JPH06237166A - 入力信号カウント回路 - Google Patents
入力信号カウント回路Info
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- JPH06237166A JPH06237166A JP4469793A JP4469793A JPH06237166A JP H06237166 A JPH06237166 A JP H06237166A JP 4469793 A JP4469793 A JP 4469793A JP 4469793 A JP4469793 A JP 4469793A JP H06237166 A JPH06237166 A JP H06237166A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造をもって偶数の端子からのオン信
号をカウントすることができ、かつ大型化することのな
い入力信号カウント回路を提供する。 【構成】 第1〜第2N段の2N個の制御端子からのオ
ン信号の数がN個未満かN個かN個より多いかを判別す
るべく、制御信号に応じて入力信号の出力方向を2方向
のいずれかに選択可能なスイッチ要素を、第1〜第N段
までの第n段にはその前段にて取り得るカウント数の種
類と同数、第N+1〜第2N段まではその前段にて取り
得るカウント数の種類のうちN個未満及びN個より多く
なるものを除いた数だけ設け、各制御端子から入力され
た制御信号に応じて各スイッチ要素の出力方向を選択
し、その最終的な出力からオン信号の数がN個未満かN
個かN個より多いかを判別する構成とすることで、制御
端子からのオン信号の数を容易にカウントすることがで
き、トランジスタの数を大幅に低減できると共に回路全
体を小型化できる。
号をカウントすることができ、かつ大型化することのな
い入力信号カウント回路を提供する。 【構成】 第1〜第2N段の2N個の制御端子からのオ
ン信号の数がN個未満かN個かN個より多いかを判別す
るべく、制御信号に応じて入力信号の出力方向を2方向
のいずれかに選択可能なスイッチ要素を、第1〜第N段
までの第n段にはその前段にて取り得るカウント数の種
類と同数、第N+1〜第2N段まではその前段にて取り
得るカウント数の種類のうちN個未満及びN個より多く
なるものを除いた数だけ設け、各制御端子から入力され
た制御信号に応じて各スイッチ要素の出力方向を選択
し、その最終的な出力からオン信号の数がN個未満かN
個かN個より多いかを判別する構成とすることで、制御
端子からのオン信号の数を容易にカウントすることがで
き、トランジスタの数を大幅に低減できると共に回路全
体を小型化できる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2N個の偶数の制御端
子から入力されたオン信号の数をカウントし、その数が
N個未満であるか、N個であるか、N個より多いかを判
別するための入力信号カウント回路に関するものであ
る。
子から入力されたオン信号の数をカウントし、その数が
N個未満であるか、N個であるか、N個より多いかを判
別するための入力信号カウント回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル回路に於て2N個の偶数
の制御端子から入力されたオン信号(例えばHigh)
の数をカウントし、その数がN個未満であるか、N個で
あるか、N個より多いかを判別するための回路には、例
えば入力線を4個とすると、4C3+4C2(=4+6)=
10個のANDゲート(第1段)及び2個のORゲート
(第2段)を少なくとも必要とし、各ゲートをNAND
ゲートにて構成し、各ゲートのトランジスタを4個程度
としても40個以上のトランジスタを必要としていた。
このトランジスタの数は例えば入力端子が6個になれば
140個以上、入力端子が8個になれば500個以上と
なる。従って、入力端子が多くなるほど回路全体が著し
く大きくなりがちになる問題があった。
の制御端子から入力されたオン信号(例えばHigh)
の数をカウントし、その数がN個未満であるか、N個で
あるか、N個より多いかを判別するための回路には、例
えば入力線を4個とすると、4C3+4C2(=4+6)=
10個のANDゲート(第1段)及び2個のORゲート
(第2段)を少なくとも必要とし、各ゲートをNAND
ゲートにて構成し、各ゲートのトランジスタを4個程度
としても40個以上のトランジスタを必要としていた。
このトランジスタの数は例えば入力端子が6個になれば
140個以上、入力端子が8個になれば500個以上と
なる。従って、入力端子が多くなるほど回路全体が著し
く大きくなりがちになる問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したよう
な従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その主
な目的は、簡単な構造をもって偶数の端子からのオン信
号をカウントすることができ、かつ大型化することのな
い入力信号カウント回路を提供することにある。
な従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その主
な目的は、簡単な構造をもって偶数の端子からのオン信
号をカウントすることができ、かつ大型化することのな
い入力信号カウント回路を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した目的は本発明に
よれば、第1段から第2N段までの2N個の偶数の制御
端子から入力されたオン信号の数をカウントし、前記オ
ン信号の数がN個より多いことを示すための第1の判別
端子、N個未満であることを示すための第2の判別端子
またはN個であることを示すための第3の判別端子に選
択的に信号を出力するための入力信号カウント回路であ
って、第1段から第N段までの第n段(nは1から2N
までの整数)に、1つの入力端子と、その段の制御端子
からの入力信号がオンのときのみ前記入力端子からの信
号を出力可能となる第1の出力端子と、前記制御端子か
らの入力信号がオフのときのみ前記入力端子からの信号
を出力可能となる第2の出力端子とを有する1番目乃至
n番目のn個のスイッチ要素が設けられ、第N+1段か
ら第2N段までの第n段に、1番目乃至2N−n+2番
目までの2N−n+2個の前記同様なスイッチ要素が設
けられ、前記第1段から第N段までの第n段のi番目
(iは1から2N−n+2までの整数)のスイッチ要素
に於ける第1の出力端子が第n+1段のi番目のスイッ
チ要素の入力端子に、第2の出力端子が第n+1段のi
番目のスイッチ要素の入力端子に各々接続され、前記第
N+1段から第2N段までの第n段の1番目のスイッチ
要素に於ける第1の出力端子が前記第1の判別端子に接
続され、前記第N+1段から第2N段までの第n段の2
N−n+2番目の第2の出力端子が前記第2の判別端子
に接続され、前記第N+1段から第2N−1段までの第
n段の1番目乃至2N−n+1番目までの間のi番目の
スイッチ要素に於ける第2の出力端子が第n+1段のi
+1番目のスイッチ要素の入力端子に、第n段の2番目
乃至2N−n+2番目までの間のi番目のスイッチ要素
に於ける第1の出力端子が次段第n+1段のi番目のス
イッチ要素の入力端子に各々接続され、第2N段の1番
目のスイッチ要素に於ける第2の出力端子及び2番目の
スイッチ要素に於ける第1の出力端子が、前記第3の判
別端子に接続され、前記第1乃至第3の判別端子からの
出力により前記オン信号の数がN個未満であるか、N個
であるか、N個より多いかを判別することを特徴とする
入力信号カウント回路を提供することにより達成され
る。
よれば、第1段から第2N段までの2N個の偶数の制御
端子から入力されたオン信号の数をカウントし、前記オ
ン信号の数がN個より多いことを示すための第1の判別
端子、N個未満であることを示すための第2の判別端子
またはN個であることを示すための第3の判別端子に選
択的に信号を出力するための入力信号カウント回路であ
って、第1段から第N段までの第n段(nは1から2N
までの整数)に、1つの入力端子と、その段の制御端子
からの入力信号がオンのときのみ前記入力端子からの信
号を出力可能となる第1の出力端子と、前記制御端子か
らの入力信号がオフのときのみ前記入力端子からの信号
を出力可能となる第2の出力端子とを有する1番目乃至
n番目のn個のスイッチ要素が設けられ、第N+1段か
ら第2N段までの第n段に、1番目乃至2N−n+2番
目までの2N−n+2個の前記同様なスイッチ要素が設
けられ、前記第1段から第N段までの第n段のi番目
(iは1から2N−n+2までの整数)のスイッチ要素
に於ける第1の出力端子が第n+1段のi番目のスイッ
チ要素の入力端子に、第2の出力端子が第n+1段のi
番目のスイッチ要素の入力端子に各々接続され、前記第
N+1段から第2N段までの第n段の1番目のスイッチ
要素に於ける第1の出力端子が前記第1の判別端子に接
続され、前記第N+1段から第2N段までの第n段の2
N−n+2番目の第2の出力端子が前記第2の判別端子
に接続され、前記第N+1段から第2N−1段までの第
n段の1番目乃至2N−n+1番目までの間のi番目の
スイッチ要素に於ける第2の出力端子が第n+1段のi
+1番目のスイッチ要素の入力端子に、第n段の2番目
乃至2N−n+2番目までの間のi番目のスイッチ要素
に於ける第1の出力端子が次段第n+1段のi番目のス
イッチ要素の入力端子に各々接続され、第2N段の1番
目のスイッチ要素に於ける第2の出力端子及び2番目の
スイッチ要素に於ける第1の出力端子が、前記第3の判
別端子に接続され、前記第1乃至第3の判別端子からの
出力により前記オン信号の数がN個未満であるか、N個
であるか、N個より多いかを判別することを特徴とする
入力信号カウント回路を提供することにより達成され
る。
【0005】
【作用】このようにすれば、2N個の制御端子に対する
トランジスタの数が、2N2+4N個に付属回路のトラ
ンジスタの数2N×α個程度を加えた数になる。例えば
制御端子4個では25個程度、6個では60個程度、8
個では80個程度となる。
トランジスタの数が、2N2+4N個に付属回路のトラ
ンジスタの数2N×α個程度を加えた数になる。例えば
制御端子4個では25個程度、6個では60個程度、8
個では80個程度となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
いて詳しく説明する。
【0007】図1は、本発明が適用された4入力端子の
入力信号カウント回路の構成を示す回路図である。本実
施例では回路全体がCMOSプロセスにより構成されて
いる。また、図1に於ける下から上に制御端子I1、I
2、I3、I4を第1段〜第4段に分け、第1段の制御
端子I1はMOSトランジスタ(以下MOSTと略記す
る。)Q1のゲートに接続されると共にMOSTQ2の
ゲートにインバータINV1を介して接続されている。
このMOSTQ1及びのMOSTQ2のソースは基準電
位Vssに接続されている。また、MOSTQ1のドレ
インはMOSTQ3、Q4のソースに、MOSTQ2の
ドレインはMOSTQ5、Q6のソースに各々接続され
ている。
入力信号カウント回路の構成を示す回路図である。本実
施例では回路全体がCMOSプロセスにより構成されて
いる。また、図1に於ける下から上に制御端子I1、I
2、I3、I4を第1段〜第4段に分け、第1段の制御
端子I1はMOSトランジスタ(以下MOSTと略記す
る。)Q1のゲートに接続されると共にMOSTQ2の
ゲートにインバータINV1を介して接続されている。
このMOSTQ1及びのMOSTQ2のソースは基準電
位Vssに接続されている。また、MOSTQ1のドレ
インはMOSTQ3、Q4のソースに、MOSTQ2の
ドレインはMOSTQ5、Q6のソースに各々接続され
ている。
【0008】第2段の制御端子I2は、MOSTQ3、
Q4のゲートに接続されると共にインバータINV2を
介してMOSTQ4、Q6のゲートに接続されている。
また、MOSTQ3のドレインはMOSTQ7、Q8の
ソースに、MOSTQ4、Q5のドレインはMOSTQ
9、Q10のソースに、MOSTQ6のドレインはMO
STQ11、Q12のソースに各々を介して接続されて
いる。
Q4のゲートに接続されると共にインバータINV2を
介してMOSTQ4、Q6のゲートに接続されている。
また、MOSTQ3のドレインはMOSTQ7、Q8の
ソースに、MOSTQ4、Q5のドレインはMOSTQ
9、Q10のソースに、MOSTQ6のドレインはMO
STQ11、Q12のソースに各々を介して接続されて
いる。
【0009】第3段の制御端子I3は、MOSTQ7、
Q9、Q11のゲートに接続されると共にインバータI
NV3を介してMOSTQ8、Q10、Q12のゲート
に接続されている。また、MOSTQ7のドレインはM
OSTQ17のソースに、MOSTQ8、Q9のドレイ
ンはMOSTQ13、Q14のソースに、MOSTQ1
0、Q11のドレインはMOSTQ15、Q16のソー
スに、MOSTQ12のドレインはMOSTQ19のソ
ースに各々接続されている。
Q9、Q11のゲートに接続されると共にインバータI
NV3を介してMOSTQ8、Q10、Q12のゲート
に接続されている。また、MOSTQ7のドレインはM
OSTQ17のソースに、MOSTQ8、Q9のドレイ
ンはMOSTQ13、Q14のソースに、MOSTQ1
0、Q11のドレインはMOSTQ15、Q16のソー
スに、MOSTQ12のドレインはMOSTQ19のソ
ースに各々接続されている。
【0010】第4段の制御端子I4は、MOSTQ1
3、Q15のゲートに接続されると共にインバータIN
V4を介してMOSTQ14、Q16のゲートに接続さ
れている。また、MOSTQ13のドレインはMOST
Q17のソースに、MOSTQ14、Q15のドレイン
はMOSTQ18のソースに、MOSTQ16のドレイ
ンはMOSTQ19のソースに各々接続されている。M
OSTQ17のソースにはオン信号の数がN個より多い
ことを示すための第1の判別端子O1が接続され、MO
STQ18のソースにはオン信号の数がN個未満である
ことを示すための第2の判別端子またはN個であること
を示すための第3の判別端子O3が接続され、MOST
Q19のソースにはオン信号の数がN個未満であること
を示すための第2の判別端子O2が接続され、各MOS
TQ17〜Q19のドレインは電源電位Vddに接続さ
れている。
3、Q15のゲートに接続されると共にインバータIN
V4を介してMOSTQ14、Q16のゲートに接続さ
れている。また、MOSTQ13のドレインはMOST
Q17のソースに、MOSTQ14、Q15のドレイン
はMOSTQ18のソースに、MOSTQ16のドレイ
ンはMOSTQ19のソースに各々接続されている。M
OSTQ17のソースにはオン信号の数がN個より多い
ことを示すための第1の判別端子O1が接続され、MO
STQ18のソースにはオン信号の数がN個未満である
ことを示すための第2の判別端子またはN個であること
を示すための第3の判別端子O3が接続され、MOST
Q19のソースにはオン信号の数がN個未満であること
を示すための第2の判別端子O2が接続され、各MOS
TQ17〜Q19のドレインは電源電位Vddに接続さ
れている。
【0011】ここで、MOSTQ1、Q2は第1段の第
1のスイッチ要素、MOSTQ3、Q4は第2段の1番
目のスイッチ要素、MOSTQ5、Q6は第2段の2番
目のスイッチ要素、MOSTQ7、Q8は第3段の1番
目のスイッチ要素、MOSTQ9、Q10は第3段の2
番目のスイッチ要素、MOSTQ11、Q12は第3段
の3番目のスイッチ要素、MOSTQ13、Q14は第
4段の1番目のスイッチ要素、MOSTQ15、Q16
は第4段の2番目のスイッチ要素をなしている。即ち、
第1段から第2N段までのうち第1段から第N−1段ま
での第n段には1番目〜n番目のn個のスイッチ要素が
設けられ、各スイッチ要素は図2に模式的に示すよう
に、入力端子Aからの信号を第1及び第2の出力端子
B、Cに選択的に出力可能とするスイッチをなしてい
る。また、第n段に於けるi番目のスイッチ要素の第1
の出力端子Bは次段第n+1段のi番目のスイッチ要素
の入力端子Aに、第2の出力端子Cは次段第n+1段の
i+1番目のスイッチ要素の入力端子Aに接続されてい
る。従って、上記第n段に於けるi番目のスイッチ要素
の第2の出力端子Cと、i+1番目のスイッチ要素の第
1の出力端子Bとは共に第n+1段のi+1番目のスイ
ッチ要素の入力端子Aに接続されていることとなる。例
えば図1の想像線で囲んだMOSTQ3、MOSTQ4
からなる第2段の1番目のスイッチ要素を拡大した図3
に示すように、その第1の出力端子Bは次段第3段のM
OSTQ7、Q8からなる1番目のスイッチ要素の入力
端子Aに接続され、第2の出力端子Cは次段第3段のM
OSTQ9、Q10からなる2番目のスイッチ要素の入
力端子Aに接続されている。
1のスイッチ要素、MOSTQ3、Q4は第2段の1番
目のスイッチ要素、MOSTQ5、Q6は第2段の2番
目のスイッチ要素、MOSTQ7、Q8は第3段の1番
目のスイッチ要素、MOSTQ9、Q10は第3段の2
番目のスイッチ要素、MOSTQ11、Q12は第3段
の3番目のスイッチ要素、MOSTQ13、Q14は第
4段の1番目のスイッチ要素、MOSTQ15、Q16
は第4段の2番目のスイッチ要素をなしている。即ち、
第1段から第2N段までのうち第1段から第N−1段ま
での第n段には1番目〜n番目のn個のスイッチ要素が
設けられ、各スイッチ要素は図2に模式的に示すよう
に、入力端子Aからの信号を第1及び第2の出力端子
B、Cに選択的に出力可能とするスイッチをなしてい
る。また、第n段に於けるi番目のスイッチ要素の第1
の出力端子Bは次段第n+1段のi番目のスイッチ要素
の入力端子Aに、第2の出力端子Cは次段第n+1段の
i+1番目のスイッチ要素の入力端子Aに接続されてい
る。従って、上記第n段に於けるi番目のスイッチ要素
の第2の出力端子Cと、i+1番目のスイッチ要素の第
1の出力端子Bとは共に第n+1段のi+1番目のスイ
ッチ要素の入力端子Aに接続されていることとなる。例
えば図1の想像線で囲んだMOSTQ3、MOSTQ4
からなる第2段の1番目のスイッチ要素を拡大した図3
に示すように、その第1の出力端子Bは次段第3段のM
OSTQ7、Q8からなる1番目のスイッチ要素の入力
端子Aに接続され、第2の出力端子Cは次段第3段のM
OSTQ9、Q10からなる2番目のスイッチ要素の入
力端子Aに接続されている。
【0012】一方、第1段から第2N段までのうち第N
段から第2N段までの第n段には1番目〜2N−n+2
番目の2N−n+2個のスイッチ要素が設けられ、各ス
イッチ要素は図2に模式的に示すように、入力端子Aか
らの信号を第1及び第2の出力端子B、Cに選択的に出
力可能とするスイッチをなしている。また、第N段から
第2N段までの第n段に於ける1番目のスイッチ要素の
第1の出力端子BはMOSTQ17のソースに、第2の
出力端子Cは次段第n+1段の2番目のスイッチ要素の
入力端子Aに接続されている。第n段に於ける2N−n
+2番目のスイッチ要素の第2の出力端子CはMOST
Q19のソースに、第1の出力端子Bは次段第n+1段
の2N−n+1番目のスイッチ要素の入力端子Aに接続
されている。第n段に於けるi番目のスイッチ要素の第
1の出力端子Bは次段第n+1段のi番目のスイッチ要
素の入力端子Aに、第2の出力端子Cは次段第n+1段
のi+1番目のスイッチ要素の入力端子Aに接続されて
いる。更に、第2N段の1番目のスイッチ要素に於ける
第2の出力端子C及び2番目のスイッチ要素に於ける第
1の出力端子Bは、MOSTQ18のソースに接続され
ている。
段から第2N段までの第n段には1番目〜2N−n+2
番目の2N−n+2個のスイッチ要素が設けられ、各ス
イッチ要素は図2に模式的に示すように、入力端子Aか
らの信号を第1及び第2の出力端子B、Cに選択的に出
力可能とするスイッチをなしている。また、第N段から
第2N段までの第n段に於ける1番目のスイッチ要素の
第1の出力端子BはMOSTQ17のソースに、第2の
出力端子Cは次段第n+1段の2番目のスイッチ要素の
入力端子Aに接続されている。第n段に於ける2N−n
+2番目のスイッチ要素の第2の出力端子CはMOST
Q19のソースに、第1の出力端子Bは次段第n+1段
の2N−n+1番目のスイッチ要素の入力端子Aに接続
されている。第n段に於けるi番目のスイッチ要素の第
1の出力端子Bは次段第n+1段のi番目のスイッチ要
素の入力端子Aに、第2の出力端子Cは次段第n+1段
のi+1番目のスイッチ要素の入力端子Aに接続されて
いる。更に、第2N段の1番目のスイッチ要素に於ける
第2の出力端子C及び2番目のスイッチ要素に於ける第
1の出力端子Bは、MOSTQ18のソースに接続され
ている。
【0013】尚、MOSTQ17〜Q19はプルアップ
用PchMOSTであり、これらのゲートが自身以外の
MOSTQ17〜Q19のソースにANDゲートG1、
G2、G3を介して接続されていることにより、全体と
して相補型をなし消費電力が低減されている。
用PchMOSTであり、これらのゲートが自身以外の
MOSTQ17〜Q19のソースにANDゲートG1、
G2、G3を介して接続されていることにより、全体と
して相補型をなし消費電力が低減されている。
【0014】以下に本実施例の作動要領について説明す
る。各制御端子I1〜I4の入力信号のうちオン信号を
「H」とし、まず第1段の制御端子I1からの入力信号
が「H」であれば、MOSTQ1がオンし、MOSTQ
2がオフする。すると、第2段に於ては、MOSTQ
3、Q4のみが作動可能となる。次に第2段の制御端子
I2からの入力信号が「L」であれば、MOSTQ4の
みがオンし、MOSTQ3がオフする。すると、第3段
に於ては、MOSTQ9、Q10のみが作動可能とな
る。更に、第3段の制御端子I3からの入力信号が
「H」であれば、MOSTQ9のみがオンし、MOST
Q10がオフする。すると、第4段に於ては、MOST
Q13、Q14のみが作動可能となる。最後に第4段の
制御端子I4からの入力信号が「H」であれば、MOS
TQ13のみがオンし、MOSTQ14がオフする。即
ち出力端子O1からのみローレベル信号が出力され、オ
ン信号の数が3個以上であることが分かる。
る。各制御端子I1〜I4の入力信号のうちオン信号を
「H」とし、まず第1段の制御端子I1からの入力信号
が「H」であれば、MOSTQ1がオンし、MOSTQ
2がオフする。すると、第2段に於ては、MOSTQ
3、Q4のみが作動可能となる。次に第2段の制御端子
I2からの入力信号が「L」であれば、MOSTQ4の
みがオンし、MOSTQ3がオフする。すると、第3段
に於ては、MOSTQ9、Q10のみが作動可能とな
る。更に、第3段の制御端子I3からの入力信号が
「H」であれば、MOSTQ9のみがオンし、MOST
Q10がオフする。すると、第4段に於ては、MOST
Q13、Q14のみが作動可能となる。最後に第4段の
制御端子I4からの入力信号が「H」であれば、MOS
TQ13のみがオンし、MOSTQ14がオフする。即
ち出力端子O1からのみローレベル信号が出力され、オ
ン信号の数が3個以上であることが分かる。
【0015】同様にして、例えば各制御端子I1〜I4
の入力信号が、「L」、「H」、「H」、「H」であれ
ばMOSTQ2、Q4、Q9、Q15のみがオンし、各
制御端子I1〜I4の入力信号が、「H」、「H」、
「H」、「L」であればMOSTQ1、Q3、Q7がオ
ンし、上記同様に出力端子O1からのみローレベル信号
が出力され、オン信号の数が3個以上であることが分か
る。このとき、各制御端子I1〜I3の入力信号がいず
れも「H」であれば、即ち各制御端子からのオン信号が
に関わらずオン信号の数が3個以上であることが確定す
ればその後の段を考慮する必要がないことから、制御端
子I4の入力信号が「L」または「H」のいずれの場合
でも、MOSTQ7がオンすることにより出力端子O1
からローレベル信号が出力される。逆に各制御端子I1
〜I3の入力信号がいずれも「L」、即ち各制御端子か
らのオン信号がに関わらずオン信号の数が1個以下であ
ることが確定すれば、制御端子I4の入力信号を考慮す
ることなく出力端子O2からのみローレベル信号が出力
される。
の入力信号が、「L」、「H」、「H」、「H」であれ
ばMOSTQ2、Q4、Q9、Q15のみがオンし、各
制御端子I1〜I4の入力信号が、「H」、「H」、
「H」、「L」であればMOSTQ1、Q3、Q7がオ
ンし、上記同様に出力端子O1からのみローレベル信号
が出力され、オン信号の数が3個以上であることが分か
る。このとき、各制御端子I1〜I3の入力信号がいず
れも「H」であれば、即ち各制御端子からのオン信号が
に関わらずオン信号の数が3個以上であることが確定す
ればその後の段を考慮する必要がないことから、制御端
子I4の入力信号が「L」または「H」のいずれの場合
でも、MOSTQ7がオンすることにより出力端子O1
からローレベル信号が出力される。逆に各制御端子I1
〜I3の入力信号がいずれも「L」、即ち各制御端子か
らのオン信号がに関わらずオン信号の数が1個以下であ
ることが確定すれば、制御端子I4の入力信号を考慮す
ることなく出力端子O2からのみローレベル信号が出力
される。
【0016】また、例えば制御端子I1、I2の入力信
号が「H」、制御端子I3、I4の入力信号が「L」で
あれば、MOSTQ1、Q3、Q8、Q14のみがオン
し、即ち出力端子O3からのみローレベル信号が出力さ
れ、オン信号の数が2個であることが分かる。
号が「H」、制御端子I3、I4の入力信号が「L」で
あれば、MOSTQ1、Q3、Q8、Q14のみがオン
し、即ち出力端子O3からのみローレベル信号が出力さ
れ、オン信号の数が2個であることが分かる。
【0017】上記したように出力端子O1からローレベ
ル信号が出力されたときにはオン信号が3個または4
個、出力端子O2からローレベル信号が出力されたとき
にはオン信号が0個または1個、出力端子O3からロー
レベル信号が出力されたときにはオン信号が2個である
ことが容易に分かる。
ル信号が出力されたときにはオン信号が3個または4
個、出力端子O2からローレベル信号が出力されたとき
にはオン信号が0個または1個、出力端子O3からロー
レベル信号が出力されたときにはオン信号が2個である
ことが容易に分かる。
【0018】尚、本実施例では制御端子が4個の場合を
説明したが、6個、8個或いはそれ以上の偶数個の場合
でもその構成及び作動は同様であり、例えば6個の場合
にはスイッチ要素用トランジスタが14個にインバータ
が2個程度増えるのみである。
説明したが、6個、8個或いはそれ以上の偶数個の場合
でもその構成及び作動は同様であり、例えば6個の場合
にはスイッチ要素用トランジスタが14個にインバータ
が2個程度増えるのみである。
【0019】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による入力信号カウント回路によれば、2N個の制御
端子を第1段〜第2N段とし、各制御端子からのオン信
号をカウントして、その数がN個未満であるか、N個で
あるか、N個より多いかを判別するべく、制御信号に応
じて入力信号の出力方向を2方向のいずれにするか選択
可能なスイッチ要素を、第1段〜第N段までの第n段に
はその前段第n−1段にて取り得るカウント数(0〜
n)の種類と同数(n+1)、第N+1段〜第2N段ま
ではその前段にて取り得るカウント数の種類のうちN個
未満またはN個より多くなるものを除いた数(2N−n
+2)だけ設け、第1段から第N段までの第n段のi番
目のスイッチ要素に於ける第1の出力端子を次段第n+
1段のi番目のスイッチ要素の入力端子に、第2の出力
端子を次段第n+1段のi+1番目のスイッチ要素の入
力端子に各々接続し、第N+1段から第2N段までの第
n段の1番目のスイッチ要素に於ける第1の出力端子を
オン信号の数がN個より多いことを示すための第1の判
別端子に、第n段の2N−n+2番目のスイッチ要素に
於ける第2の出力端子をオン信号の数がN個未満である
ことを示すための第2の判別端子に各々接続し、第N+
1段から第2N−1段までの第n段の1番目乃至2N−
n+1番目までの間のi番目のスイッチ要素に於ける第
2の出力端子を次段第n+1段のi+1番目のスイッチ
要素の入力端子に、第n段の2番目乃至2N−n+2番
目までのi番目のスイッチ要素に於ける第1の出力端子
を次段第n+1段のi番目のスイッチ要素の入力端子に
各々接続し、第2N段の1番目のスイッチ要素に於ける
第2の出力端子及び2番目のスイッチ要素に於ける第1
の出力端子をオン信号の数がN個であることを示すため
の第3の判別端子に各々接続し、第1乃至第3の判別端
子からの出力によりオン信号の数がN個未満であるか、
N個であるか、N個より多いかを判別する構成とするこ
とで、制御端子からのオン信号の数を容易にカウントす
ることができ、トランジスタの数を大幅に低減できると
共に回路全体を小型化できる。
明による入力信号カウント回路によれば、2N個の制御
端子を第1段〜第2N段とし、各制御端子からのオン信
号をカウントして、その数がN個未満であるか、N個で
あるか、N個より多いかを判別するべく、制御信号に応
じて入力信号の出力方向を2方向のいずれにするか選択
可能なスイッチ要素を、第1段〜第N段までの第n段に
はその前段第n−1段にて取り得るカウント数(0〜
n)の種類と同数(n+1)、第N+1段〜第2N段ま
ではその前段にて取り得るカウント数の種類のうちN個
未満またはN個より多くなるものを除いた数(2N−n
+2)だけ設け、第1段から第N段までの第n段のi番
目のスイッチ要素に於ける第1の出力端子を次段第n+
1段のi番目のスイッチ要素の入力端子に、第2の出力
端子を次段第n+1段のi+1番目のスイッチ要素の入
力端子に各々接続し、第N+1段から第2N段までの第
n段の1番目のスイッチ要素に於ける第1の出力端子を
オン信号の数がN個より多いことを示すための第1の判
別端子に、第n段の2N−n+2番目のスイッチ要素に
於ける第2の出力端子をオン信号の数がN個未満である
ことを示すための第2の判別端子に各々接続し、第N+
1段から第2N−1段までの第n段の1番目乃至2N−
n+1番目までの間のi番目のスイッチ要素に於ける第
2の出力端子を次段第n+1段のi+1番目のスイッチ
要素の入力端子に、第n段の2番目乃至2N−n+2番
目までのi番目のスイッチ要素に於ける第1の出力端子
を次段第n+1段のi番目のスイッチ要素の入力端子に
各々接続し、第2N段の1番目のスイッチ要素に於ける
第2の出力端子及び2番目のスイッチ要素に於ける第1
の出力端子をオン信号の数がN個であることを示すため
の第3の判別端子に各々接続し、第1乃至第3の判別端
子からの出力によりオン信号の数がN個未満であるか、
N個であるか、N個より多いかを判別する構成とするこ
とで、制御端子からのオン信号の数を容易にカウントす
ることができ、トランジスタの数を大幅に低減できると
共に回路全体を小型化できる。
【図1】本発明が適用された4制御端子の入力信号カウ
ント回路の構成を示す回路図である。
ント回路の構成を示す回路図である。
【図2】図1の要部を示すモデル回路図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
Q1〜Q16 スイッチ要素用トランジスタ Q17〜Q19 CMOS回路構成用トランジスタ INV1〜INV4 インバータ I1〜I4 制御端子 O1〜O3 出力端子 G1〜G3 ANDゲート
Claims (3)
- 【請求項1】 第1段から第2N段までの2N個の偶
数の制御端子から入力されたオン信号の数をカウント
し、前記オン信号の数がN個より多いことを示すための
第1の判別端子、N個未満であることを示すための第2
の判別端子またはN個であることを示すための第3の判
別端子に選択的に信号を出力するための入力信号カウン
ト回路であって、 第1段から第N段までの第n段(nは1から2Nまでの
整数)に、1つの入力端子と、その段の制御端子からの
入力信号がオンのときのみ前記入力端子からの信号を出
力可能となる第1の出力端子と、前記制御端子からの入
力信号がオフのときのみ前記入力端子からの信号を出力
可能となる第2の出力端子とを有する1番目乃至n番目
のn個のスイッチ要素が設けられ、 第N+1段から第2N段までの第n段に、1番目乃至2
N−n+2番目までの2N−n+2個の前記同様なスイ
ッチ要素が設けられ、 前記第1段から第N段までの第n段のi番目(iは1か
ら2N−n+2までの整数)のスイッチ要素に於ける第
1の出力端子が第n+1段のi番目のスイッチ要素の入
力端子に、第2の出力端子が第n+1段のi番目のスイ
ッチ要素の入力端子に各々接続され、 前記第N+1段から第2N段までの第n段の1番目のス
イッチ要素に於ける第1の出力端子が前記第1の判別端
子に接続され、 前記第N+1段から第2N段までの第n段の2N−n+
2番目の第2の出力端子が前記第2の判別端子に接続さ
れ、 前記第N+1段から第2N−1段までの第n段の1番目
乃至2N−n+1番目までの間のi番目のスイッチ要素
に於ける第2の出力端子が第n+1段のi+1番目のス
イッチ要素の入力端子に、第n段の2番目乃至2N−n
+2番目までの間のi番目のスイッチ要素に於ける第1
の出力端子が次段第n+1段のi番目のスイッチ要素の
入力端子に各々接続され、 第2N段の1番目のスイッチ要素に於ける第2の出力端
子及び2番目のスイッチ要素に於ける第1の出力端子
が、前記第3の判別端子に接続され、 前記第1乃至第3の判別端子からの出力により前記オン
信号の数がN個未満であるか、N個であるか、N個より
多いかを判別することを特徴とする入力信号カウント回
路。 - 【請求項2】 前記各スイッチ要素が、1対のトラン
ジスタスイッチから構成されていることを特徴とする請
求項1に記載の入力信号カウント回路。 - 【請求項3】 前記各トランジスタがCMOSプロセ
スからなるトランジスタからなることを特徴とする請求
項2に記載の入力信号カウント回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4469793A JPH06237166A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 入力信号カウント回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4469793A JPH06237166A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 入力信号カウント回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06237166A true JPH06237166A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=12698614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4469793A Withdrawn JPH06237166A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 入力信号カウント回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06237166A (ja) |
-
1993
- 1993-02-08 JP JP4469793A patent/JPH06237166A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000509 |