JPH0793721A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドの製造方法

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JPH0793721A
JPH0793721A JP23966093A JP23966093A JPH0793721A JP H0793721 A JPH0793721 A JP H0793721A JP 23966093 A JP23966093 A JP 23966093A JP 23966093 A JP23966093 A JP 23966093A JP H0793721 A JPH0793721 A JP H0793721A
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gold
terminal
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copper
film magnetic
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JP23966093A
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English (en)
Inventor
Koji Nakajima
晃治 中島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金の消費量が少なく、膜厚分布の均一な金端
子を形成することができ、薄膜磁気ヘッドを低原価でか
つ高い歩留りで製造することができ生産性、信頼性に優
れた薄膜磁気ヘッドの製造方法を提供するここを目的と
する。 【構成】 金端子形成工程を有する薄膜磁気ヘッドの製
造方法であって、金端子形成工程が保護膜平坦化ラップ
加工により露出した銅端子5上にpHが9以下好ましく
は7以下の無電解金メッキ液を用いて薄付け無電解金メ
ッキ膜10,厚付け無電解金メッキ膜11を形成する金
端子形成工程を備えた構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録装置に用いられ
る薄膜磁気ヘッドの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ等の情報機器が広く
一般に普及するようになり、ハードディスク等の磁気記
録装置においても生産性が高く低原価で高信頼性のもの
が要求されるようになった。
【0003】以下に一般的な薄膜磁気ヘッドについて説
明する。図12は一般的な薄膜磁気ヘッドの要部断面図
である。1は薄膜磁気ヘッド素子部形成済の基板、2は
薄膜磁気ヘッド素子部を形成する際に造り込まれた磁気
ヘッド素子部と導通するリード層、3は基板1の表面に
成膜された銅端子メッキ用下地電極膜、5は銅端子メッ
キ用下地電極膜3に電解メッキにより銅メッキされた銅
端子、6はアルミナ保護膜、7は金端子メッキ用下地電
極膜、9は金端子メッキ用下地電極膜7に電解メッキ法
により金メッキされた金端子である。
【0004】以上のように構成された一般的な薄膜磁気
ヘッドについて、以下、その従来の製造方法を説明す
る。図13(a)乃至図15(d)は従来の薄膜磁気ヘ
ッドの金端子形成工程の一例を示す要部断面図である。
4は銅端子5を形成するためのポジ型フォトレジスト膜
による銅端子パターン、8は金端子9を形成するための
ポジ型フォトレジスト膜による金端子パターンである。
まず、図13(a)に示すように磁気ヘッド素子部が形
成済の基板1上のリード層2の表面に銅端子メッキ用下
地電極膜3をスパッタ法により成膜する。次に図13
(b)に示すように銅端子メッキ用下地電極膜3上に銅
端子5を形成するためのポジ型フォトレジスト膜をコー
ティングして所定の熱処理をした後、露光・現像した後
純水洗浄し、銅端子パターン4を形成する。次に、図1
3(c)に示すように銅端子メッキ用下地電極膜3の露
出している部分に電解メッキ法にて銅端子5を形成す
る。その後、図13(d)に示すように銅端子パターン
4を全面露光・現像した後、純水洗浄して除去する。次
に、図14(a)に示すようにケミカルエッチングによ
り露出している銅端子メッキ用下地電極膜3の不要部分
を除去して銅端子5を形成する。次に、図14(b)に
示すように銅端子5を形成済の基板表面にアルミナ保護
膜6をスパッタ法により成膜する。次に、図14(c)
に示すようにアルミナ保護膜6を銅端子5が露出するま
で表面を平坦化ラップ加工を施した後、銅端子5,アル
ミナ保護膜6の表面に付着した油分を洗浄除去する。次
に、図14(d)に示すように平坦になった銅端子5,
アルミナ保護膜6上に金端子メッキ用下地電極膜7をス
パッタ法により成膜する。次に、図15(a)に示すよ
うに金端子メッキ用下地電極膜7上にポジ型フォトレジ
スト膜をコーティングし、所定の熱加工をした後、露光
・現像した後、純水洗浄し、金端子パターン8を形成す
る。次に、図15(b)に示すように金端子メッキ用下
地電極膜7の露出している部分に電解メッキ法にて金端
子9を形成する。その後、ポジ型フォトレジスト膜の金
端子パターン8を全面露光・現像した後、純水洗浄して
図15(c)に示すように金端子パターン8を除去した
後、ケミカルエッチングにより露出している金端子メッ
キ用下地電極膜7の不要部分を除去すると、図15
(d)に示すように金端子9が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、薄膜磁気ヘッドの金端子形成工程におい
て、電解メッキ法により金メッキを行い金端子を形成し
ているために、金端子の外周部の膜厚が厚く、中央部が
薄くなり信頼性に欠けるという問題点があった。また、
これを補正するために基板ホルダーの外周に補助電極を
配置して基板に流すのと同レベルの電流を流して金を捨
てメッキすることで、膜厚分布の均一化を図る方法もあ
るが、金の消費量が増加し、金の回収やメッキ液の交換
頻度の増加等作業が煩雑で生産工数を要しランニングコ
ストがかかり生産性に欠けるという問題点があった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、金の消費量が少なく、膜厚分布の均一な金端子を形
成することができ、薄膜磁気ヘッドを低原価でかつ高い
歩留りで製造することができ生産性、信頼性に優れた薄
膜磁気ヘッドの製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法
は、金端子形成工程を有する薄膜磁気ヘッドの製造方法
であって、前記金端子形成工程が保護膜平坦化ラップ加
工により露出した銅端子上に無電解メッキ法により金端
子を形成する金端子形成工程を備えた構成を有してお
り、請求項2に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法は、金
端子形成工程を有する薄膜磁気ヘッドの製造方法であっ
て、前記金端子形成工程が保護膜平坦化ラップ加工済の
基板上に前記平坦化ラップ加工により露出した銅端子よ
り大面積の銅端子を形成する銅端子形成工程と、前記大
面積の銅端子上に無電解メッキ法により金端子を形成す
る金端子形成工程を備えた構成を有しており、請求項3
に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法は請求項1又は2に
おいて、前記金端子形成工程でpHが9以下好ましくは
7以下の無電解金メッキ液を用いて前記金端子を形成す
る構成を有している。
【0008】
【作用】この構成によって、保護膜平坦化ラップ加工後
の銅端子膜面に、あるいは、この銅端子面上に形成され
た大面積の銅端子膜面にpHが9以下の無電解金メッキ
液を用いて、選択的に金メッキを行うので、金の消費量
を削減することができる。また、無電解メッキ法で金端
子を形成するので金膜厚を均一にすることができる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の一実施例における
薄膜磁気ヘッドの要部断面図であり、図11はアルミナ
保護膜を60分間無電解メッキ液に浸漬した場合の減膜
量とpHの関係を示した図である。1は基板、2はリー
ド層、3は銅端子メッキ用下地電極膜、4は銅端子パタ
ーン、5は銅端子、6はアルミナ保護膜であり、これら
従来例と同様なもので同一の符号を付し説明を省略す
る。10は銅端子5上に約1000オングストロームの
厚さに金メッキされた薄付け無電解金メッキ膜、11は
厚付け無電解金メッキ膜10上に更に厚さ約9000オ
ングストロームで金メッキされた厚付け無電解金メッキ
膜である。
【0010】以上のように構成された本発明の一実施例
における薄膜磁気ヘッドについて、以下、その製造方法
を説明する。図2(a)乃至図4は本発明の一実施例に
おける薄膜磁気ヘッドの金端子形成工程の一例を示す要
部断面図である。まず、図2(a)に示すように上部コ
アまでの薄膜磁気ヘッド素子部が形成済の基板1のリー
ド層2上にスパッタ法により厚さ1000オングストロ
ームの銅端子メッキ用下地電極膜3を成膜する。次に、
銅端子メッキ用下地電極膜3上にノボラック系のポジタ
イプレジストを膜厚40ミクロンになるようにスピナー
でスピンコートした後、オーブンにて90℃で約30分
の熱処理をした後、露光・現像した後、純水にて洗浄し
て図2(b)に示すような銅端子パターン4を形成す
る。次に、図2(c)に示すように銅端子メッキ用下地
電極膜3の露出している部分に電解メッキ法にて銅端子
5を形成する。銅端子5の寸法は120ミクロン×18
0ミクロンの長方形断面で膜厚さ40ミクロンである。
次に、図2(d)に示すようにポジタイプレジスト膜で
形成されている銅端子パターン4を全面露光・現像した
後、純水にて洗浄して銅端子パターン4を除去した後、
過硫酸アンモニウム30g/l、ラウリル硫酸ナトリウ
ム0.05g/l、水酸化ナトリウムにてpHを6〜7
に調整した銅用ソフトエッチング液により銅端子メッキ
用下地電極膜3の不要部分をケミカルエッチングして図
3(a)に示すような銅端子5を形成する。次に、図3
(b)に示すように基板1の表面に厚さ40ミクロンの
アルミナ保護膜6をスパッタ成膜した後、図3(c)に
示すように銅端子5が露出するまでアルミナ保護膜6の
表面を平坦化ラップ加工する。次に、加工面に付着した
油分を除去するために脱脂処理を行い、純水で洗浄した
後、銅用ソフトエッチング液により平坦化ラップ加工に
より露出した銅端子5の表面を約100オングストロー
ム程度ソフトエッチングする。更に、純水洗浄した後、
無電解金メッキ液(エヌ・イーケムキャット社製:商品
名 銅素地用SUPER ATOMEX−PC)を液温
度90℃,pH7.0に保持し、銅端子5のメッキ面が
液面に対して垂直になるように約10分間浸漬して図3
(d)に示すように銅端子5上に厚さ1000オングス
トロームの薄付け無電解金メッキ膜10を形成する。こ
こで、無電解金メッキ液のpHは図11に示すようにp
H9以上になるとアルミナ保護膜6が減膜を開始するの
でこれ以上のpHでは使用することができない。また、
pHをあまり低くするとメッキ効果が悪くなるのでpH
7程度が好ましい。次に、薄付け無電解金メッキ膜10
が形成された基板1を純水洗浄した後、更に無電解金メ
ッキ液(エヌ・イーケムキャット社製:商品名 SUP
ER MEX#300)を間接加熱にて液温度70℃、
pHは前述したように7.0に保持し、この電解メッキ
液に空気を吹き込むことで常に酸化状態にして、薄付け
無電解金メッキ膜10の表面が液面に対して垂直になる
ようにして約60分間浸漬して、厚さ9000オングス
トロームの厚付け無電解金メッキ膜11を形成し、図4
に示すように銅端子5上に厚さ1ミクロンの金端子9を
形成する。
【0011】以上のように本実施例によれば、保護膜平
坦化ラップ加工後の銅端子5の膜面のメッキしたい部分
にだけ金メッキを行うことができるので金の消費量を削
減することができる。また、無電解メッキで金端子9を
形成するので、金膜厚を均一にすることができる。
【0012】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図5は本発明の
第2の実施例における薄膜磁気ヘッドの要部断面図であ
る。実施例1と異なるのは銅端子5上に大面積の銅メッ
キ用下地電極膜12、大面積の銅メッキ端子14が形成
され、その表面に薄付け無電解金メッキ膜10及び厚付
け無電解金メッキ膜11が形成されている点である。
【0013】以上のように構成された本発明の第2実施
例における薄膜磁気ヘッドについて、以下、その製造方
法を説明する。図6(a)乃至図7(d)は本発明の第
2実施例における薄膜磁気ヘッドの大面積の金端子形成
工程の一例を示す要部断面図である。図3(c)の保護
膜の平坦化ラップ加工までは実施例1と同様なので説明
を省略する。まず、図6(b)に示すように平坦化ラッ
プ加工済み基板1の表面に、銅メッキ用下地電極膜12
をスパッタ成膜にて1000オングストローム形成す
る。次に図6(c)に示すようにノボラック系ポジ型フ
ォトレジスト膜を膜厚10ミクロンになるように、スピ
ナーでスピンコートし、オーブンにて90℃×30分の
熱処理を加えた後、露光装置にて平坦化ラップ加工にて
露出した銅端子よりも大面積(200ミクロン×260
ミクロンの長方形断面)の端子パターン13を形成す
る。その後、図6(d)に示すように銅メッキ用下地電
極膜12の露出している部分に、電解メッキにて膜厚5
ミクロンの金端子形状をした銅メッキ端子14を形成す
る。次に、図7(a)に示すように端子パターン13を
全面露光・現像した後、純水洗浄にて端子パターン13
を除去した後、銅用ソフトエッチング液にて、銅メッキ
用下地電極膜12の不要部分をケミカルエッチングする
ことで図7(b)に示すような金端子形状をした銅メッ
キ端子14を形成する。
【0014】次に、純水洗浄した後、無電解金メッキ液
(エヌ・イーケムキャット社製:商品名 銅素地用SU
PER ATOMEX−PC)を液温度90℃、pHは
実施例1と同様に7.0に保持した状態で洗浄済み基板
1を、メッキ面が液面に対して垂直にするように10分
浸漬することで銅メッキ端子14上に図7(c)に示す
ように厚さ1000オングストロームの薄付け無電解金
メッキ薄膜10を形成する。
【0015】更に、基板1を洗浄した後、無電解金メッ
キ液(エヌ・イーケムキャット社製:商品名 SUPE
R MEX#300)を間接加熱にて液温度70℃、p
Hは実施例1と同様に7.0に保持するとともに、メッ
キ液に空気を吹き込むことで常に酸化状態にして、薄付
け無電解金メッキ膜10が形成済みの基板を、メッキ面
が液面に対して垂直になるように60分浸漬して図7
(d)に示すように厚さ9000オングストロームの厚
付け無電解金メッキ膜11を形成する。したがって、銅
端子5(120ミクロン×180ミクロンの長方形断
面)に比べて、大面積の厚さ1ミクロンの金端子(20
0ミクロン×260ミクロンの長方形断面)を形成する
ことができる。
【0016】以上のように本実施例によれば、保護膜平
坦化ラップ加工後の銅端子5の膜面に、銅端子より大面
積の金端子9を必要な部分にだけ形成することができる
ので、大面積の金端子9を形成しても金の消費量を削減
することができ、かつ無電解メッキで金端子9を形成す
るので金膜厚を均一にすることができる。
【0017】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図8は本発明の第
3の実施例における薄膜磁気ヘッドの要部断面図であ
る。以上のように構成された本発明の第3実施例におけ
る薄膜磁気ヘッドについて、以下、その製造方法を説明
する。図9(a)乃至図10(c)は本発明の第3実施
例における薄膜磁気ヘッドの大面積の金端子形成工程の
一例を示す要部断面図である。まず、図9(b)に示す
ように、平坦化ラップ加工済み基板の表面に、連続した
チタン膜15(膜厚200オングストローム)と銅膜1
6(膜厚2000オングストローム)をスパッタ成膜に
て形成する。次に、図9(c)に示すようにノボラック
系ポジタイプレジスト膜を膜厚10ミクロンになるよう
に、スピナーでスピンコートし、オーブンにて90℃×
30分の熱処理を加えた後、露光装置にて金端子形状
(200ミクロン×260ミクロンの長方形断面)パタ
ーンに露光した後、現像後、純水洗浄して金端子パター
ン17を形成する。その後、図9(d)に示すように銅
用ソフトエッチング液にて、レジストに覆われてない部
分の銅膜16を除去する。
【0018】更に、純水洗浄した後、エチレンジアミン
四酢酸9.72g、過酸化水素水240cc、アンモニ
ア水20cc、純水400ccからなるチタンエッチン
グ液にて図9(d)に示すようにレジストに覆われてな
い部分のチタン膜15をケミカルエッチングした後、図
10(a)に示すように金端子パターン17を全面露光
・現像した後、純水洗浄にて除去する。
【0019】次に、基板1の表面に付着した油分を除去
するため、脱脂処理、純水洗浄をした後、無電解金メッ
キ液(エヌ・イーケムキャット社製:商品名 銅素地用
SUPER ATOMEX−PC)を、液温度90℃、
pHは実施例1と同様に7.0に保持した状態で該洗浄
済み基板を、メッキ面が液面に対して垂直するように1
0分間浸漬して図10(b)に示すように銅膜16上に
厚さ1000オングストロームの薄付け無電解金メッキ
膜10を形成する。
【0020】更に、基板1を洗浄した後、無電解金メッ
キ液(エヌ・イーケムキャット社製:商品名 SUPE
R MEX#300)を間接加熱にて液温度70℃、p
Hは実施例1と同様に7.0に保持するとともに、メッ
キ液に空気を吹き込むことで常に酸化状態にして、薄付
け無電解金メッキ膜10が形成済みの基板を、メッキ面
が液面に対して垂直になるように60分浸漬し図10
(c)に示すような厚さ9000オングストロームの厚
付け無電解金メッキ膜11を形成する。したがって、銅
端子5(120ミクロン×180ミクロンの長方形断
面)に比べて、大面積の厚さ1ミクロンの金端子9(2
00ミクロン×260ミクロンの長方形断面)を形成す
ることができる。
【0021】以上のように本実施例によれば、保護膜平
坦化ラップ加工後の銅端子膜面に実施例2とは別の方法
で大面積の金端子を必要な部分にだけ形成することがで
きるので、金の消費量を削減し、かつ無電解メッキで金
端子を形成するので金膜厚を均一にすることができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、無電解金メッキ
法によってメッキしたい部分にだけ膜厚分布の均一な金
端子を形成することができるので、薄膜磁気ヘッドを低
原価でかつ高い歩留りで製造することができ生産性、信
頼性に優れた薄膜磁気ヘッドの製造方法を実現できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における薄膜磁気ヘッドの要
部断面図
【図2】(a)本発明の一実施例における薄膜磁気ヘッ
ドの金端子形成工程の一例を示す要部断面図 (b)本発明の一実施例における薄膜磁気ヘッドの金端
子形成工程の一例を示す要部断面図 (c)本発明の一実施例における薄膜磁気ヘッドの金端
子形成工程の一例を示す要部断面図 (d)本発明の一実施例における薄膜磁気ヘッドの金端
子形成工程の一例を示す要部断面図
【図3】(a)本発明の一実施例における薄膜磁気ヘッ
ドの金端子形成工程の一例を示す要部断面図 (b)本発明の一実施例における薄膜磁気ヘッドの金端
子形成工程の一例を示す要部断面図 (c)本発明の一実施例における薄膜磁気ヘッドの金端
子形成工程の一例を示す要部断面図 (d)本発明の一実施例における薄膜磁気ヘッドの金端
子形成工程の一例を示す要部断面図
【図4】本発明の一実施例における薄膜磁気ヘッドの金
端子形成工程の一例を示す要部断面図
【図5】本発明の第2の実施例における薄膜磁気ヘッド
の要部断面図
【図6】(a)本発明の第2の実施例における薄膜磁気
ヘッドの大面積の金端子形成工程の一例を示す要部断面
図 (b)本発明の第2の実施例における薄膜磁気ヘッドの
大面積の金端子形成工程の一例を示す要部断面図 (c)本発明の第2の実施例における薄膜磁気ヘッドの
大面積の金端子形成工程の一例を示す要部断面図 (d)本発明の第2の実施例における薄膜磁気ヘッドの
大面積の金端子形成工程の一例を示す要部断面図
【図7】(a)本発明の第2の実施例における薄膜磁気
ヘッドの大面積の金端子形成工程の一例を示す要部断面
図 (b)本発明の第2の実施例における薄膜磁気ヘッドの
大面積の金端子形成工程の一例を示す要部断面図 (c)本発明の第2の実施例における薄膜磁気ヘッドの
大面積の金端子形成工程 の一例を示す要部断面図 (d)本発明の第2の実施例における薄膜磁気ヘッドの
大面積の金端子形成工程の一例を示す要部断面図
【図8】本発明の第3の実施例における薄膜磁気ヘッド
の要部断面図
【図9】(a)本発明の第3の実施例における薄膜磁気
ヘッドの大面積の金端子形成工程の一例を示す要部断面
図 (b)本発明の第3の実施例における薄膜磁気ヘッドの
大面積の金端子形成工程の一例を示す要部断面図 (c)本発明の第3の実施例における薄膜磁気ヘッドの
大面積の金端子形成工程の一例を示す要部断面図 (d)本発明の第3の実施例における薄膜磁気ヘッドの
大面積の金端子形成工程の一例を示す要部断面図
【図10】(a)本発明の第3の実施例における薄膜磁
気ヘッドの大面積の金端子形成工程の一例を示す要部断
面図 (b)本発明の第3の実施例における薄膜磁気ヘッドの
大面積の金端子形成工程の一例を示す要部断面図 (c)本発明の第3の実施例における薄膜磁気ヘッドの
大面積の金端子形成工程の一例を示す要部断面図
【図11】アルミナ保護膜を60分間無電解メッキ液に
浸漬した場合の減膜量とpHの関係を示した図
【図12】一般的な薄膜磁気ヘッドの要部断面図
【図13】(a)従来の薄膜磁気ヘッドの金端子形成工
程の一例を示す要部断面図 (b)従来の薄膜磁気ヘッドの金端子形成工程の一例を
示す要部断面図 (c)従来の薄膜磁気ヘッドの金端子形成工程の一例を
示す要部断面図 (d)従来の薄膜磁気ヘッドの金端子形成工程の一例を
示す要部断面図
【図14】(a)従来の薄膜磁気ヘッドの金端子形成工
程の一例を示す要部断面図 (b)従来の薄膜磁気ヘッドの金端子形成工程の一例を
示す要部断面図 (c)従来の薄膜磁気ヘッドの金端子形成工程の一例を
示す要部断面図 (d)従来の薄膜磁気ヘッドの金端子形成工程の一例を
示す要部断面図
【図15】(a)従来の薄膜磁気ヘッドの金端子形成工
程の一例を示す要部断面図 (b)従来の薄膜磁気ヘッドの金端子形成工程の一例を
示す要部断面図 (c)従来の薄膜磁気ヘッドの金端子形成工程の一例を
示す要部断面図 (d)従来の薄膜磁気ヘッドの金端子形成工程の一例を
示す要部断面図
【符号の説明】
1 基板 2 リード層 3 銅端子メッキ用下地電極膜 4 銅端子パターン 5 銅端子 6 アルミナ保護膜 7 金端子メッキ用下地電極膜 8 金端子パターン 9 金端子 10 薄付け無電解金メッキ膜 11 厚付け無電解金メッキ膜 12 銅メッキ用下地電極膜 13 端子パターン 14 銅メッキ端子 15 チタン膜 16 銅膜 17 金端子パターン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金端子形成工程を有する薄膜磁気ヘッドの
    製造方法であって、前記金端子形成工程が保護膜平坦化
    ラップ加工により露出した銅端子上に無電解メッキ法に
    より金端子を形成する工程を備えたことを特徴とする薄
    膜磁気ヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】金端子形成工程を有する薄膜磁気ヘッドの
    製造方法であって、前記金端子形成工程が保護膜平坦化
    ラップ加工済の基板上に前記平坦化ラップ加工により露
    出した銅端子より大面積の銅端子を形成する銅端子形成
    工程と、前記大面積の銅端子上に無電解メッキ法により
    金端子を形成する金端子形成工程を備えたことを特徴と
    する薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】前記金端子形成工程でpHが9以下好まし
    くは7以下の無電解金メッキ液を用いて前記金端子を形
    成することを特徴とする請求項1又は2記載の薄膜磁気
    ヘッドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010258219A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Nippon Chemicon Corp 電解コンデンサの製造方法及び電解コンデンサ

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