JPH0796933B2 - オーブンレンジ - Google Patents

オーブンレンジ

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JPH0796933B2
JPH0796933B2 JP63283173A JP28317388A JPH0796933B2 JP H0796933 B2 JPH0796933 B2 JP H0796933B2 JP 63283173 A JP63283173 A JP 63283173A JP 28317388 A JP28317388 A JP 28317388A JP H0796933 B2 JPH0796933 B2 JP H0796933B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オーブンレンジに関し、更に詳しくは、オー
ブン部及びドア部の内面によって形成されるオーブンレ
ンジの加熱室の使用に適した鋼板を有するオーブンレン
ジに関する。
〔従来技術〕
一般に、オーブンレンジは第2図に示すように、オーブ
ンレンジ本体2と、該オーブンレンジ本体2内部のオー
ブン部3を開閉するドア部1からなる。
上記オーブン部3及びドア部1の内面によって形成され
るオーブンレンジの加熱室には、琺瑯仕上した鋼板、あ
るいはボロシロキサン樹脂,シリコン樹脂,シロキサン
樹脂等を結合剤にした無機質顔料と、充填剤などからな
る耐熱性セラミック質塗料を鋼板上に塗布したものが使
用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記の前者のように琺瑯仕上した鋼板は、その
焼成温度が400〜700℃と高温で高価となり、且つ寸法精
度がでにくい,鋼板の厚みが薄くできないため重量が増
えオーブンレンジが重量化する。熱変形による撓み防止
のための補強リブやしぼりが必要なためデザイン性に劣
る。更には、琺瑯が欠け易い等歩留りが悪いといった種
々の問題点がある また、上記の後者のように耐熱性セラミック質塗料を鋼
板上に塗布したものは、鋼板としてステンレスしか使用
できず、他の例えばアルミニウムメッキ鋼板,亜鉛メッ
キ鋼板などのいわゆる低コスト鋼板を使用した場合、耐
腐食性,高温塗膜密着性,耐食品汚染性等が確保できな
い。このため、コスト高になるという問題点がある。
従って、本発明の主たる目的は、低コスト鋼板が使用で
き、且つ耐腐食性,高温塗膜密着性,耐食品汚染性,耐
食品こげつき性,耐熱性等オーブンレンジの加熱室での
使用に適した塗料が塗布された、低コストで、オーブン
レンジの特性的にも優れたオーブンレンジを提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明が採用する主たる手
段は、オーブン部及び該オーブン部を開閉するドア部が
鋼板よりなるオーブンレンジにおいて、上記オーブン部
及びドア部の内面を構成する鋼板の材質を加熱室の昇温
温度に応じてその部位毎に異ならせると共に、該鋼板
に、ポリチタノカルボシランを結合剤とした有機溶剤ワ
ニスと、耐熱性の金属酸化物あるいは複合酸化物からな
る耐熱顔料と、シリコンオイルとを主たる成分として含
有してなる塗料を塗布した点を要旨とするオーブンレン
ジである。
〔作用〕
本発明によれば、ポリチタノカルボシランを結合剤とし
た有機溶剤ワニスと、高温に耐えるFe,Co,Mn,Cr等の金
属酸化物あるいは複合酸化物からなる耐熱顔料と、シリ
コンオイルとを主たる成分として含有してなる塗料を、
加熱室の昇温温度に応じてその部位毎に最適な材質とし
て選択されるアルミニウムメッキ鋼板,亜鉛メッキ鋼板
などの低コスト鋼板に塗布したものをオーブンレンジの
オーブン部及びドア部の内面に使用する。
上記塗料は、塗膜を形成した後、300℃の温度まででは
耐食性,非粘着性を示し、400℃を超えると完全セラミ
ック化して緻密な硬い膜となって1000℃までの使用に耐
えうる耐食性のあるセラミック質に変質するため、オー
ブンレンジの加熱室での使用に適しており、又、上記塗
料は低コスト鋼板に塗布してオーブンレンジの加熱室に
使用することができるため低コスト化も図れる。
〔実施例〕
以下、本発明を具体化した実施例につき説明し、本発明
の理解に供する。ここで第1図は、本発明の一実施例に
係るオーブンレンジのオーブン部の概略構成図である。
尚、以下の実施例は、本発明を具体化した一例であっ
て、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。
この実施例では、塗料として、ポリチタノカルボシラン
(例えば宇部興産株式会社製のチラノコート)を結合剤
とした有機溶剤ワニス(20〜60部)中に、高温に耐える
Fe,Co,Mn,Cr等の金属酸化物又は複合酸化物の耐熱顔料
(20〜30部)と、シリコンオイル(0.5〜8%の範囲)
とを主たる成分として配合し、更に増粘剤あるいは有機
溶剤(20〜40部)を混合して比重が1.3〜1.8,不揮発分5
0〜70%に調合したものを用いた。上記塗料は、その耐
熱顔料の成分から黒色のものとなり、例えば、上記黒色
成分にFe-Zn系酸化物とFe-Co-Mn系酸化物との顔料を1:8
の割合で約30部配合するとブラウン色の塗料が得られ、
更に上記ブラウン色の塗料成分中にTi-Zr系酸化物の顔
料を配合すると白色系の塗料が得られる。
上述のような塗料を、あらかじめ脱脂,サビ落し,化成
処理,サンドブラスト等の塗装前処理を行った亜鉛メッ
キ鋼板,アルミニウムメッキ鋼板,13あるいは18Cr系の
低品位ステンレス鋼板上に、10〜100ミクロンの厚み
(ここでは1コート1ベーク仕上げで行った)でスプレ
ー塗装し、280〜300℃の温度で20分間焼付けを行って塗
膜を形成した。
そして、第1図における、左右の側壁4,4と底板5に
は、温度が250〜300℃になるため上記塗膜を形成した亜
鉛メッキ鋼板を,天板6には、ヒータが設けられており
最大温度が800℃にもなるため上記塗膜を形成した低品
位ステンレス鋼板を,背板7には、コンベクション温風
吹出しが設けられており最大温度が500℃になるため上
記塗膜を形成したアルミニウムメッキ鋼板を,オーブン
部3の前板8と該オーブン前板8と接触するドア部1の
接触面9(第2図)には、温度が300℃程度になるため
上記塗膜を形成した亜鉛メッキ鋼板あるいはアルミニウ
ムメッキ鋼板をそれぞれ用いてオーブンレンジを構成し
て使用した。
その結果、上記オーブン部3の前板8とドア部1の接触
面9は、従来の琺瑯仕上した鋼板あるいは耐熱性セラミ
ック質塗料をステンレス鋼板上に塗布したものに比べ
て、耐摩耗性,耐食品汚染性,非粘着性等に優れてお
り、且つ硬いことからドア部1の開閉による塗膜の剥離
が減少し、長期耐久性を確保することができた。また、
上記塗料は、耐腐食性,耐食品汚染性,耐熱性等に優れ
ているため被調理物から出る酸成分,アルカリ成分等に
より塗膜が軟化する、あるいは塗膜が剥離するというよ
うなこともなかった。
尚、上記オーブン部3の内面の鋼板で、パンチング加工
によりパンチング孔が形成されている部分がある場合に
は、該パンチング孔の突出するエッジ部の外部露出面
に、リン片状鉱物質を含有する塗料を150〜250ミクロン
の厚みで塗布することが望ましく、更に、オーブン内面
にセルフクリーニング機能が必要な場合は、上記実施例
塗料中に、MnO2,白金,パラジウム等の公知の触媒を混
合して塗膜を形成することも可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、オーブン部及び該オーブン部を開閉す
るドア部が鋼板よりなるオーブンレンジにおいて、上記
オーブン部及びドア部の内面を構成する鋼板の材質を加
熱室の昇温温度に応じてその部位毎に異ならせると共
に、該鋼板に、ポリチタノカルボシランを結合剤とした
有機溶剤ワニスと、耐熱性の金属酸化物あるいは複合酸
化物からなる耐熱顔料と、シリコンオイルとを主たる成
分として含有してなる塗料を塗布したことを特徴とする
オーブンレンジが提供され、これによりオーブン部及び
ドア部の鋼板として加熱室内の部位毎にその昇温温度に
適した低コスト鋼板が使用でき低コスト化が図れる。ま
た、上記塗料は耐腐食性,高温塗膜密着性,耐食品汚染
性等オーブンレンジの特性を全てみたす優れた塗料であ
る。特に耐食品汚染性ではシリコンオイルのブリード現
象を利用していることから成膜後の高温時食品汚染に対
してもシリコンオイルの撥水,撥油,離型性を良くして
いる。このブレード現象により、耐摩耗性,非粘着性も
向上する。更に上記塗料では、鋼板への塗装が従来の3
コートから1コートへと低減でき生産性の向上及び低コ
スト化が図れ,耐久性あるいは信頼性が向上する。その
上、上記塗料がセラミックと金属酸化物との混合塗膜を
形成するためマイクロ波の遮蔽効果を示す優れたオーブ
ンレンジが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係るオーブンレンジのオ
ーブン部の概略構成図,第2図は、本発明の背景となる
従来のオーブンレンジを示す概略斜視図である。 〔符号の説明〕 1……ドア部、2……オーブンレンジ本体、3……オー
ブン部、4……側壁、5……底板、6……天板、7……
背板、8……前板、9……接触面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーブン部及び該オーブン部を開閉するド
    ア部が鋼板よりなるオーブンレンジにおいて、 上記オーブン部及びドア部の内面を構成する鋼板の材質
    を加熱室の昇温温度に応じてその部位毎に異ならせると
    共に、該鋼板に、ポリチタノカルボシランを結合剤とし
    た有機溶剤ワニスと、耐熱性の金属酸化物あるいは複合
    酸化物からなる耐熱顔料と、シリコンオイルとを主たる
    成分として含有してなる塗料を塗布したことを特徴とす
    るオーブンレンジ。
JP63283173A 1988-11-09 1988-11-09 オーブンレンジ Expired - Fee Related JPH0796933B2 (ja)

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