JPH0793017A - 数値制御工作機械群の制御装置 - Google Patents

数値制御工作機械群の制御装置

Info

Publication number
JPH0793017A
JPH0793017A JP5261844A JP26184493A JPH0793017A JP H0793017 A JPH0793017 A JP H0793017A JP 5261844 A JP5261844 A JP 5261844A JP 26184493 A JP26184493 A JP 26184493A JP H0793017 A JPH0793017 A JP H0793017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
machine tool
data
numerically controlled
controlled machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5261844A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimimasa Imamura
公正 今村
Kenji Yamauchi
堅司 山内
Masanori Ando
正典 安藤
Haruo Yokoyama
春雄 横山
Hisashi Suzuki
恒 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyoda Koki KK filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP5261844A priority Critical patent/JPH0793017A/ja
Publication of JPH0793017A publication Critical patent/JPH0793017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の工作機械に渡ってワーク補正量をかけ
て加工を行う場合に、最初の工作機械で測定をすれば以
降の工作機械では測定を行う必要がない数値制御工作機
械群の制御装置を提供する。 【構成】 数値制御工作機械MA2がNCデータに基づ
きワークWを測定した場合に、通信端末PMC2側から
測定したワーク補正量をLANインテリジェント端末L
I2に転送する。LANインテリジェント端末LI2
は、転送されたワーク補正量を基に補正用データを作成
しサーバ21に保持させる。そして、他の数値制御工作
機械MA3によって上記ワークWを加工させるためにL
ANインテリジェント端末LI3がNCデータを転送す
る際に、補正用データを併せて転送する。これにより、
該数値制御工作機械MA3が上記ワークWの加工する際
に、補正用データを測定データとして使用し測定を行う
ことなく加工を進める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パレットにワークを取
り付け、これを複数の数値制御工作機械に搬送して自動
加工を行う数値制御工作機械群の制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】工作機械によりワークを自動加工するた
めに、ワークをパレットに取り付け、これを搬送台車に
よって自動的に工作機械間に搬送することにより複数の
工作機械による連続的な加工を自動化した装置がある。
この装置では、工作機械にワーク補正量をかけて加工を
行う場合、例えば、第1の工作機械によりワークに通孔
を削設し、第2の工作機械において該通孔を基準として
加工を行うときには、該第2の工作機械において、先
ず、タッチセンサを用いて該通孔の位置を測定し(ワー
ク補正量測定)、測定した値を用いてワーク補正をかけ
て加工を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】複数の数値制御工作機
械で自動加工を行うこの装置では、一度パレットに取り
付けられたワークを複数の工作機械を渡って加工するこ
とがある。例えば、上記の第2の工作機械に引き続き、
第3、第4、第5の工作機械においてもワーク補正量を
かけて加工を行うようなときである。この場合には、該
第3、第4、第5の工作機械においても上述したように
タッチセンサを用いてワーク補正量をそれぞれ測定し、
測定値を利用してワーク補正を各々かけて加工を行うこ
とになり、加工時間が長くなる原因となっていた。
【0004】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたもので、その目的とするところは、複数の工作機械
に渡ってワーク補正量をかけて加工を行う場合に、最初
の工作機械で測定をすれば以降の工作機械では測定を行
う必要がない数値制御工作機械群の制御装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、第1の態様においては図1に示すよう
に、複数の数値制御工作機械MA2、MA3と、該数値
制御工作機械MA2、MA3にNCデータを転送するN
Cデータ転送手段1と、ワークWを各数値制御工作機械
MA2、MA3に搬送するワーク搬送手段2とを備え、
前記ワークWの前記数値制御工作機械MA2、MA3へ
の搬送を制御すると共に、前記数値制御工作機械MA
2、MA3でのワークWの加工を制御するようにした数
値制御工作機械群の制御装置において、1の数値制御工
作機械MA2がNCデータに基づき1のワークWを測定
した際のワーク補正量を前記NCデータ転送手段1に転
送するワーク補正量転送手段3と、前記1の数値制御工
作機械MA2から前記NCデータ転送手段1へ転送され
たワーク補正量を基に補正用データを作成し保持する補
正量管理手段4と、他の数値制御工作機械MA3により
上記1のワークWを加工させるために上記補正量管理手
段4に保持されている補正用データを転送する補正用デ
ータ転送手段5と、前記他の数値制御工作機械MA3に
よって上記1のワークWの加工を行わせる際に、上記転
送された補正用データをNCデータの測定データとして
用いさせて加工を行わせる加工実行手段6とを有するこ
とを特徴とする。また、上記課題を解決するための発明
の構成は、第2の態様において、複数の数値制御工作機
械MA1、MA2、MA3と、ワークW2を取り付け可
能なパレットP2を搬送するパレット搬送手段11とを
備え、前記ワークW2を取り付けたパレットP2の前記
数値制御工作機械MA1、MA2、MA3への搬送を制
御すると共に、前記数値制御工作機械MA1、MA2、
MA3でのワークW2の加工を制御するようにした数値
制御工作機械群の制御装置において、前記パレットP2
の各々に取り付けられる情報保持装置IDと、前記複数
の数値制御工作機械MA1、MA2、MA3の各々に取
り付けられる前記情報保持手段への書き込み及び読み出
しを行う読み書き装置MH1、MH2、MH3と、1の
数値制御工作機械MA2がNCデータに基づき1のワー
クW2のワーク補正量を測定した場合に、測定したワー
ク補正量に関する情報を該1の数値制御工作機械MA2
の前記読み書き装置MH2により該1のワークW2の取
り付けられたパレットP2の情報保持装置IDへ書き込
ませる補正量書き込み手段(ステップ75)と、他の数
値制御工作機械MA3に取り付けられた前記読み書き装
置MH3により、該1のワークW2の取り付けられたパ
レットP2の前記情報保持装置IDに書き込まれた補正
量に関する情報が読みだされた場合に(判断ステップ8
22がYes)、該情報をNCデータの測定データとし
て用いさせて該他の数値制御工作機械MA3により前記
1のワークW2の加工を行わせる加工実行手段(ステッ
プ83)とを有することを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、本発明の第1の態様にお
いて、1の数値制御工作機械MA2がNCデータに基づ
き1のワークWを測定した場合に、ワーク補正量転送手
段3が測定されたワーク補正量をNCデータ転送手段1
側に転送する。次に、補正量管理手段4が、数値制御工
作機械MA2から前記NCデータ転送手段1へ転送され
たワーク補正量を基に補正用データを作成し保持する。
そして、他の数値制御工作機械MA3によって上記1の
ワークWを加工するために、補正用データ転送手段5が
上記補正量管理手段4に保持されている補正用データを
転送する。これにより、前記他の数値制御工作機械MA
3によって上記1のワークWの加工を行わせる際に、加
工実行手段6が上記転送された補正用データをNCデー
タの測定データとして用いさせ、該他の数値制御工作機
械MA3に測定を行わせることなく加工を進める。ま
た、上記の構成によれば、本発明の第2の態様におい
て、1の数値制御工作機械MA2がNCデータに基づき
1のワークW2のワーク補正量を測定した場合(ステッ
プ73)に、補正量書き込み手段が、測定したワーク補
正量に関する情報を読み書き装置MH2により前記情報
保持装置IDに書き込ませる(ステップ75)。そし
て、他の数値制御工作機械MA3により該1のワークW
2が加工される際に、該他の数値制御工作機械MA3に
取り付けられた読み書き装置MH3により、当該1のワ
ークW2の取り付けられたパレットP2の情報保持装置
IDに書き込まれた補正量に関する情報が読みだされ
(ステップ81、判断ステップ82)、加工実行手段が
該情報をNCデータの測定データとして用いさせて、測
定を行うことなく該1のワークW2の加工を行わせる
(ステップ83)。このようにして、複数の数値制御工
作機械に渡って1のワークが加工されるときに、1の数
値制御工作機械MA2が測定を行った場合には、他の数
値制御工作機械MA3は該測定されたデータを用いれる
ようにしたため、各数値制御工作機械に於いてそれぞれ
測定を行うことが不要となる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明に係る数値制御工作機械群の
制御装置の実施例について説明する。先ず、本発明の第
1実施例について図2〜図6を参照して説明する。図2
に、スタッカクレーン式の搬送台車11によってワーク
を取り付けたパレットPを搬送する搬送ライン10が示
されている。この搬送ライン10に沿って工作機械MA
1、MA2、MA3がそれぞれ配置されている。各工作
機械MA1、MA2、MA3には、シフト式のパレット
搬入搬出装置PC1、PC2、PC3が設けられ、搬送
台車11と工作機械MA1、MA2、MA3との間でパ
レットPの移送を行うようになっている。そして、各工
作機械MA1、MA2、MA3には、タッチセンサTA
1、TA2、TA3が取り付けられており、ワークの測
定を行うようになっている。
【0008】各工作機械MA1、MA2、MA3にそれ
ぞれ対応して設けられた数値制御装置NCには、工作機
械側の通信端末PMC1、PMC2、PMC3がそれぞ
れ取り付けられており、この通信端末PMC1、PMC
2、PMC3は、それぞれ工作機械を制御するためのコ
ンピュータからなるLANインテリジェント端末LI
1、LI2、LI3へ接続されており、該LANインテ
リジェント端末LI1、LI2、LI3は、ローカルエ
リアネットワークラインLANを介して搬送管理装置2
0とサーバ21とに接続されている。このサーバ21
は、大容量の記憶装置21aを有しており、上記該LA
Nインテリジェント端末LI1、LI2、LI3の記憶
装置として動作するように構成されている。また、搬送
管理装置20は、搬送台車11を制御してパレットPを
各工作機械MA1、MA2、MA3間で搬送するように
構成されいる。
【0009】次に、上記構成に係る本実施例の数値制御
工作機械群の制御装置の動作について、LANインテリ
ジェント端末LI2、LI3側での制御動作を示す図4
と、工作機械MA2、MA3側での制御動作を示す図5
と、全体の情報の流れを示す図6とを参照して説明す
る。なおここで、図6を参照する場合には、例えば、搬
送管理装置20からLANインテリジェント端末LI2
へ送られる情報については〔図6のA〕として特定する
ことにする。ここでは、図2に示す工作機械MA1によ
って、図3に示すようにパレットPへ取り付けられたワ
ークWに通孔hが既に削設されているものとし、工作機
械MA2と工作機械MA3とが、該通孔hに基づくワー
ク補正量がかけられたNCデータに従い加工を進める場
合を例に挙げて説明する。
【0010】図2に示す工作機械MA1によって、図3
に示すワークWの通孔hの加工が完了すると、搬送管理
装置20によって搬送台車11がパレットPを工作機械
MA2側に搬送する。以後の工作機械MA2側における
加工動作について、該工作機械MA2を制御するLAN
インテリジェント端末LI2の処理を図4のフローチャ
ートを参照し、また、当該工作機械MA2の処理を図5
のフローチャートを参照して説明する。搬送管理装置2
0は、パレットPを該工作機械MA2に送る際に、併せ
て該LANインテリジェント端末LI2側へワークN
o.、品番、ONo.(工作機械側で管理しているプロ
グラム番号)を転送する〔図6のA〕。これにより、図
4のフローチャートの判断ステップ41がYesとな
り、該LANインテリジェント端末LI2は、通知され
たワークNo.、品番、ONo.を記憶する(ステップ
42)。そして、LANインテリジェント端末LI2
は、ワークNo.を基にサーバ21へ該ワークを加工す
るためのNCデータの転送を要求する(ステップ43、
〔図6のB〕)。これに応じて、サーバ21からNCデ
ータが転送される〔図6のC〕。
【0011】このNCデータを受け取ったLANインテ
リジェント端末LI2は、NCデータと共に後述する補
正量に関する情報である補正用ファイルが転送されてい
るかを判断する(判断ステップ44)。ここでは、補正
用ファイルは転送されていないので該判断ステップ44
がNoとなりステップ45へ進む。ステップ45では、
上記NCデータを通信端末PMC2を介して工作機械M
A2側へ転送する〔図6のD〕。
【0012】ここで、該NCデータが送られた工作機械
MA2の処理について図5のフローチャートを参照して
説明する。工作機械MA2において、NCデータを受信
すると判断ステップ51がYesとなり次の判断ステッ
プ52へ進む。判断ステップ52では、補正量に関する
情報である補正用ファイルが送られているかを判断す
る。ここでは、上述したように補正用ファイルは送られ
ていないので、該判断ステップ52がNoとなりステッ
プ54へ進む。ステップ54では、NCデータに基づき
図3に示すワークWの加工を開始する。この際に、次の
判断ステップ55で、NCデータ中にワーク補正量をか
けて加工を行うための測定が指令されているか否かを判
断する。ここでは、上述したようNCデータにはワーク
補正量をかけて加工を行うように指令がなされいるた
め、該判断ステップ55がYesとなりステップ56に
進む。ステップ56では、図2に示すタッチセンサTA
2により図3に示すワークWの通孔hの位置を測定す
る。そして、該NCデータの指令を読み出しながら、そ
れぞれの指令に基づき上記測定した位置を基準とするよ
うワーク補正量をかけて加工を進めて行く。そして、読
み出しを行っている当該NCデータ中に、該工作機械M
A2の状態をLANインテリジェント端末LI2側に通
知するマクロ変数通知のための指令が見い出されると、
マクロ変数をLANインテリジェント端末LI2側に通
知する。なお、この際に該マクロ変数内に測定したワー
ク補正量のデータを含めることにより該ワーク補正量を
該LANインテリジェント端末LI2側に転送する(ス
テップ57、〔図6のE〕)。上記一連の処理によりワ
ークWの加工が完了し、該工作機械MA2での全ての処
理が完了する。
【0013】再び図4のフローチャートを参照してLA
Nインテリジェント端末LI2側における処理の説明を
続ける。上述したように工作機械MA2側からワーク補
正量を含むマクロ変数が通知されると、補正量のデータ
を受信したかの判断ステップ47がYesとなりステッ
プ48へ進む。ステップ48では、転送されたワーク補
正量を基に補正用ファイルを作成し、この作成した補正
用ファイルをサーバ21に保持させ〔図6のF〕、全て
の処理を終了する。上述した処理の完了により、パレッ
トPは、図2に示す搬送管理装置20によって搬送台車
11が制御されて工作機械MA3側に送られる。なお、
サーバ21は、以後LANインテリジェント端末側から
NCデータの要求があった場合には、該NCデータと共
に上記補正用ファイルを当該要求を行ったLANインテ
リジェント端末へ転送する。
【0014】引き続き、工作機械MA3側に於ける処理
について、該工作機械MA3を制御するLANインテリ
ジェント端末LI3の処理を再び図4のフローチャート
を参照し、また、当該工作機械MA3の処理を同じく図
5のフローチャートを参照して説明する。先ず、パレッ
トPが該工作機械MA3へ送られると、これに併せて搬
送管理装置20からLANインテリジェント端末LI3
へワークNo.、品番、ONo.が転送される〔図6の
G〕。これにより、図4のフローチャートの判断ステッ
プ41がYesとなり、該LANインテリジェント端末
LI3は、通知されたワークNo.、品番、ONo.を
記憶する(ステップ42)。そして、LANインテリジ
ェント端末LI3は、ワークNo.に基づきサーバ21
に該ワークWを加工するためのNCデータを要求する
(ステップ43、〔図6のH〕)。これに応じて、サー
バ21側からNCデータと上述した処理により作成され
た補正用ファイルとが転送される〔図6のI〕。
【0015】このNCデータを受け取ったLANインテ
リジェント端末LI3は、NCデータと共に補正用ファ
イルが転送されたかを判断する(判断ステップ44)。
ここでは、補正用ファイルも転送されているため該判断
ステップ44がYesとなりステップ46へ移行する。
ステップ46では、上記NCデータ及び補正用ファイル
を通信端末PMC3を介して工作機械MA3側へ転送す
る〔図6のJ〕。これにより該LANインテリジェント
端末LI3側での全ての処理が終了する。
【0016】引き続き、このNCデータが送られてきた
工作機械MA3側の処理について図5のフローチャート
を参照して説明する。工作機械MA3では、NCデータ
を受信すると判断ステップ51がYesとなり次の判断
ステップ52へ進む。判断ステップ52では補正用ファ
イルが送られているかを判断する。ここでは、補正用フ
ァイルが送られているため該判断ステップ52がYes
となりステップ53へ移行する。ステップ53では、N
Cデータを起動して図3に示すワークWの加工を開始す
る。この際に、NCデータ中にワーク補正量をかけて加
工を行うように測定が指令されている場合、例えば、図
2に示すタッチセンサTA3により図3に示すワークW
に通孔hの位置を測定し、この測定した位置を基準とし
て加工を進めるよう指令されている場合でも、該転送さ
れた補正用ファイルを用い測定を行うことなく加工を進
める。このように第1実施例では、工作機械MA2のマ
クロ変数通知機能を用いて補正量をLANインテリジェ
ント端末LI2側に転送するようにしたので、何ら機械
的構成を付加することなく、工作機械MA2において測
定された補正量をLANインテリジェント端末LI2側
に送ることが可能となり、この工作機械MA2で測定さ
れた値を基に工作機械MA3においては測定を行うこと
なく加工を進めることができる。
【0017】次に、本発明の第2実施例について図7〜
図10を参照して説明する。図7は、スタッカクレーン
式の搬送台車11によってワークを取り付けたパレット
P2を搬送する搬送ライン10を示している。図7に示
す第2実施例の数値制御工作機械群の制御装置の構成
は、図2を参照して前述した第1実施例の構成と略同様
であるので詳細な説明は省略する。但し、この第2実施
例においては、図8に示すように各パレットP2には磁
気テープから成る識別タグIDが取り付けられている。
そして、図7に示す各工作機械MA1、MA2、MA3
には、それぞれパレットP2に取り付けられた識別タグ
IDへの書き込み及び読み出しを行うための磁気ヘッド
MH1、MH2、MH3が設けられている。この識別タ
グIDには後述するように、ワークの補正量に関する情
報が書き込まれるようになっている。
【0018】引き続き、上記構成に係る第2実施例の数
値制御工作機械群の制御装置の動作について図9及び図
10のフローチャートを参照して説明する。ここでは、
前述した第1実施例と同様に図7に示す工作機械MA1
によって、図8に示すようにパレットP2上に取り付け
られたワークW2に通孔h2が削設されており、引き続
き工作機械MA2と工作機械MA3とが、該通孔h2に
基づくワーク補正量をかけて加工を進める場合を例に挙
げて説明する。
【0019】図7に示す工作機械MA1によって、図8
に示すパレットP2のワークW2に通孔h2が削設され
て加工が完了すると、該パレットP2が、搬送台車11
により工作機械MA2に送られる。以降の該工作機械M
A2側における加工動作を図9のフローチャートを参照
して説明する。該工作機械MA2は、LANインテリジ
ェント端末LI2から転送されたNCデータを基に加工
を開始する(ステップ71)。この際にNCデータ中に
ワーク補正量の測定が指令されている場合には(判断ス
テップ72がYes)、図7に示すタッチセンサTA2
により図8に示すワークW2の通孔h2の位置を測定す
る。そして、NCデータに基づきこの測定した位置を基
準として加工を行うようワーク補正量をかけて加工を進
めると共に、ワーク補正量を基に補正用データを作成す
る(ステップ74)。そして、この作成した補正用デー
タを図7に示す磁気ヘッドMH2によりパレットP2の
識別タグIDに書き込む。この際に、補正用データの有
ること(即ち、補正データの有無)と該補正量とを書き
込む。上記の一連の処理によりワークW2の加工が進め
られ、該工作機械MA2側での全ての処理が完了する。
この加工の完了に引き続き、搬送台車11によってパレ
ットP2は工作機械MA3側に送られる。
【0020】次に、当該工作機械MA3側に於ける処理
を図10のフローチャートを参照し説明する。先ず、工
作機械MA3は、パレットP2が搬入されると図7に示
す磁気ヘッドMH3によりパレットP2の識別タグID
に書き込まれているデータを読み込む(ステップ8
1)。そして、このデータ中に、補正用データの有りの
情報が含まれているかを判断する(判断ステップ8
2)。ここでは、上述したように識別タグIDに補正用
データ有りの情報が書き込まれているため、該判断ステ
ップ82がYesとなりステップ83へ進む。ステップ
83では、NCデータを起動してワークW2の加工を開
始する。この際に、NCデータ中にワーク補正量をかけ
て加工を行うよう測定が指令されている場合にも、該転
送された補正用ファイルを用い測定を行うことなく加工
を進める。このように第2実施例では、パレットP2に
識別タグIDを取り付けることにより、工作機械MA2
において測定された補正量を基に、次の工作機械MA3
においては測定を行うことなく加工を進めることができ
る。
【0021】なお、第2実施例においては、補正用デー
タを保持するために磁気テープからなる識別タグIDを
用いたが、補正用データの保持には、磁気的な記録方法
以外の種々の方法、例えば半導体からなるRAM等を用
いることも可能である。また、上述した第1及び第2実
施例では、ワーク補正がかけられる例として第1の工作
機械MA1によって加工された位置を基準して、以降の
第2、第3の工作機械MA2、MA3によりワーク補正
がかけられた場合について説明したが、上記第1及び第
2実施例の数値制御工作機械群の制御装置は、これ以外
のワーク補正、例えば、パレットに対するワークの相対
的位置についてワーク補正が加えられている場合にも対
応し得るのは勿論である。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ており、複数の数値制御工作機械に渡って1のワークが
加工される場合に、1の数値制御工作機械が測定を行っ
たときには、他の数値制御工作機械は該測定されたデー
タを用いれるようにしたため、各数値制御工作機械に於
いて各々測定を行うことが不要となり、数値制御工作機
械群による加工時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を明示するための構成図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る数値制御工作機械群
の全体の構成図である。
【図3】第1実施例のパレットに取り付けられたワーク
を示す斜視図である。
【図4】LANインテリジェント端末側が行う処理を示
すフローチャートである。
【図5】工作機械側で行われる処理を示すフローチャー
トである。
【図6】第1実施例における情報の流れを示すブロック
図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る数値制御工作機械群
の全体の構成図である。
【図8】第2実施例のパレットに取り付けられたワーク
を示す斜視図である。
【図9】測定を行う工作機械側の処理を示すフローチャ
ートである。
【図10】測定された補正量を基に加工を行う工作機械
側の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 搬送ライン 11 搬送台車 20 搬送管理装置 21 サーバ LI1、LI2、LI3 LANインテリジェント端末 MA1、MA2、MA3 工作機械 P パレット ID 識別タグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 正典 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 横山 春雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 鈴木 恒 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の数値制御工作機械と、該数値制
    御工作機械にNCデータを転送するNCデータ転送手段
    と、ワークを各数値制御工作機械に搬送するワーク搬送
    手段とを備え、前記ワークの前記数値制御工作機械への
    搬送を制御すると共に、前記数値制御工作機械でのワー
    クの加工を制御するようにした数値制御工作機械群の制
    御装置において、 1の数値制御工作機械がNCデータに基づき1のワーク
    を測定した際のワーク補正量を前記NCデータ転送手段
    に転送するワーク補正量転送手段と、 前記1の数値制御工作機械から前記NCデータ転送手段
    へ転送されたワーク補正量を基に補正用データを作成し
    保持する補正量管理手段と、 他の数値制御工作機械により上記1のワークを加工させ
    るために上記補正量管理手段に保持されている補正用デ
    ータを転送する補正用データ転送手段と、 前記他の数値制御工作機械によって上記1のワークの加
    工を行わせる際に、上記転送された補正用データを測定
    データとして用いさせて加工を行わせる加工実行手段と
    を有することを特徴とする数値制御工作機械群の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の数値制御工作機械と、ワークを
    取り付け可能なパレットを搬送するパレット搬送手段と
    を備え、前記ワークを取り付けたパレットの前記数値制
    御工作機械への搬送を制御すると共に、前記数値制御工
    作機械でのワークの加工を制御するようにした数値制御
    工作機械群の制御装置において、 前記パレットの各々に取り付けられる情報保持装置と、 前記複数の数値制御工作機械の各々に取り付けられる前
    記情報保持手段への書き込み及び読み出しを行う読み書
    き装置と、 1の数値制御工作機械がNCデータに基づき1のワーク
    のワーク補正量を測定した場合に、測定したワーク補正
    量に関する情報を該1の数値制御工作機械の前記読み書
    き装置により該1のワークの取り付けられたパレットの
    情報保持装置へ書き込ませる補正量書き込み手段と、 他の数値制御工作機械に取り付けられた前記読み書き装
    置により、該1のワークの取り付けられたパレットの前
    記情報保持装置に書き込まれた補正量に関する情報が読
    みだされた場合に、該情報をNCデータの測定データと
    して用いさせて該他の数値制御工作機械により前記1の
    ワークの加工を行わせる加工実行手段とを有することを
    特徴とする数値制御工作機械群の制御装置。
JP5261844A 1993-09-25 1993-09-25 数値制御工作機械群の制御装置 Pending JPH0793017A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5261844A JPH0793017A (ja) 1993-09-25 1993-09-25 数値制御工作機械群の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5261844A JPH0793017A (ja) 1993-09-25 1993-09-25 数値制御工作機械群の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0793017A true JPH0793017A (ja) 1995-04-07

Family

ID=17367538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5261844A Pending JPH0793017A (ja) 1993-09-25 1993-09-25 数値制御工作機械群の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0793017A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6571145B1 (en) 1999-04-28 2003-05-27 Mitutoyo Corporation Manufacturing system and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6571145B1 (en) 1999-04-28 2003-05-27 Mitutoyo Corporation Manufacturing system and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3062826B2 (ja) フレキシブル加工システムの管理装置
JPH0793017A (ja) 数値制御工作機械群の制御装置
JP3209890B2 (ja) 生産セル
JPH10143233A (ja) 自動加工装置および自動加工方法
JPH0360622B2 (ja)
JP2521939B2 (ja) 加工装置
JPH08126941A (ja) 生産設備の制御装置
JPH01199755A (ja) 生産ライン制御装置
JPS61249236A (ja) 部品供給方式
JP3121658B2 (ja) 加工生産システムにおける加工機の運転制御方法
JPS62241635A (ja) 工作機械における追加工処理装置
JP3094705B2 (ja) Ic搬送速度を制御するicハンドラ
JP2004355172A (ja) ジョブショップ型の生産システム、トラッキング装置、トラッキング方法、プログラムおよび記録媒体
JPH04354662A (ja) フレキシブルトランスファライン
JP3276155B2 (ja) 生産ライン管理装置
JP3541459B2 (ja) Dnc制御装置
JPH09109002A (ja) 自動工具交換装置付きnc工作機械のスケジュール運転方法
JP3380939B2 (ja) テープ裁断仕分けシステム
JPH08187635A (ja) 生産管理装置
KR100537190B1 (ko) 버퍼 스테이션을 사용한 반도체 생산 라인의 부하 완화 방법
JPS5973287A (ja) 自動生産設備装置
JPH0313025B2 (ja)
JPH01183332A (ja) 組立ラインの情報処理装置
KR0138438B1 (ko) 파레트 메거진(pallet magazine) 운영시스템, 장치 및 방법
JPH02212049A (ja) 工作機械設備