JPH0791072A - 外壁カーテンウオール吊り込み方法及び装置 - Google Patents

外壁カーテンウオール吊り込み方法及び装置

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JPH0791072A
JPH0791072A JP28961493A JP28961493A JPH0791072A JP H0791072 A JPH0791072 A JP H0791072A JP 28961493 A JP28961493 A JP 28961493A JP 28961493 A JP28961493 A JP 28961493A JP H0791072 A JPH0791072 A JP H0791072A
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千博 加藤
Hisashi Sasaki
久之 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】工期を短縮でき、しかも風にあおられにくく、
安全性も高い外壁カーテンウオール吊り込み方法と装置
を提供する。 【構成】吊り込みユニット1内に、複数のカーテンウオ
ールCWを吊込・送り出し手段3で並列に吊り込むと共
に振れ止め手段14で振れ止め固定し、当該ユニット1
を構造体20の所定のカーテンウオール取り付け箇所に
揚重して構造体に仮固定し、その後、必要に応じてバラ
ンス維持手段5で当該ユニットのバランスを維持しつつ
吊込・送り出し手段3でカーテンウオールCWを搬送し
て取付け箇所に一枚づつ順次取り付ける。複数枚のカー
テンウオールを一度にまとめて吊り上げるため能率が良
く、重量があるため風にあおられにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外壁カーテンウオール
工法において、外壁カーテンウオール特にスパンドレル
型カーテンウオールの吊り込みと取り付けを能率良くか
つ安全に行うことができる外壁カーテンウオール吊り込
み方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の外壁カーテンウオール工法におい
ては、外壁カーテンウオール(以下、単にカーテンウオ
ールという)のユニットパネルをタワークレーンで一枚
づつ吊り上げ、構造体の所定の取り付け箇所へ運んで取
り付けている。その一枚の取り付けが終われば、再びタ
ワークレーンを用いて他のカーテンウオールを一枚吊り
上げて隣接の取り付け箇所へ運んで取り付けることを繰
り返す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカーテンウオール吊り込み方法にあっては、
タワークレーンで一枚毎に吊り上げて取り付けるので作
業能率が悪い。また、カーテンウオールを構造体に取り
付ける際に誤って取付けボルト等の取付用部材を落とす
と、カーテンウオールの外側に養生金網を設置しない限
りその落下を受け止めることができない。更に、吊り上
げ中のカーテンウオールは板状で風にあおられ易いた
め、強風時等には施工できない、などの問題点があっ
た。
【0004】そこで本発明は、このような従来の問題点
に着目してなされたものであり、複数枚のカーテンウオ
ールをまとめて吊り上げて一枚づつ構造体に取り付ける
ことにより、タイムスケジュールを短縮できて、しかも
風にあおられにくく、安全性も高い高能率のカーテンウ
オール吊り込み方法及び装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のカーテンウオール吊り込み方法は、吊り込
みユニット内に、複数のカーテンウオールを並列に吊り
込むとともに振れ止め固定し、次いで当該ユニットを構
造体の所定のカーテンウオール取り付け箇所に揚重し、
その後、必要に応じてバランス維持手段を移動させて当
該ユニットのバランスを維持しつつ、吊り込み・送り出
し手段でカーテンウオールを構造体に向けて搬送して取
付け箇所に吊り込み、当該構造体に取り付けることを特
徴とする。
【0006】本発明のカーテンウオール吊り込み装置
は、吊り込みユニットに、カーテンウオールを吊り込み
・送り出すための吊り込み・送り出し手段と、該吊り込
み・送り出し手段の搬送方向に移動して吊り込みユニッ
トのバランスを保つバランス維持手段とを少なくとも配
設したことを特徴とする。前記吊り込みユニットは、吊
り込んだ外壁カーテンウオールの振れ止め手段を設ける
ことができる。また、下部枠と上部枠とを切り放して着
脱自在とすることができる。
【0007】また、前記吊り込み・送り出し手段は、外
壁カーテンウオールを吊って搬送する複数の自走式ホイ
ストと、該自走式ホイストが走行する直線ビームとを備
えたものとすることができる。あるいは、外壁カーテン
ウオールを吊って搬送する複数のホイストと、該ホイス
トの走行を案内して前後方向に循環移動させる循環レー
ルとを備えたものとすることもできる。
【0008】また、前記バランス維持手段は、吊荷の移
動に応じて吊り込みユニットの前後方向方向に移動可能
な自走式バランスウエイトを備えたものとすることがで
きる。あるいは、吊荷の移動に応じて吊り込みユニット
の前後の吊りワイヤのいずれかの長さを調節する吊りワ
イヤ長可変装置を備えたものとすることもできる。ま
た、前記振れ止め手段は、吊り込みユニット内に吊り下
げられている各カーテンウオールの両サイドを挟持する
保持位置からその解除位置に回動可能なガイドアームを
備えたものとすることができる。あるいは、吊り込みユ
ニット内に吊り下げられている各カーテンウオールの下
面に圧着させるパッド部材と、該パッド部材の昇降装置
とを備えたものとすることができる。更には、一端面が
吊り込みユニット内に吊り下げられているカーテンウオ
ールの裏面に係止する係止端面で、他端面が該係止端面
に対向する連結端面とされたコ字形状の連結金具を備
え、隣接する一方の連結金具の係止端面を他方の連結金
具の連結端面に係合して複数のカーテンウオールの下端
部を順次連結するようにすることもできる。
【0009】また、本発明のカーテンウオール吊り込み
装置は、上記吊り込みユニットのカーテンウオール送り
出し側床面より前方に突出させて、カーテンウオール取
付け用部材の落下を防止する水平養生棚を設けたものと
することができる。
【0010】
【作用】カーテンウオール吊り込みユニットに吊り込み
・送り出し手段により複数枚のカーテンウオールを搭載
して、タワークレーン等の揚重装置で一度に吊り上げ所
定の取付け個所に運ぶ。一枚毎にタワークレーンを上げ
下げして揚重する場合の数分の一の工程で済み、構造体
が高階層になるほど施工のタイムスケジュールが短縮さ
れる。
【0011】また、複数枚のカーテンウオールを同時に
吊り上げるため重量があり、一枚毎に揚重する場合に比
べて風にあおられにくい。構造体の所定の取付け個所に
吊り上げたら、吊り込み・送り出し手段で吊り下げてい
るカーテンウオールの一枚を取り付け個所へ送り出し、
作業員の手で構造体へ取り付ける。カーテンウオールの
送り出しで重心が移動して吊り込みユニットが傾くよう
ならば、バランス維持手段により吊り込みユニットのバ
ランスをとって水平姿勢に維持する。また、吊り込みユ
ニット内のカーテンウオールが前後に振れるときは振れ
止め手段で固定して振れ止めする。
【0012】その後、吊り込みユニットを構造体の次の
取付け個所に移動させて次のカーテンウオールを送り出
し、取り付け作業を行う。吊り込まれたカーテンウオー
ルを全て取り付け終われば、空の吊り込みユニットを吊
り降ろして新たに複数枚のカーテンウオールを搭載して
吊り上げる。スパンドレル型カーテンウオールの場合
は、カーテンウオール吊り込みユニットの下部に養生棚
を設置することができ、取り付け部材や工具等の落下を
未然に防止できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明のカーテンウオール吊り込み方法
に使用する吊り込みユニットとしてのカーテンウオール
ユニットボックス1を用いて、スパンドレル型カーテン
ウオールCWを取付け箇所に吊り込み中の様子を模式的
に表した斜視図である。
【0014】図において、カーテンウオールユニットボ
ックス1は、枠組ボックス2内に、スパンドレル型カー
テンウオールCWを吊り込むと共にボックス外に送り出
すカーテンウオール吊り込み・送り出し手段としての往
復式吊り込み・送り出し装置3と、吊り込んだカーテン
ウオールの振れ止め手段としてのガイドアーム14と、
ユニットボックス前後方向に可動のバランス維持手段と
しての自走式バランスウエイト5と、送り出したカーテ
ンウオールCWの取り付け用部材の落下を防止する水平
養生棚6とを備えている。
【0015】上記往復式吊り込み・送り出し装置3は、
枠組ボックス2の上部に取り付けられた二本の平行な直
線ビーム13,13を有しており、そのビーム先端は枠
組ボックス2の前方へはね出している。各ビーム13,
13には、それぞれに複数台の自走式ホイスト(以下、
単にホイストという)4が走行自在に装着されている。
【0016】上記振れ止め手段のガイドアーム14は、
枠組ボックス2のカーテンウオール吊り込みスペース
に、各ホイスト4に対応させて配設されており、その各
ホイスト4に吊り下げられているカーテンウオールCW
の両サイドを水平に挟持する保持位置と、垂直に立ち上
がって保持を解除した解除位置との両位置間を、ホイス
ト4の作動に連動して回動可能である。
【0017】上記バランス維持手段の自走式のバランス
ウエイト5は、前記ホイスト4の移動に伴う重心移動に
対応して前記直線ビーム13上を前後方向に走行し、枠
組ボックス2全体のバランスを維持して枠組ボックス2
の姿勢を水平に保つように自動制御するようになってい
る。上記水平養生棚6は、枠組ボックス2の前床部に前
方に突出して設けられている。
【0018】なお、7はホイスト4の操作スイッチであ
る。このカーテンウオールユニットボックス1を用い
て、次の手順で構造体20へのカーテンウオールCWの
取り付け作業を行う。 (1)カーテンウオールのユニット内への吊り込み:地
上に置いたカーテンウオールユニットボックス1の後部
のカーテンウオール吊り込みスペースに、吊り込み・送
り出し手段であるホイスト4を用いて、複数枚のカーテ
ンウオールCWをまとめて吊り込む。
【0019】ホイスト4は、左右の直線ビーム13に装
着されているもの二基で一対とされ、その一対のホイス
ト4毎に一枚のカーテンウオールCWを吊ることで、複
数枚のカーテンウオールCWが予め地上のカーテンウオ
ールユニットボックス1に吊り込まれる。また、その
時、吊りこんだカーテンウオールCW毎に、振れ止め手
段のガイドアーム14を保持位置に回動させてカーテン
ウオールCWの左右の両サイドを挟持して振れ止めす
る。 (2)カーテンウオールユニットボックスの揚重と仮固
定:カーテンウオールCWが吊りこまれたカーテンウオ
ールユニットボックス1を、例えばタワークレーンのよ
うな揚重装置で玉掛けワイヤ27を介して吊り、構造体
20の所定の取付け位置に揚重する。揚重したカーテン
ウオールユニットボックス1の先端の水平養生棚6の先
端部は、構造体20の梁21に張り渡した梁床22の下
方(下階)に差し入れる。また、直線ビーム13の先端
を構造体柱23の間に張り渡したワイヤ24に取り付け
てあるフック25に係止させて、カーテンウオールユニ
ットボックス1を、突風などであおられないように構造
体20に仮固定する。 (3)ユニット内カーテンウオールの取り出し及び構造
体への取り付け:作業員28はこれからカーテンウオー
ルCWが取り付けられる階の梁床22の上に立ち、カー
テンウオールユニットボックス1のホイスト操作スイッ
チ7を操作して、最前列のカーテンウオールCWを取り
付け箇所へ送り出す。
【0020】この時、先ず、振れ止め用のガイドアーム
14が保持位置から解除位置へ回動して最前列のカーテ
ンウオールCWの振れ止めが解除される。次いで、先頭
のホイスト4が始動して最前列のカーテンウオールCW
を吊り下げたまま前進しはじめる。その前進と共にカー
テンウオールユニットボックス1の重心が前方に移動し
ていき重量バランスが崩れる。すると、バランス維持手
段である自走式のバランスウエイト5が、そのアンバラ
ンスを感知して修正する方向(この場合は、後方)へ自
動的に走行し、バランスを維持する。もっとも、前記ア
ンバランスが生じない場合や、或いはアンバランスがそ
れ程大きくならない場合は、必ずしもバランスウエイト
5を走行させるとは限らない。
【0021】こうして、最前列のカーテンウオールCW
を構造体の取り付け箇所近傍に搬送したら、作業員28
はホイスト操作スイッチ7を操作してそのカーテンウオ
ールCWを所定の取り付け高さに位置決めし、ファスナ
ー26を介して当該カーテンウオールCWを梁21に固
定する。 (4)仮固定の解除とカーテンウオールユニットボック
スの移動:その後、ワイヤ24のフック25とカーテン
ウオールユニットボックス1との係合を外して仮固定を
解除し、タワークレーンを操作してカーテンウオールユ
ニットボックス1をややバックさせて構造体20から若
干引き離してから横移動させ、次の場所へ移動させる。
以後、上記のように、カーテンウオールユニットボック
ス1の構造体への仮固定、ユニット内カーテンウオール
の取り出し及び構造体への取り付け、仮固定の解除とカ
ーテンウオールユニットボックスの移動を順次に繰り返
すことにより、カーテンウオールユニットボックス1に
吊りこんだ全カーテンウオールCWの取り付けを行う。
【0022】吊りこんだ全てのカーテンウオールCWの
取り付けが終われば、タワークレーンでカーテンウオー
ルユニットボックス1を地上まで降ろして新たなカーテ
ンウオールCWを吊り込み、同様の作業を繰り返す。本
実施例によれば、カーテンウオールCWの揚重に際し
て、複数枚を纏めてカーテンウオールユニットボックス
1内に吊りこむから、タワークレーンの上下操作をカー
テンウオールCW一枚毎に行う必要がなくなり、作業能
率が向上すると共に、タワークレーンのタイムスケジュ
ール(サイクル工程)が従来に比し大幅に短縮できる。
また、複数枚のカーテンウオールCWを纏めてカーテン
ウオールユニットボックス1内に吊りこむと全体の重量
が大きくなるから、一枚づつ吊り上げる場合より風の影
響が少なく(風にあおられにくく)、ある程度の強風時
でも施工可能になり工程の進行が容易になる。
【0023】また、特に、スパンドレル型カーテンウオ
ールの場合、カーテンウオールユニットボックス1に落
下防止用の水平養生棚6を設置することにより、カーテ
ンウオールCWを構造体20に取り付ける際に誤って取
付けボルト等の取付用部材を落としても受け止めること
ができ、作業の安全性が確保できる等、種々の効果が得
られる。
【0024】上記実施例のように、カーテンウオールを
構造体20に対して同一階の横方向に順次取り付けてい
く場合の他に、上層階から下層階へと、構造体20の縦
方向(上下方向)に順次取り付けていくことも可能であ
る。その場合は、(1)カーテンウオールのユニット内
への吊り込み、(2)カーテンウオールユニットボック
スの揚重と仮固定、(3)ユニット内カーテンウオール
の取り出し及び構造体への取り付けまでの手順は上記と
同様であるが、以後手順が次のように異なってくる。
【0025】すなわち、カーテンウオールユニットボッ
クス1内に吊り込まれているうちの最前列のカーテンウ
オールを例えば構造体の上階の取り付け箇所に搬送して
取り付けた後、続けて次のホイスト4を走行させて第2
列目のカーテンウオールCWをカーテンウオールユニッ
トボックス1(この場合は、水平養生棚6は設置してい
ない)の床面の外まで搬出する。次いでホイスト操作ス
イッチ7を操作してホイスト4を巻戻し、第2列目のカ
ーテンウオールCWを直下の階の取り付け箇所まで吊り
下げ、構造体へ取り付ける。
【0026】続けて更に次のホイスト4を走行させて第
3列目のカーテンウオールCWをカーテンウオールユニ
ットボックス1の床面の外まで搬出し、ホイスト4を巻
戻してさらに下の階の取り付け箇所まで吊り下げ、構造
体へ取り付ける。このような操作を繰り返して所定の複
数の階層へのカーテンウオールCWの取り付け作業が終
わった後、(4)仮固定の解除とカーテンウオールユニ
ットボックスの移動手順に移行して、カーテンウオール
ユニットボックス1を他の取り付け箇所へ移動させる
か、或いは残余の吊り込みカーテンウオールCWが無く
なれば、タワークレーンでカーテンウオールユニットボ
ックス1を地上まで降ろして新たなカーテンウオールC
Wを吊り込み、同様の作業を繰り返す。
【0027】この実施例の場合も、上記実施例と同様
に、複数枚のカーテンウオールをまとめて揚重するた
め、従来のようにカーテンウオール一枚毎にタワーク
レーンを上げ下げして揚重する必要がなく、施工のサイ
クル工程,タイムスケジュールが大幅に短縮できる。
複数枚を吊り込んだユニットは重量があるので、一枚毎
に揚重する場合に比べて風にあおられにくく安全であ
る。これらの結果、カーテンウオール取り付け作業の
能率が従来に比べて格段に向上するという効果が得られ
る。
【0028】なお、上記各実施例で、ユニット内カーテ
ンウオールの取り出し及び構造体への取り付け工程にお
ける、ホイスト操作スイッチ7の操作、ガイドアーム1
4の振れ止め解除、先頭のホイスト4の始動、自走式バ
ランスウエイト5の自動走行によるバランス維持という
順序動作を示したが、これらは一般的なシーケンス制御
で容易に可能である。
【0029】図3ないし図5に、吊り込み・送り出し手
段の他の実施例を示す。この実施例のカーテンウオール
ユニットボックス1における吊り込み・送り出し手段
は、図3に示すような循環式吊り込み・送り出し装置3
0である。すなわち、上記実施例の場合の直線ビーム1
3の代わりに、長環状のエンドレスの循環レール31
を、前後方向に長く2連平行に並べて配置し、枠組ボッ
クス2の横桁に吊り下げて取り付けている。各循環レー
ル31の両端部にはチェーン搬送用の大型のチェーンホ
イール(鎖歯車)32がそれぞれ回転自在に取り付けて
あり、それら前後のチェーンホイール32間にリンクチ
ェーン33を懸け渡して二連の閉回路を形成して、その
二連のリンクチェーン33からなる閉回路を一台のリン
クチェーン送りモータ34と伝導チェーン35とからな
る駆動装置で、同時に同方向へ同調して駆動させるよう
にしている。そして、リンクチェーン一連当たり複数台
のチェーンホイスト36を取り付けて、左右一対のチェ
ーンホイスト36毎に一枚のカーテンウオールのパネル
CWを吊り下げ、ボックス前方(構造体側)に搬送する
ように構成している。
【0030】また、チェーンホイスト36の巻き上げ・
巻き戻し作動用モータに対して搬送路の任意の位置で動
力を供給するメイン給電ダクト37の他に、チェーンホ
イスト36がリンクチェーン33の前端部の前端パネル
作業範囲W内に位置しているときだけ動力を供給するサ
ブ給電ダクト38を併設してある(図4参照)。このサ
ブ給電ダクト38は、その動力電源回路39中にインバ
ータ39Iを組み込んで、前端位置のチェーンホイスト
巻き上げ・巻き戻し作動用モータの駆動速度を遅くし、
これによりカーテンウオールCWの昇降速度を微速とす
るようにしている。
【0031】この実施例の場合は、図5のようにカーテ
ンウオールユニットボックス1を揚重して構造体20の
所定の取付け位置に仮固定した後、吊荷のカーテンウオ
ールを取り出し、構造体20へ取り付ける作業は、次の
手順で行われる。 1)作業員は、カーテンウオールユニットボックス1の
操作スイッチを操作して、先ず吊り込み・送り出し装置
のリンクチェーン送りモータ34を駆動させる。これに
より二連のリンクチェーン33が同調してユニットボッ
クス前方へ進み、リンクチェーンに連結されている各チ
ェーンホイスト36が一斉に前進する。そのため、チェ
ーンホイスト36の下に吊り下げられている各カーテン
ウオールCWが同時に前方へ搬送される。最前列のカー
テンウオールCWが取り付け位置に到達したら、リンク
チェーン送りモータ34の駆動を止める。このとき先頭
のカーテンウオールを吊り下げたチェーンホイスト36
は、前端パネル作業範囲W内に入り、その動力電源の接
続がメイン給電ダクト37からサブ給電ダクト38に切
り換わる。
【0032】2)次に、操作スイッチを操作して、先頭
のカーテンウオールを吊り下げたチェーンホイスト36
の巻き上げ・巻き戻し作動用モータを駆動させる。該モ
ータはサブ給電ダクト38から動力を供給されつつ微速
で作動する。そのため、吊り下げられているカーテンウ
オールを操作スイッチの操作に応じてゆっくり昇降させ
ながら、安全に所定位置に取り付けることができる。
【0033】3)先頭のカーテンウオールの取り付けが
終わったら、そのチェーンホイスト36は玉掛けを外し
てフリーにする。その後、リンクチェーン送りモータ3
4を再駆動させて二連のリンクチェーン33に送りをか
け、次のチェーンホイスト36に吊り下げたカーテンウ
オールCWを取り付け位置に前進させる。同時に、空に
なった先頭のチェーンホイスト36は循環レール33に
沿ってUターンし、レール内側を後方へ回送される。
【0034】このようにして、順次にカーテンウオール
の搬送と取り付けを繰り返す。吊り込み・送り出し手段
が往復式吊り込み・送り出し装置3の場合は、自走式ホ
イスト4の送りを直線ビーム13で案内するため、使用
済の空のホイストは直線ビーム13先端の跳ね出し部に
ためておかねばならず、その分直線ビーム13を長く伸
ばす必要がある。これに対して、循環方式の本実施例で
は、カーテンウオールの取り付け作業の進行とともに空
のホイストは後方へ送られ、前方に溜める必要はないか
ら作業の邪魔にならないし、装置全体の長さも短くて済
み、ビームの跳ね出し部が構造体の柱等と干渉するおそ
れもなくバランスの点でも有利になるという利点があ
る。
【0035】また、前端パネル作業範囲W内におけるチ
ェーンホイスト36の昇降速度を微速に調整したことに
より、カーテンウオールCWと構造体20との位置合わ
せが行い易くなり、且つ作業員が手指を挟まれるなどの
おそれも殆ど防止できるという利点もある。図6ないし
図9に、カーテンウオールユニットボックス1に吊り込
まれたカーテンウオールの振れ止め手段の他の実施例を
示す。
【0036】この実施例の振れ止め手段は、カーテンウ
オール押圧装置40である。図6に示すように、カーテ
ンウオールユニットボックス1内に吊り下げられている
各カーテンウオールCWの下面に圧着するパッド部材4
1と、そのパッド部材41の昇降装置42とで構成さ
れ、カーテンウオールユニットボックス1の床面に設置
するようになっている。
【0037】パッド部材41は例えばゴム,プラスチッ
クス等の軟質材からなる平板状でよく、これをジャッキ
43で昇降される昇降板44の上面に固着してある。ジ
ャッキ43は油圧式,電動式,その他形式を問わない。
このカーテンウオール押圧装置40を用いて吊荷のカー
テンウオールCWを振れ止めするには、昇降装置42の
ジャッキ43を作動させて昇降板44を上昇させ、パッ
ド部材41をカーテンウオール下面に押し当てる。この
押し上げ力は、カーテンウオール重量を上回らない程度
以内である。パッド部材41は図7のようにカーテンウ
オール間の空間に食い込んで変形することにより、カー
テンウオールを振れ止めする。
【0038】振れ止めを解除するときは、ジャッキ43
を逆作動させて昇降板44を下降させ、パッド部材41
の押しつけを開放すればよい。なお、パッド部材41
は、表面を図8のように波状にして、その山の部分41
aをカーテンウオールCW間の空間に食い込ませるよう
にしてもよい。また、昇降装置42は、図9のようにリ
ンク45と小型ジャッキ46を組み合わせたものでも良
い。
【0039】振れ止め手段にこのカーテンウオール押圧
装置40を用いた場合は、先頭の一枚のカーテンウオー
ルCWの取り付けを行うために一旦振れ止めを開放して
いる間に、何らかの原因で吊荷のカーテンウオールCW
が振れて吊り下げ位置がずれても、その位置ずれを一々
修正する必要はなく、どの位置でもパッド部材41を単
に上昇させるだけで確実に再固定できる。また、カーテ
ンウオールCWがアルミ製のような疵のつきやすいもの
であっても、その表面の仕上げ面を傷つけるおそれがな
いという利点がある。
【0040】図10,図11に、更に振れ止め手段の他
の実施例を示す。この振れ止め手段は連結金具47であ
る。すなわち、複数個の連結用金具47を用いて各カー
テンウオールCW同士を連結する方式である。連結用金
具47は、金属板を折り曲げて前後両端を立ち上げ、全
体をほぼコ字形に形成してあり、その前端面がカーテン
ウオールユニットボックス1内に吊り下げられているカ
ーテンウオールCWの裏面にビス止めされる係止端面4
7aになっている。その係止端面47aの上端にはコ字
状に折り曲げて係合溝47bが形成されている。後端面
は連結端面47cで、係止端面47aとはカーテンウオ
ールCWの厚さ以上の間隔を保って対向しており、その
上端には前記係合溝47bの幅より僅かに小幅の係合突
起47dが鉤状に折り曲げて形成されている。
【0041】この振れ止め手段の連結用金具47を用い
て吊荷のカーテンウオールCWを振れ止めするには、各
カーテンウオールCWの裏面に連結用金具47の係止端
面47aをビス止めして取り付けると共に、その係止端
面の係合溝47bと隣接するカーテンウオールCWに取
り付けた他の連結金具47の連結端面47cの係合突起
47dとを係合させて連結する。こうして、図11に示
すように複数のカーテンウオールCWの下端部を相互に
連結して前後方向への振れを防止する。
【0042】振れ止めを解除するときは、先行のカーテ
ンウオールCWを構造体の方へ送り出す(前進させる)
前に、ホイストを操作して当該先行カーテンウオールC
Wを図11の矢符号Yのように少し下降させる。これに
より先行する連結金具47における連結端面47cの係
合突起47dと、隣接する後行の連結金具47における
係止端面47aの係合溝47bとの係合が外れて先行カ
ーテンウオールCWの振れ止め連結が開放される。その
後、先行カーテンウオールCWを構造体の取り付け位置
の方へ送り出し、作業員の手でビスを外して連結金具4
7を除去すればよい。後続の各カーテンウオールCW毎
に同様の操作を繰り返す。
【0043】この連結金具47を用いた振れ止めの場合
は、装置自体が非常に簡便,軽量であり、その着脱に際
しても特別の機械装置は必要ないので、カーテンウオー
ルユニットボックス1におけるカーテンウオールCWの
下方のスペースを小さくでき、且つ取り付けはカーテン
ウオールの裏面を利用しているためカーテンウオール表
面の仕上げ面を傷つけるおそれがない。また、先行カー
テンウオールから順次に振れ止めを開放するため残部の
後行カーテンウオールCWの振れ止めを一々開放せずに
済み、作業の安全性が保たれる等の利点がある。
【0044】図12ないし図14に、カーテンウオール
CWを吊り込んだカーテンウオールユニットボックス1
のバランス維持手段の他の実施例を示す。この実施例の
バランス維持手段は、カーテンウオールユニットボック
ス1をタワークレーンのクレーンフックCFに吊る4本
の玉掛けワイヤ27(二本だけ図示)のうち、前方の二
本または後方の二本の何れかのペアのワイヤ長を調節す
る吊りワイヤ長可変装置50である。
【0045】すなわち、具体的には図12に示すよう
に、例えば前方の二本の各玉掛けワイヤ27に、それぞ
れワイヤ長可変装置としての電動チェーンブロック50
を介装している。組み込まれた二台の電動チェーンブロ
ック50の操作は、カーテンウオールユニットボックス
1の構造体側に取り付けたペンダンドスイッチ52によ
り、作業員がカーテンウオールユニットボックス1の傾
きを目視しながら行うようにしている。
【0046】あるいは、カーテンウオールユニットボッ
クス1の傾斜程度を検出する傾斜角センサ53を搭載し
て、この傾斜角センサ53からの信号に基づき制御器5
4を介して電動チェーンブロック50を作動せしめ、チ
ェーン51の長さを調節することで、自動的に二本の各
玉掛けワイヤ27の吊り長さを変えるように構成しても
良い。
【0047】このワイヤ長可変装置50によるカーテン
ウオールユニットボックス1のバランス維持は次のよう
に行われる。図13のように、カーテンウオールユニッ
トボックス1内の前部のカーテンウオールCWが吊り出
しにより減少してくると、カーテンウオールユニットボ
ックス1の重心線GがボックスセンターラインCLより
後方へずれてくる。その場合、カーテンウオールユニッ
トボックス1は後部が下がり前部が上がる方向に傾斜し
はじめる。このときは電動チェーンブロック50のチェ
ーン51を繰り出して、前方の二本の各玉掛けワイヤ2
7による吊り長さを伸ばし、吊り心(クレーンフックC
F位置)を後方へ移動させてカーテンウオールユニット
ボックス1の重心線Gと一致させることにより、カーテ
ンウオールユニットボックス1の水平を保つ。
【0048】一方、図14のようにカーテンウオールユ
ニットボックス1内の全カーテンウオールCWが吊り出
し時に一斉に前方へ移動した場合には、カーテンウオー
ルユニットボックス1の重心線Gがボックスセンターラ
インCLより前方へずれて、カーテンウオールユニット
ボックス1は後部が上がり前部が下がる方向に傾斜しは
じめる。このときは電動チェーンブロック50のチェー
ン51を巻き戻して、前方の二本の各玉掛けワイヤ27
による吊り長さを短縮させ、吊り心(クレーンフックC
F)を前方へ移動させてカーテンウオールユニットボッ
クス1の重心線Gと一致させることにより、カーテンウ
オールユニットボックス1の水平を保つ。
【0049】この吊りワイヤ長可変装置50は、先に述
べた実施例の場合の自走バランスウエイト5に比べて機
構が簡単であり、全体重量の軽減が可能で、その結果カ
ーテンウオールユニットボックス1のカーテンウオール
搭載数を増やすことができて施工能力が一層向上すると
いう効果を奏する。図15に、カーテンウオールユニッ
トボックス1の他の実施例を示す。
【0050】この実施例のカーテンウオールユニットボ
ックス100は、下部枠101を上部枠102から切り
放して着脱自在にした分割式ボックスとしたものであ
る。この分割式カーテンウオールユニットボックス10
0によるカーテンウオール吊り込み工法の例を説明す
る。 (a)吊り降ろし工程:空荷状態のカーテンウオールユ
ニットボックス100を地上に吊り降ろす。
【0051】(b)下部枠切り離し工程:例えば取り付
け用部材の落下防止用の水平養生棚6を有する下部枠1
01を上部枠102から切り離す。 (c)ストック架台取り付け工程:地上には、ストック
架台103に予め所定枚数のカーテンウオールCWを転
倒防止ピース104を介して垂直に等間隔に並べたもの
を用意しておく。そのストック架台103内に上部枠1
02を吊り降ろす。
【0052】(d)カーテンウオール玉掛け工程:スト
ック架台103内の各カーテンウオールCWを上部枠1
02に搭載されている吊り込み・送り出し装置35の各
チェーンホイスト36にまとめて玉掛けする。 (e)ストック架台切り放し工程:カーテンウオールC
Wを玉掛けした上部枠102をクレーンでいくらか吊り
あげてストック架台103を切り離す。
【0053】(f)下部枠吊り込み工程:吊りあげた上
部枠102を地上に吊り降ろして、先に切り離した水平
養生棚6付の下部枠101を上部枠102に連結する。 (g)揚重工程:吊荷状態のカーテンウオールユニット
ボックス100を構造体の所定の取付け位置に揚重す
る。
【0054】以後、既に述べたような手順で吊荷のカー
テンウオールCWを順次所定の取付け位置に取り付けて
いき、カーテンウオールユニットボックス100が空に
なったら再び以上の工程を繰り返す。この分割式カーテ
ンウオールユニットボックス100を用いると、構造体
へのカーテンウオール取付け作業中に予め地上でストッ
ク架台103に所定枚数セットしておいたカーテンウオ
ールCWをまとめてチェーンホイスト45に玉掛けでき
るため、非分割式カーテンウオールユニットボックス1
の場合に比べて作業時間が節約できるという効果を奏す
る。
【0055】なお、本発明は、スパンドレル型カーテン
ウオールのみでなく他の型のカーテンウオールにも適用
可能であるが、その場合は、カーテンウオールユニット
ボックス1に落下防止用の水平養生棚6は設置しない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
吊り込み・送り出し手段、バランス維持手段および必要
に応じて振れ止め手段を備えた吊り込みユニット内に、
吊り込み・送り出し手段で複数のカーテンウオールを並
列に吊り込んで固定し、次いで当該ユニットを構造体の
所定のカーテンウオール取り付け箇所に揚重して構造体
に仮固定し、その後、必要に応じてバランス維持手段を
移動させて、当該ユニットのバランスを維持しつつ吊り
込み・送り出し手段でカーテンウオールを構造体に向け
て搬送して取付け箇所に吊り込み、当該構造体に取り付
けるようにした。そのため、カーテンウオール一枚毎に
タワークレーンを上げ下げして揚重する必要がなく、施
工のタイムスケジュールが短縮され、また、重量がある
ので一枚毎に揚重する場合に比べて風にあおられにくく
安全であり、作業能率が格段に向上するという効果を奏
する。
【0057】更に、スパンドレル型カーテンウオールの
場合は、上記カーテンウオール吊り込みユニットの下部
に落下物を受ける養生棚を設置することもでき、作業の
安全性が一層高められるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカーテンウオール吊り込み装置の一実
施例の斜視図である。
【図2】図1の装置による本発明のカーテンウオール吊
り込み方法を説明する側面図である。
【図3】本発明の吊り込み・送り出し手段の他の実施例
の要部平面図である。
【図4】図3の装置への電力供給回路構成を示す模式図
である。
【図5】図3の吊り込み・送り出し手段を搭載したカー
テンウオール吊り込み装置の他の実施例の斜視図であ
る。
【図6】本発明のカーテンウオールの振れ止め手段の他
の実施例の側面図である。
【図7】図6に示したものの作用を説明する要部拡大図
である。
【図8】図6に示したものの変形例の要部拡大図であ
る。
【図9】図6に示したものの更に他の変形例の側面図で
ある。
【図10】本発明のカーテンウオールの振れ止め手段の
更に他の実施例を示す斜視図である。
【図11】図10に示したものの動作説明図である。
【図12】本発明のバランス維持手段の他の実施例を示
す側面図である。
【図13】図12のバランス維持手段の動作の一例を示
す説明図である。
【図14】図12のバランス維持手段の動作の他の例を
示す説明図である。
【図15】本発明のカーテンウオール吊り込みユニット
の他の実施例と、その吊り込み操作を(a)〜(g)の
工程順に示す概念図である。
【符号の説明】
1 吊り込みユニット 3 吊り込み・送り出し手段(往復式吊り込み・送り
出し装置) 4 自走式ホイスト 5 バランス維持手段(自走式バランスウエイト) 6 水平養生棚 13 直線ビーム 14 振れ止め手段(ガイドアーム) 30 循環レール 35 吊り込み・送り出し手段(循環式吊り込み・送
り出し装置) 36 ホイスト 40 振れ止め手段(カーテンウオール押圧装置) 41 パッド部材 47 振れ止め手段(連結金具) 50 バランス維持手段(吊りワイヤ長可変装置) CW カーテンウオール

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り込み・送り出し手段を備えた吊り込
    みユニットに複数の外壁カーテンウオールを吊り込み、
    次いで当該吊り込みユニットを構造体の所定のカーテン
    ウオール取り付け箇所に揚重し、その後、必要に応じて
    当該吊り込みユニットのバランスを維持しつつ前記吊り
    込み・送り出し手段で前記カーテンウオールを構造体に
    向けて搬送して取付け箇所に取り付けることを特徴とす
    る外壁カーテンウオール吊り込み方法。
  2. 【請求項2】 吊り込みユニットに、外壁カーテンウオ
    ールを吊り込み・送り出すための吊り込み・送り出し手
    段と、吊り込みユニットのバランスを保つバランス維持
    手段とを備えたことを特徴とする外壁カーテンウオール
    吊り込み装置。
  3. 【請求項3】 前記吊り込みユニットに、吊り込んだ外
    壁カーテンウオールの振れ止め手段を設けたことを特徴
    とする請求項2に記載の外壁カーテンウオール吊り込み
    装置。
  4. 【請求項4】 前記吊り込みユニットは、下部枠と上部
    枠とを切り放して着脱自在としたことを特徴とする請求
    項2記載の外壁カーテンウオール吊り込み装置。
  5. 【請求項5】 前記吊り込み・送り出し手段は、外壁カ
    ーテンウオールを吊って搬送する複数の自走式ホイスト
    と、該自走式ホイストが走行する直線ビームとを備えた
    ことを特徴とする請求項2記載の外壁カーテンウオール
    吊り込み装置。
  6. 【請求項6】 前記吊り込み・送り出し手段は、外壁カ
    ーテンウオールを吊って搬送する複数のホイストと、該
    ホイストの走行を案内して前後方向に循環移動させる循
    環レールとを備えたことを特徴とする請求項2記載の外
    壁カーテンウオール吊り込み装置。
  7. 【請求項7】 前記バランス維持手段は、吊荷の移動に
    応じて吊り込みユニットの前後方向方向に移動可能な自
    走式バランスウエイトを備えていることを特徴とする請
    求項2記載の外壁カーテンウオール吊り込み装置。
  8. 【請求項8】 前記バランス維持手段は、吊荷の移動に
    応じて吊り込みユニットの前後の吊りワイヤのいずれか
    の長さを調節する吊りワイヤ長可変装置を備えているこ
    とを特徴とする請求項2記載の外壁カーテンウオール吊
    り込み装置。
  9. 【請求項9】 前記振れ止め手段は、吊り込みユニット
    内に吊り下げられている各カーテンウオールの両サイド
    を挟持する保持位置からその解除位置に回動可能なガイ
    ドアームを備えていることを特徴とする請求項3記載の
    外壁カーテンウオール吊り込み装置。
  10. 【請求項10】 前記振れ止め手段は、吊り込みユニッ
    ト内に吊り下げられている各カーテンウオールの下面に
    圧着させるパッド部材と、該パッド部材の昇降装置とを
    備えていることを特徴とする請求項3記載の外壁カーテ
    ンウオール吊り込み装置。
  11. 【請求項11】 前記振れ止め手段は、一端面が吊り込
    みユニット内に吊り下げられているカーテンウオールの
    裏面に係止する係止端面で、他端面が該係止端面に対向
    する連結端面とされた連結金具を備え、隣接する一方の
    連結金具の係止端面は他方の連結金具の連結端面に係合
    可能とされ、複数のカーテンウオールの下端部を順次連
    結するように構成したことを特徴とする請求項3記載の
    外壁カーテンウオール吊り込み装置。
  12. 【請求項12】 前記吊り込みユニットの外壁カーテン
    ウオール送り出し側床面より前方に突出させて、外壁カ
    ーテンウオール取付け用部材の落下を防止する水平養生
    棚を設けたことを特徴とする請求項2記載の外壁カーテ
    ンウオール吊り込み装置。
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