JPH0797084A - 重送防止装置 - Google Patents

重送防止装置

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JPH0797084A
JPH0797084A JP5245107A JP24510793A JPH0797084A JP H0797084 A JPH0797084 A JP H0797084A JP 5245107 A JP5245107 A JP 5245107A JP 24510793 A JP24510793 A JP 24510793A JP H0797084 A JPH0797084 A JP H0797084A
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JP
Japan
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roller
holding frame
fixed
sheet
sheets
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Pending
Application number
JP5245107A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Matsui
康祐 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦送出ローラが2枚のシートの重なりを送
り出すことがあっても振動音の発生することがない重送
防止装置の提供。 【構成】 積載シートから摩擦送出ローラによって送り
出されてきたシートを摩擦送出ローラ側の送り回転する
定位置ローラと反対側の重送防止のために戻し回転する
重送防止ローラとで挟圧して送る重送防止装置におい
て、重送防止ローラを定位置ローラに圧接させるための
重送防止ローラの保持枠と固定枠とのヒンジ結合部分に
前記保持枠と固定枠のヒンジ軸軸受部分を押し合わせる
付勢手段を設けた重送防止装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機や印刷機等にお
いてシートの1枚ずつの送り出しに用いられる重送防止
装置に関し、詳しくは、積載シートから摩擦送出ローラ
によって送り出されてきたシートを摩擦送出ローラ側の
送り回転する定位置ローラと反対側の重送防止のために
戻し回転する重送防止ローラとで挟圧して送る重送防止
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような重送防止装置として、積載
シートの押し上げ手段によって積載シートの先端部を摩
擦送出ローラに押し付け、それによって摩擦送出ローラ
がシートを定位置ローラと重送防止ローラの間に到達さ
せたら押し上げ手段による押し上げを解除して積載シー
トを摩擦送出ローラから離すようにし、重送防止ローラ
が直接または1枚のシートを介し定位置ローラと圧接し
て定位置ローラから強い回転トルクを受けるときは摩擦
制動手段をスリップさせて従動回転し、重送ローラが2
枚以上のシートの重なりを介し定位置ローラと圧接して
定位置ローラから弱い回転トルクを受けるときは先の従
動回転でチャージした摩擦制動手段と重送防止ローラの
保持枠との間の戻しばねの付勢力によって摩擦制動手段
と一体的に戻し回転するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような重送防止
装置においては、摩擦送出ローラによって2枚のシート
の重なりが定位置ローラと重送防止ローラの間に送られ
ることが発生した場合に、重送防止ローラ側のシートが
重送防止ローラの戻し回転で戻し力を受け、また定位置
ローラ側のシートの進行に引きずられて進行力を受ける
ことが主たる原因と考えられるが、振動音を発する現象
が生ずると言う問題がある。
【0004】本発明は、上述の問題を解決するためにな
されたものであり、摩擦送出ローラが2枚のシートの重
なりを送り出すことがあっても振動音の発生することが
ない重送防止装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、重送防止ロー
ラを定位置ローラに圧接されるために、重送防止ローラ
の保持枠を回転枠にヒンジ結合して保持枠に重送防止ロ
ーラが定位置ローラに圧接する方向の回動付勢を施すよ
うにしているが、その保持枠と固定枠のヒンジ結合に適
当な摩擦抵抗を与えるようにすると、摩擦送出ローラが
2枚のシートの重なりを送り出すことがあっても、振動
音の発生が防止されることを本発明者が見出してなされ
たものである。
【0006】本発明は、積載シートから摩擦送出ローラ
によって送り出されてきたシートを摩擦送出ローラ側の
送り回転する定位置ローラと反対側の重送防止のために
戻し回転する重送防止ローラとで挟圧して送る重送防止
装置において、重送防止ローラを定位置ローラに圧接さ
せるための重送防止ローラの保持枠と固定枠とのヒンジ
結合部分に前記保持枠と固定枠のヒンジ軸軸受部分を押
し合わせる付勢手段を設けたことを特徴とする重送防止
装置にあり、この構成によって前記目的を達成する。
【0007】
【作用】すなわち、本発明の重送防止装置においては、
重送防止ローラの保持枠と固定枠とのヒンジ結合部分に
保持枠と固定枠のヒンジ軸軸受部分を押し合わせる付勢
手段を設けたことによって、保持枠の固定枠に対する回
動に適当な摩擦抵抗が生ずるようになり、そのために摩
擦送出ローラが2枚のシートの重なりを送り出すことが
起こっても、振動音の発生することがなくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示例によって説明する。
【0009】図1は本発明の重送防止装置を用いた給紙
装置の例を示す概要側面図、図2は図1のA-A線に沿
った切断面図である。
【0010】図1において、1は積載シートの先端部受
けとシートの下ガイドとが一体の固定枠、2は定位置で
矢印方向に回転し、積載シートの上面に圧接してシート
を送り出す摩擦送出ローラ、3は固定枠1に回転自在に
支持された軸3aに固定され、固定枠1に設けられたス
トッパ4に受け止められる2点鎖線で示した不作動位置
から不図示の例えばカムを用いたような駆動手段により
積載シートの先端部上面を摩擦送出ローラ2に圧接させ
る実線位置まで回動変位させられる押し上げレバーであ
り、その先端部上面にはシートとの間の摩擦係数が適当
な弾性部材3bが設けられている。
【0011】5は摩擦送出ローラ2によって送り出され
たシートを引き取って送る定位置で矢印方向に回転する
定位置ローラ、6は詳細を図2に示した重送防止ロー
ラ、7は重送防止ローラ6を保持し、固定枠1にヒンジ
軸8によってヒンジ結合されて、重送防止ローラ6を定
位置ローラ5に圧接させるように固定枠1との間に掛け
られたばね9によって回動付勢されている保持枠、10は
ばね9を掛ける固定枠1のばね掛けピンである。
【0012】図2により固定枠1と保持枠7のヒンジ結
合構造および保持枠7に重送防止ローラ6が保持されて
いる構造を説明すると、図2においても図1と同一符号
は同一機能部材を示していて、11はヒンジ軸8の軸端部
に嵌着した止め輪で、それと固定枠1の軸受部分1aの
間のヒンジ軸8に嵌装した圧縮ばね12とワッシャ13の抜
け出しを阻止する。14は保持枠7の軸受部分7aの内側
面に当接してヒンジ軸8の左方への抜け出しを止めるよ
うにヒンジ軸8に嵌着した止め輪、15は固定枠1の軸受
部分1aと保持枠7の軸受部分7aの間のヒンジ軸8に
嵌装したワッシャで、省略することもできる。
【0013】上述のヒンジ結合においては、圧縮ばね12
と止め輪14に押されて固定枠1の軸受部分1aと保持枠
7の軸受部分7aが押し合うようになるから、保持枠7
のヒンジ軸8周りの回動変位に適当な摩擦抵抗が働い
て、それにより摩擦送出ローラ2が2枚のシートの重な
りを送り出した場合の振動音の発生現象が起こらないよ
うになる。
【0014】図2の重送防止ローラ6は、保持枠7にナ
ット16によって固定された固定軸17に軸受18,19とナッ
ト20によって回転自在に取付けられている。そして、重
送防止ローラ6の側面には、固定軸17に回転自在に嵌着
されて圧縮ばね21によって押される摩擦制動部材22が圧
接する。この摩擦制動部材22は、固定軸17に回転自在に
嵌着されて圧縮ばね21のばね座の役割も兼ねている戻し
回転部材23と、一体的に回転して軸方向には相対変位可
能なように係合している。戻し回転部材23と保持枠7の
間には、戻し回転部材23が重送防止ローラ6によって摩
擦制動部材22を介し回転させられたことでチャージされ
るトルクばね24が掛けられており、またトルクばね24の
チャージし過ぎを防止するための回転制限手段25も設け
られている。
【0015】上述の構成によって重送防止ローラ6は、
直接またはシート1枚を介して定位置ローラ5と圧接す
るときは、定位置ローラ5から強い回転トルクを受ける
ので、摩擦制動部材22を介して戻し回転部材23をシート
の送り方向に回転させてトルクばね24をチャージさせ、
そして戻し回転部材23が回転制限手段25によって係止さ
れた後は摩擦制動部材22との間でスリップしてシートの
送り方向回転を続ける。それによって1枚のシートは順
調に送られる。
【0016】摩擦送出ローラ2が2枚のシートの重なり
を送り出したときは、定位置ローラ5と重送防止ローラ
6の間に2枚のシートの重なりが介在するようになるか
ら、シート間のスリップによって重送防止ローラ6の定
位置ローラ5から受ける回転トルクが弱くなり、そのた
めに重送防止ローラ6は、先にチャージされたトルクば
ね24が戻し回転部材23に与える回転トルクによって、摩
擦制動部材22と一緒にシートを戻す方向に回転するよう
になる。それにより重送防止ローラ6側のシートは戻さ
れて、定位置ローラ5と重送防止ローラ6の間のシート
は1枚だけとなり、したがって重送は防止されて、重送
防止ローラ6等は再び送り方向に回転するようになる。
【0017】従来の重送防止装置においては、上述のよ
うに重送防止ローラ6が戻し方向に回転して定位置ロー
ラ5と重送防止ローラ6の間のシートが2枚から1枚に
なっても、それにより保持枠7が揺動して定位置ローラ
5と重送防止ローラ6の間隙が狭く変化することで、定
位置ローラ5側のシートに重送防止ローラ6側のシート
が引かれるという影響が強くなり、そのために重送防止
ローラ6側のシートの微小な前進,後退が繰り返されて
振動音が発生したものと考えられる。しかし、本発明の
重送防止装置においては、保持枠7の揺動に適当な摩擦
抵抗が働いて揺動が緩和されるため、重送防止ローラ6
側のシートに対する定位置ローラ5側のシートの影響が
小さくなって、振動音の発生することが無くなったもの
と解される。
【0018】本発明は、図示例に限らず、重送防止ロー
ラが戻し方向に回転する戻し回転部材から摩擦クラッチ
のようなトルクリミッタを介して回転を伝達されるもの
でも、常時緩速で戻し方向に積極回転するものでも適用
し得る。また、重送防止ローラの保持枠と固定枠のヒン
ジ結合部分に設ける保持枠と固定枠のヒンジ軸軸受部分
を押し合わせる付勢手段が、例えば保持枠の一方の軸受
部分と固定枠の一方の軸受部分との間に圧縮ばねを介在
させて、その圧縮ばねで押される保持枠の一方の軸受部
分と外側の固定枠の他方の軸受部分とを押し合わせる手
段や、保持枠と固定枠の押し合わない軸受部分の間に引
張りばねを掛けて、引張りばねを掛けた保持枠または固
定枠の軸受部分と引張りばねを掛けてない固定枠または
保持枠の軸受部分とを押し合わせる手段であってもよ
い。
【0019】
【発明の効果】本発明の重送防止装置においては、摩擦
送出ローラが2枚のシートの重なりを送り出すことが起
こっても、振動音の発生することがなくなると言う顕著
な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の重送防止装置を用いた給紙装置の例を
示す概要側面図である。
【図2】図1のA-A線に沿った切断面図である。
【符号の説明】
1 固定枠 1a,7a 軸受部分 2 摩擦送出ローラ 3 押し上げレバー 3a 軸 3b 弾性部材 4 ストッパ 5 定位置ローラ 6 重送防止ローラ 7 保持枠 8 ヒンジ軸 9 ばね 10 ばね掛けピン 11,14 止め輪 12,21 圧縮ばね 13,15 ワッシャ 16,20 ナット 17 固定軸 18,19 軸受 22 摩擦制動部材 23 戻し回転部材 24 トルクばね 25 回転制限手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載シートから摩擦送出ローラによって
    送り出されてきたシートを摩擦送出ローラ側の送り回転
    する定位置ローラと反対側の重送防止のために戻し回転
    する重送防止ローラとで挟圧して送る重送防止装置にお
    いて、重送防止ローラを定位置ローラに圧接させるため
    の重送防止ローラの保持枠と固定枠とのヒンジ結合部分
    に前記保持枠と固定枠のヒンジ軸軸受部分を押し合わせ
    る付勢手段を設けたことを特徴とする重送防止装置。
  2. 【請求項2】 前記付勢手段がヒンジ軸の軸端部に設け
    たばね座と、該ばね座と固定枠の前記軸受部分の間のヒ
    ンジ軸の外周に嵌装された圧縮ばねと、ヒンジ軸に設け
    た前記保持枠の前記軸受部分に当接する抜け止め部材と
    からなる請求項1の重送防止装置。
JP5245107A 1993-09-30 1993-09-30 重送防止装置 Pending JPH0797084A (ja)

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JP5245107A JPH0797084A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 重送防止装置

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JP5245107A JPH0797084A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 重送防止装置

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JPH0797084A true JPH0797084A (ja) 1995-04-11

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ID=17128727

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JP5245107A Pending JPH0797084A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 重送防止装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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