JPH05254019A - ラミネート装置 - Google Patents

ラミネート装置

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JPH05254019A
JPH05254019A JP4087907A JP8790792A JPH05254019A JP H05254019 A JPH05254019 A JP H05254019A JP 4087907 A JP4087907 A JP 4087907A JP 8790792 A JP8790792 A JP 8790792A JP H05254019 A JPH05254019 A JP H05254019A
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JP
Japan
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laminated
main body
laminating
laminating apparatus
film
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Withdrawn
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JP4087907A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Matsuo
和弘 松尾
Yoshihiko Kitahara
義彦 北原
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Canon Inc
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Inc
Canon Aptex Inc
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Publication date
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Publication of JPH05254019A publication Critical patent/JPH05254019A/ja
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ラミネートフィルムの交換作業を容易にする。 【構成】ラミネート装置本体1の上流側上部本体1Bを
下部本体1Aに対して支軸19を中心に上下方向に回動
可能に取り付け、かつ、下部本体1A内の所定位置に設
置されるテンショナローラ13を上流側上部本体1Bに
取り付けて、テンショナローラ13が上流側上部本体1
Bの開閉動作に連動して移動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において画像形成
後のシート材等(被ラミネート対象物)を、その見栄え
や保存性等を高めるための目的でラミネート処理するの
に用いるラミネート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成後のシート材等をラミネート処
理するに用いるラミネート装置においては、被ラミネー
ト対象物をラミネート装置本体の一側に設けた給紙台よ
りラミネート装置本体内に給紙し、これを上下の熱反応
性ラミネートフィルムで挟んで搬送中に、上下のラミネ
ートフィルムを被うラミネート対象物と一体に加熱及び
加圧して被ラミネート対象物をラミネートする方法が採
られている。
【0003】図10は、この種のラミネート装置の従来
例を示す。
【0004】ラミネート装置本体1の一側部には水平状
の給紙台2が設けられており、この給紙台2より被ラミ
ネート対象物3がラミネート装置本体1内に給紙され
る。
【0005】ラミネート装置本体1内には給紙台2と連
続する水平状の被ラミネート対象物搬送経路5が設けら
れている。この被ラミネート対象物搬送経路5の上下部
には、被ラミネート対象物3をラミネートするためのロ
ール状に巻かれた上下のラミネートフィルム(熱反応性
フィルム)6,7が設置されている。
【0006】また、被ラミネート対象物搬送経路5上の
上流部には、上下のラミネートフィルム6,7を被ラミ
ネート対象物3と一体的に加熱し加圧するための加熱加
圧ローラ対9が設置されており、下流部には、上下のラ
ミネートフィルム6,7を被ラミネート対象物3と一体
的に搬送するためのプルローラ対10、及び上下のラミ
ネートフィルム6,7を切断するためのカッタユニット
11が設置されている。
【0007】上下のラミネートフィルム6,7はそれぞ
れ、ラミネート装置本体1に設置されているラミネート
フィルム張り回し用のテンショナローラ12,13によ
って所定の状態に張り回されて加熱加圧ローラ対9のニ
ップ部で合流し、先端部がプルローラ対10のニップ部
に挟持されている。
【0008】プルローラ対10は不図示のメインモータ
から伝達される回転動力によって回転し、重ね合わされ
ている上下のラミネートフィルム6,7を下流へ搬送す
る。このプルローラ対10の回転速度はラミネート装置
本体1の上部に設置されたスイッチ15をマニュアル操
作することにより変更可能になっている。
【0009】加熱加圧ローラ対9は、上述のように上下
のラミネートフィルム6,7がプルローラ対10によっ
て搬送されると従動回転する。これにより、加熱加圧ロ
ーラ対9のニップ部に給紙された被ラミネート対象物3
は上下のラミネートフィルム6,7に挟まれた状態で上
下のラミネートフィルム6,7と一体的に搬送される。
【0010】この場合、上下のラミネートフィルム6,
7には引き出し方向に所定の負荷がかけられていて、加
熱加圧ローラ対9との間にたるみが生じないようになっ
ている。
【0011】また、プルローラ対10によって搬送され
る上下のラミネートフィルム6,7にもテンションがか
けられていて、プルローラ対10と加熱加圧ローラ対9
との間にたるみが生じないようになっている。
【0012】加熱加圧ローラ対9の各ローラ9A,9B
内には各ローラ9A,9Bを介して上下のラミネートフ
ィルム6,7を加熱するための加熱ヒータ16A,16
Bが取り付けられている。この加熱ヒータ16A,16
Bの加熱温度はラミネート装置本体1の上部に設置され
たスイッチ17をマニュアル操作することにより変更可
能になっている。
【0013】このように構成されたラミネート装置にお
いて給紙台2より被ラミネート対象物3が給紙される
と、被ラミネート対象物3は加熱加圧ローラ対9のニッ
プ部で上下のラミネートフィルム6,7に挟まれた状態
になり、プルローラ対10により上下のラミネートフィ
ルム6,7と一体的に搬送される。
【0014】この搬送中に、被ラミネート対象物3を挟
んでいる上下のラミネートフィルム6,7は加熱加圧ロ
ーラ対9により加熱し加圧される。これにより、被ラミ
ネート対象物3の表裏面は上下のラミネートフィルム
6,7によりラミネート処理される。
【0015】そして、被ラミネート対象物3をラミネー
トした上下のラミネートフィルム6,7は被ラミネート
対象物3の後端部に合わせてカッタユニット11によっ
て切断され、同時にラミネート処理済の被ラミネート対
象物3は機外に排出される。
【0016】この従来例のラミネート装置において、上
下のラミネートフィルム6,7を所定の状態に張り回す
テンショナローラ12,13はラミネート装置本体1に
対し着脱可能に取り付けられている。
【0017】これはラミネート装置本体1に対してのラ
ミネートフィルム6,7の着脱を行い易くするためであ
り、ラミネート装置本体1からラミネートフィルム6,
7を取り外すときテンショナローラ12,13をラミネ
ート装置本体1から取り外す。そして、ラミネート装置
本体1にラミネートフィルム6,7を取り付けるときテ
ンショナローラ12,13をラミネート装置本体1に取
り付ける。
【0018】この場合、ラミネートフィルム6,7はテ
ンショナローラ12,13が存在しない状態でラミネー
ト装置本体1に取り付けられ、ラミネートフィルム6,
7の先端は加熱加圧ローラ対9のニップ部を通りプルロ
ーラ対10のニップ部から抜けた状態にする。このよう
にした後、テンショナローラ12,13をラミネート装
置本体1の所定位置に取り付けると、このテンショナロ
ーラ12,13によりラミネートフィルム6,7は加熱
加圧ローラ対9の各ローラ9A,9Bに適切な状態で巻
き付くと同時にたるみもなくなる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
ラミネート装置のように、ラミネートフィルム6,7の
着脱を行い易くするため、ラミネート装置本体1からラ
ミネートフィルム6,7を取り外すときラミネート装置
本体1からテンショナローラ12,13を取り外し、ラ
ミネート装置本体1にラミネートフィルム6,7を取り
付けるときラミネート装置本体1にテンショナローラ1
2,13を取り付けるようにした構造の場合、ラミネー
トフィルム6,7を着脱するにはその都度テンショナロ
ーラ12,13の着脱も行わなければならないので、ラ
ミネートフィルム6,7の交換作業が厄介になるばかり
でなく、テンショナローラ12,13の着脱はラミネー
ト装置本体1内に手を差し入れて作業しなければならな
いため容易にできない問題があった。
【0020】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、ラミネート装置に対するラミネートフ
ィルムの着脱を、ラミネートフィルム張り回し部材の着
脱を行わずに行い易くしたラミネート装置を提供するこ
とを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、ラミネート装
置本体(1)内の被ラミネート対象物搬送経路(5)の
側方にロール状に巻いたラミネートフィルム(6,7)
を備え、前記ラミネートフィルム(6,7)をそれぞれ
所定の状態に張り回して前記被ラミネート対象物搬送路
(5)上の被ラミネート対象物(3)に重ね合わせて加
熱し加圧して前記被ラミネート対象物(3)をラミネー
ト処理するためのラミネート装置に係る。
【0022】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記ラミネート装置本体(1)に、ロール状に巻か
れている前記ラミネートフィルム(7)を着脱するため
の開閉部(1B)を設けると共に、前記開閉部(1B)
に対し前記ラミネートフィルムを張り回すためのラミネ
ートフィルム張り回し部材(13)を取り付け、前記開
閉部(1B)を開くと、前記ラミネート装置本体(1)
内の所定の位置に設置されていた前記ラミネートフィル
ム張り回し部材(13)は前記開閉部(1B)と一体的
に移動して退避し、かつ、前記開閉部(1B)を閉じる
と、前記ラミネートフィルム張り回し部材(13)は前
記開閉部(1B)と一体的に移動して前記ラミネート装
置本体(1)内の所定位置に設置され、前記ラミネート
装置本体(1)内に取り付けられた前記ラミネートフィ
ルム(7)を所定状態に張り回すようにしたことを特徴
とする。
【0023】
【作用】上記構成のラミネート装置によれば、ラミネー
ト装置本体(1)内に設置されているラミネートフィル
ム(7)を取り外そうとして開閉部(1B)を開くと、
ラミネート装置本体(1)内の所定の位置に設置されて
いたラミネートフィルム張り回し部材(13)が開閉部
(1B)と一体的に移動して所定位置に退避する。
【0024】これにより、ラミネート装置本体(1)か
らラミネートフィルム(7)を取り外すとき、及びラミ
ネート装置本体(1)にラミネートフィルム(7)を取
り付けるとき、ラミネート装置本体(1)内の所定位置
にラミネートフィルム張り回し部材(13)が存在しな
いので、ラミネートフィルム(7)の着脱が行い易くな
る。
【0025】また、ラミネート装置本体(1)内にラミ
ネートフィルム(7)を取り付けた後に開閉部(1B)
を閉じると、所定位置に退避していたラミネートフィル
ム張り回し部材(13)が開閉部(1B)と一体的に移
動してラミネート装置本体(1)の所定位置に設置さ
れ、ラミネート装置本体(1)内に設置されたラミネー
トフィルム(7)を所定状態に張り回すようになる。
【0026】これにより、開閉部(1B)を閉じるだけ
でラミネートフィルム張り回し部材(13)をラミネー
ト装置本体(1)内の所定位置に設置することができ、
同時にラミネート装置本体(1)に取り付けたラミネー
トフィルム(7)の張り回しも行われるようになる。
【0027】なお、上記カッコ内の符号は、図面を参照
するためのものであって、何等構成を限定するものでは
ない。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 〈実施例1〉図1は本発明の実施例1に係るラミネート
装置の全体構成を示し、図2は同ラミネート装置のラミ
ネートフィルム着脱時の状態を示す。
【0029】なお、本ラミネート装置において、上記従
来例のラミネート装置と同一の部材には同一符号を付す
と共に、構成的、機能的に変わらないものについてはそ
の説明を省略する。
【0030】本ラミネート装置のラミネート装置本体1
は、下部本体1Aと、上流側上部本体(開閉部)1B
と、下流側上部本体(開閉部)1Cとによって構成され
ている。
【0031】上流側上部本体1Bは下部本体1Aに対し
て支軸19を中心に上下方向に回転可能に取り付けられ
ており、図2に示す状態に開くことができる。また、下
流側上部本体1Cは下部本体1Aに対して支軸20を中
心に上下方向に回転可能に取り付けられており、図2に
示す状態に開くことができる。
【0032】下部本体1Aには、下側のラミネートフィ
ルム7、加熱加圧ローラ対9の下側ローラ9B、プルロ
ーラ対10の下側ローラ10B、カッタユニット11の
カッタ11Aとダイ11B、排出ローラ対21の上側ロ
ーラ21Aと下側ローラ21B、プルローラ対10の駆
動源であるメインモータ22が設置されている。
【0033】上流側上部本体1Bには、給紙台2、挿入
口23Aを有する上部ガイド板23、ピックアップロー
ラ(給紙ローラ)25、給紙台2にセットされた被ラミ
ネート対象物3を検知するための第1のシート検知セン
サ26、給紙シャッタ27、給紙された被ラミネート対
象物3の後端を検知するための第2のシート検知センサ
29、下側のラミネートフィルム7を所定状態に張り回
すためのテンショナローラ13が設置されている。
【0034】テンショナローラ13は、図2に示すよう
に、上流側上部本体1Bに対し、支軸30を中心に上下
方向に回転可能に取り付けられたアーム31に回転可能
に取り付けられている。このテンショナローラ13は図
2の状態に開いている上流側上部本体1Bが図1の状態
に閉じられるとき、下部本体1Aに設置されているガイ
ド板32上を滑りながら移動して想像線図示のように下
部本体1Aの所定位置にセットされる。
【0035】下流側上部本体1Cには、上側のラミネー
トフィルム6、加熱加圧ローラ対9の上側ローラ9A、
プルローラ対10の上側ローラ10A、上側のラミネー
トフィルム6を所定状態に張り回すためのテンショナロ
ーラ12が設置されている。
【0036】図3(a) は下流側上部本体1Cへのラミネ
ートフィルム6の取付構造を示し、図3(b) は下部本体
1Aへのラミネートフィルム7の取付構造を示す。
【0037】ラミネートフィルム6,7は筒状の芯金3
3,35にロール状に巻かれており、この芯金33,3
5を介して下流側上部本体1C、下部本体1Aに取り付
けられる。ラミネートフィルム6,7の芯金33,35
は、下流側上部本体1C、下部本体1Aの側板36,3
7に水平状に取り付けられている支軸39,40に対し
て回転可能に嵌着される。
【0038】支軸39,40は側板36,37に対して
テンション調整用のナット41,42を介して取り付け
られており、ナット41,42を回すと軸方向に移動で
きるようになっている。そして、このナット41,42
と芯金33,35との間にテンションばね(コイルスプ
リング)43,45が介装される。従って、ナット4
1,42を締め付けると、テンションばね43,45の
付勢力が支軸39,40に対して回転可能な芯金33,
35に対する負荷となり、ナット41,42の締め付け
状態を変えることによってその負荷が調整できる。
【0039】このように、支軸39,40に嵌着された
芯金33,35に引き出し方向の負荷を与えることで、
下流側上部本体1C、下部本体1Aに取り付けられたラ
ミネートフィルム6,7のたるみが防止される。
【0040】通常、上側のラミネートフィルム6と下側
のラミネートフィルム7には厚みの異なる熱反応性フィ
ルムが用いられている。このため、両者を区別する方法
として、下側のラミネートフィルム6を巻回する芯金3
5には一端部にフランジ35Aが設けられている。
【0041】そして、下流側上部本体1Cの側板36と
下部本体1Aの側板37には芯金識別スイッチ46,4
7が設置されており、この芯金識別スイッチ46,47
がオンすると、支軸39,40に芯金35が嵌着された
こと、即ち、下側のラミネートフィルム7が取り付けら
れたことを識別するようになっている。
【0042】図3(a) においては、芯金識別スイッチ4
6がオンしないのが正常であり、芯金識別スイッチ46
がオンした場合は芯金33に巻かれたラミネートフィル
ム6に変えなければならない。
【0043】図3(b) においては、芯金識別スイッチ4
7がオンするのが正常であり、芯金識別スイッチ47が
オンしない場合は芯金35に巻かれたラミネートフィル
ム7に変えなければならない。
【0044】図4は、下部本体1Aの側板37に対して
不図示の取付部材を介して取り付けられたメインモータ
22を示す。
【0045】このメインモータ22のモータ軸22Aの
回転動力は、ギヤ49,50を介してプルローラ対10
の下側ローラ10Bに伝達されるようになっている。ま
た、ここでは図示しないが、モータ軸22Aの回転動力
はギヤ列を介して排出ローラ対21の下側ローラ21B
にも伝達されるようになっている。
【0046】一方、モータ軸22Aの他方の軸端には、
円周上に等間隔で形成された多数のスリット(不図示)
を有しているクロック円板51が取り付けられている。
そして、このクロック円板51の近傍に設置されたクロ
ックセンサ(透過型光センサ)52が回転するクロック
円板51のスリットを検知してパルス信号を出力するよ
うになっている。
【0047】ピックアップローラ25は不図示のピック
アップソレノイドによって昇降動すると共に、不図示の
ピックアップモータの回転動力によって回転するように
なっている。
【0048】給紙シャッタ27は不図示のシャッタソレ
ノイドによって昇降動するようになっている。
【0049】カッタユニット11のカッタ11Aは不図
示のカッタモータの回転動力で昇降動するようになって
いる。
【0050】図5は、本ラミネート装置全体を制御する
MPU(マイクロコンピュータ)を示す。
【0051】MPU53には、第1のシート検知センサ
26、第2のシート検知センサ29、芯金識別スイッチ
46,47、クロックセンサ52、加熱加圧ローラ対9
の温度を検知する温度センサ55からの各信号が入力さ
れるようになっている。
【0052】また、MPU53はROMに格納された制
御プログラムに従い、ピックアップソレノイド56、ピ
ックアップモータ57、シャッタソレノイド59、メイ
ンモータ22、加熱ヒータ16A,16B、カッタモー
タ60、表示装置61に対し制御信号(オン・オフ信
号)を出力するようになっている。
【0053】次に、上記MPU53によって制御される
本ラミネート装置の動作を説明する。
【0054】まず、1枚の被ラミネート対象物3に対し
てラミネート処理を行う場合について、図1及び図6を
参照して説明する。
【0055】被ラミネート対象物3を給紙台2上に置
き、挿入口23Aに挿入して先端を閉じている給紙シャ
ッタ27に突き当てる。このようにすると、第1のシー
ト検知センサ26が被ラミネート対象物3を検知するこ
とになり、この第1のシート検知センサ26のオンで、
給紙シャッタ27が給紙台2から上昇退避すると共に、
ピックアップローラ25が所定位置に降下して時計方向
に回転を開始する。
【0056】このピックアップローラ25の回転によ
り、給紙台2上にセットされた被ラミネート対象物3は
加熱加圧ローラ対9のニップ部に給紙される。そして、
ピックアップローラ25の回転開始から予め設定された
時間が経過するとメインモータ22が回転を開始し、プ
ルローラ対10が回転する。
【0057】プルローラ対10の回転により、上下のラ
ミネートフィルム6,7が加熱加圧ローラ対9の各ロー
ラ9A,9Bを回転させつつ連続的に引き出される。こ
れにより、加熱加圧ローラ対9のニップ部に給紙された
被ラミネート対象物3は上下のラミネートフィルム6,
7に挟まされた状態で矢印方向に搬送される。
【0058】この際、被ラミネート対象物3を挟んで引
き出される上下のラミネートフィルム6,7が加熱加圧
ローラ対9の各ローラ9A,9Bによって加熱し加圧さ
れることにより、被ラミネート対象物3のラミネート処
理が行われる。
【0059】被ラミネート対象物3を給紙したピックア
ップローラ25は回転開始から予め設定された時間が経
過すると所定位置に上昇して回転停止する。
【0060】図6のように、プルローラ対10に搬送さ
れる被ラミネート対象物3の後端を第2のシート検知セ
ンサ29が検知(オフ状態)すると(このとき第1のシ
ート検知センサ26はオフ状態)、クロックセンサ52
からのパルス信号によりカウントを開始し、被ラミネー
ト対象物3の後端がカッタユニット11まで搬送された
距離が計測されると、メインモータ22を回転停止して
被ラミネート対象物3の搬送を停止させ、同時にカッタ
ユニット11のカッタ11Aを昇降動させて、被ラミネ
ート対象物3の後端に合わせて上下のラミネートフィル
ム6,7を切断する。
【0061】この後、再びメインモータ22を所定時間
回転させて、排出ローラ対21によってラミネート処理
済の被ラミネート対象物3を機外の排出トレイ(不図
示)上に排出する。
【0062】次に、複数枚の被ラミネート対象物3を連
続的にラミネート処理する場合について、図7及び図8
を参照して説明する。
【0063】この場合、図7のように、給紙台2上にセ
ットされた1枚目の被ラミネート対象物3が上述のよう
にしてピックアップローラ25により給紙されると、ピ
ックアップローラ25が所定位置に上昇して回転停止
後、次に給紙する2枚目の被ラミネート対象物が1枚目
の被ラミネート対象物3上に重ね合わされる状態でセッ
トされる。
【0064】このとき、2枚目の被ラミネート対象物3
の先端は1枚目の被ラミネート対象物3に接触している
給紙シャッタ27に突き当てられ、1枚目の被ラミネー
ト対象物3と重送しないようになっている。
【0065】そして、図8のように、プルローラ対10
によって搬送される1枚目の被ラミネート対象物3の後
端が第2のシート検知センサ29に検知(オフ状態)さ
れたとき、第1のシート検知センサ26は2枚目の被ラ
ミネート対象物3を検知(オン状態)しているので、そ
のまま1枚目の被ラミネート対象物3の搬送が続けられ
て2枚目の被ラミネート対象物3の給紙が行われる。
【0066】このような動作が繰り返される中で、第2
のシート検知センサ29が被ラミネート対象物3の後端
を検知したとき、第1のシート検知センサ26が被ラミ
ネート対象物3を検知していない場合、次に給紙される
被ラミネート対象物3は無しと判断し、この後、上述の
ように最後部の被ラミネート対象物3の後端に合わせて
カッタユニット11により上下ラミネートフィルム6,
7を切断し、ラミネート処理済の複数の被ラミネート対
象物3を排出ローラ対21によって機外の排出トレイ上
に排出する。
【0067】次に、本ラミネート装置に設置されている
上下のラミネートフィルム6,7が使用済となり、未使
用のものと交換する場合の着脱方法について説明する。
【0068】まず、下側のラミネートフィルム7を交換
する場合について説明する。
【0069】下部本体1A内に設置されている下側のラ
ミネートフィルム7を交換するには、上流側上部本体1
Bを取手62を用いて支軸19を中心に回転させて図2
に示す状態に開ける。このようにすると、下部本体1A
の上部が開放され、ここから下部本体1A内に手を差し
込むことができる。また、下部本体1Aの所定位置に設
置されていたテンショナローラ13は上流側上部本体1
Bと一体的に移動して下部本体1A外に位置する。
【0070】この、テンショナローラ13が存在しない
状態において、使用済ラミネートフィルム7の芯金35
を支軸40から取り外す。そして、未使用のラミネート
フィルム7の芯金35を図3(b) のようにして支軸40
に取り付け、芯金35部分から引き出したラミネートフ
ィルム7を加熱加圧ローラ対9の下側ローラ9Bに巻き
付けて先端をプルローラ対10のニップ部を通過した位
置に置く。
【0071】このように下側のラミネートフィルム7を
交換する場合、未使用のラミネートフィルム7の先端を
プルローラ対10のニップ部を通過した位置まで引き出
しておくため、下流側上部本体1Cも図2に示す状態に
開いておく。
【0072】上述のようにして下部本体1A内に未使用
のラミネートフィルム7を取り付け後、上流側上部本体
1Aを図1の状態に閉じる。このようにすると、上流側
上部本体1Bに取り付けられているテンショナローラ1
3が下部本体1A内の所定位置にセットされ、このテン
ショナローラ13によって未使用のラミネートフィルム
7は所定の状態に張り回されるようになる。
【0073】このような方法により下側のラミネートフ
ィルム7を交換する場合、テンショナローラ13は上流
側上部本体1Bを開くことにより下部本体1Aの所定位
置から取り外され、上流側上部本体1Bを閉じることに
より下部本体1Aの所定位置にセットされることにな
る。従って、下側のラミネートフィルム7の交換作業が
楽に行える。
【0074】次に、上側のラミネートフィルム7を交換
する場合について説明する。
【0075】下流側上部本体1C内に設置されている上
側のラミネートフィルム6を交換するには、下流側上部
本体1Cを取手63を用いて支軸20を中心に回転させ
て図2に示す状態に開ける。このようにすると、下流側
上部本体1Cの下面が開放され、ここから下流側上部本
体1C内に手を差し込むことができる。
【0076】この状態において、使用済ラミネートフィ
ルム6の芯金33を支軸39から取り外す。そして、未
使用のラミネートフィルム6の芯金33を図3(a) のよ
うにして支軸39に取り付け、芯金33部分から引き出
したラミネートフィルム6をテンショナローラ12で張
り回し、加熱加圧ローラ対9の上側ローラ9Aに巻き付
けて先端をプルローラ対10のニップ部を通過した位置
に置く。
【0077】上述のようにして下流側上部本体1C内に
未使用のラミネートフィルム6を取り付けた後、下流側
上部本体1Cを図1の状態に閉じれば、上側のラミネー
トフィルム6の交換作業を完了する。
【0078】この下側のラミネートフィルム6の交換を
行う場合、テンショナローラ12は下流側上部本体1C
の所定位置に設置された状態にあるが、下流側上部本体
1Cの下面が開放されているので、未使用のラミネート
フィルム6の張り回しは容易に行える。 〈実施例2〉図9は本発明の実施例2に係るラミネート
装置の全体構成を示す。
【0079】本ラミネート装置においては、上記実施例
1のラミネート装置の下流側上部本体1C部分を下部本
体1Aと一体構造として、下流側上部本体1C部分に支
軸65を中心に上下方向に回転可能なカバー部材(開閉
部)66を設け、このカバー部材66にテンショナロー
ラ12を固定アーム67を介して取り付けている。
【0080】この構造では、カバー部材66を取手69
を用いて支軸65を中心に回転させて図示の状態に開く
と、下流側上部本体1C部分の天部が開放されるので、
ここから下流側上部本体1C内に手を差し込むことがで
きる。また、下流側上部本体1Cの所定位置に設置され
ていたテンショナローラ12がカバー部材66と一体的
に移動して下流側上部本体1C外に退避する。
【0081】この、テンショナローラ12が存在しない
状態において、下流側上部本体1C内から使用済のラミ
ネートフィルム6の芯金33を取り外し、未使用のラミ
ネートフィルム6を取り付ける。
【0082】この後、カバー部材66を閉じて下流側上
部本体1Cの天部をカバーすると、カバー部材66と一
体的に移動するテンショナローラ12が下流側上部本体
1C内の所定位置にセットされ、未使用のラミネートフ
ィルム6を所定状態に張り回すようになる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のラミネー
ト装置においては、ラミネート装置本体に設けた開閉部
にラミネートフィルムを張り回すためのラミネートフィ
ルム張り回し部材を取り付けて、開閉部の開閉動作に連
動してラミネートフィルム張り回し部材を移動させるよ
うにしたので、ラミネートフィルムを着脱する際、その
都度ラミネート装置本体に対してラミネートフィルム張
り回し部材を着脱する必要がなくなり、ラミネートフィ
ルムの交換作業が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るラミネート装置の全体
構成を示す縦断側面図。
【図2】同ラミネート装置のラミネートフィルム着脱時
の状態を示す縦断側面図。
【図3】(a) ,(b) は同ラミネート装置の上下のラミネ
ートフィルムの取付状態を示す縦断正面図。
【図4】同ラミネート装置に備えられたメインモータを
示す平面図。
【図5】同ラミネート装置の制御回路を示すブロック
図。
【図6】同ラミネート装置のラミネート動作を説明する
要部拡大縦断側面図。
【図7】同ラミネート装置のラミネート動作を説明する
要部拡大縦断側面図。
【図8】同ラミネート装置のラミネート動作を説明する
要部拡大縦断側面図。
【図9】本発明の実施例2に係るラミネート装置の全体
構成を示す縦断側面図。
【図10】従来例のラミネート装置の全体構成を示す縦
断側面図。
【符号の説明】
1 ラミネート装置本体 1B 上流側上部本体(開閉部) 3 被ラミネート対象物 5 ラミネート対象物搬送経路 6,7 ラミネートフィルム 9 加熱加圧ローラ対 12,13 テンショナローラ(ラミネートフィルム
張り回し部材) 66 カバー部材(開閉部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 9:00 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラミネート装置本体内の被ラミネート対
    象物搬送経路の側方にロール状に巻いたラミネートフィ
    ルムを備え、前記ラミネートフィルムをそれぞれ所定の
    状態に張り回して前記被ラミネート対象物搬送路上の被
    ラミネート対象物に重ね合わせて加熱し加圧して前記被
    ラミネート対象物をラミネート処理するためのラミネー
    ト装置において、 前記ラミネート装置本体に、ロール状に巻かれている前
    記ラミネートフィルムを着脱するための開閉部を設け、
    前記開閉部に対し前記ラミネートフィルムを張り回すた
    めのラミネートフィルム張り回し部材を取り付け、前記
    開閉部を開くと、前記ラミネート装置本体内の所定の位
    置に設置されていた前記ラミネートフィルム張り回し部
    材は前記開閉部と一体的に移動して退避し、かつ、前記
    開閉部を閉じると、前記ラミネートフィルム張り回し部
    材は前記開閉部と一体的に移動して前記ラミネート装置
    本体内の所定位置に設置され、前記ラミネート装置本体
    内に取り付けられた前記ラミネートフィルムを所定状態
    に張り回すようにしたことを特徴とするラミネート装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000037775A (ja) * 1998-07-27 2000-02-08 Brother Ind Ltd ラミネート装置及びラミネート装置に使用されるシートロール
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