JPH0794405A - 積層型半導体装置のパターン形成方法 - Google Patents

積層型半導体装置のパターン形成方法

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JPH0794405A
JPH0794405A JP6074762A JP7476294A JPH0794405A JP H0794405 A JPH0794405 A JP H0794405A JP 6074762 A JP6074762 A JP 6074762A JP 7476294 A JP7476294 A JP 7476294A JP H0794405 A JPH0794405 A JP H0794405A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層型半導体装置のパターン形成方法におい
て、各層に含まれるレンズディストーションを測定する
ための基準マークを予め半導体ウェハ上に形成し、容易
に各層に含まれるレンズディストーションによる誤差を
測定可能とした積層型半導体装置のパターン形成方法を
提供する。 【構成】 半導体ウェハ400上にステージの位置決め
により基準マークが予め形成され、この基準マークの位
置と第1アライメントマークの位置とを比較することで
第1露光装置の誤差を測定する。その後、この誤差の補
正を行ない第2露光装置を用いて第2の層を形成し、基
準マークと第2の層に設けられた第2アライメントマー
クの位置と基準マークの位置とを比較することで第2露
光装置の誤差を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、積層型半導体装置の
パターン形成方法において、特に、各層の重ね合わせ精
度を向上させることを可能とする積層型半導体装置のパ
ターン形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の最小加工寸法が1.
0μm→0.8μm→0.5μmへと移行するにつれ
て、複数の層が積層されて形成される半導体装置の、各
層の重ね合せ精度がますます重要になっている。この重
ね合せ精度は、現在、最小加工寸法の1/3〜1/4が
要求されている。
【0003】一方、投影露光装置も、1:1の投影露光
装置から1:5の縮小投影露光装置へと移行してきてい
る。
【0004】縮小投影露光装置を用いた露光方法におい
ては、まず、光源から発せられた露光光が、透明基板上
に所定のパターンが形成されたフォトマスクを透過し
て、高解像度の縮小レンズ(縮小倍率1:5が主流)を
用いて縮小され、当該パターン像を半導体ウェハ400
のマトリックス状に配置された領域いわゆチップ領域3
10に投影される(図20参照)。その後、順次ウェハ
をXY方向に繰り返し移動させるいわゆるステップアン
ドリピート操作により、ウェハ全面のチップ領域のすべ
てに、当該パターンが露光される。
【0005】この露光方法は、半導体ウェハにチップ形
成領域ごとに当該パターンを露光するので、単位時間内
に処理できる半導体ウェハの数が低下するという問題点
を有する。しかし、当該露光方法は i)パターンの解像力が優れていること。
【0006】ii)半導体ウェハの位置制御にレーザ干渉
測長計を使用しているため、高精度に位置決めができる
こと。
【0007】iii)チップ領域にパターンの像を露光する
ごとに位置制御が可能なこと、チップ領域への露光ごと
にパターンの像の焦点位置を調整することが可能なこ
と。
【0008】iv)フォトマスクに欠陥がなければ、この
フォトマスクに起因する露光不良が発生しないこと。 などの多数の長所を有している。
【0009】次に、上記縮小投影露光装置を用いた露光
方法が、たとえば特開平1−283927号公報に開示
されている。以下、この縮小投影露光装置を用いた露光
方法の概略について、図を参照して説明する。
【0010】まず、図21を参照して、この縮小投影露
光装置500は、楕円ミラー551に覆われた水銀ラン
プ550と、反射鏡552と、インテグレータ553
と、反射鏡554と、コンデンサレンズ555と、フォ
トマスク556と、縮小レンズ557と、半導体ウェハ
558と、X−Yステージ559とを備えている。
【0011】まず、水銀ランプ550から発せられた露
光光550aは、楕円ミラー551により集光され、反
射鏡552に照射される。露光光550aは、反射鏡5
52を反射して、インテグレータ553に入射する。こ
のインテグレータ553は、複数のフライアイレンズ
(図示せず)を有し、露光光550aの光強度を均一に
する。
【0012】インテグレータ553を透過した露光光5
50aは、反射鏡554を反射して、コンデンサレンズ
555に入射される。その後、露光光550aは、所定
のパターンが形成されたフォトマスク556を照射す
る。このとき、インテグレータ553を透過した露光光
550aは、コンデンサレンズ555により、フォトマ
スク556の全面を均一に照射する。
【0013】フォトマスク556を透過した露光光55
0aは、縮小レンズ557により、所定の縮小倍率
(1:m)に縮小され、半導体ウェハ558の表面で投
影像となり、半導体ウェハ558上のレジスト膜を露光
する。
【0014】次に、図22を参照して、半導体ウェハ4
00の表面のレジスト膜を露光する露光光550aは、
X−Yステージ559が、X方向またはY方向に所定距
離の移動と停止を繰り返し、X−Yステージの停止中
に、所定のチップ領域310に所定のパターン像が露光
される。これにより、半導体ウェハ400上に、マトリ
ックス状に配置された複数のチップ領域310が形成さ
れる。
【0015】次に、上記縮小投影露光装置500を用い
て、第1のパターンを有する第1の層と、第2のパター
ンを有する第2の層とが積重ねられて形成された半導体
装置の露光方法について説明する。
【0016】まず、図23を参照して、この露光方法に
用いられる第1のパターンを有する第1のフォトマスク
70と、第2のパターンを有する第2のフォトマスク7
1とについて説明する。この第1のフォトマスク70
と、第2のフォトマスク71とのそれぞれのパターン形
成領域以外の所定の位置には、アライメントマークパタ
ーン70a,70b,70c,70d(71a,71
b,71c,71d)が形成されている。
【0017】次に、半導体ウェハ上には第1の層と、こ
の第1の層の上に第1のレジスト膜が形成されている。
その後、第1のフォトマスク70が備えられた第1露光
装置を用いて、第1のレジスト膜の表面に第1のパター
ン像の露光を行なう。その後、この第1のレジスト膜の
現像を行ない、さらに、この第1のレジスト膜をマスク
として、第1の層のパターニングを行なう。
【0018】次に、半導体ウェハ400を第1の露光装
置から取出して、半導体ウェハ上に第2の層および第2
のレジスト膜を形成する。
【0019】その後、この半導体ウェハ300を第2の
露光装置に載置する。次に、第1の層に形成されたアラ
イメントマーク70A〜70Dの位置の検出を行なう。
このアライメント70A〜70Dの検出には、暗視野の
レーザビームによる検出方法、明視野の多色光による検
出方法、ヘテロダイン干渉光を用いた検出方法などの光
学的計測により行なわれる。
【0020】ここで、図24を参照して、暗視野のレー
ザビームによる検出方法を用いたアライメントマーク検
出器600の概略について説明する。まず、X−Yステ
ージ610上の所定の位置に、半導体ウェハ400が載
置されている。X−Yステージ610は、レーザ干渉計
で正確に座標を認識しながらX,Y方向に移動する。L
SAレーザ620から発したレーザビームは、投影レン
ズ630を通じて、半導体ウェハ上のチップ領域310
に形成されたアライメントマーク(70A〜70D)の
各々に集光される。このアライメントマーク(70A〜
70D)から反射された光は、正確に配置された検出器
に導かれ、回折成分のみが検出され、アライメントマー
ク(70A〜70D)の位置座標が認識される。
【0021】その後、上記によりその位置を検出したア
ライメントマーク70A〜70Dを基準に、第2のパタ
ーン像の露光を行ない、上述と同様に、第2のレジスト
膜の現像および第2の層のパターニングを行なう。
【0022】なお、さらに所定のパターンを有する層を
積層して形成する場合は、下層の最も重ね合わせが重要
な層の直下の層に形成されアライメントマークの位置を
検出し、このアライメントマークを基準にして所定のパ
ターン像の露光を行なう。
【0023】しかしながら、上記露光方法には以下に示
す問題点がある。まず、図25を参照して、第1露光装
置を用いて、第1の層に第1のパターンを露光した場
合、第1露光装置の露光時に誤差が含まれている。この
誤差の多くの原因は、レンズディストーションと呼ばれ
るもので、パターン像がレンズの影響を受けて湾曲する
ことにより生ずる誤差である。
【0024】したがって、本来設計上の位置であれば、
図の点線で示された位置にアライメントマーク(70A
〜70D)が形成されなければならないのに対して、実
際の露光においては、実線で示された位置にアライメン
トマーク(70A′〜70D′)が形成されてしまう。
【0025】この設計位置から位置ずれしたアライメン
トマーク(70A′〜70D′)を基準にして、位置合
わせを行なうと、アライメントマークのずれた方向へ位
置合わせを行なう層のパターンが移動してしまう。その
結果、各層の位置ずれが激しくなり、半導体装置の微細
化の要求に応えることができないという問題が生じてし
まう。
【0026】そこで上記問題点を解決する露光方法とし
て、たとえば特開昭63−81818号公報に開示され
た露光方法がある。この露光方法は、露光装置に含まれ
るレンズディストーションを予め測定しておくものであ
る。以下、この露光方法について、図26ないし図29
の製造工程図を参照しながら説明する。
【0027】まず、図26を参照して、フォトマスク6
00の所定の位置には、第1のパターンと第1のアライ
メントマークパターン600a〜600eとを含んでい
る。次に、レンズディストーション測定用の半導体基板
400の上に第1の層を形成し、その後、第1の層の上
に第1のレジスト膜を形成する。
【0028】次に、上記フォトマスク600を用いて、
レジスト膜の上に、図27に示すように、第1のアライ
メントマークパターンの像600A〜600Eを露光す
る。
【0029】その後、図28を参照して、フォトマスク
600をブラインド700で覆い、アライメントマーク
パターン600eのみを露出させる。このフォトマスク
600を用いて、半導体ウェハ400が載置されたステ
ージの位置制御により、設計上のアライメントマーク6
00A〜600Eの位置に誤差測定用アライメントマー
クのパターン像700a〜700eを露光する。
【0030】その後、図29を参照して、レジスト膜を
現像後、このレジスト膜をマスクとして第1の層のパタ
ーニングを行なうことにより、第1アライメントマーク
600A〜600Eと誤差測定用アライメントマーク7
00A〜700Eとを形成する。このとき、露光装置に
よる誤差が生じない場合は、アライメントマーク600
A〜600Eと誤差測定用アライメントマーク700A
〜700Eとが重なって形成されることとなる。しか
し、露光装置による誤差が生じた場合は、図29に示す
ように、それぞれのマーク間にずれが生じる。このずれ
を測定することにより、第1の露光装置に含まれる誤差
を測定することが可能となる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、露光装
置に含まれるレンズディストーションなどの誤差は、気
温、湿度などの使用環境により敏感に変化する。したが
って、露光装置に含まれる誤差を管理することは非常に
困難であった。
【0032】したがって、複数の層が積み重なってなる
半導体装置においては、各層の重ね合わせを高精度に行
なうことができないという問題点があった。
【0033】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、積層構造からなる半導体装置のパターン
形成方法において、各層の形成時に、前工程の露光装置
の誤差を測定する工程を含む積層型半導体装置のパター
ン形成方法を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた積層
型半導体装置のパターン形成方法の1つの局面において
は、以下の工程を備えている。
【0035】まず、半導体基板の上に第1の層が形成さ
れる。その後、この第1の層の上に第1のレジスト膜が
形成される。
【0036】次に、上記第1のレジスト膜の表面に、所
定の基準マークの像が、上記半導体基板が載置されたス
テージの位置決めにより所定の位置に露光される。その
後、上記第1のレジスト膜の表面に、上記基準マークに
対応した第1アライメントマークパターンを含む第1の
パターンの像が、第1露光装置を用いて露光される。
【0037】次に、上記第1のレジスト膜の現像が行な
われる。その後、現像を行なった上記第1のレジスト膜
をマスクとして、上記第1の層のパターニングが行なわ
れる。
【0038】次に、パターニングを行なった上記第1の
層の上に第2の層が形成される。さらに、その後、上記
第2の層の上に第2のレジスト膜が形成される。
【0039】次に、上記第1の層のパターニングにより
形成された第1アライメントマークの位置を第2露光装
置を用いて測定し、上記第2露光装置の光学系の所定の
位置に、上記半導体基板の位置決めが行なわれる。
【0040】次に、上記第1の層のパターニングにより
形成された上記基準マークの位置と、上記第1アライメ
ントマークの位置とを比較し、上記第1露光装置の第1
の誤差が測定される。
【0041】次に、上記第2のレジスト膜の表面に、上
記基準マークに対応した第2アライメントマークパター
ンを含む第2のパターンの像が、上記第1の誤差に基づ
く補正を行ない上記第2露光装置を用いて露光される。
その後、上記第2のレジスト膜の現像が行なわれる。さ
らに、その後、現像した上記第2のレジスト膜をマスク
として、上記第2の層のパターニングが行なわれる。
【0042】次に、パターニングを行なった上記第2の
層の上に第3の層が形成される。その後、上記第3の層
の上に第3のレジスト膜が形成される。
【0043】次に、上記第2の層のパターニングにより
形成された第2アライメントマークの位置を第3露光装
置を用いて測定し、上記第3露光装置の光学系の所定の
位置に、上記半導体基板の位置決めが行なわれる。その
後、上記基準マークの位置と、上記第2アライメントマ
ークの位置とを比較し、上記第2露光装置の第2の誤差
が測定される。
【0044】次に、上記第3のレジスト膜の表面に、上
記基準マークに対応した第3アライメントマークパター
ンを含む第3のパターンの像が、上記第2の誤差に基づ
く補正を行ない、上記第3露光装置を用いて露光され
る。
【0045】次に、現像を行なった上記第3のレジスト
膜をマスクとして、上記第3の層のパターニングが行な
われる。
【0046】次に、この発明に基づいた積層型半導体装
置のパターン形成方法の他の局面においては、半導体ウ
ェハの上にマトリックス状に複数配列されたチップ領域
を有する積層型半導体装置のパターン形成方法であっ
て、以下の工程を備えている。
【0047】上記半導体ウェハの上に第1の層が形成さ
れる。その後、上記第1の層の上に第1のレジスト膜が
形成される。
【0048】次に、所定の基準マークの像が、上記半導
体ウェハが載置されたステージの位置決めにより各チッ
プ領域の所定の位置に露光される。その後、上記基準マ
ークに対応した第1アライメントマークパターンを含む
第1のパターンの像が各チップ領域に第1露光装置を用
いて露光される。
【0049】次に、上記第1のレジスト膜の現像が行な
われる。その後、現像を行なった上記第1のレジスト膜
をマスクとして、上記第1の層のパターニングが行なわ
れる。
【0050】次に、パターニングを行なった上記第1の
層の上に第2の層が形成される。その後、上記第2の層
の上に第2のレジスト膜が形成される。
【0051】次に、上記第1の層のパターニングにより
形成された各チップ領域の第1アライメントマークの位
置を第2露光装置を用いて測定し、上記第2露光装置を
光学系の所定の位置に、上記半導体ウェハの位置決めが
行なわれる。
【0052】次に、上記第1の層のパターニングにより
形成された各チップ領域の上記基準マークの位置と、各
チップ領域の上記第1アライメントマークの位置とを比
較し、上記第1露光装置の各チップ領域の第1の誤差が
測定される。
【0053】次に、上記第2のレジスト膜の表面に、上
記基準マークに対応した第2アライメントマークパター
ンを含む第2のパターンの像が、各チップ領域の上記第
1の誤差に基づいて補正が行なわれ上記第2露光装置を
用いて露光される。
【0054】次に、上記第2のレジスト膜の現像が行な
われる。その後、現像を行なった上記第2のレジスト膜
をマスクとして、上記第2の層のパターニングが行なわ
れる。
【0055】次に、パターニングを行なった上記第2の
層の上に第3の層が形成される。その後、上記第3の層
の上に第3のレジスト膜が形成される。
【0056】次に、上記第2の層のパターニングにより
形成された各チップ領域の第2アライメントマークの位
置を第3露光装置を用いて測定し、上記第3露光装置の
光学系の所定の位置に、上記半導体ウェハの位置決めが
行なわれる。
【0057】次に、各チップ領域の上記基準マークの位
置と、各チップ領域の上記第2アライメントマークの位
置とを比較し、上記第2露光装置の各チップ領域の第2
の誤差が測定される。
【0058】次に、上記第3のレジスト膜の表面に、上
記基準マークに対応した第3アライメントマークパター
ンを含む第3のパターンの像を、各チップ領域の上記第
2の誤差に基づいて補正を行ない上記第3露光装置を用
いて露光される。
【0059】次に、上記第3のレジスト膜の現像が行な
われる。その後、現像した上記第3のレジスト膜をマス
クとして、上記第3の層のパターニングが行なわれる。
【0060】次に、この発明に基づいた積層型半導体装
置のパターン形成方法のさらに他の局面においては、半
導体ウェハの上にマトリックス状に複数配列されたチッ
プ領域を有する積層型半導体装置のパターン形成方法で
あって、以下の工程を備えている。
【0061】上記半導体ウェハの上に第1の層が形成さ
れる。その後、上記第1の層の上に第1のレジスト膜が
形成される。
【0062】次に、所定の基準マークの像が、上記半導
体ウェハが載置されたステージの位置決めにより上記チ
ップ領域のうちから選択された所定のチップ領域の、所
定の位置に露光される。その後、上記基準マークに対応
した第1アライメントマークパターンを含む第1のパタ
ーンの像が、すべての上記チップ領域に、第1露光装置
を用いて露光される。
【0063】次に、上記第1のレジスト膜の現像が行な
われる。その後、現像を行なった上記第1のレジスト膜
をマスクとして、上記第1の像のパターニングが行なわ
れる。
【0064】次に、パターニングを行なった上記第1の
層の上に第2の層が形成される。その後上記第2の層の
上に第2のレジスト膜が形成される。
【0065】次に、上記第1の層のパターニングにより
形成された所定の位置のチップ領域の第1アライメント
マークの位置を第2露光装置を用いて測定し、上記第2
露光装置の光学系の所定の位置に、上記半導体ウェハの
位置決めが行なわれる。
【0066】次に、上記第1の層のパターニングにより
形成された、選択された上記チップ領域の上記基準マー
クの位置と、第1アライメントマークの位置とを比較
し、上記第1露光装置の第1の誤差が測定される。
【0067】次に、上記第2のレジスト膜の表面に、上
記基準マークに対応した第2アライメントマークパター
ンを含む第2のパターンの像が、上記第1の誤差に基づ
いた補正を行ない、上記第2露光装置を用いて露光され
る。
【0068】次に、上記第2のレジスト膜の現像が行な
われる。その後、現像を行なった上記第2のレジスト膜
をマスクして、上記第2の層のパターニングが行なわれ
る。
【0069】次に、パターニングを行なった上記第2の
層の上に第3の層が形成される。その後、上記第3の層
の上に第3のレジスト膜が形成される。
【0070】次に、上記第2の層のパターニングにより
形成された所定の位置のチップ領域の、第2アライメン
トマークの位置を第3露光装置を用いて測定し、上記第
3露光装置の光学系の所定の位置に、上記半導体ウェハ
の位置決めが行なわれる。
【0071】次に、選択された上記チップ領域の上記基
準マークの位置と、上記第2アライメントマークの位置
とを比較し、上記第2露光装置の第2の誤差が測定され
る。その後、上記第3のレジスト膜の表面に、上記基準
マークに対応した第3アライメントマークパターンを含
む第3のパターンの像が、上記第2の誤差に基づいて補
正が行なわれ、上記第3の露光装置を用いて露光され
る。
【0072】次に、上記第3のレジスト膜の現像が行な
われる。その後、現像を行なった上記第3のレジスト膜
をマスクとして、上記第3の層のパターニングが行なわ
れる。
【0073】
【作用】この発明に基づいた積層型半導体装置のパター
ン形成方法の1つの局面においては、半導体基板の上
に、ステージの位置決めにより基準マークを予め形成
し、、この基準マークの位置と第1のアライメントマー
クの位置とを計測して、第1露光装置の誤差を測定す
る。さらに、基準マークの位置と第2アライメントマー
クの位置とを計測して、第2露光装置の誤差が測定され
ている。
【0074】したがって、複数の層からなる半導体装置
のパターン形成においても、各層のパターンと同時に形
成されるアライメントマークの位置と、上記基準マーク
の位置とを比較することで、その層の形成時における露
光装置に含まれる誤差を測定することができる。
【0075】これにより、下層に含まれる露光装置の誤
差を正確に把握して、上層のパターンの露光を行なうこ
とができる。その結果、複数の層が積重なって形成され
る積層型半導体装置の性能の信頼性を向上させることが
できる。となる。
【0076】次に、この発明に基づいた積層型半導体装
置のパターン形成方法の他の局面によれば、半導体ウェ
ハの上にマトリックス状に複数配列されたチップ領域の
各々に、ステージの位置決めにより基準マークが予め形
成され、各チップ領域に形成される基準マークの位置と
第1アライメントマークの位置とを比較することで、各
チップ領域における第1露光装置の誤差を測定してい
る。さらに、基準マークの位置と第2アライメントマー
クの位置を比較することで、各チップ領域における第2
露光装置の誤差を測定している。
【0077】したがって、複数の層からなる各チップ領
域の半導体装置のパターン形成においても、各層のパタ
ーンと同時に形成されるアライメントマークの位置と基
準マークの位置とを比較することで、その層の形成時に
おける露光装置に含まれる誤差を各チップ領域ごとに測
定することができる。
【0078】これにより、各チップ領域ごとに誤差を補
正することができ、品質の高い半導体装置を形成するこ
とができる。
【0079】次に、この発明に基づいた積層型半導体装
置のパターン形成方法のさらに他の局面においては、半
導体ウェハの上にマトリックス状に複数配列されたチッ
プ領域の、選択されたチップ領域に、ステージの位置決
めにより基準マークが予め形成され、この予め選択され
たチップ領域に形成された基準マークの位置とその選択
された領域に形成された第1のアライメントマークの位
置とを比較することで、選択されたチップ領域における
第1露光装置の誤差を測定している。
【0080】さらに、基準マークの位置と上記選択され
た領域に形成された第2のアライメントマークの位置と
を比較することで、選択されたチップ領域における第2
露光装置の誤差を測定している。
【0081】したがって、この選択されたチップ領域の
各層誤差を測定することで、おおよその半導体ウェハ全
体の誤差を測定することができる。その結果、すべての
チップ領域に、基準マークを形成する必要がなくなるこ
とから、基準マーク形成工程を短縮することができる。
【0082】また、複数の層からなる半導体装置のパタ
ーン形成工程においても、各層のパターンと同時に形成
されるアライメントの位置と基準マークの位置とを比較
することで、その層の形成時における露光装置に含まれ
る誤差を測定することができる。
【0083】
【実施例】以下、この発明に基づいた積層型半導体装置
のパターン形成方法の一実施例について図を参照して説
明する。
【0084】まず、図1を参照して、半導体ウェハ40
0の上に、チップ領域310がマトリックス状に複数個
配置されている。また、所定の選択されたチップ領域3
10a,310b,310c,310d,310eのそ
れぞれには、基準マークS1,S2 ,S3 ,S4 ,S5
が形成されている。
【0085】以下、このように基準マーク310a〜3
10eが形成されたチップ領域と、形成されないチップ
領域とが混在する場合の、2つの層が積重なって形成さ
れた積層型半導体装置のパターン形成方法について説明
する。なお、基準マークの役割および基準マークが形成
される領域と形成されない領域が混在する理由について
は、以下説明する。
【0086】まず、この実施例に用いられる第1,第2
および第3のフォトマスクの形状について、図2ないし
図4を参照して説明する。
【0087】まず、図2を参照して、第1のフォトマス
ク100は、所定の位置に形成された第1パターン10
0aと、第1アライメントマークパターンa1 〜a5
有している。本実施例においては、これらのパターンの
領域を露光光が透過し、ポジ型レジスト膜を感光する。
【0088】次に、図3を参照して、第2のフォトマス
ク200は、所定の位置に形成された第2パターン20
0bと、第1アライメントマークパターンa1 〜a5
座標位置と異なる座標位置に形成された第2アライメン
トマークパターンb1 〜b5を有している。この第2の
フォトマスク200も、第1のフォトマスク100と同
様に、各パターンの領域を露光光が透過し、ポジ型レジ
スト膜を感光する。
【0089】次に、図4を参照して、第3のフォトマス
ク300は、所定の位置に形成された第3パターン30
0cと、第1アライメントマークパターンa1 〜a5
よび第2アライメントマークパターンb1 〜b5 の座標
位置と異なる座標位置に形成された第3アライメントマ
ークパターンc1 〜c5 とを有している。この第3のフ
ォトマスク300も、第1および第2のフォトマスク1
00,200と同様に、各パターンの領域を露光光が透
過し、ポジ型レジスト膜を感光する。
【0090】次に、第1のフォトマスク100が装着さ
れた第1の露光装置を用いて、チップ領域に第1のパタ
ーンが形成されるまでの工程について、図5ないし図1
0および図17を参照して説明する。なお、図17は、
製造工程のフロー図を示している。また図においては、
便宜上1つのチップ領域のみについて示しているが、半
導体ウェハ300への露光に関しては、従来技術で説明
したステップアンドリピート方式により、チップ領域3
10が半導体ウェハ300上にマトリックス状に形成さ
れる。
【0091】まず、図5を参照して、予め第1のフォト
マスク100をブラインド500で覆い、いずれか1つ
のアライメントマークパターンたとえばアライメントマ
ークパターンa4 のみが露出するようにする。
【0092】次に、図6を参照して、半導体ウェハ40
0の上に、第1の層2を形成する(図17,ステップ1
0(以下S10とする))。その後、第1の層2の上に
第1レジスト膜4を形成する(図17,S20)。
【0093】次に、図7〜図9を参照して、基準マーク
が形成されるチップ領域の工程について説明する。な
お、基準マークが形成されない領域は、基準マークが形
成される工程を除いて、基準マークが形成される領域の
工程と同一である。
【0094】まず、図7を参照して、上述した第1フォ
トマスク100のアライメントマークパターンa4 のみ
を用いて、半導体ウェハ300が載置された第1露光装
置のステージの位置決めにより、半導体チップ領域の所
定の位置に、基準マークパターン像(s1 〜s5 )を露
光する(図17,S30)。このとき、基準マークパタ
ーン像(s1 〜s5 )の座標位置は、第1フォトマスク
100に形成されるアライメントマークパターン(a1
〜a5 )の座標位置とは異なる位置に設けることが望ま
しい。
【0095】次に、図8を参照して、第1フォトマスク
100を覆っているブラインド500を取外し、第1レ
ジスト膜4の表面に第1露光装置を用いて、第1フォト
マスク100の第1パターンの像100aおよび第1ア
ライメントマークの像s1 〜s5 を露光する(図17,
S40)。
【0096】次に、図9を参照して、第1レジスト膜4
の現像を行なう(図17,S50)。その後、現像され
た第1レジスト膜4をマスクとして、第1の層2のパタ
ーニングを行なう(図17,S60)。
【0097】以上により、選択されたチップ領域上に第
1のパターン100Aと、第1アライメントマークA1
〜A5 と、基準アライメントS1 〜S5 が形成される。
【0098】したがって、半導体ウェハ400の上に
は、図10に示すようにパターンが形成されている。
【0099】次に、図11を参照して、半導体ウェハ4
00の上に、第2の層6を形成する(図17,S7
0)。その後、第2の層6の上に第2のレジスト膜8を
形成する(図17,S80)。
【0100】次に、第2の層6および第2のレジスト膜
8が形成された半導体ウェハ400を、第2のフォトマ
スク200が装着された第2の露光装置に載置する。そ
の後、この第2の露光装置を用いて、所定のチップ領域
上の第1アライメントマークA1 〜A5 を複数箇所測定
し、第2の露光装置の光学系に対する半導体ウェハ40
0の位置決め補正を行なう(図17,S90)。
【0101】次に、基準マークS1 〜S5 と第1アライ
メントマークA1 〜A5 とを用いて、第1の露光装置に
含まれる誤差、いわゆる第1レンズディストーション
(LD1)を測定する(図17,S100)。
【0102】ここで、基準マークS1 〜S5 および第1
アライメントマークA1 〜A5 の位置の検出には、従来
技術で説明した位置検出と同様の方法を用いて検出し、
以下のようにしてLD1を算出する。
【0103】たとえば、図18を参照して、基準マーク
1 (X1 ,Y1 )と、第1アライメントマークA(X
A1,YA1)の設計上の座標の位置の差が ΔX1 =X1 −XA1 ΔY1 =Y1 −YA1 の場合において、パターニング後における第1アライメ
ントマークA1 ′の位置が(XA1′,YA1′)とする
と、基準マークS1 (X1 ,Y1 )との位置の差は、 ΔX1 ′=X1 −XA1′ ΔY1 ′=Y1 −YA1′ となり、第1のレンズディストーション誤差α1 は、 Δx1 ′=ΔX1 ′−ΔX1 Δy1 ′=ΔY1 ′−ΔY1 より、α1 =(Δx1 ,Δy1 )となる。
【0104】同様にして、基準マークS2 〜S5 と第1
アライメントマークA2 〜A5 の誤差α2 ,α3 ,α4
は、 α2 =(Δx2 ,Δy2 ) α3 =(Δx3 ,Δy3 ) α4 =(Δx4 ,Δy4 ) α5 =(Δx5 ,Δy5 ) となる。以上のようにして、第1レンズディストーショ
ンを測定する。
【0105】このようにして測定された第1レンズディ
ストーションの補正の方法としては、誤差を計測した結
果、単にXまたはY方向に平行移動のみの誤差であれ
ば、XYステージを用いて、誤差量を補正すればよい。
【0106】また、パターン像がXY方向に広がる方向
やまたは縮小する方向に歪みを生じた場合には、レンズ
のチャンバ内気圧を調節して、倍率の補正を行なう方法
や、特開平2−310912号公報に開示されているよ
うに、フォトマスクを変形させることによって、レンズ
のディストーションによる誤差量を補正することが可能
となる。
【0107】次に、図12を参照して、第2の露光装置
に第1レンズディストーション(LD1)の補正を行な
い、第2フォトマスク200のパターン像を第2レジス
ト膜8の表面のすべてのチップ領域に露光する(図1
7,S110)。
【0108】次に、図13を参照して、第2レジスト膜
8の現像を行なう(図17,S120)。その後、この
現像を行なった第2レジスト膜8をマスクとして第2の
層6のパターニングを行なう(図17,S130)。以
上により、第2のパターンが第1パターンの上に形成さ
れる。
【0109】次に、図14を参照して、半導体ウェハ4
00の上に、第3の層10を形成する(図17,S14
0)。その後、第3の層10の上に第2のレジスト膜1
2を形成する(図17,S150)。
【0110】次に、第3の層10と第3のレジスト膜1
2が形成された半導体ウェハを、第3のフォトマスク3
00が装着された第3の露光装置に載置する。その後、
この第3の露光装置を用いて、所定のチップ領域上の第
2アライメントマークB1 〜B5 を複数箇所測定し、第
3の露光装置の光学系に対する半導体ウェハ400の位
置決め補正を行なう(図17,S160)。
【0111】次に、基準マークS1 〜S5 と第2アライ
メントマークB1 〜B5 とを用いて、第2の露光装置に
含まれる誤差、いわゆる第2レンズディストーション
(LD2)を測定する(図17,S170)。
【0112】なお、第2レンズディストーション(LD
2)は、上述した第1レンズディストーション(LD
1)と同様の方法により算出する。
【0113】次に、図15を参照して、第3の露光装置
に第2レンズディストーション(LD2)の補正を行な
い、第3フォトマスク300のパターンの像を第3レジ
スト膜12の表面のすべてのチップ領域に露光する(図
17,S180)。
【0114】次に、図16を参照して、第3レジスト膜
12の現像を行なう(図17,S190)。その後、こ
の現像を行なった第3レジスト膜12をマスクとして、
第3の層10のパターニングを行なう(図17,S20
0)。以上により、第3のパターンが第1パターンおよ
び第2パターンの上に形成される。
【0115】なお、本実施例においては基準マークが形
成される領域と基準マークが形成されない領域とが混在
する場合について説明したが、これは、選択されたチッ
プ領域にのみ基準マークを形成することにより、基準マ
ーク形成工程を極力削除することで、半導体装置の製造
工程の短縮を図り、基準マークが形成された領域におけ
るレンズディストーションの測定から半導体ウェハ全体
の第1レンズディストーションを測定しようとしたもの
である。
【0116】したがって、半導体装置の製造工程の増加
を無視することができるのであれば、図19に示すよう
にすべてのチップ領域310に基準マークを設けるよう
にし、すべてのチップ領域での第1レンズディストーシ
ョンを計測することで、チップ領域ごとのレンズディス
トーションを測定することが可能となる。
【0117】以上、この実施例によれば、半導体基板上
の所定のチップ領域に基準マークを形成し、第1層目の
パターンの形成と同時に第1のアライメントマークを形
成している。これにより、第1のアライメントマークと
基準マークとの位置との関係から第1露光装置に含まれ
る第1レンズディストーションを測定することができ
る。
【0118】さらに、第2層目の形成時において、第1
レンズディストーション誤差補正を行なった後に、第2
露光装置を用いて露光を行ない、第2層目のパターン形
成と同時に第2アライメントマークを形成している。こ
れにより、第2アライメントマークと基準マークとの位
置の関係から第2露光装置に含まれる第2レンズディス
トーションを測定することが可能となる。
【0119】このように、レンズディストーションを測
定するための基準となるマークを予め基板上に形成して
おき、各層のパターン形成と同時に各層に含まれるレン
ズディストーションを測定するためのアライメントマー
クを同時に形成することで、各層の重ね合わせを正確に
行なうことができる。
【0120】
【発明の効果】この発明に基づいた積層型半導体装置の
パターン形成方法の1つの局面においては、半導体基板
の上に、ステージの位置決めにより基準マークを予め形
成し、、この基準マークの位置と第1のアライメントマ
ークの位置とを計測して、第1露光装置の誤差を測定す
る。さらに、基準マークの位置と第2アライメントマー
クの位置とを計測して、第2露光装置の誤差が測定され
ている。
【0121】したがって、複数の層からなる半導体装置
のパターン形成においても、各層のパターンと同時に形
成されるアライメントマークの位置と、上記基準マーク
の位置とを比較することで、その層の形成時における露
光装置に含まれる誤差を測定することができる。
【0122】これにより、下層に含まれる露光装置の誤
差を正確に把握して、上層のパターンの露光を行なうこ
とができる。その結果、複数の層が積重なって形成され
る積層型半導体装置の性能の信頼性を向上させることが
できる。となる。
【0123】次に、この発明に基づいた積層型半導体装
置のパターン形成方法の他の局面によれば、半導体ウェ
ハの上にマトリックス状に複数配列されたチップ領域の
各々に、ステージの位置決めにより基準マークが予め形
成され、各チップ領域に形成される基準マークの位置と
第1アライメントマークの位置とを比較することで、各
チップ領域における第1露光装置の誤差を測定してい
る。さらに、基準マークの位置と第2アライメントマー
クの位置を比較することで、各チップ領域における第2
露光装置の誤差を測定している。
【0124】したがって、複数の層からなる各チップ領
域の半導体装置のパターン形成においても、各層のパタ
ーンと同時に形成されるアライメントマークの位置と基
準マークの位置とを比較することで、その層の形成時に
おける露光装置に含まれる誤差を各チップ領域ごとに測
定することができる。
【0125】これにより、各チップ領域ごとに誤差を補
正することができ、品質の高い半導体装置を形成するこ
とができる。
【0126】次に、この発明に基づいた積層型半導体装
置のパターン形成方法のさらに他の局面においては、半
導体ウェハの上にマトリックス状に複数配列されたチッ
プ領域の、選択されたチップ領域に、ステージの位置決
めにより基準マークが予め形成され、この予め選択され
たチップ領域に形成された基準マークの位置とその選択
された領域に形成された第1のアライメントマークの位
置とを比較することで、選択されたチップ領域における
第1露光装置の誤差を測定している。
【0127】さらに、基準マークの位置と上記選択され
た領域に形成された第2のアライメントマークの位置と
を比較することで、選択されたチップ領域における第2
露光装置の誤差を測定している。
【0128】したがって、この選択されたチップ領域の
各層誤差を測定することで、おおよその半導体ウェハ全
体の誤差を測定することができる。その結果、すべての
チップ領域に、基準マークを形成する必要がなくなるこ
とから、基準マーク形成工程を短縮することができる。
【0129】また、複数の層からなる半導体装置のパタ
ーン形成工程においても、各層のパターンと同時に形成
されるアライメントの位置と基準マークの位置とを比較
することで、その層の形成時における露光装置に含まれ
る誤差を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 半導体ウェハ上に形成されるチップ領域の構
成を示す平面図である。
【図2】 この発明に基づいた実施例に用いられる第1
フォトマスクの平面図である。
【図3】 この発明に基づいた実施例に用いられる第2
フォトマスクの平面図である。
【図4】 この発明に基づいた実施例に用いられる第3
フォトマスクの平面図である。
【図5】 この実施例に用いられる第1フォトマスクが
ブラインドにより覆われている状態を示す平面図であ
る。
【図6】 (a)は、この発明に基づいたパターン形成
方法における、チップ領域の第1工程を示す平面図であ
り、(b)はその縦断面図である。
【図7】 (a)は、この発明に基づいたパターン形成
方法における、チップ領域の第2工程を示す平面図であ
り、(b)はその縦断面図である。
【図8】 (a)は、この発明に基づいたパターン形成
方法における、チップ領域の第3工程を示す平面図であ
り、(b)はその縦断面図である。
【図9】 (a)は、この発明に基づいたパターン形成
方法における、チップ領域の第4工程を示す平面図であ
り、(b)はその縦断面図である。
【図10】 第1のパターンが形成された半導体ウェハ
の平面図である。
【図11】 (a)は、この発明に基づいたパターン形
成方法における、チップ領域の第5工程を示す平面図で
あり、(b)はその縦断面図である。
【図12】 (a)は、この発明に基づいたパターン形
成方法における、チップ領域の第6工程を示す平面図で
あり、(b)はその縦断面図である。
【図13】 (a)は、この発明に基づいたパターン形
成方法における、チップ領域の第7工程を示す平面図で
あり、(b)はその縦断面図である。
【図14】 (a)は、この発明に基づいたパターン形
成方法における、チップ領域の第8工程を示す平面図で
あり、(b)は、その縦断面図である。
【図15】 (a)は、この発明に基づいたパターン形
成方法における、チップ領域の第9工程を示す平面図で
あり、(b)は、その縦断面図である。
【図16】 (a)は、この発明に基づいたパターン形
成方法における、チップ領域の第10工程を示す平面図
であり、(b)は、その縦断面図である。
【図17】 この発明に基づいたパターン形成方法の工
程を示すフロー図である。
【図18】 この発明に基づいたパターン形成方法にお
ける誤差測定の方法を示す模式図である。
【図19】 基準マークがチップ領域全体に形成されて
いる状態を示す平面図である。
【図20】 従来技術における半導体ウェハ上のパター
ン形成領域を示す平面図である。
【図21】 縮小投影露光装置の構成を示す全体模式図
である。
【図22】 半導体ウェハ上にマトリックス状にチップ
領域が形成される状態を示す概念図である。
【図23】 従来のフォトマスクに形成されるアライメ
ントマークパターンを示す平面図である。
【図24】 アライメントマーク検出方法を示す模式図
である。
【図25】 従来技術における露光方法の問題点を示す
模式図である。
【図26】 従来技術におけるフォトマスクの構造を示
す平面図である。
【図27】 従来技術における半導体ウェハに形成され
るアライメントマークの状態を示す平面図である。
【図28】 従来技術に用いられるフォトマスクがブラ
インドにより覆われている状態を示す平面図である。
【図29】 従来技術における半導体ウェハ上に形成さ
れたアライメントマークと誤差測定用アライメントマー
クの関係を示す平面図である。
【符号の説明】
400 半導体ウェハ、310 チップ領域、310
a,310b,310c,310d,310e 基準マ
ークが形成されるチップ領域、s1 ,s2 ,s3,s
4 ,s5 基準マークパターン像、S1 ,S2 ,S3
4 ,S5 基準マーク、a1 ,a2 ,a3 ,a4 ,a
5 第1アライメントマークパターン、b1,b2 ,b3
,b4 ,b5 第2アライメントマークパターン、A1
,A2 ,A 3 ,A4 ,A5 第1アライメントマー
ク、B1 ,B2 ,B3 ,B4 ,B5 第2アライメント
マーク。なお、図中同一符号は、同一または相当部分を
示す。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の上に第1の層を形成する工
    程と、 前記第1の層の上に第1のレジスト膜を形成する工程
    と、 前記第1のレジスト膜の表面に、所定の基準マークの像
    を、前記半導体基板が載置されたステージの位置決めに
    より所定の位置に露光する工程と、 前記第1のレジスト膜の表面に、前記基準マークに対応
    した第1アライメントマークパターンを含む第1のパタ
    ーンの像を、第1露光装置を用いて露光する工程と、 前記第1のレジスト膜の現像を行なう工程と、 現像を行なった前記第1のレジスト膜をマスクとして、
    前記第1の層のパターニングを行なう工程と、 パターニングを行なった前記第1の層の上に第2の層を
    形成する工程と、 前記第2の層の上に第2のレジスト膜を形成する工程
    と、 前記第1の層のパターニングにより形成された第1アラ
    イメントマークの位置を第2露光装置を用いて測定し、
    前記第2露光装置の光学系の所定の位置に、前記半導体
    基板を位置決めする工程と、 前記第1の層のパターニングにより形成された前記基準
    マークの位置と、前記第1アライメントマークの位置と
    を比較し、前記第1露光装置の第1の誤差を測定する工
    程と、 前記第2のレジスト膜の表面に、前記基準マークに対応
    した第2アライメントマークパターンを含む第2のパタ
    ーンの像を、前記第1の誤差に基づく補正を行ない前記
    第2露光装置を用いて露光する工程と、 前記第2のレジスト膜の現像を行なう工程と、 現像を行なった前記第2のレジスト膜をマスクとして、
    前記第2の層のパターニングを行なう工程と、 パターニングを行なった前記第2の層の上に第3の層を
    形成する工程と、 前記第3の層の上に第3のレジスト膜を形成する工程
    と、 前記第2の層のパターニングにより形成された第2アラ
    イメントマークの位置を第3露光装置を用いて測定し、
    前記第3露光装置の光学系の所定の位置に、前記半導体
    基板を位置決めする工程と、 前記基準マークの位置と、前記第2アライメントマーク
    の位置とを比較し、前記第2露光装置の第2の誤差を測
    定する工程と、 前記第3のレジスト膜の表面に、前記基準マークに対応
    した第3アライメントマークパターンを含む第3のパタ
    ーンの像を、前記第2の誤差に基づく補正を行ない前記
    第3露光装置を用いて露光する工程と、 前記第3のレジスト膜の現像を行なう工程と、 現像を行なった前記第3のレジスト膜をマスクとして、
    前記第3の層のパターニングを行なう工程と、 を備えた、積層型半導体装置のパターン形成方法。
  2. 【請求項2】 前記基準マークの像を露光する工程は、
    前記半導体基板の四隅の近傍に露光する工程を含む、 請求項1に記載の積層型半導体装置のパターン形成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1アライメントマークパターンの
    像を露光する工程は、前記基準マークの近傍に露光する
    工程を含む、 請求項1に記載の積層型半導体装置のパターン形成方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第2アライメントマークパターンの
    像を露光する工程は、前記第1アライメントマークの座
    標位置とは異なる位置で、前記基準マークの近傍に露光
    する工程を含む、 請求項1に記載の積層型半導体装置のパターン形成方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第3アライメントマークパターンの
    像を露光する工程は、前記第1および第2アライメント
    マークの座標位置とは異なる位置で、前記基準マークの
    近傍に露光する工程を含む、 請求項1に記載の積層型半導体装置のパターン形成方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第1露光装置の第1の誤差を測定す
    る工程は、 前記基準マークの座標位置と、設計上の前記第1アライ
    メントマークの座標位置との差と、 前記基準マークの座標位置と、前記第1の層に形成され
    た前記第1アライメントマークの座標位置との差と、 を比較する工程を含む、請求項1に記載の積層型半導体
    装置のパターン形成方法。
  7. 【請求項7】 前記第2露光装置の第2の誤差を測定す
    る工程は、 前記基準マークの座標位置と、設計上の前記第2アライ
    メントマークの座標位置との差と、 前記基準マークの座標位置と、前記第2の層に形成され
    た前記第2アライメントマークの座標位置との差と、 を比較する工程を含む、請求項1に記載の積層型半導体
    装置のパターン形成方法。
  8. 【請求項8】 半導体ウェハの上にマトリックス状に複
    数配列されたチップ領域を有する積層型半導体装置のパ
    ターン形成方法であって、 前記半導体ウェハの上に第1の層を形成する工程と、 前記第1の層の上に第1のレジスト膜を形成する工程
    と、 所定の基準マークの像を、前記半導体ウェハが載置され
    たステージの位置決めにより各チップ領域の所定の位置
    に露光する工程と、 前記基準マークに対応した第1アライメントマークパタ
    ーンを含む第1のパターンの像を、各チップ領域に第1
    露光装置を用いて露光する工程と、 前記第1のレジスト膜の現像を行なう工程と、 現像を行なった前記第1のレジスト膜をマスクとして、
    前記第1の層のパターニングを行なう工程と、 パターニングを行なった前記第1の層の上に第2の層を
    形成する工程と、 前記第2の層の上に第2のレジスト膜を形成する工程
    と、 前記第1の層のパターニングにより形成された各チップ
    領域の第1アライメントマークの位置を第2露光装置を
    用いて測定し、前記第2露光装置の光学系の所定の位置
    に、前記半導体ウェハを位置決めする工程と、 前記第1の層のパターニングにより形成された各チップ
    領域の前記基準マークの位置と、各チップ領域の前記第
    1アライメントマークの位置とを比較し、前記第1露光
    装置の各チップ領域の第1の誤差を測定する工程と、 前記第2のレジスト膜の表面に、前記基準マークに対応
    した第2アライメントマークパターンを含む第2のパタ
    ーンの像を、各チップ領域の前記第1の誤差に基づく補
    正を行ない前記第2露光装置を用いて露光する工程と、 前記第2のレジスト膜の現像を行なう工程と、 現像を行なった前記第2のレジスト膜をマスクとして、
    前記第2の層のパターニングを行なう工程と、 パターニングを行なった前記第2の層の上に第3の層を
    形成する工程と、 前記第3の層の上に第3のレジスト膜を形成する工程
    と、 前記第2の層のパターニングにより形成された各チップ
    領域の第2アライメントマークの位置を第3露光装置を
    用いて測定し、前記第3露光装置の光学系の所定の位置
    に、前記半導体ウェハを位置決めする工程と、 各チップ領域の前記基準マークの位置と、各チップ領域
    の前記第2アライメントマークの位置とを比較し、前記
    第2露光装置の各チップ領域の第2の誤差を測定する工
    程と、 前記第3のレジスト膜の表面に、前記基準マークに対応
    した第3アライメントマークパターンを含む第3のパタ
    ーンの像を、各チップ領域の前記第2の誤差に基づく補
    正を行ない前記第3露光装置を用いて露光する工程と、 前記第3のレジスト膜の現像を行なう工程と、 現像を行なった前記第3のレジスト膜をマスクとして、
    前記第3の層のパターニングを行なう工程と、 を備えた、積層型半導体装置のパターン形成方法。
  9. 【請求項9】 前記基準マークの像を露光する工程は、
    前記チップ領域の四隅の近傍に露光する工程を含む、 請求項8に記載の積層型半導体装置のパターン形成方
    法。
  10. 【請求項10】 前記第1アライメントマークパターン
    の像を露光する工程は、前記基準マークの近傍に露光す
    る工程を含む、 請求項8に記載の積層型半導体装置のパターン形成方
    法。
  11. 【請求項11】 前記第2アライメントマークパターン
    の像を露光する工程は、前記第1アライメントマークパ
    ターンの座標位置とは異なる位置で、前記基準マークの
    近傍に露光する工程を含む、 請求項8に記載の積層型半導体装置のパターン形成方
    法。
  12. 【請求項12】 前記第3アライメントマークパターン
    の像を露光する工程は、前記第1アライメントマークパ
    ターンおよび前記第2アライメントマークパターンの座
    標位置とは異なる位置で、前記基準マークの近傍に露光
    する工程を含む、 請求項8に記載の積層型半導体装置のパターン形成方
    法。
  13. 【請求項13】 前記第1の露光装置の第1の誤差を測
    定する工程は、 前記基準マークの座標位置と、設計上の前記第1アライ
    メントマークの座標位置との差と、 前記基準マークの座標位置と、前記第1の層に形成され
    た前記第1アライメントマークの座標位置との差と、 を比較する工程を含む、請求項8に記載の積層型半導体
    装置のパターン形成方法。
  14. 【請求項14】 前記第2の露光装置の第2の誤差を測
    定する工程は、 前記基準マークの座標位置と、設計上の前記第2アライ
    メントマークの座標位置との差と、 前記基準マークの座標位置と、前記第2の層に形成され
    た前記第2アライメントマークの座標位置との差と、 を比較する工程を含む、請求項8に記載の積層型半導体
    装置のパターン形成方法。
  15. 【請求項15】 半導体ウェハの上にマトリックス状に
    複数配列されたチップ領域を有する積層型半導体装置の
    パターン形成方法であって、 前記半導体ウェハの上に第1の層を形成する工程と、 前記第1の層の上に第1のレジスト膜を形成する工程
    と、 所定の基準マークの像を、前記半導体ウェハが載置され
    たステージの位置決めにより、前記チップ領域のうちか
    ら選択された所定のチップ領域の所定の位置に露光する
    工程と、 前記基準マークに対応した第1アライメントマークパタ
    ーンを含む第1のパターンの像を、すべての前記チップ
    領域に第1露光装置を用いて露光する工程と、 前記第1のレジスト膜の現像を行なう工程と、 現像を行なった前記第1のレジスト膜をマスクとして、
    前記第1の像のパターニングを行なう工程と、 パターニングを行なった前記第1の層の上に第2の層を
    形成する工程と、 前記第2の層の上に第2のレジスト膜を形成する工程
    と、 前記第1の層のパターニングにより形成された所定の位
    置のチップ領域の第1アライメントマークの位置を第2
    露光装置を用いて測定し、前記第2露光装置の光学系の
    所定の位置に、前記半導体ウェハを位置決めする工程
    と、 前記第1の層のパターニングにより形成された、選択さ
    れた前記チップ領域の前記基準マークの位置と、第1ア
    ライメントマークの位置とを比較し、前記第1露光装置
    の第1の誤差を測定する工程と、 前記第2のレジスト膜の表面に、前記基準マークに対応
    した第2アライメントマークパターンを含む第2のパタ
    ーンの像を、前記第1の誤差に基づく補正を行ない、前
    記第2露光装置を用いて露光する工程と、 前記第2のレジスト膜の現像を行なう工程と、 現像を行なった前記第2のレジスト膜をマスクして、前
    記第2の層のパターニングを行なう工程と、 パターニングを行なった前記第2の層の上に第3の層を
    形成する工程と、 前記第3の層の上に第3のレジスト膜を形成する工程
    と、 前記第2の層のパターニングにより形成された所定の位
    置のチップ領域の第2アライメントマークの位置を第3
    露光装置を用いて測定し、前記第3露光装置の光学系の
    所定の位置に、前記半導体ウェハを位置決めする工程
    と、 選択された前記チップ領域の前記基準マークの位置と、
    前記第2アライメントマークの位置とを比較し、前記第
    2露光装置の第2の誤差を測定する工程と、 前記第3のレジスト膜の表面に、前記基準マークに対応
    した第3アライメントマークパターンを含む第3のパタ
    ーンの像を、前記第2の誤差に基づいて補正を行ない前
    記第3露光装置を用いて露光する工程と、 前記第3のレジスト膜の現像を行なう工程と、 現像を行なった前記第3のレジスト膜をマスクとして、
    前記第3の層のパターニングを行なう工程と、 を備えた積層型半導体装置のパターン形成方法。
  16. 【請求項16】 前記基準マークの像を露光する工程
    は、選択された前記チップ領域の四隅の近傍に露光する
    工程を含む、 請求項15に記載の積層型半導体装置のパターン形成方
    法。
  17. 【請求項17】 前記第1アライメントマークパターン
    の像を露光する工程は、前記基準マークの近傍に露光す
    る工程を含む、 請求項15に記載の積層型半導体装置のパターン形成方
    法。
  18. 【請求項18】 前記第2アライメントマークパターン
    の像を露光する工程は、前記第1のアライメントマーク
    の座標位置とは異なる位置で、前記基準マークの近傍に
    露光する工程を含む、 請求項15に記載の積層型半導体装置のパターン形成方
    法。
  19. 【請求項19】 前記第3アライメントマークパターン
    の像を露光する工程は、前記第1のアライメントマーク
    および前記第2のアライメントマークの座標位置とは異
    なる位置で、前記基準マークの近傍に露光する工程を含
    む、 請求項15に記載の積層型半導体装置のパターン形成方
    法。
  20. 【請求項20】 前記第1露光装置の第1の誤差を測定
    する工程は、 前記基準マークの座標位置と、前記設計上の第1アライ
    メントマークの座標位置との差と、 前記基準マークの座標位置と、前記第1の層に形成され
    た前記第1アライメントマークの座標位置との差と、 を比較する工程を含む、請求項15に記載の積層型半導
    体装置のパターン形成方法。
  21. 【請求項21】 前記第2露光装置の第2の誤差を測定
    する工程は、 前記基準マークの座標位置と、前記設計上の第2アライ
    メントマークの座標位置との差と、 前記基準マークの座標位置と、前記第2の層に形成され
    た前記第2アライメントマークの座標位置との差と、 を比較する工程を含む、請求項15に記載の積層型半導
    体装置のパターン形成方法。
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