JP2000249497A - 弾薬発射車両用揚弾装置 - Google Patents

弾薬発射車両用揚弾装置

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JP2000249497A
JP2000249497A JP11050477A JP5047799A JP2000249497A JP 2000249497 A JP2000249497 A JP 2000249497A JP 11050477 A JP11050477 A JP 11050477A JP 5047799 A JP5047799 A JP 5047799A JP 2000249497 A JP2000249497 A JP 2000249497A
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shuttle
rail
manhole
track
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JP11050477A
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Akira Hayasaka
朗 早坂
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Original Assignee
IHI Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41HARMOUR; ARMOURED TURRETS; ARMOURED OR ARMED VEHICLES; MEANS OF ATTACK OR DEFENCE, e.g. CAMOUFLAGE, IN GENERAL
    • F41H7/00Armoured or armed vehicles
    • F41H7/02Land vehicles with enclosing armour, e.g. tanks
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41AFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS COMMON TO BOTH SMALLARMS AND ORDNANCE, e.g. CANNONS; MOUNTINGS FOR SMALLARMS OR ORDNANCE
    • F41A9/00Feeding or loading of ammunition; Magazines; Guiding means for the extracting of cartridges
    • F41A9/82Reloading or unloading of magazines

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾薬を容易に弾薬発射車両内に搬送・格納で
き、かつ、作業に必要な作業員の数を減らすことのでき
る弾薬発射車両用揚弾装置を提供する。 【解決手段】 弾薬発射車両の車体のマンホール2に着
脱自在に設けられ地表付近からマンホール2まで延びる
軌道3と、軌道3に走行自在に設けられ弾薬4を保持し
てマンホール2まで揚げるシャトル6と、シャトル6を
軌道3に沿って昇降移動させる駆動手段7とを備えたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾薬発射車両のマ
ンホールに弾薬を運び上げる揚弾装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】弾薬の弾薬発射車両への積み込み作業
は、弾薬を弾薬発射車両まで運ぶ地上搬送員と、弾薬発
射車両上に待機して地上搬送者から弾薬を受け取りマン
ホールまで運ぶ中継員と、マンホール内にいて中継係か
ら弾薬を受け取り機内に格納する機内作業員者との3人
で、人手によるリレー搬送をすることにより行ってい
た。
【0003】通常、弾薬は、図15に示すような保護ケ
ース80に覆われているが、弾薬発射車両内には保護ケ
ース80を外した状態で格納するようになっている。こ
のため、弾薬4の保護ケース80は弾薬発射車両内に搬
入する前に外す必要があり、具体的には地上搬送員が、
予め弾薬4から保護ケース80を外して中継員に運んで
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、弾薬4は、
1発の重さが数十キログラムにも達し、多数の弾薬4を
弾薬搬入口たるマンホールの高さまで持ち上げて弾薬発
射車両内に格納するものであるため、人力で搬入する作
業は過酷なものであった。また、剥き出しの弾薬4を手
渡しで移送するため、作業には細心の注意が求められ、
作業者の精神的な負担は極めて大きなものであった。
【0005】そして、上述のように弾薬4の搬送には地
上搬送員、中継員及び機内作業員の少なくとも3人の作
業員が必要であり、作業員が3人以上いないと弾薬4を
弾薬発射車両内に搬送・格納できないという課題があっ
た。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、弾薬を容易に弾薬発射車両内に搬送・格納でき、か
つ、作業に必要な作業員の数を減らすことのできる弾薬
発射車両用揚弾装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、弾薬発射車両の車体のマンホールに着脱自
在に設けられ地表付近からマンホールまで延びる軌道
と、該軌道に走行自在に設けられ弾薬を保持して上記マ
ンホールまで揚げるシャトルと、該シャトルを上記軌道
に沿って昇降移動させる駆動手段とを備えたものであ
る。
【0008】また、上記シャトルは、弾薬を収容する保
護ケースを保持するように形成され、上記軌道は、上記
シャトルが上記マンホールまで上昇したとき、上記シャ
トルを水平とするように形成されたものとするとよい。
【0009】そして、上記シャトルは、軌道を走行する
基部と、上記保護ケースを保持し、基部に対して傾動可
能なケース保持部材からなるものとするとよい。
【0010】また、上記軌道を一対並行な2組のレール
で形成すると共に、それぞれのレールに上記シャトルを
走行自在に設け、これら一対のシャトルのうち一方が上
昇するときに他方が下がるように上記シャトル同士を索
を介して連結するとよい。
【0011】そして、上記レールは、上記マンホールに
着脱自在に設けられる上部レールと、上部レールの下端
に屈曲自在に連結される中部レールと、中部レールの下
端に屈曲自在に連結される下部レールとからなり、上記
上部レールと中部レールの屈曲角度を調節自在に固定す
ると共に上記中部レールと下部レールの屈曲角度を調節
自在に固定するレール屈曲角固定手段を備えたものとす
るとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好適実施の形態を添付図
面に基づいて詳述する。
【0013】図1及び図2に示すように、弾薬発射車両
用揚弾装置(以下、揚弾装置という)1は、弾薬発射車
両5の車体のマンホール2に着脱自在に設けられ地表付
近からマンホール2まで延びる軌道3と、軌道3に走行
自在に設けられ弾薬4を保持してマンホール2まで揚げ
るシャトル6と、シャトル6を軌道3に沿って昇降移動
させる駆動手段7とからなる。
【0014】軌道3は、図3に示すように、一対並行に
配置された2組の走行レール(レール)8,8からな
る。
【0015】それぞれの走行レール8,8は、マンホー
ル2に着脱自在に設けられる上部レール9,9と、上部
レール9,9の下端に屈曲自在に連結される中部レール
10,10と、中部レール10,10の下端に屈曲自在
に連結される下部レール11,11とからなる。上部レ
ール9,9、中部レール10,10及び下部レール1
1,11はそれぞれアルミニウム製のパイプで形成され
ており、軽量化が図られている。
【0016】上部レール9は、マンホール2に取り付け
た状態で上端に水平部9aが形成されるようになってお
り、シャトル6がマンホール2まで上昇したときにシャ
トル6を水平にするようになっている。
【0017】また、上部レール9は、一対並行な杆状の
上部レール部材12,12からなり、それぞれの上部レ
ール部材12,12の先端には、図8に示すように、下
方に延びる第1ブラケット13,13が形成されてい
る。それぞれの第1ブラケット13,13の間には上部
レール部材12,12間の間隔を保持する第1支持材1
4が設けられており、図2に示すように、第1支持材1
4には軌道3を弾薬発射車両5の車体に沿って固定する
ための上部サポート15が設けられている。
【0018】上部サポート15は、マンホール2の縁に
係合されて上部レール9の位置を決める位置決めサポー
ト16と、弾薬発射車両5の砲塔側部に形成された踏み
台17上に係合されて揚弾装置1全体の荷重を支える第
1支持サポート18とからなる。
【0019】位置決めサポート16は、第1支持材14
に回動自在に設けられており、マンホール2に向けて斜
め下方に延びている。位置決めサポート16の下端には
マンホール2の縁に係合されるフック部材19が設けら
れている。フック部材19は、マンホール2の内縁に掛
かるように形成されており、位置決めサポート16が軸
方向に引っ張られても外れないようになっている。
【0020】第1支持サポート18は、第1支持材14
に回動自在に設けられており、踏み台17に向けて斜め
下方に延びている。第1支持サポート18の下端には踏
み台17上に載置係合される係合部材20が設けられて
いる。
【0021】係合部材20は、棒状の踏み台17に係合
されるように逆U字状に形成されており、逆U字状の内
側にはクッション材からなり踏み台17に当たるパッド
21が設けられている。
【0022】また、図2及び図9に示すように、それぞ
れの上部レール部材12,12の下端部には弾薬発射車
両5側に延びる第2ブラケット22,22が形成されて
おり、第2ブラケット22,22間には上部レール部材
12,12間の間隔を保持する第2支持材23が設けら
れている。
【0023】第2支持材23には軌道3の中間部を支持
するための下部サポート24が設けられており、上部サ
ポート15と共に揚弾装置1を支えるようになってい
る。
【0024】下部サポート24は、踏み台17上に係合
されて軌道3を弾薬発射車両5に沿わせるように固定す
る第2支持サポート25からなる。
【0025】第2支持サポート25は、第2支持材に回
動自在に連結されており、踏み台17に向けて斜め下方
に延びている。第2支持サポート25の下端には第1サ
ポートに設けられたものと同じ係合部材20が設けられ
ている。
【0026】そして、上部レール9の上端と下端から踏
み台17に延びる第1支持サポート18及び第2支持サ
ポート25でトラスを形成して揚弾装置1全体の重さを
支持させつつ、踏み台17を支点として回動しようとす
る軌道3を位置決めサポート16で引き留めるようにな
っている。
【0027】中部レール10は、軌道3の屈曲部を2つ
に分けることにより急角度で屈曲する箇所をなくすため
のものであり、一対並行な杆状の中部レール部材26,
26からなる。
【0028】中部レール部材26,26は、それぞれ上
部レール部材12の下端に上下方向回動自在に連結され
ており、中間に中部レール部材26,26間の間隔を保
持するための第3支持材27が設けられている。
【0029】下部レール11は、シャトル6を地上付近
から中部レール10まで案内するためのレールであり、
一対並行な杆状の下部レール部材28,28からなる。
【0030】下部レール部材28,28は、それぞれ中
部レール部材26,26の下端に機体から近接離間する
方向に回動自在に連結されており、それぞれの上端に
は、弾薬発射車両5側に延びる第3ブラケット29,2
9が形成されている。それぞれの第3ブラケット29,
29の間には下部レール部材28,28間の間隔を保持
する第4支持材30が設けられている。
【0031】また、図2及び図9に示すように、上部レ
ール9,9、中部レール10,10及び下部レール1
1,11には、上部レール9,9と中部レール10,1
0の屈曲角度を調節自在に固定すると共に中部レール1
0,10と下部レール11,11の屈曲角度を調節自在
に固定するレール屈曲角固定手段31が設けられてい
る。
【0032】レール屈曲角度固定手段31は、第2支持
材23に上部レール部材12と並行に設けられ中部レー
ル10側へ延びる上部固定板32と、第3支持材27に
中部レール部材26と並行に設けられ上端が上部固定板
32に重ね合わされる中部固定板33と、第4支持材3
0に下部レール材28と並行に設けられ上端が中部固定
板33に重ね合わされる下部固定板34とからなる。
【0033】中部固定板33は、上下両端部のそれぞれ
にネジ(図示せず)を貫通させるための複数の小穴35
を有する。そして、中部固定板33上端部に形成された
小穴35を適宜選択し、上部固定板32の下端部に形成
されたネジ穴36に重ね合わせてネジ止めすることによ
り上部レール9と中部レール10の屈曲角を選択的に固
定することができるようになっており、中部固定板33
下端部に形成された小穴35を適宜選択し、下部固定板
34の上端部に形成されたネジ穴(図示せず)に重ね合
わせてネジ止めすることにより中部レール10と下部レ
ール11の屈曲角を選択的に固定することができるよう
になっている。
【0034】シャトル6は、それぞれの走行レール8に
走行自在に設けられており、弾薬4を収容する保護ケー
ス80を保持するように形成されている。
【0035】図2及び図4に示すように、シャトル6
は、軌道3を走行する基部37と、保護ケース80を保
持し、基部37に対して連結ピン67を介して傾動可能
に設けられるケース保持部材38とからなる。
【0036】基部37は、走行レール8の表側(弾薬発
射車両5から遠い側)にケース保持部材38を設けられ
た台車状のものであり、走行レール8に接触して転動す
る走行輪39を有する。
【0037】また、図4、図6及び図7に示すように、
基部37は、弾薬4搬送方向前部に走行中走行レール8
から外れないようにするためのフック部40を有する。
【0038】走行輪39は、基部37の前部と後部にそ
れぞれ設けられており、前部にあっては走行レール8の
表側を走行するように設けられると共に、走行レール8
の幅方向両側と裏側の中間に位置される斜め裏側を走行
するように設けられている。
【0039】そして、基部37の後部にあっては、走行
レール8の表側を走行するように設けられると共に、走
行レール8の幅方向外側を挟むようにして走行するよう
に設けられている。
【0040】ケース保持部材38は、走行レール8より
若干幅広に、かつ、走行レール8の延長方向に長く形成
されたフレーム部41と、フレーム部41の下端(弾薬
4搬送方向後端)側に設けられ保護ケース80の下端を
保持するケース底支持部42とからなる。
【0041】フレーム部41は、進行方向に延びる一対
平行な角筒材からなり、弾薬4搬送方向前端を弾薬発射
車両5から離間する方向へ回動自在に基部37に連結さ
れている。また、フレーム部41の長手方向中間には、
基部37へ向けて延び基部37の後端部に取り外し可能
に係止される係止杆部43が形成されている。
【0042】具体的には、図5に示すように、係止杆部
43の先端部には基部37に前後方向挿抜自在に貫通す
るストッパたるピン44を通すための係止穴45が形成
されており、ピン44を係止穴45内に挿入することに
より基部37に対してケース保持部材38を固定し、ピ
ン44を係止穴45内から抜き出すことにより基部37
に対してケース保持部材38を傾動可能にして固定状態
を解除するようになっている。
【0043】また、フレーム部41の下端側にはケース
底支持部42を上下移動調節自在に取り付けるためのネ
ジ穴46が複数等間隔に形成されている。そして、ケー
ス底支持部42は、フレーム部41から引き抜くことが
できるように形成されており、収納時には後述する支持
台部48を走行レール8側に向けて取り付けることもで
きるようになっている。
【0044】ケース底支持部42は、フレーム部41に
上下摺動可能に設けられるベース部47と、ベース部4
7に起倒自在に設けられる支持台部48とからなる。
【0045】ベース部47は、フレーム部41の外周を
囲むように設けられており、フレーム部41のネジ穴4
6に合わせてネジ(図示せず)を通すための貫通穴49
が形成されている。
【0046】支持台部48は、保護ケース80の底を乗
せるべくベース部47から延出される一対の支持アーム
50,50と、これら支持アーム50,50の先端に掛
け渡すようにして設けられ保護ケース80の下部外周を
囲んで保持する円弧状の保持板51とからなる。
【0047】そして、ケース保持部材38に弾薬4を固
定するときには保持板51の周方向内側に保護ケース8
0の下部外周が保持されるように弾薬4を載置し、保護
ケース80の上部を図示しないベルトでフレーム部41
に縛り付けるようになっている。
【0048】駆動手段7は、それぞれのシャトル6に連
結されシャトル6を引き上げ、または引き下げるための
索52と、索52をガイドするための索ガイド手段53
と、索52を巻取り、または巻出すためのウィンチ54
とからなる。
【0049】索52は、具体的にはワイヤからなり、上
部レール9の先端部を経由してシャトル6の上端同士を
連結する上部連結ワイヤ55と、シャトル6の基部37
の下端にそれぞれ上端を連結されると共に下端部をウィ
ンチ54のドラム56に巻かれる2本の下部連結ワイヤ
57とからなる。
【0050】図2、図11及び図12に示すように、ウ
ィンチ54は、それぞれの下部連結ワイヤ57を巻く2
つの同じ径のドラム56,56と、これらドラム56,
56を同軸上に固定するドラム軸58と、ドラム軸58
に動力伝達手段59を介して連結されドラム56,56
を同じ方向に回転させるための駆動モータ60とからな
る。
【0051】2つのドラム56,56には下部ワイヤ5
7,57がそれぞれ逆向きに巻かれており、ドラム軸5
8を回転させることにより一方のドラム56に巻かれた
下部ワイヤ57を巻き出しながら他方のドラム56に巻
かれた下部ワイヤ57を同じ速さで巻き取るようになっ
ている。
【0052】動力伝達手段59は、駆動モータ60の駆
動軸61に設けられた第1プーリ62と、ドラム軸58
に設けられた第2プーリ63と、これら第1プーリ62
と第2プーリ63に掛け渡されたタイミングベルト64
とからなる。
【0053】索ガイド手段53は、レール部材間に所定
間隔毎に設けられたガイドローラ65と、上部レール9
の上部先端に設けられ下方から延びる索52を隣接する
上部レール9の側に方向を変えて送るガイドシーブ66
とからなる。
【0054】次に作用を述べる。
【0055】弾薬発射車両5に弾薬4を搬入する場合、
作業は地上作業員と機内作業員との2人で行う。まず、
地上作業員が保護ケース80のキャップ81を外し、揚
弾装置1まで弾薬4を運ぶ。そして、弾底82を上方に
向けて立てた状態で弾薬4をシャトル6上に固定する。
このとき、保護ケース80の下部が保持板51の周方向
内側に保持されるようにケース底支持部42上に弾薬4
を載置し、図示しないベルトで保護ケース80をフレー
ム部41に縛り付ける。
【0056】次に図示しないスイッチを操作してウィン
チ(電動ウィンチ)54を作動させる。駆動モータ60
が駆動されることにより駆動軸61の回転は第1プーリ
62、タイミングベルト64及び第2プーリ63を介し
てドラム軸58に伝達され、それぞれのドラム56,5
6が同方向に回転される。
【0057】弾薬4を固定した側のシャトル6下端に接
続される下部ワイヤ57は、その下部ワイヤ57を巻く
ドラム56から巻き出され、他方のシャトル6に接続さ
れる下部ワイヤ57は、他方のドラム56に巻き取られ
る。このため、弾薬4を固定した側のシャトル6は、他
方のシャトル6の上端に連結された上部連結ワイヤ55
に引き上げられる。
【0058】そして、弾薬4を固定した側のシャトル6
は上昇され、他方のシャトル6は走行レール8の最上端
位置から降下される。
【0059】シャトル6が走行レール8の上端に設けら
れた図示しないリミットスイッチを動作させると、弾薬
4を固定した側のシャトル6が走行レール8の上端に形
成された水平部9aで、駆動モータ60が停止される。
このため、シャトル6は、走行レール8の上端で水平な
状態で停止され、シャトル6上の弾薬4は、弾底82を
マンホール2方向に向けた状態で水平に保持される。
【0060】また、他方のシャトル6は、地上付近まで
降下され、次の弾薬4を固定できる高さまで移動され
る。
【0061】ここでマンホール2内の機内作業員は、シ
ャトル6の基部37に挿通されるピン44を引き抜いて
ストッパを解除し、弾底82を手で持ってマンホール2
の位置される下方へ引っ張る。このとき、弾薬4の重心
は、連結ピン67の近くに設定されているため、弾底8
2を手に持って下方に引っ張ると1〜2kg程度の力で
回動できる。
【0062】ケース保持部材38は基部37に対して弾
薬4搬送方向後端側を持ち上げるように回動し、弾薬4
が保護ケース80ごと傾斜される。
【0063】そして、弾薬4の自重を利用して保護ケー
ス80から弾薬4を滑り出させるようにして抜き出し、
弾薬発射車両5内に格納する。弾薬4を抜き出された保
護ケース80とケース保持部材38は、弾薬4搬送方向
後端側を下げるように回動し、係止杆部43は、基部3
7の後端部にドアのラッチのように自動的に固定され
る。
【0064】一方、この間地上作業員は、機内作業員が
シャトル6上の弾薬4を弾薬発射車両5内に格納する作
業と併行して降下されたシャトル6に次の弾薬4を固定
する作業を行う。
【0065】降下されたシャトル6への弾薬4の固定作
業は、まず、ケース保持部材38に残された保護ケース
80を取り除き、次の弾薬4を上述の要領でシャトル6
に固定する。
【0066】以降、上述の作業を繰り返すことで多数の
弾薬4を容易かつ安全に弾薬発射車両5内に格納するこ
とができる。
【0067】揚弾装置1を収納する場合、まず、レール
屈曲角度固定手段31の上部固定板32と中部固定板3
3を止めるネジを外し、中部固定板33と下部固定板3
4を止めるネジをはずす。
【0068】次に、図13及び図14に示すように、上
部レール9と下部レール11が重なり合うように走行レ
ール8を折り曲げ、上部固定板32のネジ穴36と中部
固定板33の折り畳み用の小穴35を重ね合わせてネジ
で固定し、下部固定板34のネジ穴と中部固定板33の
折り畳み用の小穴35を重ね合わせてネジで固定する。
【0069】このようにして走行レール8が折り畳まれ
た状態で固定されたら、適宜弾薬発射車両5の外側に揚
弾装置1をチェーンなどで縛り付けて取り付け、収納す
る。
【0070】このように、弾薬発射車両5の車体のマン
ホール2に着脱自在に設けられ地表付近からマンホール
2まで延びる軌道3と、軌道3に走行自在に設けられ弾
薬4を保持して上記マンホール2まで揚げるシャトル6
と、シャトル6を上記軌道3に沿って昇降移動させる駆
動手段7とで揚弾装置1を構成したため、弾薬4を容易
に弾薬発射車両5内に搬送・格納でき、かつ、作業に必
要な作業員の数を減らすことができる。
【0071】また、シャトル6を、弾薬4を収容する保
護ケース80を保持するように形成し、軌道3を、シャ
トル6がマンホール2まで上昇したとき、シャトル6を
水平とするように形成したため、弾薬4を弾薬発射車両
5内に格納する直前まで保護ケース80に入れたまま取
り扱うことができ、安全性、取扱性を向上させることが
できる。
【0072】そして、シャトル6を、軌道3を走行する
基部37と、保護ケース80を保持し基部37に対して
傾動可能に設けたケース保持部材38とからなるものと
したため、シャトル6上に保持された弾薬4を容易に傾
斜させることができ、弾薬4の取扱性を向上させること
ができる。
【0073】また、軌道3を一対並行な2組の走行レー
ル8で形成すると共に、それぞれの走行レールにシャト
ル6を走行自在に設け、これら一対のシャトル6のうち
一方が上昇するときに他方が下がるようにシャトル6同
士を索52を介して連結したため、弾薬発射車両5内の
作業員が弾薬4を弾薬発射車両5内に格納する作業と、
地上の作業員がシャトル6に次の弾薬4を搭載する作業
を同時にでき、作業時間の短縮を図ることができる。
【0074】そして、走行レール8を、マンホール2に
着脱自在に設けられる上部レール9と、上部レール9の
下端に屈曲自在に連結される中部レール10と、中部レ
ール10の下端に屈曲自在に連結される下部レール11
とで形成し、かつ、上部レール9と中部レール10の屈
曲角度を調節自在に固定すると共に中部レール10と下
部レール11の屈曲角度を調節自在に固定するレール屈
曲角固定手段31を備えたものとしたため、走行レール
8の屈曲角度を自在に調節することができ、弾薬発射車
両5の機側のみならず前方からも弾薬4をマンホール2
内に搬送することができ、また、折り畳み収納すること
もできる。
【0075】なお、索52は、ワイヤに限るものではな
く、シャトル6を安定して昇降させることができればチ
ェーンやザイルなど他のものであってもよい。
【0076】また、走行レール8やシャトル6はアルミ
ニウムで形成するものに限るものではなく、揚弾装置1
の軽量化を図りつつ十分な強度を得られるものであれば
アルミ合金やチタニウム合金など他の材料で形成しても
よい。
【0077】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を奏する。
【0078】(1)弾薬を容易に弾薬発射車両内に搬送
・格納できる。
【0079】(2)作業に必要な作業員の数を減らすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示す弾薬発射車両用
揚弾装置の側面図である。
【図2】図1の拡大図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【図5】図4の要部拡大図である。
【図6】図4のVI−VI線矢視図である。
【図7】図4のVII −VII 線矢視図である。
【図8】図2の要部拡大図である。
【図9】図2の要部拡大図である。
【図10】図3のX −X 線矢視拡大図である。
【図11】図2のXI−XI線矢視図である。
【図12】図11のXII −XII 線矢視図である。
【図13】折り畳んだ状態の弾薬発射車両用揚弾装置の
側面図である。
【図14】図13の正面図である。
【図15】保護ケース内にある弾薬の正面図である。
【符号の説明】
1 弾薬発射車両用揚弾装置 2 マンホール 3 軌道 4 弾薬 5 弾薬発射車両 6 シャトル 7 駆動手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾薬発射車両の車体のマンホールに着脱
    自在に設けられ地表付近からマンホールまで延びる軌道
    と、該軌道に走行自在に設けられ弾薬を保持して上記マ
    ンホールまで揚げるシャトルと、該シャトルを上記軌道
    に沿って昇降移動させる駆動手段とを備えたことを特徴
    とする弾薬発射車両用揚弾装置。
  2. 【請求項2】 上記シャトルは、弾薬を収容する保護ケ
    ースを保持するように形成され、上記軌道は、上記シャ
    トルが上記マンホールまで上昇したとき、上記シャトル
    を水平とするように形成された請求項1に記載の弾薬発
    射車両用揚弾装置。
  3. 【請求項3】 上記シャトルは、軌道を走行する基部
    と、上記保護ケースを保持し、基部に対して傾動可能な
    ケース保持部材からなる請求項2に記載の弾薬発射車両
    用揚弾装置。
  4. 【請求項4】 上記軌道を一対並行な2組のレールで形
    成すると共に、それぞれのレールに上記シャトルを走行
    自在に設け、これら一対のシャトルのうち一方が上昇す
    るときに他方が下がるように上記シャトル同士を索を介
    して連結した請求項1、2又は3に記載の弾薬発射車両
    用揚弾装置。
  5. 【請求項5】 上記レールは、上記マンホールに着脱自
    在に設けられる上部レールと、上部レールの下端に屈曲
    自在に連結される中部レールと、中部レールの下端に屈
    曲自在に連結される下部レールとからなり、上記上部レ
    ールと中部レールの屈曲角度を調節自在に固定すると共
    に上記中部レールと下部レールの屈曲角度を調節自在に
    固定するレール屈曲角固定手段を備えた請求項4に記載
    の弾薬発射車両用揚弾装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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