JPH05140273A - 加硫性エラストマー組成物 - Google Patents

加硫性エラストマー組成物

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JPH05140273A
JPH05140273A JP19902091A JP19902091A JPH05140273A JP H05140273 A JPH05140273 A JP H05140273A JP 19902091 A JP19902091 A JP 19902091A JP 19902091 A JP19902091 A JP 19902091A JP H05140273 A JPH05140273 A JP H05140273A
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Japan
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compd
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epoxy group
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JP19902091A
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Keisaku Yamamoto
圭作 山本
Masahiro Fukuyama
昌弘 福山
Mitsuhiko Sato
光彦 佐藤
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エチレン−アクリル酸メチル−グリシジルメ
タクリレート共重合体エラストマー100重量部、イソ
シアヌル酸0.8重量部、ドデシルピリジウムクロライ
ド1.0重量部及びジフェニル尿素2.3重量部からな
る加硫性エラストマー組成物 【効果】 スコーチ安定性、貯蔵安定性及び高温雰囲気
下での圧縮永久ひずみ性に優れる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエポキシ基含有エラスト
マー加硫性組成物に関する。更に詳しくは、スコーチ安
定性と貯蔵安定性に優れ、しかも高温雰囲気下での圧縮
永久ひずみ性が極めて優れるエポキシ基含有エラストマ
ー加硫性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エポキシ基を架橋点とするエポキシ基含
有エラストマーの加硫系としては、ポリアミン、ジアミ
ンカーバメート、有機カルボン酸アンモニウム、ジチオ
カルバミン酸塩又はイミダゾール類などが一般的に用い
られている。しかしながら、これらの加硫系を加硫剤と
した場合、圧縮永久ひずみ性に優れる加硫系はスコーチ
安定性が劣り、一方スコーチ安定性に優れる加硫系は圧
縮永久ひずみ性が劣るといった欠点を有している。更
に、これらの加硫系は、実用上長時間の後加硫が必要と
されている。また、エポキシ基含有エラストマーに対し
多価カルボン酸と第4級アンモニウム塩又は第4級ホス
ホニウム塩を用いる加硫系も知られている(特開昭61
−26620号公報)。しかしながら、近年、スコーチ
安定性、貯蔵安定性及び高温雰囲気下での圧縮永久ひず
み性に対する要求水準は一層高度なものとなり、よって
これらの高度な要求水準を満足するゴム組成物を実現す
ることが、強く望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状に鑑み、本
発明が解決しようとする課題は、スコーチ安定性、貯蔵
安定性及び高温雰囲気下での圧縮永久ひずみ性に高度に
優れる加硫性エラストマー組成物を提供することに存す
る。本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討し
た結果、本発明に到達したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記(A)成分〜(C)成分からなる加硫性エラストマー
組成物に係るものである。 (A)成分:エポキシ基含有エラストマー (B)成分:下記化学式(1)(式中、X及びYは、そ
れぞれ独立に、酸素原子又は硫黄原子を示す)で表わさ
れる結合を2個以上有する有機化合物 (C)成分:下記化学式(2)(式中、nは自然数を示
す。)で表わされる化合物及び/又は下記化学式(3)
(式中、Rは炭素数が2以上のノルマルアルキル基を示
す。)で表わされる化合物
【0005】
【0006】以下、詳細に説明する。本発明の(A)成
分であるエポキシ基含有エラストマーとは、エポキシ化
エラストマー、又は架橋点としてのエポキシ基含有単量
体を通常0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜3重
量%と共重合性末端ビニル若しくはビニリデン基を有す
る少なくとも一種の単量体90〜99.9重量%とを乳
化重合、懸濁重合、溶液重合、塊状重合などの公知の重
合法により共重合させることにより得られるエラストマ
ーである。
【0007】架橋点として用いられるエポキシ基含有単
量体の例としては、グリシジルアクリレート、グリシジ
ルメタアクリレート、ビニルグリシジルエーテル、アリ
ルグリシジルエーテル、メタリルグリシジルエーテルな
どがあげられるが、特にこれらの中ではグリシジルアク
リレート、グリシジルメタアクリレート及びアリルグリ
シジルエーテルが好ましい。エポキシ基含有単量体と共
重合可能な末端ビニル及びビニリデン基を有する単量体
の例としては、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、
n−オクチルアクリレート、メトキシメチルアクリレー
ト、メトキシエチルアクリレート、エトキシエチルアク
リレートなどのアクリレート及びこれらに対するメタク
リレート;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酢酸ビニ
ルなどのビニルエステル;メチルビニルケトン、エチル
ビニルケトンなどのビニルケトン;スチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエンなどのビニル芳香族化合
物;ブタジエン、イソプレンなどの共役ジエン;エチレ
ン、プロピレン、1−ブテンなどのα−モノオレフィ
ン;β−ヒドロキシエチルアクリレート、4−ヒドロキ
シルブチルアクリレートなどの水酸基を有するビニル単
量体;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、β−シ
アノエチルアクリレートなどのニトリル基を有するビニ
ルおよびビニリデン単量体などが含まれ、これらの単量
体は1種又は2種以上組み合わせて用いることができ
る。エポキシ基を有するエラストマーの具体例として
は、エポキシ基含有アクリレート共重合体エラストマ
ー、エポキシ基含有エチレン−酢酸ビニル共重合体エラ
ストマー、エポキシ基含有エチレン−アクリレート共重
合体エラストマー、エポキシ基含有エチレン−酢酸ビニ
ル−アクリレート共重合体エラストマー、エポキシ基含
有エチレン−プロピレン共重合体エラストマー、エポキ
シ基含有アクリレート−アクリロニトリル共重合体エラ
ストマー、エポキシ基含有ブタジエン−アクリロニトリ
ル共重合体エラストマー、エポキシ基含有ブタジエン−
スチレン共重合体エラストマー、エポキシ基含有ブタジ
エン−アクリロニトリル−アクリレート共重合体エラス
トマーなどがあげられるが、エポキシ基含有単量体との
共重合によって、又はエポキシ化して得られるエポキシ
基を架橋点とするエラストマーであれば特に制限されな
い。
【0008】本発明の(B)成分は、前記化学式(1)
で表わされる結合を2個以上有する有機化合物であり、
複素環式化合物、芳香族化合物及び脂肪族化合物を含
む。また、化学式(1)で表わされる結合を2個以上含
む形態としては、該結合が独立して2個以上存在する場
合、及び下記化学式(5)のように、結合が連続して存
在する場合も含まれる。
【0009】
【0010】なお、前記化学式(1)で表わされる結合
は、複素環化合物の置換基として、環外に存在してもよ
い。複素環式化合物としてはパラバン酸、アロキサン、
アロキサンチン、アロキサン−5−オキシム、バルピツ
ル酸、5−ヒドロキシバルピツル酸、5−ベンザルバル
ピツル酸、5−アミノバルピツル酸、5−ヒドロキシイ
ミノバルピツル酸、5,5−ジエチルバルピツル酸、5
−エチル−5−フェニルバルピツル酸(バルピター
ル)、5−(1−メチルブチル)−5−(アリル)バル
ピツル酸、5,5−ジアリルバルピツル酸、イソシアヌ
ル酸、 尿酸など及びこれらの化合物カルボニル基の酸
素原子を硫黄原子で置換したもの、2,4−ジチオバル
ピツル酸、2−チオバルピツル酸などがあげられる。芳
香族化合物としてはピロメリト酸ジイミド、メリト酸ト
リイミド、1,4,5,8−ナフタルジイミドなど及び
これらの対応のチオイミドがあげられる。脂肪族化合物
としてはトリウレット、1−メチルトリウレット、1,
1−ジエチルトリウレット、テトラウレットなど及びこ
れらの対応のチオウレットがあげられる。これらの化合
物は、エポキシ基含有エラストマーの重合反応時又は重
合終了時に添加混合することができ、又は通常ゴム工業
界で用いる混練機により、該エラストマーに補強剤など
の他の配合剤と併せて添加混合することができる。
【0011】これらの(B)成分の使用量は、加硫速
度、加硫物の機械的特性、圧縮永久ひずみ性などの面か
ら、好ましい範囲が選択される。(A)成分100重量
部当たりの(B)成分の量は通常0.1〜10重量部で
あり、好ましくは0.2〜5重量部である。該量が0.
1重量部未満では架橋密度が低く、実用的な加硫物とは
成り難い。一方、該量が10重量部を超えると加硫速度
が著しく遅くなり実用に供し得る加硫物は得られ難い。
【0012】本発明の(C)成分は、前記化学式(2)
で表わされる化合物及び/又は前記化学式(3)で表わ
される化合物である。該(C)成分を必須成分として用
いることは、本発明の最大の特徴をなすものである。す
なわち、限定された化合物である本発明の(C)成分を
用いることにより、はじめて、本発明の前記課題が解決
され得るのである。
【0013】(C)成分のうちの一つは、前記化学式
(2)で表わされる化合物である。ここで、化合物の陰
イオン部は塩素イオンであることが必要である。すなわ
ち陽イオン部が化学式(2)のものと同一であっても、
陰イオン部が塩素イオンでない場合には、高温雰囲気下
での圧縮永久ひずみ性を高度な水準に維持することがで
きない。なお、化学式(2)中のnは、通常2〜26、
好ましくは10〜20である。前記化学式(2)で表わ
される化合物の具体例としては、エチルピリジウムクロ
ライド、ヘキシルピリジウムクロライド、デシルピリジ
ウムクロライド、ドデシルピリジウムクロライド、ヘキ
サデシルピリジウムクロライド、オクタデシルピリジウ
ムクロライドなどがあげられるが、なかでもヘキサデシ
ルピリジウムクロライド及びドデシルピリジウムクロラ
イドが好ましい。なお、ヘキサデシルピリジニウムクロ
ライドは、潮解性が極めて少なく、取扱い易さの観点か
らも、特に優れた化合物である。
【0014】(C)成分のうちの他の一つは、前記化学
式(3)で表わされる化合物である。ここで、化合物の
陰イオン部は塩素イオンであることが必要である。すな
わち陽イオン部が化学式(2)のものと同一であって
も、陰イオン部が塩素イオンでない場合には、高温雰囲
気下での圧縮永久ひずみ性を高度な水準に維持すること
ができない。また、窒素原子に結合するアルキル基は、
炭素数が2以上のノルマルアルキル基であり、かつ4個
のアルキル基が全て同一のものであることが必要であ
る。かかる場合に限って、はじめて、高温下においても
高度な水準の圧縮永久ひずみ性が発現される。化学式
(3)中のノルマルアルキル基の炭素数は、好ましくは
2〜20、更に好ましくは3〜6である。前記化学式
(3)で表わされる化合物の具体例としては、テトラ−
n−プロピルアンモニウムクロライド、テトラ−n−ブ
チルアンモニウムクロライド、テトラ−n−ヘキシルア
ンモニウムクロライド、テトラ−n−オクチルアンモニ
ウムクロライド、テトラ−n−ヘキサデシルアンモニウ
ムクロライドなどがあげられるが、なかでもテトラ−n
−ブチルアンモニウムクロライドが好ましい。
【0015】本発明の(C)成分である化学式(2)で
表わされる化合物及び化学式(3)で表わされるは、そ
れぞれ単独で、又は併せて用いることができる。(C)
成分の使用量は、加硫速度、加工安定性、貯蔵安定性、
加硫物の機械的特性、圧縮永久ひずみなどの面から上記
範囲内でそれぞれ好ましい範囲が選択されるが、(C)
成分全体としての使用量は、(A)成分100重量部あ
たり、通常0.1〜10重量部、好ましくは0.1〜5
重量部である。該量が0.1重量部未満の場合は、加硫
の進行が十分ではなく、一方該量が100重量部を超え
ると加硫速度が極端に早くなり、加工安定性、貯蔵安定
性が損なわれる場合がある。
【0016】本発明の最大の特徴の一つは、上記(C)
成分を限定して用いる点に存することは、既述のとおり
である。すなわち、たとえ本発明の(C)成分と類似の
化合物であっても、本発明の規定を満足しない化合物を
用いた場合には、本発明の課題、特に高温雰囲気下にお
いて極めて高水準の圧縮永久ひずみ性を実現することは
できないのである。つまり、本発明は、多種多様な化合
物群のうちから、特に本発明の課題を解決する上で好適
な限定された化合物を選択することに成功したものであ
り、その産業的意義は大きい。
【0017】本発明の(D)成分は、下記化学式(4)
(式中、Zは酸素原子又は硫黄原子を示す。)で表わさ
れる結合を有する化合物である。
【0018】かかる化合物の具体例としては、尿素、N
−メチル尿素、N−エチル尿素、N,N−ジメチル尿
素、N,N−ジエチル尿素、N,N’−ジエチル尿素、
N,N’−エチリデン尿素、N−アセチル尿素、N−ア
セチル−N’−メチル尿素、N,N’−ジメチロール尿
素、テトラメチル尿素、カルバミル尿素、カルバモイル
カルバミド酸などの脂肪族尿素類及びこれらの対応の脂
肪族チオ尿素類;フェニル尿素、ベンジル尿素、N−エ
チル−N’−フェニル尿素、N,N’−ジフェニル尿
素、N,N−ジフェニル尿素、N−アセチル−N−フェ
ニル尿素、N−ベンゾイル尿素、テトラフェニル尿素、
N,N−ジメチル−N’,N’−ジクロルフェニル尿素
などの芳香族尿素類及びこれらの対応の芳香族チオ尿素
類;エチレン尿素、グリコリル尿素、ジメチルバラバン
酸、ベンゾイミダゾロン、5−メチルウラシルなどの複
素環式尿素類及びこれらの対応の複素環式チオ尿素類が
あげられる。なお、これらの化合物は1種又は2種以上
を併せて用いることができる。
【0019】本発明において、(D)成分は必須成分で
はない。その使用量は、スコーチ安定性、加硫物の機械
的特性、圧縮永久ひずみ性などの面から選択されるもの
であり、(A)成分100重量部当り通常0.1〜10
重量部、好ましくは0.1〜5重量部である。該量が
0.1重量部未満の場合は、加硫速度の調整効果が十分
でなく、一方該量が10重量部を超えると、加硫速度が
極端に遅くなり、実用上好ましくない。
【0020】本発明の加硫性エラストマー組成物は、
(A)成分〜(C)成分、又は(A)成分〜(D)成分
に、通常ゴム工業界で用いられている補強剤、充填剤、
可塑剤、老化防止剤、安定剤、加工助剤などを、ロー
ル、バンバリーなどの通常の混練機によって混合するこ
とによって調製される。該組成物は目的に応じた形状に
成形され、加硫工程を経て最終製品とされる。加硫は、
通常120℃以上の温度、好ましくは150℃〜220
℃程度の温度で、1〜60分間行なわれる。更に、15
0〜200℃程度の温度で4〜16時間という比較的短
時間の二次加硫を行うことで、高温雰囲気下での圧縮永
久ひずみ性は大きく改良される。
【0021】本発明によって得られるエポキシ基含有エ
ラストマーの加硫物は、圧縮永久ひずみ性の他、機械的
特性、耐水性などの諸特性が優れるため、これらの性能
を利用して各種シール材(ガスケット、バッキング、O
−リング、オイルシール)、各種ホース類、各種ベルト
類の他、ロールなどの用途に広く有効に利用することが
できる。
【0022】
【実施例】次に、実施例及び比較例により、本発明を説
明する。表1〜2の配合を、8インチロールを用いて混
練し、配合物を調製した。得た配合物について、JIS
K 6300に従ってスコーチタイム測定した。ま
た、配合物を(170 ℃×20分 プレス加硫+185 ℃×4
時間 ギアオーブン中 二次加硫)の条件にて加硫し、
得た加硫物について、JIS K 6301に従って加
硫物性を測定した。結果を表1〜2に示した。
【0023】
【表1】 実 施 例 比 較 例 1 2 3 4 1 2 3 配合(重量部)*1 (A)成分 *2 100 100 100 100 100 100 100 (B)成分 *3 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 (C)成分 種類 *4 *4a *4a *4b *4c - *4d *4e 量 1.0 0.5 1.0 0.5 - 1.0 1.2 (D)成分 *5 2.3 - 2.3 2.3 2.3 2.3 2.3 評価結果 スコーチタイム 125℃ Vm 分 9.4 13.3 10.1 10.1 19.9 14.6 t5 分 43.0 10.1 25.8 34.5 加 22.6 15.7 加硫物性 *6 引張強さKg/cm 2 159 165 160 162 硫 150 174 伸び% 310 310 300 300 280 370 硬度JIS-A 65 67 68 65 せ 64 66 圧縮永久ひずみ 150 ℃×70Hr 17 22 15 13 ず 14 50 185 ℃×70Hr 59 50 52 51 74 84 * 印については、後記参照
【0024】
【表2】 比 較 例 4 5 6 7 8 9 配合(重量部)*1 (A)成分 *2 100 100 100 100 100 100 (B)成分 *3 1.0 0.8 0.8 0.8 0.8 1.0 (C)成分 種類 *4 *4f *4g *4h *4i *4j *4j 量 1.0 1.0 1.0 1.0 1.5 1.0 (D)成分 *5 2.5 2.3 2.3 2.3 2.3 - 評価結果 スコーチタイム 125℃ Vm 分 14.5 10.6 10.5 10.5 t5 分 9.8 加 17.8 加 20.3 15.3 加硫物性 *6 引張強さKg/cm 2 156 硫 172 硫 180 195 伸び% 400 400 420 500 硬度JIS-A 67 せ 63 せ 65 59 圧縮永久ひずみ 150 ℃×70Hr 45 ず 44 ず 40 34 185 ℃×70Hr 83 82 88 70 * 印については、下記参照
【0025】*1 表に示した(A)〜(D)成分のほ
か、FEF カーボンブラック40重量部、ステアリン酸1重
量部及びナウガード445 (ユニロイヤル社製アミン系老
化防止剤 商品名)2重量部を配合した。 *2 エポキシ基含有エラストマー(エチレン39wt% ア
クリル酸メチル59wt%グリシジルメタクリレート2 wt%
) *3 イソシアヌル酸。ただし、比較例9は、イソシアヌ
ル酸の代わりにエイコサン二酸を用いた。 *4 成分(C)として用いた化合物は下記のとおりであ
る。なお、比較例で用いた化合物は、本発明の規定を満
足しないものである。 実施例で用いた化合物 4a ドデシルピリジニウムクロライド 4b ヘキサデシルピリジニウムクロライド 4c テトラ−n−ブチルアンモニウムクロライド 比較例で用いた化合物 4d ヘキサデシルピリジニウムブロマイド 4e テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド 4f テトラ−n−ブチルアンモニウムアイオダイド 4g ベンジルトリ−n−ブチルアンモニウムクロライド 4h n−ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド 4i テトラメチルアンモニウムクロライド 4j オクタドデシルトリメチルアンモニウムブロマイド *5 ジフェニル尿素 *6 加硫条件 (170 ℃×20分 プレス加硫+185 ℃×
4 時間 ギアオーブン中二次加硫)
【0026】本発明の規定を満足する全実施例において
は、全ての評価項目において、優れた結果を示してい
る。一方、本発明の(C)成分を用いなかった比較例
1、及び本発明の(C)成分と類似の化合物ではある
が、本発明の規定を満足しない化合物を(C)成分とし
て用いた比較例2〜9においては、加硫が不可能である
か、または加硫可能であっても該加硫物は特に高温雰囲
気下(185 ℃)における圧縮永久ひずみ性に劣るものと
なる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、ス
コーチ安定性、貯蔵安定性及び高温雰囲気下での圧縮永
久ひずみ性に高度に優れる加硫性エラストマー組成物を
提供することができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(A)成分〜(C)成分からなる加硫
    性エラストマー組成物。 (A)成分:エポキシ基含有エラストマー (B)成分:下記化学式(1)(式中、X及びYは、そ
    れぞれ独立に、酸素原子又は硫黄原子を示す。)で表わ
    される結合を2個以上有する有機化合物 (C)成分:下記化学式(2)(式中、nは自然数を示
    す。)で表わされる化合物及び/又は下記化学式(3)
    (式中、Rは炭素数が2以上のノルマルアルキル基を示
    す。)で表わされる化合物
  2. 【請求項2】請求項1記載の(A)成分〜(C)成分、
    及び下記(D)成分からなる加硫性エラストマー組成
    物。 (D)成分:下記化学式(4)(式中、Zは酸素原子又
    は硫黄原子を示す。)で表わされる結合を有する化合物
JP19902091A 1991-08-08 1991-08-08 加硫性エラストマー組成物 Pending JPH05140273A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6850387B2 (en) * 2001-01-17 2005-02-01 Seagate Technology Llc Form-in-place gasket height variability control for a disc drive
JP2013068681A (ja) * 2011-09-20 2013-04-18 Jsr Corp 硬化性組成物及び硬化膜

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