JPH0796605B2 - 加硫性エラストマー組成物 - Google Patents

加硫性エラストマー組成物

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JPH0796605B2 JP20281886A JP20281886A JPH0796605B2 JP H0796605 B2 JPH0796605 B2 JP H0796605B2 JP 20281886 A JP20281886 A JP 20281886A JP 20281886 A JP20281886 A JP 20281886A JP H0796605 B2 JPH0796605 B2 JP H0796605B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエポキシ基含有エラストマー加硫性組成物に関
する。更に詳しくは、スコーチ安定性と貯蔵安定性にす
ぐれ、しかも圧縮永久ひずみ性が極めてすぐれるため、
実質的に後加硫を必要としないエポキシ基含有エラスト
マー加硫性組成物に関するものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点) エポキシ基を架橋点とするエポキシ基含有エラストマー
の加硫系としては、ポリアミン、ジアミンカーバメー
ト、有機カルボン酸アンモニウム、ジチオカルバミン酸
塩あるいはイミダゾール類などが一般的に広く用いられ
ている。しかしながら、これらの加硫系を加硫剤とした
場合、圧縮永久ひずみ性にすぐれる加硫系はスコーチ安
定性が劣り、一方、スコーチ安定性にすぐれる加硫系は
圧縮永久ひずみ性が劣るといった欠点を有している。更
にこれらの加硫系は実用上、長時間の後加硫が必要とさ
れている。
これらの欠点を解決し、後加硫を必要としない加硫方法
は種々提案されてきているものの、これらの問題点すべ
てを解決できる加硫方法は見い出されていない。
本発明者等はこれらの問題点を解決すべくエポキシ基を
架橋点としたエラストマーの加硫系について検討を重
ね、エポキシ基含有エラストマーに対し多価カルボン酸
と第4級アンモニウム塩または第4級ホスホニウム塩を
用いる加硫系を先に見い出した(特開昭61-26620号公
報)。しかし更に性能を向上すべく種々の加硫系につい
て鋭意検討を重ねた結果、エポキシ基含有エラストマー
に対し、2種類の特定の結合を有する低分子有機化合物
と(2)第4級アンモニウム塩及び/又は第4級ホスホ
ニウム塩を加硫系として用いることにより、先に見いだ
した加硫系を使用した場合よりもさらにスコーチ安定性
と貯蔵安定性にすぐれ、しかも圧縮永久ひずみ性が極め
て優れているため実質的に後加硫を必要としないことを
見い出し、本発明の完成に至ったものである。
(問題点解決の手段) したがって、本発明の目的は、エポキシ基含有エラスト
マーに、加硫剤として(1)分子中に (式中X及びYは共に酸素原子又は硫黄原子もしくは一
方が酸素原子で他方が硫黄原子であることを表わす。)
を2個以上有する複素環式化合物、芳香族化合物および
脂肪族化合物から選ばれる有機化合物、(2)第4級ア
ンモニウム塩及び/又は第4級ホスホニウム塩及び
(3)分子中に1個の (式中Zは酸素原子又は硫黄原子を表わす)を1個有す
る尿素化合物およびチオ尿素化合物から選ばれる尿素類
を配合して成る加硫性エラストマー組成物を使用するこ
とにより達せられる。
本発明において用いられるエポキシ基を含有するエラス
トマーは、(1)エポキシ化エラストマー及び、(2)
架橋点としてのエポキシ基含有単量体を通常0.1〜10重
量%、好ましくは0.5〜3重量%と共重合性末端ビニル
またはビニリデン基を有する少なくとも一種の単量体90
〜99.9重量%とを乳化重合、懸濁重合、溶液重合、塊状
重合などの公知の重合法により共重合させることにより
得られるエラストマーである。
架橋点として用いられるエポキシ基含有単量体の例とし
ては、グリシジルアクリレート、グリシジルメタアクリ
レート、ビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジル
エーテル、メタリルグリシジルエーテルなどが挙げられ
るが、特にこれらの中ではグリシジルアクリレート、グ
リシジルメタアクリレートが好ましい。
エポキシ基含有単量体と共重合可能な末端ビニルおよび
ビニリデン基を有する単量体の例としては、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、n−オクチルアクリレー
ト、メトキシメチルアクリレート、メトキシエチルアク
リレート、エトキシエチルアクリレートなどのアクリレ
ートおよびこれらに対応するメタクリレート;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなどのビニルエス
テル;メチルビニルケトン、エチルビニルケトンなどの
ビニルケトン;スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエンなどのビニル芳香族化合物;ブタジエン、イソ
プレンなどの共役ジエン;エチレン、プロピレン、1−
ブテンなどのα−モノオレフィン;β−ヒドロキシルエ
チルアクリレート、4−ヒドロキシルブチルアクリレー
トなどの水酸基を有するビニル単量体;アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、β−シアノエチルアクリレー
トなどのニトリル基を有するビニルおよびビニリデン単
量体などが含まれ、これらの単量体は1種または2種以
上組み合せて用いることができる。
エポキシ基を有するエラストマーの具体例としては、エ
ポキシ基含有アクリレート共重合体エラストマー、エポ
キシ基含有エチレン−酢酸ビニル共重合体エラストマ
ー、エポキシ基含有エチレン−アクリレート共重合体エ
ラストマー、エポキシ基含有エチレン−酢酸ビニル−ア
クリレート共重合体エラストマー、エポキシ基含有エチ
レン−プロピレン共重合体エラストマー、エポキシ基含
有アクリレート−アクリロニトリル共重合体エラストマ
ー、エポキシ基含有ブタジエン−アクリロニトリル共重
合体エラストマー、エポキシ基含有ブタジエン−スチレ
ン共重合体エラストマー、エポキシ基含有ブタジエン−
アクリロニトリル−アクリレート共重合体エラストマー
などが挙げられるが、エポキシ基含有単量体との共重合
によって、あるいはエポキシ化して得られるエポキシ基
を架橋点とするエラストマーであれば特に制限されな
い。
本発明で加硫剤として使用される分子中に (式中のX,Yは前記と同じ)を2個以上有する有機化合
物は該結合を有する複素環式化合物、芳香族化合物及び
脂肪族化合物から選ばれる有機化合物である。又、該結
合が2個以上とは該結合が独立して2個以上存在する場
合及び の如く該結合が単位として2個以上含まれる場合が含ま
れる。さらに、該結合は複素環化合物の置換基として環
外に存在しても良い。
複素環式化合物としてはパラバン酸、アロキサン、アロ
キサンチン、アロキサン−5−オキシム、バルビツル
酸、5−ヒドロキシバルビツル酸、5−ベンザルバルビ
ツル酸、5−アミノバルビツル酸、5−ヒドロキシイミ
ノバルビツル酸、5,5−ジエチルバルビツル酸、5−エ
チル−5−フェニルバルビツル酸(バルビタール)、5
−(1−メチルブチル)−5−(アリル)バルビツル
酸、5,5−ジアリルバルビツル酸、イソシアヌル酸、擬
尿酸など及びこれらの化合物の の酸素原子を硫黄原子で置換したもの、2,4−ジチオバ
ルビツル酸、2−チオバルビツル酸などが挙げられる。
芳香族化合物としてはピロメリト酸ジイミド、メリト酸
トリイミド、1,4,5,8−ナフタルジイミドなど及びこれ
らの対応のチオイミドが挙げられる。
脂肪族化合物としてはトリウレット、1−メチルトリウ
レット、1,1−ジエチルトリウレット、テトラウレット
など及びこれらの対応のチオウレットが挙げられる。
これらの化合物はエポキシ基含有エラストマーの重合反
応時もしくは重合終了時に添加混合することができ、あ
るいは通常ゴム工業界で用いる混練機により該エラスト
マーに補強剤などの他の配合剤と併わせて添加混合する
ことができる。
これらの化合物の使用量は該エラストマー100重量部当
り通常0.1〜10重量部であり、加硫速度、加硫物の機械
的特性、圧縮永久ひずみ性などの面から、それぞれ好ま
しい範囲として上記範囲から選択される。0.1重量部未
満では架橋密度が低く、実用的な加硫物とは成り得な
い。一方10重量部を超えて用いると加硫速度が著しく遅
くなり実用に供し得る加硫物は得られない。好ましくは
0.2〜5重量部である。
本発明で使用する第4級アンモニウム塩および第4級ホ
スホニウム塩は次の一般式で示される化合物である。
一般式中のR1〜R4はアルキル、アリール、アルキルアリ
ール、ポリオキシアルキレン基のような炭素数1〜25程
度の炭素原子を有する炭化水素基であるか、あるいはR1
〜R4の内の2つあるいは3つが窒素原子あるいはリン原
子と複素環構造を形成するものであってもよい。
Xは酸性の水素がハロゲンまたは酸素に結合している無
機または有機の酸から誘導される陰イオンであり、好ま
しいものとしてCl,Br,I,HSO4,H2PO4,R5COO,R5OSO3
R5SO,R5OPO3H(R5はR1〜R4と同じ前記の炭化水素基)
などの陰イオンが挙げられる。
具体的な第4級アンモニウム塩の例としては、テトラエ
チルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウ
ムクロライド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、
テトラブチルアンモニウムアイオダイド、n−ドデシル
トリメチルアンモニウムブロマイド、セチルジメチルベ
ンジルアンモニウムクロライド、メチルセチルベンジル
アンモニウムブロマイド、セチルジメチルエチルアンモ
ニウムブロマイド、オクタデシルトリメチルアンモニウ
ムブロマイド、セチルピリジウムクロライド、セチルピ
リジウムブロマイド、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)
ウンデセン−7−メチルアンモニウムメトサルフェー
ト、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7−
ベンジルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルア
ンモニウムアルキルフェノキシポリ(エチレンオキシ)
エチルホスフェート、セチルピリジウムアイオダイド、
セチルピリジウムサルフェート、テトラエチルアンモニ
ウムアセテート、トリメチルベンジルアンモニウムベン
ゾエート、トリメチルベンジルアンモニウムパラトルエ
ンスルホネート、トリメチルベンジルアンモニウムボレ
ートなどが挙げられる。
第4級ホスホニウム塩の例としては、トリフェニルベン
ジルホスホニウムクロライド、トリフェニルベンジルホ
スホニウムブロマイド、トリフェニルベンジルホスホニ
ウムアイオダイド、トリフェニルメトキシメチルホスホ
ニウムクロライド、トリエチルベンジルホスホニウムク
ロライド、トリシクロヘキシルベンジルホスホニウムク
ロライド、トリオクチルメチルホスホニウムジメチルホ
スフェート、テトラブチルホスホニウムブロマイド、ト
リオクチルメチルホスホニウムアセテートなどが挙げら
れる。
これらの第4級アンモニウム塩または第4級ホスホニウ
ム塩は1種または2種以上を併せて用いることができ、
エポキシ基含有エラストマー100重量部に対し通常0.1〜
10重量部の割合で用いられる。これらの化合物のエポキ
シ基含有エラストマーに対する使用割合は、加硫速度、
加工安定性、貯蔵安定性、加硫物の機械的特性、圧縮永
久ひずみ性などの面から上記範囲内でそれぞれ好ましい
範囲として選択されるものであり、0.1重量部未満では
加硫がほとんど進行せず、一方、10重量部を超えて用い
た場合は、加硫速度が極端に早くなり、加工安定性、貯
蔵安定性が損なわれる。好ましくは0.1〜5重量部であ
る。
本発明で上記2種の化合物と共に使用される有機化合物
は分子中に1個の (式中Zは酸素原子又は硫黄原子を表わす)を1個有す
る尿素化合物およびチオ尿素化合物から選ばれる尿素類
である。このような化合物としては、尿素、N−メチル
尿素、N−エチル尿素、N,N−ジメチル尿素、N,N−ジエ
チル尿素、N,N′−ジエチル尿素、N,N′−エチリデン尿
素、N−アセチル尿素、N−アセチル−N′−メチル尿
素、N,N′−ジメチロール尿素、テトラメチル尿素、カ
ルバミル尿素、カルバモイルカルバミド酸などの脂肪族
尿素類及びこれらの対応の脂肪族チオ尿素類、フェニル
尿素、ベンジル尿素、N−エチル−N′−フェニル尿
素、N,N′−ジフェニル尿素、N,N−ジフェニル尿素、N
−アセチル−N−フェニル尿素、N−ベンゾイル尿素、
テトラフェニル尿素、N,N−ジメチル−N′,N′−ジク
ロルフェニル尿素などの芳香族尿素類及びこれらの対応
の芳香族チオ尿素類、エチレン尿素、グリコリル尿素、
ジメチルパラバン酸、ベンゾイミダゾロン、5−メチル
ウラシルなどの複素環式尿素類及びこれらの対応の複素
環式チオ尿素類が挙げられる。
これらの(チオ)尿素類は1種または2種以上を併せて
用いることができ、エポキシ基含有エラストマーに対し
て通常0.1〜10重量部の割合で用いられる。尿素類のエ
ポキシ基含有エラストマーに対する使用割合は、スコー
チ安定性、加硫物の機械的特性、圧縮永久ひずみ性など
の面からそれぞれ好ましい範囲として選択されるもので
あり、0.1重量部未満では加硫速度調整の効果が十分で
なく、一方10重量部を超えて用いると、加硫速度が極端
に遅くなり実用上好ましくない。好ましくは0.1〜5重
量部である。
本発明の組成物はエポキシ基含有エラストマーに、これ
らの加硫系ならびに、通常ゴム工業界で用いられている
補強剤、充填剤、可塑剤、老化防止剤、安定剤、加工助
剤などをロール、バンバリーなどの通常の混練機によっ
て混合することによって調製される。該組成物は目的に
応じた形状に成形され、加硫工程を経て最終製品とされ
る。加硫は、通常120℃以上の温度好ましくは150℃〜22
0℃程度の温度で約1〜30分間行なわれる。
本発明の加硫性エラストマー組成物はスコーチ安定性と
貯蔵安定性にすぐれ、しかも短時間のプレス加硫による
場合であっても、極めてすぐれた圧縮永久ひずみ性が得
られるため、実質的に後加硫が不要となる。
従来よりエポキシ基含有エラストマーに対して用いられ
ている加硫系は比較的長時間の後加硫が必要とされてい
たが、本発明の加硫系を用いることにより後加硫工程が
省略できるため製造コストの低減と生産性の向上が可能
となる。
本発明によって得られるエポキシ基含有エラストマーの
加硫物は、圧縮永久ひずみ性の他、機械的特性、耐水性
などの諸特性がすぐれるため、これらの性能を利用して
各種シール材(ガスケット、パッキング、O−リング、
オイルシール)、各種ホース類、各種ベルト類の他、ロ
ールなどの用途に広く有効に利用することができる。
(実施例) 以下に実施例により本発明を具体的に説明する。なお、
%および部数は重量基準である。
実施例1 通常の重合法によって合成したエポキシ基含有アクリレ
ートエラストマー〔13C−NMR化学シフトから求めた組
成(%):エチルアクリレート48.6、ブチルアクリレー
ト30、メトキシエチルアクリレート20、グリシジルメタ
アクリレート1.4〕100部、ステアリン酸1部、MAFカー
ボンブラック(東海カーボン社製品シースト116)60
部、アミン系老化防止剤(ユニロイヤル社製品ナウガー
ド445)1部および第1表に示される各種配合剤の所定
量6インチロールで混練し配合物を調製した。
得られた各配合物について、JIS K-6300に従ってムーニ
ースコーチタイムを測定した。また各配合物を170℃で2
0分間プレス加硫を行なった。得られた各加硫物につい
てJIS K-6301に準じて加硫諸物性を測定した。なお、配
合物の貯蔵安定性を判定するため、室温で4週間放置し
た後のムーニースコーチタイムについても測定した。得
られた結果を第2表に示した。
これらの結果から、分子中に を2個以上有する化合物、第4級アンモニウム塩および
尿素類を使用する本発明の加硫系は尿素類を使用しない
比較例7の加硫系に比べスコーチ安定性にすぐれてい
る。更に本発明の加硫系は170℃,20分間という短時間の
プレス加硫に於いても極めてすぐれた圧縮永久ひずみ値
を示している。この結果から後加硫が省略できることも
わかる。
実施例2 実施例1のエポキシ基含有アクリレートエラストマー10
0部、ステアリン酸1部、MAFカーボンブラック60部、ア
ミン系老化防止剤(ユニロイヤル社製品ナウガード44
5)1部および第3表に示される加硫剤の所定量を、6
インチロールで混練し、配合物を調製した。
得られた各配合物についてムーニースコーチタイムを測
定した。また各配合物を170℃で20分間プレス加硫を行
なった。得られた各加硫物は実施例1と同様に諸物性を
測定した。得られた結果を第4表に示した。
これらの結果より、分子中に を1個有する尿素化合物を併用した本発明の加硫系は
(本発明例11〜16)該尿素化合物を使用しない加硫系
(比較例17〜22)と比較しすべての系においてスコーチ
安定性ならびに圧縮永久ひずみがすぐれていることがわ
かる。
実施例3 通常の高圧重合法によって合成したエポキシ基含有エチ
レン−アクリレート共重合体エラストマー〔13C−NMR
化学シフトから求めた組成(%):エチレン40、メチル
アクリレート58.2、グリシジルメタアクリレート1.8〕1
00部、ステアリン酸1部、MAFカーボンブラック45部、
アミン系老化防止剤(ユニロイヤル社製品ナウガード44
5)1部および第5表に示される加硫剤の所定量を6イ
ンチロールで混練し、配合物を調製した。得られた配合
物のムーニースコーチタイム測定した。また実施例1と
同様に各加硫物を作成し、諸物性を測定した。得られた
結果を第6表に示した。
実施例4 通常の乳化重合法によって合成したエポキシ基含有ブタ
ジエン−アクリロニトリル共重合体エラストマー〔13
−NMRで求めた組成(%):ブタジエン65.2、アクリロ
ニトリル33、グリシジルメタアクリレート1.8〕100部、
ステアリン酸1部、MAFカーボンブラック40部および第
7表に示される加硫剤の所定量を6インチロールで混練
し配合物を調製した。
得られた配合物は、160℃で20分間プレス加硫を行ないJ
IS K-6301に準じて加硫諸物性を測定した。得られた結
果を第8表に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ基含有エラストマーに、加硫剤と
    して (1) 分子中に (式中X及びYは共に酸素原子又は硫黄原子もしくは一
    方が酸素原子で他方が硫黄原子であることを表す)を2
    個以上有する複素環式化合物、芳香族化合物および脂肪
    族化合物から選ばれる有機化合物、 (2) 第4級アンモニウム塩及び/又は第4級ホスホ
    ニウム塩及び (3) 分子中に (式中Zは酸素原子又は硫黄原子を表す)を1個有する
    尿素化合物およびチオ尿素化合物から選ばれる尿素類 を配合してなる加硫性エラストマー組成物。
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