JPH0731766B2 - 回転ヘッド型記録再生装置 - Google Patents
回転ヘッド型記録再生装置Info
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- JPH0731766B2 JPH0731766B2 JP59276931A JP27693184A JPH0731766B2 JP H0731766 B2 JPH0731766 B2 JP H0731766B2 JP 59276931 A JP59276931 A JP 59276931A JP 27693184 A JP27693184 A JP 27693184A JP H0731766 B2 JPH0731766 B2 JP H0731766B2
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/008—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires
- G11B5/00813—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes
- G11B5/00847—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks
- G11B5/0086—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks using cyclically driven heads providing segmented tracks
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/02—Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
- G11B15/05—Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing features present on or derived from record carrier or container
- G11B15/087—Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing features present on or derived from record carrier or container by sensing recorded signals
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/58—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B5/584—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes
- G11B5/588—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes by controlling the position of the rotating heads
- G11B5/592—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes by controlling the position of the rotating heads using bimorph elements supporting the heads
- G11B5/5921—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes by controlling the position of the rotating heads using bimorph elements supporting the heads using auxiliary signals, e.g. pilot signals
- G11B5/5922—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes by controlling the position of the rotating heads using bimorph elements supporting the heads using auxiliary signals, e.g. pilot signals superimposed on the main signal
Landscapes
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
- Digital Magnetic Recording (AREA)
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈技術分野〉 本発明は回転ヘツド型記録再生装置に関し、特に複数の
領域が独立して形成される記録媒体への情報信号の記録
再生を各領域毎に独立して行なうことができるようにし
たものである。
領域が独立して形成される記録媒体への情報信号の記録
再生を各領域毎に独立して行なうことができるようにし
たものである。
〈従来技術の説明〉 近年磁気記録の分野では高密度記録が追及されており、
ビデオテープレコーダ(VTR)においてもテープの走行
速度を低下させ、さらに高密度な磁気記録を行うように
なっている。そのため従来の様に固定ヘツドを用いてオ
ーデイオ信号を記録していたのでは、相対速度が大きく
とれず再生音質が劣化してしまうものである。そこでそ
の1つの解決方法として回転ヘツドで形成するトラツク
の長さを従来より長くして、その延長部分に時間軸圧縮
したオーデイオ信号を順次記録する方法がある。
ビデオテープレコーダ(VTR)においてもテープの走行
速度を低下させ、さらに高密度な磁気記録を行うように
なっている。そのため従来の様に固定ヘツドを用いてオ
ーデイオ信号を記録していたのでは、相対速度が大きく
とれず再生音質が劣化してしまうものである。そこでそ
の1つの解決方法として回転ヘツドで形成するトラツク
の長さを従来より長くして、その延長部分に時間軸圧縮
したオーデイオ信号を順次記録する方法がある。
例えば回転2ヘツドヘリカルスキヤンタイプのVTRにお
いては、従来回転シリンダに磁気テープを180゜以上巻
付けていたのであるが、回転シリンダに(180+θ)゜
以上巻付け、余分に巻付けた部分にPCM化され時間軸圧
縮されたオーデイオ信号を記録するVTRが考案されてい
る。第1図はこのようなVTRのテープ走行系を示す図、
第2図は第1図に示すVTRによる磁気テープ上の記録軌
跡を示す図である。図において1は磁気テープ、2は回
転シリンダ、3,4はシリンダ2に位相差180゜で取付けら
れた互いに異なるアジマス角を有するヘツド、5はテー
プ1上に形成されたトラツクのビデオ領域部分、6は同
じくオーデイオ領域部分である。ビデオ領域5は回転シ
リンダ2の180゜分でヘツド3,4がテープをトレースした
部分、オーデイオ領域6は回転シリンダ2のθ゜分でヘ
ツド3,4がテープをトレースした部分である。また第2
図中f1〜f4は周知の4周波方式により各トラツクに重畳
されているトラツキング用パイロツト信号の周波数を示
し、その周波数の関係は(f2−f1)=f3−f4≒fHで、f4
−f2≒2fHとなっている。但しfHはビデオ信号の水平走
査周波数を示す。
いては、従来回転シリンダに磁気テープを180゜以上巻
付けていたのであるが、回転シリンダに(180+θ)゜
以上巻付け、余分に巻付けた部分にPCM化され時間軸圧
縮されたオーデイオ信号を記録するVTRが考案されてい
る。第1図はこのようなVTRのテープ走行系を示す図、
第2図は第1図に示すVTRによる磁気テープ上の記録軌
跡を示す図である。図において1は磁気テープ、2は回
転シリンダ、3,4はシリンダ2に位相差180゜で取付けら
れた互いに異なるアジマス角を有するヘツド、5はテー
プ1上に形成されたトラツクのビデオ領域部分、6は同
じくオーデイオ領域部分である。ビデオ領域5は回転シ
リンダ2の180゜分でヘツド3,4がテープをトレースした
部分、オーデイオ領域6は回転シリンダ2のθ゜分でヘ
ツド3,4がテープをトレースした部分である。また第2
図中f1〜f4は周知の4周波方式により各トラツクに重畳
されているトラツキング用パイロツト信号の周波数を示
し、その周波数の関係は(f2−f1)=f3−f4≒fHで、f4
−f2≒2fHとなっている。但しfHはビデオ信号の水平走
査周波数を示す。
このようにしてオーデイオ領域にPCM化して時間軸圧縮
したオーデイオ信号を再生した場合の音質はかなり高く
アナログ信号を記録再生するオーデイオ専用器の音質に
勝るとも劣らないものである。
したオーデイオ信号を再生した場合の音質はかなり高く
アナログ信号を記録再生するオーデイオ専用器の音質に
勝るとも劣らないものである。
一方、上記の如きVTRに於いてビデオ領域5に対しても
別のオーデイオ信号を記録しようという提案がなされて
いる。すなわち、例えばθ=36゜とした時、180゜分回
転ヘツドが回転すれば6の如きオーデイオ領域が他に5
つ設けられる。そしてそれぞれの領域に独立に時間軸圧
縮したオーデイオ信号を記録すれば計6チヤンネルのオ
ーデイオ信号を記録可能なオーデイオ専用テープレコー
ダが得られるというものである。
別のオーデイオ信号を記録しようという提案がなされて
いる。すなわち、例えばθ=36゜とした時、180゜分回
転ヘツドが回転すれば6の如きオーデイオ領域が他に5
つ設けられる。そしてそれぞれの領域に独立に時間軸圧
縮したオーデイオ信号を記録すれば計6チヤンネルのオ
ーデイオ信号を記録可能なオーデイオ専用テープレコー
ダが得られるというものである。
以下、このテープレコーダについて簡単に説明してお
く。第3図は上述のテープレコーダのテープ走行系を示
す図、第4図はこのテープレコーダによるテープ上の記
録軌跡を示す図である。尚、第1図,第2図と付番が共
用する。
く。第3図は上述のテープレコーダのテープ走行系を示
す図、第4図はこのテープレコーダによるテープ上の記
録軌跡を示す図である。尚、第1図,第2図と付番が共
用する。
第4図に於て、CH1〜CH6はそれぞれヘツド3またはヘツ
ド4が第3図に於てAからB、BからC、CからD、D
からE、EからF、FからGをトレースしている期間に
オーデイオ信号が記録される領域である。各領域にはそ
れぞれ別々にオーデイオ信号を記録することが可能であ
り、それぞれいわゆるアジマス重ね書きが行われるが、
各領域CH1〜CH6のトラツクは同一直線上にある必要はな
い。また各領域にはそれぞれトラツキング制御用のパイ
ロツト信号が記録されるが、各領域毎に所定のローテー
シヨン(f1→f2→f3→f4)で記録されているものとし、
これも領域間に相関性はない。
ド4が第3図に於てAからB、BからC、CからD、D
からE、EからF、FからGをトレースしている期間に
オーデイオ信号が記録される領域である。各領域にはそ
れぞれ別々にオーデイオ信号を記録することが可能であ
り、それぞれいわゆるアジマス重ね書きが行われるが、
各領域CH1〜CH6のトラツクは同一直線上にある必要はな
い。また各領域にはそれぞれトラツキング制御用のパイ
ロツト信号が記録されるが、各領域毎に所定のローテー
シヨン(f1→f2→f3→f4)で記録されているものとし、
これも領域間に相関性はない。
またCH1〜CH3に示す領域は第3図においてテープ1が所
定の速度で矢印7に示す方向に走行している記録再生さ
れ、CH4〜CH6に示す領域は同じく矢印9に示す方向に走
行している時記録再生される。したがって第4図に示す
如く、CH1〜CH3に示す領域の各トラツクの傾きと、CH4
〜CH6に示す領域の各トラツクの傾きとは若干異なる。
ただし、この時相対速度の差については、ヘツド3,4の
回転によるものに比べ、テープ1の走行によるものは極
めて小さいため問題とならないものとする。
定の速度で矢印7に示す方向に走行している記録再生さ
れ、CH4〜CH6に示す領域は同じく矢印9に示す方向に走
行している時記録再生される。したがって第4図に示す
如く、CH1〜CH3に示す領域の各トラツクの傾きと、CH4
〜CH6に示す領域の各トラツクの傾きとは若干異なる。
ただし、この時相対速度の差については、ヘツド3,4の
回転によるものに比べ、テープ1の走行によるものは極
めて小さいため問題とならないものとする。
第5図は上述の如きテープレコーダの記録再生のタイム
チヤートである。図中(a)はシリンダ2の回転に同記
して発生される位相検出パルス(以下PG)で、1/60秒に
“ハイレベル(H)”と“ローレベル(L)”を繰り返
す30Hzの矩形波である。また、(b)はPG(a)と逆極
性のPGである。ここでPG(a)はヘツド3が第3図のB
からGまで回転する間H,PG(b)はヘツド4が同じくB
からGまで回転する間Hであるものとする。
チヤートである。図中(a)はシリンダ2の回転に同記
して発生される位相検出パルス(以下PG)で、1/60秒に
“ハイレベル(H)”と“ローレベル(L)”を繰り返
す30Hzの矩形波である。また、(b)はPG(a)と逆極
性のPGである。ここでPG(a)はヘツド3が第3図のB
からGまで回転する間H,PG(b)はヘツド4が同じくB
からGまで回転する間Hであるものとする。
第5図(c)はPG(a)より得たデータ読み込み用パル
スで、ビデオ信号の1フイールド分(1/60秒)に対応す
る期間のオーデイオ信号を1フイールドおきにオーデイ
オ信号をサンプリングするためのものである。第5図
(d)はサンプリングされた1フイールド分のオーデイ
オデータをRAM等を用いて誤り訂正用冗長コード等を付
加したり、配列を変えたりするための信号処理期間をH
で示す。第5図(e)はデータ記録の期間をHで示し、
上述の信号処理で得られた記録用データをテープ1に記
録するタイミングを示す。
スで、ビデオ信号の1フイールド分(1/60秒)に対応す
る期間のオーデイオ信号を1フイールドおきにオーデイ
オ信号をサンプリングするためのものである。第5図
(d)はサンプリングされた1フイールド分のオーデイ
オデータをRAM等を用いて誤り訂正用冗長コード等を付
加したり、配列を変えたりするための信号処理期間をH
で示す。第5図(e)はデータ記録の期間をHで示し、
上述の信号処理で得られた記録用データをテープ1に記
録するタイミングを示す。
例えば第5図を用いて時間的に信号の流れを追うと、t1
〜t3の期間(ヘツド3がB〜Gに移動中)サンプリング
されたデータは、t3〜t5(ヘツド3がG〜A)で信号処
理が施され、t5〜t6(ヘツド3がA〜B)の期間で記録
される。すなわちヘツド3によって第4図のCH1の領域
に記録される。一方PG(b)がHの期間にサンプリング
されたデータは同様のタイミングで信号処理され、ヘツ
ド4によってCH1の領域に記録される。
〜t3の期間(ヘツド3がB〜Gに移動中)サンプリング
されたデータは、t3〜t5(ヘツド3がG〜A)で信号処
理が施され、t5〜t6(ヘツド3がA〜B)の期間で記録
される。すなわちヘツド3によって第4図のCH1の領域
に記録される。一方PG(b)がHの期間にサンプリング
されたデータは同様のタイミングで信号処理され、ヘツ
ド4によってCH1の領域に記録される。
PG(a)を所定位相(ここでは1領域分の36゜)位相し
たPGを第5図(f)に示す。
たPGを第5図(f)に示す。
以下PG(f)及び不図示のこれと逆特性のPGによってオ
ーデイオ信号を記録する場合について説明する。第5図
t2〜t4にサンプリングされたデータは、t4〜t6の間第5
図(g)に示す信号にしたがって信号処理され、t6〜t7
の期間第5図(h)に示す信号にしたがって記録され
る。すなわちヘツド3によって、該ヘツド3がB〜Cを
トレースする期間、第4図のCH2に示す領域に記録され
る。同期にt4〜t7の期間にサンプリングされたデータは
ヘツド4によってCH2に示す領域に記録される。
ーデイオ信号を記録する場合について説明する。第5図
t2〜t4にサンプリングされたデータは、t4〜t6の間第5
図(g)に示す信号にしたがって信号処理され、t6〜t7
の期間第5図(h)に示す信号にしたがって記録され
る。すなわちヘツド3によって、該ヘツド3がB〜Cを
トレースする期間、第4図のCH2に示す領域に記録され
る。同期にt4〜t7の期間にサンプリングされたデータは
ヘツド4によってCH2に示す領域に記録される。
次にHC2に示す領域に記録された信号を再生する動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
ヘツド3によるテープ1からのデータの読取は第5図
(h)に示す信号に従いt6〜t7(t1〜t2も同様)に行わ
れ、第5図(i)に示す信号に従いt7〜t8(t2〜t3)に
記録時とは逆の信号処理が行われる。すなわちこの期間
で誤り訂正等を行い、さらに第5図(j)に示す信号に
従いt8〜t9(t3〜t6)で再生オーデイオ信号が出力され
る。もちろんヘツド4による再生動作は上述の動作と18
0゜の位相差をもって行われ、これで連続した再生オー
デイオ信号が得られる。
(h)に示す信号に従いt6〜t7(t1〜t2も同様)に行わ
れ、第5図(i)に示す信号に従いt7〜t8(t2〜t3)に
記録時とは逆の信号処理が行われる。すなわちこの期間
で誤り訂正等を行い、さらに第5図(j)に示す信号に
従いt8〜t9(t3〜t6)で再生オーデイオ信号が出力され
る。もちろんヘツド4による再生動作は上述の動作と18
0゜の位相差をもって行われ、これで連続した再生オー
デイオ信号が得られる。
また他の領域CH3〜CH6についても、PG(a)をn×36゜
分移送し、これに基いて上述の記録再生動作を行えばよ
いことは云うまでもなく、またこれはテープの走行方向
には依存しない。
分移送し、これに基いて上述の記録再生動作を行えばよ
いことは云うまでもなく、またこれはテープの走行方向
には依存しない。
ところでこの種の装置に於いては前述した領域CH1〜CH6
中の2つ以上を同時に用いて情報信号の記録再生を行う
ことが考えられる。例えば今、1つの領域に対して1フ
イールド分の2チヤンネルステレオオーデイオ信号を、
サンプリング周波数fS、量子化ビツト数lでデイジタル
化した信号を記録できるとすれば、2つの領域を利用し
た場合の2倍の情報量の情報信号の記録が可能となるた
め、以下に記す如き記録が実現できる。
中の2つ以上を同時に用いて情報信号の記録再生を行う
ことが考えられる。例えば今、1つの領域に対して1フ
イールド分の2チヤンネルステレオオーデイオ信号を、
サンプリング周波数fS、量子化ビツト数lでデイジタル
化した信号を記録できるとすれば、2つの領域を利用し
た場合の2倍の情報量の情報信号の記録が可能となるた
め、以下に記す如き記録が実現できる。
まず、一方の領域に主たる2チヤンネル、他方の領域に
残る2チヤンネルのオーデイオ信号を記録して4チヤン
ネルオーデイオ信号の記録再生を行うこと。次に、サン
プリング周波数を2fSとし、これらをドツトインターリ
ーブする2つのデータ系列にして後、夫々を1つの領域
に記録すれば見かけ上2倍のサンプリング数波数での記
録再生、即ち2倍の帯域を有する情報信号の記録再生が
可能になる。更に、量子化ビツト数を2lビツトとし、一
方の領域に上位lビツト、他方の領域に下位lビツトに
対応するデータを記録すれば、量子化ビツト数を増やし
高忠実記録再生を実現することができる。
残る2チヤンネルのオーデイオ信号を記録して4チヤン
ネルオーデイオ信号の記録再生を行うこと。次に、サン
プリング周波数を2fSとし、これらをドツトインターリ
ーブする2つのデータ系列にして後、夫々を1つの領域
に記録すれば見かけ上2倍のサンプリング数波数での記
録再生、即ち2倍の帯域を有する情報信号の記録再生が
可能になる。更に、量子化ビツト数を2lビツトとし、一
方の領域に上位lビツト、他方の領域に下位lビツトに
対応するデータを記録すれば、量子化ビツト数を増やし
高忠実記録再生を実現することができる。
また、これらとは別に所謂アフレコ機能等の為のサウン
ドオンサウンドを実現しようとした場合、2つの領域か
らの同時再生、更には一方の領域には記録を行い、他方
の領域からは再生を行うという必要も生じてくる。
ドオンサウンドを実現しようとした場合、2つの領域か
らの同時再生、更には一方の領域には記録を行い、他方
の領域からは再生を行うという必要も生じてくる。
ところが、上述の如く2つの領域を同時に利用する場
合、前述の如く従来の装置にあっては、情報信号を時分
割的に処理する必要がある。そのため信号の処理に必要
な時間が大きくとれば、信号処理の形態について大きく
制約を受ける。また記録再生の為に必要なタイミング信
号の発生系も複雑になってしまう。
合、前述の如く従来の装置にあっては、情報信号を時分
割的に処理する必要がある。そのため信号の処理に必要
な時間が大きくとれば、信号処理の形態について大きく
制約を受ける。また記録再生の為に必要なタイミング信
号の発生系も複雑になってしまう。
例えば領域CH1と領域CH2とを同時利用し、記録を行う
時、第5図に於いて領域CH1への記録はt5〜t6の間、領
域HC2への記録はt6〜t7の間に行うのであるから、サン
プリング期間をt2〜t4としてもt4〜t5の間に信号処理を
行わねばならなくなる。これによって従来通りの信号処
理を行うことができなくなてしまい。従来装置との互換
性を考慮しても好ましくない。更には隣接しない2つの
領域を利用すれば、信号処理に供せられる期間が一層短
くなり、事実上隣接しない2つの領域を利用することは
困難であった。
時、第5図に於いて領域CH1への記録はt5〜t6の間、領
域HC2への記録はt6〜t7の間に行うのであるから、サン
プリング期間をt2〜t4としてもt4〜t5の間に信号処理を
行わねばならなくなる。これによって従来通りの信号処
理を行うことができなくなてしまい。従来装置との互換
性を考慮しても好ましくない。更には隣接しない2つの
領域を利用すれば、信号処理に供せられる期間が一層短
くなり、事実上隣接しない2つの領域を利用することは
困難であった。
<発明の目的> 本発明は上述のような実状に鑑みて成されたものであ
り、記録媒体上の各々独立した領域に情報信号を記録
し、再生する際に、その記録再生のタイミングの制御を
簡略化することができる回転ヘツド型記録再生装置を提
供することを目的とする。
り、記録媒体上の各々独立した領域に情報信号を記録
し、再生する際に、その記録再生のタイミングの制御を
簡略化することができる回転ヘツド型記録再生装置を提
供することを目的とする。
<実施例による説明> 以下、本発明を実施例に基いて説明する。
第6図は本発明の一実施例となるテープレコーダのヘツ
ド構成を示す図、第7図はこの実施例のレープレコーダ
の概略構成を示す図である。第6図に於いて第3図と同
様の構成要素については同一番号を付す。
ド構成を示す図、第7図はこの実施例のレープレコーダ
の概略構成を示す図である。第6図に於いて第3図と同
様の構成要素については同一番号を付す。
ヘツドHa、ヘツドHbは第4図に於ける領域CH1、CH2、CH
3に情報信号を記録するためのヘツドで、互いに異なる
アジマス角を有しかつ互いに回転位相が180゜異なる。H
c、Hdは第4図に於ける領域CH4、CH5、CH6に情報信号を
記録するためのヘツドで、互いに異なるアジマス角を有
し、かつ互いに回転位相が180゜異なる。
3に情報信号を記録するためのヘツドで、互いに異なる
アジマス角を有しかつ互いに回転位相が180゜異なる。H
c、Hdは第4図に於ける領域CH4、CH5、CH6に情報信号を
記録するためのヘツドで、互いに異なるアジマス角を有
し、かつ互いに回転位相が180゜異なる。
また、ヘツドHc、HdはヘツドHa、Hbに対して108゜位相
が遅れている。そのため、ヘツドHa、HbがCH1をトレー
スしている時に、ヘツドHc、HdはCH4を全く同じタイミ
ングでトレースしていることになる。同様にヘツドHa、
HbがCH2をトレースしている時にはHC5、CH3をトレース
している時にはCH6をヘツドHc、Hdが全く同じタイミン
グでトレースすることになる。
が遅れている。そのため、ヘツドHa、HbがCH1をトレー
スしている時に、ヘツドHc、HdはCH4を全く同じタイミ
ングでトレースしていることになる。同様にヘツドHa、
HbがCH2をトレースしている時にはHC5、CH3をトレース
している時にはCH6をヘツドHc、Hdが全く同じタイミン
グでトレースすることになる。
以下、第7図に基いて本実施例のテープレコーダによる
記録再生動作について説明する。尚、第7図に於ける付
番は第6図と共用する。第8図、第9図は第7図各部の
動作を説明するためのタイミングチャートである。
記録再生動作について説明する。尚、第7図に於ける付
番は第6図と共用する。第8図、第9図は第7図各部の
動作を説明するためのタイミングチャートである。
端子11より入力されたアナログオーデイオ信号は、カツ
トオフ周波数2fH(fHはビデオ信号の水平走査周波数)
のローパスフイルタ(LPF)12を介してアナログデイジ
タル変換器(A/D)13に供給される。
トオフ周波数2fH(fHはビデオ信号の水平走査周波数)
のローパスフイルタ(LPF)12を介してアナログデイジ
タル変換器(A/D)13に供給される。
ここで第9図に基き、A/D13の動作について簡単に説明
する。A/D13のサンプリング周波数は4fHであり、第9図
(a)に示す如きアナログオーデイオ信号は第9図
(b)に示すサンプリングパルスでサンプルホールドさ
れる。更にこのサンプルホールドされた信号は第9図
(c)、第9図(d)に示すサンプリングパルスでサン
プリングされ、2つのデータ系列{An},{Bn}とな
る。これら2つのデータ系列は、第9図(e)に示すタ
イミングで夫々信号処理回路14,15に供給される。即
ち、入力されたアナログオーデイオ信号は、ドツトイン
ターリーブする2系統のデイジタルデータに変換された
ことになる。
する。A/D13のサンプリング周波数は4fHであり、第9図
(a)に示す如きアナログオーデイオ信号は第9図
(b)に示すサンプリングパルスでサンプルホールドさ
れる。更にこのサンプルホールドされた信号は第9図
(c)、第9図(d)に示すサンプリングパルスでサン
プリングされ、2つのデータ系列{An},{Bn}とな
る。これら2つのデータ系列は、第9図(e)に示すタ
イミングで夫々信号処理回路14,15に供給される。即
ち、入力されたアナログオーデイオ信号は、ドツトイン
ターリーブする2系統のデイジタルデータに変換された
ことになる。
これらは信号処理回路14,15にて誤り訂正用符号が付加
され、まずデータの配列が変化され、更には時間軸圧
縮、デイジタル変調等の処理が行われた後、加算器16,1
7を介してゲート回路18,19に供給される。ゲート回路1
8,19では後に詳説する様にこれらの信号が同時にゲート
され、スイツチ20,21及びスイツチ22,23を介して夫々ヘ
ツドHa,Hb,ヘツドHc,Hdにて磁気テープ1上に記録され
る。尚、この時シリンダ2の回転位相検出信号(以下PG
と称す)が検出器24で検出されることによって、シリン
ダモータ制御回路25はシリンダ2を定速で回転せしめ
る。また磁気テープ1は矢印7または矢印9の方向に一
定速で走行させる。
され、まずデータの配列が変化され、更には時間軸圧
縮、デイジタル変調等の処理が行われた後、加算器16,1
7を介してゲート回路18,19に供給される。ゲート回路1
8,19では後に詳説する様にこれらの信号が同時にゲート
され、スイツチ20,21及びスイツチ22,23を介して夫々ヘ
ツドHa,Hb,ヘツドHc,Hdにて磁気テープ1上に記録され
る。尚、この時シリンダ2の回転位相検出信号(以下PG
と称す)が検出器24で検出されることによって、シリン
ダモータ制御回路25はシリンダ2を定速で回転せしめ
る。また磁気テープ1は矢印7または矢印9の方向に一
定速で走行させる。
再生時、ヘツドHa,Hb及びヘツドHc,Hdより再生された2
系統の時間軸圧縮されたデイジタルオーデイオ信号は、
スイツチ20,21及びスイツチ22,23を介してゲート回路1
8,19に供給される。ゲート回路18,19ではこれら2系統
のデイジタル信号を同時にゲートし信号処理回路14,15
に戻す。信号処理回路14,15は記録とは逆の信号処理、
即ち復調、誤り補正、時間軸伸長等を行い、復調された
デイジタルオーデイオデータをパラレルにデイジタル−
アナログ変換器(D/A)26へ供給する。
系統の時間軸圧縮されたデイジタルオーデイオ信号は、
スイツチ20,21及びスイツチ22,23を介してゲート回路1
8,19に供給される。ゲート回路18,19ではこれら2系統
のデイジタル信号を同時にゲートし信号処理回路14,15
に戻す。信号処理回路14,15は記録とは逆の信号処理、
即ち復調、誤り補正、時間軸伸長等を行い、復調された
デイジタルオーデイオデータをパラレルにデイジタル−
アナログ変換器(D/A)26へ供給する。
第9図(a)に示すアナログ信号は、この時A1,A2,A3,A
4‥‥で示すタイミングでサンプリングされたデータ系
列{An}と、B1,B2,B3,B4‥‥で示すタイミングサンプ
リングされたデータ系列{Bn}として再生される。この
時、データAn,データBnとが同時に出力されることにな
り、各データは1/2fHの間隔で順次読出される。D/A26は
これらのデータをAn,Bn,An+1,Bn+2‥‥の順に順次取り
出す。即ち第9図(f)に示す信号がハイレベル(H)
の時には{An}、ローレベル(L)の時には{Bn}のデ
ータに対応したレベルがD/A26より出力される。D/A26の
出力はLPF27を介して端子28より出力される。
4‥‥で示すタイミングでサンプリングされたデータ系
列{An}と、B1,B2,B3,B4‥‥で示すタイミングサンプ
リングされたデータ系列{Bn}として再生される。この
時、データAn,データBnとが同時に出力されることにな
り、各データは1/2fHの間隔で順次読出される。D/A26は
これらのデータをAn,Bn,An+1,Bn+2‥‥の順に順次取り
出す。即ち第9図(f)に示す信号がハイレベル(H)
の時には{An}、ローレベル(L)の時には{Bn}のデ
ータに対応したレベルがD/A26より出力される。D/A26の
出力はLPF27を介して端子28より出力される。
上述の如くして2つの領域を同時に利用すれば、最高2f
H(≒31.5KHz)の周波数を有するオーデイオ信号の記録
再生が行えることになる。一方従来通り1つの領域を利
用して最高fHオーデイオ信号の記録再生を行う場合、記
録時は{An}または{Bn}の記録を行えば良く、再生時
には従来と同様の処理をD/A26で行えば良い。尚、この
場合、好ましくはLPG12のカツトオフ周波数を2fHにし
て、サンプリングによる折返し雑音の発生を防止するこ
とが望ましい。
H(≒31.5KHz)の周波数を有するオーデイオ信号の記録
再生が行えることになる。一方従来通り1つの領域を利
用して最高fHオーデイオ信号の記録再生を行う場合、記
録時は{An}または{Bn}の記録を行えば良く、再生時
には従来と同様の処理をD/A26で行えば良い。尚、この
場合、好ましくはLPG12のカツトオフ周波数を2fHにし
て、サンプリングによる折返し雑音の発生を防止するこ
とが望ましい。
次に装置全体のシステムの制御について説明する。走査
部30をユーザーが走査することによって、記録再生領域
についてCH1〜CH6を単独で選定する。また記録時には領
域を単独で利用する(以下シングルモードと称す)か、
2つの領域を同時に利用する(以下ダブルモードと称
す)かを走査部30で指定してやるものとする。
部30をユーザーが走査することによって、記録再生領域
についてCH1〜CH6を単独で選定する。また記録時には領
域を単独で利用する(以下シングルモードと称す)か、
2つの領域を同時に利用する(以下ダブルモードと称
す)かを走査部30で指定してやるものとする。
まず領域CH1〜CH3のいずれかを指定し、かつシングルモ
ードを指定して記録を行う場合について説明する。走査
部30からのデータはシステムコントローラ31に供給され
る。該システムコントローラ31より出力される信号S1は
シングルモード時L、ダブルモード時Hとなる。また領
域指定回路32はシステムコントローラ31より得たデータ
に基いて、領域を指定し、タイミングパルス発生回路33
及び表示部34を駆動する。また領域指定回路32はCH1〜C
H3が指定されている時Hとなる信号(S2)、CH4〜CH6が
指定されている時Hとなる信号(S3)を出力する。今、
S2がH、S3がLであるのでオアゲート35の出力信号(S
4)がH、オアゲート36の出力信号(S5)はLとなるの
で、スイツチ20,21のみがオンされる。
ードを指定して記録を行う場合について説明する。走査
部30からのデータはシステムコントローラ31に供給され
る。該システムコントローラ31より出力される信号S1は
シングルモード時L、ダブルモード時Hとなる。また領
域指定回路32はシステムコントローラ31より得たデータ
に基いて、領域を指定し、タイミングパルス発生回路33
及び表示部34を駆動する。また領域指定回路32はCH1〜C
H3が指定されている時Hとなる信号(S2)、CH4〜CH6が
指定されている時Hとなる信号(S3)を出力する。今、
S2がH、S3がLであるのでオアゲート35の出力信号(S
4)がH、オアゲート36の出力信号(S5)はLとなるの
で、スイツチ20,21のみがオンされる。
また、S4がHの時はスイツチ37,38が共に図中H側に接
続される。従ってキヤプスタン39のフライホイール42の
回転検出器41より出力されるキヤプスタン速度検出信号
(以下FGを称す)はキヤプスタンモータ制御回路43に供
給される。制御回路43はこの時キヤプスタン39を定速回
転させるため、磁気テープ1はキヤプスタン39とピンチ
ローラ40とにより矢印7で示す方向へ定速走行する。
続される。従ってキヤプスタン39のフライホイール42の
回転検出器41より出力されるキヤプスタン速度検出信号
(以下FGを称す)はキヤプスタンモータ制御回路43に供
給される。制御回路43はこの時キヤプスタン39を定速回
転させるため、磁気テープ1はキヤプスタン39とピンチ
ローラ40とにより矢印7で示す方向へ定速走行する。
一方タイミングパルス発生回路33はCH1,CH2,CH3のいず
れかが指定されている時、夫々第8図(b),(c),
(d)に示す如きゲートタイミングパルスを発生する。
尚、第8図中実線に示すパルスでヘツドHaへの記録信号
の供給タイミングを制御している。一方信号処理回路1
4,15へはこの時このゲートタイミングパルスに対応して
決定される信号処理用タイミングパルス(第5図参照)
が供給され、該パルスに基くタイミングで前述の如き信
号処理を行う。
れかが指定されている時、夫々第8図(b),(c),
(d)に示す如きゲートタイミングパルスを発生する。
尚、第8図中実線に示すパルスでヘツドHaへの記録信号
の供給タイミングを制御している。一方信号処理回路1
4,15へはこの時このゲートタイミングパルスに対応して
決定される信号処理用タイミングパルス(第5図参照)
が供給され、該パルスに基くタイミングで前述の如き信
号処理を行う。
この時、シリンダモータ制御回路25はPGに基いて定速回
転しており、このPGに基きパイロツト信号発生回路45か
らは所定のローテーシヨンで4種類のトラツキング用パ
イロツト信号が順次出力される。トラツキング用パイロ
ツト信号は、加算器16にて信号処理された前述のデータ
系列{An}に対応するデイジタルオーデイオ信号に加算
される。加算器16の出力はゲート回路18での前述のタイ
ミングでゲートされ、スイツチ回路20,21を介してヘツ
ドHa,Hbに供給され、順次指定されたCH1,CH2またはCH3
の領域に記録されていく。
転しており、このPGに基きパイロツト信号発生回路45か
らは所定のローテーシヨンで4種類のトラツキング用パ
イロツト信号が順次出力される。トラツキング用パイロ
ツト信号は、加算器16にて信号処理された前述のデータ
系列{An}に対応するデイジタルオーデイオ信号に加算
される。加算器16の出力はゲート回路18での前述のタイ
ミングでゲートされ、スイツチ回路20,21を介してヘツ
ドHa,Hbに供給され、順次指定されたCH1,CH2またはCH3
の領域に記録されていく。
次に領域CH4,CH5,CH6のいずれかを指定し、かつシング
ルモードを指定して記録を行う場合について説明する。
この時S2がL、S3がHとなり、オアゲート35,36の出力
はS4がL、S5がHとなり、スイツチ22,23がオンされ
る。S4はLであるので、スイツチ37,38はL側に接続さ
れ、キヤプスタンモータ制御回路43にはキヤプスタン49
のフライホイール52の回転に係るFGが供給される。これ
によってキヤプスタン49は制御回路43により制御され、
ピンチローラ50と共働してテープ1を矢印9で示す方向
へ定速走行させる。
ルモードを指定して記録を行う場合について説明する。
この時S2がL、S3がHとなり、オアゲート35,36の出力
はS4がL、S5がHとなり、スイツチ22,23がオンされ
る。S4はLであるので、スイツチ37,38はL側に接続さ
れ、キヤプスタンモータ制御回路43にはキヤプスタン49
のフライホイール52の回転に係るFGが供給される。これ
によってキヤプスタン49は制御回路43により制御され、
ピンチローラ50と共働してテープ1を矢印9で示す方向
へ定速走行させる。
この時タイミングパルス発生回路33より出力されるタイ
ミングパルスは、CH4を指定している時はCH1を指定して
いる時と、またHC5,CH6を指定している時はCH2,CH3を指
定している時と夫々同一である。これはヘツドHa,HbがC
H1,CH2,CH3をトレースしているタイミングと、ヘツドH
c,HdがCH4,CH5,CH6をトレースしているタイミングが完
全に一致するということに基く。
ミングパルスは、CH4を指定している時はCH1を指定して
いる時と、またHC5,CH6を指定している時はCH2,CH3を指
定している時と夫々同一である。これはヘツドHa,HbがC
H1,CH2,CH3をトレースしているタイミングと、ヘツドH
c,HdがCH4,CH5,CH6をトレースしているタイミングが完
全に一致するということに基く。
パイロツト信号発生回路45から発生されるトラツキング
用パイロツト信号は加算器48を介し加算器17でデータ系
列{Bn}に基くデイジタル信号と加算され、ゲート回路
19に供給される。ゲート回路19は第8図(b),
(c),(d)に示すタイミングパルスで制御され、ゲ
ートされた信号はスイツチ22,23を介し、ヘツドHc,Hdに
よってHC4〜CH6のいずれかに対する記録が行われる。
用パイロツト信号は加算器48を介し加算器17でデータ系
列{Bn}に基くデイジタル信号と加算され、ゲート回路
19に供給される。ゲート回路19は第8図(b),
(c),(d)に示すタイミングパルスで制御され、ゲ
ートされた信号はスイツチ22,23を介し、ヘツドHc,Hdに
よってHC4〜CH6のいずれかに対する記録が行われる。
次にダブルモードの記録動作について説明する。走査部
30でダブルモードを指定すると、システムコントローラ
31より出力される信号S1が11となり、S4,S5は共にHと
なる。従ってスイツチ20,21,22,23は全てオンとなる。
一方、S4がHであるので前述の如くテープ1はキヤプス
タン39により矢印7の方向に定速走行する。またスイツ
チ47がオンされるもとによってダブルモードであること
を示す識別信号が識別信号発生回路46より加算器48に供
給される。ここではこの識別信号はトラツキング用パイ
ロツト信号に影響を与えず、かつアジマス記録の影響を
受けない特定の低周波信号とる。この様に構成すること
で、CH1,CH2,CH3の1つにデータ系列{An}に対応する
デイジタルオーデイオ信号とトラツキング用パイロツト
信号とが加算されたもので記録されてゆき、この領域に
対応する領域、即ちCH4,CH5,CH6のいずれかの領域にデ
ータ系列{Bn}に対応するデイジタルオーデイオ信号、
トラツキング用パイロツト信号及び識別信号が加算され
た信号が記録されてゆく。
30でダブルモードを指定すると、システムコントローラ
31より出力される信号S1が11となり、S4,S5は共にHと
なる。従ってスイツチ20,21,22,23は全てオンとなる。
一方、S4がHであるので前述の如くテープ1はキヤプス
タン39により矢印7の方向に定速走行する。またスイツ
チ47がオンされるもとによってダブルモードであること
を示す識別信号が識別信号発生回路46より加算器48に供
給される。ここではこの識別信号はトラツキング用パイ
ロツト信号に影響を与えず、かつアジマス記録の影響を
受けない特定の低周波信号とる。この様に構成すること
で、CH1,CH2,CH3の1つにデータ系列{An}に対応する
デイジタルオーデイオ信号とトラツキング用パイロツト
信号とが加算されたもので記録されてゆき、この領域に
対応する領域、即ちCH4,CH5,CH6のいずれかの領域にデ
ータ系列{Bn}に対応するデイジタルオーデイオ信号、
トラツキング用パイロツト信号及び識別信号が加算され
た信号が記録されてゆく。
この時CH4,CH5,CH6についてはシングルモードとダブル
モードとでヘリカルトラツクの傾きが若干異なるのは言
うに及ばない。
モードとでヘリカルトラツクの傾きが若干異なるのは言
うに及ばない。
第10図は再生時に於けるシステムコントローラ31の動作
を説明するためのフローチヤートであり、以下このフロ
ーチヤートを用いて再生時の動作について説明する。
を説明するためのフローチヤートであり、以下このフロ
ーチヤートを用いて再生時の動作について説明する。
再生時に於いて、ユーザーは走査部30の走査により再生
したい領域を単独で指定し、更に、再生スタート命令を
行う。走査部30より再生命令がされると(第10図st1)
システムコントローラ31はとりあえずダブルモードを指
定する(st2)。この時S1はHとなり、これに伴ってス
イツチ20,21,22,23は全てオンとなる。またゲートタイ
ミングパルスについては、CH1またはCH4が指定されてい
る時には第8図(b),CH2またはCH5が指定されている
時には第8図(c)、CH3またはCH6が指定されている時
には第8図(d)に示すタイミングパルスがゲート回路
18,19へ供給される。またこのゲートタイミングパルス
に対応して再生タイミングを制御するためのタイミング
パルス(第5図参照)が信号処理回路14,15に供給され
ている。
したい領域を単独で指定し、更に、再生スタート命令を
行う。走査部30より再生命令がされると(第10図st1)
システムコントローラ31はとりあえずダブルモードを指
定する(st2)。この時S1はHとなり、これに伴ってス
イツチ20,21,22,23は全てオンとなる。またゲートタイ
ミングパルスについては、CH1またはCH4が指定されてい
る時には第8図(b),CH2またはCH5が指定されている
時には第8図(c)、CH3またはCH6が指定されている時
には第8図(d)に示すタイミングパルスがゲート回路
18,19へ供給される。またこのゲートタイミングパルス
に対応して再生タイミングを制御するためのタイミング
パルス(第5図参照)が信号処理回路14,15に供給され
ている。
今、CH1が指定されているとすると、ヘツドHa、ヘツドH
bの再生出力中CH1より得たものがゲート回路18でゲート
され、またヘツドHc、ヘツドHdの再生出力中CH4より得
たものがゲート回路19でゲートされる。この時、ゲート
回路19の出力中に識別信号が含まれていれば、CH1とCH4
とはダブルモードで記録されていたことになり、含まれ
ていなければCH1とCH4とは共に夫々シングルモードで記
録されていたか、もしくは未記録ということになる。
bの再生出力中CH1より得たものがゲート回路18でゲート
され、またヘツドHc、ヘツドHdの再生出力中CH4より得
たものがゲート回路19でゲートされる。この時、ゲート
回路19の出力中に識別信号が含まれていれば、CH1とCH4
とはダブルモードで記録されていたことになり、含まれ
ていなければCH1とCH4とは共に夫々シングルモードで記
録されていたか、もしくは未記録ということになる。
識別信号検波回路55はゲート回路19の出力中に含まれる
識別信号を検出し、識別信号が検出されるとHを出力す
る。従ってこの時識別信号検波回路55の出力がHであれ
ば、システムコントローラ31によりキヤプスタン39の駆
動開始を命令し、ダブルモードによる再生が行われる。
識別信号を検出し、識別信号が検出されるとHを出力す
る。従ってこの時識別信号検波回路55の出力がHであれ
ば、システムコントローラ31によりキヤプスタン39の駆
動開始を命令し、ダブルモードによる再生が行われる。
このダブルモードによる再生時、スイツチ回路56はH側
に接続されており、これに伴い、CH1よりピツクアツプ
されたトラツキング用パイロツト信号を用いてATF回路5
7は周知の方法でトラツキングエラーし号を得る。この
トラツキングエラー信号はサンプルホールドされ、更に
ATF回路57内のLPFを介してキヤプスタンモータ制御回路
43に供給され、ヘツドHa、HbがCH1の各トラツクに対し
オントラツク状態となる様にキヤプスタン39の回転位相
を制御する。この時ヘツドHa、ヘツドHbがCH1の各トラ
ツクに対してオントラツク状態となれば、ヘツドHc、ヘ
ツドHdがHC4の各トラツクに対しオントラツク状態とな
るのはもちろんである。
に接続されており、これに伴い、CH1よりピツクアツプ
されたトラツキング用パイロツト信号を用いてATF回路5
7は周知の方法でトラツキングエラーし号を得る。この
トラツキングエラー信号はサンプルホールドされ、更に
ATF回路57内のLPFを介してキヤプスタンモータ制御回路
43に供給され、ヘツドHa、HbがCH1の各トラツクに対し
オントラツク状態となる様にキヤプスタン39の回転位相
を制御する。この時ヘツドHa、ヘツドHbがCH1の各トラ
ツクに対してオントラツク状態となれば、ヘツドHc、ヘ
ツドHdがHC4の各トラツクに対しオントラツク状態とな
るのはもちろんである。
さて、第10図(st3)に於いて識別信号検波回路55の出
力がLであれば、システムコントローラ31はシングルモ
ードを自動的に指定する。これに伴いS1はLに転じ、CH
1を指定していればS4GがH、S5がLとなる。そして、今
度はこの時CH1にRF信号、即ちデイジタルオーデイオ信
号が記録されているかどうかを検出する(st5)。ここ
でCH1よりRF信号が再生されると、RF検波回路58の出力
がHとなり、この出力がシステムコントローラ31に供給
されることによってキヤプスタン39の駆動が開始され、
CH1より再生が行われる。
力がLであれば、システムコントローラ31はシングルモ
ードを自動的に指定する。これに伴いS1はLに転じ、CH
1を指定していればS4GがH、S5がLとなる。そして、今
度はこの時CH1にRF信号、即ちデイジタルオーデイオ信
号が記録されているかどうかを検出する(st5)。ここ
でCH1よりRF信号が再生されると、RF検波回路58の出力
がHとなり、この出力がシステムコントローラ31に供給
されることによってキヤプスタン39の駆動が開始され、
CH1より再生が行われる。
一方、CH1よりRF信号の再生がされないとすると、RF検
波回路58の出力がLとなり、これに伴ってシステムコン
トローラ31は自動的に領域CH4を指定する(st6).つま
り、指定された領域より再生信号が得られない時、ダブ
ルモードに於いて互いに対応する領域に自動的に指定領
域が変更される。
波回路58の出力がLとなり、これに伴ってシステムコン
トローラ31は自動的に領域CH4を指定する(st6).つま
り、指定された領域より再生信号が得られない時、ダブ
ルモードに於いて互いに対応する領域に自動的に指定領
域が変更される。
指定領域がCH1からCH4に切換わると、表示部34に於ける
指定領域の表示も切換わる。またS4はLにS5はHに転
じ、スイツチ37,38は共にL側に接続される。スイツチ2
0,21はオフされ、今度はスイツチ22,23がオンされ、CH4
よりヘツドHc,Hdでピツクアツプされた信号がゲート回
路19に供給され、CH1の再生時と同じゲートタイミング
パルスでゲートされる。
指定領域の表示も切換わる。またS4はLにS5はHに転
じ、スイツチ37,38は共にL側に接続される。スイツチ2
0,21はオフされ、今度はスイツチ22,23がオンされ、CH4
よりヘツドHc,Hdでピツクアツプされた信号がゲート回
路19に供給され、CH1の再生時と同じゲートタイミング
パルスでゲートされる。
そして今度はこの時CH4にRF信号、即ちデイジタルオー
デイオ信号が記録されているかどうかを検出する(st
7)。ここでCH4より再生RF信号が再生されるとRF検波回
路59の出力がHとなり、この出力がシステムコントロー
ラ31に供給される。これに従ってキヤップスタン49の駆
動が開始され、テープ9は矢印9方向に走行し、CH4よ
りの再生が行われる。
デイオ信号が記録されているかどうかを検出する(st
7)。ここでCH4より再生RF信号が再生されるとRF検波回
路59の出力がHとなり、この出力がシステムコントロー
ラ31に供給される。これに従ってキヤップスタン49の駆
動が開始され、テープ9は矢印9方向に走行し、CH4よ
りの再生が行われる。
一方、CH4からもRF信号の再生がされないと、RF検波回
路59の出力がLとなり、CH1,CH4共未記録ということに
なる。これに伴うシステムコントローラ31は自動的に再
生命令を解除する(st11)。
路59の出力がLとなり、CH1,CH4共未記録ということに
なる。これに伴うシステムコントローラ31は自動的に再
生命令を解除する(st11)。
上述の様に本実施例に於いてはダブルモードに於いて対
応する2つの領域の一方からデータ系列{Bn}に対応す
る再生RF信号が得られる時、即ち識別信号が検出された
時ダブルモードで再生する。また、識別信号が検出され
ずかつ指定領域、より再生RF信号が得られた時は指定領
域についてシングルモードで再生する。また指定された
領域とダブルモードにて対応する領域より再生RF信号が
得られ、指定領域より再生RF信号が得られない場合は前
者を自動的に再生する。更にこれら両領域のいずれから
も再生RF信号が得られない場合には再生は行わず、停止
モードとする。
応する2つの領域の一方からデータ系列{Bn}に対応す
る再生RF信号が得られる時、即ち識別信号が検出された
時ダブルモードで再生する。また、識別信号が検出され
ずかつ指定領域、より再生RF信号が得られた時は指定領
域についてシングルモードで再生する。また指定された
領域とダブルモードにて対応する領域より再生RF信号が
得られ、指定領域より再生RF信号が得られない場合は前
者を自動的に再生する。更にこれら両領域のいずれから
も再生RF信号が得られない場合には再生は行わず、停止
モードとする。
最後に、終端検出回路60について説明する。
終端検出回路としては従来より様々な方式が提供されて
いる。テープテンシヨンの検出や、テープエンドの導電
部、透明部等を検出することが一般的である。これらの
方式のいずれかで、再生時のテープ終端が検出されると
(st9)、シグルモード再生中であれば、ダブルモード
で対応する領域の再生へと切換わる(st6)。但し、こ
の時回転ヘツドは磁気テープ1上をトレースしているも
のとする。またダブルモードであればテープ1を終端ま
で巻戻し、再生命令を解除(st11)し、停止モードに戻
る。
いる。テープテンシヨンの検出や、テープエンドの導電
部、透明部等を検出することが一般的である。これらの
方式のいずれかで、再生時のテープ終端が検出されると
(st9)、シグルモード再生中であれば、ダブルモード
で対応する領域の再生へと切換わる(st6)。但し、こ
の時回転ヘツドは磁気テープ1上をトレースしているも
のとする。またダブルモードであればテープ1を終端ま
で巻戻し、再生命令を解除(st11)し、停止モードに戻
る。
上述した如き実施例のテープレコーダは以下に列記する
如き多大な特徴、利点を有している。
如き多大な特徴、利点を有している。
まず、回転ヘツド対が108゜回転位相を異にして2つ設
けられているため、2つの領域に対して全く同じタイミ
ングで記録再生を行うことができる。これに対応して、
2系統の信号を同時に記録したい場合に於いて、それら
の時分割で処理する必要がなくなった。そのため2系統
の信号を同時記録する場合に於いても従来装置と同様の
信号処理で、これを実現することができる。
けられているため、2つの領域に対して全く同じタイミ
ングで記録再生を行うことができる。これに対応して、
2系統の信号を同時に記録したい場合に於いて、それら
の時分割で処理する必要がなくなった。そのため2系統
の信号を同時記録する場合に於いても従来装置と同様の
信号処理で、これを実現することができる。
また、n個の領域への夫々の単独再生に対してもn/2個
のタイミング信号のみ形成すれば良くタイミングパルス
発生回路が極めて簡略化できる。
のタイミング信号のみ形成すれば良くタイミングパルス
発生回路が極めて簡略化できる。
また、再生時に於いては記録されている信号の状況によ
り最適な再生モードが自動的に得られる為、極めて使い
勝手の良いものである。
り最適な再生モードが自動的に得られる為、極めて使い
勝手の良いものである。
更に、従来の様な1領域のみに対する記録再生を行なう
テープレコーダで記録された磁気テープも最適なモード
で素早く再生でき、かつまた本実施例のテープレコーダ
で記録された磁気テープも従来のテープレコーダで再生
できる。例えば本実施例のテープレコーダで2領域同時
に記憶された磁気テープを従来のテープレコーダで再生
する際、どちらの領域を指定しても最適情報周波数fHの
オーデイオ信号の再生ができるものである。
テープレコーダで記録された磁気テープも最適なモード
で素早く再生でき、かつまた本実施例のテープレコーダ
で記録された磁気テープも従来のテープレコーダで再生
できる。例えば本実施例のテープレコーダで2領域同時
に記憶された磁気テープを従来のテープレコーダで再生
する際、どちらの領域を指定しても最適情報周波数fHの
オーデイオ信号の再生ができるものである。
尚、上述の実施例に於いてはヘツドHa,Hbに対するヘツ
ドHc,Hdの回転位相は108゜(=36゜×3)を進んでいる
ののとして説明したが、例えば36゜に設定することも可
能である。この場合ダブルモードに於いてCH1,CH3,CH5
は前述のデータ系列{An}に対応する信号が記録される
領域となり、CH2,CH4,CH6は前述のデータ系列{Bn}に
対応する信号が記録される領域となる。
ドHc,Hdの回転位相は108゜(=36゜×3)を進んでいる
ののとして説明したが、例えば36゜に設定することも可
能である。この場合ダブルモードに於いてCH1,CH3,CH5
は前述のデータ系列{An}に対応する信号が記録される
領域となり、CH2,CH4,CH6は前述のデータ系列{Bn}に
対応する信号が記録される領域となる。
また、上述の実施例に於いてダブルモードに於いてデー
タ系列{Bn}に対応する信号が記録される領域にシグル
モードの記録されているかどうかを検出する方式として
は、識別用信号を予め重畳して記録しておき、これを検
出るすることによって行ったが、他の方式で行っても良
い。例えば、該領域にシングルモードで記録する場合
は、必ずテープを逆方向(第7図矢印9に示す方向)に
記録されているとすれば、特に識別信号を重畳しなくと
も再生されるトラツキング用パイロツト信号の周波数ロ
ーテーシヨンを検出してやれば良い。その検出方法とし
ては通常ローテーシヨン通りにパイロット信号を発生
し、これをATF回路57に供給することによって発生する
トラツキングエラー信号の15Hz成分を検出してやれば良
い。また他の方法としてデータ系列{Bn}が記録される
方の領域にダブルモードに於いてトラツキング用パイロ
ツト信号を行わず、再生時にこの有無を検出してやる方
法を用いることも可能である。この方法はデータ系列
{Bn}だけを単独で再生しても意味のない場合に特に有
効であり、一方の領域についてトラツキング制御を行え
ば他方の領域についてもトラツキングがとれているとい
う本実施例の前提に基く。
タ系列{Bn}に対応する信号が記録される領域にシグル
モードの記録されているかどうかを検出する方式として
は、識別用信号を予め重畳して記録しておき、これを検
出るすることによって行ったが、他の方式で行っても良
い。例えば、該領域にシングルモードで記録する場合
は、必ずテープを逆方向(第7図矢印9に示す方向)に
記録されているとすれば、特に識別信号を重畳しなくと
も再生されるトラツキング用パイロツト信号の周波数ロ
ーテーシヨンを検出してやれば良い。その検出方法とし
ては通常ローテーシヨン通りにパイロット信号を発生
し、これをATF回路57に供給することによって発生する
トラツキングエラー信号の15Hz成分を検出してやれば良
い。また他の方法としてデータ系列{Bn}が記録される
方の領域にダブルモードに於いてトラツキング用パイロ
ツト信号を行わず、再生時にこの有無を検出してやる方
法を用いることも可能である。この方法はデータ系列
{Bn}だけを単独で再生しても意味のない場合に特に有
効であり、一方の領域についてトラツキング制御を行え
ば他方の領域についてもトラツキングがとれているとい
う本実施例の前提に基く。
更に、本実施例に於いては2領域を同時利用して、1領
域利用の場合の2倍の帯域を有する情報信号の記録再生
を可能としているが、前述した如き他の利用方法(サウ
ンドオンサウンド、高忠実記録再生、4チヤンネル記録
再生等)にて2領域を同時利用した場合でも本発明を適
用することによって同様の効果が得られるのは言うまで
もない。
域利用の場合の2倍の帯域を有する情報信号の記録再生
を可能としているが、前述した如き他の利用方法(サウ
ンドオンサウンド、高忠実記録再生、4チヤンネル記録
再生等)にて2領域を同時利用した場合でも本発明を適
用することによって同様の効果が得られるのは言うまで
もない。
〈発明の効果〉 上述の説明から明らかなように、本発明によれば、テー
プ状記録媒体の長手方向に複数の領域を形成し、その幅
方向にトレースする回転ヘッドによって各領域毎に情報
信号の記録再生を行なう装置であって、入力信号を1チ
ャンネルの第1のデータ又はこの第1のデータよりもデ
ータ量が多い2チャンネルの第2のデータとして出力す
る手段と、入力信号を上記1チャンネルの第1のデータ
として記録再生する第1のモードと、上記2チャンネル
の第2のデータとして記録再生する第2のモードとを指
定する指定手段と、上記第1のモード又は第2のモード
を各々表わす識別信号を生成する手段と、互いに所定の
角度位置に配置され、上記第1のモードのときには上記
1チャンネルの第1のデータを上記第1のモードを表わ
す識別信号と共にいずれかの上記領域に記録し、再生す
るとともに、上記第2のモードのときには上記2チャン
ネルの第2のデータを上記第2のモードを表わす識別信
号と共に複数の領域に記録し、再生するための複数の回
転ヘッドと、上記指定手段にて指定されたモード及び再
生信号中の上記識別信号に応じて記録動作及び再生動作
を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、上記第
1のモードと第2のモードとで記録再生に使用する上記
回転ヘッドを選択するように構成することにより、記録
再生時の装置各部のタイミングの制御を極めて簡略化す
ることのできる回転ヘッド型記録再生装置を提供するこ
とができる。
プ状記録媒体の長手方向に複数の領域を形成し、その幅
方向にトレースする回転ヘッドによって各領域毎に情報
信号の記録再生を行なう装置であって、入力信号を1チ
ャンネルの第1のデータ又はこの第1のデータよりもデ
ータ量が多い2チャンネルの第2のデータとして出力す
る手段と、入力信号を上記1チャンネルの第1のデータ
として記録再生する第1のモードと、上記2チャンネル
の第2のデータとして記録再生する第2のモードとを指
定する指定手段と、上記第1のモード又は第2のモード
を各々表わす識別信号を生成する手段と、互いに所定の
角度位置に配置され、上記第1のモードのときには上記
1チャンネルの第1のデータを上記第1のモードを表わ
す識別信号と共にいずれかの上記領域に記録し、再生す
るとともに、上記第2のモードのときには上記2チャン
ネルの第2のデータを上記第2のモードを表わす識別信
号と共に複数の領域に記録し、再生するための複数の回
転ヘッドと、上記指定手段にて指定されたモード及び再
生信号中の上記識別信号に応じて記録動作及び再生動作
を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、上記第
1のモードと第2のモードとで記録再生に使用する上記
回転ヘッドを選択するように構成することにより、記録
再生時の装置各部のタイミングの制御を極めて簡略化す
ることのできる回転ヘッド型記録再生装置を提供するこ
とができる。
第1図は従来のVTRのテープ走行系を示す図、 第2図は第1図に示すVTRによる磁気テープ上の記録軌
跡を示す図、 第3図は従来のテープレコーダのテープ走行系を示す
図、 第4図は第3図に示すテープレコーダによるテープ上の
記録軌跡を示す図、 第5図は第3図に示すテープレコーダの記録再生のタイ
ムチヤート、 第6図は本発明の一実施例となるテープレコーダのヘツ
ド構成を示す図、 第7図は第6図に示すテープレコーダの概略構成を示す
図、 第8図は第7図のタイミング信号発生回路の動作を説明
するためのタイミングチヤート、 第9図は第7図に示すD/A及びA/Dの動作を説明するため
のタイムチヤート、 第10図は第7図に示すシステムコントローラの動作を示
すフローチヤートである。 1は記録媒体としての磁気テープ、 CH1,CH2,CH3,CH4,CH5,CH6は夫々長手方向に延在する領
域、 Ha,Hbは第1の回転ヘツド対, Hc,Hdは第2の回転ヘツド対である。
跡を示す図、 第3図は従来のテープレコーダのテープ走行系を示す
図、 第4図は第3図に示すテープレコーダによるテープ上の
記録軌跡を示す図、 第5図は第3図に示すテープレコーダの記録再生のタイ
ムチヤート、 第6図は本発明の一実施例となるテープレコーダのヘツ
ド構成を示す図、 第7図は第6図に示すテープレコーダの概略構成を示す
図、 第8図は第7図のタイミング信号発生回路の動作を説明
するためのタイミングチヤート、 第9図は第7図に示すD/A及びA/Dの動作を説明するため
のタイムチヤート、 第10図は第7図に示すシステムコントローラの動作を示
すフローチヤートである。 1は記録媒体としての磁気テープ、 CH1,CH2,CH3,CH4,CH5,CH6は夫々長手方向に延在する領
域、 Ha,Hbは第1の回転ヘツド対, Hc,Hdは第2の回転ヘツド対である。
Claims (1)
- 【請求項1】テープ状記録媒体の長手方向に複数の領域
を形成し、その幅方向にトレースする回転ヘッドによっ
て各領域毎に情報信号の記録再生を行なう装置であっ
て、 入力信号を1チャンネルの第1のデータ又はこの第1の
データよりもデータ量が多い2チャンネルの第2のデー
タとして出力する手段と、 入力信号を上記1チャンネルの第1のデータとして記録
再生する第1のモードと、上記2チャンネルの第2のデ
ータとして記録再生する第2のモードとを指定する指定
手段と、 上記第1のモード又は第2のモードを各々表わす識別信
号を生成する手段と、 互いに所定の角度位置に配置され、上記第1のモードの
ときには上記1チャンネルの第1のデータを上記第1の
モードを表わす識別信号と共にいずれかの上記領域に記
録し、再生するとともに、上記第2のモードのときには
上記2チャンネルの第2のデータを上記第2のモードを
表わす識別信号と共に複数の領域に記憶し、再生するた
めの複数の回転ヘッドと、 上記指定手段にて指定されたモード及び再生信号中の上
記識別信号に応じて記録動作及び再生動作を制御する制
御手段とを備え、 上記制御手段は、上記第1のモードと第2のモードとで
記録再生に使用する上記回転ヘッドを選択することを特
徴とする回転ヘッド型記録再生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59276931A JPH0731766B2 (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 | 回転ヘッド型記録再生装置 |
US07/256,104 US4956724A (en) | 1984-12-26 | 1988-10-07 | Multi-channel recording and/or reproducing apparatus capable of simultaneously recording and/or reproducing of two channels |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59276931A JPH0731766B2 (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 | 回転ヘッド型記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61151804A JPS61151804A (ja) | 1986-07-10 |
JPH0731766B2 true JPH0731766B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=17576396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59276931A Expired - Lifetime JPH0731766B2 (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 | 回転ヘッド型記録再生装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4956724A (ja) |
JP (1) | JPH0731766B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0772924B2 (ja) * | 1985-06-13 | 1995-08-02 | ソニー株式会社 | 記録方法、記録再生方法、記録装置及び記録再生装置 |
JP2644504B2 (ja) * | 1987-10-05 | 1997-08-25 | キヤノン株式会社 | データ記録装置 |
CN111615044B (zh) * | 2019-02-25 | 2021-09-14 | 宏碁股份有限公司 | 声音信号的能量分布修正方法及其系统 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4303950A (en) * | 1978-07-20 | 1981-12-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Helical scan video tape recorder for recording video and audio signals on contiguous tracks |
US4234896A (en) * | 1978-11-13 | 1980-11-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | PCM Recording and reproducing system |
JPS5677912A (en) * | 1979-11-28 | 1981-06-26 | Sony Corp | Digital recorder for video signal |
US4489354A (en) * | 1980-11-24 | 1984-12-18 | Eastman Kodak Company | Information recording system with recording process monitoring function |
JPS58222402A (ja) * | 1982-02-02 | 1983-12-24 | Sony Corp | 情報信号の記録装置 |
JPS58161104A (ja) * | 1982-03-19 | 1983-09-24 | Hitachi Ltd | 磁気録画再生装置 |
JPH07118159B2 (ja) * | 1982-12-06 | 1995-12-18 | ソニー株式会社 | Pcm信号記録方法 |
JPS60223079A (ja) * | 1984-04-18 | 1985-11-07 | Sony Corp | 情報信号の記録装置 |
-
1984
- 1984-12-26 JP JP59276931A patent/JPH0731766B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-10-07 US US07/256,104 patent/US4956724A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61151804A (ja) | 1986-07-10 |
US4956724A (en) | 1990-09-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |