JPH0795894A - リポコルチンの精製方法 - Google Patents

リポコルチンの精製方法

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JPH0795894A
JPH0795894A JP3036501A JP3650191A JPH0795894A JP H0795894 A JPH0795894 A JP H0795894A JP 3036501 A JP3036501 A JP 3036501A JP 3650191 A JP3650191 A JP 3650191A JP H0795894 A JPH0795894 A JP H0795894A
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lipocortin
rpp4
solution
delta
tris
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JP3036501A
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Juergen Dr Roemisch
ユルゲン・レーミシユ
Egon Amann
エゴン・アマン
Mathias Dr Grote
マテイーアス・グローテ
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Siemens Healthcare Diagnostics GmbH Germany
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Behringwerke AG
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/11DNA or RNA fragments; Modified forms thereof; Non-coding nucleic acids having a biological activity
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】リポコルチン特に遺伝子操作によって製造され
たタンパク質、rPP4、rPP4−XおよびrPP4
−デルタの精製方法の提供。 【構成】陰イオン交換体でリポコルチン溶液を処理する
ことによるリポコルチンの精製において、該溶液にキレ
ート化剤および清浄剤を加え、その溶液を陰イオン交換
体と接触させそして液体を分離することからなる上記の
リポコルチンの精製方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリポコルチン特に遺伝子
操作によって製造されたタンパク質rPP4、rPP4
−XおよびrPP4−デルタの精製方法に関する。これ
らのタンパク質は抗凝血性および抗炎症性作用を有す
る。
【0002】
【従来の技術】天然タンパク質PP4はヨーロッパ特許
−A 0 123 307号明細書に記載されている。
【0003】PP4、抗凝血性活性もあるタンパク質、
PP4−Xおよび増大された活性を有する欠失変異型
(PP4−デルタ)の遺伝子操作による製造はドイツ特
許−A3 910 240号明細書に記載されている。
【0004】これらのタンパク質はリポコルチンと称さ
れるタンパク質(グルココルチコイド誘導のホスホリパ
ーゼ阻害タンパク質)またはカルパクチンと称されるタ
ンパク質(カルシウム依存のリン脂質−およびアクチン
−結合タンパク質)の一群に属するものとみなすことが
できる。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的はリポコルチン特に遺伝子
操作によって製造されたタンパク質PP4、PP4−X
およびPP4−デルタ(rPP4、rPP4−Xおよび
rPP4−デルタ)を取得しかつ精製する方法を提供す
ることである。
【0006】PP4の精製法は知られているが、それら
は最初の溶液の組成が異なっているので遺伝子操作で製
造されたリポコルチンを取得するには不十分である。
【0007】
【発明の構成】本発明はリポコルチンの溶液を陰イオン
交換体で処理することによるリポコルチンの精製方法に
関する。その方法は該溶液にキレート化剤および清浄剤
を加え、その溶液を陰イオン交換体と接触させそして液
体を分離することからなる。
【0008】さらに該交換体を清浄剤不含緩衝液で清浄
しそしてリポコルチンを溶離することも可能である。
【0009】しかし、リポコルチンは適切ならば該液体
から得られる。
【0010】記載の方法は遺伝子操作で製造されたリポ
コルチンに対して特に適している。このタイプのリポコ
ルチンは特にrPP4、rPP4−XまたはrPP4−
デルタである。リポコルチン溶液にキレート化剤を添加
して沈殿が生成する場合には、その沈殿を清浄剤添加の
前に分離するのが好ましい。
【0011】リポコルチン含有溶液は特に、大腸菌を用
いる遺伝子操作手法で製造される大腸菌リゼイトであ
る。キレート化試薬は0.001〜0.05モル/l、好
ましくは0.002〜0.02モル/lの濃度で使用され
る。pHは6.5〜9.5好ましくは6.8〜7.5に調整さ
れる。使用し得る清浄剤は0.1〜2.0%(一般的に
は)の濃度でのイオン系または非イオン系または両性イ
オン系の、好ましくはコール酸誘導体およびその塩およ
びトリトン(RTriton)X−100である。
【0012】使用し得るイオン交換体は塩基性イオン交
換体好ましくはQ−、QAE−またはDEAE−セファ
ロース(RSepharose;登録商標)、Q−、QAE−また
はDEAE−セルロース、Q−、QAE−またはDEA
E−セファデックス(RSephadex;登録商標)またはQ
−、QAE−またはDEAE−フラクトゲル(RFractog
el;登録商標)(アミノ基を担持しそしてジビニルベン
ゼンと交叉結合されている、ペンタエリスリトール、メ
タクリル酸誘導体およびポリエチレングリコールからな
るコポリマー)またはハイドロキシアパタイトである。
それはpH6.5〜9.5でトリス、HEPESまたはグリ
シン0.01〜0.1モル/lの緩衝溶液から吸着を行う
ことができる。
【0013】rPP4およびrPP4−デルタは前記条
件下で陰イオン交換体に結合されるが、rPP4−Xは
pH6.5〜8.0では結合されない。しかし、このタンパ
ク質の純化は、不純物混入タンパク質の大部分が交換体
上に吸着されるために達成される。
【0014】また意外なことに、本発明によればrPP
4の外にrPP4−XおよびrPP4−デルタもまた、
0〜10mSの伝導率およびpH6.5〜9.5でカルシウム
の存在下においてのみ、固定化された、サッカリドのポ
リ硫酸エステルまたは担体に結合された硫酸化糖に結合
し、これらのタンパク質がイオン強度を増加させること
により溶離され得ることが見出された。これらのタンパ
ク質はカルシウムの不在下またはキレート試薬の存在下
ではこれら吸着剤に結合しない。
【0015】rPP4、rPP4−XまたはrPP4−
デルタはカルシウムの存在下におけるカオリン(Kaoli
n)またはエーロシル(RAerosil;登録商標)上への吸
着によってさらに精製され得る。溶離はイオン強度を増
加させることによりそして/またはキレート化試薬を用
いることによって実施される。
【0016】また、これらのタンパク質をさらに精製す
るためにリン酸カルシウムへの結合を利用することも可
能である。これらのタンパク質は、イオン強度を増加さ
せるかまたはキレート化試薬例えばEDTAまたはクエ
ン酸の塩を使用することにより、またはこれらの試薬を
含有する混合物により溶離され得る。
【0017】リポコルチンはさらに精製するためにアフ
ィニティークロマトグラフィーにかけることができる。
このためには、リポコルチン含有溶液を透析し、担体に
結合されたヘパリン上でバッチ法によりカルシウムイオ
ンを加えた後にトリス−HCl、pH8.5、0.01〜
0.05モル/l好ましくは0.02モル/l含有の緩衝
液中で吸着させ、吸着剤を洗浄し次に各タンパク質を段
階的な勾配を用いて溶離しついで透析することができ
る。透析物はEDTA 0.01〜20ミリモル/l好ま
しくは1ミリモル/lと混合し、好ましくはもう一度担
体に結合されたヘパリンと接触させ次いでリポコルチン
を透析する。
【0018】アフィニティークロマトグラフィーは一般
的には担体に結合された、サッカリドのポリ硫酸エステ
ルまたは硫酸化糖例えば担体に結合されたヘパリン、デ
キストランサルフェート、ヘパランサルフェート、コン
ドロイチンサルフェート、ケラタンサルフェートまたは
デルマタンサルフェート好ましくはヘパリン−RSepharo
seもしくは−RFractogelまたはデキストランサルフェー
ト−RSepharoseもしくは−RFractogel上で、pH6.5〜
9.5好ましくはpH6.8〜8.5で、トリス、HEPE
Sまたはグリシン0.01〜0.1モル/lを含有しかつ
好ましくはカルシウム5ミリモル/lを含有する緩衝溶
液から吸着しそして吸着されたタンパク質を前記のイオ
ン交換体クロマトグラフィーの場合と同様にイオン強度
を増加させることによって実施され得る。カルシウムの
不在下またはキレート試薬の存在下では、rPP4、r
PP4−XおよびrPP4−デルタはこれらの吸収剤に
結合しない。
【0019】それ以上の精製はRAerosilまたはカオリン
特にRAerosil 200(Serva社製)もしくはカオリン
(Serva社製)上で、大腸菌発酵培地(前記参照)から
またはトリス、HEPESもしくはグリシン0.01〜
0.1モル/lおよびカルシウム1〜20ミリモル/l
を含有するpH6.5〜9.5の緩衝溶液から吸着させるこ
とによって実施され得る。吸着されたタンパク質は前記
のイオン交換体クロマトグラフィーの場合と同様にイオ
ン強度を増加させることによりそして/またはキレート
化試薬好ましくはEDTA 1〜20ミリモル/lまた
はクエン酸塩0.01〜0.2モル/lまたは混合物を用
いることにより溶離され得る。
【0020】好ましい操作としては、大腸菌発酵混合物
からのまたはトリス/HCl、HEPESもしくはグリ
シン0.01〜0.1モル/lからなるpH6.5〜9.5の
緩衝溶液からのリポコルチン含有溶液とカルシウムとを
混合して最終濃度1〜10ミリモル/lにし、それを撹
拌下にカオリン、RAerosil 200またはリン酸カルシ
ウムと接触させ、液体を分離し、吸着剤を洗浄しそして
吸着したタンパク質をキレート化試薬好ましくはEDT
Aまたはクエン酸塩または混合物を用いて溶出する。溶
出物の透析後に、これらタンパク質のそれ以上の精製を
前記のようなヘパリン−樹脂上への吸着により継続す
る。
【0021】リン酸カルシウム上でのタンパク質の吸着
および溶出は、RAerosilおよびカオリン上への吸着につ
いて記載したように実施されるが、しかしカルシウムの
存在は結合に必要ではない。
【0022】特に好ましい操作は実施例1に記載のよう
に、組合せ(EDTA/RTriton)DEAE交換体、次
にCa2+によるヘパリンクロマトグラフィーそして次に
EDTAによるヘパリンクロマトグラフィーである。
【0023】全ての該操作工程は室温で実施され得る。
例外は特記されているとおりである。
【0024】本明細書の記載で使用されている略記は下
記のとおりである。
【0025】RAerosil 200:二酸化珪素 DEAE:ジエチルアミノエチル EDTA:エチレンジアミン四酢酸 HEPES:N−2−ヒドロキシエチルピペラジン−
N′−2−エタンスルホン酸 Kaolin:水化珪酸アルミニウム PAGE:ポリアクリルアミドゲル電気泳動 PP4:胎盤タンパク質4 Q:第4アミノR Rivanol:6,9−ジアミノ−2−エトキシアクリジン
ラクテート SDS:ドデシル硫酸ナトリウム Tris:トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン VAC:血管の抗凝血剤
【0026】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明する。
【0027】実施例1 a) リン脂質結合タンパク質の可溶化 トリス/HCl 0.05モル/l、pH7.5、EDTA
5ミリモル/l中にrPP4またはrPP4−デルタ
1.0mg/mlを含有する遠心分離された大腸菌リゼイト
1.0lにRTritonX−100を混合して最終濃度1.0
%にし、撹拌下において室温で10分間インキュベート
しついで遠心分離した。
【0028】b) イオン交換体クロマトグラフィー 遠心分離後の上澄液をトリス/HCl 0.02モル/
l、pH7.5(カラム緩衝液1)と平衡状態にあるDE
AE−RSepharose(“樹脂物質”)300mlと撹拌下で
1時間接触させ、液体を濾過により除去し、吸着剤をカ
ラム緩衝液1で洗浄しそして樹脂物質をカラム中に充填
した。吸着されたタンパク質をNaCl0.25モル/
lを含有するカラム緩衝液1で溶離した。
【0029】c) 担体に結合されたヘパリン上への吸
着(+カルシウム) 透析後イオン交換体溶出液(300ml)を、CaCl2
添加後のrPP4またはrPP4−デルタのタンパク質
濃度が0.2〜3.0mg/mlになるように調整して最終濃
度5ミリモル/lにし、トリス/HCl、pH8.5、0.
02モル/l、CaCl2 5ミリモル/l(カラム緩衝
液2)と平衡状態にあるヘパリン−RFractogel 70ml
と撹拌下で1時間接触させ、上澄液を▲▼去し、樹脂を
カラム緩衝液2で洗浄し次に吸着されたタンパク質を
0.3モルのNaCl緩衝液を用いてイオン強度を増加
させることにより溶離した。
【0030】d) ヘパリンクロマトグラフィー(+E
DTA) 透析後ヘパリン溶出物(100ml)とEDTAとを混合
して最終濃度1ミリモル/lにし、次にカラム中におい
てトリス/HCl、pH8.5、0.02M、EDTA 1m
M(カラム緩衝液3)と平衡状態にあるヘパリン樹脂5
0mlと接触させそしてrPP4またはrPP4−デルタ
を含有するフロースルー(flow-through)をトリス/H
Cl、pH6.8〜8.5、0.02Mの溶液に対して透析
しついで凍結乾燥した。凍結乾燥物を適当量の蒸留水ま
たは緩衝液中に溶解した後に、回収された生物活性は凍
結乾燥前の物質の活性の95〜100%であった。
【0031】rPP4−ヘパリンフロースルー(d)の
純度は>95%であった。収率は出発物質を基準にして
約55%でありそしてrPP4−デルタに関しては約4
0%であった。
【0032】実施例2 a) リン脂質結合タンパク質の可溶化 全タンパク質濃度が約20mg/mlで、rPP4−X 0.
8mg/mlを含有する、トリス/HCl、pH6.8、0.0
2M中の遠心分離された大腸菌リゼイト1.0lにTrito
nX−100を混合して最終濃度1.0%にし、振とう下
で10分間インキュベートしついで遠心分離した。
【0033】b) イオン交換体クロマトグラフィー 遠心分離後の上澄液を撹拌下で、トリス/HCl、pH
6.8、0.02Mと平衡状態にあるDEAE−Sepharos
e 300mlと接触させ、液体を濾過により除去し、吸着
剤を洗浄しついで樹脂物質をカラム中に充填した。吸着
されたタンパク質は1.5M NaCl含有の緩衝液で溶
出された。
【0034】インキュベーション後にイオン交換体樹脂
を用いて▲▼去されたrPP4−X含有溶液をpH8.5
に調整し、CaCl2 5ミリモル/lと混合し、担体に
結合されたヘパリンとともにインキュベートし、吸着剤
をトリス/HCl、pH8.5、0.02Mの溶液で洗浄
し、吸着されたタンパク質を溶出し、溶出液を透析し次
にEDTA 1ミリモル/lを添加後に再び前記実施例
1のcおよびdに記載のようにヘパリン樹脂を用いてイ
ンキュベートした。
【0035】驚くべきことに、rPP4−Xはこれらの
条件下で陰イオン交換体に結合しないことが見出され
た。それにもかかわらず、大腸菌タンパク質の一部分が
樹脂上に吸着されたがために相当な精製効果が達成され
た。ヘパリンクロマトグラフィー処理後の収率は出発物
質を基準にして約60%であった。すなわち>95%の
純度を有するrPP4−Xが約480mg得られた。
【0036】実施例3 カオリン、RAerosil 200またはリン酸カルシウム上
への吸着 rPP4、rPP4−XまたはrPP4−デルタ1.0m
g/mlを含有し、全タンパク含量が約20mg/mlであ
る、トリス/HCl、pH7.5、0.05Mからの遠心分
離された大腸菌リゼイトをCaCl2 5mMと混合し、次
に別個の混合物で各場合においてタンパク質溶液1ml当
たりカオリンまたはRAerosil 200の25mgを用いて
撹拌下で1時間インキュベートしそして吸着剤をトリス
/HCl、pH8.0、0.02モル/lの溶液で洗浄し
た。結合のためにカルシウムの存在が不必要である以外
は上記と同じ条件下でリン酸カルシウム上への吸着を実
施した。吸着されたタンパク質はEDTA 0.02モル
/lまたは0.01M EDTAと0.1Mクエン酸ナト
リウムとの混合物を含有する0.02Mトリス/HC
l、pH8.0の溶液で溶出した。
【0037】溶出液を0.02Mトリス/HCl、pH8.
5の緩衝溶液に対して透析した後に、タンパク質の精製
を実施例1のcおよびdに記載のように担体に結合され
たヘパリン上への吸着によって継続した。これらのヘパ
リンクロマトグラフィー処理後における>95%純粋な
タンパク質rPP4およびrPP4−Xの収率は出発物
質を基準にして50〜60%であった。
【0038】前記各実施例に記載のようにして精製され
たタンパク質rPP4およびrPP4−Xをそれらの物
理化学的および生物学的性質について試験した。全ての
それらの性質は胎盤から単離された対応するタンパク質
の性質と同一であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 38/55 ABE ACB (C12P 21/00 C12R 1:19) (72)発明者 エゴン・アマン ドイツ連邦共和国デー−3550マルブルク. ザクセンリング8 (72)発明者 マテイーアス・グローテ ドイツ連邦共和国デー−3550マルブルク. グラデンバヒエルヴエーク65

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰イオン交換体でリポコルチン溶液を処
    理することによるリポコルチンの精製において、該溶液
    にキレート化剤および清浄剤を加え、その溶液を陰イオ
    ン交換体と接触させそして液体を分離することからなる
    上記のリポコルチンの精製方法。
  2. 【請求項2】 交換体を清浄剤不含緩衝溶液で清浄しそ
    してリポコルチンを溶離する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 リポコルチンを液体から得る請求項1記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 リポコルチンが遺伝子操作で製造された
    リポコルチンである請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 リポコルチンがrPP4、rPP4−X
    またはrPP4−デルタである請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 リポコルチン含有溶液を大腸菌、酵母菌
    または動物の細胞培養から得る請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 リポコルチンが固定化された、サッカリ
    ドのポリ硫酸エステル上でまたは担体に結合された硫酸
    化糖上でのクロマトグラフィーによってさらに精製され
    る請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 リポコルチンがカルシウムイオンの存在
    下次いでEDTAの存在下における固定化された、サッ
    カリドのポリ硫酸エステル上でのまたは担体に結合され
    た硫酸化糖上でのクロマトグラフィーによりさらに精製
    される請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 リポコルチンがカオリン、エーロシルま
    たはリン酸カルシウム上への吸着によりさらに精製され
    る請求項1記載の方法。
JP3036501A 1990-02-08 1991-02-07 リポコルチンの精製方法 Pending JPH0795894A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4003773.8 1990-02-08
DE4003773A DE4003773A1 (de) 1990-02-08 1990-02-08 Verfahren zur reinigung von lipocortinen

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JPH0795894A true JPH0795894A (ja) 1995-04-11

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ID=6399691

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3036501A Pending JPH0795894A (ja) 1990-02-08 1991-02-07 リポコルチンの精製方法

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JP (1) JPH0795894A (ja)
KR (1) KR910015699A (ja)
AU (1) AU7083191A (ja)
CA (1) CA2035927A1 (ja)
DE (1) DE4003773A1 (ja)
IE (1) IE910410A1 (ja)
PT (1) PT96693A (ja)

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