JPS6348232B2 - - Google Patents

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JPS6348232B2
JPS6348232B2 JP60120031A JP12003185A JPS6348232B2 JP S6348232 B2 JPS6348232 B2 JP S6348232B2 JP 60120031 A JP60120031 A JP 60120031A JP 12003185 A JP12003185 A JP 12003185A JP S6348232 B2 JPS6348232 B2 JP S6348232B2
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signal
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tape
audio signal
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JP60120031A
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Hiroshi Taniguchi
Takehiko Yano
Chojuro Yamamitsu
Sadafumi Kitamura
Masamitsu Ootsu
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS611184A publication Critical patent/JPS611184A/ja
Publication of JPS6348232B2 publication Critical patent/JPS6348232B2/ja
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複数個の回転ヘツドにより映像信号
を不連続な記録軌跡として順次磁気記録媒体上に
記録する回転ヘツド型磁気記録画再生装置(以下
VTRと呼ぶ)に関するもので、磁気記録媒体の
移動連続が充分小さくなつても音声信号の記録再
生が可能にせんとするものである。
従来よりVTRにおいては、映像信号は回転ヘ
ツドにより磁気テープの長手方向に対して傾斜し
た記録軌跡として順次記録し、音声信号は固定ヘ
ツドにより磁気テープの端部に記録する構成がと
られている。
このようなVTRにおいて、磁気テープ,ヘツ
ドの改良,信号処理技術の進歩,機構精度の向上
及び制御技術の進歩によつて映像信号の記録密度
に著るしく向上した。
例えばVHS方式(4時間記録)のVTRを例に
取れば、放送用VTR(2インチテープ,4ヘツド
型)に対して約92倍,EIAJ統―I型VTRに対し
て約11倍という記録密度に達している。なお上記
VHS方式VTRにおいては、1/2インチ巾のテー
プを使用し、テープ走行速度は1.65cm/Sとなつ
ている。このように高密度記録化されたVTRに
おいても、テープ,ヘツドの特性向上が進んでお
り、今後さらに高密度記録化が進む方向にある。
仮に今より2倍記録密度を向上させることがで
きたとすると、1/2インチテープを使用した場合、
テープ速度は約0.8cm/Sという低速になつてし
まう。このように極めて、低速になつてくると音
声信号の記録は従来の固定ヘツド記録方式では次
のような理由により良い音質を得ることが極めて
困難になる。(a)低速になると記録波長が短かくな
り高周波記録再生が困難になり、十分な音声帯域
(10kHz以上)が取れなくなる(テープ速度1
cm/Sでは5kHz程度が現状技術の限界である。)。
(b)低速になるに従つて再生ヘツド出力が減少し
S/Nが劣化し、ハムの影響も受けやすくなる。
(c)低速になるに従つて信号記録レベルのダイナミ
ツクレンジが狭くなり歪が発生しやすくなる。
(d)機構精度に限界があり、ワウ・フラツターが
大きくなる。
以上のような種々の条件より、映像信号に対し
ては高密度化がさらに進む余地が十分あるのに対
して、音声信号記録の面で高密度化が妨げられる
要因が発生してきていることがわかる。
映像信号の記録密度を上げてもテープ速度をか
せぐ方法としては、テープ巾を1/4インチあるい
は1/8インチ等と狭くする方法が考えられるが、
テープ巾を例えば1/4インチと狭くすると、テー
プ長は1/2インチテープの場合の2倍の長さにな
り、(記録密度一定として)、テープカセツトの形
状は、厚さは若干薄くなるが(ケースの厚さ、リ
ールハブの厚さ、リールとケースの空間等は変ら
ないため厚さは半分にはならず2/3程度になる)
表面積が大きくなり、2時間記録を考えたカセツ
トでは1/2インチテープ使用時のカセツト形状に
対して非常に大きくなりバランスの悪いものにな
つてしまうという欠点がある。テープ巾を1/8イ
ンチとさらに狭くすればテープ速度はかせげる
が、表面積がさらに大きくなりカセツト形状は極
めてバランスの悪いものとなつてくる。このよう
な形状の問題とは別に、映像信号記録再生時の問
題として、テープ巾を狭くすると、テープの伸縮
によるスキユー歪(ヘツド切換位置の信号の時間
的不連続)が発生しやすくなること、ビデオトラ
ツクの傾き角度(テープ走行方向に対する)が小
さくなり、テープ走行時のウエービングの影響を
受けやすく互換再生がむつかしくなること、さら
に回転シリンダーとテープとの間のエヤーフイル
ム形状が不十分となつてテープ走行の安定度が悪
くなり、ジツター発生の原因となるなどの問題が
あり、テープ巾は広いほうが映像信号記録再生の
観点からは有利であることがよく知られている。
以上述べたようにVTRの記録密度をさらに向
上させ、カセツトの形状を好ましい形状に保とう
とする場合のネツクポイントは音声信号の記録再
生にあり、従来の固定ヘツド記録再生方式では解
決できないことがわかつた。
このような問題を解決する方法としては、例え
ばビデオデイスクで採用されているように、FM
変調した映像信号の帯域外の低周波側に音声信号
をFM変調して多重して再生する方法が考えられ
る。音声信号と周波数多重して記録すると、音声
信号のみ再記録(アフターレコーデイング以後ア
フレコと称す)することが不可能になる。ビデオ
デイスクのように再生専用の機器ではよいが、
VTRのように記録,再生のできる機器でアフレ
コができないことは致命的欠陥である。
本発明は以上のような問題点にかんがみ、高密
度化に適し、アフレコも可能な音声信号の記録方
式を提供するものである。以下具体例に従つて説
明しよう。
第1図は従来の回転2ヘツド方式ヘリカルスキ
ヤンVTRのテープ記録状態を説明するための図
である。磁気テープ1は回転ヘツドHA,HBの配
設された回転ヘツドシリンダ2のまわりにほぼ
180度(180度+2a)巻き付けられ、回転ヘツド
HA,HBによつてビデオ信号が順次テープに斜め
の不連続な記録軌跡3として記録される。そして
テープの上端には固定の音声用ヘツド4によつて
音声信号が記録される。またテープの下端にはコ
ントロールヘツド5によつて再生時の基準信号と
してのコントロール信号が記録される。このよう
な従来方式に対して、本発明では、第2図の具体
例で示すように、音声信号用の固定ヘツドを設け
ることなく音声信号を回転ヘツドで記録するもの
である。磁気テープ1は回転ヘツドシリンダー2
に従来方式よりθだけ多く巻き付け(即ち180゜+
2a+θだけ巻き付け)このθ部分に相当するテ
ープの上端6に音声信号を圧縮して記録せんとす
るものである。
次に上述のような記録方式を実現するための具
体的回路構成を第3図,第4図に従つて説明す
る。なお第5図は第3図,4図を補足するための
タイミング図である。
第3図において、端子7には記録すべきビデオ
信号が入力され、周波数変調器(FM変調器)8
でFM波変換される。このFM波はゲート回路9
及び10において、ゲートパルス発生器15のパ
ルスによつてゲートされる。このゲートパルス発
生器15は、回転ヘツドHA,HBの回転位相を検
出する検出器PGの出力信号を基準として種々の
タイミングパルスを発生するように構成されてい
る。即ち第5図に示すように入力ビデオ信号イの
垂直同期信号に対して、PGパルスロのタイミン
グは垂直同期信号から例えば7水平同期区間
(7Hと表わす)進んだ位置に発生するように構成
され、ゲート回路9及び10をゲートするための
パルスはそれぞれハ,ニのように、ゲート期間が
ロのパルスを基準として互いに前後にほぼ4H期
間オーバラツプするようなパルスが与えられる。
即ちゲート回路9,10の出力にはそれぞれヘ,
トのようにゲートされたFM波が得られ、それぞ
れ加算回路11,12に導かれる。
一方、端子16に入力された音声信号は時間圧
縮回路17によつて時間圧縮された信号となりそ
の出力がFM変調器19に導かれる。なお時間圧
縮回路17には、入力ビデオ信号から同期分離回
路18によつて分離された同期信号を導く。この
時間圧縮回路に関しては後に詳しく述べる。この
ようにして圧縮されたFM波に変換された音声信
号はゲート回路20及び21に導かれ、それぞれ
チ,リのゲートパルスによつてゲートされ、それ
ぞれヌ,ルのようにゲートされたFM波として加
算器11,12にそれぞれ導かれ前記FMされた
ビデオ信号へと音声FM信号ヌが、又ビデオ信号
トと音声信号ルが加算される。チ,ルのパルスは
例えば、ハ,ニのパルスの立下りで単安定マルチ
を駆動して作成される。
加算器11,12の出力は記録アンプ13,1
4、記録再生切換スイツチSW1,SW2、回転磁気
ヘツドHA,HBをそれぞれ介して磁性媒体上に第
2図に示したような形態で記録される。
上述のようにして記録された合成信号を再生す
る場合、磁気ヘツドHA,HBによつて再生された
信号はスイツチSW1,SW2をそれぞれ通り、前置
増巾器22,23にそれぞれ導かれる。前置増巾
器22,23の出力はそれぞれゲート回路24,
25及び29,30に導かれる。ゲート回路24
にはPGパルスロでフリツプフロツプ回路を駆動
して作成したホのパルスが導かれ再生FMビデオ
信号ヘがホのパルスのHi期間取り出される。ま
たゲート回路25にはホと逆極性のパルスが加え
られ、再生されたトのFMビデオ信号がHi期間ゲ
ートされる。そしてゲート回路24,25の出力
が加算器26で加算され連続した再生FMビデオ
信号が得られる。
また一方ゲート回路29,30にはそれぞれゲ
ートパルスとしてそれぞれチ,リのパルスが加え
られその出力にそれぞれヌ,ルのFM音声信号が
得られ、加算回路31で両出力を加え合わせて
FM復調回路32に導かれる。
前記加算回路26の出力であるFMビデオ信号
はFM復調器27に導かれて、その出力端子28
に再生ビデオ信号が得られる。
一方FM復調器32によつて復調された圧縮音
声信号は時間軸伸長回路33に導かれ、同期信号
分離回路34の出力を基準として時間伸長され、
その出力端35に連続した再生音声信号が得られ
る。なお時間伸長回路33については後述する。
さて次に音声信号時間圧縮回路17について第
4図を参照して説明しよう。端子16に入力され
た音声信号は2系統のメモリー回路36,37に
導かれる。
一方、第4図の入力端子18′には同期分離回
路18の出力が導かれ、水平同期信号分離回路3
8および垂直同期信号分離回路39にそれぞれ導
かれる。水平同期信号分離回路38の出力を書込
みクロツク発生器40および読み出しクロツク発
生器45に導く。書き込みクロツク発生器40で
は、例えば水平同期信号周波数Hの2倍、即ち約
W=32kHzのクロツクが発生される。この2H
32kHzのクロツク信号によつて、クロツク周波数
のおよそ半分、即ち15kHz程度までの周波数成分
の音声信号を各メモリーに書き込むことができ
る。
一方、垂直同期信号分離回路39の出力をフリ
ツプフロツプ回路41に導き、30Hz(NTSC信号
の場合、PAL信号の場合は25Hz)のゲートパル
スQ,を得る。このゲートパルスQ,によつ
て、書込みクロツクのゲート回路43,44をそ
れぞれゲートし、書き込みクロツクをメモリー回
路36,37に1フイールド期間ごとに交互に与
えて、入力音声信号を交互に記憶せしめる。この
場合メモリーの記憶ビツト数は525ビツト
(NTSC)である。即ち入力音声信号第5図オの
A1,A2部分を例えばメモリー36にカのA1,A2
の部分として記憶せしめ、入力音声のB1,B2
分をメモリー37にワのB1,B2…部分として記
憶せしめる。このようにしてメモリーに記憶され
た信号は読出しクロツク発生器45のクロツクに
よつて読み出されるようにする。この読み出しク
ロツクパルスは例えば水平同期信号周波数Hの40
R=40Hに選ぶものとすれば、 RW=40H/2H=20 となり、τV=1/VVは垂直走査周波数)期間
に書き込まれた音声信号τV/20期間で読み出され
ることになる。即ち、メモリー36に記憶された
A1,A2…の情報は1/20の時間に圧縮されて第5
図カのA′1,A′2…として読み出され、メモリー3
7に記憶された情報B1,B2…は第5図ワのB′1
B′2…として1/20の期間に圧縮されて読み出され
る。そして加算回路48の出力には読み出された
圧縮音声信号がヨのような形で得られる。
さて、この読み出しクロツクパルス作成のタイ
ミングは例えば次のようにして構成することがで
きる。
即ち、39で分離された垂直同期信号の前縁を
基準として、読み出しクロツク525ケ分に相当す
るゲーパルスをゲートパルス発生器42で発生せ
しめ、ゲート回路46,47に1フイルドごとに
交互に読し出しクロツクをゲートせしめる。また
ゲート46と47のタイミングはフリツプ・フロ
ツプ41のタイミングと同期するように41の出
力でゲートパルス発生器42がコントロールされ
る。
なお、42の発生するパルス巾を読出しクロツ
ク525ケ分に合わせるためには読出しクロツクを
カウントすることが確実な方法であるが、記録の
場合そのパルス巾は必ずしも525に合わせる必要
はなくそれより若干広めのパルスであつてもさし
つかえない。このようにして圧縮された音声信号
ヨが端子49に得られ、この信号が第3図FM変
調回路19でFM波になりゲー回路20,21で
ゲートされる。この場合ゲートタイミングは前述
のようにチ,リの如くであり、圧縮信号ヨの存在
する基間より広くゲートされる。このようにする
ことによつてFM復調時FMキヤリヤーのスイツ
チ時に生ずるトランジエントの発生によるノイズ
が音声信号に妨害を与えることを防止することが
できる。
さて次に再生時の伸長回路33について述べ
る。再生側伸長回路を記録側圧縮回路と同様の構
成とすることができる。ただ異なるところは第4
図の記録時の書き込みクロツク発生器40を再生
時には読み出しクロツク発生器として用い、記録
時の読み出しクロツク発生器45を再生時に書き
込みクロツク発生器として用いることと、フリツ
プフロツプ41を垂直同期パルス(39の出力)
で駆動するのではなく波線で示したようにゲート
パルス発生器42より発生する書き込みパルス
(再生時の)の後縁でトリガーせしめるように構
成すればよい。なお、フリツプフロツプ41の極
性を決めるために、PGより発生するパルスフリ
ツプフロツプ41をリセツトする必要がある。こ
のようにすることによつて再生された圧縮信号第
5図ヨのB′0,A′1,B′1,A′2,B′2…は伸長され
てB″0,A″1,B″1,A″2,B″2…のようになり伸長
回路の出力端子には、ビデオ信号に対してほぼ1
フイールド分(約16msec)後れた連続した音声
信号が得られることになる。
ビデオ信号と音声信号の遅延時間差は一般に50
msec程度以下であれば検知されないから、この
場合の16msec程度のずれは全く問題にならない。
さて、上記説明ではメモリー素子としては
BBD,コンデンサメモリーあるいはCCDのよう
なアナログメモリー素子を想定して説明してきた
が、前記説明におけるメモリー素子の前にA/D
コンバーターを設ければメモリーとしてはデイジ
タルメモリーを用いることができることは明らか
である。この場合はまたメモリー出力にD/Aを
設けて圧縮したアナログ信号にもどすことによつ
て後の処理は全く同様となる。
さて次に圧縮したときの音声信号の周波数帯域
について考察する。
約15kHzの音声信号を上述のように20倍に時間
圧縮するとその周波数帯域は300kHzとなる。
300kHzの周波数帯域はビデオ信号帯域およそ
3MHzに対してまだ十分狭くFMする場合のキヤ
リヤーとしては数百kHzから数MHzの間に任意に
設定でき十分S/Nの良い記録再生ができる。こ
のことは音声の圧縮度を1/20に留まらずおよそ
100倍程度まで圧縮しても記録できることを示し
ており、また2つ以上の信号で異なるキヤリヤー
を周波数変調して、周波数分割記録することもで
きることを示している。
また、前述の具体例の場合、第2図において従
来よりよけいに巻きつける角度θは、およそ
180゜/209゜より若干大き目にすればよくテープ
走行性に及ぼす影響等は無視できるものである。
なお、圧縮された音声信号をFM変調して記録す
る方法について述べたが、FM変調の代りに位相
変調,振幅変調その他を用いても可能なことは明
らかである。
さて前述の具体例の説明では、圧縮されて記録
された音声信号を再生時に伸長回路で伸長する場
合、メモリーに書き込むときのスタート点を再生
垂直同期信号の前縁とする方法について述べた
が、再生垂直同期信号を用いないで再生時のメモ
リー書き込みタイミングを正確に決める方法とし
て、他の方法を第6図に従つて説明する。
第6図イはビデオ信号の垂直同期近辺の波形を
示すもので、Vは垂直同期信号を示している。第
6図のロ,ハは第5図のビデオ信号オによつて
FM変調された信号であり、再生ヘツド切換点b
に対して前後に約4Hずつオーバラツプしており、
それぞれ別の回転ヘツドでオーバラツプ記録され
る。
一方音声信号は前述のように圧縮されて、第6
図ニのaのようになり、このaの直前に例えばク
ロツク信号から作られたバースト信号Pを挿入
し、再生時にこのバースト信号Pの終了点から一
定の時間の後(0であつてもよい)にメモリーへ
の書き込みをスタートさせることができるように
する。ニの信号はFM変調されて、ニの信号より
前後に広い期間ゲートされて、ホのようなFM波
が得られる。ホのFM波をロのFM波に合わせて
ヘのような合成信号となし回転磁気ヘツドにより
音声FM信号が磁気テープの巻付角θの部分に記
録される。
次に第2図とは若干異る音声信号の記録パター
ンについて説明する。第7図において、音声信号
は圧縮されて第2図と同様に回転ヘツドによつて
テープの端部に記録されるが、第2図の場合と異
り、音声信号は一方の回転磁気ヘツドのみによつ
て記録され、他方の回転磁気ヘツドにては記録さ
れない。この場合は2フイールド分の音声信号を
例えば1/40に時間圧縮すればよく、圧縮された音
声周波数帯域は例えば600kHzになるが、前述の
ように十分回転磁気ヘツドによる記録再生帯域に
入れることができ、第3図,第4図の回路構成を
ほぼそのまま用いることができる。異るところは
メモリー容量を2倍にし、第4図フリツプフロツ
プ41を2段のフリツプフロツプとなし、第3図
のゲート回路21及び30を通る信号系路を省略
すればよい。第7図の場合にはトラツキングがず
れても隣りの音声信号を再生することがないため
クロストークのおそれをなくすることができる。
また第8図のように音声信号を4フイールド期
間分を圧縮して、同様にテープ端部に回転ヘツド
で4トラツクに1度ずつ記録する方式も考えられ
るが、この場合メモリー容量が大きくなる。
またオーデイオ信号の3フイールド期間分ずつ
圧縮して回転磁気ヘツドにて3トラツクに1度ず
つ記録する方式も考えられるが、2ヘツド方式の
場合記録ヘツドが交互に代り回路構成が複雑にな
る。但し、回転3ヘツドの場合は同一磁気ヘツド
にて記録再生できるため回路構成が簡単になり有
利となる。また上述の4トラツクに1度記録する
方式も回転4ヘツド方式の場合には有利といえ
る。
また再生時トラツキングずれを起した場合にも
クロストーク妨害を受けないようにする方法とし
てトラツクごとに音声信号FM回路のFMキヤリ
ヤー周波数を変化させ、互いにその帯域が重複し
ないようにする方式を採用することもできる。そ
のためには例えば、第3図19のFMキヤリヤー
をトラツクごとに切換えるように構成し、ゲート
29,30の後にそれぞれのFMキヤリヤーに応
じた帯域フイルターを設ければよい。
なお、隣接トラツクからのクロストーク妨害を
除去する方法として第7図のように1トラツクお
きに記録する方法が考えられるが、他の手段とし
ては、第9図に示したようにVHS方式VTRでも
採用されているアジマス記録を利用して隣接トラ
ツクからの再生信号を軽減する方法も有効であ
る。即ち、回転磁気ヘツドHA,HBのギヤツプの
側き角度を互いに逆方向に傾けることによつて、
隣接トラツク再生時にアジマス損失が大きくなる
ことを利用して隣接トラツクからのクロストーク
を軽減できるものである。
本発明では2ヘツドヘリカルスキヤン方式
VTRにおいて音声信号を圧縮して回転ヘツドで
記録する場合について述べたが、必ずしも2ヘツ
ド方式にかかわらず、複数ヘツドで連続信号を不
連続軌跡としてオーバーラツプ記録するような装
置に応用できる。従つて、テープ状記録媒体にか
かわらず、カード状の記録媒体に記録する装置に
おいても利用できる。
また、前記説明では、1つの記録トラツクにビ
デオ信号の1フイールド分を記録する場合につい
て説明したが、1つのトラツクに2フイールド記
録する場合においても応用しうる。
以上のように、本発明によれば、今後さらに
VTRにおいて高密度化が進んで、テープ速度が
遅くなつても無関係に音声信号を記録することが
でき次のような特徴を有する。
(1) 音声帯域の15kHzをテープ速度とを無関係に
確保することができる。
(2) ワウ、フラツターの影響をほとんど受けな
い。すなわち、VTRの回転ムラは極めて少く、
テープ走行のワウ、フラツターは、テープ速度
をvt、ヘツドの回転周速度をvHとすれば、ワ
ウ、フラツター成分はvt/vHになる。そして通
常vt/vHは1/100以下である。従つて回転ヘツ
ドによつて記録することによつて音声信号のワ
ウ、フラツターは無視できるくらい軽減され
る。
(3) 音声記録再生用の固定ヘツドは不要となり、
ビデオ記録用の回転ヘツドを共用できる。
(4) 回転磁気ヘツドでビデオ信号と音声信号を共
に記録再生する方式であるが、音声信号をアフ
ターレコーデイングすることが可能である。す
なわち、音声記録部分に相当するテープ端部を
固定の消去ヘツドで消去して再記録することも
できるし、、又、記録された音声信号の上に再
記録すれば、前に記録された信号が消去され、
新しい信号が残る。これは、音声信号を高周波
で変調して短波長記録しているために可能とな
る。
(5) さらに前に記録された音声信号の上に再記録
する場合には、音声再記録(アフターレコーデ
イング)時にモニターする映像信号のビデオヘ
ツド再生レベルに対して、再記録する音声信号
の記録レベルが大きいためロータリートランス
等で再記録音声信号が再生映像信号に混入しノ
イズになるが、第2図のように各トラツクの終
りに時間圧縮音声信号が記録されている場合に
は、映像信号に混入するノイズの場所が垂直ブ
ランキング期間前後になるためモニター画面上
ではノイズは目立ちにくくなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図イは従来のビデオテープレコーダーの概
要を示す側面図、ロは同平面図、第2図イは本発
明のビデオテープレコーダーの概要を示す側面
図、ロは同平面図、第3図は本発明を実現するた
めの具体例を説明するためのブロツク図、第4図
は第3図の時間圧縮(伸長)回路の具体例のブロ
ツク図、第5図は第3図の動作を説明するための
タイミング及び波形図、第6図は再生時のメモリ
ー回路への書き込みタイミングを決める他の具体
例を説明するための波形図、第7図〜第9図は、
本発明の他の実施例におけるテープ上への記録パ
ターンを示す図である。 7……ビデオ信号入力端子、8,19……FM
変調器、9,10,20,21,24,25,2
9,30……ゲート回路、16……音声信号入力
端子、17……時間圧縮回路、27,32……
FM復調器、33……時間伸長回路、HA,HB
…回転ヘツド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の回転磁気ヘツドによつてテレビジヨン
    信号を1フイールドを単位として順次不連続な記
    録軌跡として、前記テレビジヨン信号の垂直同期
    信号が各記録軌跡の始めの側に位置するように配
    置して磁性媒体上に記録するに際し前記磁性媒体
    を前記回転磁気ヘツド用のシリンダーの周囲に巻
    き付ける角度を、通常テレビジヨン信号を記録再
    生するに要する巻き付け角度よりも、ヘツドとテ
    ープの当接が終る側に余分に巻きつけ、該複数の
    磁気ヘツドのうちの一つのヘツドがテレビジヨン
    信号の垂直ブランキング期間を含んだ期間の信号
    を記録している期間に、該余分に巻き付けた部分
    に相当する磁性媒体上に他のヘツドによつてテレ
    ビジヨン信号の1フイールド期間を単位としてほ
    ぼ垂直ブランキング期間相当の期間に時間圧縮さ
    れた音声信号を該テレビジヨン信号の記録トラツ
    クの延長上に記録し、再生時前記回転磁気ヘツド
    でテレビジヨン信号を再生するとともに再生され
    た音声信号を時間伸長して連続した再生音声信号
    を得ることを特徴とする磁気記録再生方式。
JP60120031A 1985-06-03 1985-06-03 磁気記録再生方式 Granted JPS611184A (ja)

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JP60120031A JPS611184A (ja) 1985-06-03 1985-06-03 磁気記録再生方式

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JP60120031A JPS611184A (ja) 1985-06-03 1985-06-03 磁気記録再生方式

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51110215A (en) * 1975-03-24 1976-09-29 Sony Corp Eizoshingo oyobi onseishingonokirokuhoho
JPS532724A (en) * 1976-06-30 1978-01-11 Sato Hirohito Valve device

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