JPH0798554B2 - 粉粒体コンテナ - Google Patents

粉粒体コンテナ

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JPH0798554B2
JPH0798554B2 JP2172405A JP17240590A JPH0798554B2 JP H0798554 B2 JPH0798554 B2 JP H0798554B2 JP 2172405 A JP2172405 A JP 2172405A JP 17240590 A JP17240590 A JP 17240590A JP H0798554 B2 JPH0798554 B2 JP H0798554B2
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container
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一茂 名田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は粉粒体コンテナ、特に流動性の悪い粉粒体を貯
蔵,運搬する場合に好適で、粉粒体の排出が容易な粉粒
体コンテナに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の粉粒体コンテナには、実公昭61−26219
号公報のように、コンテナ本体の一端部に小径の出入口
を設け、コンテナ本体の内部に上記出入口に向かって傾
斜した滑り板を設けたものが一般的である。この場合、
出入口にはバルブやスライドゲート等が設けられ、粉粒
体圧がかかった状態で開閉する必要があるため、出入口
の開口面積を小さくしてある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記のようにコンテナ本体の内部に滑り板を
設けると、コンテナ本体の内容積が小さくなり、貯蔵で
きる粉粒体の容量が小さくなるという欠点がある。ま
た、出入口の開口面積が小さいため、付着性や圧密性の
ある粉粒体の場合には、排出時にブリッジが形成された
り、出入口が閉塞したりして、円滑に粉粒体を排出でき
ない。
一方、角筒形コンテナ本体の側壁の下端部に開口部を設
け、この開口部を開閉する蓋を枢着した粉粒体コンテナ
も提案されている。このコンテナの場合、粉粒体を排出
するにはコンテナ本体をチルト装置によって45度傾け、
蓋を開けて開口部から粉粒体を排出するようになってい
る。
この粉粒体コンテナでは、内部に滑り板を設ける必要が
なく、粉粒体の貯蔵容量を大きく取れるとともに、開口
部の面積を大きく取れ、開口部の閉塞のおそれが少ない
という利点がある。しかしながら、排出時に粉粒体の滑
り面となるコンテナ本体の内壁と水平線との角度は45度
が最大であるため、流動性の悪い粉粒体ではブリッジの
可能性が高く、排出残量が多くなるという欠点がある。
排出促進のため、コンテナ本体に加振器を取り付けて振
動を加えるなどの対策が講じられるが、装置が大掛かり
になるとともに、ブリッジ形成を防止する点で充分では
ない。
そこで、本発明の目的は、流動性の悪い粉粒体であって
も排出時のブリッジ形成や閉塞を有効に防止でき、粉粒
体の貯蔵容量が大きく取れ、かつ排出残量を低減できる
粉粒体コンテナを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、上下に反転可能
で、少なくとも上下一方の端部が円形に形成され、この
円形の一端部に開口部が形成され、他端部に粉粒体を支
えることができる底板部が形成されたコンテナ本体と、
コンテナ本体の内部に貯留された粉粒体を排出する粉粒
体排出機とを備え、上記粉粒体排出機は、上記開口部を
閉鎖するべくコンテナ本体に着脱可能に装着される閉鎖
板と、閉鎖板に形成された排出口と、閉鎖板の内側に回
転軸がコンテナ本体の円形の端部のほぼ中心部に位置す
るよう回転自在に取り付けられ、外周端部がコンテナ本
体の円形の端部の内側壁近傍を旋回し、コンテナ本体の
内部の粉粒体を撹拌する撹拌翼と、閉鎖板の外側に取り
付けられ、撹拌翼の回転軸を駆動する駆動手段とを具備
し、上記コンテナ本体をその開口部側が下方になるよう
に配置した状態で、上記駆動手段を駆動することによ
り、コンテナ本体の内部の粉粒体を排出口より排出可能
としたものである。
〔作用〕
流動性の悪い粉粒体をコンテナ本体から排出する場合、
滑り面を設けたり加振器によって振動を加えたりするよ
りも、粉粒体に直接機械的な撹拌力を加えるのがブリッ
ジや閉塞を防止する点で最も効果的である。本発明で
は、コンテナ本体から粉粒体を排出する場合、開口部に
粉粒体排出機を取り付け、開口部が下方になるようにコ
ンテナ本体を反転させる。そして、排出機の駆動手段を
駆動すると、撹拌翼が回転してコンテナ本体の内部の粉
粒体を撹拌し、粉粒体は排出口へと案内されて順次排出
される。このように、撹拌翼によって粉粒体に直接機械
的な撹拌力を加えるため、流動性の悪い粉粒体であって
も排出時のブリッジや閉塞を有効に防止でき、排出残量
を低減できる。
〔実施例〕
第1図は本発明にかかるコンテナ本体1の一例を示す。
コンテナ本体1は円筒形状をなしており、その上端面に
は直径方向に延びる長方形状の開口部2が形成され、こ
の開口部2の周囲には第2図のように適数個のネジ孔3
が設けられている。コンテナ本体1の下端面には底板部
1a(第7図参照)が設けられ、この底板部1aの外面に平
行な2本の脚4が固定されている。コンテナ本体1の内
部に粉粒体を貯蔵して長期間保管する場合や運搬する場
合には、コンテナ本体1の上端面に上記開口部2を閉じ
る蓋5が着脱可能に装着される。蓋5の周縁部には上記
ネジ孔3に対応するネジ挿通孔6が形成されており、ボ
ルト7をネジ挿通孔6を介してネジ孔3に螺着すること
により、蓋5は上記開口部2を密閉し、粉粒体の漏れや
湿気の侵入を防止できる。なお、蓋5の上面には取り扱
いの便宜のため把手8が固定されている。
コンテナ本体1内部の粉粒体を排出する場合には、蓋5
に代えて粉粒体排出機10が装着される。粉粒体排出機10
は第3図〜第6図に示されるように、コンテナ本体1の
上端面に着脱可能な蓋5と同形状の閉鎖板11と、閉鎖板
11の一方の端部に形成された排出口12と、閉鎖板11の外
側面中央部に固定された駆動手段の一例である電動モー
タ13と、閉鎖板11の内側面に電動モータ13の回転軸13a
を介して取り付けられた撹拌翼14とで構成されている。
撹拌翼14はコンテナ本体1の内部に位置して粉粒体に循
環流を発生させるものであり、その先端部には回転方向
(矢印A方向)に対して後方に傾斜した後退翼部14aを
有している。なお、撹拌翼14の中心部には粉粒体が残留
しないように円錐状のガイド片15が固定されている。上
記排出口12は閉鎖板11の外側面に筒状に突出しており、
その途中には開閉操作可能な排出バルブ16が設けられて
いる。
上記粉粒体排出機10をコンテナ本体1に取り付けるに
は、蓋5の取付と同様に閉鎖板11を開口部2上に載置
し、閉鎖板11の周縁部に設けたネジ挿通孔11aを介して
コンテナ本体1のネジ孔3に上記ボルト7を螺着すれよ
い。これにより、閉鎖板11がコンテナ本体1に密着す
る。
ここで、コンテナ本体1の内部に貯蔵された粉粒体を排
出する方法を第7図〜第9図に従って説明する。
まず、コンテナ本体1の上端面に排出機10を取り付け、
コンテナ本体1が開口部2が下方になるように反転さ
せ、第7図のように架台20に載置する。そして、排出機
10の排出口12と粉粒体投入口21とをフレキシブルシュー
ト22等を用いて接続する。ここで、排出バルブ16を開
き、排出機10のモータ13を駆動すると、撹拌翼14が第9
図矢印A方向に回転し、コンテナ本体1の内部に第8図
矢印方向の循環流を発生させる。つまり、粉粒体は撹拌
翼14によってコンテナ本体1の中心部から外周方向へ押
し出され、コンテナ本体1の側壁に沿って上昇した後、
コンテナ本体1の中心部で下降する流れを形成する。こ
のため、粉粒体はコンテナ本体1の内部でブリッジを形
成したり排出口12で閉塞を起こすことなく、排出口12か
ら円滑に排出され、フレキシブルシュート22を経て投入
口21へと排出される。なお、コンテナ本体1の底板部1a
に空気取入口9(第7図参照)を設けておき、コンテナ
本体1の運搬,貯蔵時には蓋をしておき、粉粒体の排出
時のみ蓋を外して濾布9aを取り付ければ、粉粒体の排出
を助ける上で有効である。
第10図,第11図は本発明における他の排出方法を示す。
付着性,圧密性の高い粉粒体の場合には、第8図のよう
な循環流を生起させると、コンテナ本体1の底面外周部
付近に粉粒体の圧密層が形成され、この部分の粉粒体の
排出が困難になる場合がある。この実施例では、上記実
施例の撹拌翼を逆向きに取り付け、撹拌翼30の先端部に
設けられる後退翼部30aを回転方向(矢印A方向)に対
して前方に傾斜させてある。そのため、粉粒体はコンテ
ナ本体1の外周部から中心部へと掻き寄せられ、中心部
で上昇し側壁部に沿って下降する粉粒体の循環流を形成
する。その結果、付着性,圧密性の高い粉粒体でもブリ
ッジを形成することなく排出口31より排出できる。な
お、この場合には、排出口31を第8図に比べてやや中心
側に設けることが排出残量の低減に有効である。
第12図は粉粒体排出機の他の例を示す。この実施例は、
コンテナ本体1の内壁面に沿って回転する掻き取り棒40
を撹拌翼41の先端部に垂直に取り付けたものであり、特
にコンテナ本体1の壁面への付着性の高い粉粒体を取り
扱う場合に好適である。このように、取り扱う粉粒体の
種類ごとに専用の撹拌翼を使用すれば、多品種の粉粒体
の排出に対応できる。
なお、本発明で使用されるコンテナ本体は円筒形に限る
ものではなく、例えば第13図のように上端部のみが円筒
形で、下部を角筒形としたコンテナ本体50を使用しても
よい。コンテナ本体50の開口部(図示せず)には通常時
は蓋51が装着されており、粉粒体の排出時には蓋51に代
えて粉粒体排出機が装着される。この場合にはコンテナ
本体50の大部分が角筒形であるため、粉粒体貯蔵時の容
積効率が向上し、かつハンドリングも容易となるという
利点がある。また、コンテナ本体50の周囲を枠体52で枠
組みすることにより、積み重ねて保管できる。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、粉粒体
排出機によって粉粒体に直接機械的な撹拌力を加えるの
で、排出時のブリッジや閉塞を効果的に防止でき、排出
残量を最小限にすることができる。また、コンテナ本体
に滑り面を設ける必要がないので、コンテナ本体の容積
効率が向上するとともに、排出のための大掛かりな加振
器等を必要としないので、コストを低減できる。さら
に、排出機がコンテナ本体の開口部に対して着脱可能で
あるから、この開口部を利用して粉粒体を投入できると
ともに、コンテナ本体の内部の洗浄を行うことも可能で
ある。洗浄時に撹拌翼や駆動手段は取り外されているの
で、容易に洗浄できる。さらにまた、本発明では、コン
テナ本体の一端側には開口部が設けられているが、この
開口部は粉粒体排出機で閉じられ、他端側には底板部が
設けられているため、外部からの異物などの侵入を極力
防止でき、厳密な管理が必要なセラミック粉粒体のよう
な被収容物の貯留に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるコンテナ本体の一例の斜視図、
第2図はその一部拡大斜視図、第3図はコンテナ本体に
粉粒体排出機を取り付けた状態の斜視図、第4図はその
一部拡大斜視図、第5図は第3図のV−V線断面図、第
6図は第5図のVI−VI線断面図、第7図は粉粒体を排出
する場合の斜視図、第8図は排出原理を示す縦断面図、
第9図は第8図のIX−IX線断面図、第10図は排出原理の
他の例を示す縦断面図、第11図は第10図のXI−XI線断面
図、第12図は粉粒体排出機の他の例の斜視図、第13図は
コンテナ本体の他の例の斜視図である。 1,50……コンテナ本体、2……開口部、5……蓋、7…
…ボルト、10……粉粒体排出機、11……閉鎖板、12……
排出口、13……電動モータ(駆動手段)、14……撹拌
翼、16……排出バルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に反転可能で、少なくとも上下一方の
    端部が円形に形成され、この円形の一端部に開口部が形
    成され、他端部に粉粒体を支えることができる底板部が
    形成されたコンテナ本体と、コンテナ本体の内部に貯留
    された粉粒体を排出する粉粒体排出機とを備え、 上記粉粒体排出機は、上記開口部を閉鎖するべくコンテ
    ナ本体に着脱可能に装着される閉鎖板と、閉鎖板に形成
    された排出口と、閉鎖板の内側に回転軸がコンテナ本体
    の円形の端部のほぼ中心部に位置するよう回転自在に取
    り付けられ、外周端部がコンテナ本体の円形の端部の内
    側壁近傍を旋回し、コンテナ本体の内部の粉粒体を撹拌
    する撹拌翼と、閉鎖板の外側に取り付けられ、撹拌翼の
    回転軸を駆動する駆動手段とを具備し、 上記コンテナ本体をその開口部側が下方になるように配
    置した状態で、上記駆動手段を駆動することにより、コ
    ンテナ本体の内部の粉粒体を排出口より排出可能とした
    粉粒体コンテナ。
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