JPH079541B2 - 電子写真用感光体 - Google Patents
電子写真用感光体Info
- Publication number
- JPH079541B2 JPH079541B2 JP62302836A JP30283687A JPH079541B2 JP H079541 B2 JPH079541 B2 JP H079541B2 JP 62302836 A JP62302836 A JP 62302836A JP 30283687 A JP30283687 A JP 30283687A JP H079541 B2 JPH079541 B2 JP H079541B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- selenium
- photoconductor
- charge
- toner
- layer
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/005—Materials for treating the recording members, e.g. for cleaning, reactivating, polishing
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/14—Inert intermediate or cover layers for charge-receiving layers
- G03G5/147—Cover layers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真方式の複写機および光源としてガス
レーザ,半導体レーザ,発光ダイオード,液晶,ブラウ
ン管あるいはガスレーザ等を使用する電子写真方式のプ
リンタに用いられるもので、導電性基体上に電荷輸送
層,電荷発生層および表面保護層を有する電子写真用感
光体に関する。
レーザ,半導体レーザ,発光ダイオード,液晶,ブラウ
ン管あるいはガスレーザ等を使用する電子写真方式のプ
リンタに用いられるもので、導電性基体上に電荷輸送
層,電荷発生層および表面保護層を有する電子写真用感
光体に関する。
電子写真方式のデジタル複写機およびプリンタは、コピ
ー情報を伝達,保管,編集を可能にするため光源は約60
0〜800nmの領域における単一波長が用いられている。従
来のPPC複写機用に比較し、このような長波長域におけ
る光に対しても感度を有する感光体にするために、一般
的にキャリア発生する電荷発生層と、発生したキャリア
を輸送する電荷輸送層および電荷発生層を保護する表面
保護層からなる多層膜感光体が用いられる。
ー情報を伝達,保管,編集を可能にするため光源は約60
0〜800nmの領域における単一波長が用いられている。従
来のPPC複写機用に比較し、このような長波長域におけ
る光に対しても感度を有する感光体にするために、一般
的にキャリア発生する電荷発生層と、発生したキャリア
を輸送する電荷輸送層および電荷発生層を保護する表面
保護層からなる多層膜感光体が用いられる。
このような感光体には、電子写真装置において最初にチ
ャージャにより感光層表面へ一様な静電荷を与え、その
後この表面をレーザ等により露光することにより露光に
対応した静電潜像を形成する。次に、この静電潜像へ現
像器によりトナーを供給すると、静電潜像はトナー像と
なり、これが用紙へ転写され、熱または圧力によりトナ
ーは紙へ定着され、プリンタ画像となる。
ャージャにより感光層表面へ一様な静電荷を与え、その
後この表面をレーザ等により露光することにより露光に
対応した静電潜像を形成する。次に、この静電潜像へ現
像器によりトナーを供給すると、静電潜像はトナー像と
なり、これが用紙へ転写され、熱または圧力によりトナ
ーは紙へ定着され、プリンタ画像となる。
一方、感光体の感光層表面に残留したトナーを、クリー
ニング工程においてファーブラシまたはブレードにより
除去し、感光体表面に残留している電荷を、交流電圧ま
たは光により除電したのち、次のサイクルへ移行する。
ニング工程においてファーブラシまたはブレードにより
除去し、感光体表面に残留している電荷を、交流電圧ま
たは光により除電したのち、次のサイクルへ移行する。
残留トナーが充分除去されないと、前述した電子写真プ
ロセスのサイクルが繰り返された時、印字に残留トナー
が付着し、印字の汚れが発生する。トナーの残留を防ぐ
ためには、転写工程において紙にトナーが転写される、
すなわち転写効率を高めることと、クリーニング工程に
おいて転写されなかった残留トナーを充分除去すること
が必要である。このためレーザプリンタ等においては、
転写効率を向上させるために転写電流を増加する。また
クリーニング効率を向上させるために、クリーニング圧
力を増大させる。しかし、前者においては、感光体の繰
返し特性、特に帯電低下を悪化させると共に用紙間濃度
差が発生しやすい。また、後者においては、クリーニン
グ寿命および感光体寿命を低下させる。
ロセスのサイクルが繰り返された時、印字に残留トナー
が付着し、印字の汚れが発生する。トナーの残留を防ぐ
ためには、転写工程において紙にトナーが転写される、
すなわち転写効率を高めることと、クリーニング工程に
おいて転写されなかった残留トナーを充分除去すること
が必要である。このためレーザプリンタ等においては、
転写効率を向上させるために転写電流を増加する。また
クリーニング効率を向上させるために、クリーニング圧
力を増大させる。しかし、前者においては、感光体の繰
返し特性、特に帯電低下を悪化させると共に用紙間濃度
差が発生しやすい。また、後者においては、クリーニン
グ寿命および感光体寿命を低下させる。
本発明の目的は、上述の欠点を除去して感光体の繰返し
特性および寿命に対して影響を与えることなく、トナー
の残留を抑制し、印字上汚れのない電子写真用感光体を
提供することにある。
特性および寿命に対して影響を与えることなく、トナー
の残留を抑制し、印字上汚れのない電子写真用感光体を
提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明は、導電性基体上に
セレン・砒素合金からなる電荷輸送層,セレン・テルル
合金からなる電荷発生層,セレン砒素合金からなる表面
保護層が順次積層された電子写真用感光体において、表
面保護層の表面粗さが0.5〜1.5μmの範囲の最大高さ
(Rmax)を有するものとする。
セレン・砒素合金からなる電荷輸送層,セレン・テルル
合金からなる電荷発生層,セレン砒素合金からなる表面
保護層が順次積層された電子写真用感光体において、表
面保護層の表面粗さが0.5〜1.5μmの範囲の最大高さ
(Rmax)を有するものとする。
セレン・砒素合金からなる表面保護層の表面粗さのRmax
を0.5〜1.5μmの範囲にすることにより、表面上に付着
したトナーの転写効率が向上し、転写電流の増加あるい
はクリーニング圧力の増大の必要がなくなると共にクリ
ーニング寿命を増大させる。
を0.5〜1.5μmの範囲にすることにより、表面上に付着
したトナーの転写効率が向上し、転写電流の増加あるい
はクリーニング圧力の増大の必要がなくなると共にクリ
ーニング寿命を増大させる。
加工および洗滌した直径80mmのアルミニウム管を蒸着装
置の支持軸に装着し、感光体基体としてのアルミニウム
管の温度を約190℃に保持してから、1×10-5Torrまで
真空引きし、先ずAs2Se3合金の入った蒸発源を約400℃
に加熱し約60μmの膜厚を有する電荷輸送層を形成し
た。次に電荷輸送層のみを有する感光体を研削盤に装着
し、後述の条件で研削して粗面を形成した。そのあと、
電荷発生層として44重量%のTeを含むセレン・テルル合
金を約0.5μmの厚さに、電荷注入抑制層として5重量
%のAsを含むセレン・ひ素合金を約2μmの厚さに、そ
して表面保護層として38重量%のAsを含むセレン・ひ素
合金を約3μmの厚さに蒸着した。これらの蒸着にはフ
ラッシュ蒸着法を用い、支持軸温度60℃,圧力1×10-5
Torr,蒸発源温度350℃の条件で行った。
置の支持軸に装着し、感光体基体としてのアルミニウム
管の温度を約190℃に保持してから、1×10-5Torrまで
真空引きし、先ずAs2Se3合金の入った蒸発源を約400℃
に加熱し約60μmの膜厚を有する電荷輸送層を形成し
た。次に電荷輸送層のみを有する感光体を研削盤に装着
し、後述の条件で研削して粗面を形成した。そのあと、
電荷発生層として44重量%のTeを含むセレン・テルル合
金を約0.5μmの厚さに、電荷注入抑制層として5重量
%のAsを含むセレン・ひ素合金を約2μmの厚さに、そ
して表面保護層として38重量%のAsを含むセレン・ひ素
合金を約3μmの厚さに蒸着した。これらの蒸着にはフ
ラッシュ蒸着法を用い、支持軸温度60℃,圧力1×10-5
Torr,蒸発源温度350℃の条件で行った。
上記の電荷輸送層形成後の研削は、研削盤の回転数を3
0,60,200および500rpmにそれぞれ選定し、送り速度1回
転当たり3mm,荷重2kg,砥石の種類GC#2000の条件で行っ
て4種類の感光体を製作した。比較のために研削を行わ
ないで他の工程は同様の感光体も製作した。
0,60,200および500rpmにそれぞれ選定し、送り速度1回
転当たり3mm,荷重2kg,砥石の種類GC#2000の条件で行っ
て4種類の感光体を製作した。比較のために研削を行わ
ないで他の工程は同様の感光体も製作した。
これらの感光体の表面粗さを測定し、感光体の周速120m
m/秒,Al素管に流れる転写電流−30μAの条件で印字テ
ストを行い、転写後の残留トナーを比較した結果を第1
表に示す。
m/秒,Al素管に流れる転写電流−30μAの条件で印字テ
ストを行い、転写後の残留トナーを比較した結果を第1
表に示す。
第1表より、感光体の表面粗さは最大高さRmaxが0.5〜
1.5μmの範囲にあることが有効で、1.6μmになると残
留トナーは減少するものの印字上研削すじが表われ、実
用には適しなかった。
1.5μmの範囲にあることが有効で、1.6μmになると残
留トナーは減少するものの印字上研削すじが表われ、実
用には適しなかった。
以上の結果は、感光体の表面粗さを多層膜感光層形成後
の超仕上げ加工あるいはバフ仕上げ加工で形成しても同
様に得られる。
の超仕上げ加工あるいはバフ仕上げ加工で形成しても同
様に得られる。
本発明によれば、セレン・砒素合金からなる感光体の表
面を適度の粗面にすることにより、転写電流が同一であ
っても転写効率が向上し、転写後、すなわちクリーニン
グ工程前ですでに残留トナーを低下させることができ、
結果的に次サイクル移行前の残留トナーが減少して印字
上良好な画像を得ることができた。このことはまた、ト
ナー消費量を節減し、クリーニング装置交換間隔も長時
間にし、さらにはプリンタ内部のトナー飛散も低減し、
メンテナンス期間も長くなるという利点を有する。
面を適度の粗面にすることにより、転写電流が同一であ
っても転写効率が向上し、転写後、すなわちクリーニン
グ工程前ですでに残留トナーを低下させることができ、
結果的に次サイクル移行前の残留トナーが減少して印字
上良好な画像を得ることができた。このことはまた、ト
ナー消費量を節減し、クリーニング装置交換間隔も長時
間にし、さらにはプリンタ内部のトナー飛散も低減し、
メンテナンス期間も長くなるという利点を有する。
Claims (2)
- 【請求項1】導電性基体上にセレン・砒素合金からなる
電荷輸送層,セレン・テルル合金からなる電荷発生層,
セレン・砒素合金からなる表面保護層が順次積層された
ものにおいて、表面保護層の表面粗さが0.5〜1.5μmの
最大高さ(Rmax)を有することを特徴とする電子写真用
感光体。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の感光体におい
て、電荷発生層,表面保護層が表面を粗面化された電荷
輸送層の上に積層されたことを特徴とする電子写真用感
光体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62302836A JPH079541B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 電子写真用感光体 |
DE19883836358 DE3836358A1 (de) | 1987-11-30 | 1988-10-25 | Fotoleiter fuer elektrofotografische anwendungen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62302836A JPH079541B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 電子写真用感光体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01142734A JPH01142734A (ja) | 1989-06-05 |
JPH079541B2 true JPH079541B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=17913682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62302836A Expired - Lifetime JPH079541B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 電子写真用感光体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079541B2 (ja) |
DE (1) | DE3836358A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03184055A (ja) * | 1989-12-14 | 1991-08-12 | Canon Inc | 有機電子写真感光体の粗面表面層の形成方法 |
US5162183A (en) * | 1990-07-31 | 1992-11-10 | Xerox Corporation | Overcoat for imaging members |
JPH09204077A (ja) * | 1995-07-14 | 1997-08-05 | Hitachi Koki Co Ltd | 画像形成装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5697351A (en) * | 1979-12-08 | 1981-08-06 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Electrophotographic receptor |
DE3321648A1 (de) * | 1982-06-15 | 1983-12-15 | Konishiroku Photo Industry Co., Ltd., Tokyo | Photorezeptor |
JPS6079360A (ja) * | 1983-09-29 | 1985-05-07 | Kyocera Corp | 電子写真感光体及びその製造方法 |
US4618552A (en) * | 1984-02-17 | 1986-10-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Light receiving member for electrophotography having roughened intermediate layer |
JPS60254168A (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-14 | Canon Inc | 静電荷像形成方法 |
JPS62159151A (ja) * | 1985-12-30 | 1987-07-15 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 正帯電用感光体 |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP62302836A patent/JPH079541B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-10-25 DE DE19883836358 patent/DE3836358A1/de active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3836358C2 (ja) | 1991-02-14 |
JPH01142734A (ja) | 1989-06-05 |
DE3836358A1 (de) | 1989-06-08 |
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