JPH0795794B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JPH0795794B2
JPH0795794B2 JP60159080A JP15908085A JPH0795794B2 JP H0795794 B2 JPH0795794 B2 JP H0795794B2 JP 60159080 A JP60159080 A JP 60159080A JP 15908085 A JP15908085 A JP 15908085A JP H0795794 B2 JPH0795794 B2 JP H0795794B2
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真二 夏川
哲郎 中山
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ファクシミリ等に用いられる原稿読取装置
に関する。
[従来の技術] 第3図、第4図は従来の原稿読取装置を示す断面図であ
り、図において、(1)は原稿、(2)は原稿を照らす
LEDなどの照明光源、(3)は受光素子、(4)は受光
素子に原稿画像を導く、集束性ファイバ導光系、(5)
は原稿ガイド、(6)は表面が白色に形成された搬送ロ
ーラで、ばねによって原稿ガイド(5)に押圧されてい
る。第4図はLEDなどの照明光源(2)が読取点より原
稿走行路の入り口側に1本だけ取り付けられたものであ
る。
次に動作について説明する。第3図において、原稿
(1)は原稿ガイド(5)と搬送ローラ(6)によって
搬送ローラ(6)が矢印方向に回転することにより第3
図に示す矢印方向へ走行する。この原稿面をLEDなどの
照明光源(2)により照明する。その光は実線の経路で
原稿面を照らし、点線で示す反射光成分が密着形イメー
ジセンサを構成する集束性ファイバ導光系(4)、受光
素子(3)に導かれて原稿画像を受光素子(3)へ写し
出す。
また、LEDなどの照明光源(2)の性能向上により、原
稿面の照度を上げ、また、受光素子の改良により感度を
上げることによって、第4図に示すように、LEDなどの
照明光源(2)を1本だけ取り付けた原稿読取装置も考
案されているが、装置の構成上、原稿(1)の走行路の
入り口側に取り付けられている。
[発明が解決しようとする課題] 従来の原稿読取装置は以上のように構成されているの
で、LEDなどの照明光源を2本取り付けなければなら
ず、高価であった。また、第4図に示すように原稿の走
行路の入り口側に1本だけ取り付けた場合には、原稿の
幅が受光素子(3)の読み取り幅によりせまいときに、
原稿外の部分では第5図に示す通り、LEDなどの照明光
源から出た光の主成分は実線の経路で搬送ローラ(6)
にて反射されるので、第4図に示す原稿面での光の経路
と大きくはなれてしまい、集束性ファイバ導光系(4)
に入る反射光成分が減少して、搬送ローラ(6)の表面
の白色が読み取れず、原稿外を「黒」と読み取ってしま
うなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、従来よりも照明光源の数を減らしても、原稿
外の搬送ローラ表面からの反射光を従来よりも確保して
原稿外を白と読取ることができ、かつ原稿を正確に読取
ることが可能な原稿読取装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] この発明に係る原稿読取装置は、原稿に接触して上記原
稿を搬送し、表面が白色に形成された搬送ローラと、上
記原稿と上記搬送ローラと接触する位置の付近で、か
つ、上記接触する位置から上記原稿の搬送方向にずれた
位置における上記原稿の上記搬送ローラとの非接触面に
ほぼ垂直方向に設けられ、上記ずれた位置における原稿
像を読取る読取手段と、上記ずれた位置に対して上記接
触する位置とは反対側の上記原稿上に設けられ、上記原
稿の幅が上記搬送ローラの幅よりも狭いときには、上記
ずれた位置における上記原稿の非接触面及び上記原稿外
の上記ずれた位置に対応する上記搬送ローラの白色表面
に対して照射する照明手段とを備え、上記読取手段によ
って上記原稿外の上記搬送ローラの白色表面からの反射
光を読取るようにしたものである。
[作用] この発明に係る読取手段は、原稿の搬送ローラと接触す
る位置の付近で、かつ、上記接触する位置から上記原稿
の搬送方向にずれた位置における上記原稿の上記搬送ロ
ーラとの非接触面にほぼ垂直方向に設け、一方照明手段
は上記ずれた位置に対して上記接触する位置とは反対側
の上記原稿上に設けたので、上記照明手段からの光が上
記原稿で反射されて直接に上記読取手段に入射されるこ
とはなく、上記原稿外の上記搬送ローラの白色表面から
の反射光はより多く上記読取手段に導入される他、上記
ずれた位置は上記接触する位置の上記原稿の搬送方向に
設けており、上記搬送ローラの回動によって上記接触す
る位置にたまり易いごみ等の影響を受けることなく上記
原稿の読取りができる。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図を用いて説明する。第1
図に示す実施例において、受光素子(3)及び受光素子
(3)に原稿画像を導く集束性ファイバ導光系(4)に
よって原稿像の読取手段を構成している。第1図に示す
ように、原稿(1)の搬送ローラ(6)との接触位置A
の付近で、この接触位置Aからずれた原稿の位置Bにお
いて、原稿(1)の搬送ローラ(6)との接触面Eと反
対側の非接触面Dとほぼ鉛直方向に読取手段を配設して
いる。また、照明光源(2)は位置Bに対して接触位置
Aの反対側の原稿(1)上に配設している。原稿(1)
の幅が搬送ローラ(6)の幅より狭い場合に照明光源
(2)からの光は、第1図に示す如く、接触位置Aから
ずれた位置Bにおける原稿(1)の非接触面に対して照
射し、原稿(1)外においては、第2図に示す如く(原
稿(1)の搬送経路を点線で示す。)、接触位置Aから
ずれた位置Bに対応する搬送ローラ(6)の白色表面部
Eに対して照射する。
次に動作について説明する。原稿(1)は原稿ガイド
(5)と、矢印方向へ回転する搬送ローラ(6)によっ
て第1図に示す矢印方向へ走行する。この原稿面DをLE
Dなどの照射光源(2)により照明する。光は実線の経
路で原稿面を照らし、点線で示す反射光成分が集束性フ
ァイバ導光系(4)により受光素子(3)に導かれて、
原稿画像を受光素子(3)へ写し出す。原稿(1)の幅
が搬送ローラ(6)の幅より狭いときは、原稿(1)外
の部分では、照明光源(2)から出た光は、第2図の実
線で示す経路で搬送ローラ(6)を照明する。第2図に
示す光の主成分の経路は第1図に示す原稿面での経路に
近いので、搬送ローラ(6)の表面の白色部分の反射光
成分が十分に集束性ファイバ導光系(4)に入り、原稿
外を精度良く白色と読み取ることができる。
なお、上記実施例では、照明光源にLEDのほか、蛍光灯
など他の照明光源を設けてもよい。また、第1図におい
て原稿(1)の搬送方向が矢印とは逆向きの場合でも同
様である。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、照明手段からの光が原
稿で反射されて直接に読取手段に入射されることはない
ので、平坦度の高い原稿に対しても、いわゆる全反射に
よって上記照明手段自体が上記読取手段に写るという現
象に伴う原稿の読取り精度の低減を有効に防止し得、ま
た、原稿の幅が搬送ローラの幅よりも狭いときには、原
稿の上記搬送ローラとの接触する位置からずれた位置に
上記照明手段の原稿上の照射位置としたので、原稿外の
上記搬送ローラの白色表面からの反射光はより多く上記
読取手段に導入される構成であることから、原稿外を白
色と精度良く読取ることも可能となる他、上記接触する
位置から原稿の搬送方向に上記ずれた位置を設けている
ので、上記搬送ローラ等に付着したごみ等は上記搬送ロ
ーラの回動によって原稿の上記接触する位置に対して上
記ずれた位置の反対側にたまり易いので、ごみ等による
影響を受けずに読取り精度の低下をも有効に防止し得る
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による原稿読取装置を示す
断面図、第2図はこの発明の原稿外の照明光の経路の説
明図、第3図及び第4図は従来の原稿読取装置を示す断
面図、第5図は従来の原稿外の照明光の経路の説明図で
ある。 (1)は原稿、(2)はLED照明光源、(3)受光素
子、(4)集束性ファイバ導光系、(5)は原稿ガイ
ド、(6)は搬送ローラ。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿に接触して上記原稿を搬送し、表面が
    白色に形成された搬送ローラと、上記原稿と上記搬送ロ
    ーラとの接触する位置の付近で、かつ、上記接触する位
    置から上記原稿の搬送方向にずれた位置における上記原
    稿の上記搬送ローラとの非接触面にほぼ垂直方向に設け
    られ、上記ずれた位置における原稿像を読取る読取手段
    と、上記ずれた位置に対して上記接触する位置とは反対
    側の上記原稿上に設けられ、上記原稿の幅が上記搬送ロ
    ーラの幅よりも狭いときには、上記ずれた位置における
    上記原稿の非接触面及び上記原稿外の上記ずれた位置に
    対応する上記搬送ローラの白色表面に対して照射する照
    明手段とを備え、上記読取手段によって上記原稿外の上
    記搬送ローラの白色表面からの反射光を読取るようにし
    たことを特徴とする原稿読取装置。
JP60159080A 1985-07-16 1985-07-16 原稿読取装置 Expired - Lifetime JPH0795794B2 (ja)

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JP60159080A JPH0795794B2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16 原稿読取装置

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JP60159080A JPH0795794B2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16 原稿読取装置

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JPS6218166A JPS6218166A (ja) 1987-01-27
JPH0795794B2 true JPH0795794B2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=15685783

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JP2828721B2 (ja) * 1990-02-20 1998-11-25 三菱電機株式会社 密着型イメージセンサ
JPH088757Y2 (ja) * 1992-05-14 1996-03-13 紀夫 八木沼 手持ち式回転調理具
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