JPH079649A - ラミネート装置 - Google Patents

ラミネート装置

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Publication number
JPH079649A
JPH079649A JP3075645A JP7564591A JPH079649A JP H079649 A JPH079649 A JP H079649A JP 3075645 A JP3075645 A JP 3075645A JP 7564591 A JP7564591 A JP 7564591A JP H079649 A JPH079649 A JP H079649A
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JP
Japan
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laminated
laminating
roller pair
rollers
film
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Withdrawn
Application number
JP3075645A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Matsuo
和弘 松尾
Yoshihiko Kitahara
義彦 北原
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Canon Inc
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Inc
Canon Aptex Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ラミネート装置のラミネート作業終了直後にラ
ミネート処理されたラミネートフィルムを自動的に裁断
して排出することにより、排出されたラミネートフィル
ムを手作業で裁断する手間を省力化する。 【構成】プルローラ対15の下流側に搬送ローラ対61
と、該搬送ローラ対61と排紙ローラ対19との間にカ
ッタユニット17とを設けると共にラミネート対象物2
0の後端を検知する給紙センサ27を設け、該給紙セン
サ27の信号により、前記搬送ローラ対61と排紙ロー
ラ対19とを一時停止すると同時にカッタユニット17
を作動させて、ラミネート処理されたラミネートフィル
ム6a,6bを裁断した後、排紙ローラ対19により裁
断されたラミネートフィルム6a,6bを排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラミネート対象物を熱
反応性の上下のラミネートフィルムの間に挟み込んで加
圧・加熱することにより、ラミネート対象物をラミネー
トフィルムにより密閉してラミネート処理するラミネー
ト装置に係り、詳しくはラミネート装置の自動切断機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状のラミネート対象物の表
裏をラミネートフィルムにより包み込んで密閉してラミ
ネート処理することにより、ラミネート対象物の見栄え
及び保存性をよくするラミネート装置が知られている。
【0003】図8は従来のラミネート装置の一例を示し
ている。
【0004】同図において、装置本体100内には熱反
応性の上側ラミネートフィルム102aを巻回してなる
上側ラミネートフィルムロール101a及び下側ラミネ
ートフィルム102bを巻回してなる下側ラミネートフ
ィルムロール101bがそれぞれ配設されている。各ラ
ミネートフィルムロール101a,101bから剥離さ
れたラミネートフィルム102a,102bは、互いに
圧接している加圧・加熱ローラ103a,103bにそ
れぞれ巻回されて重ね合わされた状態になってプルロー
ラ105a,105bによりテンションが与えられてい
る。上記加圧・加熱ローラ103a,103bの内部に
は、同ローラをそれぞれ加熱するための加熱ヒータ10
6a,106bがそれぞれ収納されている。
【0005】加圧・加熱ローラ対103の上流側に設け
られた給紙台109からは、ラミネート対象物110が
セットされて上下ラミネートフィルム102a,102
bの合流部である加熱・加圧ローラ103a,103b
のニップ部へ挿入される。ラミネート対象物110は、
上下ラミネートフィルム102a,102bにより包み
込まれるようにして加圧・加熱ローラ対103により加
圧・加熱されて挟着され、プルローラ対105により機
外に搬送される。ラミネートフィルム102a,102
b及びラミネート対象物110の後端は、プルローラ対
105の下流側に設けられたカッタユニット111によ
り裁断される。
【0006】装置本体100の上部には、操作部113
が配設されており、この操作部113はラミネートフィ
ルム102a及び102b及びプルローラ対105の搬
送スピード及び加圧・加熱ローラ対103の外周温度を
それぞれマニュアルでセットするスイッチ115,11
6が配設されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のラミネート装置において、ラミネート対象物を
連続してラミネート処理する場合、ラミネート対象物1
10の夫々の間を上記ラミネート装置の有するカッタユ
ニット111により切り離すためには、その都度ラミネ
ート動作を停止させ、ラミネートフィルム102a,1
02bを停止させて、カッタユニット111を動作させ
なければならない。またはラミネート処理を停止させる
ことなく連続作業中に行う場合には、一連の動作が終了
した後、排出されたラミネートフィルム102a,10
2bのラミネート対象物110夫々の間をユーザーの手
で裁断しなければならないという欠点があった。
【0008】そこで、本発明はプルローラ対と裁断手段
との中間に一時停止可能な搬送ローラ対を設け、ラミネ
ート対象物の後端を検知する検知手段を設け、かつ該検
知手段の信号を受けて裁断手段を作動させると共に搬送
ローラ対を一時停止させるようにすることにより、複数
枚のラミネート対象物を連続してラミネート処理すると
共に、個々のラミネート処理された対象物を切り離した
状態で排出するラミネート装置を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の事情に鑑
みてなされたものであって、例えば図1及び図6を参照
して示すと、シート状のラミネート対象物(20)を両
側から挟み込むための加熱接着性を有するラミネートフ
ィルム(6a,6b)と、該ラミネートフィルム(6
a,6b)を加熱・加圧して前記ラミネート対象物(2
0)を密閉する加熱・加圧手段(10a,10b,13
a,13b)と、該加熱・加圧手段(10a,10b,
13a,13b)の下流側に設けられてラミネート処理
された前記ラミネートフィルム(6a,6b)を引っ張
りながら搬送するプルローラ対(15)と、ラミネート
処理された前記ラミネートフィルム(6a,6b)を裁
断する裁断手段(17)とを有するラミネート装置にお
いて、前記プルローラ対(15)と前記裁断手段(1
7)との中間に設けられた一時停止の可能な搬送ローラ
対(61)と、前記裁断手段(17)の作動時に前記プ
ルローラ対(15)は作動させておき前記搬送ローラ対
(61)を一時停止させる制御手段(70)と、を設け
たことを特徴とする。
【0010】
【作用】以上の構成に基づき、ラミネート対象物(2
0)をラミネートフィルム(6a,6b)により両側か
ら挟み込んで加熱・加圧手段(10a,10b,13
a,13b)により加熱・加圧して密閉し、ラミネート
処理されたラミネートフィルム(6a,6b)をプルロ
ーラ対(15)により引っ張りながら搬送した後、裁断
手段(17)により裁断して排出する。制御手段(7
0)はラミネート対象物(20)の後端に近接した裁断
部が裁断手段(17)の下方にきたときに、搬送ローラ
対(61)を一時停止すると同時に裁断手段(17)を
作動させて、ラミネート処理されたラミネートフィルム
(6a,6b)を裁断して排出する。この際、プルロー
ラ対(15)により搬送されてくるラミネートフィルム
(6a,6b)はプルローラ対(15)と搬送ローラ対
(61)との間でループ状に滞留されるため、ラミネー
ト処理を停止させることなく連続して行なうことができ
る。
【0011】なお、前記カッコ内の符号は例示であっ
て、何等本発明を限定するものではない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0013】図1(a) ,(b) 及び図2において、装置本
体1は図2に示すように下部本体R3と、この下部本体
R3に支軸2により枢支された上部ラミネート部R1
と、支軸3により下部本体R3に枢支された給紙部R2
とからなっている。
【0014】ラミネート部R1には、ラミネートフィル
ム6aをロール状に巻きつけたラミネートフィルムロー
ル5aが配設されており、このラミネートフィルムロー
ル5aから剥離されたラミネートフィルム6aはテンシ
ョンローラ7a、プレヒートローラ9a及び加圧・加熱
ローラ10aに巻回されている。また、下部本体R3に
はラミネートフィルム6bをロール状に巻きつけたラミ
ネートロール5bが配設されており、このラミネートフ
ィルムロール5bから剥離されたラミネートフィルム6
bは、テンションローラ7b,7c、プレヒートローラ
9b及び上記加圧・加熱ローラ10aに圧接している加
圧・加熱ローラ10bに巻回されている。
【0015】上記テンションローラ7a,7cは、ラミ
ネートフィルム6a,6bがプレヒートローラ9a,9
bに一定長さで接触すると共に、プレヒートローラ9
a,9bと加圧・加熱ローラ10a,10b間における
ラミネートフィルム6a,6bのたるみや、これによる
ラミネートフィルム6a,6b同志が接着するのを防止
しているフィルム保持用のローラである。また、上記ラ
ミネートロール5b、テンションローラ7b,7c等に
より、ラミネートロール5b部を装置本体1に着脱自在
のラミネートフィルムロールユニットXが構成されてい
る。
【0016】上記プレヒートローラ9a,9bの中心部
には、同ローラを加熱するプレヒータ12a,12b
が、また加圧・加熱ローラ10a,10bの中心部には
同ローラを加熱するラミネートヒータ13a,13b等
がそれぞれ収納されている。上記プレヒートローラ9
a,9bの表面温度は図6に示すプレヒートローラ温度
センサ55により、また加圧・加熱ローラ対10の表面
温度は、加圧・加熱ローラ温度センサ56によりそれぞ
れ検知されている。
【0017】加圧・加熱ローラ対10の下流側には、互
いに圧接している上側ローラ15a、下側ローラ15b
からなるプルローラ対15が配設されていて、加圧・加
熱ローラ対10において合流したラミネートフィルム6
a,6b及び後述するラミネート対象物を矢印16方向
へ引っ張っている。
【0018】プルローラ対15の下流側には、レジスト
ローラ対61とループガイド板60a,60bが配設さ
れており、更に下流側にはカッタユニット17及び排出
ローラ19が順次配設されている。上記カッタユニット
17はカッタ17aとダイ17bとからなっていて、ラ
ミネートフィルム6a,6b及びラミネート対象物20
の後端を裁断するものである。
【0019】加圧・加熱ローラ対10の上流側にはラミ
ネート対象物20がセットされる給紙台21と、この給
紙台21と共に給紙経路22を形成する上部ガイド板2
3が配設されている。給紙経路22の挿入口22aに
は、給紙台21に対して接離自在のピックアップローラ
25と、挿入されるラミネート対象物20の先端を規制
するシャッタ部材26が配設されている。また、ピック
アップローラ25とシャッタ部材26との間には、挿入
されたラミネート対象物20の給紙を検知する給紙セン
サ27が配設されている。
【0020】次に、ラミネートフィルム6a,6bの引
きだし方向(矢印16方向)に加えられた負荷について
図3を用いて説明する。
【0021】図3(a) において、ラミネートフィルム6
aは芯金30aに巻回されていてラミネートフィルムロ
ール5aを構成している。この芯金30aが回動自在に
装着されているロールシャフト31aは、ラミネート装
置の側板32に螺合されたテンション調整ナット33を
介して支持されている。上記芯金30aとテンション調
整ナット33との間にはテンションばね35が介在され
ていて、テンション調整ナット33の閉め込み具合によ
って、ラミネートフィルムロール5aのシート引きだし
方向への負荷が調整できるようになっている。
【0022】ここで、ラミネートフィルムロール5a
は、第1の厚みのラミネートフィルム6aからなってい
る。図3(b) に示すラミネートロール5bは、第2の厚
みのラミネートフィルム6bからなっていて芯金30b
に巻回されている。そして、上記芯金30bはストレー
ト状に形成されているが、芯金30bの一端部にはフラ
ンジ部30cが形成されている。上記側板32の芯金近
傍には、芯金識別スイッチ36が構成されており、この
芯金識別スイッチ36がオフのときには第1の芯金30
aの装着が識別され、また、オンのときには第2の芯金
30bの装着が識別される。
【0023】次に、ラミネート装置へのラミネートフィ
ルムロールユニットXの装着について図4(a) ,(b) に
より説明する。
【0024】前述のラミネートロール5bは、枠体37
内に装着されている。ラミネートフィルム6bは、ラミ
ネートロール5bの剥離部5cから剥離され、テンショ
ンローラ7b,7cを介してラミネートフィルムロール
ユニットXの上方に導かれている。ラミネートフィルム
6bが剥離される剥離部5cの下流側近傍には、板ばね
からなる保持部材39により保持されている除電針40
が配設されており、この除電針40の自由端は剥離直後
のラミネートフィルム6bの面に当接して剥離時に生じ
る静電気を除去している。
【0025】また、図4(a) は、フィルム残量が多いと
きのラミネートフィルム6bの状態であり、図4(b) は
フィルム残量が少ないときのラミネートフィルム6bの
状態を示している。除電針40は、フィルム残量により
ラミネートフィルム6bの位置が変化していても、保持
部材39の有する弾力によりラミネートロール5bの裏
面に常に当接するように追随するように構成されてい
る。剥離されたラミネートフィルム6bは、除電針40
により常に除電されることにより、ラミネートフィルム
6bが他の金属部品に張り付くことや、静電気による装
置の誤動作の発生は防止される。
【0026】上記のようにラミネートフィルム6bを予
め装着したラミネートフィルムロールユニットXは、図
2に示すようにラミネート装置の上部ラミネート部R1
と給紙部R2とを開いた状態で上側から装置内部に挿入
される。この時、ラミネートフィルムロールユニットX
は、下部本体R3内部に設けられているレール41に沿
って内部に挿入されるようになっていて、容易に装着が
可能になっている。
【0027】次に、ラミネート装置の駆動系について図
5(a) ,(b) により説明する。
【0028】図(a) において、メインモータ42は、不
図示の取りつけ部材を介して側板32に固着されてお
り、この出力軸にはモータギヤ43及びクロック円板4
5がそれぞれ固着されている。プルローラ対15の上側
ローラ15aの軸端にはプルローラギヤ46が固着され
ていて上記モータギヤ43に噛合している。上記クロッ
ク円板45は、複数の図示しないスリットを有してお
り、このクロック円板45の近傍には、上記スリットを
検知する透過型の光センサからなるクロックセンサ47
が設けられている。
【0029】また、図5(b) においてレジストモータ6
2も図示しない取付け部材を介して側板32に固着され
ており、モータギヤ63、レジストギヤ64を介してレ
ジストローラ対61bに駆動が伝達されている。この時
レジストローラ対61の周速度はプルローラ対15の周
速度よりも大きくしてあり、レジストローラ対61とプ
ルローラ対15の駆動は独立して制御可能となってい
る。
【0030】次に、本発明に係わるラミネート対象物2
0をラミネート処理する場合の動作について説明する。
【0031】ラミネート対象物20は、給紙台21(図
1(a) ,(b) 参照)に載置され挿入口22aに差し込ま
れて先端がシャッタ部材26に突き当てられる。ラミネ
ート対象物20が、給紙センサ27により検知される
と、シャッタソレノイド49(図6参照)がオンして、
シャッタ部材26が給紙台21上から退避する。これと
共にピックアップソレノイド50がオンし、ピックアッ
プローラ25を下降させて、ラミネート対象物20を一
定の圧力で加圧する。
【0032】その後、ピックアップモータ51がオンし
ピックアップローラ25が回転を始める。ラミネート対
象物20は、ピックアップローラ25の回転により搬送
され、予め設定された時間が経過するとメインモータ4
2がオンしてプルローラ対15が回転を始める。ラミネ
ートフィルム6a,6bは、上記プルローラ対15によ
り引っ張られ、加圧・加熱ローラ対10及びプレヒート
ローラ9a,9bが従動回転する。接着されていないラ
ミネートフィルム6a,6bは、予め余熱されているプ
レヒートローラ9a,9bにより第1の温度に加熱さ
れ、続いてプルローラ対15により常に一定の温度にコ
ントロールされた第2の温度に加熱される。
【0033】ラミネート対象物20は、ピックアップロ
ーラ25により加圧・加熱ローラ対10のニップ部に送
り込まれ、加熱された上下のラミネートフィルム6a,
6bの間に挟まれてた状態で加圧・加熱ローラ対10に
より加圧・加熱されてラミネート処理される。ピックア
ップローラ25は、予め設定された時間だけ加圧回転し
た後、ピックアップソレノイド50が作動して給紙台2
1上から退避し、更にピックアップモータ51のオフに
より、回転を停止する。
【0034】給紙センサ27がラミネート対象物20の
後端を検知すると、クロックセンサ47によりクロック
円板45のスリット数のカウントを始める。ラミネート
対象物20が1枚であった場合には、給紙センサ27か
らカッタユニット17迄の距離が計測された後にメイン
モータ42がオフしてラミネート処理後のラミネート対
象物20の移送が停止される。これと同時にカッタモー
タ52がオンし、カッタ17aによってラミネート対象
物20を密閉していて連続しているラミネートフィルム
6a,6bの後端が裁断され、完成されたラミネートシ
ートは排出ローラ19により機外の図示しない排出トレ
イ上に排出される。
【0035】次に、ラミネート対象物20を複数枚連続
でラミネート処理する場合を説明する。給紙センサ27
が1枚目のラミネート対象物20の後端を検知すると、
クロックセンサ47によりクロック円板45のスリット
数のカウントを始め、給紙センサ27からカッタユニッ
ト17迄の距離が計測されたラミネート対象物20後端
側の切断位置がカッタユニットに到着したときに、レジ
ストモータ62がオフしてラミネート処理後のラミネー
ト対象物20の移送が停止される。このとき、給紙セン
サ27により複数枚の連続ラミネート処理を装置が認識
した場合にはレジストモータ62の停止に関わらずメイ
ンモータ42がオン状態のままのため、2枚目のラミネ
ート対象物20の先端部はレジストガイド60a,60
bの間で、図1(b) のようなループを形成する。レジス
トモータ62が停止したと同時に、カッタモータ52が
オンし、カッタ17aによって1枚目のラミネート対象
物20を密閉しているラミネートフィルム6a,6bの
後端を瞬時に裁断し、排出ローラ19により完成したラ
ミネート対象物20を装置外へ排出する。カッタユニッ
ト17によって裁断が終了すると同時にレジストモータ
62がオンとなり、レジストローラ対61の停止により
ループを形成していた2枚目のラミネート対象物20を
密閉しているラミネートフィルム6a,6bの先端部を
カッタユニット17の方向に搬送していく。そして、2
枚目のラミネート対象物20の後端がカッタユニット1
7まで送られると前記したようにレジストローラ対61
が停止して同様の動作を繰り返す。
【0036】前記において、レジストローラ対61の搬
送速度はプルローラ対15の搬送速度よりも早いので、
ループガイド60a,60b部分に形成されたループは
次の裁断までにはおおむね消失するため、複数回裁断す
るループ量は累積しない。
【0037】以上のように、ラミネート対象物20が1
枚のとき及び複数枚のときに、一連のラミネート処理動
作を繰り返すことによりラミネート対象物20が次々に
ラミネート処理されていく。
【0038】次に、ラミネート装置の制御及び動作を図
6のブロック図により説明する。
【0039】同図において、制御動作はROM,RAM
等を内蔵した周知のワンチップマイクロコンピュータ
(以下MCOMという)70を中心に構成されており、
このMCOM70での入力ポートP0〜P4には、それ
ぞれ前述した給紙台21上のピックアップローラ25の
有無を検知する給紙センサ27、プレヒートローラ9
a,9bの表面温度を測定するサーミスタで構成された
プレヒートローラ温度センサ55、プルローラ対15の
表面温度を測定する加圧・加熱ローラ温度センサ56、
ラミネートフィルム6a,6bの芯金30a,30bを
識別してラミネートフィルム6a,6bの厚みを識別す
る芯金識別スイッチ36、メインモータ42及びレジス
トモータ62の回転量及びプルローラ対15及びレジス
トローラ対61の周面の移動量をカウントするクロック
センサ47等の各信号が入力される。
【0040】また、出力ポートF0〜F7には、シャッ
タ部材26のオン/オフ動作、ピックアップローラ25
を退避位置からラミネート対象物20上に一定圧力によ
り加圧させるピックアップソレノイド50のオン/オフ
動作、ピックアップローラ25を回転させるピックアッ
プモータ51のオン/オフ動作、ラミネートフィルム6
a,6bを加熱させるラミネートヒータ13a,13b
のオン/オフ動作、加圧・加熱ローラ対10の表面温度
を一定に保つためのプレヒータ12a,12bのオン/
オフ動作、ラミネート処理後のラミネートシートを連続
したラミネートフィルム6a,6bから裁断を行うカッ
タモータ52のオン/オフ動作、オペレータにラミネー
ト対象物20(原稿)受付を知らせてラミネート動作に
入ることを知らせる原稿検知表示53等の各出力信号が
出力される。
【0041】前記入力信号の読み込み、あるいは負荷の
オン/オフ動作及び各々の設定値へのコントロールは、
MCOM70内のROMに格納されたプログラムに従っ
て実行される。
【0042】次に、プレヒートローラ9a,9b及びプ
ルローラ対15のローラ表面温度のコントロールについ
て、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0043】同図において、メインスイッチをオンする
と(S201)、加圧・加熱ローラ対(ラミネートロー
ラ)10の表面温度を加圧・加熱ローラ温度センサ56
により検出し、この温度を予め設定された温度と比較す
る(S202)。検出温度が、設定された温度よりも低
い場合には、ラミネートヒータ13a,13bをオンし
(S203)、所定の温度に達した所で上記ヒータ13
a,13bがオフする。
【0044】次に、プレヒートローラ9a,9bの表面
温度をプレヒートローラ温度センサ55により検出し、
予め設定された温度と比較する(S204)。この設定
温度は、芯金識別スイッチ36からの情報に基づいてフ
ィルム厚に応じて設定する。検出温度が設定温度に達し
ていない場合は、プレヒータ12a,12bをオンし
(S205)、表面温度が所定の温度に達した所で上記
プレヒータ12a,12bがオフする。以上でプレヒー
トローラ9a,9b及びプルローラ対15の温度調整を
終了する。
【0045】次に、給紙台21の給紙経路22内にラミ
ネート対象物(原稿)20があるか否かを給紙センサ2
7の情報により調べる。ラミネート対象物20がない場
合には、再度温度調整が行われる。ラミネート対象物2
0がある場合には、ラミネートローラ対10の温度制御
のみを行う(S207,S208)。
【0046】給紙センサ27の情報によりラミネート対
象物20の後端を捕らえてラミネートが終了か否かが判
断される(S209)。ラミネート対象物20が存在す
れば、加圧・加熱ローラ対(ラミネートローラ)10の
温度制御を行い(S207,S208)、存在しなけれ
ば、再度加圧、加熱ローラ対10及びプレヒートローラ
9a,9bの温度調整が行われる(S202,S20
4)。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ラミネート処理されたラミネートフィルムの裁断位置が
裁断手段の下方に到着したときに、搬送ローラ対と排紙
ローラ対とが一時停止すると同時に裁断手段が作動する
ので、複数枚のラミネート対象物を連続ラミネート処理
しながら個々のラミネート処理物を切り分けて排出でき
るため、排出された複数個の対象物が一体にラミネート
処理されているラミネートフィルムを個々に切り分ける
手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本発明の実施例を示すラミネート装置の
ラミネート処理をする状態を示す縦断側面図、(b) はそ
の裁断時の状態を示す縦断側面図。
【図2】その本体を開放した状態を示す縦断側面図。
【図3】(a) はその上フィルムロールの縦断正面図、
(b) はその下フィルムロールの縦断正面図。
【図4】(a) はラミネートフィルムロールユニットのフ
ィルムを更新した状態を示す側面図、(b) はそのフィル
ムが少なくなった状態を示す側面図。
【図5】(a) はメインモータとその駆動伝達手段の平面
図、(b) はレジストモータとその駆動伝達手段の平面
図。
【図6】その制御ブロック図。
【図7】そのフローチャート。
【図8】従来のラミネート装置の縦断側面図。
【符号の説明】
6a,6b ラミネートフィルム 10a,10b,13a,13b 加熱・加圧手段
(加圧・加熱ローラ、ラミネートヒータ) 15 プルローラ対 17 裁断手段(カッタユニット) 19 排紙ローラ対 20 ラミネート対象物 27 検知手段(給紙センサ) 61 搬送ローラ対(レジストローラ対) 70 制御手段(マイクロコンピュータ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状のラミネート対象物を両側から
    挟み込むための加熱接着性を有するラミネートフィルム
    と、該ラミネートフィルムを加熱・加圧して前記ラミネ
    ート対象物を密閉する加熱・加圧手段と、該加熱・加圧
    手段の下流側に設けられてラミネート処理された前記ラ
    ミネートフィルムを引っ張りながら搬送するプルローラ
    対と、ラミネート処理された前記ラミネートフィルムを
    裁断する裁断手段とを有するラミネート装置において、 前記プルローラ対と前記裁断手段との中間に設けられた
    一時停止の可能な搬送ローラ対と、 前記裁断手段の作動時に前記プルローラ対は作動させて
    おき前記搬送ローラ対を一時停止させる制御手段と、を
    有することを特徴とするラミネート装置。
JP3075645A 1991-03-15 1991-03-15 ラミネート装置 Withdrawn JPH079649A (ja)

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