JP2820733B2 - ラミネート装置 - Google Patents

ラミネート装置

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JP2820733B2
JP2820733B2 JP1246407A JP24640789A JP2820733B2 JP 2820733 B2 JP2820733 B2 JP 2820733B2 JP 1246407 A JP1246407 A JP 1246407A JP 24640789 A JP24640789 A JP 24640789A JP 2820733 B2 JP2820733 B2 JP 2820733B2
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    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00919Special copy medium handling apparatus
    • G03G2215/00949Copy material feeding speed switched according to current mode of the apparatus, e.g. colour mode

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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱反応性の上下のラミネートフィルムの間
に対象物を挟み、これを加熱、加圧することによってラ
ミネート処理するラミネート装置に関する。
(従来の技術) 従来、対象物の見栄えを良くしたり、対象物の保存性
を高める目的で、該対象物に対してラミネート処理が施
されるが、第6図に従来のラミネート装置を示す。
即ち、第6図は従来のラミネート装置の縦断面図であ
り、同図において100は熱反応性の上側ラミネートフィ
ルム、100′は同じく熱反応性の下側ラミネートフィル
ムであって、これらはそれぞれロール状に巻き付けられ
て上側シートロール101、下側シートロール101′を構成
している。そして、これらのラミネートフィルム100,10
0′はそれぞれ加熱ローラ102、加圧ローラ102′に巻き
付けられており、各先端はプルローラ103,103′により
引っ張られてこれらラミネートフィルム100,100′には
一定のテンションが与えられている。尚、加熱ローラ10
2、加圧ローラ102′の中心には加熱ヒータ104,104′が
それぞれ配置されており、これらは加熱ローラ102、加
圧ローラ102′をそれぞれ加熱している。
又、前記プルローラ103,103′の下流側(図中、左
側)には、ラミネート処理後の対象物の前端、後端をそ
れぞれ裁断するためのカッター105が設置されている。
一方、第6図において106はラミネート処理前の対象
物107をセットする給紙台であって、対象物107は給紙台
106上に沿って上側ラミネートフィルム100及び下側ラミ
ネートフィルム100′の合流部である加熱ローラ102と加
圧ローラ102′の合流部に挿入される。
又、当該ラミネート装置上には操作部が設けられてお
り、この操作部には、加熱ローラ102,加圧ローラ102′
及びプルローラ103,103′の搬送速度と加熱ローラ102、
加圧ローラ102′の外周温度をそれぞれマニュアルでセ
ットするスイッチ108,109が設置されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来のラミネート装置にあって
は、ラミネート対象物の濃度及び厚み、ラミネートフィ
ルム100,100′の厚みに応じてラミネートフィルム100,1
00′及び対象物の搬送速度、或いは加熱ローラ102、加
圧ローラ102′のヒータ温度をユーザーがマニュアルで
調整しなければ良好な出来栄えのラミネート処理ができ
ないという欠点があった。
又、上記の調整に失敗すると、ラミネート対象物を傷
め、再生不能となる欠点もあった。
更に、調整毎にラミネートフィルム100,100′を無駄
にしてしまい、非常に不経済であるという欠点もあっ
た。
本発明は上記問題に鑑みてなされてもので、その目的
とする処は、良好な出来栄えのラミネート処理を自動的
に行なうことができるラミネート装置を提供することに
ある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、画像が形成され
たラミネートすべき転写紙を熱反応性のラミネートフィ
ルムと重ね合わせて加熱、加圧手段で加熱、加圧するこ
とによってラミネート処理するラミネート装置におい
て、前記転写紙に形成された画像の濃度を検出する検出
手段と、転写紙の厚みを検出する検出手段と、ラミネー
トフィルムの厚みを検出する検出手段とを設け、これら
の検出手段から出力される情報のうちの少なくとも1つ
に基づいて、前記転写紙及びラミネートフィルムを前記
加熱、加圧手段において搬送するための速度可変の駆動
手段の速度を制御するようにしたことを特徴とする。
(作用) 本発明によれば、加熱条件等が最適に保たれるため、
良好な出来栄えのラミネート処理が自動的に行なわれ
る。
又、ラミネート対象物である転写紙を傷めることがな
く、安心して当該ラミネート装置を使用することができ
る。
更に、ラミネートフィルムを無駄なく使用することが
できるため、装置のランニングコストが下がり、経済的
である。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明に係るラミネート装置を画像形成装置
に装着した状態を示す縦断面図である。
第1図においてAはリーダであって、該リーダAにお
いては、プラテンガラス1上の原稿に照明ランプ2によ
って光が照射され、その反射光が反射ミラー3,4により
反射されて結像レンズ5によってCCD6上に結像され、現
像が読み取られる。そして、このリーダAによって読み
取られた原稿は画像情報としてプリンタBに伝送され、
スキャナー7により感光ドラム8の周面上に書き込まれ
る。
一方、プリンタB内の給紙カセット9内の転写紙10は
給紙ローラ11によって1枚ずつ供給され、転写部12にお
いて感光ドラム8上の画像が転写紙10上に転写される。
その後、この転写紙10は搬送ベルト13及び排紙ローラ14
によってプリンタBの機外へ排出される。
又、第1図においてCは本発明に係るラミネート装置
であって、これはラッチ機構部15によって画像形成装置
本体に対して着脱自在に装着されている。このラミネー
ト装置Cにおいて、16はフラッパであって、これは不図
示のソレノイドによって駆動されて当該ラミネート装置
Cの外装部に設けられた操作部17内の切り変えスイッチ
(図示せず)に応じてラミネートするか否かを振り分け
るものである。具体的には、ラミネートしない指示を操
作部17より入力すると、フラッパ16は図中、破線状態と
なり、非ラミネートパス18に転写紙10を偏向し、排紙ロ
ーラ19により転写紙10を排紙トレイ20上へ載置する。
又、ラミネートする指示を操作部17により入力すると、
フラッパ16は図中、実線状態となり、ラミネートパス21
に転写紙10を偏向し、該転写紙10をラミネート処理部へ
移行する。尚、前記排紙トレイ20はラミネート装置Cの
上面に配置されており、ラミネート装置Cの外装の一部
を形成していて、上方が開放空間となっているため、該
排紙トレイ20上に載置された転写紙10を容易に取り出す
ことができる。又、一体的に排紙トレイ20を構成してい
るため、省スペース化が図られる。
更に、第1図において、22,22′は、ラミネート処理
部へ転写紙10を移送する前に該転写紙10の先端の同期を
とるためと、画像形成装置から排出された転写紙10の斜
行を、ラミネートパス21内でループを形成することによ
って、修正するためのレジストローラである。そして、
このレジストローラ22,22′の直前には転写紙10のエッ
ジを検出するためのレジ前センサー23が設けられてお
り、このレジ前センサー23は反射型の光センサーで構成
されている。
又、24はレジストローラ22,22′からラミネート処理
部へ転写紙10を移送するための移送パスであって、これ
は上下2枚のガイド板で構成されている。そして、上側
のガイド板の裏面には転写紙ヒータ25が配置されてお
り、ヒータON時は上側ガイド板が転写紙ヒータ25によっ
て加熱され、転写紙10はここでラミネート処理前に乾燥
せしめられる。尚、転写紙ヒータ25のON/OFFは切り替え
自在に構成されており、前記操作部17の切り替えスイッ
チによって転写紙10を加熱するか否かの切り替えが可能
となっている。
前記レジストローラ22,22′と転写紙ヒータ25の間に
は光センサーから成る濃度検知センサー26が設けられて
おり、該濃度検知センサー26によって転写紙10上の画像
の濃度が検出される。尚、この画像濃度情報に基づいて
転写紙ヒータ25のON/OFFの制御を行なうことも可能であ
る。
又、第1図において27,27′はラミネートフィルム28,
28′をロール状に巻き付けたシートロールであって、こ
れらは上下にそれぞれ1つずつ配置されている。29,2
9′はラミネートヒータであって、これらは前記ラミネ
ートフィルム28,28′をそれぞれ加熱するものである。
このラミネートヒータ29,29′は面状に広い範囲でラミ
ネートフィルム28,28′を加熱することができるように
湾曲した形状を有しており、その加熱温度はこれらの表
面にセンサーを設けることによって可変となる。
更に、30,30′は加圧ローラであって、これらはラミ
ネートヒータ29,29′によって加熱されたラミネートフ
ィルム28,28′をその間に挟み込んで加圧することによ
り転写紙10をラミネート処理するものである。31,31′
は分離爪であって、これらは前記加圧ローラ30,30′の
外周面にその先端を常時摺接させることにより、加圧ロ
ーラ30,30′にラミネートフィルム28,28′が付着した際
に加圧ローラ30,30′表面からラミネートフィルム28,2
8′を剥ぎ取る役割を果たす。又、33はカッターユニッ
トであって、これはカッター刃34、ダイ35及びカッター
モータ(図示せず)により構成されており、ラミネート
処理された転写紙10の前端と後端をそれぞれ裁断するも
のである。
32は反射型の光センサーから成るラミネートセンサー
であり、これはラミネート処理された転写紙10の前端と
後端をそれぞれ検出するものである。又、36,36′はプ
ルローラであり、これらの周速は加圧ローラ30,30′の
それよりも大きく設定されており、ラミネート処理され
た転写紙10はこれらプルローラ36,36′加圧ローラ30,3
0′間で所定のテンションを受けるようになっている。
前記シートロール27,27′にはそれぞれフィルム引き出
し方向に所定の負荷がかけられており、プルローラ36,3
6′により引っ張られたラミネートフィルム28,28′には
加圧ローラ30,30′及びラミネートヒータ29,29′を介し
てプルローラ36,36′とシートロール27,27′間でテンシ
ョンが付与されるようになっている。
一方、39は廃物収納ケースであって、これは前記カッ
ターユニット33によって截断されたラミネートフィルム
28,28′の截断片(転写紙10の無い領域のラミネート処
理部分)を収納するものである。この廃物収納ケース39
は装置の前方に引き出し可能になっており、廃物収納ケ
ース39が廃物で満杯になるとこれを引き出して廃物を廃
棄することができるようになっている。又、37,37′は
ラミネート排紙ローラであって、これらはラミネート処
理された転写紙10を当該ラミネート装置Cからラミネー
トトレイ38上に排出して積載するものである。
次に、ラミネート装置Cの各部の構成の詳細を第2図
乃至第4図に基づいて説明する。
先ず、前記レジストローラ22,22′部分の構成の詳細
を第2図に基づいて説明するに、第2図はレジストロー
ラ22,22′部の紙厚検知機構を示す側面図であって、図
示のようにレジストローラ22のシャフト22aには紙厚検
知レバー40の一端が係合しており、該紙厚検知レバー40
は、レジストローラ22,22′のニップに転写紙10が入り
込むとレバー回転軸41を中心に揺動する。そして、この
紙厚検知レバー40にはレバーフラッグ41″が設けられて
おり、図示の長さ(レバー長さ)l1,l2はl1>l2に設定
されており、レジストローラ22の移動量はレバーフラッ
グ41″の増幅された移動量に変換される。そして、レバ
ーフラッグ41″に対向した位置には光センサーから成る
紙厚検知センサー43が設けられており、この紙厚検知セ
ンサー43によってレバーフラッグ41″の移動量がリニア
ーに検出され、これによりレジストローラ22,22′のニ
ップを通過する転写紙10の厚みを検出することができ
る。
次に、シートロール27の構成の詳細を第3図(a),
(b)に基づいて説明する。
第3図(a),(b)はシートロール27,27″の部分
断面図であり、シートロール27は芯金44上に巻き付けら
れている。芯金44はロールシャフト47の周上を回転可能
であって、ロールシャフト47はラミネート装置Cの側板
48にテンション調整ナット49を介して支持されている。
テンション調整ナット49と芯金44の間にはテンションバ
ネ50が介設されており、テンション調整ナット49の締め
込み具合によってシートロール27のフィルム引っ張り出
し方向の負荷を調整することができるようになってい
る。
而して、第3図(a)に示すように、シートロール27
には第1の厚みのラミネートフィルム28が巻かれてお
り、シートロール27は第1の芯金44に巻かれている。
又、第3図(b)に示すように、シートロール27″には
第2の厚みのラミネートフィルム28″が巻かれており、
シートロール27″は第2の芯金44″に巻かれている。そ
して、第1の芯金44の端面はストレートに構成されてい
るが、第2の芯金44″の端面にはフランジ部45が形成さ
れている。
側板48に固定されたマイクロスイッチ46は芯金識別ス
イッチであって、これは第1の芯金44が装着されている
ときにはOFF状態にあるが、第2の芯金44″が装着され
ているときには前記フランジ部45によって押されてON状
態となる。これにより、芯金44,44″を識別することが
でき、ラミネートフィルム28,28″の厚みの違いを識別
することができる。尚、本実施例では、厚みの異なる2
種類のラミネートフィルム28,28″の識別を行なってい
るが、フランジ部45の外周径を変化させ、マイクロスイ
ッチ46を3個以上設けることにより、厚みの異なる3種
類以上のラミネートフィルムの厚みの識別を行なうこと
も可能である。
次に、駆動系の構成の詳細を第4図に基づいて説明す
る。
第4図は本発明に係るラミネート装置Cの駆動系を示
す駆動系展開図であり、同図中、51はメインモータであ
り、このメインモータ51の出力軸にはモータギヤ52が結
着されている。そして、メインモータ51の回転は、モー
タギヤ52、アイドラギヤ60,54及びプルローラクラッチ5
9を介してプルローラギヤ53、ラミネート排紙ローラギ
ヤ55に伝達され、プルローラ36、ラミネート排紙ローラ
37が回転駆動せしめられる。尚、プルローラクラッチ59
のON/OFFによりプルローラ36及び排紙ローラ37の回転が
それぞれ制御される。
又、メインモータ51の回転は、モータギヤ52からアイ
ドラギヤ56,57,58,59′,60′,61を経て排紙ローラギヤ6
2に伝達され、これにより排紙ローラ19が回転駆動され
る。
更に、アイドラギヤ57の軸上には加圧ローラクラッチ
63が介設されており、該加圧ローラクラッチ63は加圧ロ
ーラギヤ65に連結されており、加圧ローラクラッチ63の
ON/OFFによって加圧ローラ30の回転が制御される。同様
に、アイドラギヤ59′の軸上にはレジストローラクラッ
チ64が介設されており、該レジストローラクラッチ64は
レジストローラギヤ66に連結されており、レジストロー
ラクラッチ64のON/OFFによりレジストローラ22の回転が
制御される。
一方、メインモータ51の軸上にはモータギヤ52と反対
側に円周上に複数のスリットを等間隔に配して成るクロ
ック円板67が結着されており、該クロック円板67の近傍
にはスリットを検知する透過型の光センサーから成るク
ロックセンサー68が設けられている。
次に、本発明に係るラミネート装置Cにより画像形成
装置本体から排出された転写紙10をラミネート処理する
場合の動作について説明する。
先ず、ラミネート装置Cの上面に配置された操作部17
でラミネートONスイッチを押すと、不図示のソレノイド
がONしてフラッパ16は第1図の実線状態となり、画像形
成装置本体から排出された転写紙10はラミネートパス21
に搬送される。これと同時にメインモータ51が回転を始
め、これにより排紙ローラ19が回転する。尚、レジスト
ローラ22、加圧ローラ30、プルローラ36及びラミネート
排紙ローラ37はクラッチ64,65,59がそれぞれOFF状態に
あるため、停止している。
そして、転写紙10の先端がレジ前センサー23によって
検知されると、クロックセンサー68によってクロック数
がカウントされ始める。転写紙10の先端がレジストロー
ラ22,22′のニップ位置に突き当り、所定のループ量を
確保するのに相当するクロックがクロックセンサー68に
よってカンウントされると、レジストローラクラッチ64
がONし、転写紙10はレジストローラ22,22′によって移
送パス24へ移送され始める。このとき、ラミネートパス
21内に形成された転写紙10のループは、該転写紙10の後
端がプリンタBの排紙ローラ14から抜けるまで保持され
る。加圧ローラ30,30′のニップ位置からラミネートヒ
ータ29,29′の加圧ローラ30,30′に最も近い位置までの
距離をlとすると、移送パス24中の転写紙10の先端が加
圧ローラ30,30′のニップ位置から移送パス24中のlプ
ラスαだけ手前の位置に到達したことがクロックセンサ
ー68のカウントにより検知されると、加圧ローラクラッ
チ63がONし、加圧ローラ30,30′が回転し始める。尚、
加圧ローラ30,30′のニップ位置からlプラスαだけ手
前の位置に転写紙10の先端が到達したことは、加圧ロー
ラ30,30′のニップ位置からレジストローラ22,22′のニ
ップ位置までの距離が予め決まっているため、lプラス
αをその距離から差し引いた距離を、レジストローラ2
2,22′の回転がスタートした時点からクロックセンサー
68によるクロックカウントで算定することによって、検
知される。これにより、ラミネートヒータ29,29′の加
熱された部分の先端からαだけ後方にずれた位置に転写
紙10の先端が位置することになり、転写紙10の先端は確
実にラミネート処理される。
而して、加熱された上下のラミネートフィルム28,2
8′の間に挟まれて転写紙10は三者一体となって加圧ロ
ーラ30,30′のニップに送り込まれ、加圧ローラ30,30′
によって加圧されてラミネート処理される。このように
してラミネート処理された転写紙10の先端がラミネート
センサー32により検知されると、レジストローラクラッ
チ64及び加圧ローラクラッチ63が同時にOFFし、転写紙1
0の移送は停止され、同時にカッターユニット33内のカ
ッターモータ(図示せず)がONし、カッター刃34が下方
に押し下げられることによってラミネート処理された転
写紙10の先端が裁断される。カッター刃34が裁断を終了
して上方に完全に退避した後、レジストローラクラッチ
64、加圧ローラクラッチ63及びプルローラクラッチ59が
ONし、レジストローラ22,22′、加圧ローラ30,30′、プ
ルローラ36,36′がそれぞれ回転を始める。
転写紙10の後端がレジ前センサー23によって検知され
ると、レジストローラ22,22′のニップを該転写紙10の
後端が抜けた時点でレジストローラクラッチ64がOFF
し、レジストローラ22,22′の回転が停止される。レジ
前センサー23が転写紙10の後端を検知してからレジスト
ローラ22,22′のニップ位置を転写紙10の後端が抜ける
までの移動量の計測もクロックセンサー68によって行な
われる。ラミネート処理後の転写紙10の後端がラミネー
トセンサー32で検知されると、クロックセンサー68によ
ってラミネートセンサー32からカッター33までの距離が
計測された後、加圧ローラクラッチ63及びプルローラク
ラッチ59がOFFされ、ラミネート処理後の転写紙10の移
送が停止される。これと同時にカッターモータがONさ
れ、カッター刃34によってラミネート処理後の転写紙10
の後端が裁断される。截断後、プルローラクラッチ59が
ONされ、プルローラ36及びラミネート排紙ローラ37が回
転され始め、ラミネート処理後の転写紙10はラミネート
トレイ38上に排出、積載される。
以上の一連の動作を繰り返すことにより、画像形成装
置本体から次々に排出されてくる転写紙10に対してラミ
ネート処理が施される。
次に、メインモータ51の回転速度のコントロールにつ
いて説明する。
転写紙10をラミネート処理する場合、転写紙10に形成
された画像の濃度が高い程、該転写紙10の熱の吸収量が
多くなる。従って、ラミトフィルム28,28′の加熱をラ
ミネートヒータ29,29′によって同一条件で行なった場
合、良好なラミネート処理を行うためには、ラミネート
フィルム28,28′及び転写紙10の搬送速度を遅く設定す
る(つまり、メインモータ51の回転速度を遅くする)必
要がある。つまり、加圧ローラ30,30′部で転写紙10に
吸収されるラミネートフィルム28,28′の熱を考慮して
ラミネートヒータ29,29′部での熱のかけ方に時間をか
けることによって転写紙10の熱の吸収量を多くする必要
がある。
又、転写紙10の厚みが厚い程、上記と同様に該転写紙
10の熱の吸収量が多くなるため、ラミネートフィルム2
8,28′及び転写紙10の搬送速度を遅く設定しなければな
らない。
更に、ラミネートフィルム28,28′の厚みが厚い程、
ラミネートフィルム28,28′の熱の吸収量が多くなるた
め、同様にラミネートフィルム28,28′及び転写紙10の
搬送速度を遅く設定しなければならない。
従って、本発明に係るラミネート装置Cにあっては、
転写紙10の画像濃度及び厚み、ラミネートフィルム28,2
8′の厚みの変化に応じて転写紙10及びラミネートフィ
ルム28,28′の搬送速度をコントロールし、濃度検知セ
ンサー26、紙厚検知センサー43、芯金識別スイッチ46か
らのデータをメインモータ51の回転速度にフィードバッ
クすることができるようになっている。
次に、転写紙ヒータ25のON/OFF及び温度コントロール
について説明する。
画像形成装置においてインクにより画像形成された
後、画像形成装置本体から出力された転写紙10の表面に
はインクが付着し、該転写紙10は湿った状態のまま排出
されてくる。このため、湿ったままの状態で転写紙10に
ラミネート処理を施すと、上下のラミネートフィルム2
8,28′の間に水分が密封された状態になり、気泡が発生
してラミネート処理の出来具合が悪くなる。
そこで、ラミネート処理前に予め転写紙10を加熱し、
該転写紙10内の水分を蒸発させる必要がある。
しかしながら、必要以上に加熱してしまうと、転写紙
10にカールが生じ、このカールがラミネート処理する際
のシワやカール等のトラブルを引き起す原因となる。転
写紙10の湿り具合は画像濃度によって変化し、画像濃度
が高くなる程、ラミネート処理にとっては具合が悪くな
る。
そこで、本発明に係るラミネート装置Cにおいては、
予め画像濃度を濃度検知センサー26によって検知し、こ
の結果に基づいて加熱温度を自動的にコントロールする
ことができるようになっている。つまり、画像濃度が高
ければ、ヒータ温度を高く、画像濃度が低ければ、ヒー
タ温度を低く設定する。尚、画像形成装置には、インク
を使用せず、トナー等で画像を形成するものがあるが、
斯かる画像形成装置では、転写紙は乾燥したままの状態
で排出されるため、ラミネート処理前の加熱は不要にな
る。従って、ユーザーは操作部17に設けられた転写紙ヒ
ータ加熱スイッチをOFF状態にしておくことができる。
次に、ラミネートヒータ29,29′の温度コントロール
について説明する。
前述のメインモータ51の回転速度コントロールと同様
に転写紙10の画像濃度、転写紙10及びラミネートフィル
ム28,28′の厚みに応じてラミネートフィルム28,28′を
加熱した熱の吸収量が変化するため、ラミネートヒータ
29,29′の温度をそれぞれに応じてコントロールする必
要がある。つまり、画像濃度が高い程、又転写紙10の厚
みが厚い程、更にラミネートフィルム28,28′の厚みが
厚い程、ラミネートヒータ29,29′の温度を高くする必
要がある。
従って、本発明に係るラミネート装置Cにおいては、
濃度検知センサー26、紙厚検知センサー43、芯金識別ス
イッチ46からのそれぞれのデータをラミネートヒータ2
9,29′の温度コントロールにフィードバックすることが
できるようになっている。
次に、以上の制御及び動作を第5図に示すブロック図
に基づいて説明する。
第5図は以上説明した動作を行なわせるための制御回
路を示すブロック図であり、制御回路はROM、RAM等を内
蔵した周知のワンチップマイクロコンピュータ(以下、
MCOMと称す)70を中心に構成されており、このMCOM70で
の入力ポートP0〜P7には、それぞれ前述したラミネート
/非ラミネート切り替えスイッチ、メインモータ51の回
転量、各搬送ローラ19,22,22′,30,30′36,36′37,37′
の移動量をカウントするクロックセンサー68、レジスト
ローラ22,22′の直前にあって転写紙10の先端及び後端
を検出するレジ前センサー23、加圧ローラ30,30′とカ
ッターユニット33間にあってラミネート処理後の転写紙
10の前端及び後端を検出するラミネートセンサー32、画
像形成装置本体から出力された転写紙10の画像濃度を検
知する画像濃度センサー26、シートロール27,27′の芯
金の種類を識別してラミネートフィルム28,28′の厚み
を識別する芯金識別スイッチ46、レジストローラ22,2
2′の変位量を検出してレジストローラ22,22′を通過す
る転写紙10の厚みを検知する紙厚検知センサー43及び転
写紙ヒータ25のON/OFFスイッチ17からの各信号が入力さ
れる。
又、出力ポートF0〜F7からは、それぞれドライバD0
D7を介してラミネートパス/非ラミネートパスの切り替
えを行なうフラッパ16のソレノイドのON/OFF動作、メイ
ンモータ51のON/OFF動作、濃度検知センサー26により検
知された画像濃度、芯金識別スイッチ46により検知され
たラミネートフィルム厚、紙厚検知センサー43により検
知された転写紙厚の変化に応じて予め設定された回転速
度へのコントロール、レジストローラ22,22′の回転をO
N/OFF動作させるレジストローラクラッチ64のON/OFF動
作、加圧ローラ30,30′の回転をON/OFF動作させる加圧
ローラクラッチ63のON/OFF動作、プルローラ36,36′及
びラミネート排紙ローラ37,37′の回転をON/OFF動作さ
せるプルローラクラッチ59のON/OFF動作、ラミネート処
理前の転写紙10を加熱する転写紙ヒータ25のON/OFF動作
及び濃度検知センサー26により検知された転写紙10の画
像濃度の変化により予め設定されたヒータ温度へのコン
トロール、ラミネートフィルム28,28′を加熱するラミ
ネートヒータ29,29′のON/OFF動作及び濃度検知センサ
ー26により検知された画像濃度、芯金識別スイッチ46に
より識別されたラミネートフィルム厚、紙厚検知センサ
ー43により検知された転写紙厚の変化により予め設定さ
れたラミネートヒータ29,29′表面の温度コントロー
ル、ラミネート処理後の転写紙10の截断を行なうカッタ
ーモータのON/OFF動作を行なわせるような各出力信号が
出力される。
前記入力信号の読み込み、或いは負荷のON/OFF及び各
々の設定値へのコントロールは、MCOM70内のROMに格納
されたプログラムに従って実行される。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、画像
が形成されたラミネートすべき転写紙を熱反応性のラミ
ネートフィルムと重ね合わせて加熱、加圧手段で加熱、
加圧することによってラミネート処理するラミネート装
置において、前記転写紙に形成された画像の濃度を検出
する検出手段と、転写紙の厚みを検出する検出手段と、
ラミネートフィルムの厚みを検出する検出手段とを設
け、これらの検出手段から出力される情報のうちの少な
くとも1つに基づいて、前記転写紙及びラミネートフィ
ルムを前記加熱、加圧手段において搬送するための速度
可変の駆動手段の速度を制御するようにしたため、良好
な出来栄えのラミネート処理を自動的に行うことができ
るという効果が得られる。
又、本発明によれば、転写紙を傷めることがなく、安
心して当該ラミネート装置を使用することができるとと
もに、ラミネートフィルムを無駄なく使用することがで
きるため、装置のランニングコストが下がり、経済的メ
リットを得ることができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るラミネート装置を画像形成装置に
装着した状態を示す縦断面図、第2図はレジストローラ
部の紙厚検知機構を示す側面図、第3図(a),(b)
はシートロールの部分断面図、第4図はラミネート装置
の駆動系を示す駆動系展開図、第5図はラミネート装置
の動作を説明するための制御回路を示すブロック図、第
6図は従来のラミネート装置の縦断面図である。 C……ラミネート装置、10……転写紙(ラミネートすべ
き対象物)、26……濃度検知センサー、28,28′……ラ
ミネートフィルム、43……紙厚検知センサー、46……芯
金識別スイッチ、51……メインモータ(駆動手段)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像が形成されたラミネートすべき転写紙
    を熱反応性のラミネートフィルムと重ね合わせて加熱、
    加圧手段で加熱、加圧することによってラミネート処理
    するラミネート装置において、 前記転写紙に形成された画像の濃度を検出する検出手段
    と、転写紙の厚みを検出する検出手段と、ラミネートフ
    ィルムの厚みを検出する検出手段とを設け、これらの検
    出手段から出力される情報のうちの少なくとも1つに基
    づいて、前記転写紙及びラミネートフィルムを前記加
    熱、加圧手段において搬送するための速度可変の駆動手
    段の速度を制御するようにしたことを特徴とするラミネ
    ート装置。
  2. 【請求項2】前記駆動手段の速度は、前記転写紙の厚み
    が厚い程、前記ラミネートフィルムの厚みが厚い程、転
    写紙に形成された画像の濃度が高い程、低速に制御され
    ることを特徴とする請求項1記載のラミネート装置。
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