JPH079774Y2 - 紙製容器 - Google Patents
紙製容器Info
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- JPH079774Y2 JPH079774Y2 JP10115690U JP10115690U JPH079774Y2 JP H079774 Y2 JPH079774 Y2 JP H079774Y2 JP 10115690 U JP10115690 U JP 10115690U JP 10115690 U JP10115690 U JP 10115690U JP H079774 Y2 JPH079774 Y2 JP H079774Y2
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- fold
- paperboard
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器本体の内部空間を５つの収納空間に仕切
る仕切り具を備えた容器に関する。
る仕切り具を備えた容器に関する。
従来、第６図に示すように、容器本体（１）の内部に仕
切り具（２）を設け、容器本体（１）の内部中央に位置
する内収納空間（３）と、この内収納空間（３）の周囲
に位置する４つの外収納空間（４）…とに容器本体
（１）の内部空間を仕切った容器としては、容器本体
（１）と仕切り具（２）とのいずれもを樹脂で作成した
ものと、容器本体（１）を紙で作成し、仕切り具（２）
を樹脂で作成したものとがあった。
切り具（２）を設け、容器本体（１）の内部中央に位置
する内収納空間（３）と、この内収納空間（３）の周囲
に位置する４つの外収納空間（４）…とに容器本体
（１）の内部空間を仕切った容器としては、容器本体
（１）と仕切り具（２）とのいずれもを樹脂で作成した
ものと、容器本体（１）を紙で作成し、仕切り具（２）
を樹脂で作成したものとがあった。
従来、容器本体と仕切り具、もしくは、仕切り具が樹脂
製品であることから、収納対象物によっては品位が合わ
なくて使用しにくい場合があるのみならず、嵩高のため
に部品別の格納がしにくいとか、作成用の金型が必要な
ことに起因して製作費が高くなっていた。殊に、仕切り
具の変更によって収納空間の容積変更ができるように、
仕様が異なる複数種の仕切り具を作成する場合、その種
類数に等しい数の金型が必要になり、コスト高が一層大
になっていた。
製品であることから、収納対象物によっては品位が合わ
なくて使用しにくい場合があるのみならず、嵩高のため
に部品別の格納がしにくいとか、作成用の金型が必要な
ことに起因して製作費が高くなっていた。殊に、仕切り
具の変更によって収納空間の容積変更ができるように、
仕様が異なる複数種の仕切り具を作成する場合、その種
類数に等しい数の金型が必要になり、コスト高が一層大
になっていた。
本考案の目的は、前記内収納空間を含む５つの収納空間
を衛生的にかつ比較的強固に仕切って備える容器が使用
を有利にできる状態に、かつ、安価に得られるようにす
ることにある。
を衛生的にかつ比較的強固に仕切って備える容器が使用
を有利にできる状態に、かつ、安価に得られるようにす
ることにある。
本考案による紙製容器は、目的達成のために、 紙製の容器本体（１）、及び、この容器本体（１）の内
部空間を仕切る仕切り具（２）を備えさせ、 前記容器本体（１）の内部中央に位置する内収納空間
（３）と、この内収納空間（３）を囲繞する環状空間と
に前記内部空間を仕切る平面視環状の内仕切り板部（2
a）、及び、前記環状空間を前記内収納空間（３）の周
方向に４つの外収納空間（４）…に仕切ると共に前記内
仕切り板部（2a）から放射状に延出する４つの外仕切り
板部（2b）…を前記仕切り具（２）に備えさせ、 前記外仕切り板部（2b）…の前記内仕切り板部（2a）か
らの延出側端部に取付け部（８）を備えさせると共に、
前記外仕切り板部（2b）…夫々の前記取付け部（８）の
前記容器本体（１）の側板部（1b）に対する差し込みに
よって前記仕切り具（２）を前記容器本体（１）に係止
させ、 前記仕切り具（２）を形成するに、 仕切り具形成用の板紙の中央部に位置するスリット
（Ｓ）、このスリット（Ｓ）の一端（P1）に連なると共
に前記スリット（Ｓ）に沿う方向の第１折れ目（L1）、
前記スリット（Ｓ）の他端（P2）に連なると共に前記ス
リット（Ｓ）に沿う方向の第２折れ目（L2）、前記スリ
ット（Ｓ）の前記一端（P1）に連なると共に前記スリッ
ト（Ｓ）と直交する方向の第３折れ目（L3）、前記スリ
ット（Ｓ）の前記他端（P2）に連なると共に前記スリッ
ト（Ｓ）と直交する方向の第４折れ目（L4）、前記スリ
ット（Ｓ）の中間箇所（P3）に連なると共に前記スリッ
ト（Ｓ）と直交する方向の第５折れ目（L5）、前記スリ
ット（Ｓ）の前記一端（P1）と前記中間箇所（P3）との
間の箇所（P4）に連なると共に前記スリット（Ｓ）と直
交する方向の第６折れ目（L6）、前記スリット（Ｓ）の
前記他端（P2）と前記中間箇所（P3）との間の箇所
（P5）に連なると共に前記スリット（Ｓ）と直交する方
向の第７折れ目（L7）を前記板紙に備えさせ、 前記板紙の前記第３折れ目（L3）より一端側に位置する
第１板紙部分（11）、前記板紙の前記第４折れ目（L4）
より他端側に位置する第２板紙部分（12）、及び、前記
板紙の前記第６折れ目（L6）と前記第７折れ目（L7）の
間に位置すると共に前記スリット（Ｓ）によって分割さ
れる一対の第３板紙部分（13a），（13b）が４つの前記
外仕切り板部（2b）…を各別に形成し、かつ、前記板紙
の前記第３折れ目（L3）と前記第６折れ目（L6）の間に
位置すると共に前記スリット（Ｓ）によって分割される
一対の第４板紙部分（14a），（14b）、及び、前記板紙
の第４折れ目（L4）と前記第７折れ目（L7）の間に位置
すると共に前記スリット（Ｓ）によって分割される一対
の第５板紙部分（15a），（15b）が前記内仕切り板部
（2a）を形成する状態に前記板紙を前記第１ないし第７
折れ目（L1ないしL7）にて折り曲げ成形してある。その
作用及び効果は次のとおりである。
部空間を仕切る仕切り具（２）を備えさせ、 前記容器本体（１）の内部中央に位置する内収納空間
（３）と、この内収納空間（３）を囲繞する環状空間と
に前記内部空間を仕切る平面視環状の内仕切り板部（2
a）、及び、前記環状空間を前記内収納空間（３）の周
方向に４つの外収納空間（４）…に仕切ると共に前記内
仕切り板部（2a）から放射状に延出する４つの外仕切り
板部（2b）…を前記仕切り具（２）に備えさせ、 前記外仕切り板部（2b）…の前記内仕切り板部（2a）か
らの延出側端部に取付け部（８）を備えさせると共に、
前記外仕切り板部（2b）…夫々の前記取付け部（８）の
前記容器本体（１）の側板部（1b）に対する差し込みに
よって前記仕切り具（２）を前記容器本体（１）に係止
させ、 前記仕切り具（２）を形成するに、 仕切り具形成用の板紙の中央部に位置するスリット
（Ｓ）、このスリット（Ｓ）の一端（P1）に連なると共
に前記スリット（Ｓ）に沿う方向の第１折れ目（L1）、
前記スリット（Ｓ）の他端（P2）に連なると共に前記ス
リット（Ｓ）に沿う方向の第２折れ目（L2）、前記スリ
ット（Ｓ）の前記一端（P1）に連なると共に前記スリッ
ト（Ｓ）と直交する方向の第３折れ目（L3）、前記スリ
ット（Ｓ）の前記他端（P2）に連なると共に前記スリッ
ト（Ｓ）と直交する方向の第４折れ目（L4）、前記スリ
ット（Ｓ）の中間箇所（P3）に連なると共に前記スリッ
ト（Ｓ）と直交する方向の第５折れ目（L5）、前記スリ
ット（Ｓ）の前記一端（P1）と前記中間箇所（P3）との
間の箇所（P4）に連なると共に前記スリット（Ｓ）と直
交する方向の第６折れ目（L6）、前記スリット（Ｓ）の
前記他端（P2）と前記中間箇所（P3）との間の箇所
（P5）に連なると共に前記スリット（Ｓ）と直交する方
向の第７折れ目（L7）を前記板紙に備えさせ、 前記板紙の前記第３折れ目（L3）より一端側に位置する
第１板紙部分（11）、前記板紙の前記第４折れ目（L4）
より他端側に位置する第２板紙部分（12）、及び、前記
板紙の前記第６折れ目（L6）と前記第７折れ目（L7）の
間に位置すると共に前記スリット（Ｓ）によって分割さ
れる一対の第３板紙部分（13a），（13b）が４つの前記
外仕切り板部（2b）…を各別に形成し、かつ、前記板紙
の前記第３折れ目（L3）と前記第６折れ目（L6）の間に
位置すると共に前記スリット（Ｓ）によって分割される
一対の第４板紙部分（14a），（14b）、及び、前記板紙
の第４折れ目（L4）と前記第７折れ目（L7）の間に位置
すると共に前記スリット（Ｓ）によって分割される一対
の第５板紙部分（15a），（15b）が前記内仕切り板部
（2a）を形成する状態に前記板紙を前記第１ないし第７
折れ目（L1ないしL7）にて折り曲げ成形してある。その
作用及び効果は次のとおりである。
〔作用〕 スリット（Ｓ）、及び、第１ないし第７折れ目（L1）…
（L7）のために、１枚の板紙が折り曲げ成形するだけで
前記仕切り具（２）になり、内収納空間（３）とこれの
周囲に位置する４つの外収納空間（４）とに容器本体
（１）の内部空間を仕切る。しかも、外仕切り板部（2
b）…夫々の取付け部（８）での側板部（1b）への差し
込みが仕切り具（２）を容器本体（１）に対して動きに
くいように係止し、第１及び第２板紙部分（11），（1
2）が第１折れ目（L1）または第２折れ目（L2）での折
れ曲がりに起因し、第１板紙部分（11）または第２板紙
部分（12）に連続して内仕切り板部（2a）を形成する一
対の第３板紙部分（13a），（13b）または第４板紙部分
（14a），（14b）を収納物との接当等にかかわらず離間
変形しにくいように、かつ、樹脂製仕切り具に比較的近
い状態で強固に支持する。したがって、容器本体（１）
及び仕切り具（２）のいずれをも板紙で作成しても、さ
らには、前記板紙を前記第１及び第２折れ目（L1），
（L2）を分割線とし、この分割線とスリット（Ｓ）とで
２分割した場合に得られものと同一の２枚の板紙を折り
曲げ成形すると共に外仕切り板部（2b）を形成するべく
重なる部分を、内仕切り板部（2a）の離間防止をするよ
うに接着して仕切り具（２）を形成したり、仕切り具
（２）を接着によって動きにくいように容器本体（１）
に固定する場合のように接着剤を使用しなくても、比較
的優れた仕切り強度を備えるようにできる。
（L7）のために、１枚の板紙が折り曲げ成形するだけで
前記仕切り具（２）になり、内収納空間（３）とこれの
周囲に位置する４つの外収納空間（４）とに容器本体
（１）の内部空間を仕切る。しかも、外仕切り板部（2
b）…夫々の取付け部（８）での側板部（1b）への差し
込みが仕切り具（２）を容器本体（１）に対して動きに
くいように係止し、第１及び第２板紙部分（11），（1
2）が第１折れ目（L1）または第２折れ目（L2）での折
れ曲がりに起因し、第１板紙部分（11）または第２板紙
部分（12）に連続して内仕切り板部（2a）を形成する一
対の第３板紙部分（13a），（13b）または第４板紙部分
（14a），（14b）を収納物との接当等にかかわらず離間
変形しにくいように、かつ、樹脂製仕切り具に比較的近
い状態で強固に支持する。したがって、容器本体（１）
及び仕切り具（２）のいずれをも板紙で作成しても、さ
らには、前記板紙を前記第１及び第２折れ目（L1），
（L2）を分割線とし、この分割線とスリット（Ｓ）とで
２分割した場合に得られものと同一の２枚の板紙を折り
曲げ成形すると共に外仕切り板部（2b）を形成するべく
重なる部分を、内仕切り板部（2a）の離間防止をするよ
うに接着して仕切り具（２）を形成したり、仕切り具
（２）を接着によって動きにくいように容器本体（１）
に固定する場合のように接着剤を使用しなくても、比較
的優れた仕切り強度を備えるようにできる。
容器本体及び仕切り具のいずれもを紙製とすると共に、
仕切り具の形成や取付けに接着剤を使用せず、食品を衛
生的に収納したり、品位の高い商品の収納にも利用でき
る等、有利に使用できるようになり、かつ、板紙を折り
曲げ成形するだけで安価に作成できるようになった。
仕切り具の形成や取付けに接着剤を使用せず、食品を衛
生的に収納したり、品位の高い商品の収納にも利用でき
る等、有利に使用できるようになり、かつ、板紙を折り
曲げ成形するだけで安価に作成できるようになった。
収納空間の容積を相違させるように仕様が異なる仕切り
具を作成することも比較的容易にでき、仕様が異なる仕
切り具の選択使用によって収納空間の容積調節を可能に
する場合にも、安価にできるようになった。
具を作成することも比較的容易にでき、仕様が異なる仕
切り具の選択使用によって収納空間の容積調節を可能に
する場合にも、安価にできるようになった。
仕切り具を使用するまでは、折り曲げ前の板紙状態で収
納スペースを大きく要しないで有利で格納することが可
能になった。
納スペースを大きく要しないで有利で格納することが可
能になった。
次に実施例を示す。
第５図に示すように、紙製の容器本体（１）に内部空間
を仕切るように仕切り具（２）を備えさせて、容器本体
（１）の内部中央に位置する内収納空間（３）と、この
内収納空間（３）の周囲に位置する４つの外収納空間
（４）…とを有するように紙製容器を構成してある。こ
の紙製容器は樹脂製の容器ケース（５）に収納して菓子
用容器を形成するものである。
を仕切るように仕切り具（２）を備えさせて、容器本体
（１）の内部中央に位置する内収納空間（３）と、この
内収納空間（３）の周囲に位置する４つの外収納空間
（４）…とを有するように紙製容器を構成してある。こ
の紙製容器は樹脂製の容器ケース（５）に収納して菓子
用容器を形成するものである。
容器本体（１）は矩形の底板部（1a）と４つの側板部
（ｂ）…とから成るように、かつ、側板部（1b）…は内
側板（６）と外側板（７）との二重側板で成るように形
成してあり、そして、１枚の板紙の折り曲げ成形によっ
て作成してある。
（ｂ）…とから成るように、かつ、側板部（1b）…は内
側板（６）と外側板（７）との二重側板で成るように形
成してあり、そして、１枚の板紙の折り曲げ成形によっ
て作成してある。
第２図に示すように、仕切り具（２）には内仕切り板部
（2a）と４つの外仕切り板部（2b）…を備えさせると共
に、内仕切り板部（2a）は容器本体（１）の内部空間を
これの中央に位置する内収納空間（３）と、この内収納
空間（３）を囲繞する勘定空間とに仕切るように平面視
矩形環状に形成し、４つの外仕切り板部（2b）…は前記
環状空間を内収納空間（３）の周方向に４つの外収納空
間（４）…に仕切るように内仕切り板部（2a）から放射
状に延出させてある。そして、４つの外仕切り板部（2
b）…夫々の内仕切り板部（2a）からの延出端部に備え
させた第４図の如き形状の取付け部（８）を側板部（1
b）の内側板（６）に差し込み外仕切り板部（2b）…が
側板部（1b）に対して側板部（1b）の長手方向にずれ動
くこと、及び、外仕切り板部（2b）…が側板部（1b）か
ら容器本体（１）の内側に抜外れることを防止するよう
に外仕切り板部（2b）と側板部（1b）とを係合させて、
仕切り具（２）を容器本体（１）にずれ動きにくいよう
に係止させることにより、内収納空間（３）と４つの外
収納空間（４）…の計５つの収納空間を形成することを
可能にしてある。
（2a）と４つの外仕切り板部（2b）…を備えさせると共
に、内仕切り板部（2a）は容器本体（１）の内部空間を
これの中央に位置する内収納空間（３）と、この内収納
空間（３）を囲繞する勘定空間とに仕切るように平面視
矩形環状に形成し、４つの外仕切り板部（2b）…は前記
環状空間を内収納空間（３）の周方向に４つの外収納空
間（４）…に仕切るように内仕切り板部（2a）から放射
状に延出させてある。そして、４つの外仕切り板部（2
b）…夫々の内仕切り板部（2a）からの延出端部に備え
させた第４図の如き形状の取付け部（８）を側板部（1
b）の内側板（６）に差し込み外仕切り板部（2b）…が
側板部（1b）に対して側板部（1b）の長手方向にずれ動
くこと、及び、外仕切り板部（2b）…が側板部（1b）か
ら容器本体（１）の内側に抜外れることを防止するよう
に外仕切り板部（2b）と側板部（1b）とを係合させて、
仕切り具（２）を容器本体（１）にずれ動きにくいよう
に係止させることにより、内収納空間（３）と４つの外
収納空間（４）…の計５つの収納空間を形成することを
可能にしてある。
仕切り具（２）は第３図に示す如く板紙の長手方向に沿
うスリット（Ｓ）を板紙の横巾方向での中央部に備えさ
せた１枚の板紙を９本の折れ目（L1）ないし（L9）で板
紙の横巾方向や長手方向に第１図の如く折り曲げ成形す
ることによって作成してある。
うスリット（Ｓ）を板紙の横巾方向での中央部に備えさ
せた１枚の板紙を９本の折れ目（L1）ないし（L9）で板
紙の横巾方向や長手方向に第１図の如く折り曲げ成形す
ることによって作成してある。
すなわち、第１折れ目（L1）はスリット（Ｓ）の一端
（P1）に連なり、第２折れ目（L2）はスリット（Ｓ）の
他端（P2）に連なり、第８折れ目（L8）と第９折れ目
（L9）はスリット（Ｓ）の両横側に分散して位置するも
のであり、かつ、これらの折れ目（L1），（L2），
（L8），（L9）は板紙を横巾方向に折り曲げるようにス
リット（Ｓ）に沿う方向のものである。第３折れ目
（L3）はスリット（Ｓ）の一端（P1）に連なり、第４折
れ目（L4）はスリット（Ｓ）の他端（P2）に連なり、第
５折れ目（L5）はスリット（Ｓ）の板紙長手方向での中
間箇所（P3）に連なり、第６折れ目（L6）はスリット
（Ｓ）の一端（P1）と前記中間箇所（P3）との間の箇所
（P4）に連なり、第７折れ目（L7）はスリット（Ｓ）の
他端（P2）と前記中間箇所（P3）との間の箇所（P5）に
連なるものであり、かつ、これらの折れ目（P3）ないし
（P7）は板紙の長手方向に折り曲げるようにスリット
（Ｓ）に直交する方向のものである。スリット（Ｓ）は
仕切り具（２）の内仕切り板部（2a）が環状になるよう
に、板紙の第３折れ目（L3）と第４折れ目（L4）の間に
位置する紙部分における板紙横巾方向での両端側部分が
離間することを可能にするものである。
（P1）に連なり、第２折れ目（L2）はスリット（Ｓ）の
他端（P2）に連なり、第８折れ目（L8）と第９折れ目
（L9）はスリット（Ｓ）の両横側に分散して位置するも
のであり、かつ、これらの折れ目（L1），（L2），
（L8），（L9）は板紙を横巾方向に折り曲げるようにス
リット（Ｓ）に沿う方向のものである。第３折れ目
（L3）はスリット（Ｓ）の一端（P1）に連なり、第４折
れ目（L4）はスリット（Ｓ）の他端（P2）に連なり、第
５折れ目（L5）はスリット（Ｓ）の板紙長手方向での中
間箇所（P3）に連なり、第６折れ目（L6）はスリット
（Ｓ）の一端（P1）と前記中間箇所（P3）との間の箇所
（P4）に連なり、第７折れ目（L7）はスリット（Ｓ）の
他端（P2）と前記中間箇所（P3）との間の箇所（P5）に
連なるものであり、かつ、これらの折れ目（P3）ないし
（P7）は板紙の長手方向に折り曲げるようにスリット
（Ｓ）に直交する方向のものである。スリット（Ｓ）は
仕切り具（２）の内仕切り板部（2a）が環状になるよう
に、板紙の第３折れ目（L3）と第４折れ目（L4）の間に
位置する紙部分における板紙横巾方向での両端側部分が
離間することを可能にするものである。
そして、第１ないし第９折れ目（L1）ないし（L9）での
折り曲げをすると、第３折れ目（L3）より板紙の一端側
に位置する第１板紙部分（11）が４枚重ね状態で１つの
外仕切り板部（2b）を形成し、第４折れ目（L4）より板
紙の他端側に位置する第２板紙部分（12）が４枚重ね状
態で１つの外仕切り板部（2b）を形成し、第６折れ目
（L6）と第７折れ目（L7）の間に位置すると共にスリッ
ト（Ｓ）によって分割される一対の第３板紙部分（13
a），（13b）が４枚重ね状態で残りの２つの外仕切り板
部（2b），（2b）を各別に形成するのである。第３折れ
目（L3）と第６折れ目（L6）の間に位置すると共にスリ
ット（Ｓ）によって分割される一対の第４板紙部分（14
a），（14b）の夫々が２枚重ね状態で内仕切り板部（2
a）の1/4部分を形成し、第４折れ目（L4）と第７折れ目
（L7）の間に位置すると共にスリット（Ｓ）によって分
割される一対の第５板紙部分（15a），（15b）の夫々が
２枚重ね状態で内仕切り板部（2a）の1/4部分を形成す
るのである。すなわち、２つの第４板紙部分（14a），
（14b）と２つの第５板紙部分（15a），（15b）とで内
仕切り板部（2a）の全体を形成するのである。
折り曲げをすると、第３折れ目（L3）より板紙の一端側
に位置する第１板紙部分（11）が４枚重ね状態で１つの
外仕切り板部（2b）を形成し、第４折れ目（L4）より板
紙の他端側に位置する第２板紙部分（12）が４枚重ね状
態で１つの外仕切り板部（2b）を形成し、第６折れ目
（L6）と第７折れ目（L7）の間に位置すると共にスリッ
ト（Ｓ）によって分割される一対の第３板紙部分（13
a），（13b）が４枚重ね状態で残りの２つの外仕切り板
部（2b），（2b）を各別に形成するのである。第３折れ
目（L3）と第６折れ目（L6）の間に位置すると共にスリ
ット（Ｓ）によって分割される一対の第４板紙部分（14
a），（14b）の夫々が２枚重ね状態で内仕切り板部（2
a）の1/4部分を形成し、第４折れ目（L4）と第７折れ目
（L7）の間に位置すると共にスリット（Ｓ）によって分
割される一対の第５板紙部分（15a），（15b）の夫々が
２枚重ね状態で内仕切り板部（2a）の1/4部分を形成す
るのである。すなわち、２つの第４板紙部分（14a），
（14b）と２つの第５板紙部分（15a），（15b）とで内
仕切り板部（2a）の全体を形成するのである。
尚、第３図に示す切り込み（16）は前記取付け部（８）
を形成するためのものである。切り込み（17）は取付け
部（８）を形成すると共にスリット（Ｓ）の一部及び折
れ目（L5）の一部を形成するものである。切り込み（1
8）は取付け部（８）を形成すると共に折れ目（L5）の
一部を形成するものである。
を形成するためのものである。切り込み（17）は取付け
部（８）を形成すると共にスリット（Ｓ）の一部及び折
れ目（L5）の一部を形成するものである。切り込み（1
8）は取付け部（８）を形成すると共に折れ目（L5）の
一部を形成するものである。
仕切り具（２）を形成するに、第８及び第９折れ目
（L8），（L9）を備えさせると、外仕切り板部（2b）が
４枚重ねた状態で、内仕切り板部（2a）が２枚重ね状態
になるが、第８及び第９折れ目（L8），（L9）を省略
し、外仕切り板部（2b）が２枚重ね状態で、内仕切り板
部（2a）が１枚状態になるように形成して実施してもよ
い。
（L8），（L9）を備えさせると、外仕切り板部（2b）が
４枚重ねた状態で、内仕切り板部（2a）が２枚重ね状態
になるが、第８及び第９折れ目（L8），（L9）を省略
し、外仕切り板部（2b）が２枚重ね状態で、内仕切り板
部（2a）が１枚状態になるように形成して実施してもよ
い。
容器ケース（５）をも紙製として形成する容器にも、ま
た、容器ケースを省略して形成する容器にも本考案は適
用できる。
た、容器ケースを省略して形成する容器にも本考案は適
用できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構成に限定されるものではない。
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構成に限定されるものではない。
図面は本考案に係る紙製容器の実施例を示し、第１図は
仕切り具全体の斜視図、第２図は紙製容器の平面図、第
３図は仕切り具形成用紙の平面図、第４図は仕切り具取
付け部の断面図、第５図は容器全体の斜視図である。 第６図は従来容器の平面図である。 （１）……容器本体、（1b）……側板部、（２）……仕
切り具、（2a）……内仕切り板部、（2b）……外仕切り
板部、（３）……内収納空間、（４）……外収納空間、
（11）……第１板紙部分、（12）……第２板紙部分、
（13a），（13b）……第３板紙部分、（14a），（14b）
……第４板紙部分、（15a），（15b）……第５板紙部
分、（Ｓ）……スリット、（L1）ないし（L7）……折れ
目、（P1）……一端、（P2）……他端、（P3）……中間
箇所、（P4），（P5）……箇所。
仕切り具全体の斜視図、第２図は紙製容器の平面図、第
３図は仕切り具形成用紙の平面図、第４図は仕切り具取
付け部の断面図、第５図は容器全体の斜視図である。 第６図は従来容器の平面図である。 （１）……容器本体、（1b）……側板部、（２）……仕
切り具、（2a）……内仕切り板部、（2b）……外仕切り
板部、（３）……内収納空間、（４）……外収納空間、
（11）……第１板紙部分、（12）……第２板紙部分、
（13a），（13b）……第３板紙部分、（14a），（14b）
……第４板紙部分、（15a），（15b）……第５板紙部
分、（Ｓ）……スリット、（L1）ないし（L7）……折れ
目、（P1）……一端、（P2）……他端、（P3）……中間
箇所、（P4），（P5）……箇所。
Claims (1)
- 【請求項１】紙製の容器本体（１）、及び、この容器本
体（１）の内部空間を仕切る仕切り具（２）を備えさ
せ、 前記容器本体（１）の内部中央に位置する内収納空間
（３）と、この内収納空間（３）を囲繞する環状空間と
に前記内部空間を仕切る平面視環状の内仕切り板部（2
a）、及び、前記環状空間を前記内収納空間（３）の周
方向に４つの外収納空間（４）…に仕切ると共に前記内
仕切り板部（2a）から放射状に延出する４つの外仕切り
板部（2b）…を前記仕切り具（２）に備えさせ、 前記外仕切り板部（2b）…の前記内仕切り板部（2a）か
らの延出側端部に取付け部（８）を備えさせると共に、
前記外仕切り板部（2b）…夫々の前記取付け部（８）の
前記容器本体（１）の側板部（1b）に対する差し込みに
よって前記仕切り具（２）を前記容器本体（１）に係止
させ、 前記仕切り具（２）を形成するに、 仕切り具形成用の板紙の中央部に位置するスリット
（Ｓ）、このスリット（Ｓ）の一端（P1）に連なると共
に前記スリット（Ｓ）に沿う方向の第１折れ目（L1）、
前記スリット（Ｓ）の他端（P2）に連なると共に前記ス
リット（Ｓ）に沿う方向の第２折れ目（L2）、前記スリ
ット（Ｓ）の前記一端（P1）に連なると共に前記スリッ
ト（Ｓ）と直交する方向の第３折れ目（L3）、前記スリ
ット（Ｓ）の前記他端（P2）に連なると共に前記スリッ
ト（Ｓ）と直交する方向の第４折れ目（L4）、前記スリ
ット（Ｓ）の中間箇所（P3）に連なると共に前記スリッ
ト（Ｓ）と直交する方向の第５折れ目（L5）、前記スリ
ット（Ｓ）の前記一端（P1）と前記中間箇所（P3）との
間の箇所（P4）に連なると共に前記スリット（Ｓ）と直
交する方向の第６折れ目（L6）、前記スリット（Ｓ）の
前記他端（P2）と前記中間箇所（P3）との間の箇所
（P5）に連なると共に前記スリット（Ｓ）と直交する方
向の第７折れ目（L7）を前記板紙に備えさせ、 前記板紙の前記第３折れ目（L3）より一端側に位置する
第１板紙部分（11）、前記板紙の前記第４折れ目（L4）
より他端側に位置する第２板紙部分（12）、及び、前記
板紙の前記第６折れ目（L6）と前記第７折れ目（L7）の
間に位置すると共に前記スリット（Ｓ）によって分割さ
れる一対の第３板紙部分（13a），（13b）が４つの前記
外仕切り板部（2b）…を各別に形成し、かつ、前記板紙
の前記第３折れ目（L3）と前記第６折れ目（L6）の間に
位置すると共に前記スリット（Ｓ）によって分割される
一対の第４板紙部分（14a），（14b）、及び、前記板紙
の第４折れ目（L4）と前記第７折れ目（L7）の間に位置
すると共に前記スリット（Ｓ）によって分割される一対
の第５板紙部分（15a），（15b）が前記内仕切り板部
（2a）を形成する状態に前記板紙を前記第１ないし第７
折れ目（L1ないしL7）にて折り曲げ成形してある紙製容
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10115690U JPH079774Y2 (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 紙製容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10115690U JPH079774Y2 (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 紙製容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0460824U JPH0460824U (ja) | 1992-05-25 |
| JPH079774Y2 true JPH079774Y2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=31844372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10115690U Expired - Lifetime JPH079774Y2 (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 紙製容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH079774Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0748510Y2 (ja) * | 1993-04-21 | 1995-11-08 | 日本紙業株式会社 | 瓶類の搬送用紙器 |
| JP6668602B2 (ja) * | 2015-03-25 | 2020-03-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 折り曲げ組立仕切り部材の展開板と仕切り部材 |
-
1990
- 1990-09-26 JP JP10115690U patent/JPH079774Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0460824U (ja) | 1992-05-25 |
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