JPH0798310B2 - 平面研磨機 - Google Patents

平面研磨機

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JPH0798310B2
JPH0798310B2 JP4214464A JP21446492A JPH0798310B2 JP H0798310 B2 JPH0798310 B2 JP H0798310B2 JP 4214464 A JP4214464 A JP 4214464A JP 21446492 A JP21446492 A JP 21446492A JP H0798310 B2 JPH0798310 B2 JP H0798310B2
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勝夫 秋元
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秋元産業株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス材、アルミニウ
ム板材、木材その他の被処理材の表面に梨地加工を施
し、艶消し処理、平滑面処理等を濃淡なく、また、均一
に行なえるようにした平面研磨機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガラス材、アルミニウム板
材、木材その他の表面に粒径が小さい研磨材を吹き付
け、表面に梨地処理を行なうサンドブラスト加工が提案
されている。このサンドブラスト加工には、圧縮空気の
噴射エネルギーを使用して研磨材を吹き付けるエア方式
として重力式、サイホン式、直圧式等があり、また、圧
縮空気を使用しない遠心投射方式として、回転するイン
ペラの中心部から供給した研磨材をインペラ外周から遠
心力でたたきつけるものがある。更に、研磨材を瀑布の
ように横幅広く自然落下させ、その中間で横幅が広いイ
ンペラを使用して研磨材をたたいて加速する平打式のも
のがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ただ、従来提案されて
いる上述したエア方式の、一般にはサンドブラスト装置
と呼ばれるものは、細いノズル先端から研磨材を被処理
材に強制的に吹き付けるために、横幅が大きい被処理材
に対しては、その表面上で蛇行させながら行なってい
る。そのため、研磨加工を均一に行なえず、濃淡が生
じ、いわゆる縞模様が出現してしまうことになるから、
この方式のサンドブラスト装置によって、横幅が大きい
被処理材の表面研磨を行なうことは困難なものであっ
た。
【0004】また、遠心式のものは、横幅が大きい被処
理材に対応できるよう、その投射口を大きくするとすれ
ば、インペラ自体が極めて大型なものとなって、これの
回転機構、その荷重支持構造、研磨材の供給機構その他
も必然的に大型化するから、多大な設置スペースを必要
とし、機構的に複雑なものとなり、その保守も面倒にな
らざるを得ない。
【0005】一方、平打ち式の研磨機として従来提供さ
れているものは、被処理材における加工可能な処理横幅
の範囲が900mm程度であり、それ以上の幅が広い被
処理材に対する研磨加工は困難なものであった。それ
は、羽根材相互の空隙に研磨材を落下供給させる関係
上、研磨材をたたきつける羽根材を長尺なものとできな
いこと、羽根全域に均一に研磨材を供給できないこと等
が技術的な障害として挙げられるからであった。
【0006】更に、こうした従来の研磨処理機は、処理
機内に被処理材を搬入して研磨処理を行なった後は、そ
の搬入口から逆方向に搬出させるものとしているから、
搬入、研磨処理、搬出その他の一連の作業に要するその
加工処理時間が実質的に長くなり、能率的でないばかり
でなく、被処理材を一方向に搬送するとする自動化は全
く不可能であった。
【0007】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、主として、横幅が大
きい被処理材であってもその被加工面全域に亙って濃淡
を生じさせずに均一に研磨処理でき、また、被処理材を
一方向に搬送させながら加工処理できることで、連続的
に自動的に行なうことを用能とし、自動化処理ラインへ
の組み込みを容易にする平面研磨機を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、前部に搬入口2、後部に搬出
口3が夫々開口されている躯体フレーム1と、躯体フレ
ーム1内で搬入口2から搬出口3に至るまで被処理材W
を搬送する搬送装置10と、搬入された被処理材Wに対
して、その搬送方向にほぼ直交する全域に均一に分散さ
せて研磨材Sを強制的に叩き付ける打撃方式の投射装置
20と、投射後の被処理材W表面から研磨材S等を掻取
り状に除去し、吸い込む除去装置60と、搬出口3近傍
の研磨材S、その他の塵埃等を吸い込み清掃する吸塵装
置70と、吸い込まれた研磨材Sと塵埃その他とを分離
した後、再使用可能な研磨材Sを投射装置20に再度供
給する循環分離装置90とを備えている。
【0009】投射装置20は、被処理材Wの搬送方向に
ほぼ直交して配装された複数の打撃羽根板25を周縁に
有して、回転するドラム状の打撃機構21と、研磨材タ
ンク27から吐出された研磨材Sを被処理材Wの搬送方
向にほぼ直交した方向で分散させて、旋回される前記打
撃羽根板25端縁に沿って打撃羽根板25下方に落下供
給させる研磨材供給機構26とを備えて構成することが
できる。そして、打撃機構21は、被処理材Wの搬送方
向に対してほぼ直交して配置されて底部が開放されてい
るほぼ半円筒状のカバー22内に配装されていて、軸受
によって回転自在に支承されたドラムシャフト23周囲
にこのドラムシャフト23自体の長さ方向で適宜間隔毎
に羽根支持板24を放射状に列設し、これらの羽根支持
板24夫々によってドラムシャフト23自体の長さ方向
に沿う打撃羽根板25を固定支持したものとすることが
できる。一方、研磨材供給機構26は、躯体フレーム1
上に配設形成された研磨材タンク27と、この研磨材タ
ンク27から吐出供給される研磨材Sの落下供給量を調
整して打撃機構21に供給する流量調整器28と、落下
供給された研磨材Sを打撃羽根板25の端縁に沿って被
処理材Wの搬送方向にほぼ直交するよう分散させる分散
手段45とを備えたものとすることができる。更に、分
散手段45は、流量調整器28と打撃機構21との間に
配装されており、流量調整器28下方で、打撃機構21
側に下方傾斜して配装されていて、最下端縁が打撃機構
21における打撃羽根板25端縁位置近傍に至る傾斜盤
46と、この傾斜盤46の下端部上面に突設形成した塞
き止め板47とから成るものとすることができる。
【0010】除去装置60は、吸気源に連通したクリー
ナーダクト61と、下端に至るに伴ない前後方向で次第
に狭幅となって形成されている吸込ノズル63を下端に
有し、クリーナーダクト61に連通して躯体フレーム1
内に配置されているクリーナーフード62とを備えて構
成することができ、更に、この吸込ノズル63の下端縁
には、被処理材Wの搬送方向に対向するように下方傾斜
し、搬送される被処理材W表面上に摺接するゴム板製の
掻取片64を着脱、交換自在に付設することができる。
【0011】吸塵装置70は、被処理材W上に高圧空気
を噴射し、被処理材Wに付着している研磨材S、塵埃そ
の他を剥離させる空気噴射機構71と、剥離させた塵埃
その他を吸い込み除去する吸込機構81とを備えて構成
することができる。
【0012】循環分離装置90は、除去装置60、吸塵
装置70夫々に連通するサイクロン式集塵機構91と、
この集塵機構91によって分離回収された研磨材S中か
ら塵埃を選別分離する選別機構101と、選別分離され
た研磨材Sを投射装置20に供給する供給機構115と
を備えて構成することができる。そして、選別機構10
1は、集塵機構91末端部の取出口94に接続した接続
管102と、この接続管102下部に貯留された研磨材
Sを上方に持ち上げるほぼ直立状の第1エレベーター1
04と、この第1エレベーター104上部から自重落下
される研磨材S中から塵埃を除去する風力選別手段10
6と、自重落下した研磨材Sを貯留する貯留部111と
を備える。供給機構115は、貯留部111下部とほぼ
一体状の筐体に形成された第2エレベーターダクト11
6内で循環するほぼ直立状の第2エレベーターのものと
することができる。
【0013】
【作用】本発明に係る平面研磨機にあって、搬送装置1
0は、搬入口2から搬入されたガラス材、アルミニウム
板材その他の被処理材Wを搬出口3に至るまで搬送し、
その搬送中の躯体フレーム1内で、研磨処理した後に研
磨材Sその他を除去清掃し、処理後の被処理材Wを搬出
口3から搬出させる。
【0014】搬送中の被処理材Wに対し、投射装置20
は、研磨材供給機構26によって搬送方向にほぼ直交す
る全域に亙って所定の研磨材Sを均一に分散させ、その
分散させた状態で打撃機構21に流下供給させる。そし
て、打撃機構21は、分散供給された研磨材Sを、回転
する打撃羽根板25端縁によって被処理材W表面に対し
て強制的に叩き付け、この打撃作用が被処理材W表面を
均一に研磨させる。
【0015】このとき、流量調整器28は、研磨材Sの
分散供給量を調整させ、また、分散手段45は、流量調
整器28から流下供給された研磨材Sを、打撃羽根板2
5端縁位置近傍に至るまでで下方傾斜した傾斜盤46上
で自然落下させる途中において塞き止め板47が一旦塞
き止めた後に溢流させるから、打撃羽根板25端縁全域
に均一に分散させて供給させる。内部に打撃機構21を
配装させているカバー22は、打撃機構21による強制
的な打撃作用による研磨材Sの周囲への散乱を阻止させ
る。
【0016】研磨処理後に搬送される被処理材Wは、こ
の被処理材Wの処理面上の研磨材S、処理屑その他が除
去装置60において、その掻取片64によって掻取り状
に除去され、クリーナーフード62、クリーナーダクト
61を経て吸気源側に吸込ませる。
【0017】また、吸塵装置70は、被処理材W上に残
置された研磨材S、塵埃その他を空気噴射機構71によ
って吹き飛ばし状に強制的に剥離させ、剥離させた塵埃
その他を吸込機構81を経て、同じく吸気源側に吸込ま
せる。
【0018】除去装置60、吸塵装置70によって吸い
込まれ、躯体フレーム1内の被処理材Wから除去された
研磨材Sその他は循環分離装置90内に送り込まれ、循
環分離装置90のサイクロン式集塵機構91、選別機構
101夫々によって、再使用可能な研磨材Sと、研磨材
S以外の不要物である塵埃その他とに重量の相違を利用
して選別分離させる。そして、再使用可能な研磨材Sを
投射装置20に供給して、この投射装置20において再
度利用させる。このときの選別分離に際し、サンクロン
式の遠心分離方式による自身の重量の相違による選別、
また、直立状の第1エレベーター104の自重選別方式
による自重落下するときの風力利用の選別で行なわせ
る。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明するに、本発明においては、例えば平面状のガラス材
である被処理材Wを躯体フレーム1前部の搬入口2から
後部の搬出口3に至るまで搬送する搬送装置10と、搬
入された被処理材Wに対して研磨材Sを強制的に叩き付
ける打撃方式で研磨する投射装置20と、投射後の被処
理材W表面から研磨材Sを吸い込み除去する除去装置6
0と、搬出口3近傍の研磨材S、その他を吸い込み清掃
する吸塵装置70と、更に、吸い込まれた研磨材Sを分
離した後、投射装置20に再度供給する循環分離装置9
0とを備える。しかして、前部から後部に至るまでに形
成された搬送装置10上に構枠された空洞状の躯体フレ
ーム1の搬入口2側に投射装置20が配装され、次い
で、除去装置60、吸塵装置70が搬出口3側に設けら
れ、除去装置60、吸塵装置70によって回収された研
磨材Sのうち再度の研磨に使用可能なものが分離された
後、投射装置20に再び供給されるよう、循環分離装置
90が搬送装置10の側方に、これの後部から前部に至
るようにして設けられている。
【0020】搬送装置10は、躯体フレーム1の前後方
向に沿って配装した左右一対のローラーフレーム11相
互間に、搬送モーター12の駆動力で循環されるチェー
ン13によって従動回転される複数本の搬送ローラー1
4を装架配列して成り、各搬送ローラー14上に載置さ
れた被処理材Wを躯体フレーム1の搬入口2から搬出口
3に至るまで順次に搬送させるようになっている。ロー
ラーフレーム11相互の間隔は、処理すべき被処理材W
の最大幅員に対応しており、搬入口2に搬入された被処
理材Wを躯体フレーム1内で搬送して搬出口3から搬出
させる。
【0021】投射装置20は、被処理材Wの搬送方向に
ほぼ直交して配装された複数の打撃羽根板25を周縁に
有して、回転するドラム状の打撃機構21と、研磨材タ
ンク27から吐出された研磨材Sを被処理材Wの搬送方
向にほぼ直交した方向で分散させて、旋回する打撃羽根
板25端縁に沿って打撃羽根板25下方に落下供給させ
る研磨材供給機構26とを備えて成る。そして、この投
射装置20は、躯体フレーム1の搬入口2近傍に配置さ
れており、搬入口2から搬入された被処理材Wに対し
て、いわゆる梨地加工を施すもので、適当量で供給され
た研磨材Sを強制的に叩き、下方で搬送されている被処
理材Wに対して研磨材Sによる強力な打撃作用を与える
ものとなっている。
【0022】打撃機構21は、被処理材Wの搬送方向に
対してほぼ直交して配置されて底部が開放されているほ
ぼ半円筒状のカバー22内に配装されており、図示を省
略したモータによって従動回転されるよう、軸受によっ
て回転自在に支承されたドラムシャフト23周囲にこの
ドラムシャフト23自体の長さ方向で適宜間隔毎に羽根
支持板24を放射状に列設し、これらの羽根支持板24
夫々によってドラムシャフト23自体の長さ方向に沿う
打撃羽根板25を固定支持して、シロッコファン風車構
造に形成したものである。この打撃機構21自体は、被
処理材Wの搬送方向に沿うように、図1に示す側面から
見て半時計方向に回転され、研磨材供給機構26から自
然落下される研磨材Sを打撃羽根板25によって被処理
材Wに叩き付けるもので、例えば1350〜1500/
rpmで回転される。
【0023】図4に示すように、打撃羽根板25自体
は、金属製の基盤表面に耐磨耗性のゴム板を貼着した積
層構造に形成されていて、羽根支持板24にボルト、ナ
ットによってネジ止めされており、打撃機構21の回転
に伴ない打撃羽根板25自体が被処理材Wに向かうとき
にゴム板が研磨材Sを叩き、被処理材Wに対する打撃作
用を与えるようになっている。
【0024】一方、研磨材供給機構26は、躯体フレー
ム1上に配設形成された研磨材タンク27と、この研磨
材タンク27から吐出供給される研磨材Sの落下供給量
を調整して打撃機構21に供給する流量調整器28と、
落下供給された研磨材Sを打撃羽根板25の端縁に沿っ
て被処理材Wの搬送方向にほぼ直交するよう分散させる
分散手段45とを備える。この研磨材供給機構26は、
図1に示すように、前記の打撃機構21に比しやや搬入
口2に近い躯体フレーム1の端部側の上部に配置されて
おり、研磨材Sとしては、従来からの一般的なものが使
用される。
【0025】研磨材タンク27は、図示例にあって、躯
体フレーム1の幅員とほぼ同一の幅員を有する適当容量
の直方体状に形成されており、底部は開放されていて流
量調整器28に連通され、上部は後述の循環分離装置9
0の末端部分が接続されており、また、内部の貯留量が
外部から視認できるように、適数の覗き窓が形成されて
いる。
【0026】流量調整器28は、図4乃至図7に示すよ
うに、研磨材タンク27下方に、被処理材Wの搬送方向
にほぼ直交して、打撃羽根板25の端縁に沿うよう幅広
く形成配置されており、底部に至るに伴ない前後方向で
次第に狭幅となる固定板29の底部に複数の流下孔31
を開穿し、この固定板29底部外側面に位置させて、同
様に複数のスライド孔33を開穿した左右にスライド調
整される流量調整板32と、この流量調整板32底部外
側面に位置させて、同様に複数の開閉孔35を開穿した
左右にスライドされる開閉板34とを積層状に配装して
成る(図6参照)。そして、移動しない固定板29の流
下孔31に対しスライドされる流量調整板32のスライ
ド孔33との合致部分の大きさ程度によって研磨材Sの
落下流量が適宜に調整され、また、開閉板34の開閉孔
35がスライド孔33に合致するときは合致部分の空隙
を開放して研磨材Sを落下させ、合致しないときは合致
部分を閉塞して研磨材Sを落下させないようになってい
る(図7参照)。
【0027】また、これらの固定板29、流量調整板3
2、開閉板34は、共に断面でほぼV字状に形成されて
積層化されたバケット構造のものとなっていて、例えば
躯体フレーム1の両側壁相互間で装架支承されている。
図示のように、最上層の固定板29は例えば研磨材タン
ク27底部に固定され、中層の流量調整板32は躯体フ
レーム1のいずれか一方の側壁によって支持され、最下
層の開閉板34は躯体フレーム1の両側壁夫々にスライ
ド自在に貫挿した左右の支持シャフト36端に固着した
断面でほぼV字状の支承板37上に固定されている。な
お、この支持シャフト36によって支承板37を介し
て、左右で開閉板34を支持することで、この流量調整
器28自体に付加される研磨材Sの荷重を十分に支持す
るものとなり、その歪形その他が防止されることで、流
量調整器28全般からのほぼ均一な分散形態での研磨材
Sの落下供給に大きく役立つ。
【0028】査定板29の流下孔31、流量調整板32
のスライド孔33、開閉板34の開閉孔35夫々は、こ
れらの各板29,32,34夫々のV字型の底部端に1
列状に開穿されている。そして、いずれもほぼ同形、同
大のものとしてあり、図7に示すように、流量調整板3
2、開閉板34夫々がスライドして、スライド孔33が
流下孔31相互間に、あるいは開閉孔35がスライド孔
33相互間に位置するとき、流下孔31を閉塞するもの
としてある。
【0029】また、本実施例にあっての流量調整板32
のスライド調整手段41は、図5に示すように、躯体フ
レーム1のいずれか一方の側壁に固定したナット体42
と、このナット体42に進退自在に捩じ込まれ、躯体フ
レーム1側壁に貫挿されて、一端が流量調整板32のい
ずれか一方の側壁に回転自在に貫挿係合したネジ棒材4
3と、このネジ棒材43の他端に固着され、ネジ棒材4
3自体を回転させるハンドル44とから成る。
【0030】更に、同じく、本実施例にあっての開閉板
34のスライド手段38は、図5に示すように、前記の
いずれか一方の支持シャフト36端に開閉シリンダー3
9のシリンダロッドを連繋して成り、この開閉シリンダ
ー39による進退動によって、開閉孔35の開閉を迅速
に行なわせるものとしてある。
【0031】分散手段45は、図4に示すように、流量
調整器28と打撃機構21との間に配装されており、流
量調整器28から流下供給された研磨材Sを自然落下さ
せる途中で一旦塞き止めた後に溢流させることで、打撃
羽根板25端縁全域に均一に分散させて供給できるよう
にしてある。そのため、この分散手段45は、流量調整
器28下方で、打撃機構21側に下方傾斜して配装され
ていて、最下端縁が打撃機構21における打撃羽根板2
5端縁位置近傍に至る傾斜盤46と、この傾斜盤46の
下端部上面に突設形成した塞き止め板47とから成る。
この分散手段45の前後は、防粒盤48、保護盤49夫
々によって躯体フレーム1内部とは区画されており、ま
た、傾斜盤46の下端部上方は、前記カバー22端縁と
ほぼ合致し、傾斜盤46の下端部上に、塞き止め板47
上縁から溢流する研磨材Sが自然に流下する開口を形成
して、保護盤49下部に調整板取付板51を介して調整
板52を連設してある。更に、傾斜盤46下端部下方で
ある搬入口2の開口側には、打撃機構21による研磨材
Sの散乱を防止するスカート53を付設してある。
【0032】傾斜盤46下端縁と打撃機構21における
打撃羽根板25端縁との間隙は、2.5〜3mm程度の
ものとしてあり、傾斜盤46下端縁から自然に流下する
研磨材Sに対して、その流下速度に比し速い回転速度で
旋回される打撃羽根板25が叩き、下方で搬送されてい
る被処理材Wに打撃作用を与える。
【0033】また、図示を省略したが、この投射装置2
0に関連して、例えば投射装置20の後方に位置させ
て、研磨材Sの噴射ノズルを備えた重力式、サイホン
式、直圧式等のエア方式のショットブラスト装置を設け
ることも可能であり、局所的な研磨処理をも可能にす
る。
【0034】このように構成された投射装置20の搬送
方向の後方に、被処埋材W上の研磨材Sを除去する吸い
込み式の除去装置60が躯体フレーム1に配装されてい
る。この除去装置60は、図示を省略した真空ポンプの
如き吸気源に連通したクリーナーダクト61と、下端に
至るに伴ない前後方向で次第に狭幅となって形成されて
いる吸込ノズル63を下端に有し、クリーナーダクト6
1に連通して躯体フレーム1内に配置されているクリー
ナーフード62とを備えて成る。
【0035】クリーナーダクト61は、図1、図2に示
すように、躯体フレーム1上方で左右方向に沿って配設
されている角筒状に形成されていて、前部はクリーナー
フード62上部に、後部は循環分離装置90の後述する
サイクロン式集塵機構91に夫々接続されており、この
集塵機構91によって分離された塵埃が吸気源側に集積
されるものとしてある。
【0036】クリーナーフード62は、図8、図9に示
すように、クリーナーダクト61に連結するほぼ角筒状
の連結部を上部に有し、正面から見て下部に至るに伴な
い次第に末広がり状で、側面から見て下部に至るに伴な
い次第に狭幅となって形成されており、下端部には、処
理すべき被処理材Wの幅員にほぼ対応した幅員に形成さ
れた吸込ノズル63を有する。この吸込ノズル63に
は、被処理材Wの搬送方向に対向するように下方傾斜し
ているゴム板製の掻取片64が吸込ノズル63の下端縁
に着脱、交換自在に付設されており、搬送される被処理
材W表面上に摺接することで、表面に付着している研磨
材Sを掻取り、吸込ノズル63から吸い込ませるように
してある。
【0037】また、このクリーナーフード62内は、適
当数の区画片65によって区画形成されており、吸込ノ
ズル63の各部位においての吸込圧が平均化するように
配慮してある。
【0038】この除去装置60の搬送方向の後方に、被
処理材W上の研磨材Sを吹き飛ばし、清掃する吸い込み
式の吸塵装置70が搬出口3近傍に位置して躯体フレー
ム1に配装されている。この吸塵装置70は、除去装置
60によっても除去されずに被処理材W表面に付着して
いる塵埃その他を吹き飛ばし分離した後、吸込み除去し
て清掃するもので、被処理材W上に高圧空気を噴射し、
被処理材Wに付着している研磨材S、塵埃その他を強制
的に剥離させる空気噴射機構71と、剥離させた塵埃そ
の他を吸い込み除去する吸込機構81とを備えて成る。
【0039】空気噴射機構71は、図10、図11に示
すように、被処理材Wの搬送方向にほぼ直交した左右方
向に揺動するシーソーアーム72と、図示を省略した空
気供給源に連通されていて、下面に多数の空気噴射孔7
8を開穿してシーソーアーム72に支持された噴気パイ
プ77とから成る。
【0040】シーソーアーム72は、例えば躯体フレー
ム1上側壁を貫挿させた状態で、躯体フレーム1上側壁
に軸受部材等によって揺動自在に支承させることで左右
で一対に配され、揺動モータ73を駆動源とする揺動手
段74によって左右方向に揺動される。揺動手段74自
体は、例えば躯体フレーム1上部に配置した揺動モータ
73にてチェーン、ベルト等を介して従動回転される偏
心回転盤75といずれか一方のシーソーアーム72上部
とを偏心揺動アーム76にて連繋したものである。
【0041】噴気パイプ77は、シーソーアーム72の
下端に搬送方向の前後に沿って連設した支持材79の前
後両端部の左右相互間で架装されることで、搬送方向の
前後で適宜間隔を隔てて前後に一対にして配されてお
り、噴気パイプ77の両端に連通されている空気供給パ
イプから供給された高圧空気を空気噴射孔78から被処
理材W上に噴射する。この噴射に際し、揺動手段74に
よって噴気パイプ77自体が左右に揺動するから、被処
理材W上に満遍なく高圧空気があたり、被処理材W表面
の付着物を吹き飛ばす。
【0042】また、吸込機構81は、躯体フレーム1の
搬出口3近傍の躯体フレーム1上側壁に連通する吸込ダ
クト82から成り、この吸込ダクト82は、前記除去装
置60におけるクリーナーダクト61から分岐された角
筒状の分岐連通フード83に上部が連通されており、下
部は末広がり状にして躯体フレーム1の上側壁に接続さ
れた状態で躯体フレーム1上に配装されている。この吸
込機構81は、躯体フレーム1における搬出口3近傍位
置で、空気噴射機構71によって被処理材W上から剥離
された被処理材W、塵埃その他を吸込み、後述のサイク
ロン式集塵機構91に送り入れるものである。
【0043】そして、前記の除去装置60及び吸塵装置
70によって吸込まれた研磨材S、塵埃その他は、循環
分離装置90によって回収され、再使用可能な研磨材S
と、その他の塵埃とに分離し、研磨材Sは投射装置20
に供給される一方、塵埃その他は所定の集塵箇所に集積
され、廃棄されるものとしてある。そのための循環分離
装置90は、図1乃至図3、図12、図13に示すよう
に、除去装置60、吸塵装置70夫々に連通するサイク
ロン式集塵機構91と、この集塵機構91によって分離
回収された研磨材S中から塵埃を選別分離する選別機構
101と、選別分離された研磨材Sを投射装置20に供
給する供給機構115とを備える。
【0044】集塵機構91は、図12に示すように、適
当な架台上に配置構成されており、除去装置60、吸塵
装置70夫々の末端部に連通する取入口93を上部に有
し、下方に至るに伴ない次第に窄まる円錘状で、下端に
は取出口94を備えた回収取出部95を下部に有する外
筒体92と、図示を省略した吸気源側の集塵機に連通さ
れている集塵ダクト97が上部に接続され、下端が開放
されている内筒体96との二重筒構造に形成されてい
る。この集塵機構91内に吸込まれた研磨材Sその他
は、重力的に重い研磨材Sが外筒体92内側面に沿って
旋回しながら取出口94に落下し、重力的に軽い塵埃そ
の他が集塵ダクト97を経て集塵機に集積される。
【0045】選別機構101は、集塵機構91末端部の
取出口94に接続した接続管102と、この接続管10
2下部に貯留された研磨材Sを上方に持ち上げるほぼ直
立状の第1エレベーター104と、この第1エレベータ
ー104上部から自重落下される研磨材S中から塵埃を
除去する風力選別手段106と、自重落下した研磨材S
を貯留する貯留部111とを備える。
【0046】図示にあって、接続管102の上部は、取
出口94に連設したホッパー103に、また、下部は第
1エレベーター104下部に夫々接続されており、上部
のホッパー103から下部に至るまでの傾斜したほぼ角
筒状に形成されている。
【0047】第1エレベーター104は、接続管102
下部とほぼ一体状の筐体に形成された第1エレベーター
ダクト105内で循環するバケットエレベーターのもの
としてあり、接続管102内で流下する研磨材S等を順
次に第1エレベーターダクト105の上部にまで待ち来
すようにしている。
【0048】風力選別手段106は、第1エレベーター
104のバケット夫々が第1エレベーターダクト105
上部で反転するとき投入される上下二重構造の金網体1
07を上部に配し、この金網体107の下方に、図示を
省略した送風機からの送風によって重量選別する送風選
別室108を区画形成し、送風によって排除された軽量
の塵埃その他の不要物以外のものである重量の研磨材S
を自重落下させて、貯留部111に案内する下方傾斜の
案内筒109を配設して成る。排除される軽量の塵埃そ
の他の不要物は、送風選別室108前方に配置した集積
区画内に集積貯留されることで、纏めて廃棄されるよう
になっている。
【0049】貯留部111は、案内筒109と一体的な
ボックス状に形成され、この貯留部111内に貯留され
た再使用可能な研磨材Sは供給機構115によって投射
装置20に供給される。
【0050】供給機構115は、貯留部111下部とほ
ぼ一体状の筐体に形成された第2エレベーターダクト1
16内で循環するバケットエレベーターであるほぼ直立
状の第2エレベーターのものとしてあり、貯留部111
内に貯留された研磨材Sを順次に第2エレベーターダク
ト116の上部にまで待ち来すようにしている。第2エ
レベーターダクト116内で循環する第2エレベーター
(115)の各バケットが第2エレベーターダクト11
6内上部で反転するとき、各バケット内の研磨材Sが投
射装置20における研磨材供給機構26の研磨材タンク
27内に投入されるようになっている。
【0051】また、このようにして、躯体フレーム1に
連設している除去装置60のクリーナーダクト61、同
じく吸塵装置70の吸込ダクト82、循環分離装置90
の集塵機構91、選別機構101夫々は、その内部が一
連に連続されるように、それらの筐体が外部とはほぼ遮
断された密閉一体状に形成されており、内部で循環する
研磨材S、及び被処理材Wから削剥された処理屑、その
他の塵埃等が外部に漏出しないようにしてあるものであ
る。
【0052】そしてまた、搬送装置10下方には、投射
装置20によって強制的に叩き付けられた研磨材Sが被
処理材W下方に回り込んだときのそれらを回収する回収
装置120が設けられている。この回収装置120は、
図1、図3、図12、図13に示すように、躯体フレー
ム1位置に対応した搬送装置10下方に配装されてお
り、平面から見て被処理材Wの搬送方向の前後で長い長
方形を呈するほぼ逆角錐状にして、搬送方向に沿った左
右夫々で形成された回収ホッパー121と、この回収ホ
ッパー121底部に形成した溝状の第1送り部122内
に配置した第1送りスクリューコンベア部材123と、
第1送り部122にほぼ直交させた搬送方向の前後に沿
って、第1送り部122の底部に連設させて形成した溝
状の第2送り部124内に配置され、終端が前記循環分
離装置90における第1エレベーターダクト105底部
に位置するようにした第2送りスクリューコンベア部材
125とを備えて成る。
【0053】したがって、躯体フレーム1内において、
投射装置20によって強制的に打撃投射された研磨材S
等が搬送装置10下方に回り込んだとき、回収ホッパー
121底部の第1送り部122内に集積された後、第1
送りスクリューコンベア部材123、及び第2送りスク
リューコンベア部材125夫々によって循環分離装置9
0における選別機構101の第1エレベーターダクト1
05底部に送られる。すると、この循環分離装置90に
よって選別分離される研磨材Sその他と共に選別分離さ
れた後、投射装置20の研磨材タンク27内に供給さ
れ、再使用されるものとなっている。
【0054】次に、以上のように構成された本発明の一
実施例における使用の一例を説明するに、図示を省略し
たが、一連の加工処理ライン中に組み込まれるもので、
研磨加工すべき被処理材Wが躯体フレーム1の搬入口2
から投入されると、搬送装置10によって搬出口3に至
るまで搬送される。その搬送中に、投射装置20におい
て、研磨材供給機構26から順次に供給された研磨材S
に打撃機構21によって強制的な打撃作用が付与されて
これSが被処理材W表面に投射されると、表面全域に均
一した所定の研磨処理が施される。
【0055】そして、研磨処理後の被処理材W表面に付
着した研磨材S、及び被処理材Wから削剥された処理屑
等は、除去装置60において、被処理材W表面から掻取
り状に剥離された後、クリーナーフード62、クリーナ
ーダクト61を経て循環分離装置90におけるサイクロ
ン式の集塵機構91に送られる。被処理材Wの搬送方向
の前方、搬出口3近傍に配置した吸塵装置70におい
て、空気噴射機構71が被処理材W表面に付着している
細かな研磨材Sその他の塵埃等を吹き飛ばすようにして
剥離し、吸込機構81を経て同じく循環分離装置90に
おけるサイクロン式の集塵機構91に送られる。
【0056】このようにして集塵機構91内に集められ
た躯体フレーム1内の使用後の研磨材S、処理屑、塵埃
その他は、重力的に分別され、塵埃は適当な集塵機に集
められる一方、研磨材S等は選別機構101へ送られ、
再度の重力的な選別処理が行なわれて、再使用可能な研
磨材Sのみが投射装置20における研磨材供給機構26
の研磨材タンク27に供給される。
【0057】また、投射装置20下方に回り込んだ研磨
材S等は回収装置120によって循環分離装置90に送
られ、同様に選別分離された後、研磨材タンク27内に
供給される。
【0058】
【発明の効果】木発明は以上のように構成されており、
これがため、相当に横幅が大きい広幅な被処理材Wであ
ってもその被加工面全域に亙って研磨材Sを分散状に均
一な打撃作用で投射できるから、濃淡を生じさせずに均
一に研磨処理でき、また、その研磨処理に際し、被処理
材Wは搬入口2から搬出口3に至る一方向に搬送させな
がら加工処理するから、連続自動的に行なえ、自動化処
理ラインへの組み込みを容易にすることができる。
【0059】すなわち、本発明は、ガラス材、アルミニ
ウム板材、木材その他の所定の被処理材Wを躯体フレー
ム1前部の搬入口2から後部の搬出口3に至るまで投射
装置20によって搬送する間で、被処理材Wに対して、
その搬送方向にほぼ直交する全域に均一に分散させて研
磨材Sを強制的に叩き付ける打撃方式の投射装置20に
よって研磨し、研磨投射後の被処理材W表面から研磨材
S等を除去装置60によって掻取り状に除去し、吸い込
み、また、搬出口3近傍の研磨材S、その他の塵埃を吸
塵装置70によって吸い込み清掃し、更に、吸い込まれ
た研磨材Sと塵埃その他とを分離した後、再使用可能な
研磨材Sを循環分離装置90によって投射装置20に再
度供給するようにしたからであり、これによって、艶消
し処理、平滑面処埋等を濃淡なく、均一に行なえるもの
としたのである。
【0060】また、打撃機構21、研磨材供給機構26
を備えた投射装置20は、被処理材Wの搬送方向にほぼ
直交して配装された複数の打撃羽根板25が旋回される
とき、これの下方に順次落下供給される研磨材Sに強制
的な打撃作用を与えるから、打撃羽根板25下方で搬送
されている被処理材Wに対して、それの幅員が広いもの
であっても、処理面全域に均一な研磨処理を施すことが
できる。そのため、従来のように局所的な濃淡、縞模様
その他が生じることがなく、美麗な、体裁のよい良好な
処理品を得ることができるばかりでなく、ガラス材、ア
ルミニウム材、木材、その他の所定の各種の素材への研
磨処理を可能にする。
【0061】更に、この研磨材供給機構26における流
量調整器28は、被処理材Wに対して打撃する研磨材S
の供給量を自在に変更し、研磨の深浅、粗細の程度その
他を微妙に調整できるのであり、また、分散手段45
は、流量調整器28から落下供給された研磨材Sを被処
理材Wの搬送方向にほぼ直交した方向に沿って均一に分
散させ、研磨処理を満遍なく行なわせるものである。打
撃羽根板25を有して回転する打撃機構21は、カバー
22内に配装されているから、研磨材Sの打撃に際し、
周囲に研磨材Sを散乱させず、躯体フレーム1内におい
ての除去、清掃の負担を加重しない。
【0062】クリーナーダクト61、クリーナーフード
62を備えた除去装置60、空気噴射機構71、吸込機
構81を備えた吸塵装置70は、躯体フレーム1内にお
いて、投射装置20によって被処理材W上に打撃され、
被処理材W表面に付着、ないしは残置された研磨材S、
更には研磨後で付着している処理屑、その他の塵埃を除
去でき、搬出口3から搬出された被処理材W自体をその
まま次工程にて処理できるようにするものである。この
とき、除去装置60にあっては掻取片64が被処理材W
上から研磨材Sその他を掻取り状に集め、また、吸塵装
置70にあっては、空気噴射機構71によって強制的に
剥離するよう被処埋材W上から不要物を吹き飛ばした
後、真空式に吸込み除去するので、不要物が被処理材W
上に残置されることは極めて少ない。
【0063】循環分離装置90は、集塵機構91、選別
機構101、供給機構115を備えており、除去装置6
0、吸塵装置70によって吸い込まれ、躯体フレーム1
内の被処理材Wから除去された研磨材S 塵埃その他
を、再使用可能な研磨材Sと不要物である塵埃その他と
に選別した後、再使用可能な研磨材Sを回収して投射装
置20に供給するから、研磨材Sの無駄がないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の概略側断面図である。
【図2】同じく概略平面図である。
【図3】同じく概略正面図である。
【図4】投射装置の側面図である。
【図5】同じく一部省略の正面図である。
【図6】流量調整器の側断面図である。
【図7】流量調整器における研磨材の流量調整作動時の
要部平面図である。
【図8】除去装置の側面図である。
【図9】同じく正面図である。
【図10】吸塵装置の側面図である。
【図11】同じく正面図である。
【図12】循環分離装置における集塵機構の側断面図で
ある。
【図13】同じく、選別機構、供給機構の側断面図であ
る。
【符号の説明】
S 研磨材 W 被処理材 1 躯体フレーム 2 搬入口 3 搬出口 10 搬送装置 11 ローラー
フレーム 12 搬送モーター 13 チェーン 14 搬送ローラー 20 投射装置 21 打撃機構 22 カバー 23 ドラムシ
ャフト 24 羽根支持板 25 打撃羽根
板 26 研磨材供給機構 27 研磨材タ
ンク 28 流量調整器 29 固定板 31 流下孔 32 流量調整
板 33 スライド孔 34 開閉板 35 開閉孔 36 支持シャ
フト 37 支承板 38 スライド
手段 39 開閉シリンダ 41 スライド
調整手段 42 ナット体 43 ネジ棒材 44 ハンドル 45 分散手段 46 傾斜盤 47 塞き止め
板 48 防粒盤 49 保護盤 51 調整板取付板 52 調整板 53 スカート 60 除去装置 61 クリーナ
ーダクト 62 クリーナーフード 63 吸込ノズ
ル 64 掻取片 65 区画片 70 吸塵装置 71 空気噴射
機構 72 シーソーアーム 73 揺動モー
タ 74 揺動手段 75 偏心回転
盤 76 偏心揺動アーム 77 噴気パイ
プ 78 空気噴射孔 79 支持材 81 吸込機構 82 吸込ダク
ト 83 分岐連通フード 90 循環分離装置 91 集塵機構 92 外筒体 93 取入口 94 取出口 95 回収取出
部 96 内筒体 97 集塵ダク
ト 101 選別機構 102 接続管 103 ホッパー 104 第1エ
レベーター 105 第1エレベーターダクト 106 風力選
別手段 107 金網体 108 送風選
別室 109 案内筒 111 貯留部 115 供給機構 116 第2エ
レベーターダクト 120 回収装置 121 回収ホ
ッパー 122 第1送り部 123 第1送
りスクリューコンベア 部材 124 第2送
り部 125 第2送りスクリューコンベア部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部に搬入口、後部に搬出口が夫々開口
    されている躯体フレームと、躯体フレーム内で搬入口か
    ら搬出口に至るまで被処理材を搬送する搬送装置と、搬
    入された被処理材に対して、その搬送方向にほぼ直交す
    る全域に均一に分散させて研磨材を強制的に叩き付ける
    打撃方式の投射装置と、投射後の被処理材表面から研磨
    材等を掻取り状に除去し、吸い込む除去装置と、搬出口
    近傍の研磨材、その他の塵埃等を吸い込み清掃する吸塵
    装置と、吸い込まれた研磨材と塵埃その他とを分離した
    後、再使用可能な研磨材を投射装置に再度供給する循環
    分離装置とを備えた平面研磨機において、前記投射装置
    は、被処理材の搬送方向に対してほぼ直交して配置され
    て底部が開放されているほぼ半円筒状のカバー内で回転
    自在に支承されたドラムシャフト周囲にこのドラムシャ
    フト自体の長さ方向で適宜間隔毎に羽根支持板を放射状
    に列設し、これらの羽根支持板夫々によって、被処理材
    の搬送方向にほぼ直交して配装される複数の打撃羽根板
    が周縁に固定支持されて成る打撃機構と、研磨材タンク
    から吐出された研磨材を被処理材の搬送方向にほぼ直交
    した方向で分散させて、旋回される前記打撃羽根板端縁
    に沿って打撃羽根板下方に落下供給させる研磨材供給機
    構とを備えており、この研磨材供給機構は、躯体フレー
    ム上に配設形成された研磨材タンクと、この研磨材タン
    クから吐出供給される研磨材の落下供給量を調整して打
    撃機構に供給する流量調整器と、落下供給された研磨材
    を打撃羽根板の端縁に沿って被処理材の搬送方向にほぼ
    直交して分散させるよう、流量調整器下方で流量調整
    器、打撃機構相互間に配装されている分散手段とを備え
    ていて、分散手段は、打撃機構側に下方傾斜して配装さ
    れていて、最下端縁が打撃機構における打撃羽根板端縁
    位置近傍に至る傾斜盤と、この傾斜盤の下端部上面に突
    設形成した塞き止め板とから成ることを特徴とする平面
    研磨機。
  2. 【請求項2】 除去装置は、吸気源に連通したクリーナ
    ーダクトと、下端に至るに伴ない前後方向で次第に狭幅
    となって形成されている吸込ノズルを下端に有し、クリ
    ーナーダクトに連通して躯体フレーム内に配置されてい
    るクリーナーフードとを備えている請求項1記載の平面
    研磨機。
  3. 【請求項3】 吸込ノズルの下端縁には、被処理材の搬
    送方向に対向するように下方傾斜し、搬送される被処理
    材表面上に摺接するゴム板製の掻取片を着脱、交換自在
    に付設してある請求項1乃至2のいずれか記載の平面研
    磨機。
  4. 【請求項4】 循環分離装置は、除去装置、吸塵装置夫
    々に連通するサイクロン式集塵機構と、この集塵機構に
    よって分離回収された研磨材中から塵埃を選別分離する
    選別機構と、選別分離された研磨材を投射装置に供給す
    る供給機構とを備えている請求項1乃至3のいずれか記
    載の平面研磨機。
  5. 【請求項5】 選別機構は、集塵機構末端部の取出口に
    接続した接続管と、この接続管下部に貯留された研磨材
    を上方に持ち上げるほぼ直立状の第1エレベーターと、
    この第1エレベーター上部から自重落下される研磨材中
    から塵埃を除去する風力選別手段と、自重落下した研磨
    材を貯留する貯留部とを備えている請求項4記載の平面
    研磨機。
  6. 【請求項6】 供給機構は、貯留部下部とほぼ一体状の
    筐体に形成された第2エレベーターダクト内で循環する
    ほぼ直立状の第2エレベーターのものとしてある請求項
    4または5記載の平面研磨機。
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JPH0615570A (ja) 1994-01-25

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