JPH0797850B2 - 磁気記録再生方法 - Google Patents

磁気記録再生方法

Info

Publication number
JPH0797850B2
JPH0797850B2 JP61108680A JP10868086A JPH0797850B2 JP H0797850 B2 JPH0797850 B2 JP H0797850B2 JP 61108680 A JP61108680 A JP 61108680A JP 10868086 A JP10868086 A JP 10868086A JP H0797850 B2 JPH0797850 B2 JP H0797850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recorded
recording
signal
unit period
information signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61108680A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62265873A (ja
Inventor
明猷 寺田
憲明 益田
秀幸 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP61108680A priority Critical patent/JPH0797850B2/ja
Publication of JPS62265873A publication Critical patent/JPS62265873A/ja
Publication of JPH0797850B2 publication Critical patent/JPH0797850B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置に
静止画像、及びコンピュータのデータなどのアナログ,
デジタル情報をファイルするのに好適な磁気記録再生方
法に関する。
〔従来の技術〕
ヘリカルスキヤン方式の磁気記録再生装置(以下、VTR
という)は、他の記録再生装置に比べて記録容量が非常
に大きいために、特に高速のランダムアクセス機能が要
求されなければ、静止画情報、及びコンピュータのデー
タなどのファイル装置として有効な手段である。
ここで、VTRの従来のかかる利用方法を、特公昭55−627
7号公報に記載されるものを例にして説明する。
この従来技術は、静止画像の1コマ分の静止画信号を1
本の記録トラツクにもしくは複数本の記録トラツクにわ
たつて記録し、再生時には、磁気テープを停止させ、静
止画像1コマ分の記録トラツクを繰り返し再生走査す
る。このために、静止画像の1コマ分の静止画信号を複
数の記録トラツクにわたつて記録する場合には、これら
記録トラツクの本数に等しい数の回転磁気ヘツドが用い
られる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記従来技術によると、静止画再生時、磁気
テープの同一記録トラツクを回転磁気ヘツドが繰り返し
走査するものであるが、磁気テープが損傷し易く、この
ために、貴重な情報が簡単に損なわれてしまうという問
題があつた。
また、フアイルされる静止画像は、一般に高精細な画像
であることが必要であり、静止画信号は動画像信号より
も広帯域信号である。このような広帯域の静止画信号を
記録、再生する場合には、これを時間軸伸長して狭帯域
信号に変換し、上記従来技術のように、多数の記録トラ
ツクにわたつて記録すればよいが、磁気テープを停止さ
せてこれを再生できるようにするためには、静止画像1
コマ分の記録トラツク数に等しい数の回転磁気ヘツドが
必要であり、上記のように、磁気テープを損傷するばか
りでなく、磁気記録再生装置の構成が複雑化するという
問題もあつた。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、装置の複雑
化、磁気テープの損傷を防止して良好な情報信号の再生
を実現可能とした磁気記録再生方法を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、単位期間の情報
信号を複数の記録トラツクにわたつて記録するととも
に、該単位期間の情報信号が記録される各トラツク群間
に所定の間隔を設け、かつトラツキング信号を連続的に
記録する。
〔作用〕
所望の単位期間情報信号を再生する場合には、これが記
録されている所望トラツク群とその前のトラツク群との
間の前記間隔から再生走査を開始し、トラツキング信号
でトラツキング制御されながら該所望トラツク群を記録
時と同一速度で再生走査を可能とする。該単位期間情報
信号が静止画像1コマ分の静止画信号の場合には、再生
された該静止画信号をメモリに書き込み、次いで繰り返
し読み出すことにより、静止画像が得られる。
〔実施例〕
まず、VTRのテープ走行系について、第2図を用いて説
明する。
同図において、非使用時には、磁気テープ1は、カセツ
ト2内の供給側リール7,巻取側リール6間に架張され
て、カセツト2内に収納されている。このカセツト2を
VTRに装着し、記録,再生などの操作を行なうと、ロー
デイング機構(図示せず)が動作し、可動テープガイド
16〜19などによつて磁気テープ1がカセツト2から引き
出され、図示するようなテープ走行路が形成される。
すなわち、このテープ走行路は固定テープガイド10〜14
および可動テープガイド16〜19によつて形成され、これ
とともに、固定テープガイド12,13により、磁気テープ
1はシリンダ3の外周に約190゜にわたつてらせん状に
巻きつけられる。また、固定テープガイド13と可動テー
プガイド19との間で磁気テープ1はキヤプスタン8とピ
ンチローラ9とによつて挾持され、これらにより、記
録,再生時,磁気テープ1は矢印A方向に走行される。
また、固定テープガイド10,14間に可動のテンシヨンピ
ン15が磁気テープ1に当接しており、これによつてテー
プ張力が検出される。検出されたテープ張力によつて供
給側リール7側に設けられたブレーキ機構(図示せず)
が制御され、常にテープ張力を一定に保持する。
シリンダ3には、180゜の角間隔で互いにアジマス角が
異なる2つの回転磁気ヘツド4,5が設けられ、シリンダ
3が矢印B方向に回転することにより、交互に磁気テー
プ1を走査する。また、シリンダ3にはフライングイレ
ーズヘツド50が設けられており、これを動作させること
により、磁気テープ1上の隣接する2つの記録トラツク
を同時に消去することができる。
次に、かかるVTRに適用される本発明の実施例を図面に
よつて説明する。
第1図は本発明による磁気記録再生方法の一実施例を示
す説明図である。
ここで対象となる静止画信号は広帯域信号であり、たと
えば、高精細テレビジヨン方式の画像信号であるいわゆ
るハイビジヨン信号である場合、周波数帯域は約30MHz
であつて、静止画1コマは1/30secの静止画信号であ
る。かかる静止画信号を第2図に示すVTRで記録再生す
る場合には、後述するように、フレームメモリを用いて
時間軸伸長を行なつて記録信号の周波数帯域を狭くす
る。ここでは、時間軸伸長によつて周波数帯域を1/12に
圧縮するものとする。したがつて、記録される1コマ分
の静止画信号は、周波数帯域が2.5MHz,時間長が0.4sec
となる。
時間軸伸長された静止画信号は第2図の回転磁気ヘツド
4,5に供給され、磁気テープ1上に交互に記録される。
シリンダ3は、通常のVTRと同様に、1800rpmで回転して
おり、このために、回転磁気ヘツド4,5は約1/30secずつ
交互に記録を行なう。
磁気テープ1上には、第1図に示すように、ハツチング
して示す斜方向の記録トラツクが形成されるが、上記の
ように、静止画信号が12倍に時間軸伸長されているため
に、静止画像1コマ分の静止画信号は2×12=24本の記
録トラツクにわたつて記録される。記録トラツクA1〜A
24および記録トラツクB1〜B24は夫々静止画1コマ分の
静止画信号が記録されたものであり、夫々トラツク群2
0,21で区別する。これらトラツク群20,21間には所定の
間隔dが設けられる。
また、所望の静止画像を再生できるようにするために、
各トラツク群20,21の直前にアドレス信号が記録され
る。所望の静止画像をサーチする場合にも、回転磁気ヘ
ツド4,5を用い、これらによつて記録されたアドレス信
号を再生するが、互いにアジマス角が異なる回転磁気ヘ
ツド4,5のいずれもアドレス信号を再生できるようにす
るために、回転磁気ヘツド4,5で1トラツクずつアドレ
ス信号を記録する。記録トラツクT1,T2がアドレス信号
が記録された記録トラツクであり、同一トラツク群に対
応した記録トラツクには、同一アドレス信号が記録され
る。
さらに、トラツキング制御のためのトラツキング信号も
記録される。このトラツキング信号も第2図の回転磁気
ヘツド4,5によつて記録されるが、磁気テープ1上に形
成される全ての記録トラツクに記録されるようにする。
したがつて、このトラツキング信号は、各トラツク群2
0,21,アドレス信号が記録されるトラツクT1,T2(以下、
アドレストラツクという)にも記録されるが、さらに、
各トラツク群の最後の記録トラツクA24,B24と次のアド
レストラツクT1との間にも記録トラツクP1〜P10が形成
され、それらにトラツキング信号のみが記録される。こ
のトラツキング信号は記録および再生時での回転磁気ヘ
ッド4,5(第2図)のトラッキング制御に用いられる。
これにより、後述するように、記録時では、次の静止画
像信号が記録される記録トラックおよびこれに続くトラ
ッキング信号のみが記録される記録トラックが、既に形
成されている記録トラックに続き同じトラックピッチで
かつトラックピッチが連続して形成されるようにし、ま
た、再生時ではトラッキング信号のみが記録されている
上記間隔d(第1図)記録トラックで回転磁気ヘッド4,
5のトラッキング制御を行なうことができるようにし、
静止画信号が記録されているトラック群では、良好なト
ラッキング状態で再生走査ができるようにする。
この実施例では、トラツキング制御方式として、4周波
パイロツトによるATF(Auto Track Finding)方式を用
いるものとしている。このために、記録トラツク毎にト
ラツキング信号の周波数が異なり、かつ周波数の違いは
4記録トラツク毎に繰り返えされる。また、各トラツク
群20,21およびアドレストラツクT1,T2などは静止画像が
記録される毎に形成され、しかも、一連の静止画像が順
次連続して記録される場合もあるが、必要な時に必要な
静止画像の記録が行なわれる場合もある。しかし、いず
れの場合でも、形成された全ての記録トラツクにわたつ
てこのトラツキング信号の周波数が4記録トラツク毎に
規則正しく繰り返すようにする。このために、1つの静
止画像が記録されるときに形成される記録トラツク数を
4の倍数としている。この実施例では、1つの静止画像
当りの記録トラツク数は、トラツク群を構成する24個の
記録トラツク、2個のアドレストラツクT1,T2およびト
ラツキング信号のみが記録された10個の記録トラツクP1
〜P10の計36としている。
次に、この実施例の記録トラックの形成方法について説
明する。
第1図において、静止画信号を1回記録する場合には、
記録トラツクP9から次の記録トラツクP8まで形成され
る。いま、トラツク群20に対する記録トラツクP8まで記
録されているとすると、次の静止画像を記録するまでは
磁気テープ1は停止しており、回転磁気テープ4,5はト
ラツク群20に続く記録トラツクP1〜P8のいずれかを走査
する位置にある。なお、このような磁気テープ1の停止
状態では、テープ張力は弱められており、回転磁気ヘツ
ドが4,5が回転状態にあつても、これによつて磁気テー
プが傷つかないようにしている。
かかる磁気テープ1の停止状態において、次の静止画像
を記録する場合には、まず、再生モードに設定されて磁
気テープ1を走行開始させる。そこで、回転磁気ヘツド
4,5は記録トラツクP1〜P8を順次再生走査し、これによ
つてトラツキング信号が再生されてトラツキング制御が
行なわれる。
回転磁気ヘツド4または5が最後の記録トラツクP8を再
生走査し終ると記録モードに切換えられ、これ以後は、
記録トラツクP1〜P8から再生されたトラツキング信号に
よるトラツキング制御電圧が保持されてトラツキング制
御され、トラツキング信号のみが記録されて2つの記録
トラツクP9,P10が形成される。次に、アドレス信号とト
ラツキング信号とが回転磁気ヘツド4,5に供給され、記
録トラツクT1,T2が形成される。それから静止画信号の
記録が行なわれ、これとトラツキング信号とがトラツク
群21に記録される。静止画信号の記録が終ると、さら
に、トラツキング信号のみが8個の記録トラツクP1〜P8
に記録され、静止画像1コマ分の記録動作が終了する。
その後は、磁気テープ1は逆転走行され、いま形成され
た記録トラツクP1〜P8上に回転磁気ヘツド4,5が位置づ
けられるように磁気テープ1は停止する。
このように、次の静止画像を記録する場合には、上記記
録トラツクP1〜P8から再生されるトラツキング信号で最
良のトラツキング状態がとられ、上記のように、記録動
作が行なわれるので、静止画像信号の記録の際に上記の
ように形成される記録トラックは、1つ前の静止画像信
号の記録の際に形成された記録トラックに続いてこれと
トラックピッチが連続して形成される。
なお、記録を行なうための記録トラツクP1〜P8の再生走
行時には、これら記録トラツクP1〜P8から再生されるト
ラツキング信号の周波数の判定も行なわれ、これによつ
て記録トラツクP8の再生走査終了を検出するとともに、
これ以降に形成される各記録トラツクP9〜P8でのトラツ
キング信号とそれら以前の記録トラツクでのトラツキン
グ信号との間で、上記の4周波の規則に従つて変化する
ようにする。
既に記録されている静止画像を他の静止画像に書き換え
る場合には、上記の記録動作と同様に、まず、書き換え
ようとする静止画像が記録されているトラツク群の1つ
前のトラツク群に続く記録トラツクP1〜P8でトラツキン
グがとられ、この記録トラツクP8の再生走査が終ると、
記録トラツクP9から2記録トラツクずつフライングイレ
ーズヘツド50(第2図)で消去を行ないながら上記の記
録動作を行ない、記録トラツクP8までの36個の記録トラ
ツク形成が行なわれたときに、消去および記録動作を終
了する。静止画像1コマ分の記録に際して形成される記
録トラツク数は偶数であるから、フライングレーズヘツ
ド50は必要な記録トラツクを過不足なく消去できる。こ
のように、トラツキング信号のみが記録された記録トラ
ツクP8,P9の境界で書き換えが開始され、終了されるか
ら、この書き換えによつて他の静止画像の記録状態が影
響されること(たとえば、一部が消去されることなど)
はない。また、書き換えられた部分の記録トラックは、
他の部分と同じトラックピッチであり、この書き換えら
れた部分でトラックピッチが不連続となることがない。
所望静止画像の再生の場合には、磁気テープ1を高速走
行させ、各トラツク群毎に設けられたアドレストラツク
T1,T2からアドレス信号を再生してサーチを行なう。所
望アドレスが検出されると、磁気テープ1を所定量巻き
戻して回転磁気ヘッド4,5を直前の間隔d(第1図)に
位置づけ、ここから磁気テープ1を通常の走行速度で順
方向に走行させて再生走査を開始させる。この再生走査
の開始とともに、各記録トラックに記録されているトラ
ッキング信号によって回転磁気ヘッド4,5のトラッキン
グ制御が行なわれ、静止画像信号が記録されているトラ
ック群を再生走査するときには、回転磁気ヘッド4,5が
良好にトラッキング状態にあるようにする。これによ
り、トラック群からの静止画像信号の再生が良好にトラ
ッキング状態で行なわれる。
第3図(a)は記録系の、また、同図(b)は再生系の
夫々一具体例を示すブロツク図であつて、22はビデオカ
メラ、23はゲート回路、24は放送受信機、25はゲート回
路、26はラインスキヤナ、27はフレームメモリ、28は付
加回路、29は変調回路、30は記録アンプ、31は制御回
路、32はシリンダモータ、33はキヤプスタンモータ、3
4,35はプリアンプ、36は合成回路、37は復調回路、38は
高精細度モニタ、39はローパスフイルタ、40はトラツキ
ング信号発生回路、41は加算回路である。
まず、第3図(a)に示す記録系について説明する。
静止画像発生源としては、ビデオカメラ22,放送受信機2
4,ラインスキヤナ26などがある。
静止画像発生源がビデオカメラ22の場合には、このビデ
オカメラ22の出力映像信号はゲート回路23により1フレ
ームだけゲートされ、1フレーム記憶するフレームメモ
リ27に記憶される。フレームメモリ27は、例えばデイジ
タルメモリ等で構成され、映像入力信号をその水平走査
線周波数に同期したサンプリングパルスでサンプリング
してA/D変換し、RAMなどのデイジタルメモリに記憶させ
る。また、静止画像発生源が放送受信機24である場合に
は、放送される静止画放送の如き放送を受信する。この
放送受信機24の出力映像信号はゲート回路25により1フ
レーム分ゲートされ、フレームメモリ27に記憶される。
さらに、静止画像発生源がラインスキヤナー26である場
合には、フレームメモリ27への書き込み速度は遅くし、
1ライン(1水平走査線)毎に順次出力信号がフレーム
メモリ27に記憶される。さらに、この他に静止画像発生
手段は種々考えられる。例えば、デイジタルデータはそ
のままフレームメモリ27に記憶される。
フレームメモリ27の読出しは、既述の如く、低速で行な
われる。この実施例においては、静止画信号は書き込み
速度の1/12の速度で読み出される。読出された静止画信
号は、アナログ信号記録の場合には、D/A変換器により
アナログ信号に変換されて出力される。フレームメモリ
27の出力信号は、付加回路28により、信号記録に必要な
付加情報、すなわち同期信号,時間軸基準用パイロツト
信号等あるいは、デイジタル信号の場合には、エラー訂
正ビツト等が付加される。またフレームメモリ27から静
止画信号を読み出す前に、付加回路28にアドレス信号が
入力される。付加回路28の出力信号は、変調回路29で磁
気記録に適した変調、例えば周波数変調され、記録アン
プ30で増幅された後、回転磁気ヘツド4,5に供給されて
磁気テープ1に記録される。
フレームメモリ27の読出し指令は、シリンダモータ32,
キヤプスタンモータ33を制御する制御回路31により、既
述の如く、回転磁気ヘツド4,5が磁気テープ1上の所定
の記録位置に達した時点で出力される。
また、トラツキング信号はトラツキング信号発生回路40
より、制御回路31の出力で制御されて発生され、加算回
路41で画像信号に重畳されて記録アンプ30に入力され
る。
次に、第3図(b)に示す再生系について説明する。
回転磁気ヘツド4,5からの再生信号はそれぞれプリアン
プ34,35により増幅され、合成回路36で合成されたの
ち、復調回路37で復調される。復調された再生信号はフ
レームメモリ27に記憶される。フレームメモリ27への書
込みクロツクは復調された信号の水平同期信号、または
付加された時間軸基準用パイロツト信号により、これに
同期した信号として作り出される。これにより、再生時
のスキユー,ジツタが補正される。フレームメモリ27か
らは静止画信号が高速で繰り返し読出され、高精細度モ
ニタテレビ38で表示される。
一方、トラツキング信号はローパスフイルタ39で再生信
号か抜き取られ、制御回路31に入力されてトラツキング
制御が行なわれる。
記録再生のいずれにおいても、磁気テープが停止してい
て回転磁気ヘツドが信号の記録再生を行なっていないと
きは、テープ張力は弱められていて磁気テープを傷めな
いようにされる。これは、供給リール用モータのバツク
テンシヨン用トルクを弱めること等によりなされる。
このような画像(データ)フアイル装置では、各静止画
像に対して記録されたアドレス信号を正しく再生するこ
とが重要である。アドレス信号は、従来、長手方向トラ
ツクに記録されているが、このためには、専用の固定ヘ
ツドを必要とし、テープ走行系を複雑にして高速走行に
不適な走行系となる。
この実施例では、静止画像1コマ分が記録されている各
トラツク群の直前に同一のアドレス信号が記録された2
つのアドレストラツクT1,T2を設け、回転磁気ヘツドで
アドレス信号を再生できるようにしている。
ところで、サーチを行なう場合には、磁気テープを高速
走行させるために、回転磁気ヘツドの軌跡は記録トラツ
クとは一致せず、その一部を横切ることになる。このた
めに、回転磁気ヘツドはアドレストラツクT1,T2の一部
しか再生走査しない。そこで、アドレストラツクT1,T2
の一部の部分のみにアドレス信号を記録すると、これを
正しく再生するためには、サーチ時のテープ走行速度を
記録時のそれと同期させる必要がある。しかし、これ
は、高速サーチする場合には、非常に困難である。
そこで、この実施例においては、第4図に示すように、
アドレストラツクT1,T2を夫々全体にわたつて小領域60
に区分し、夫々の小領域60に同一アドレス信号を記録す
る。いま、n倍速サーチを行なうとすると、回転磁気ヘ
ツドがアドレストラツクT1,T2を再生走査する区間は、
これらのトラツク長の1/(n−1)程度である。このた
めに、アドレストラツクT1,T2を夫々2n個の小領域60に
区分し、夫々の小領域60に同一アドレス信号を記録する
ことにより、回転磁気ヘツドは夫々のアドレストラツク
T1,T2を少なくとも小領域60の2個分再生走査すること
がでる。したがつて、アドレストラツクT1,T2からは夫
々2度続けて同一アドレス信号が再生され、両者を比較
して一致したときに、真のアドレス信号と判定すること
ができる。このように、サーチ時の磁気テープの走行速
度が記録時のそれと同期していなくとも、アドレス信号
を誤りなく再生することができる。
また同一アドレス信号が記録された2つのアドレストラ
ツクT1,T2が形成されるので、2つの回転磁気ヘツド4,5
のいずれからもアドレス信号が再生され、したがつて、
同一アドレス信号の再生回数が多くなり、真のアドレス
信号の検出が確実に行なわれる。
第5図は静止画像が記録されるトラツク群における各記
録トラツクの端部に複数の小領域60を設け、これらにア
ドレス信号を記録した場合を示す。同一トラツク群に属
する記録トラツクの小領域60には、同一アドレス信号が
記録される。これら小領域60は、オーバーラツプ記録方
式が採用される場合には、オーバーラツプ区間に設けて
もよいし、また、記録すべき静止画信号の時間軸を若干
縮めて、それによつて空いた部分に設けるようにしても
よい。後者は第3図(a)におけるフレームメモリ27の
読出しクロツクの周波数を若干高めにすることによつて
実現できる。
第6図は本発明による磁気記録再生方法の他の実施例を
示す説明図である。
この実施例は、静止画信号に加え、これに関連した音声
信号を時間軸圧縮して記録するものである。これは、た
とえば、静止画像1コマ分の静止画信号として書籍の1
ページ分の画像信号とすると、音声信号はこの1ページ
の内容を説明するものである。このような音声信号の周
波数帯域は5kHz程度で充分であり、これをFM変調する
と、約40kHzとなる。一方、VTRの記録可能な周波数帯域
は約2.5MHzであり、したがつて、音声信号は約1/60倍に
時間軸圧縮して記録することができる。また、1記録ト
ラツクの形成に要する時間は1/60secであるから、これ
には、約1sec(=60×1/60)の音声信号の記録が可能と
なる。したがつて、音声信号を100個の記録トラツクに
記録すれば、約100secの音声信号を記録することができ
る。
この実施例では、第6図に示すように、静止画信号が記
録されるトラツク群に続いて100個の記録トラツクA′
〜A′100に時間軸圧縮された音声信号が記録され
る。これ以外については第1図に示した実施例と同様で
あり、第6図において、第1図に対応する部分には同一
符号をつけている。
第7図(a)は第6図で示した実施例に対する記録系
の、同図(b)は同じく再生系の夫々一具体例を示すブ
ロツク図であつて、44は入力端子、45は音声メモリ、46
はFM変調回路、47,48はスイツチ、49は復調回路であ
り、第3図(a),(b)に対応する部分には同一符号
をつけて重複する説明を省略する。
まず、第7図(a)に示す記録系について説明する。
入力端子44から入力された音声信号は、音声メモリ45に
記憶される。音声メモリ45において、例えば、音声信号
をA/D変換し、デイジタル信号としてRAMに記録するとす
ると、前記の例では、10kHzサンプリング,8ビツト量子
化として、1記録トラツクに記録される1secの音声信号
は10kHz×8bit=80kbitであるから、100個の記録トラツ
クに音声信号を記録可能とするためには、80kbit×100
=8Mbitのメモリを用いて可能となる。これは静止画像
のフレームメモリ27と同程度のメモリ容量である。音声
メモリ45の音声信号は、例えば、書き込み時の60倍の高
速で読出され、周波数変調回路46で周波数変調された
後、スイツチ回路47で静止画信号と切換えられ、さら
に、加算回路41でトラツキング信号が付加され、記録ア
ンプ30で増幅されて磁気テープに記録される。
次に、第7図(b)に示す再生系について説明する。
再生信号は、スイツチ48に入力され、静止画信号と音声
信号に分けられる。このスイツチングは制御回路31から
の指令で行なわれる。音声信号は復調回路49で復調され
たのち、音声メモリ45に記憶される。音声メモリ45の音
声信号は低速で読み出されて、高精細度モニタ38の音声
入力端子に入力される。
この実施例では、静止画信号と音声信号は別々の記録ト
ラツクに記録したが、もちろん同一記録トラツクのある
部分に静止画信号、他の部分に音声信号を記録するよう
にすることもできる。これは、第7図(a)に示す記録
系でのメモリ27,45の読出しタイミングとスイツチ47の
スイツチングのタンミングを適宜設定することにより、
可能なことは明らかである。
以上磁気テープを停止,走行させる1コマずつ静止画像
を記録する場合について説明したが、本発明では、静止
画信号の記録は磁気テープが一定速度走行した状態で行
なうので、複数の静止画像を同じ時期に記録する場合に
は、適切なバツフアメモリを設けることにより、磁気テ
ープの停止は行なわず、一定速度で磁気テープを走行さ
せながら、各コマを連続して記録することが可能であ
る。この場合のバツフアメモリとしては、デイスクメモ
リ等が利用できる。音声信号を同時に記録する場合は、
あらかじめ音声信号を時間軸圧縮して上記デイスクメモ
リに記録しておけば良い。
また、ソフトテープのダビングによる大量作成は、上記
の説明から明らかなように、通常の動画用VTRと全く同
様に行なうことができる。
上記の説明では、シリンダ回転数は1800rpmとしたが、
これ以外の回転数でももちろん可能である。また、回転
磁気ヘツドの数は2個としたが、これも1個でも良い
し、他の複数個のヘツドを備えても良い。例えば信号を
24チヤンネルに分けて計4個の回転磁気ヘツドえ記録し
ても良い。このようにすることにより記録再生時間の短
縮を図ることが可能である。
さらに、上記夫々の実施例では、トラツキング制御方法
として4個パイロツトによるATF方式を用いたが、固定
ヘツドによつて磁気テープの長手方向にトラツキング信
号を記録し、これでもつてトラツキング制御するように
してもよい、もちろん、この場合には、第1図,第6図
において、記録トラツクP1〜P10は形成されず、この部
分は未記録領域となる。また、この実施例においては、
トラッキング信号は1本のトラック全部に記録した場合
について説明したが、必ずしもトラッキング信号はトラ
ック全部に記録する必要がなく、1本のトラック内に時
分割で記録してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、所定単位期間の
情報信号が記録されているトラック群の後には次のトラ
ック群との間となる所定記録トラック数分の間隔が設け
られ、この間隔を再生走査するときにもトラッキング信
号も再生されて、かかる間隔で回転磁気ヘッドのトラッ
キング制御がなされるから、トラックピッチを連続させ
て次の所定単位期間の情報信号を記録することができる
し、磁気テープを通常の速度で走行させ回転磁気ヘッド
を良好なトラッキング状態として所定単位期間の情報信
号を再生できて、所定単位期間の情報信号を良好に再生
でき、また、磁気テープの損傷を防止することができて
記録された該情報信号の保存を持続できる。
また、1つの単位期間の情報信号と他の単位期間の情報
信号との間にトラッキング信号のみのトラック群を形成
しているため、指定の単位期間の情報信号のみを書き替
える場合、回転磁気ヘッドの高さずれや磁気テープの位
置決め精度誤差により生ずる隣接トラツク群の誤消去が
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気記録再生方法の一実施例を示
す説明図、第2図は磁気記録再生装置のテープ走行系を
示す構成図、第3図(a)は第1図に示した実施例に対
する記録系の一具体例を示すブロツク図、同図(b)は
同じく再生系の一具体例を示すブロツク図、第4図およ
び第5図は夫々第1図における記録トラツクでのアドレ
ス信号の記録方法の具体例を示す説明図、第6図は本発
明による磁気記録再生方法の他の実施例を示す説明図、
第7図(a)は第6図に示した実施例に対する記録系の
一具体例を示すブロツク図、第7図(b)は同じく再生
系の一具体例を示すブロツク図である。 1……磁気テープ、20,21……トラツク群、P1〜P10……
トラツキング信号のみが記録された記録トラツク、T1,T
2……アドレス信号とトラツキング信号とが記録された
記録トラツク、A1〜A24,B1〜B24……静止画信号とトラ
ツキング信号とが記録された記録トラツク、A′
A′100……音声信号とトラツキング信号とが記録され
た記録トラツク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−202782(JP,A) 特開 昭59−22254(JP,A) 特開 昭61−73252(JP,A) 特開 昭57−119569(JP,A) 実開 昭60−40088(JP,U)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定単位期間の情報信号が供給される毎に
    磁気テープを走行開始させて回転磁気ヘッドによって該
    所定単位期間の情報信号を該磁気テープに記録し、順次
    記録された該所定単位期間の情報信号のうちの所望とす
    る該所定単位期間の情報信号のみを該回転磁気ヘッドに
    よって再生することができるようにしたヘリカルスキャ
    ン方式の磁気記録再生装置において、 供給された該所定単位期間の情報信号を複数本の記録ト
    ラックからなるトラック群に記録すると同時にトラッキ
    ング制御用信号をも記録し、該所定単位期間の情報信号
    の記録終了後も1トラック分以上の距離だけ該磁気テー
    プを走行させて該トラッキング制御用信号のみをさらに
    続けて記録することにより、次に供給される該所定単位
    期間の情報信号が記録されるトラック群との間の間隔と
    なるべき領域を形成し、 かつ、供給された該所定単位期間の情報信号を記録開始
    するに際しては、該回転磁気ヘッドを該所定単位期間の
    情報信号の記録開始位置より前の上記間隔となるべき領
    域内にあるようにし、該磁気テープを走行させて該回転
    磁気ヘッドを上記間隔となるべき領域内に既に記録され
    ている該トラッキング制御用信号でトラッキング制御
    し、該回転磁気ヘッドが上記間隔となるべき領域を越え
    た上記記録開始位置から、該回転磁気ヘッドによって該
    所定単位期間の情報信号を記録開始するようにし、 該磁気テープ上での順次供給された該所定単位期間の情
    報信号が記録された各トラック群とこれらトラック群の
    間の間隔とからなる一連の領域にわたってトラッキング
    制御用信号が連続的に記録されるようにし、 所望とする該所定単位期間の情報信号を再生するときに
    は、それが記録されている該トラック群より前の上記間
    隔内に該回転磁気ヘッドを位置づけて該磁気テープを走
    行開始させ、記録されている該トラッキング制御用信号
    によって該回転磁気ヘッドのトラッキング制御を行ない
    ながら、該所望とする該所定単位期間の情報信号の再生
    動作を開始し、所望とする該所定単位期間の情報信号が
    記録されている該トラック群を良好なトラッキング状態
    で該回転磁気ヘッドによって再生することを特徴とする
    磁気記録再生方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、 前記所定単位期間の情報信号は、静止面1コマ分の静止
    画信号であることを特徴とする磁気記録再生方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項において、 前記所定単位期間の情報信号は、静止画1コマ分の静止
    画信号とこれに関連した音声信号であることを特徴とす
    る磁気記録再生方法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項,第2項または第3
    項において、 前記トラッキング用制御信号は、前記回転磁気ヘッドに
    よって前記記録トラックに記録したことを特徴とする磁
    気記録再生方法。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項,第2項または第3
    項において、 前記トラッキング用制御信号は、固定磁気ヘッドによっ
    て前記磁気テープの長手方向に記録したことを特徴とす
    る磁気記録再生方法。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項,第2項,第3項,
    第4項または第5項において、 前記磁気テープの停止時には、前記回転磁気ヘッドを前
    記トラック群の間の前記間隔内に位置づけることを特徴
    とする磁気記録再生方法。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第6項において、 前記磁気テープの停止時には、テープ張力を弱めること
    を特徴とする磁気記録再生方法。
JP61108680A 1986-05-14 1986-05-14 磁気記録再生方法 Expired - Lifetime JPH0797850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61108680A JPH0797850B2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14 磁気記録再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61108680A JPH0797850B2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14 磁気記録再生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62265873A JPS62265873A (ja) 1987-11-18
JPH0797850B2 true JPH0797850B2 (ja) 1995-10-18

Family

ID=14490947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61108680A Expired - Lifetime JPH0797850B2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14 磁気記録再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0797850B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0817470B2 (ja) * 1989-03-31 1996-02-21 シャープ株式会社 記録再生装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57119569A (en) * 1981-01-19 1982-07-26 Toshiba Corp Recording and reproducing system for still picture
JPS5922254A (ja) * 1982-07-29 1984-02-04 Nec Home Electronics Ltd ビデオテ−プの非録画部検知方法
JPS59202782A (ja) * 1983-04-30 1984-11-16 Sharp Corp 消去可能なキユ−信号の発生装置
JPS6040088U (ja) * 1983-08-29 1985-03-20 株式会社日立製作所 磁気記録再生装置
JPS6173252A (ja) * 1984-09-17 1986-04-15 Hitachi Ltd 磁気記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62265873A (ja) 1987-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4899233A (en) Apparatus for reproducing a magnetically recorded digital signal using a rotary head with automatic track finding signal extraction and selection for tracking control
JPH0375953B2 (ja)
KR20000063034A (ko) 자기 기록 재생 방법 및 장치
JP2693417B2 (ja) 記録再生装置
US4853803A (en) Multi-mode and multi-channel reproducing apparatus with channel change coordinated with mode change
KR100261197B1 (ko) 기록 및 재생 장치
JPH0797850B2 (ja) 磁気記録再生方法
JPH0572002B2 (ja)
JPH0718002Y2 (ja) ハイファイビデオテープレコーダにおけるアフターレコーディング装置
JPS6055886B2 (ja) 磁気記録再生方式
JP3161479B2 (ja) 情報信号の記録装置
JP2542825B2 (ja) ビデオ信号再生装置
JP3074767B2 (ja) 回転ヘッドドラム
JP2522314B2 (ja) 記録再生装置
JP2000295575A (ja) 磁気記録再生方法及び装置
JPH0731766B2 (ja) 回転ヘッド型記録再生装置
JPH0439139B2 (ja)
JP2785218B2 (ja) ビデオテープレコーダ
JPS613368A (ja) Vtr装置におけるデジタル音声信号の可変速再生方法
JP3336763B2 (ja) 再生装置
JPH08306131A (ja) 記録装置及び記録方法
JPH0512761B2 (ja)
KR20020076299A (ko) 자기 기록 재생 방법 및 자기 기록 재생 장치
JPH06326955A (ja) ビデオ記録装置
JPS6061973A (ja) 磁気記録再生方式