JPH06122153A - ラミネート装置 - Google Patents

ラミネート装置

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JPH06122153A
JPH06122153A JP3039571A JP3957191A JPH06122153A JP H06122153 A JPH06122153 A JP H06122153A JP 3039571 A JP3039571 A JP 3039571A JP 3957191 A JP3957191 A JP 3957191A JP H06122153 A JPH06122153 A JP H06122153A
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laminating
laminated
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film
heating
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Kazuhiro Matsuo
和弘 松尾
Yoshihiko Kitahara
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 〔目的〕 連続したラミネート対象物の間隔を一定に保
って、ラミネートフィルムの無駄及びラミネート処理時
間の無駄を低減する。 〔構成〕 加圧・加熱ローラ対10の上流側にラミネー
ト対象物20を検知する第1の検知センサ27、第2の
検知センサ29を順次設ける。第2の検知センサ29が
ラミネート対象物20を検知しているときに、第1の検
知センサ27が次のラミネート対象物20を検知する
と、各ラミネート対象物20の間の間隔が一定になるよ
うにしてラミネート対象物が連続してラミネート処理さ
れ、繋った状態のラミネートシートが排出される。これ
により、各ラミネート対象物20間の間隔は一定の必要
量に抑えられてラミネートフィルム6a,6bの無駄や
ラミネート処理時間の無駄が省かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラミネート対象物を熱
反応性の上下のラミネートフィルムの間には挟み込んで
加圧・加熱することにより、ラミネート対象物をラミネ
ートフィルムにより密閉してラミネート処理するラミネ
ート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状のラミネート対象物の表
裏をラミネートフィルムにより包み込んで密閉してラミ
ネート処理することにより、ラミネート対象物の見栄え
及び保存性をよくするラミネート装置が知られている。
【0003】図10は従来のラミネート装置の一例を示
している。
【0004】同図において、装置本体100内には熱反
応性の上側ラミネートフィルム102aを巻回してなる
上側ラミネートフィルムロール101a及び下側ラミネ
ートフィルム102bを巻回してなる下側ラミネートフ
ィルムロール101bがそれぞれ配設されている。各ラ
ミネートフィルムロールラミネートフィルムロール10
1a,101bから剥離されたラミネートフィルム10
2a,102bは、互いに圧接している加圧・加熱ロー
ラ103a,103bにそれぞれ巻回されて重ね合わさ
れた状態になってプルローラ105a,105bにより
テンションが与えられている。上記加圧・加熱ローラ1
03a,103bの内部には、同ローラをそれぞれ加熱
するための加熱ヒータ106a,106bがそれぞれ収
納されている。
【0005】加圧・加熱ローラ対103の上流側に設け
られた給紙台109からは、ラミネート対象物110が
セットされて上下ラミネートフィルム102a,102
bの合流部である加熱ヒータ106a,106bのニッ
プ部へ挿入される。ラミネート対象物110は、上下ラ
ミネートフィルム102a,102bにより包み込まれ
ようにして加圧・加熱ローラ対103により加圧・加熱
されて挟着され、プルローラ対105により機外に搬送
される。ラミネートフィルム102a,102b及びラ
ミネート対象物110の後端は、プルローラ対105の
下流側に設けられたカッタユニット111により裁断さ
れる。
【0006】装置本体100の上部には、操作部113
が配設されており、この操作部113はラミネートフィ
ルム102a及び102b及びプルローラ対105の搬
送スピード及び加圧・加熱ローラ対103の外周温度を
それぞれマニュアルでセットするスイッチ115,11
6が配設されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のラミネート装置においては、ラミネート対象物
110を連続してラミネート処理する場合、作業者の目
視で最初のラミネート対象物110がラミネート処理さ
れたことを確認してから、次のラミネート対象物110
を確認してから、次のラミネート対象物110をラミネ
ート装置に挿入するためのラミネート対象物110の各
々の間隔が一定ではなくて必要以上に広くなり、無駄な
ラミネートフィルム102a,102bを必要とする欠
点がある。
【0008】このラミネートフィルム102a,102
bの無駄長を少なくしようとして、最初のラミネート対
象物110がラミネート処理されたことを確認する前
に、次のラミネート対象物110を装置内部に挿入する
と、1枚目と2枚目が重なってラミネートされてしまう
不具合を生じる欠点があった。
【0009】そこで、発明は、連続して挿入されるラミ
ネート対象物間の間隔を一定にするようにして、ラミネ
ートフィルムの無駄及びラミネート対象物の重なりを解
消したラミネート装置を提供することを目的とするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、例えば図1、図6、図7を参
照して示すと、シート状のラミネート対象物(20)を
上下から挟着して包み込む熱反応性の上側及び下側のラ
ミネートフィルム(6a,6b)と、前記ラミネート対
象物(20)を挟着しているラミネートフィルム(6
a,6b)を加圧・加熱して前記ラミネート対象物(2
0)を密閉処理する加圧・加熱手段(10)と、該加圧
・加熱手段(10)へ前記ラミネート対象物(20)を
搬送する搬送手段(25)と、前記加圧・加熱手段(1
0)の下流側にあって前記ラミネート処理したラミネー
トフィルム(6a,6b)を裁断する裁断手段(17)
と、該裁断したラミネートフィルム(6a,6b)を排
出する排出手段(19)と、を有するラミネート装置に
おいて、前記加圧・加熱手段(10)の上流側に順番に
配設した第1の検知センサ(27)及び第2の検知セン
サ(29)と、該第2の検知センサ(27)が前記加圧
・加熱手段(10)に送られたラミネート対象物(2
0)を検知した状態で前記第1の検知センサ(27)が
次のラミネート対象物(20b)を検知した場合、前記
第2の検知センサが前記ラミネート対象物を検知してか
ら一定時間経過後に、前記搬送手段(25)により次の
ラミネート対象物(20b)を前記加圧・加熱手段(1
0)へ搬送してラミネート動作を連続的に行なうように
制御する制御部(60)と、を有することを特徴とす
る。
【0011】また、前記第2の検知センサ(20b)が
前記搬送手段(25)により前記加圧・加熱手段(1
0)に送られたラミネート対象物(20)を検知した状
態で、前記第1の検知センサ(27)が次のラミネート
対象物(20b)を検知しなかったとき、前記第2の検
知センサ(29)がラミネート対象物(20)の後端を
検知してから一定時間経過後に、ラミネートフィルム
(6a,6b)を前記裁断手段(17)により裁断する
ように制御部(60)が制御することを特徴とする。
【0012】
【作用】以上構成に基づき、搬送手段(25)部へ挿入
されたラミネート対象物(20)が第1の検知センサ
(27)により検知されると、ラミネート対象物(2
0)は搬送手段(25)により加圧・加熱手段(10)
へ搬送され、この搬送途中で第2の検知センサ(29)
により検知される。
【0013】搬送されたラミネート対象物(20)が前
記第2の検知センサ(29)により検知された状態で、
次のラミネート対象物(20b)が第1の検知センサ
(27)により検知されると(すなわち連続ラミネート
処理であると)、前のラミネート対象物(20)の後端
が第2の検知センサ(29)により検知されてから一定
時間経過後に、次のラミネート対象物(20)が搬送手
段(25)により加圧・加熱手段(10)へ搬送されて
ラミネート処理が連続して行なわれる。
【0014】この連続ラミネート処理を行なう場合、ラ
ミネート対象物(20)間はカッタユニット17によっ
て裁断されず、ラミネート処理されたラミネートシート
は連続して機外に排出される。
【0015】これにより、連続ラミネート処理されるラ
ミネート対象物(20)の間隔を一定になって、間隔が
長くなることによる又は1枚毎にラミネート処理するこ
とによるラミネートフィルム(6a,6b)の無駄及び
ラミネート処理時間の無駄を低減することができる。
【0016】また、先に供給されたラミネート対象物
(20)が加圧・加熱手段(10)へ送られて、第2の
検知センサ(29)により検知されたとき、第1の検知
センサ(27)が次のラミネート対象物(20)を検知
しなかった場合、すなわち連続ラミネート処理でない場
合は、この第2の検知センサ(29)がラミネート対象
物(20)の後端を検知してから一定時間経過後に裁断
手段(17)が作動してラミネートフィルム(6a,6
b)の所定位置を裁断する。
【0017】なお、上記カッコ内の符号は図面を参照す
るために示すものであって、本発明の構成を何等限定す
るものではない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0019】図1及び図2において、装置本体1は図2
に示すように下部本体R3と、この下部本体R3に支軸
2により回動自在の取りつけられた上部ラミネート部R
1と、支軸3により下部本体R3に枢支された給紙部R
2とからなっている。 ラミネート部R1には、ラミネ
ートフィルム6aをロール状に巻きつけたラミネートフ
ィルムロール5aが配設されており、このラミネートフ
ィルムロール5aから剥離されたラミネートフィルム6
aはテンションローラ7a、プレヒートローラ9a及び
加圧・加熱ローラ10aに巻回されている。また、下部
本体R3にはラミネートフィルム6bをロール状に巻き
つけたラミネートロール5bが配設されており、このラ
ミネートフィルムロール5aから剥離されたラミネート
フィルム6bは、テンションローラ7b,7c、プレヒ
ートローラ9b及び上記加圧・加熱ローラ10aに圧接
している加圧・加熱ローラ10bに巻回されている。
【0020】上記テンションローラ7a,7cは、ラミ
ネートフィルム6a,6bがプレヒートローラ9a,9
bに一定長さで接触すると共に、プレヒートローラ9
a,9bと加圧・加熱ローラ10a,10b間における
ラミネートフィルム6a,6bのたるみや、これによる
ラミネートフィルム6a,6b同志が接着するのを防止
しているフィルム保持用のローラである。また、上記ラ
ミネートロール5b、テンションローラ7b,7c等に
より、ラミネートロール5b部を装置本体1に着脱自在
のラミネートフィルムロールユニットXが構成されてい
る。
【0021】上記プレヒートローラ9a,9bの中心部
には、同ローラを加熱するプレヒータ12a,12b
が、また加圧・加熱ローラ10a,10bの中心部には
同ローラを加熱するラミネートヒータ13a,13b等
がそれぞれ収納されている。上記プレヒートローラ9
a,9bの表面温度は図8に示すプレヒートローラ温度
センサ55により、また加圧・加熱ローラ対10の表面
温度は、加圧・加熱ローラ温度センサ56によりそれぞ
れ検知されている。
【0022】加圧・加熱ローラ対10の上流側には、ラ
ミネート対象物20がセットされる給紙台21と、この
給紙台21と共に給紙経路22を形成する上部ガイド2
3が配設されている。給紙経路22の挿入口22aに
は、給紙台21に対して接離自在のピックアップローラ
25と、挿入されるラミネート対象物20の先端を規制
するシャッタ部材26が配設されている。また、ピック
アップローラ25とシャッタ部材26間には、挿入され
たラミネート対象物20の給紙を検知する第1の検知手
段(第1の検知センサ)27が配設され、シャッタ部材
26と加圧・加熱ローラ対10間には、ラミネート対象
物20の搬送及び後端を検知する第2の検知センサ29
が配設されている。
【0023】加圧・加熱ローラ対10の下流側には、互
いに圧接している上側ローラ15a,下側ローラ15b
が配設されていて、加圧・加熱ローラ対10において合
流したラミネートフィルム6a,6bの及び後述するラ
ミネート対象物20を矢印16方向へ引っ張っている。
プルローラ対15の下流側には、裁断手段(以下カッタ
ユニットという)17及び排出ローラ19が順次配設さ
れている。上記カッタユニット17は、上刃の回転刃で
あるカッタ17aとダイ17bとからなっていて、ラミ
ネートフィルム6a,6b及びラミネート対象物20の
後端を裁断するものである。
【0024】次に、ラミネートフィルム6a,6bの引
きだし方向(矢印16方向)に加えられた負荷について
図3を用いて説明する。
【0025】図3(a) において、ラミネートフィルム6
aは芯金30aに巻回されていてラミネートフィルムロ
ール5aを構成している。この芯金30aが回動自在に
装着されているロールシャフト31aは、ラミネート装
置の側板32に螺合されたテンション調整ナット33を
介して支持されている。上記芯金30aとテンション調
整ナット33との間にはテンションばね35が介在され
ていて、テンション調整ナット33の閉め込み具合によ
って、ラミネートフィルムロール5aのシート引きだし
方向への負荷が調整できるようになっている。
【0026】ここで、ラミネートフィルムロール5a
は、第1の厚みのラミネートフィルム6aからなってい
る。図3(b) に示すラミネートロール5bは、第2の厚
みのラミネートフィルム6bからなっていて芯金30b
に巻回されている。そして、上記芯金30aはストレー
ト状に形成されているが、芯金30bの一端部にはフラ
ンジ部30cが形成されている。上記側板32の芯金近
傍には、芯金識別スイッチ36が構成されており、この
芯金識別スイッチ36がOFFのときには第1の芯金3
0aの装着が識別され、またONのときには第2の芯金
30bの装着が識別される。
【0027】次に、ラミネート装置へのラミネートフィ
ルムロールユニットXの装着について図4により説明す
る。
【0028】前述のラミネートロール5bは、枠体37
内に装着されている。ラミネートフィルム6bは、ラミ
ネートロール5bの剥離部5cから剥離され、テンショ
ンローラ7a,7cを介してラミネートフィルムロール
ユニットXの上方に導かれている。ラミネートフィルム
6bが剥離される剥離部5cの下流側近傍には、板ばね
からなる保持部材39により保持されている除電針40
が配設されており、この除電針40の自由端は剥離直後
のラミネートフィルム6bの面に当接して剥離時に生じ
る静電気を除去している。
【0029】また、図4(a) は、フィルム残量が多いと
きのラミネートフィルム6bの状態であり、図4(b) は
フィルム残量が少ないときのラミネートフィルム6bの
状態を示している。除電針40は、フィルム残量により
ラミネートフィルム6bの位置が変化いても、保持部材
39の有する弾力によりラミネートロール5bの裏面に
常に当接するように追随するように構成されている。剥
離されたラミネートフィルム6bは、除電針40により
常に除電されることにより、ラミネートフィルム6bが
他の金属部品に張り付くことや、静電気による装置の誤
動作の発生は防止される。
【0030】上記のようにラミネートフィルム6bを予
め装着したラミネートフィルムロールユニットXは、図
2に示すようにラミネート装置の上部ラミネート部R1
とラミネート部R2を開いた状態で上側から装置内部に
挿入される。この時、ラミネートフィルムロールユニッ
トXは、下部本体R3内部に設けられているレール41
に沿って内部に挿入されるようになっていて、容易に装
着が可能になっている。
【0031】次にラミネート装置の駆動系について図5
により説明する。
【0032】同図において、メインモータ42は、不図
示の取りつけ部材を介して側板32に固着されており、
この出力軸にはモータギヤ43及びクロック円板45が
それぞれ固着されている。プルローラ対15の上側ロー
ラ15aの軸端にはプルローラギヤ46が固着されてい
て上記モータギヤ43に噛合している。上記クロック円
板45は、複数のスリット(図示略)を有しており、こ
のクロック円板45の近傍には、上記スリットを検知す
る透過型の光センサからなるクロックセンサ47が設け
られている。
【0033】次に、本発明に係わるラミネート対象物2
0をラミネート処理する場合の動作について図6及び図
7により説明する。
【0034】ラミネート対象物20は、給紙台21(図
1参照)に載置され挿入口22aに差し込まれて先端が
シャッタ部材26に突き当てられる。ラミネート対象物
20が、第1の検知センサ27により検知されると、シ
ャッタソレノイド49(図8参照)がONして、シャッ
タ部材26が給紙台21上から退避する。これとともに
ピックアップソレノイド50がONし、ピックアップロ
ーラ25を下降させて、ラミネート対象物20を一定の
圧力で加圧する。
【0035】その後、ピックアップモータ51がONし
ピックアップローラ25が回転を始める。ラミネート対
象物20は、ピックアップローラ25の回転により搬送
され、予め設定された時間が経過するとメインモータ4
2がONしてプルローラ対15が回転を始める。ラミネ
ートフィルム6a,6bは、上記プルローラ対15によ
り引っ張れら、加圧・加熱ローラ対10及びプレヒート
ローラ9a,9bが従動回転する。接着されていないラ
ミネートフィルム6a,6bは、予め余熱されているプ
レヒートローラ9a,9bにより第1の温度に加熱さ
れ、続いてプルローラ対15により常に一定の温度にコ
ントロールされた第2の温度に加熱される。
【0036】ラミネート対象物20は、ピックアップロ
ーラ25により加圧・加熱ローラ対10のニップ部に送
り込まれ、加熱された上下のラミネートフィルム6a,
6bの間に挟まれてた状態で加圧・加熱ローラ対10に
より加圧・加熱されてラミネート処理される。ピックア
ップローラ25は、予め設定された時間だけ加圧回転し
た後、ピックアップソレノイド50が作動して給紙台2
1上から退避し、さらにピックアップモータ51のOF
Fにより回転を停止する。
【0037】第2の給紙センサ29がラミネート対象物
20の後端を検知し、第1の検知センサ27が次のラミ
ネート対象物20を検知しない時は、この第2の検知セ
ンサ29がラミネート対象物20の後端を検知してか
ら、クロックセンサ47によりクロック円板45のスリ
ット数をカウントを始める。第2の検知センサ29から
カッタユニット17までの距離が計測された後にメイン
モータ42がOFFして、ラミネート処理後のラミネー
ト対象物20の移送が停止される。
【0038】これと同時にカッタモータ52がONし、
ラミネート対象物20を密閉していて連続しているラミ
ネートフィルム6a,6bの後端がカッタ17aにより
裁断される。裁断されたラミネートシートは、排出ロー
ラ19により機外の不図示の排出トレイに排出される。
【0039】このとき得られたラミネートシートには、
図1で示す加圧・加熱ローラ対10からカッタユニット
17までの長さLだけのラミネート対象物20を処理し
ていない余分のラミネートフィルム6a,6b前側に持
った状態となっている。従って、1枚ずつラミネート対
象物20をラミネート処理する場合、ここに前述した長
さLだけの無駄なラミネートフィルム6a,6bを生じ
ることとなる。
【0040】次に、ラミネート対象物20を複数枚連続
してラミネート処理する場合について説明する。図6
(a) に示すように、1枚目のラミネート対象物20aが
供給されると、作業者により2枚目のラミネート対象物
20bが1枚目のラミネート対象物20aの上に重なる
ように挿入口22aに差し込まれる。この時、2枚目の
ラミネート対象物20bの先端は、1枚目のラミネート
対象物20a上に降りているシャッタ部材26に突き当
たり、1枚目のラミネート対象物20aに連れ込まれる
ことを防止している。
【0041】第2の検知センサ29が2枚目のラミネー
ト対象物20bを検知し、第1の検知センサ27が2枚
目のラミネート対象物20bを検知すると、本体のラミ
ネート装置は、連続ラミネート処理があることを認識す
る。
【0042】連続ラミネート処理が認識されると、1枚
目のラミネート対象物20aの後端を検知してから一定
時間後にシャッタソレノイド49がONして、シャッタ
部材26が給紙台21上に退避し、さらにピックアップ
ローラ25が下降して2枚目のラミネート対象物20b
に搬送力が与えられて加圧・加熱ローラ対10のまで搬
送される。
【0043】複数枚のラミネート対象物20の連続ラミ
ネート処理の場合、以上の動作が繰り返して行なわれ
る。そして、連続ラミネート処理の最後のラミネート対
象物20eの後端を第2の検知センサ29で認識し、第
1の検知センサ27で次のラミネート対象物20がない
ことを確認すると、前述のように、第2の検知センサ2
9でラミネート対象物20eを検知した後に一定距離搬
送した後、メインモータ42をOFFして、ラミネート
フィルム6a,6bを停止させ、その所定位置をカッタ
ユニット17で裁断して機外に排出する。
【0044】以上の動作をすることによって、連続して
ラミネート処理する場合は、ラミネート処理されたラミ
ネート対象物20の最初だけに長さLだけのラミネート
されていない余分なラミネートフィルム6a,6bが存
在するだけで、個々のラミネート対象物20の間隔は一
定であって、必要以上の無駄を持つことのないつながっ
たラミネートシートが得られる。
【0045】その後、ラミネート処理を終えた個々のラ
ミネート対象物20の間を、裁断すすることにより、1
枚毎に分けられたラミネートシートを、ラミネートフィ
ルム6a,6bの無駄を生じることなく得ることができ
る。
【0046】次に、ラミネート装置の制御及び動作を図
8のブロック図により説明する。
【0047】同図において、制御動作はROM、RAM
等を内蔵した周知のワンチップマイクロコンピュータ
(以下MCOMという)60を中心に構成されており、
このMCOM60での入力ポートP0〜P5には、それ
ぞれ前述した給紙台21上のラミネート対象物20の有
無を検知する給紙センサ27,29、プレヒートローラ
9a,9bの表面温度を測定するサーミスタで構成され
たプレヒートローラ温度センサ55、プルローラ対15
の表面温度を測定する加圧・加熱ローラ温度センサ5
6、ラミネートフィルム6a,6bの芯金30a,30
bを識別してラミネートフィルム6a,6bの厚みを識
別する芯金識別スイッチ36、メインモータ42の回転
量及びプルローラ対15の周面の移動量をカウントする
クロックセンサ47等の各信号が入力される。
【0048】また、出力ポートF0〜F7には、シャッ
タ部材26のON/OFF動作、ピックアップローラ2
5を退避位置からラミネート対象物20上に一定圧力に
より加圧させるピックアップソレノイド50のON/O
FF動作、ピックアップローラ25を回転させるピック
アップモータ51のON/OFF動作、ラミネートフィ
ルム6a,6bを加熱させるラミネートヒータ13a,
13bのON/OFF動作、加圧・加熱ローラ対10の
表面温度を一定に保つためのプレヒータ12a,12b
のON/OFF動作、ラミネート処理後のラミネートシ
ートを連続したラミネートフィルム6a,6bから裁断
を行なうカッタモータ52のON/OFF動作、オペレ
ータにラミネート対象物20(原稿)の受付を知らせて
ラミネート動作に入ることを知らせる原稿検知表示53
等の各出力信号が出力される。
【0049】前記入力信号の読み込み、あるいは負荷の
ON/OFF動作及び各々の設定値へのコントロール
は、MCOM60内のROMに格納されたプログラムに
従って実行される。
【0050】次に、プレヒートローラ9a,9b及びプ
ルローラ対15のローラ表面温度のコントロールについ
て、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0051】同図において、メインスイッチSWをON
すると(S201)、加圧・加熱ローラ対(ラミネート
ローラ)10の表面温度を加圧・加熱ローラ温度センサ
56により検出し、この温度を予め設定された温度と比
較する(S202)。検出温度が、設定された温度より
も低い場合には、ラミネートヒータ13a,13bをO
Nし(S203)、所定の温度に達した所で上記ヒータ
13a,13bがOFFする。
【0052】次に、プレヒートローラ9a,9bの表面
温度をプレヒートローラ温度センサ55により検出し、
予め設定された温度と比較する(S204)。この設定
温度は、芯金識別スイッチ36からの情報に基づいてフ
ィルム厚に応じて設定する。検出温度が設定温度に達し
ていない場合は、プレヒータ12a,12bをONし
(S205)、表面温度が所定の温度に達した所で上記
プレヒータ12a,12bがOFFする。以上でプレヒ
ートローラ9a,9b及びプルローラ対15の温度調整
を終了する。
【0053】次に、給紙台21の給紙経路22内にラミ
ネート対象物(原稿)20があるか否かを給紙センサ2
7,29の情報により調べる。ラミネート対象物20が
ない場合には、再度温度調整が行なわれる。ラミネート
対象物20がある場合には、プルローラ対(ラミネート
ローラ)15の温度制御のみを行なう(S207,S2
08)。
【0054】給紙センサ27,29の情報によりラミネ
ート対象物20の後端を捕らえてラミネートが終了か否
かが判断される(S209)。ラミネート対象物20が
存在すれば、加圧・加熱ローラ対(ラミネートローラ)
10の温度制御を行ない(S207,208)、存在し
なければ、再度加圧・加熱ローラ対10及びプレヒート
ローラ9a,9bの温度調整が行なわれる(S202,
S204)。
【0055】本実施例では、ラミネート装置の加圧・加
熱ローラ対10の上流側に、第1の検知センサ27及び
第2の検知センサ29をそれぞれ設け、給紙センサ2
7,29のON/OFFにより、1枚のラミネート処理
か、複数枚のラミネート処理かを自動的に識別し、ピッ
クアップローラ25により各ラミネート対象物20間の
長さを一定とする構成としたが、作業者の必要に応じ
て、各ラミネート対象物20間の長さを個々に変えられ
る方が使用上都合がいい場合がある。
【0056】そこで、プルローラ対15の搬送動作のイ
ンターバルを、装置操作部に設けたボリュウーム(図示
略)により可変とする構成とし、作業者の上記ボリュウ
ームの調整によりラミネート対象物20間の長さを任意
に設定できるようにしてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ラミネート対象物をラミネート処理す加圧・加熱手段の
上流側に、第1の検知センサ及び第2の検知センサを順
次配設し、下流側の第2の検知センサがラミネート対象
物の後端を検知した状態で、第1の検知センサが次のラ
ミネート対象物を検知した場合、この第2の検知センサ
がラミネート対象物の後端を検知してから一定時間を経
過後に、次のラミネート対象物を加圧・加熱手段に搬送
することによって、各ラミネート対象物間の距離の長さ
を一定に維持することができ、従来装置のような、作業
者の目視による連続ラミネート作業によって生じるラミ
ネートフィルムの無駄長の発生を大幅に低減することが
できると共に確実なラミネート作業を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用されているラミネート
装置の縦断側面図。
【図2】同じくラミネートフィルム装着時の上側ラミネ
ート部及び給紙部をそれぞれ開放した状態の縦断側面
部。
【図3】同じくラミネートフィルムロール部の要部を示
す断面正面図。
【図4】同じくラミネートフィルムロールユニットの縦
断側面図。
【図5】同じくラミネート装置の駆動系を示す展開図。
【図6】同じく、給紙部及びラミネート対象物の検知セ
ンサ部の縦断側面図。
【図7】同じく図6に示す装置の動作図。
【図8】本発明のラミネート装置を制御するブロック
図。
【図9】プレヒータ及びラミネートヒータの温度制御を
説明するためのフローチャート。
【図10】従来のラミネート装置の一例を示す縦断側面
図。
【符号の説明】
1 装置本体 R1 ラミネート部 R2 ラミネート部 R3 下部本体 X ラミネートフィルムロールユニット 5a,5b ラミネートフィルムロール 6a,6b ラミネートフィルム 9a,9b プレヒートローラ 10 加圧・加熱手段(加圧・加熱ローラ対) 15 プルローラ対 17 カッタユニット 17a カッタ 17b ダイ 20 ラミネート対象物(原稿) 25 搬送手段(ピックアップローラ) 27 第1の検知センサ 29 第2の検知センサ 60 制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状のラミネート対象物を上下から
    挟着して包み込む熱反応性の上側及び下側のラミネート
    フィルムと、前記ラミネート対象物を挟着しているラミ
    ネートフィルムを加圧・加熱して前記ラミネート対象物
    を密閉処理する加圧・加熱手段と、該加圧・加熱手段へ
    前記ラミネート対象物を搬送する搬送手段と、前記加圧
    ・加熱手段の下流側にあって前記ラミネート処理したラ
    ミネートフィルムを裁断する裁断手段と、該裁断したラ
    ミネートフィルムを排出する排出手段と、を有するラミ
    ネート装置において、 前記加圧・加熱手段の上流側に順番に配設した第1の検
    知センサ及び第2の検知センサと、 該第2の検知センサが前記加圧・加熱手段に送られたラ
    ミネート対象物を検知した状態で前記第1の検知センサ
    が次のラミネート対象物を検知した場合、前記第2の検
    知センサが前記ラミネート対象物を検知してから一定時
    間経過後に、前記搬送手段により前記次のラミネート対
    象物を前記加圧・加熱手段へ搬送してラミネート動作を
    連続的に行なわせるように制御する制御部と、 を有することを特徴とするラミネート装置。
  2. 【請求項2】前記第2の検知センサが前記搬送手段によ
    り前記加圧・加熱手段に送られたラミネート対象物を検
    知した状態で、前記第1の検知センサが次のラミネート
    対象物を検知しなかったとき、前記第2の検知センサが
    ラミネート対象物を検知してから一定時間経過後に、ラ
    ミネートフィルムを前記裁断手段により裁断するように
    制御部が制御することを特徴とする請求項1記載のラミ
    ネート装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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