JPH079740B2 - テ−プカ−トリツジ - Google Patents

テ−プカ−トリツジ

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JPH079740B2
JPH079740B2 JP6706287A JP6706287A JPH079740B2 JP H079740 B2 JPH079740 B2 JP H079740B2 JP 6706287 A JP6706287 A JP 6706287A JP 6706287 A JP6706287 A JP 6706287A JP H079740 B2 JPH079740 B2 JP H079740B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,本体ケースの前面にテープローディング用
のポケットを有し,このポケットを開閉するスライダを
備えているテープカートリッジに関する。
〔従来の技術〕
例えば,ディジタルオーディオテープカートリッジ(い
わゆるDAT)において,テープローディング用ポケット
の下面を前後に摺動するスライダで開閉することが公知
である(特開昭61−278091号公報など)。かかる形態で
は,不使用時にテープリールが遊転するのをリールブレ
ーキ部材で阻止して,テープ弛みを防止している。
上記のように,リールブレーキ部材でテープリールの回
り止めを図っても,なおリールのがたつきやリールに巻
かれたテープ層間のすべり現象等によりテープがケース
前面に弛み出て,テープローディング不良を生じがちで
ある。本出願人はこうしたテープ弛みを防止するために
テープ押えでテープを押圧保持し,とくにポケット部に
おいてテープ弛みが生じるのを解消したテープカートリ
ッジを先に提案している(特開昭62−66486号)。
第7図はそのテープ押え43を示しており,テープ押え43
は軸44を中心にして水平に揺動自在であり,その腕45の
先端に設けた押圧ピン46とケース側に固定した受け部47
とでテープ4を挟み保持して,不使用時におけるテープ
弛みを防止する。テープ押え43は揺動基端の下面に装着
したばね48で常にテープ押圧姿勢に揺動付勢しておく。
そして,デッキ側の解除操作部材Qで腕45と一体の解除
片49を押圧操作することにより,テープ押え43がばね48
に抗してテープ4の引出し経路外に退避する構成となっ
ていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のようなテープ弛み防止構造を,ポケット下面を開
閉するスライダ付きのテープカートリッジに適用した場
合,前蓋およびスライダの開き解除操作部材とは別にテ
ープ押え専用の解除部材をデッキ側に別途設ける必要が
あり,デッキ側の解除機構が複雑化する。
また,デッキ側の解除操作部材Qがテープ4と接当する
ことを避けるために,解除片49をテープ4の下縁より下
方に突設しておく必要があり,こうした場合にポケット
7を開閉するスライダと解除片49とが当接干渉するおそ
れがある。これを避けるために解除片49の突出量を小さ
く設定すると,解除操作部材Qがテープ4に接触してテ
ープ表面を傷付けたり,解除片49との係合が外れてテー
プローディング時にテープ押えが作動してしまうおそれ
が生じる。いずれにしても,ポケット7内において解除
操作部材Qをテープローディング方向とは逆に移行させ
て,テープ押え43を変位操作することに無理がある。
更に,テープ押え43をテープ押圧姿勢に揺動付勢するた
めのばね48は,総じて組付作業性が悪く,組付の自動機
械化も困難であるところに問題があった。
以上のような理由で,スライダ付きのテープカートリッ
ジにおいては,テープ押え43を付設することが困難な現
状にあった。
本発明は,かかる観点からスライダ付きのテープカート
リッジにおいて,テープ押え部材を無理なく設置できる
ようにし,不使用時のテープ弛みを確実に防止すること
を目的とする。
本発明の他の目的は,テープ弛みを防止するについてテ
ープカートリッジおよびデッキ双方の構造の複雑化を避
けることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図において,本発明は大要,本体ケース1内にテー
プガイド6に接当してテープ弛みを防ぐテープ押え部材
35を有し,この押え部材35の姿勢切換えをスライダ9の
開閉大差を利用して行うものである。
具体的には,例えばテープ押え部材35の下面に解除片39
を突設し,これをスライダ9の上面に設けた操作用の凹
溝40内に臨ませ,テープ押え部材35がスライダ9の前後
動による開閉に連動してテープ押圧姿勢と退避姿勢とに
切換わるよう構成する。
なお,テープガイド6と言うも,テープ4の走行時にま
で必ずしもテープ4が該ガイド6に案内されることまで
は意味しない。図示例ではテープ4が走行時にテープガ
イド6から離れることを予想しているからである。いず
れにせよ,テープガイド6が固定ポストであるか,回転
自在のローラであるかも問うところではない。
〔作用〕
スライダ9が前方の閉じ位置にあるとき,つまりテープ
カートリッジが不使用状態にあるとき,第1図の実線で
示すように凹溝40の後端が解除片39に接当して,テープ
押え部材35をテープガイド6に押圧する姿勢に保持し,
以てテープ弛みを防止する。この状態からスライダ9を
後方に開き操作すると,その後退ストロークの終端寄り
において凹溝40の前端が解除片39に接当し,第1図の想
像線で示すようにテープ押え部材35が退避姿勢に切換わ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば,スライダ9を開閉操作するだけでテー
プ押え部材35を押圧姿勢と退避姿勢とに切換えることが
できるので,デッキ側にテープ押え部材35を開き操作す
るための専用の解除操作部材を別に設ける必要がなく,
デッキ側の解除機構を簡略化できる。従来必要であった
テープ押え部材を揺動付勢するばね部材も省略できるこ
とになり,これに付随してテープ押え部材35とこれの関
連部材の組付作業性を飛躍的に向上でき,かつこれらの
組付の機械化も図れる。
テープ押え部材35をスライダ9と連動させることによ
り,従来の問題点であった前記両部材9・35の相互干渉
も一掃でき,スライダ9付きテープカートリッジにテー
プ押え部材35を無理なく設置して,不使用時のテープ弛
みを確実に防止し,テープローディング不良の発生を解
消できるものとなった。
〔実施例〕
第1図ないし第6図は本発明に係るテープカートリッジ
の実施例を示す。
第2図において,1は上下ケース1a・1bを蓋合わせ状に結
合してなる本体ケースである。本体ケース1の内部左右
に一組のテープリール2・3を配設してある。本体ケー
ス1の前方左右にテープ引出口5・5を有し,この各引
出口5・5にテープガイド6・6を設けてある。本体ケ
ース1の前面にテープローディング用のポケット7を有
する。
かくして,テープ4はテープガイド6・6を介して一方
のリール2から繰り出されてポケット7の前面を横断し
た後,他方のリール3に巻き取られる。
不使用時にテープ4を保護するため,ポケット7の上下
の開口部がスライダ9でカバーされ,テープ4の外側が
前蓋10でカバーされる。
第3図において,図のスライダ9はそれぞれ互いに対向
する上下壁12・13と左右側壁14・15とで角枠状に形成し
てあり,本体ケース1の前部に段落ち状に形成した摺動
部16に外嵌する状態で装着される。そして,左右側壁14
・15の内面に摺動軸17・17を対向状に突設してあり,こ
れを上下ケース1a・1bの接合面間に設けたガイド溝18に
前後摺動可能に支持してある。捻りコイルばねからなる
ばね部材19の一端を一方の摺動軸17に作用させてあり,
このばね力でスライダ9が閉じ姿勢に揺動付勢されてい
る。このばね部材19は他端が第5図に示すごとく下ケー
ス1bの内面に設けた区画壁20に掛け止めてある。
前蓋10は本体ケース1の前面を左右間にわたってカバー
する板状に形成されており,その左右側端の上部に突設
した軸22をスライダ9の左右側壁14・15の上端寄りに設
けた軸孔に支持することにより,スライダに対して上下
に開閉回動自在に連結してある。前記摺動軸17と前蓋10
内面とに引張りコイルばねからなる蓋閉じばね24を掛け
止めてあり,これで前蓋10が常に閉じ姿勢に回動付勢さ
れている。
第4図および第5図において,前蓋10を閉じ姿勢にロッ
ク保持しておくためのロック部材26を有する。このロッ
ク部材26はスライダ9の右側壁15と本体ケース1の側壁
前部との間に配設してあり,前蓋10の内面に突設した係
合片10aに係合するロック腕27と,デッキ側の解除操作
部材Pで操作される解除腕28とを二又状に一体形成して
なり,前記右側壁15に突設した軸29に前後揺動可能に支
持した。ロック部材26は軸29に嵌装した捻りコイルばね
からなるロックばね30によって,常にロック姿勢に揺動
付勢されている。前蓋10が閉じ姿勢にある第4図の状態
において,解除腕28はスライダ9の下壁13に開口した解
除溝34内の途中部に臨んでおり,スライダ9が解除操作
部材Pで開き操作されるのに先行して,ロック解除操作
される。第4図の想像線はスライダ9および前蓋10が完
全に開き操作された状態を示す。
第5図および第6図において,不使用時におけるテープ
弛みを防ぐために,右方のテープ引出口5に近いケース
内奥部位にテープ押え部材35を有する。
このテープ押え部材35は内端側の軸36まわりに水平揺動
するアーム37と,このアーム37の先端に上向きに突設し
た押圧ピン38とを有し,アーム37の下面に姿勢切換え用
の受動ピン39を突設してなる。受動ピン39に対向するス
ライダ9の下壁13には前後に長い凹溝40を形成してあ
り,スライダ9が前後移動するときそのストローク終端
寄りにおいて凹溝40の前後端が受動ピン39に接当し,こ
れでアーム37の姿勢切換えを行う。
次に,その作動を説明する。
不使用状態において,スライダ9はその摺動軸17が本体
ケース1側のガイド溝18の前端に接当しており,この状
態で上下壁12・13がポケットの上下面を塞いでいる。前
蓋10はテープ4の外側を覆う姿勢でロック部材26により
開き操作不能にロック保持されている。一方,テープ押
え部材35はテープ4を介してテープガイド6に接当して
いる。
デッキにテープカートリッジを装填すると,デッキ側の
解除操作部材Pが第4図に示すごとく前方からスライダ
9の解除溝34内に入り込み,ロック部材26をロックばね
30に抗してケース後方側に揺動操作してロック解除を
し,この状態を維持したまま解除溝34の奥端に接当して
スライダ9をケース後方へ移動させる。スライダ9の後
退移動に伴って前蓋10も移動しようとするが,直ちにそ
の上部内面がテープ引出口5の上縁壁5aに接当するた
め,前蓋10は軸22を中心にして蓋閉じばね24に抗しなが
ら上開き回動して行き,第4図の想像線で示すように本
体ケース1の摺動部16の外壁面上に乗り上がって行く。
スライダ9が後退ストロークの終端寄りまで移動する
と,凹溝40の前端が受動ピン39に接当し,該ピン39を介
してアーム37がケース後方に揺動操作され,押圧ピン38
がテープ引出し経路から退避する(第1図および第5図
の想像線の状態)。そして,スライダ9が完全に開き操
作された状態では,前蓋10もテープ4の引き出し領域の
上方に退避した開き姿勢となる。
イジェクト動作によって解除操作部材Pは相対的にケー
ス前方に移動し,これに伴ってスライダ9がばね部材19
でケース前方に押し戻され,前蓋10もスライダ9に同行
して前方へ移動しながら蓋閉じばね24で下向きに復帰揺
動する。スライダ9が前進ストロークの終端寄りまで移
動すると,凹溝40の後端が受動ピン39に接当し,アーム
37を揺動操作して押圧ピン38をテープガイド6に再び外
接させ,テープ4を押圧保持する。スライダ9および前
蓋10が完全に閉じ姿勢に復帰したのち,ロック部材26が
前蓋10の係合片27と係合して元のロック姿勢に復帰す
る。
〔別実施態様例〕
図示例の全容は以上のようになっているが,本発明はこ
れに限られない。
例えば,スライダ9の下壁13に前後一組の突起を立設
し,これをアーム37の側縁に当接させて姿勢切換えを行
ってもよい。
テープ押え部材35は上ケース1a泡に支持されていてもよ
い。また,アーム37の中途部を弾性変形可能として,不
使用時に押圧ピン38がテープガイド6に弾性的に接当す
るようにしてもよい。
更に,図のスライダ9は角枠状としたが,本体ケース1
の底壁外面に沿う平板状とし,これの左右を本体ケース
1に対して抜け止め状に装着して前後摺動するものとし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明に係るテープカートリッジ
の実施例を示しており, 第1図は要部の斜視図, 第2図は内部の全体平面図, 第3図は分解斜視図, 第4図は第2図におけるA−A線断面図, 第5図は要部の平面図, 第6図は第5図におけるB−B線断面図である。 第7図は従来のテープ押えを示す要部の平面図である。 1……本体ケース, 4……テープ, 5……テープ引出口, 6……テープガイド, 7……ポケット, 9……スライダ, 35……テープ押え部材, 39……解除片, 40……凹溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース1に,これの前面に設けたテー
    プローディング用のポケット7を開閉するためのスライ
    ダ9が前後方向に摺動操作可能に装着されており, 前記ポケット7を横断する状態でテープ4を案内支持す
    るテープガイド6を有し, 本体ケース1内にテープ押え部材35がテープ4を介して
    テープガイド6に外接する姿勢とテープ4の引出し経路
    から退避する姿勢とに変位可能に装置してあり, テープ押え部材35が前記スライダ9の開閉動作に連動し
    て姿勢切換え可能に構成されていることを特徴とするテ
    ープカートリッジ。
JP6706287A 1987-03-20 1987-03-20 テ−プカ−トリツジ Expired - Fee Related JPH079740B2 (ja)

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