JPH08274600A - Cmos型可変遅延回路 - Google Patents

Cmos型可変遅延回路

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JPH08274600A
JPH08274600A JP7073800A JP7380095A JPH08274600A JP H08274600 A JPH08274600 A JP H08274600A JP 7073800 A JP7073800 A JP 7073800A JP 7380095 A JP7380095 A JP 7380095A JP H08274600 A JPH08274600 A JP H08274600A
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delay circuit
circuit
output terminal
inverter
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JP7073800A
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Norifumi Kobayashi
林 憲 史 小
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/13Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals
    • H03K5/133Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals using a chain of active delay devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
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    • H03K2005/00026Variable delay controlled by an analog electrical signal, e.g. obtained after conversion by a D/A converter
    • H03K2005/00045Dc voltage control of a capacitor or of the coupling of a capacitor as a load

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CMOS型半導体集積回路において、遅延時
間の設定分解能が微小(数十ps以下)な可変遅延回路
を提供する。 【構成】 P型MOSFETとN型MOSFETとから
構成されるCMOS型半導体集積回路において、同じ論
理を実現する複数の回路と、前記複数の回路の入出力端
子をそれぞれ共通に接続した共通入力端子及び共通出力
端子と、前記複数の回路を共通出力端子に対して接続す
るか切り放すかを切り換える制御回路と、前記複数の回
路を流れ共通出力端子の負荷容量を充電または放電する
電流量を決める重み付け回路と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOS(相補的金属
酸化膜半導体)型可変遅延回路に係り、更に詳しくは、
プロセス・温度・電源電圧の変動などによる遅延時間の
ばらつきを補正すると共に半導体試験装置等におけるタ
イミング・ジェネレータ及び各種パルス発生回路等に適
用される、特に遅延時間の設定分解能が数十ピコセコン
ド(以下、psと略記する)のオーダーで要求される高
性能なシステムを構成する際に効果的なCMOS型可変
遅延回路に関するものである。
【0002】一般に、CMOS型可変遅延回路は、例え
ば半導体試験装置等のタイミング・ジェネレータや各種
のパルス発生回路等に適用されており、その適用される
各種機器からの固有の要請に基づいて数百ないし数十p
sレベルの設定分解能がそれぞれ求められている。
【0003】この可変遅延回路における遅延時間の取り
方としては、入力端子より入力される信号を並列に接続
された複数のインバータ等により順次遅延させて遅延信
号を得る方法や、電源と接地間に設けられたP型MOS
FET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)とN
型MOSFETのゲート電圧を制御電圧により制御して
遅延時間を任意に設定することにより遅延信号を得る方
法や、また、入力信号にゲートが並列接続されたP型M
OSFETとN型MOSFETのドレインと出力端子間
に可変抵抗を介挿し抵抗値を可変とすることにより複数
の遅延信号を得る方法等が提案されている。
【0004】図13ないし図15は、上述した従来のC
MOS型可変遅延回路の異なる3つのタイプをそれぞれ
示している。
【0005】まず、並列接続されている複数のインバー
タを用いる第1のタイプの可変遅延回路を図13を参照
しながら説明する。これはインバータなどで遅延時間の
差を設けた複数のパスを予め用意し、これら複数のパス
を選択回路により任意に選択するものであり、インバー
タの接続の仕方により図13(a)に示される第1の従
来例に係る遅延回路と、図13(b)に示されるパスの
ファンアウトに差を設けるようにした第2の従来例に係
る遅延回路の2つのものが提案されている。
【0006】図13(a)において、この第1の従来例
に係る遅延回路は、入力端子1と、この入力端子1より
入力された遅れのない信号は、所望の遅延時間に対応し
てそれぞれの遅延量が予め設定された第1乃至第nのパ
ス2a,2b,2c,ないし2nよりなる複数の信号線
2と、これら複数の信号線2のそれぞれに所定個数ずつ
設けられた複数のインバータ3と、前記複数の信号線2
がその入力側に接続された選択回路4と、選択回路4の
出力側に接続された出力端子5と、を備えている。信号
線2を構成する各パス2aないし2nのそれぞれの遅延
量はそれぞれのパスに設けられるインバータの個数に依
存しており、例えば図示の遅延回路においては、パス2
aには0個、パス2bには2個、パス2cには4個、そ
してパス2nには2n個のインバータ3がそれぞれ設け
られている。この図13(a)の遅延回路は、配線容量
に差を設けると共に複数段のインバータの段数を変える
ことにより実現することができる。
【0007】次に、図13(b)は、パスのファンアウ
トに差を設けることにより遅延量を異ならせるようにし
た第2の従来例に係る遅延回路を示している。同図にお
いて、入力端子1と出力端子5との間には、複数のイン
バータ3を備えた複数本のパス2と、このパス2がその
入力側に接続されその出力側に出力端子5が接続された
選択回路4と、が設けられている。前記複数のパス2に
は少なくとも1つのインバータ3が設けられると共に、
第2のパス2bから第nのパス2nについてはファンア
ウトされたインバータ3が1個ないしn個それぞれ並列
接続されている。
【0008】図14は、従来より用いられてきた第3の
可変遅延回路を示す。これは電源(以下 VDD)とグ
ランド(以下 GND)の間に直列に接続された第1の
P型MOS(酸化金属膜)FET(電界効果トランジス
タ)6,第1のN型MOSFET7,第2のP型MOS
FET8,第2のN型MOSFET9を備えると共に、
第2のP型MOSFET8及び第2のN型MOSFET
9のそれぞれのゲート電圧を電圧発生回路10において
発生させた制御電圧により制御し、遅延時間を任意に設
定する遅延回路である。
【0009】図15は、第4の従来例に係る可変遅延回
路を示すものであり、入力端子1を介して入力された信
号をP型MOSFET6とN型MOSFET7のそれぞ
れのゲートに供給し、FET6とFET7とのドレイン
間の電圧を出力として得るようにしている。FET6及
びFET7のドレイン間の接続点と、出力端子5との間
には遅延時間の重み付けを行なうための可変抵抗11が
設けられており、この可変抵抗11には電圧供給端子1
2及び13を介して重み付け用の電圧が供給されてい
る。このように、可変抵抗11の抵抗値を変化させるこ
とにより出力の遅延時間を変化させるように制御するこ
とも可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図13(a)及び
(b)を用いて説明した上述の第1及び第2の従来例に
おいては、インバータなどのゲートにより遅延時間を設
けたり、ファンアウトにより遅延時間差を設けるように
しているので、最小の設定分解能は数百psのオーダー
となり、高性能のシステムでは使用できない、また配線
形状による技術では配線領域として大きな面積が必要と
なる。さらに、第1及び第2の従来技術に共通の問題点
として、遅延時間差を設けたパスを任意に選択する選択
回路の遅延時間のばらつきに起因して、パス間で遅延時
間差を設けたにも拘わらず、選択回路の出力段において
は、もはや遅延時間差が無くなってしまったり、逆転し
たりする問題がある。
【0011】図14により説明した第3の従来例におい
ては、MOSFETのゲートを制御する電圧発生回路1
0としてPLL(Phase Locked Loop )やDAC(Digi
talAnalog Converter)が考えられるが、MOSFET
のゲート長/ゲート幅に制約のあるASIC(Applicat
ion Specific Integrated Circuit )では微小な設定分
解能を実現することは困難である。たとえフルカスタム
でゲート長/ゲート幅を最適化しても、電圧発生回路1
0のばらつきと実際に時間遅延を発生する回路のばらつ
きが影響し、設計が非常に困難となる。また、アナログ
信号が混在するためにノイズの発生やPLL特有のジッ
タの発生により、遅延回路の出力エッジの時間的位置が
変動する。
【0012】このことにより、高性能システムで要求さ
れる高いタイミング精度を実現することが困難となる。
【0013】本発明は、CMOS型半導体集積回路にお
いて、遅延時間の設定分解能が微小(数十ps以下)な
可変遅延回路を提供するものである。さらに、セミカス
タムの手法によるゲートサイズが初めから決まっている
MOSFETのみの組み合わせで実現することが可能で
あり、特に高性能システムではMOSFETのゲートサ
イズを最適化設計することで容易に性能を向上させるこ
とが可能となる可変遅延回路を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本来の論理を実現するた
めのMOSFETに冗長なMOSFETを追加し、前記
追加したMOSFETの形状、数、位置、接続により決
まる構成方法を変えた重み付け回路を有する論理回路を
複数段用意し、それらの入力と出力をそれぞれ共通に接
続する。制御回路によりこの複数段のうちどれを共通出
力に接続するか(有効)を制御することにより、共通出
力の負荷容量を充放電する電流量に微妙な差を持たせる
ことで遅延時間を微小分解能で設定可能とするものであ
る。
【0015】具体的には、この発明に係るCMOS型可
変遅延回路は、P型MOSFETとN型MOSFETと
から構成されるCMOS型半導体集積回路において、同
じ論理を実現する複数の論理回路と、前記複数の論理回
路の入出力端子をそれぞれ共通に接続した共通入力端子
及び共通出力端子と、前記複数の論理回路を共通出力端
子に対して接続するか切り放すかを切り換える制御回路
と、前記複数の回路を流れかつ前記共通出力端子の負荷
容量を充電または放電する電流量を決定する重み付け回
路と、を備えている。
【0016】また、本発明に係るCMOS型可変遅延回
路は、前記共通出力端子の間及び接地と共通出力端子の
間に付加されたMOSFETを導通か非導通とすること
により前記複数の論理回路の共通出力端子に対して接続
するか切り放すかを切り換えるように構成しても良い。
【0017】さらに、本発明に係るCMOS型可変遅延
回路は、前記制御回路が前記複数の論理回路の電源と接
地とを個別に切り換えることにより前記共通出力端子に
対して接続するか切り放すかを切り換えるように構成す
るようにしても良い。
【0018】また、本発明に係るCMOS型可変遅延回
路は、前記重み付け回路が電源と共通出力端子及び接地
と共通出力端子に対してMOSFETがシリアル接続、
またはパラレル接続、もしくはこれらの混在した構成に
より電流量を決定するように構成しても良い。
【0019】また、本発明に係るCMOS型可変遅延回
路は、前記重み付け回路を構成する複数のMOSFET
のゲートを電源、接地、入力端子もしくは、その他任意
の電圧にそれぞれ接続したものを組み合わせて構成する
ようにしても良い。
【0020】さらに、本発明に係るCMOS型可変遅延
回路は、前記重み付け回路がMOSFETのゲート長な
らびにゲート幅を変えた複数のMOSFETで構成する
ようにしても良い。
【0021】
【作用】本発明に係るCMOS型可変遅延回路は、前記
制御回路により複数段の論理回路のどの段の論理回路を
共通出力端子に接続するかを制御し、重み付け回路によ
り充放電される電流量に微妙な差を設けるようにしたの
で、可変遅延回路の遅延時間を数十ps単位の微少な分
解能により設定することができるようになる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係るCMOS型可変遅延回路
の好適な実施例について添付図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0023】図1は、本発明の第1実施例に係る可変遅
延回路を示す回路図である。図1において、入力端子1
5と出力端子16との間には、第1のインバータ20と
第2のインバータ30とが設けられている。第1のイン
バータ20は、本来のインバータ論理として必要な論理
動作を行なうP型MOSFET21及びN型MOSFE
T22と、端子25を介して供給されるセレクト信号S
をインバータ26により信号論理を反転させた信号によ
りそのゲートがオン/オフ制御されるN型MOSFET
23と、前記セレクト信号Sによりそのゲートがオン/
オフ制御されるN型MOSFET24と、を備えてい
る。前記FET23及び24により制御回路が構成され
ている。
【0024】前記第2のインバータ30は本来のインバ
ータ論理として必要な論理動作を行なうP型MOSFE
T31及びN型MOSFET32と、端子25を介して
供給されるセレクト信号Sによりそのゲートがオン/オ
フ制御されるN型MOSFET33と、前記セレクト信
号Sをインバータ26により信号論理を反転させた信号
によりそのゲートがオン/オフ制御されるN型MOSF
ET34と、この第2のインバータ30の充放電電流量
を変化させるP型MOSFET36及びN型MOSFE
T38と、を備えている。前記FET33及び34によ
り制御回路が構成されており、また、前記FET36及
び38により重み付け回路35及び37がそれぞれ構成
されている。
【0025】前記本来のインバータ論理を実行するため
のFET21及び22のドレイン間の接続点電圧が第1
のインバータ20の出力であり、FET31及び32の
ドレイン間の接続点電圧が第2のインバータ30の出力
であり、これらの出力は共通出力端子16に接続される
と共に、第2のインバータ30の接続点の出力と共通出
力端子16と間には負荷容量39が接続されている。
【0026】上記構成を有する第1実施例に係る可変遅
延回路の動作を説明する。セレクト信号Sが「S=0」
のとき、第2のインバータ30が有効となり、第1のイ
ンバータ20は無効となる。したがって、入力端子15
よりパルス信号が入力されると、電源電圧VDDからF
ET36,FET33,FET31を介して共通出力端
子16へ至る経路か、または、共通出力端子16からF
ET32,FET34,FET38を介して接地GND
に至る経路か、の何れかを流れる電流により遅延時間が
決定される。一方、セレクト信号Sが「S=1」のとき
には、第1のインバータ20が有効となり、第2のイン
バータ30は無効となる。したがって、入力端子15を
介してパルス信号が供給されると、電源電圧VDDから
FET23,FET21を介して共通出力端子16へ至
る経路、または共通出力端子16からFET22,FE
T24を介して接地GNDに至る経路の何れかを流れる
電流により遅延時間が決定される。これにより、「S=
0」のときに流れる電流は「S=1」のときに流れる電
流よりも小さいので、「S=0」の場合は「S=1」の
場合に比べて大きな遅延時間を発生させることが可能と
なる。
【0027】このような入力信号のタイミングに対する
出力信号の可変遅延時間の最小値及び最大値を示したも
のが図2である。同図より明らかなように、最小値の場
合にはオフセット時間だけパルスの立ち上がりのタイミ
ングが遅れており、デューティ比は基本のパルスと同じ
割合になっている。また、最大値の場合には図示の遅延
時間によりやはり基本パルスと同一のデューティ比のパ
ルスが立ち上がることになる。
【0028】次に、図3に示す回路図を参照しながら、
本発明の第2実施例に係る可変遅延回路について説明す
る。図3において、図1の構成要素と同一符号を付した
ものは同一または相当する構成要素を示している。この
第2実施例に係る可変遅延回路は、第1のインバータ2
0の端子41及び42と、第2のインバータ30の端子
43及び44に供給される電圧レベルを前記セレクト信
号Sのレベルにより設定可能としたものである。
【0029】すなわち、セレクト信号Sが「S=0」の
とき、第1のインバータ20の端子41が接地GNDに
接続されると共に端子42が電源VDDに接続されるの
で、P型MOSFET21とN型MOSFET22は、
出力端子16に対してフローティング状態となる。一
方、第2のインバータ30の端子43が電源VDDに接
続されると共に端子44が接地GNDに接続されるの
で、第2のインバータ30がインバータとして動作し、
負荷容量(図2においては図示を省略されている)に対
する充放電電流量が制御されることになる。この電流量
は第2のインバータ30重み付け回路35及び37の特
性により決定される。セレクト信号Sが「S=1」の場
合には、同様の考え方にしたがって第1のインバータ2
0の重み付け回路45及び47の特性により充放電の電
流量が決定されて遅延時間が決められることになる。
【0030】この第2実施例に係る可変遅延回路におい
ても、その遅延出力は図2に示されている第1の実施例
に係る可変遅延回路の遅れ量と同様の特性を示す。
【0031】なお、第1及び第2の実施例に係る可変遅
延回路においては、セレクト信号はインバータにより2
つのレベルを取り得る信号として説明したが、この発明
はこれに限定されず、制御回路に供給される選択信号は
それぞれのインバータのそれぞれの制御回路に対して個
別のセレクト信号として供給するようにしても良い。
【0032】図4及び図5は、本発明の第3実施例に係
る可変遅延回路を示している。図4において、第1のイ
ンバータ20における制御回路としてのP型MOSFE
T23のゲートには端子51を介して出力16の立ち上
がりタイミングを遅らせるセレクト信号Sr1が供給さ
れ、N型MOSFET24のゲートには端子52を介し
て出力16の立ち下がりタイミングを遅らせるセレクト
信号Sf1が供給されている。また、第2のインバータ
30における制御回路としてのP型MOSFET33の
ゲートには出力16の立ち上がりタイミング調整用のセ
レクト信号Sr2が供給され、N型MOSFET34の
ゲートには出力16の立ち下がりタイミング調整用のセ
レクト信号Sf2が供給されている。その他の構成要素
については、第1の実施例を説明した図1と同一符号を
付すことにより重複説明を省略する。
【0033】上記構成を有する第3実施例に係る可変遅
延回路の動作を図5のタイミングチャートを参照しなが
ら説明する。図5において、入力15に対して第1及び
第2実施例のようにオフセット時間を設け、同一のデュ
ーティ比で遅延させたパルス波形が出力16として示さ
れているが、この第3実施例においては、4種のセレク
ト信号を任意の値に設定することにより、立ち上がり最
大値Trmax の立上がりタイミングは図示のように遅ら
せると共に立ち下がりタイミングは通常の出力16と同
じタイミングで立下がらせ、また、立ち下がり最大値T
fmax の立上がりはオフセット分のタイミングだけ遅ら
せて通常の出力16と同じタイミングで立上げ、立下が
りタイミングは図示のように遅らせて動作させても良
い。このように、立ち上がりまたは立ち下がりの何れか
一方を固定にしておいて他方のみを遅延させることによ
りパルス信号波形のデューティを可変にしつつ信号を遅
延させることも可能となる。
【0034】図6は、本発明の第4実施例に係る可変遅
延回路を示す回路図であり、同図において、第2実施例
を示す図3及び第3実施例を示す図5と同一符号を付し
たものはそれぞれの実施例に係る可変遅延回路の構成要
素と同一または相当する構成要素を示すものとして重複
説明を省略する。
【0035】図6において、第1のインバータ20の端
子41及び42には、端子51及び52をそれぞれ介し
て第1の立ち上がり調整用のセレクト信号Sr1及び第
1の立ち下がり調整用のセレクト信号Sf1が供給され
ており、また、第2のインバータ30の端子43及び4
4には、端子53及び54をそれぞれ介して第2の立ち
上がり調整用のセレクト信号Sr2及び第2の立ち下が
り調整用のセレクト信号Sf2がそれぞれ供給されてい
る。これにより、第1及び第2のインバータ20及び3
0のそれぞれの端子に供給される電圧レベルを前記セレ
クト信号Sr1,Sr2,Sf1,Sf2のレベルによ
り可変に設定可能としているので、図5に示すタイミン
グチャートと同様にデューティを可変としつつ所望の信
号遅延を行なうことが可能となる。
【0036】次に、本発明の第5実施例に係る可変遅延
回路について図7を参照しながら詳細に説明する。図7
は第5実施例の可変遅延回路を示す回路図である。同図
において、図1、図3、図4、図6と同一符号を付した
構成要素は第1ないし第4実施例に係る可変遅延回路に
おける各構成要素と同一または相当する要素を示してい
るとして重複説明を書略する。
【0037】図7において、第1のインバータ20は本
来のFET21及びFET22の他に制御回路としての
FET23及びFET24を備えており、第2のインバ
ータ30も本来のFET31及びFET32に加えて制
御回路としてのFET33及びFET34を備えてい
る。また。第1のインバータ20は、重み付け回路45
及び47をそれぞれ有しており、第2のインバータ30
も重み付け回路35及び37を備えている。この第5実
施例の特徴的な点は、これらの重み付け回路45及び4
7と重み付け回路35及び37を構成する各々のFET
のゲートに対して所定の電圧を供給する電圧発生回路5
5を設けるようにしたことである。これにより図14に
示されるクロックドパルス方式の遅延回路と同様の制御
が可能となる。
【0038】次に、本発明の第6実施例に係る可変遅延
回路について図8を参照しながら詳細に説明する。図8
は第6実施例の可変遅延回路を示す回路図である。同図
において、図1、図3、図4、図6と同一符号を付した
構成要素は第1ないし第4実施例に係る可変遅延回路に
おける各構成要素と同一または相当する要素を示してい
るとして重複説明を書略する。
【0039】図8において、第6実施例に係る可変遅延
回路は、図3を用いて説明した第2実施例の可変遅延回
路における第1のインバータ20の重み付け回路45及
び47と、第2のインバータ30の重み付け回路35及
び37を構成するそれぞれのFET(図示されず)のゲ
ートに所定の電圧を供給する電圧発生回路55を設け、
この電圧発生回路55によりゲートに電圧を供給するよ
うにした点が第5実施例と同様にこの実施例の特徴とな
っている。したがって、この第6実施例もクロックドパ
ルス方式により遅延制御を行なっている。
【0040】上述した第1ないし第6実施例に係る可変
遅延回路は何れも2つのインバータ20及び30を設け
るようにするものとして説明したが、この発明はこのよ
うな構成に限定されず、異なる幾つかの種類の重み付け
回路をそれぞれ備える複数段のインバータにより可変遅
延回路を構成するようにしても良い。
【0041】例えば、図9に示される第7実施例に係る
可変遅延回路のように、入力端子15と共通出力端子1
6との間に3段に構成された第1、第2及び第3のイン
バータ60A,60B,60Cが設けられている。この
第1、第2及び第3のインバータ60A,60B,60
Cにおいて、個々のインバータを出力端子16に対して
接続するか切り離すかを決定する制御回路は省略されて
示されている。
【0042】第1のインバータ60Aの重み付け回路と
してのP型MOSFET63aのゲートが接地GND
に、N型MOSFET64aのゲートが電源VDDに接
続されている。従って、2つのMOSFET63a,6
4aが常にオンしており、飽和状態で使用されている。
第2のインバータ60Bの重み付け回路の2つのMOS
FET63b,64bは、ゲートを入力端子15に接続
された入力端子15に印加される信号によりオン/オフ
状態を遷移し、MOSFETの飽和状態と非飽和状態の
両方で使用される。第3のインバータ60Cは重み付け
回路として2個のMOSFET63C及び65,64C
及び66をそれぞれパラレルに接続し、ゲートをそれぞ
れ接地GNDと電源VDDに接続し常にオン状態で使用
している。以上のような3種類の重み付け回路を組み合
わせて構成されている。
【0043】次に実際の遅延の発生について説明する。
第1のインバータ60Aのみ有効の場合は、P型MOS
FET63a,64aのオン抵抗分電流供給量が減少し
ている。一方、第3のインバータ60Cのみ有効の場合
はMOSFET65,66が2個パラレルに接続されて
いるので、重み付け回路65,66のオン抵抗は重み付
け回路63a,64aのオン抵抗よりも小さいため、多
くの充放電電流を流すことができる。従って、遅延時間
は早くなる。さらには第1、第2、第3のインバータ全
てを出力端子に接続し、供給する充放電電流量を最大に
することで、図9の回路構成での遅延時間を最小にする
ことができる。図9では、重み付け回路65,66とし
て2個のMOSFETをパラレル接続した例を示した
が、パラレルに接続するMOSFETの数やシリアルに
複数個を接続した場合も容易に推察される(図10のイ
ンバータ60D)。さらに、パラレル接続とシリアル接
続を組み合わせたもので重み付け回路を構成することも
容易に推察可能である(図10のインバータ60E)。
さらに、ゲート電圧の制御についてはVDD、GNDに
接続する場合と入力端子37に接続する場合とさらにこ
れらを組み合わせたもので重み付け回路を構成すること
も容易に推察可能である。以上の様な重み付けの構成は
自由度が大きく、充放電電流量に微小な差をつけること
が可能となり、微小な分解能で遅延時間に差をつけるこ
とが可能となる。この可変遅延回路は、5つのインバー
タを設けて32種類の遅延時間を作成するようにもよ
い。この例を図10に第8実施例として示す。図10に
おいて、第1ないし第3のインバータは、図9の第7実
施例と同様であるが、第4及び第5のインバータの構成
が異なっている。すなわち第4のインバータ60Dの重
み付け回路はシリアル接続であり、第5のインバータ6
0Eの重み付け回路はパラレル接続である。
【0044】なお、インバータの個数については、上述
の実施例のように2つ、3つ、5つに限定されず、図1
1に示す第9実施例のように71ないし7NよりなるN
個のインバータを入口端子15と共通出力端子16間に
設けるようにしてもよい。
【0045】第10の実施例として、MOSFETのゲ
ート長とゲート幅を自由に設計可能なフルカスタムで実
現した場合について説明する。この場合、これまでの実
施例と同様な重み付け回路を付加した構成のみならず、
本来のインバータ論理を実現するMOSFETのみでも
実現することも可能である。図12(a)においてイン
バータの重み付け回路として用いられるP型MOSFE
TとN型MOSFETのゲート幅81(W)のゲート長
80(L)に対する割合を大きくした場合は、充放電電
流量が大きくなり遅延時間は小さくなる。逆にゲート幅
81(W)のをゲート長80(L)に対する割合を小さ
くした場合は、充放電電流量が小さくなり遅延時間を大
きくすることができる(図12(b)参照)。これらの
入力端子と出力端子をそれぞれ共通に接続し、各インバ
ータを出力端子に対して接続するか切り放すかを任意に
制御して、設定分解能が微小な可変遅延回路を実現する
ことができる。なお、図12(a)において、符号82
はトランジスタゲートであり、83はソースであり、8
4はドレインである。
【0046】
【発明の効果】本発明により、CMOS型半導体集積回
路で微小分解能(数10ps)の可変遅延回路が実現で
きる。これによれば一般的なセミカスタムLSIで使用
可能なゲートサイズに制約のあるMOSFETのみを使
用して設計することが可能である。
【0047】また、システムの要求性能に応じてフルカ
スタムの手法を取り入れゲート長とゲート幅を最適に設
計することで、容易に性能を向上することができる。
【0048】さらに、従来技術で必要であったセレクト
回路の遅延時間ばらつきによる、遅延時間の予期せぬ変
動が発生しないので、容易に微小分解能を実現すること
ができる。
【0049】さらに回路規模的に見ても、本発明によれ
ばインバータの数をxとすれば(2x −1)通りの遅延
時間を設定することがきる。一方従来技術ではx個のイ
ンバータと選択回路でx通りの遅延時間のみしか設定で
きない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るCMOS型可変遅延
回路を示す回路図である。
【図2】本発明の第1実施例及び第2実施例に係るCM
OS型可変遅延回路の動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図3】本発明の第2実施例に係るCMOS型可変遅延
回路を示す回路図である。
【図4】本発明の第3実施例に係るCMOS型可変遅延
回路を示す回路図である。
【図5】本発明の第3実施例及び第4実施例に係るCM
OS型可変遅延回路の動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図6】本発明の第4実施例に係るCMOS型可変遅延
回路を示す回路図である。
【図7】本発明の第5実施例に係るCMOS型可変遅延
回路を示す回路図である。
【図8】本発明の第6実施例に係るCMOS型可変遅延
回路を示す回路図である。
【図9】本発明の第7実施例に係るCMOS型可変遅延
回路を示す回路図である。
【図10】本発明の第8実施例に係るCMOS型可変遅
延回路を示す回路図である。
【図11】本発明の第9実施例に係るCMOS型可変遅
延回路を示すブロック図である。
【図12】本発明の第10実施例に係るCMOS型可変
遅延回路の配置の一例と特性をそれぞれ示す図である。
【図13】従来の可変遅延回路の一例をそれぞれ示す回
路図である。
【図14】従来の可変遅延回路の他の一例を示す回路図
である。
【図15】従来の可変遅延回路の更に他の一例を示す回
路図である。
【符号の説明】
15 入力端子 16 共通出力端子 35,37,45,47 重み付け回路 23,24,33,24 制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】P型MOSFETとN型MOSFETとか
    ら構成されるCMOS型半導体集積回路において、同じ
    論理を実現する複数の論理回路と、前記複数の論理回路
    の入出力端子をそれぞれ共通に接続した共通入力端子及
    び共通出力端子と、前記複数の論理回路を共通出力端子
    に対して接続するか切り放すかを切り換える制御回路
    と、前記複数の回路を流れかつ前記共通出力端子の負荷
    容量を充電または放電する電流量を決定する重み付け回
    路と、を備えることを特徴とするCMOS型可変遅延回
    路。
  2. 【請求項2】前記制御回路が電源と前記共通出力端子の
    間及び接地と共通出力端子の間に追加されたMOSFE
    Tを導通か非導通とすることにより前記複数の論理回路
    を共通出力端子に対して接続するか切り放すかを切り換
    えるように構成された請求項1に記載のCMOS型可変
    遅延回路。
  3. 【請求項3】前記制御回路が前記複数の論理回路の電源
    と接地とを個別に切り換えることで共通出力端子に対し
    て接続するか切り放すかを切り換えるように構成された
    請求項1に記載のCMOS型可変遅延回路。
  4. 【請求項4】前記重み付け回路が電源と共通出力端子及
    び接地と共通出力端子に対してMOSFETがシリアル
    接続、またはパラレル接続、及びこれらの混在した構成
    のうちの少なくとも何れか1つの構成により電流量を決
    定するように構成された請求項1に記載のCMOS型可
    変遅延回路。
  5. 【請求項5】前記重み付け回路を構成する複数のMOS
    FETのゲートを電源、接地、入力端子及びその他任意
    の電圧のうちの何れかにそれぞれ接続したものを組み合
    わせて構成するようにした請求項1に記載のCMOS型
    可変遅延回路。
  6. 【請求項6】前記重み付け回路がMOSFETのゲート
    長及びゲート幅の割合を変えた複数のMOSFETで構
    成された請求項1に記載のCMOS型可変遅延回路。
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