JPH079095Y2 - メータケーブル駆動用ピニオンギヤ装置 - Google Patents

メータケーブル駆動用ピニオンギヤ装置

Info

Publication number
JPH079095Y2
JPH079095Y2 JP5835889U JP5835889U JPH079095Y2 JP H079095 Y2 JPH079095 Y2 JP H079095Y2 JP 5835889 U JP5835889 U JP 5835889U JP 5835889 U JP5835889 U JP 5835889U JP H079095 Y2 JPH079095 Y2 JP H079095Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinion gear
left end
pinion
gear device
meter cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5835889U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02148468U (ja
Inventor
利浩 安井
真 玉城
Original Assignee
株式会社フジユニバンス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社フジユニバンス filed Critical 株式会社フジユニバンス
Priority to JP5835889U priority Critical patent/JPH079095Y2/ja
Publication of JPH02148468U publication Critical patent/JPH02148468U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH079095Y2 publication Critical patent/JPH079095Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gears, Cams (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スピードメータあるいはタコメータ等のメー
タケーブルを駆動するピニオンギヤ装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来の技術として、第3図に示す構造のものがあった。
第3図において、1はピニオンギヤ装置であり、鉄製の
ピニオンシャフト2の左端部2aに、プラスチック製のピ
ニオンギヤ6を固着し、右端部2b(他端部)にメータケ
ーブル(図示省略)が連結される係合孔3を形成してな
る。
上記ピニオンシャフト2とピニオンギヤ6との固着手段
は、ピニオンシャフト2の左端部2aの外周にセレーショ
ン歯4およびこのセレーション歯4の軸方向の途中に環
状の凹溝5を形成し、ピニオンギヤ6を例えば射出成型
する際にその軸心部に上記左端部2aを配置して成型す
る。これにより、左端部2aの外周面および左端面2cをピ
ニオンギヤ6の内周部で鋳ぐるんで一体的に固着する。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のものは、熱膨張率が大きく異なるピニオンシ
ャフト2とピニオンギヤ6とを固着する際に、ピニオン
シャフト2の左端面2cをピニオンギヤ6の左端壁6aで包
囲するようにしていたので、上記左端面2cの外端縁部に
対応するピニオンギヤ6の左端壁6aの外周部に、薄肉の
角6bが存在することになる。
このため、ピニオンギヤ装置1がミッションオイル等に
より昇温、降温が繰り返えされると、上記角部6bに大き
な熱応力が発生し、この角部6bが割れて左端壁6aが円板
状となって脱落する欠点があった。
特に、ピニオンギヤ装置1をミッションケース内に取付
けた場合には、上記脱落した左端壁6aがミッションオイ
ル内に混入する欠点があった。
本考案は、上記欠点を解消した新規なメータケーブル駆
動用ピニオンギヤ装置を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、以下の如く構成
したものである。
即ち、金属製のピニオンシャフトを設け、このピニオン
シャフトの軸端面を外部に露出させてその外周面をプラ
スチック製のピニオンギヤにより鋳ぐるみ固着する構成
にしたものである。
(作用) 本考案は上記構成にしたものであるから、ピニオンギヤ
の端部軸心部に薄肉の壁が存在しなくなる。
このため、両者間に熱による膨張差が発生しても、ピニ
オンギヤ部に局部的に応力の集中する部分がなくなる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
図面において、第1図は本考案の実施例を示す断面図、
第2図はそのII−II断面図である。
第1図において、10はピニオンギヤ装置であり、鉄製
(S20C)のピニオンシャフト11の左端部11aにプラスチ
ック(ナイロン66)製のピニオンギヤ15を固着してな
る。
上記ピニオンシャフト11は、従来と同様にその左端部11
aの外周にセレーション歯12およびこのセレーション歯1
2の軸方向の途中に環状の凹溝13を形成し、右端部11b
(他端部)にメータケーブル(図示省略)が連結される
係合孔14を形成してなる。
また、上記ピニオンギヤ15は、外周部にキヤ歯15aを有
し、例えば射出成型により形成してなる。
上記成型する際には、型(図示省略)の軸心部にピニオ
ンシャフト11の左端部11aを同軸に配置するとともに、
その左端面11cを型の端面に当接させ、この状態で加熱
流動化したプラスチック材を型内に充填し、硬化させる
ことにより、上記左端面11cを除き、左端部11aの外周
面、即ちセレーション歯12および凹溝13を鋳ぐるんで一
体的に固着する。
また、ピニオンギヤ15の胴部には、第2図に示すよう
に、3個の空洞部16を周方向に等間隔で形成する。
上記実施例によれば、ピニオンギヤ15の端部軸心部に半
径方向に延びる薄肉の壁が存在しなくなる。
このため、温度変化してピニオンシャフト11とピニオン
ギヤ15との結合部に、膨張差が発生しても、ピニオンギ
ヤに局部的に応力の集中する部分がなくなり、ピニオン
ギヤが損傷しなくなる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかな如く、本考案によれば、熱膨張
率が大きく異なる鉄製のピニオンシャフトとプラスチッ
ク製のピニオンギヤとを強固に結合させることができる
とともに、大きな温度変化があってもピニオンギヤが損
傷しなくなる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図はそのII
−II断面図、第3図は従来例を示す断面図である。 10:ピニオンギヤ装置、11:ピニオンシャフト、11a:左端
部、11b:右端部、11c:左端面、12:セレーション歯、13:
凹溝、14:係合孔、15:ピニオンギヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製のピニオンシャフトを設け、このピ
    ニオンシャフトの軸端面を外部に露出させてその外周面
    をプラスチック製のピニオンギヤにより鋳ぐるみ固着し
    たことを特徴とするメータケーブル駆動用ピニオンギヤ
    装置。
JP5835889U 1989-05-19 1989-05-19 メータケーブル駆動用ピニオンギヤ装置 Expired - Lifetime JPH079095Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5835889U JPH079095Y2 (ja) 1989-05-19 1989-05-19 メータケーブル駆動用ピニオンギヤ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5835889U JPH079095Y2 (ja) 1989-05-19 1989-05-19 メータケーブル駆動用ピニオンギヤ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02148468U JPH02148468U (ja) 1990-12-17
JPH079095Y2 true JPH079095Y2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=31583895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5835889U Expired - Lifetime JPH079095Y2 (ja) 1989-05-19 1989-05-19 メータケーブル駆動用ピニオンギヤ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH079095Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150233461A1 (en) * 2014-02-14 2015-08-20 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Wuerzburg Gear unit of a motor vehicle actuating drive

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3411996B2 (ja) * 1991-05-03 2003-06-03 和夫 茂呂 回転機器用伝動機構ユニット
JP2756615B2 (ja) * 1991-05-24 1998-05-25 松下電器産業株式会社 インサート成形品およびその製造方法
JP3305300B2 (ja) * 2000-07-28 2002-07-22 日本精機株式会社 回転検出器
US8286525B2 (en) * 2005-01-19 2012-10-16 Mitsuba Corporation Gear and rolling dies for forming gear
JP2013104489A (ja) * 2011-11-14 2013-05-30 Jtekt Corp ウォームホイール
WO2014077449A1 (ko) * 2012-11-16 2014-05-22 동아하이테크 주식회사 변속형 구동장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150233461A1 (en) * 2014-02-14 2015-08-20 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Wuerzburg Gear unit of a motor vehicle actuating drive
US9651135B2 (en) * 2014-02-14 2017-05-16 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Wuerzburg Gear unit of a motor vehicle actuating drive

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02148468U (ja) 1990-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH079095Y2 (ja) メータケーブル駆動用ピニオンギヤ装置
JPH027262Y2 (ja)
JPS5995791U (ja) 渦電流減速装置組立体
JPH0225009Y2 (ja)
JP2888407B2 (ja) 遊星歯車式トルク伝達装置
JPH0475266U (ja)
JP2003299275A (ja) ロータ及びロータ用成形金型
JPH0275424A (ja) 焼結部品のかしめ方法
JPH0637206Y2 (ja) モーターシヤフトの軸受抜け止め構造
JP3126842B2 (ja) 磁石発電機およびその製造方法
JP2526144Y2 (ja) 永久磁石回転子
JPS6453658U (ja)
JP2580053Y2 (ja) 樹脂モールドモータの構造
JPS61201962A (ja) モ−タ−プ−リ−
JP3629769B2 (ja) 回転電機のロータ
JPH0314934Y2 (ja)
JPS5838197Y2 (ja) ケ−ス
JPH0610089Y2 (ja) 内燃機関のカム軸
JPH0350941U (ja)
JPH0337932Y2 (ja)
JPS61203721U (ja)
JPH0526914Y2 (ja)
JPH0641021B2 (ja) ブレ−キロ−タの製造方法
JPH0225960Y2 (ja)
JP2004248417A (ja) ステッピングモータ用ロータ