JPH06226844A - ラミネート装置 - Google Patents
ラミネート装置Info
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- JPH06226844A JPH06226844A JP7384491A JP7384491A JPH06226844A JP H06226844 A JPH06226844 A JP H06226844A JP 7384491 A JP7384491 A JP 7384491A JP 7384491 A JP7384491 A JP 7384491A JP H06226844 A JPH06226844 A JP H06226844A
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- Japan
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- laminating
- laminated
- films
- roller pair
- film
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- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】ラミネート処理後の製品の表面に発生しがちな
波状の細かいカールの発生を防止する。 【構成】上下のラミネートフィルムロール5a,5bか
ら剥離したラミネートフィルム6a,6bの間にラミネ
ート対象物20を挟み込む。ラミネートローラ10a,
10bがラミネートフィルム6a,6bを加圧・加熱し
て対象物20を密閉処理し、この対象物20をプルロー
ラ15a,15bが引っ張って搬送する。ラミネートロ
ーラ10a,10bとプルローラ15a,15bとの間
にガイド部材80を配設する。ガイド部材80は、なだ
らかなストレッチ面80aを有し、ストレッチ面80a
はラミネートフィルム6a,6bの搬送経路中に突設さ
れる。加圧・加熱後のラミネートフィルム6a,6b
は、ストレッチ面80aにしごかれるように摺接し、こ
れにより、有害な波状のカールは引き延ばされて消失す
る。
波状の細かいカールの発生を防止する。 【構成】上下のラミネートフィルムロール5a,5bか
ら剥離したラミネートフィルム6a,6bの間にラミネ
ート対象物20を挟み込む。ラミネートローラ10a,
10bがラミネートフィルム6a,6bを加圧・加熱し
て対象物20を密閉処理し、この対象物20をプルロー
ラ15a,15bが引っ張って搬送する。ラミネートロ
ーラ10a,10bとプルローラ15a,15bとの間
にガイド部材80を配設する。ガイド部材80は、なだ
らかなストレッチ面80aを有し、ストレッチ面80a
はラミネートフィルム6a,6bの搬送経路中に突設さ
れる。加圧・加熱後のラミネートフィルム6a,6b
は、ストレッチ面80aにしごかれるように摺接し、こ
れにより、有害な波状のカールは引き延ばされて消失す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラミネート対象物を熱
反応性の上下のラミネートフィルムの間に挟み込んで加
圧・加熱することにより、ラミネート対象物をラミネー
トフィルムにより密閉してラミネート処理するラミネー
ト装置に係り、詳しくは密閉後のラミネートフィルムを
ガイドするガイド部材の構造に関する。
反応性の上下のラミネートフィルムの間に挟み込んで加
圧・加熱することにより、ラミネート対象物をラミネー
トフィルムにより密閉してラミネート処理するラミネー
ト装置に係り、詳しくは密閉後のラミネートフィルムを
ガイドするガイド部材の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状のラミネート対象物の表
裏をラミネートフィルムにより包み込んで密閉してラミ
ネート処理することにより、ラミネート対象物の美粧性
及び保存性をよくするラミネート装置が知られている。
裏をラミネートフィルムにより包み込んで密閉してラミ
ネート処理することにより、ラミネート対象物の美粧性
及び保存性をよくするラミネート装置が知られている。
【0003】図10は従来のラミネート装置の一例を示
している。
している。
【0004】同図において、装置本体100内には熱反
応性の上側のラミネートフィルム102aを巻回してな
る上側ラミネートフィルムロール101a及び下側ラミ
ネートフィルム102bを巻回してなる下側ラミネート
フィルムロール101bがそれぞれ配設されている。ラ
ミネートフィルムロール101a,101bから巻き解
かれたラミネートフィルム102a,102bは、互い
に圧接しているラミネートローラ103a,103bに
それぞれ巻回されて重ね合わされた状態になってプルロ
ーラ105a,105bによりテンションが与えられて
いる。ラミネートローラ103a,103bの内部に
は、同ローラをそれぞれ加熱するためのラミネートヒー
タ106a,106bがそれぞれ収納されている。
応性の上側のラミネートフィルム102aを巻回してな
る上側ラミネートフィルムロール101a及び下側ラミ
ネートフィルム102bを巻回してなる下側ラミネート
フィルムロール101bがそれぞれ配設されている。ラ
ミネートフィルムロール101a,101bから巻き解
かれたラミネートフィルム102a,102bは、互い
に圧接しているラミネートローラ103a,103bに
それぞれ巻回されて重ね合わされた状態になってプルロ
ーラ105a,105bによりテンションが与えられて
いる。ラミネートローラ103a,103bの内部に
は、同ローラをそれぞれ加熱するためのラミネートヒー
タ106a,106bがそれぞれ収納されている。
【0005】ラミネートローラ対103の上流側に設け
られた給紙台109には、ラミネート対象物110がセ
ットされ、上下のラミネートフィルム102a,102
bの合流部のニップ部へ挿入される。ラミネート対象物
110は、上下のラミネートフィルム102a,102
bにより包み込まれるようにしてラミネートローラ対1
03により加圧・加熱されて挟着され、プルローラ対1
05により装置本体100の外部に搬送される。ラミネ
ートフィルム102a,102b及びラミネート対象物
110の後端は、プルローラ対105の下流側に設けら
れたカッタユニット111により裁断される。
られた給紙台109には、ラミネート対象物110がセ
ットされ、上下のラミネートフィルム102a,102
bの合流部のニップ部へ挿入される。ラミネート対象物
110は、上下のラミネートフィルム102a,102
bにより包み込まれるようにしてラミネートローラ対1
03により加圧・加熱されて挟着され、プルローラ対1
05により装置本体100の外部に搬送される。ラミネ
ートフィルム102a,102b及びラミネート対象物
110の後端は、プルローラ対105の下流側に設けら
れたカッタユニット111により裁断される。
【0006】装置本体100の上部には、操作部113
が配設されており、この操作部113にはプルローラ対
105によるラミネートフィルム102a,102bの
搬送スピード及びラミネートローラ対103の外周温度
をそれぞれマニュアルでセットするスイッチ115,1
16が配設されている。
が配設されており、この操作部113にはプルローラ対
105によるラミネートフィルム102a,102bの
搬送スピード及びラミネートローラ対103の外周温度
をそれぞれマニュアルでセットするスイッチ115,1
16が配設されている。
【0007】なお、ラミネートローラ対103からプル
ローラ対105まで搬送されるラミネートフィルム10
2a,102bには、プルローラ対105によって適度
な張力が付与されており、この間を進行するラミネート
フィルム102a,102bは、ほぼ一直線状に進行す
るものである。
ローラ対105まで搬送されるラミネートフィルム10
2a,102bには、プルローラ対105によって適度
な張力が付与されており、この間を進行するラミネート
フィルム102a,102bは、ほぼ一直線状に進行す
るものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のラミネート装置においては、ラミネート処理後
のラミネートフィルム102a,102bに、搬送方向
に対して直角の横方向の波状の細かいカールが発生して
美粧性が低下し、製品としての価値が下がってしまうお
それがあった。この原因としては、ラミネートローラ1
03a,103bの剛性が不足してたわみが発生した
り、ラミネートローラ103a,103bがラミネート
フィルム102a,102bを均一に加圧するのが困難
であったりすることが考えられる。
た従来のラミネート装置においては、ラミネート処理後
のラミネートフィルム102a,102bに、搬送方向
に対して直角の横方向の波状の細かいカールが発生して
美粧性が低下し、製品としての価値が下がってしまうお
それがあった。この原因としては、ラミネートローラ1
03a,103bの剛性が不足してたわみが発生した
り、ラミネートローラ103a,103bがラミネート
フィルム102a,102bを均一に加圧するのが困難
であったりすることが考えられる。
【0009】しかし、波状のカールを防止するために、
例えば、ラミネートローラ103a,103bの剛性を
増したり、制御装置等を追加装備してラミネートフィル
ム102a,102bに対する加圧力の均一化を図った
りすることは、装置全体の大型化、複雑化を招きかねな
い。
例えば、ラミネートローラ103a,103bの剛性を
増したり、制御装置等を追加装備してラミネートフィル
ム102a,102bに対する加圧力の均一化を図った
りすることは、装置全体の大型化、複雑化を招きかねな
い。
【0010】そこで、本発明は、ガイド部材の形状や配
設位置を工夫することにより、装置全体の大型化や複雑
化を招くことなく、簡単に波状のカールの発生を防止し
得るラミネート装置を提供することを目的とする。
設位置を工夫することにより、装置全体の大型化や複雑
化を招くことなく、簡単に波状のカールの発生を防止し
得るラミネート装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、例えば、図1を参照して示す
と、シート状のラミネート対象物(20)を上下から挟
着して包み込む 熱反応性の上側及び下側のラミネート
フィルム(6a,6b)と、該ラミネートフィルム(6
a,6b)を加圧・加熱してラミネート対象物(20)
を密閉処理する加圧・加熱手段(10)と、前記ラミネ
ートフィルム(6a,6b)を搬送する搬送手段(1
5)と、前記加圧・加熱手段(10)と搬送手段(1
5)との間に配設され、前記ラミネートフィルム(6
a,6b)をガイドするガイド部材(80)と、前記搬
送手段(15)を駆動する駆動手段(42)と、を有す
るラミネート装置において、前記ガイド部材(80)
は、なだらかに湾曲すると共に前記ラミネートフィルム
(6a,6b)の搬送経路中に突設されたストレッチ面
(80a)を有し、前記ラミネートフィルム(6a,6
b)が該ストレッチ面(80a)に摺接しながら搬送さ
れる、ことを特徴とする。
みなされたものであって、例えば、図1を参照して示す
と、シート状のラミネート対象物(20)を上下から挟
着して包み込む 熱反応性の上側及び下側のラミネート
フィルム(6a,6b)と、該ラミネートフィルム(6
a,6b)を加圧・加熱してラミネート対象物(20)
を密閉処理する加圧・加熱手段(10)と、前記ラミネ
ートフィルム(6a,6b)を搬送する搬送手段(1
5)と、前記加圧・加熱手段(10)と搬送手段(1
5)との間に配設され、前記ラミネートフィルム(6
a,6b)をガイドするガイド部材(80)と、前記搬
送手段(15)を駆動する駆動手段(42)と、を有す
るラミネート装置において、前記ガイド部材(80)
は、なだらかに湾曲すると共に前記ラミネートフィルム
(6a,6b)の搬送経路中に突設されたストレッチ面
(80a)を有し、前記ラミネートフィルム(6a,6
b)が該ストレッチ面(80a)に摺接しながら搬送さ
れる、ことを特徴とする。
【0012】
【作用】以上の構成によると、加圧・加熱後のラミネー
トフィルム(6a,6b)は、ガイド部材(80)が配
設された加圧・加熱手段(10)と搬送手段(15)と
の間の搬送経路を、搬送手段(15)によってピンと張
られた緊張した状態で搬送される。ところが、この搬送
経路中にはガイド部材(80)のストレッチ面(80
a)が突設されているから、ラミネートフィルム(6
a,6b)は、ストレッチ面(80a)のなだらかな曲
面に沿って摺接するようにして進行する。したがって、
ラミネートフィルム(6a,6b)は、ストレッチ面
(80a)によって張力が増大されると共に、いわゆる
しごかれた状態となり、これによって、波状の細かいカ
ールは引き延ばされて消失する。
トフィルム(6a,6b)は、ガイド部材(80)が配
設された加圧・加熱手段(10)と搬送手段(15)と
の間の搬送経路を、搬送手段(15)によってピンと張
られた緊張した状態で搬送される。ところが、この搬送
経路中にはガイド部材(80)のストレッチ面(80
a)が突設されているから、ラミネートフィルム(6
a,6b)は、ストレッチ面(80a)のなだらかな曲
面に沿って摺接するようにして進行する。したがって、
ラミネートフィルム(6a,6b)は、ストレッチ面
(80a)によって張力が増大されると共に、いわゆる
しごかれた状態となり、これによって、波状の細かいカ
ールは引き延ばされて消失する。
【0013】なお、ガイド部材(80)を通過後のラミ
ネートフィルム(6a,6b)は、全体としてストレッ
チ面(80a)にほぼ倣った形状に湾曲されて形成され
てしまうが、これについては、例えば、ストレッチ面
(80a)の曲率半径を適度に大きく設定することによ
りラミネートフィルム(6a,6b)が極端に湾曲する
のを防止し、製品としての価値が損われないようにする
ことが可能である。
ネートフィルム(6a,6b)は、全体としてストレッ
チ面(80a)にほぼ倣った形状に湾曲されて形成され
てしまうが、これについては、例えば、ストレッチ面
(80a)の曲率半径を適度に大きく設定することによ
りラミネートフィルム(6a,6b)が極端に湾曲する
のを防止し、製品としての価値が損われないようにする
ことが可能である。
【0014】なお、前記カッコ内の符号は例示であっ
て、本発明の構成を何等限定するものではない。
て、本発明の構成を何等限定するものではない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0016】図1及び図2において、装置本体1は、図
2に示すように下部本体R3と、この下部本体R3に支
軸2により回動自在に取り付けられた上部ラミネート部
R1と、支軸3により下部本体R3に枢支された給紙部
R2とからなっている。
2に示すように下部本体R3と、この下部本体R3に支
軸2により回動自在に取り付けられた上部ラミネート部
R1と、支軸3により下部本体R3に枢支された給紙部
R2とからなっている。
【0017】ラミネート部R1には、ラミネートフィル
ム6aをロール状に巻きつけたラミネートフィルムロー
ル5aが配設されており、このラミネートフィルムロー
ル5aから剥離されたラミネートフィルム6aはテンシ
ョンローラ7a、プレヒートローラ9a及びラミネート
ローラ10aに巻回されている。また、下部本体R3に
はラミネートフィルム6bをロール状に巻きつけたラミ
ネートフィルムロール5bが配設されており、このラミ
ネートフィルムロール5bから剥離されたラミネートフ
ィルム6bは、テンションローラ7b,7c、プレヒー
トローラ9b及び上記ラミネートローラ10aに圧接し
ているラミネートローラ10bに巻回されている。
ム6aをロール状に巻きつけたラミネートフィルムロー
ル5aが配設されており、このラミネートフィルムロー
ル5aから剥離されたラミネートフィルム6aはテンシ
ョンローラ7a、プレヒートローラ9a及びラミネート
ローラ10aに巻回されている。また、下部本体R3に
はラミネートフィルム6bをロール状に巻きつけたラミ
ネートフィルムロール5bが配設されており、このラミ
ネートフィルムロール5bから剥離されたラミネートフ
ィルム6bは、テンションローラ7b,7c、プレヒー
トローラ9b及び上記ラミネートローラ10aに圧接し
ているラミネートローラ10bに巻回されている。
【0018】上記テンションローラ7a,7b,7c
は、ラミネートフィルム6a,6bがプレヒートローラ
9a,9bに一定長さで接触すると共に、プレヒートロ
ーラ9a,9bとラミネートローラ10a,10b間に
おけるラミネートフィルム6a,6bのたるみや、これ
によるラミネートフィルム6a,6b相互の有害な接着
を防止するフィルム保持用のローラである。また、上記
ラミネートフィルムロール5b、テンションローラ7
b,7c等により、装置本体1に対して着脱自在なラミ
ネートフィルムロールユニットXが構成されている。
は、ラミネートフィルム6a,6bがプレヒートローラ
9a,9bに一定長さで接触すると共に、プレヒートロ
ーラ9a,9bとラミネートローラ10a,10b間に
おけるラミネートフィルム6a,6bのたるみや、これ
によるラミネートフィルム6a,6b相互の有害な接着
を防止するフィルム保持用のローラである。また、上記
ラミネートフィルムロール5b、テンションローラ7
b,7c等により、装置本体1に対して着脱自在なラミ
ネートフィルムロールユニットXが構成されている。
【0019】上記プレヒートローラ9a,9bの中心部
には同ローラをそれぞれ加熱するプレヒータ12a,1
2bが、またラミネートローラ10a,10bの中心部
には同ローラをそれぞれ加熱するラミネートヒータ13
a,13bが収納されている。上記プレヒートローラ9
a,9bの表面温度は図6に示すプレヒートローラ温度
センサ55により、またラミネートローラ対10の表面
温度は、ラミネートローラ温度センサ56によりそれぞ
れ検知されている。
には同ローラをそれぞれ加熱するプレヒータ12a,1
2bが、またラミネートローラ10a,10bの中心部
には同ローラをそれぞれ加熱するラミネートヒータ13
a,13bが収納されている。上記プレヒートローラ9
a,9bの表面温度は図6に示すプレヒートローラ温度
センサ55により、またラミネートローラ対10の表面
温度は、ラミネートローラ温度センサ56によりそれぞ
れ検知されている。
【0020】ラミネートローラ対10の上流側には、図
1に図示するように、ラミネート対象物20がセットさ
れる給紙台21と、この給紙台21と共に供給経路22
を形成する上部ガイド板23が配設されている。供給経
路22の挿入口22aには給紙台21に対して接離自在
のピックアップローラ25と、挿入されるラミネート対
象物20の先端を規制するシャッタ部材26とが配設さ
れている。また、ピックアップローラ25とシャッタ部
材26との間には、挿入されたラミネート対象物20の
給紙を検知する給紙センサ27が配設されている。
1に図示するように、ラミネート対象物20がセットさ
れる給紙台21と、この給紙台21と共に供給経路22
を形成する上部ガイド板23が配設されている。供給経
路22の挿入口22aには給紙台21に対して接離自在
のピックアップローラ25と、挿入されるラミネート対
象物20の先端を規制するシャッタ部材26とが配設さ
れている。また、ピックアップローラ25とシャッタ部
材26との間には、挿入されたラミネート対象物20の
給紙を検知する給紙センサ27が配設されている。
【0021】ラミネートローラ対10の下流側には、互
いに圧接している上側ローラ15a、下側ローラ15b
からなるプルローラ対15が配設されており、ラミネー
トローラ対10とプルローラ対15との間には、本発明
の主要構成部材であるガイド部材80が配設されてい
る。ガイド部材80は、なだらかに湾曲するストレッチ
面80aを有し、このストレッチ面80aをラミネート
フィルム6a,6bの搬送経路中に突設させている。ラ
ミネートローラ対10のニップ部10cにおいて合流し
たラミネートフィルム6a,6b及び挟着されたラミネ
ート対象物20は、サイド部材80のストレッチ面80
aに沿って、矢印16方向へ、プルローラ対15によっ
て引っ張られている。プルローラ対15の下流側には、
カッタユニット17及び排出ローラ対19が順次配設さ
れている。上記カッタユニット17は昇降可能なカッタ
刃17aと固定されたダイ17bとからなっていて、ラ
ミネートフィルム6a,6b及びラミネート対象物20
の後端側を裁断するものであり、また、排出ローラ対1
9は、上側の排出ローラ19aと下側の排出ローラ19
bとからなり、裁断後のラミネートフィルム6a,6b
をラミネート対象物20と共に、例えば装置本体1の外
部に排出するものである。
いに圧接している上側ローラ15a、下側ローラ15b
からなるプルローラ対15が配設されており、ラミネー
トローラ対10とプルローラ対15との間には、本発明
の主要構成部材であるガイド部材80が配設されてい
る。ガイド部材80は、なだらかに湾曲するストレッチ
面80aを有し、このストレッチ面80aをラミネート
フィルム6a,6bの搬送経路中に突設させている。ラ
ミネートローラ対10のニップ部10cにおいて合流し
たラミネートフィルム6a,6b及び挟着されたラミネ
ート対象物20は、サイド部材80のストレッチ面80
aに沿って、矢印16方向へ、プルローラ対15によっ
て引っ張られている。プルローラ対15の下流側には、
カッタユニット17及び排出ローラ対19が順次配設さ
れている。上記カッタユニット17は昇降可能なカッタ
刃17aと固定されたダイ17bとからなっていて、ラ
ミネートフィルム6a,6b及びラミネート対象物20
の後端側を裁断するものであり、また、排出ローラ対1
9は、上側の排出ローラ19aと下側の排出ローラ19
bとからなり、裁断後のラミネートフィルム6a,6b
をラミネート対象物20と共に、例えば装置本体1の外
部に排出するものである。
【0022】次に、ラミネートフィルムロール5a,5
bの装着状態を図3を用いて説明する。
bの装着状態を図3を用いて説明する。
【0023】図3(a) において、ラミネートフィルム6
aは芯金30aに巻回されていてラミネートフィルムロ
ール5aを構成している。この芯金30aが回動自在に
装着されているロールシャフト31は、装置本体1の側
板32に螺合されたテンション調整ナット33を介して
支持されている。上記芯金30aとテンション調整ナッ
ト33との間にはテンションばね35が介在されてい
て、テンション調整ナット33の締込み具合によって、
ラミネートフィルムロール5aからラミネートフィルム
6aを引き出すときの負荷が調整できるようになってい
る。
aは芯金30aに巻回されていてラミネートフィルムロ
ール5aを構成している。この芯金30aが回動自在に
装着されているロールシャフト31は、装置本体1の側
板32に螺合されたテンション調整ナット33を介して
支持されている。上記芯金30aとテンション調整ナッ
ト33との間にはテンションばね35が介在されてい
て、テンション調整ナット33の締込み具合によって、
ラミネートフィルムロール5aからラミネートフィルム
6aを引き出すときの負荷が調整できるようになってい
る。
【0024】ここで、ラミネートフィルムロール5a
は、第1の厚みのラミネートフィルム6aからなってい
る。図3(b) に示すラミネートフィルムロール5bは、
第2の厚みのラミネートフィルム6bからなっていて、
芯金30bに巻回されている。そして、上記芯金30a
はストレート状に形成されているが、他方の芯金30b
の一端部にはフランジ部30cが形成されている。上記
側板32の芯金30b近傍には、芯金識別スイッチ36
が付設されており、この芯金識別スイッチ36がOFF
のときには第1の芯金30aの装着が識別され、またO
Nのときには第2の芯金30bの装着が識別される。
は、第1の厚みのラミネートフィルム6aからなってい
る。図3(b) に示すラミネートフィルムロール5bは、
第2の厚みのラミネートフィルム6bからなっていて、
芯金30bに巻回されている。そして、上記芯金30a
はストレート状に形成されているが、他方の芯金30b
の一端部にはフランジ部30cが形成されている。上記
側板32の芯金30b近傍には、芯金識別スイッチ36
が付設されており、この芯金識別スイッチ36がOFF
のときには第1の芯金30aの装着が識別され、またO
Nのときには第2の芯金30bの装着が識別される。
【0025】次に、装置本体1へのラミネートフィルム
ロールユニットXの装着について図4により説明する。
ロールユニットXの装着について図4により説明する。
【0026】前述のラミネートフィルムロール5bは、
枠体37内に装着されている。ラミネートフィルム6b
は、ラミネートフィルムロール5bの剥離部5cから剥
離され、テンションローラ7b,7cを介してラミネー
トフィルムロールユニットXの上方に導かれている。ラ
ミネートフィルム6bが剥離される剥離部5cの下流側
近傍には、板ばねからなる保持部材39により保持され
ている除電針40が配設されており、この除電針40の
自由端は剥離直後のラミネートフィルム6bに当接して
剥離時に生じる静電気を除去している。
枠体37内に装着されている。ラミネートフィルム6b
は、ラミネートフィルムロール5bの剥離部5cから剥
離され、テンションローラ7b,7cを介してラミネー
トフィルムロールユニットXの上方に導かれている。ラ
ミネートフィルム6bが剥離される剥離部5cの下流側
近傍には、板ばねからなる保持部材39により保持され
ている除電針40が配設されており、この除電針40の
自由端は剥離直後のラミネートフィルム6bに当接して
剥離時に生じる静電気を除去している。
【0027】また、図4(a) は、フィルム残量が多いと
きのラミネートフィルム6bの状態であり、図4(b) は
フィルム残量が少ないときのラミネートフィルム6bの
状態を示している。除電針40は、フィルム残量が減少
してラミネートフィルム6bの位置が変化しても、保持
部材39の有する弾力によりラミネートフィルム6bの
裏面に常に当接して追随するように構成されている。剥
離されたラミネートフィルム6bは除電針40により常
に除電されているから、ラミネートフィルム6bが他の
金属部品に張り付くことや静電気による装置本体1の誤
動作の発生が防止される。
きのラミネートフィルム6bの状態であり、図4(b) は
フィルム残量が少ないときのラミネートフィルム6bの
状態を示している。除電針40は、フィルム残量が減少
してラミネートフィルム6bの位置が変化しても、保持
部材39の有する弾力によりラミネートフィルム6bの
裏面に常に当接して追随するように構成されている。剥
離されたラミネートフィルム6bは除電針40により常
に除電されているから、ラミネートフィルム6bが他の
金属部品に張り付くことや静電気による装置本体1の誤
動作の発生が防止される。
【0028】上記のようにラミネートフィルム6bを予
め装填したラミネートフィルムロールユニットXは、図
2に示すように装置本体1の上部のラミネート部R1と
給紙部R2を開いた状態で上側から装置本体1の内部に
挿入される。この時、ラミネートフィルムロールユニッ
トXは、下部本体R3内部に設けられているレール41
に沿って内部に挿入されるようになっており、容易な装
着が可能になっている。
め装填したラミネートフィルムロールユニットXは、図
2に示すように装置本体1の上部のラミネート部R1と
給紙部R2を開いた状態で上側から装置本体1の内部に
挿入される。この時、ラミネートフィルムロールユニッ
トXは、下部本体R3内部に設けられているレール41
に沿って内部に挿入されるようになっており、容易な装
着が可能になっている。
【0029】次にラミネート装置の駆動系について図5
により説明する。
により説明する。
【0030】同図においてメインモータ42は、不図示
の取り付け部材を介して側板32に固着されおり、メイ
ンモータ42の出力軸42aの両端にはモータギヤ43
及びクロック円板45がそれぞれ固着されている。プル
ローラ対15の上側ローラ15aの軸端にはプルローラ
ギヤ46が固着されていて、上記モータギヤ43に噛合
している。一方クロック円板45は、複数のスリット
(不図示)を有しており、このクロック円板45の近傍
には、上記スリットを検知する透過型の光センサからな
るクロックセンサ47が設けられている。
の取り付け部材を介して側板32に固着されおり、メイ
ンモータ42の出力軸42aの両端にはモータギヤ43
及びクロック円板45がそれぞれ固着されている。プル
ローラ対15の上側ローラ15aの軸端にはプルローラ
ギヤ46が固着されていて、上記モータギヤ43に噛合
している。一方クロック円板45は、複数のスリット
(不図示)を有しており、このクロック円板45の近傍
には、上記スリットを検知する透過型の光センサからな
るクロックセンサ47が設けられている。
【0031】次に、ラミネート対象物20をラミネート
処理する場合の動作について説明する。
処理する場合の動作について説明する。
【0032】給紙台21(図1参照)に載置されたラミ
ネート対象物20は、挿入口22aに差し込まれると、
先端がシャッタ部材26に突き当たる。そして、ラミネ
ート対象物20が給紙センサ27により検知されて、シ
ャッタソレノイド49(図6参照)がONし、シャッタ
部材26が給紙台21上から退避する。これと共にピッ
クアップソレノイド50がONし、ピックアップローラ
25を下降させて、ラミネート対象物20を一定の圧力
で加圧する。
ネート対象物20は、挿入口22aに差し込まれると、
先端がシャッタ部材26に突き当たる。そして、ラミネ
ート対象物20が給紙センサ27により検知されて、シ
ャッタソレノイド49(図6参照)がONし、シャッタ
部材26が給紙台21上から退避する。これと共にピッ
クアップソレノイド50がONし、ピックアップローラ
25を下降させて、ラミネート対象物20を一定の圧力
で加圧する。
【0033】その後、ピックアップモータ51がON
し、ピックアップローラ25が回転を始める。ラミネー
ト対象物20は、ピックアップローラ25の回転により
搬送され、予め設定された時間が経過するとメインモー
タ42がONしてプルローラ対15が回転を始める。ラ
ミネートフィルム6a,6bは、上記プルローラ対15
により引っ張られ、また、引っ張られたラミネートフィ
ルム6a,6bによってラミネートローラ対10及びプ
レヒートローラ9a,9bが従動回転される。接着され
ていないラミネートフィルム6a,6bは、予め余熱さ
れているプレヒートローラ9a,9bにより第1の温度
に加熱され、続いてラミネートローラ対10により常に
一定の温度にコントロールされた第2の温度に加熱され
る。
し、ピックアップローラ25が回転を始める。ラミネー
ト対象物20は、ピックアップローラ25の回転により
搬送され、予め設定された時間が経過するとメインモー
タ42がONしてプルローラ対15が回転を始める。ラ
ミネートフィルム6a,6bは、上記プルローラ対15
により引っ張られ、また、引っ張られたラミネートフィ
ルム6a,6bによってラミネートローラ対10及びプ
レヒートローラ9a,9bが従動回転される。接着され
ていないラミネートフィルム6a,6bは、予め余熱さ
れているプレヒートローラ9a,9bにより第1の温度
に加熱され、続いてラミネートローラ対10により常に
一定の温度にコントロールされた第2の温度に加熱され
る。
【0034】ラミネート対象物20は、ピックアップロ
ーラ25によってラミネートローラ対10のニップ部1
0cに送り込まれ、加熱された上下のラミネートフィル
ム6a,6bの間に挟まれた状態でラミネートローラ対
10により加圧・加熱されてラミネート処理される。ピ
ックアップローラ25は、予め設定された時間だけ加圧
回転した後、ピックアップソレノイド50が作動して給
紙台21上から退避し、さらにピックアップモータ51
のOFFにより回転を停止する。
ーラ25によってラミネートローラ対10のニップ部1
0cに送り込まれ、加熱された上下のラミネートフィル
ム6a,6bの間に挟まれた状態でラミネートローラ対
10により加圧・加熱されてラミネート処理される。ピ
ックアップローラ25は、予め設定された時間だけ加圧
回転した後、ピックアップソレノイド50が作動して給
紙台21上から退避し、さらにピックアップモータ51
のOFFにより回転を停止する。
【0035】給紙センサ27がラミネート対象物20の
後端を検知すると、クロックセンサ47によりクロック
円板45のスリット数のカウントが開始される。給紙セ
ンサ27からカッタユニット17までの距離が計測され
た後にメインモータ42がOFFして、ラミネート処理
後のラミネート対象物20の移送が停止される。これと
同時に、カッタモータ52がONし、カッタ刃17aに
よって、ラミネート対象物20を密閉して連続している
ラミネートフィルム6a,6bの後端側が裁断され、製
品として完成されたラミネート対象物20は排出ローラ
対19により装置本体1の外部の不図示の排出トレイ上
に排出される。
後端を検知すると、クロックセンサ47によりクロック
円板45のスリット数のカウントが開始される。給紙セ
ンサ27からカッタユニット17までの距離が計測され
た後にメインモータ42がOFFして、ラミネート処理
後のラミネート対象物20の移送が停止される。これと
同時に、カッタモータ52がONし、カッタ刃17aに
よって、ラミネート対象物20を密閉して連続している
ラミネートフィルム6a,6bの後端側が裁断され、製
品として完成されたラミネート対象物20は排出ローラ
対19により装置本体1の外部の不図示の排出トレイ上
に排出される。
【0036】次に、本発明の主要部分の動作を図8、図
9を参照して説明する。
9を参照して説明する。
【0037】図9(a) は本発明の主要部材であるガイド
部材80がない場合のラミネートローラ対10のニップ
部10cを通過した直後のラミネートフィルム6a,6
b及びラミネート対象物20を搬送方向に切断したとき
の断面形状を示す図である。これはラミネートローラ対
10の表面の平滑度、圧力の不均一及び該ラミネートロ
ーラ10a,10bの剛性の不足等により、ニップ部1
0cでの挟持圧が不均一となり、図で示すように細かな
波状のカールがラミネートフィルム6a,6b及びラミ
ネート対象物20に生じてしまう。図9(b) はガイド部
材80を装着した場合のラミネートフィルム6a,6b
及びラミネート対象物20を搬送方向に切断した断面形
状を示す図である。ガイド部材80には、なだらかに湾
曲したストレッチ面80aが形成されており、このガイ
ド部材80をラミネートローラ対10とプルローラ対1
5の間に配設した上、ラミネートフィルム6a,6b及
びラミネート対象物20が該ガイド部材80のストレッ
チ面80aに沿ってプルローラ対15に引っ張られるよ
うに構成してある。これにより、三層に積層されたラミ
ネートフィルム6a,6b、ラミネート対象物20は、
前記したラミネートローラ対10を通過して招じたこ細
かな波形状のカールが、ラミネートフィルム6a,6b
の搬送経路中から突出するストレッチ面80aに沿って
摺接することにより消滅し、大きな円弧状の表面状態を
得ることになる。従って、このガイド部材80に倣った
表面形状のラミネートフィルム6a,6b及びラミネー
ト対象物20がプルローラ対15に引っ張られて搬送さ
れるために、従来のような細かな波形状のカールを生じ
ることがない。そして、大きな円弧状の表面形状で裁断
手段17に搬送され、裁断後は、各ローラに抱束される
ことがなくなるため平坦な表面状態となり、製品として
良好な表面を持ったラミネートシートを得ることができ
る。
部材80がない場合のラミネートローラ対10のニップ
部10cを通過した直後のラミネートフィルム6a,6
b及びラミネート対象物20を搬送方向に切断したとき
の断面形状を示す図である。これはラミネートローラ対
10の表面の平滑度、圧力の不均一及び該ラミネートロ
ーラ10a,10bの剛性の不足等により、ニップ部1
0cでの挟持圧が不均一となり、図で示すように細かな
波状のカールがラミネートフィルム6a,6b及びラミ
ネート対象物20に生じてしまう。図9(b) はガイド部
材80を装着した場合のラミネートフィルム6a,6b
及びラミネート対象物20を搬送方向に切断した断面形
状を示す図である。ガイド部材80には、なだらかに湾
曲したストレッチ面80aが形成されており、このガイ
ド部材80をラミネートローラ対10とプルローラ対1
5の間に配設した上、ラミネートフィルム6a,6b及
びラミネート対象物20が該ガイド部材80のストレッ
チ面80aに沿ってプルローラ対15に引っ張られるよ
うに構成してある。これにより、三層に積層されたラミ
ネートフィルム6a,6b、ラミネート対象物20は、
前記したラミネートローラ対10を通過して招じたこ細
かな波形状のカールが、ラミネートフィルム6a,6b
の搬送経路中から突出するストレッチ面80aに沿って
摺接することにより消滅し、大きな円弧状の表面状態を
得ることになる。従って、このガイド部材80に倣った
表面形状のラミネートフィルム6a,6b及びラミネー
ト対象物20がプルローラ対15に引っ張られて搬送さ
れるために、従来のような細かな波形状のカールを生じ
ることがない。そして、大きな円弧状の表面形状で裁断
手段17に搬送され、裁断後は、各ローラに抱束される
ことがなくなるため平坦な表面状態となり、製品として
良好な表面を持ったラミネートシートを得ることができ
る。
【0038】次に、ラミネート装置の制御及び動作を図
6のブロック図により説明する。
6のブロック図により説明する。
【0039】同図において制御動作はROM,RAM等
を内蔵した周知のワンチップマイクロコンピュータ(以
下MCOMという)70を中心に構成されており、この
MCOM70での入力ポートP0,P1,P2,P3,
P4にはそれぞれ前述した給紙台21上のラミネート対
象物20の有無を検知する給紙センサ27、プレヒート
ローラ9a,9bの表面温度を測定するサーミスタで構
成されたプレヒートローラ温度センサ55、ラミネート
ローラ対10の表面温度を測定するラミネートローラ温
度センサ56、ラミネートフィルム6a,6bの芯金3
0a,30bを識別してラミネートフィルム6a,6b
の厚みを識別する芯金識別スイッチ36、メインモータ
42の回転量及びプルローラ対15の周面の移動量をカ
ウントするクロックセンサ47等の各信号が入力され
る。
を内蔵した周知のワンチップマイクロコンピュータ(以
下MCOMという)70を中心に構成されており、この
MCOM70での入力ポートP0,P1,P2,P3,
P4にはそれぞれ前述した給紙台21上のラミネート対
象物20の有無を検知する給紙センサ27、プレヒート
ローラ9a,9bの表面温度を測定するサーミスタで構
成されたプレヒートローラ温度センサ55、ラミネート
ローラ対10の表面温度を測定するラミネートローラ温
度センサ56、ラミネートフィルム6a,6bの芯金3
0a,30bを識別してラミネートフィルム6a,6b
の厚みを識別する芯金識別スイッチ36、メインモータ
42の回転量及びプルローラ対15の周面の移動量をカ
ウントするクロックセンサ47等の各信号が入力され
る。
【0040】また、出力ポートF0,F1,F2,F
3,F4,F5,F6,F7からは、ドライバD0,D
1,D2,D3,D4,D5,D6,D7を介して、シ
ャッタ部材26のON/OFF動作、ピックアップロー
ラ25を退避位置からラミネート対象物20上に一定圧
力により加圧させるピックアップソレノイド50のON
/OFF動作、ピックアップローラ25を回転させるピ
ックアップモータ51のON/OFF動作、ラミネート
フィルム6a,6bを加熱させるラミネートヒータ13
a,13bのON/OFF動作、ラミネートローラ対1
0の表面温度を一定に保つためのプレヒータ12a,1
2bのON/OFF動作、ラミネート処理後のラミネー
トシートを連続したラミネートフィルム6a,6bから
裁断を行うカッタモータ52のON/OFF動作、そし
てオペレータにラミネート対象物20の受付を知らせて
ラミネート動作に入ることを知らせる原稿検知表示53
等の各出力信号が出力される。
3,F4,F5,F6,F7からは、ドライバD0,D
1,D2,D3,D4,D5,D6,D7を介して、シ
ャッタ部材26のON/OFF動作、ピックアップロー
ラ25を退避位置からラミネート対象物20上に一定圧
力により加圧させるピックアップソレノイド50のON
/OFF動作、ピックアップローラ25を回転させるピ
ックアップモータ51のON/OFF動作、ラミネート
フィルム6a,6bを加熱させるラミネートヒータ13
a,13bのON/OFF動作、ラミネートローラ対1
0の表面温度を一定に保つためのプレヒータ12a,1
2bのON/OFF動作、ラミネート処理後のラミネー
トシートを連続したラミネートフィルム6a,6bから
裁断を行うカッタモータ52のON/OFF動作、そし
てオペレータにラミネート対象物20の受付を知らせて
ラミネート動作に入ることを知らせる原稿検知表示53
等の各出力信号が出力される。
【0041】前記入力信号の読み込み、あるいは負荷の
ON/OFF動作及び各々の設定値へのコントロール
は、MCOM70内のROMに格納されたプログラムに
従って実行される。
ON/OFF動作及び各々の設定値へのコントロール
は、MCOM70内のROMに格納されたプログラムに
従って実行される。
【0042】次に、プレヒートローラ9a,9b及びラ
ミネートローラ対10のローラ表面温度のコントロール
について、図7のフローチャートを用いて説明する。
ミネートローラ対10のローラ表面温度のコントロール
について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0043】同図において、メインスイッチSWをON
すると(S201)、ラミネートローラ対10の表面温
度をラミネートローラ温度センサ56により検出し、こ
の温度を予め設定された温度と比較する(S202)。
検出温度が、設定された温度よりも低い場合には、ラミ
ネートヒータ13a,13bをONし(S203)、所
定の温度に達した所で上記ヒータ13a,13bがOF
Fする。
すると(S201)、ラミネートローラ対10の表面温
度をラミネートローラ温度センサ56により検出し、こ
の温度を予め設定された温度と比較する(S202)。
検出温度が、設定された温度よりも低い場合には、ラミ
ネートヒータ13a,13bをONし(S203)、所
定の温度に達した所で上記ヒータ13a,13bがOF
Fする。
【0044】次に、プレートヒートローラ9a,9bの
表面温度をプレヒートローラ温度センサ55により検出
し、予め設定された温度と比較する(S204)。この
設定温度は、芯金識別スイッチ36からの情報に基づい
てフィルム厚に応じて設定する。検出温度が設定温度に
達していない場合は、プレヒータ12a,12bがON
し(S205)、表面温度が所定の温度に達した所で上
記プレヒータ12a,12bがOFFする。以上でプレ
ヒートローラ9a,9b及びプルローラ対15の温度調
整を終了する。
表面温度をプレヒートローラ温度センサ55により検出
し、予め設定された温度と比較する(S204)。この
設定温度は、芯金識別スイッチ36からの情報に基づい
てフィルム厚に応じて設定する。検出温度が設定温度に
達していない場合は、プレヒータ12a,12bがON
し(S205)、表面温度が所定の温度に達した所で上
記プレヒータ12a,12bがOFFする。以上でプレ
ヒートローラ9a,9b及びプルローラ対15の温度調
整を終了する。
【0045】次に、給紙台21の供給経路22内にラミ
ネート対象物20があるか否かを給紙センサ27の情報
により調べる。ラミネート対象物20がない場合には、
再度温度調整が行なわれる。ラミネート対象物20があ
る場合には、ラミネートローラ対10の温度制御のみを
行う(S207,S208)。
ネート対象物20があるか否かを給紙センサ27の情報
により調べる。ラミネート対象物20がない場合には、
再度温度調整が行なわれる。ラミネート対象物20があ
る場合には、ラミネートローラ対10の温度制御のみを
行う(S207,S208)。
【0046】給紙センサ27の情報によりラミネート対
象物20の後端を捕らえてラミネートが終了か否かが判
断される(S209)。ラミネート対象物20が存在す
れば、ラミネートローラ対10の温度制御を行ない(S
207,208)、存在しなければ、再度ラミネートロ
ーラ対10及びプレヒートローラ9a,9bの温度調整
が行なわれる(S202,S204)ようになってい
る。
象物20の後端を捕らえてラミネートが終了か否かが判
断される(S209)。ラミネート対象物20が存在す
れば、ラミネートローラ対10の温度制御を行ない(S
207,208)、存在しなければ、再度ラミネートロ
ーラ対10及びプレヒートローラ9a,9bの温度調整
が行なわれる(S202,S204)ようになってい
る。
【0047】以上の実施例においては、ラミネートロー
ラ対10とプルローラ対15との間になだらかに湾曲し
たストレッチ面80aを有するガイド部材80を配置
し、ストレッチ面80aにラミネートフィルム6a,6
bを沿わせる構成としたが、ガイド部材80は、これに
代えて弾性部材を用い、ラミネートフィルム6a,6b
を積極的にこの弾性部材に当て、ラミネートフィルム6
a,6bに生じる細かな波状のカールを吸収させ、ラミ
ネートフィルム6a,6bの表面を平坦な状態とする構
成としても本実施例と同様の効果を得ることが期待でき
る。
ラ対10とプルローラ対15との間になだらかに湾曲し
たストレッチ面80aを有するガイド部材80を配置
し、ストレッチ面80aにラミネートフィルム6a,6
bを沿わせる構成としたが、ガイド部材80は、これに
代えて弾性部材を用い、ラミネートフィルム6a,6b
を積極的にこの弾性部材に当て、ラミネートフィルム6
a,6bに生じる細かな波状のカールを吸収させ、ラミ
ネートフィルム6a,6bの表面を平坦な状態とする構
成としても本実施例と同様の効果を得ることが期待でき
る。
【0048】更に、ガイド部材80はたいこ状のローラ
としてラミネートフィルム6a,6bがこれに沿って搬
送される際に、このローラを回転させ、搬送抵抗を軽減
させる構成としても、ほぼ同様の効果を得ることができ
る。
としてラミネートフィルム6a,6bがこれに沿って搬
送される際に、このローラを回転させ、搬送抵抗を軽減
させる構成としても、ほぼ同様の効果を得ることができ
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
加圧・加熱後のラミネートフィルムは、なだらかに湾曲
するストレッチ面に摺接するように搬送されるので、加
圧・加熱後に形成されがちなラミネートフィルムの細か
い波状のカールをなくすことができる。
加圧・加熱後のラミネートフィルムは、なだらかに湾曲
するストレッチ面に摺接するように搬送されるので、加
圧・加熱後に形成されがちなラミネートフィルムの細か
い波状のカールをなくすことができる。
【0050】即ち、このようなガイド部材の構造によ
り、加圧・加熱手段の微妙な加圧力や剛性を向上させる
ための特別な制御装置等を追加装着したり、装置の大型
化を招いたりすることなく、簡単にカールの発生を防止
することができる。
り、加圧・加熱手段の微妙な加圧力や剛性を向上させる
ための特別な制御装置等を追加装着したり、装置の大型
化を招いたりすることなく、簡単にカールの発生を防止
することができる。
【0051】これにより、美粧性に優れ、製品として価
値の高いラミネート処理を施すことができる。
値の高いラミネート処理を施すことができる。
【図1】本発明のラミネート装置の縦断側面図。
【図2】ラミネートフィルム装着時の上側ラミネート部
及び給紙部をそれぞれ開放した状態の縦断側面図。
及び給紙部をそれぞれ開放した状態の縦断側面図。
【図3】(a) ,(b) はラミネートフィルムロール部の要
部を示す正面断面図。
部を示す正面断面図。
【図4】(a) ,(b) はラミネートフィルムロールユニッ
トの縦断側面図。
トの縦断側面図。
【図5】ラミネート装置の駆動系を示す展開図。
【図6】ラミネート装置を制御するブロック図。
【図7】プレヒータ及びラミネートヒータの温度制御を
示すフローチャート。
示すフローチャート。
【図8】ガイド部の斜視図。
【図9】(a) は従来の加圧・加熱直後のラミネートフィ
ルムの断面図、(b) は本発明の加圧・加熱直後のラミネ
ートフィルムの断面図。
ルムの断面図、(b) は本発明の加圧・加熱直後のラミネ
ートフィルムの断面図。
【図10】従来のラミネート装置を示す縦断側面図。
6a,6b ラミネートフィルム 10 加圧・加熱手段(ラミネートローラ対) 15 搬送手段(プルローラ対) 20 ラミネート対象物 42 駆動手段(メインモータ) 80 ガイド部材 80a ストレッチ面
Claims (1)
- 【請求項1】 シート状のラミネート対象物を上下から
挟着して包み込む熱反応性の上側及び下側のラミネート
フィルムと、該ラミネートフィルムを加圧・加熱してラ
ミネート対象物を密閉処理する加圧・加熱手段と、前記
ラミネートフィルムを搬送する搬送手段と、前記加圧・
加熱手段と搬送手段との間に配設され、前記ラミネート
フィルムをガイドするガイド部材と、前記搬送手段を駆
動する駆動手段と、を有するラミネート装置において、 前記ガイド部材は、なだらかに湾曲すると共に前記ラミ
ネートフィルムの搬送経路中に突設されたストレッチ面
を有し、前記ラミネートフィルムが該ストレッチ面に摺
接しながら搬送される、 ことを特徴とするラミネート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7384491A JPH06226844A (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | ラミネート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7384491A JPH06226844A (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | ラミネート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06226844A true JPH06226844A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=13529859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7384491A Withdrawn JPH06226844A (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | ラミネート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06226844A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014201053A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-27 | トヨタ自動車株式会社 | 接合装置 |
CN112743979A (zh) * | 2020-12-24 | 2021-05-04 | 重庆瑞霆塑胶有限公司 | 印刷薄膜复合机 |
CN113180728A (zh) * | 2021-03-30 | 2021-07-30 | 唐波 | 一种超声探头自动覆膜机 |
-
1991
- 1991-03-12 JP JP7384491A patent/JPH06226844A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014201053A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-27 | トヨタ自動車株式会社 | 接合装置 |
CN112743979A (zh) * | 2020-12-24 | 2021-05-04 | 重庆瑞霆塑胶有限公司 | 印刷薄膜复合机 |
CN112743979B (zh) * | 2020-12-24 | 2022-09-30 | 重庆瑞霆塑胶有限公司 | 印刷薄膜复合机 |
CN113180728A (zh) * | 2021-03-30 | 2021-07-30 | 唐波 | 一种超声探头自动覆膜机 |
CN113180728B (zh) * | 2021-03-30 | 2023-10-10 | 烟台奇创医疗科技有限公司 | 一种超声探头自动覆膜机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |