を出力信号として導出することができ、
4入力マルチプレクサ回路であっても34トランジスタ
で実現できることになる。
【0080】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、トラ
ンジスタの個数が少なくても従来と同一の機能を有する
マルチプレクサが実現できるので、小型化、低価格化が
可能になるという効果がある。
ンジスタの個数が少なくても従来と同一の機能を有する
マルチプレクサが実現できるので、小型化、低価格化が
可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】図1の回路の動作例を示すタイムチャートであ
る。
る。
【図3】本発明の他の実施例の回路図である。
【図4】従来の3入力マルチプレクサの回路図である。
【図5】図4の回路の動作例を示すタイムチャートであ
る。
る。
【図6】従来の4入力マルチプレクサの回路図である。
【図7】本発明の一実施例の入出力真理値表である。
【図8】従来の3入力マルチプレクサの真理値表であ
る。
る。
111〜118 NMOSトランジスタ(スイッチング
素子) 211〜218 PMOSトランジスタ(スイッチング
素子) 311〜313 インバータゲート
素子) 211〜218 PMOSトランジスタ(スイッチング
素子) 311〜313 インバータゲート
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の制御信号の論理値の組合せに応じ
て複数の論理入力信号を択一的に導出するマルチプレク
サ回路であって、前記制御信号の各々の真値及び反転値
を生成する手段と、前記論理入力信号の各々に夫々対応
して設けられ対応論理入力信号を入力とする複数の反転
手段と、前記反転手段の各々の活性状態を前記真値及び
反転値に応じて制御する制御手段と、前記反転手段の各
々の出力を反転して選択信号出力として導出する出力手
段とを含むことを特徴とするマルチプレクサ回路。 - 【請求項2】 前記反転手段の各々はインバータ構成で
あり、前記制御手段は、前記インバータの電源端子と高
電源電位及び低電源電位との間に夫々直列挿入され前記
真値及び反転値に応じてオンオフ制御されるスイッチン
グ素子を有することを特徴とする請求項1記載のマルチ
プレクサ回路。 - 【請求項3】 前記インバータはC−MOS構成であ
り、前記スイッチング素子のうち前記電源端子と前記高
電源電位との間に挿入された素子は、PチャンネルMO
Sトランジスタであり、前記電源端子と前記低電源電位
との間に挿入された素子は、NチャンネルMOSトラン
ジスタであることを特徴とする請求項2記載のマルチプ
レクサ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5232283A JP2682394B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | マルチプレクサ回路 |
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JP5232283A Expired - Fee Related JP2682394B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | マルチプレクサ回路 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100423845B1 (ko) * | 1997-05-09 | 2004-05-17 | 삼성전자주식회사 | 고속동작 멀티플렉서 |
US9602095B2 (en) | 2014-02-18 | 2017-03-21 | Fujitsu Limited | Multiplexer circuit, computer-readable recording medium having stored therein program for designing multiplexer circuit, and apparatus for designing multiplexer circuit |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59152725A (ja) * | 1983-02-21 | 1984-08-31 | Hitachi Ltd | マルチプレクサ |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP5232283A patent/JP2682394B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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JPS59152725A (ja) * | 1983-02-21 | 1984-08-31 | Hitachi Ltd | マルチプレクサ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100423845B1 (ko) * | 1997-05-09 | 2004-05-17 | 삼성전자주식회사 | 고속동작 멀티플렉서 |
US9602095B2 (en) | 2014-02-18 | 2017-03-21 | Fujitsu Limited | Multiplexer circuit, computer-readable recording medium having stored therein program for designing multiplexer circuit, and apparatus for designing multiplexer circuit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2682394B2 (ja) | 1997-11-26 |
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