JP2854552B2 - 電子写真複写装置 - Google Patents

電子写真複写装置

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JP2854552B2 JP8084933A JP8493396A JP2854552B2 JP 2854552 B2 JP2854552 B2 JP 2854552B2 JP 8084933 A JP8084933 A JP 8084933A JP 8493396 A JP8493396 A JP 8493396A JP 2854552 B2 JP2854552 B2 JP 2854552B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写装置
に関し、詳しくは、アモルファスシリコン系感光体(以
降「α−Si系感光体」と略記することがある)上に形
成された低電位コントラストの静電荷像から良質のコピ
ーを得るのに有用な複写装置に関する。 【0002】 【従来の技術】電子写真感光体として従来から使用され
ている代表的なものはセレン系感光体;CdS,ZnO
など光導電性粉末を樹脂バインダーに分散したタイプの
感光体;ポリビニルカルバゾールのごとき有機光導電体
を用いた感光体等であるが、近時にいたってα−Si系
感光体が注目されるようになっている。 【0003】ところで、α−Si系感光体を組み込んだ
電子写真複写装置によってコピーを得るには、これまで
の感光体を用いたのと同様に、感光体上に静電荷像を形
成させた後、マグネットブラシ現像やカスケード現像等
の乾式現像法により顕像化せしめ、次いでこれを普通紙
等に転写させ定着するという手段が通常採られている。
だが、こうしたα−Si系感光体の使用によったのでは
いまだ良質画像がえられず、実用化が思うようには、は
かどっていないのが実情である。 【0004】α−Si系感光体で良質画像が得られない
のは、この感光体の電気抵抗が低く電位コントラストの
小さな静電荷像しか形成しえないためと考えられてい
る。例えば窒素をドープしたα−Si系感光体(膜厚約
20μm)の抵抗は3.6×1010Ω程度であるのに対し、テル
ルをドープしたSe系感光体(膜厚約60μm)の抵抗は
2×1011Ω程度である。 【0005】このため(I)α−Si層の厚さを増して
表面電位を高めること、(II)マグネットブラシ現像法
では現像剤中のトナー濃度を高めたり、現像スリーブの
回転数を上げたりして、また、カスケード現像法では現
像皿の距離を長くとり現像時間を長くしたりして、感光
体へのトナー供給量を増加せしめ画像濃度を高めること
等が検討されている。 【0006】しかしながら、前記(I)において膜厚を
30μm以上にするとα−Si系感光層がひび割れたりシ
リコンが異常成長して膜質が著しく低下するため、膜厚
を厚くして表面電位を高めることには限界があった。ま
た、前記(II)においてトナー濃度を高くするとキャリ
アとの摩擦帯電が不十分となり地肌汚れを起こしたり光
学系等を汚して結局は貧弱な画像しか得られず、現像ス
リーブの回転を上げると画像濃度はある程度向上するも
のの現像剤の飛散を起こして複写機内を汚し、同時に画
像の地肌汚れを生じさせてしまう。同じく前記(II)に
おいて現像皿の距離を長くした場合には装置がいたずら
に大きくなるだけでなく、画像の地肌汚れを生じさせや
すいといった傾向がみられる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、低電位コト
ラストしか得られないα−Si系感光体を用いて、前記
従来のごとき不都合を生じさせることなく、高画像濃度
かつ高画像品質のコピーが得られる電子写真複写装置を
提供するものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、アモルファス
シリコン系感光体上に静電潜像を形成せしめ、これを顕
像化し普通紙等に転写させる電子写真複写装置の、該顕
像化に導電性の現像ローラを用いる湿式ローラ現像法を
用い、かつ、その現像ローラと感光体との間隔を0.1〜
0.2mmの範囲とする方法において、現像ローラの材質が
ステンレス鋼であることを特徴とする電子写真複写装置
である。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明者等は、α−Si系感光体
による良質画像の作成について多くの研究検討を行って
きたところ、現像ローラを特定の間隔をもたせて感光体
近傍に配設し、この現像ローラを通して液体現像剤を静
電荷像に供給するようにすれば、予期しえないほど良好
な複写画像が得られることを確かめた。以下に本発明を
添付の図面に従いながら更に詳細に説明する。 【0010】図1は本発明に係る電子写真複写装置の現
像部及びその近辺を表した概略図であり、1はドラム状
α−Si系感光体、2はコロナ帯電器、3は光学系、4
及び5は現像ローラ、6はスクイズローラ、7はスクレ
ーパー、8は現像液供給口、9は現像液排出口、10は現
像部カバー、11は普通紙等の転写紙、12は転写用コロナ
チャージャーを示している。 【0011】現像ローラ4,5はステンレス鋼製(表面
がステンレス鋼で覆われているものを含む)である。ま
た、現像ローラの数は1つでも複数個であってもよい
が、2又は3個が望ましい。複数個の現像ローラが配設
されている場合には、それらローラを互いに逆回転させ
るようにしておけば、現像液が一層効率よく感光体1表
面に供給されることから良質画像を得るうえで有利であ
る。更に、現像ローラ4,5にバイアス電圧をかければ
地肌汚れが有効に排除できる。 【0012】感光体1表面と現像ローラ4,5との間隔
(現像ギャップ)は0.1〜0.2mm好ましくは約0.1mmが適
当である。0.1mmより狭い間隔であると現像液の供給が
スムーズにゆかなかったり現像ローラ4,5と感光体1
とが接触して白ヌケ等の原因になり、逆に0.2mmより広
い現像ギャップであると現像ローラ4,5と感光体1と
の電界が弱められて画像濃度が上がらなかったりエッジ
効果のある画像となり思わしくない。結局、現像ギャッ
プが0.1〜0.2mmの範囲にあれば電界強度が湿式ローラ現
像するのに都合よい強さに維持される。 【0013】上記現像ギャップをもって現像ローラ4,
5は回転しながら、現像液供給口8から供給された液体
現像剤を感光体1表面へ供給する。ここで、現像ローラ
4,5の周速は感光体1の周速の1.1〜2倍、好ましく
は約1.5倍が適当である。感光体1の周速と同程度の周
速であると画像濃度が上がらず、また、感光体1の周速
にくらべてあまり速い周速であると、現像液の供給過多
を起こし地肌汚れを生じさせてしまう。なお、現像ロー
ラが2個以上設けられている場合には、それらローラ表
面間の間隔は1〜2mmくらいが適当であり、また、周速
も同じ又はほぼ同じにしておくのが望ましい。 【0014】スクイズローラ6は現像後の余剰現像液を
除去するのに用いられるもので、現像ローラ5の後方に
配設されている。スクイズローラ6の表面はハードアル
マイト処理され絶縁性となっており、このためスクイズ
ローラ6は電気的にフロート状態になっている。また、
スクイズローラ6は感光体1とは逆方向に回転(約1000
rpm)し、感光体1との間隔は約50μmとなるように設計
されている。 【0015】かくして、感光体1上に形成されている静
電荷像は湿式ローラ現像法により顕像化(現像)され、
普通紙等11上に転写される。なお、余剰の現像液は排出
口9から抜き出され、図示されていない循環路を経て供
給口8へと戻される。この現像液の循環は循環ポンプを
使用して行われ、循環経路の途中には現像液の濃度を測
定する濃度検知器が設置されて新たなトナーが適宜添加
されるようになっている。 【0016】図2及び図3は他の例で、現像ローラ4,
5の一部を現像液13中に浸漬させることによって静電荷
像へ現像液を供給するようにしたものである。 【0017】現像ローラ4,5は既述のようにステンレ
ス鋼製のものであるが、これは鉄製ローラでは長期使用
で錆が発生し現像液を汚染するという問題を解消するう
えで有利である。また、感光体1表面と現像ローラ4,
5とを一定の間隔をもって維持させるには、例えば感光
体端面(感光体の周縁部)にベアリング等を押しあてて
現像ローラを配置することが考えられる。その際、感光
体端面の摩耗を防ぐために、前記端面にハードアルマイ
ト処理を施したり、ステンレス鋼製リングを焼バメして
おくのが有利である。 【0018】上記のように、本発明はα−Si系感光体
と現像ローラとの間に特定のギャップ(現像ギャップ)
をもたせて液体現像剤で顕像化(現像)させるという現
像装置を配した電子写真複写装置である。この装置にお
ける現像部を、感光体が液体現像剤に浸漬するいわゆる
皿現像方式とすることも考えられないわけではないが、
こうした皿現像方式によったのでは、現像に寄与するト
ナーが感光体表面数10μm以内であるため、表面電位が
低いものからは高画像濃度の画像を得ることができな
い。また、この皿現像方式において現像皿の距離を長く
して現像時間を長くとることも考えられるが、これによ
ったのでは装置が大きくなるだけで画像に地肌汚れを生
じさせてしまう。 【0019】これに対し、本発明の現像手段によれば適
当量の現像液が絶え間なく供給されるので地肌汚れのな
い高濃度画像が得られる。 【0020】 【実施例】ドラム状α−Si系感光体を常法により作成
した。なお、α−Si系感光体それ自体は多くが提案さ
れており、例えばα−Siからなる光導電層あるいはこ
れに水素原子などをドープしたものを有する感光体(特
開昭54-78135号、特開昭54-86341号等の公報に記載)、
α−Si又はα−Si及びゲルマニウムを母体とし酸素
原子及び/又は窒素原子を含有させた光導電層を有する
感光体(特開昭54-145539号公報に記載)、α−Siに
ホウ素及び窒素又は更にリンを含有させた光導電層を有
する感光体(特開昭57-37352号公報)などがそれで、い
ずれも本発明に使用できる。 【0021】ここでは、80mmφのAlドラムにSi:
N:H=70:10:20wt%の組成にホウ素原子約200ppmを
含むアモルファスシリコン感光層(厚さ約20μm)を有
するα−Si系感光体をつくり、複写機にセットして図
1に示した湿式ローラ現像方式によって現像を行った。
現像ローラは2個で互いに逆方向に回転(周速は感光体
の約1.5倍)しており、感光体とのギャップは適宜変え
られるように設計されている。次いで、この感光体にコ
ロナ帯電を行い表面電位400Vで画像露光した後、特開
昭57-186758号公報に記載された液体現像剤で現像して
画像を得た。結果は表1のとおりであった。 【0022】 【表1】 【0023】比較のために、湿式ローラ現像法の代りに
皿現像法を用いた以外はまったく同様にして複写を行っ
たところ、画像濃度は高々0.6であった。 【0024】 【発明の効果】本発明装置によれば良質の複写画像が得
られるが、これは本発明で湿式ローラ現像方式を採用し
たため現像液が連続的に補給され、また、現像ギャップ
が0.1〜0.2mmと小さく電界強度が強くなり、かつ、現像
ローラ4,5がステンレス鋼製のものであり、長期使用
で錆が発生することなく、現像液を汚染することがな
い。これらが相俟って効率的な現像が行われるためと考
えられる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の電子写真複写装置の現像部及びその近
辺を示す概略図である。 【図2】現像ローラの一部を現像液に浸漬した例を示す
概略図である。 【図3】現像ローラの一部を現像液に浸漬した他の例を
示す概略図である。 【符号の説明】 1 感光体 2 コロナ帯電器 3 光学系 4 現像ローラ 5 現像ローラ 6 スクイズローラ 7 スクレーパー 11 普通紙等 12 転写用コロナチャージャー 13 現像液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−101151(JP,A) 特開 昭56−70579(JP,A) 特開 昭60−198568(JP,A) 特開 昭60−136756(JP,A) 実開 昭55−1299(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/10 G03G 15/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.アモルファスシリコン系感光体上に静電潜像を形成
    せしめ、これを顕像化し普通紙等に転写させる電子写真
    複写装置の、該顕像化に導電性の現像ローラを用いる湿
    式ローラ現像法を用い、かつ、その現像ローラと感光体
    との間隔を0.1〜0.2mmの範囲とする装置において、現像
    ローラの材質がステンレス鋼であることを特徴とする電
    子写真複写装置。
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