JP2003299275A - ロータ及びロータ用成形金型 - Google Patents

ロータ及びロータ用成形金型

Info

Publication number
JP2003299275A
JP2003299275A JP2002101158A JP2002101158A JP2003299275A JP 2003299275 A JP2003299275 A JP 2003299275A JP 2002101158 A JP2002101158 A JP 2002101158A JP 2002101158 A JP2002101158 A JP 2002101158A JP 2003299275 A JP2003299275 A JP 2003299275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
rotor
mold
die
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002101158A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3814217B2 (ja
Inventor
Yusuke Aono
裕介 青野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2002101158A priority Critical patent/JP3814217B2/ja
Priority to US10/373,792 priority patent/US6875003B2/en
Publication of JP2003299275A publication Critical patent/JP2003299275A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3814217B2 publication Critical patent/JP3814217B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/02Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
    • H02K15/03Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies having permanent magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2706Inner rotors
    • H02K1/272Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/2726Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of a single magnet or two or more axially juxtaposed single magnets
    • H02K1/2733Annular magnets
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49009Dynamoelectric machine

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成型時に磁石が破損することを防止して歩留
まりの低下を防止できるロータ及びロータの歩留まりの
低下を防止できるロータ用成形金型を提供する。 【解決手段】 ロータ1は円盤状に形成されている。ロ
ータ1はロータ本体12とこのロータ本体12に固定さ
れた円環状の磁石13を備えている。ロータ本体12は
内周覆い部18と外周覆い部19と第1の端面覆い部2
0と第2の端面覆い部21を備えている。内周覆い部1
8は磁石13の内周面13aを覆う。外周覆い部19は
磁石13の外周面13bを覆う。第1の端面覆い部20
は磁石13の一方の端面13cを覆う。第2の端面覆い
部21は磁石13の他方の端面13dを覆う。ロータ1
はキャビティ内に磁石13を収容するロータ用成形金型
を用いた射出成形により得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの出力軸を
回転するために用いられるロータ及びこのロータを製造
する際に用いられるロータ用成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、モータとしてのステッピング
モータは、各種OA機器、家電製品、自動車等の分野に
おけるアクチュエータ部品として利用されている。例え
ば、車両には車両速度及びエンジン回転数等の計測値を
表示する車両用計器装置が搭載されており、この車両用
計器装置においては、文字板の前面に配置される指針を
駆動する内機としてステッピングモータが用いられてい
る。
【0003】この種のステッピングモータは、前記計器
装置のプリント基板などに固定される計器本体と、該計
器本体から突出しかつ前記指針などを取り付ける出力軸
を備えている。計器本体は、ケースと、このケースに固
定されたステータと、図11に示すロータ100とを備
えている。ケースは、扁平な箱状に形成されている。ス
テータは、前記ケースに固定されるフレームと、このフ
レームに取り付けられるコイルを備えている。
【0004】ロータ100は、図11に示すように、円
盤状に形成されたロータ本体101と、このロータ本体
101と同軸に配された円環状の磁石102とを備えて
いる。ロータ本体101は、合成樹脂などからなる。磁
石102は、その外周面102aが露出した状態でロー
タ本体101に固定されている。
【0005】ロータ100は、金型のキャビティ内に磁
石102が挿入されて、前記キャビティ内に加熱流動化
した合成樹脂を高圧で射出するなどして得られる。この
ように、ロータ100は、所謂射出成形により成形され
る。また、ロータ本体101即ちロータ100は、ケー
スに回転自在に支持されている。ロータ本体101即ち
ロータ100が回転すると、前述した出力軸は回転す
る。
【0006】前述した構成のステッピングモータは、前
記コイルに電流を流すことにより、前記磁石102を励
磁して、ロータ100を回転する。そして、前述した出
力軸を回転して、指針を回転する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たロータ100では、ロータ本体101の外周面から磁
石102が露出している。このため、前述したキャビテ
ィ内に挿入して、前記キャビティ内に加熱流動化した合
成樹脂を射出すると、この合成樹脂が磁石102の内周
面から外周方向に押すこととなる。このとき、磁石10
2の外周面には加熱流動化した合成樹脂が接触しないの
で、前記加熱流動化した合成樹脂が磁石102の外周面
を内周方向に向かって押すことがない。例えば、前述し
た合成樹脂を射出する圧力は、7MPa(メガパスカ
ル)にも及ぶ事があった。
【0008】このように、前記キャビティ内に加熱流動
化した合成樹脂を射出する際に、この合成樹脂が磁石1
02の内周面から外周方向に押すこととなる。このた
め、磁石102が外周方向に膨張するとともに、最悪の
場合、前記磁石102が割れる虞があった。このよう
に、前述した従来のロータ100では、成形時に磁石1
02が割れることがあって、歩留まりが低下する傾向で
あった。
【0009】したがって、本発明の目的は、成形時に磁
石が破損することを防止して歩留まりの低下を防止でき
るロータ及びロータの歩留まりの低下を防止できるロー
タ用成形金型を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明のロータは、
モータの出力軸を回転させるロータにおいて、合成樹脂
からなるロータ本体と、前記ロータ本体に固定されかつ
円環状に形成されているとともに着磁された磁石と、を
備え、前記ロータ本体は、前記磁石の内周面を覆う内周
覆い部と、前記磁石の外周面を覆う外周覆い部と、を備
えたことを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の本発明のロータは、請求
項1に記載の本発明のロータにおいて、前記内周覆い部
と外周覆い部とに連なりかつ前記磁石の端面を覆う端面
覆い部を備えたことを特徴としている。
【0012】請求項3に記載の本発明のロータ用成形金
型は、合成樹脂からなるロータ本体と、前記ロータ本体
に固定されかつ円環状に形成されているとともに着磁さ
れた磁石と、を備え、前記ロータ本体は、前記磁石の内
周面を覆う内周覆い部と、前記磁石の外周面を覆う外周
覆い部と、を備えているとともに、モータの出力軸を回
転させるロータを成形する際に用いられる金型におい
て、前記磁石の内周面と間隔をあけて相対する第1の成
形面を有する第1の型と、前記磁石の外周面と間隔をあ
けて相対する第2の成形面を有する第2の型と、を備
え、前記第2の型が、前記第2の成形面から凸で、かつ
前記磁石の外周面と接触して磁石を前記第1の成形面と
第2の成形面で囲まれるキャビティ内に支持する支持突
起を備えたことを特徴としている。
【0013】請求項4に記載の本発明のロータ用成形金
型は、請求項3に記載の本発明のロータ用成形金型にお
いて、前記ロータは前記内周覆い部と外周覆い部とに連
なりかつ前記磁石の端面を覆う端面覆い部を備えてお
り、第1の成形面と第2の成形面との双方は、前記磁石
の一方の端面と間隔をあけて相対し、前記磁石の他方の
端面と間隔をあけて相対する第3の成形面を有する第3
の型を備えたことを特徴としている。
【0014】請求項5に記載の本発明のロータ用成形金
型は、請求項4に記載の本発明のロータ用成形金型にお
いて、前記第2の型は、円環状に形成されかつ内周に前
記第2の成形面を設けているとともに、前記磁石の外径
に応じて、第2の型の内径を増減させる増減手段を備え
たことを特徴としている。
【0015】請求項6に記載の本発明のロータ用成形金
型は、請求項5に記載の本発明のロータ用成形金型にお
いて、前記第2の型を支持しかつ第1の型に支持された
円環状の支持型を備えており、前記増減手段は、前記支
持型を第3の型に向かって付勢する付勢手段と、前記支
持型の内面に形成されかつ前記第3の型に近づくにした
がって前記支持型の内径を徐々に拡げる方向に傾斜した
第1のテーパ面と、前記第2の型の外面に形成されかつ
前記第1のテーパ面と接触するとともに前記第3の型に
近づくにしたがって前記第2の型の外径が徐々に大きく
なる方向に傾斜した第2のテーパ面を備えたことを特徴
としている。
【0016】請求項1に記載した本発明のロータによれ
ば、磁石の内周面がロータ本体の内周覆い部によって覆
われて、磁石の外周面が外周覆い部によって覆われてい
る。このため、ロータを成形する際に、加熱流動化され
た合成樹脂が磁石の内周面を外周方向に押すとともに、
磁石の外周面を内周方向に押す。このため、ロータを成
形する際に、磁石が膨張又は収縮することを防止でき
る。
【0017】請求項2に記載した本発明のロータによれ
ば、磁石の端面がロータ本体の端面覆い部によって覆わ
れている。このため、ロータを成形する際に、加熱流動
化された合成樹脂が磁石の端面を押すので磁石が膨張又
は収縮することをより確実に防止できる。さらに、端面
覆い部が内周覆い部と外周覆い部との双方に連ねてい
る。このため、ロータを成形する際に、磁石の内外周面
及び端面を押す圧力を一定にできる。
【0018】請求項3に記載した本発明のロータ用成形
金型によれば、第2の型の支持突起により、磁石をキャ
ビティ内に支持する。このキャビティ内では、第1の型
の第2の成形面が磁石の内周面と間隔をあけて相対し、
第2の型の第2の成形面が磁石の外周面と間隔をあけて
相対する。このため、ロータを成形する際に、加熱流動
化された合成樹脂が磁石の内周面を外周方向に押すとと
もに、磁石の外周面を内周方向に押す。このため、ロー
タを成形する際に、磁石が膨張又は収縮することを防止
できる。
【0019】請求項4に記載した本発明のロータ用成形
金型によれば、キャビティ内では、第1の成形面と第2
の成形面が磁石の一方の端面と間隔をあけて相対し、第
3の成形面が磁石の他方の端面と間隔をあけて相対す
る。このため、ロータを成形する際に、加熱流動化され
た合成樹脂が磁石の両端面を押すので磁石が膨張又は収
縮することをより確実に防止できる。第1の成形面と第
2の成形面が磁石の一方の端面と間隔をあけて相対し、
第3の成形面が磁石の他方の端面と間隔をあけて相対す
るので、ロータを成形する際に、磁石の内外周面及び端
面を押す圧力を一定にできる。
【0020】請求項5に記載した本発明のロータ用成形
金型によれば、増減手段が、磁石の外径に応じて第2の
型の内径を増減させる。このため、公差などにより磁石
の外径が若干増減しても、支持突起で、キャビティ内に
磁石を支持できる。このとき、第1ないし第3の成形面
と、内外周及び両端面とが間隔をあけた状態とする。こ
のため、ロータを成形する際に、磁石が膨張又は収縮す
ることをより確実に防止できる。
【0021】請求項6に記載した本発明のロータ用成形
金型によれば、付勢手段が第2の型を支持する支持型を
第3の型に向かって付勢する。支持型の内面に第3の型
に向かうにしたがって徐々に支持型の内径を増加させる
方向に傾斜した第1のテーパ面が設けられている。第2
の型の外面に前記第1のテーパ面に接触しかつ第3の型
に向かうにしたがって徐々に第2の型の外径を増加させ
る方向に傾斜した第2のテーパ面が設けられている。
【0022】このため、第1の型と第2の型とを固定す
ると、付勢手段の付勢力と前述した方向に傾いた第1及
び第2のテーパ面により、内径が縮小する方向に第2の
型を押す。このため、第2の型内に磁石を入れると、付
勢手段の付勢力などにより、第2の型の内径が縮小して
支持突起が磁石の外周面に接触する。このため、支持突
起間の間隔より磁石が小さい場合でも、キャビティ内に
磁石を確実に支持できる。
【0023】支持突起間の間隔より磁石が大きい場合で
は、支持突起間に磁石を圧入すると、第1及び第2のテ
ーパ面が前述した方向に傾斜しているので、付勢手段の
付勢力に抗して、第2の型の内径が拡がる。このため、
支持突起間の間隔より磁石が小さい場合でも、キャビテ
ィ内に磁石を確実に支持できる。したがって、増減手段
は、磁石の外径に応じて、第2の型の内径を確実に増減
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
ロータを図1ないし図10を参照して説明する。図1に
示すロータ1は、図9及び図10に示すモータとしての
ステッピングモータ2を構成しかつ該ステッピングモー
タ2の出力軸3を回転する。
【0025】ステッピングモータ2は、図9及び図10
に示すように、モータ本体4と、このモータ本体4から
突出した出力軸3を備えている。モータ本体4は、図1
0に示すように、ケース5と、ステータ6と、前述した
ロータ1と、従動歯車7とを備えている。ケース5は、
互いに連結可能な上ケース8と下ケース9とを備えてい
る。上ケース8と下ケース9とが互いに連結して、ケー
ス5は扁平な箱状になる。ケース5は、前述したステー
タ6と、ロータ1と、従動歯車7と、後述の出力歯車1
5とを収容する。
【0026】ステータ6は、フレーム10と、複数のコ
イル11とを備えている。フレーム10は、ケース5に
固定される。コイル11は、フレーム10に取り付けら
れる。ロータ1は、円盤状に形成されかつその軸芯を中
心として回転自在にケース5に支持される。
【0027】ロータ1は、図4に示すように、ロータ本
体12と、このロータ本体12に固定された円環状の磁
石13とを備えている。ロータ本体12には、歯車14
(図1、図2及び図4に示す)が一体に形成されてい
る。この歯車14は、前述した軸芯と同軸である。ま
た、磁石13は、勿論着磁されている。なお、このロー
タ1の詳細な構成は、後ほど説明する。
【0028】従動歯車7は、ケース5に回転自在に支持
されている。従動歯車7は、ロータ1の歯車14と噛み
合っている。出力軸3には、出力歯車15が取り付けら
れている。この出力歯車15は、従動歯車7と噛み合っ
ている。
【0029】前述した構成によれば、ステッピングモー
タ2は、コイル11に電流を流して、ロータ1の磁石1
3に励磁する。そして、磁石13即ちロータ1がその軸
線周りに回転する。ロータ1の回転が、歯車14、従動
歯車7を介して出力歯車15に伝わり、出力軸3が回転
する。
【0030】ロータ1は、前述したように、ロータ本体
12と、円環状の磁石13とを備えている。磁石13
は、ロータ本体12即ち後述の軸部16と円環部17と
の双方と同軸に配されている。磁石13は、着磁され
て、N極とS極とが形成されている。これらのN極とS
極とは、周方向に沿って等間隔に配されているととも
に、周方向に沿って互いに交互に配されている。磁石1
3は、ロータ本体12に固定されている。
【0031】ロータ本体12は、合成樹脂からなり互い
に同軸な軸部16と円環状の円環部17とを一体に備え
ている。軸部16には、前述した歯車14が一体に形成
されている。軸部16は円環部17の内側に配されてい
る。円環部17の内縁は、軸部16の外周面と連なって
いる。円環部17は、図4に示すように、磁石13の内
周面13aを覆う内周覆い部18と、磁石13の外周面
13bを覆う外周覆い部19と、磁石13の軸芯方向の
一方の端面13cを覆う第1の端面覆い部20と、磁石
13の軸芯方向の他方の端面13dを覆う第2の端面覆
い部21とを備えている。即ち、ロータ本体12は、磁
石13を埋設している。また、端面覆い部20,21
は、前記内周覆い部18と外周覆い部19との双方に連
ねている。
【0032】また、前記外周覆い部19には、図2ない
し図4に示すように、複数の切欠き22が設けられてい
る。切欠き22は、外周覆い部19の一部を切り欠いて
いる。切欠き22を通して磁石13の外周面13bが露
出している。図示例では、切欠き22は、ロータ本体1
2の円環部17の周方向に沿って三つ設けられている。
これらの切欠き22は、ロータ本体12の円環部17の
周方向に沿って等間隔に配されている。
【0033】前述した構成のロータ1は、図8などに示
すロータ用成形金型(以下単に金型と呼ぶ)30を用い
た射出成形により得られる。金型30は、図5、図6及
び図8に示すように、第1の型31と、支持型32と、
付勢手段としてのコイルばね33と、第2の型34と、
第3の型35とを備えている。前述した第1の型31
と、第2の型34と、第3の型35は、互いに接離(近
づいたり離れたり)自在に設けられている。これらの型
31,34,35は、互いに近づくと、図8に示すよう
に、ロータ1の外形に沿ったキャビティ36を形成す
る。互いに離れると、前述したキャビティ36内に射出
された合成樹脂が硬化して得られたロータ1をキャビテ
ィ36内から取り出せるようになっている。
【0034】第1の型31は、円板部37と円柱部38
とを一体に備えている。円板部37の外径は、円柱部3
8の外径より大きい。円柱部38は円板部37から立設
している。これらの円板部37と円柱部38とは互いに
同軸である。円柱部38の円板部37から離れた側の端
部38aには、ロータ本体12の円環部17の一方の端
面17a(図2ないし図4に示す)と、内周覆い部18
と、軸部16の外形に沿った第1の成形面31aが形成
されている。即ち、第1の型31は、第1の成形面31
aを備えている。
【0035】支持型32は、円筒状に形成されている。
支持型32の外径は、円板部37の外径と等しい。支持
型32の内径は、円柱部38の外径より大きい。支持型
32は、内側に円柱部38を通した格好で、円板部37
に重ねられる。支持型32は、コイルばね33により第
1の型31に支持される。支持型32の内面には、第1
のテーパ面39が形成されている。支持型32の第1の
テーパ面39は、円板部37から離れるのにしたがって
支持型32の内径を徐々に拡げる方向に傾斜している。
即ち、第1のテーパ面39は、第3の型35に近づくに
したがって支持型32の内径を徐々に拡げる方向に傾斜
している。
【0036】コイルばね33は、円板部37と支持型3
2との間に配されている。コイルばね33は円板部37
と支持型32とを互いに離す方向に付勢している。この
ため、コイルばね33は、図8中の矢印Sに沿って、支
持型32を第3の型35に向かって付勢している。
【0037】第2の型34は、円環状に形成されてい
る。第2の型34は、内側に円柱部38の端部38aを
通して支持型32の内側に配される。第2の型34は、
支持型32に支持される。第2の型34の外径は、その
軸芯に沿って徐々に変化している。このため、第2の型
34の外面には、第2のテーパ面40が形成されてい
る。第2のテーパ面40は、円板部37から離れるのに
したがって第2の型34の外径が徐々に大きくなる方向
に傾斜している。第2のテーパ面40は、第3の型35
に近づくにしたがって第2の型34の外径が徐々に大き
くなる方向に傾斜している。第2のテーパ面40は、第
1のテーパ面39に重なる(接触する)。なお、前述し
たコイルばね33と第1のテーパ面39と第2のテーパ
面40とは、本明細書に記した増減手段を構成してい
る。
【0038】第2の型34の内面には、前述した第1の
成形面とともにロータ本体12の円環部17の一方の端
面17aの外形に沿う第2の成形面34aが形成されて
いる。さらに、第2の成形面34aは、ロータ本体12
の外周覆い部19の外形に沿っている。即ち、第2の型
34は、第2の成形面34aを備えている。
【0039】また、第2の型34は、図7などに示すよ
うに、複数の支持突起41を備えている。支持突起41
は、第2の型34の第2の成形面34aから凸に形成さ
れている。支持突起41は、図7に示すように、第2の
型34の周方向に沿って等間隔に配されている。図示例
では、支持突起41は、三つ設けられている。支持突起
41は、キャビティ36内に挿入される磁石13の外周
面13bと接触するとともに、互いの間にキャビティ3
6内に挿入された磁石13を挟む。支持突起41は、キ
ャビティ36内に磁石13を支持する。
【0040】さらに、第2の型34には、複数の切欠き
42が設けられている。切欠き42は、第2の型34の
内面と第2のテーパ面40とに亘って、第2の型34を
構成する母材の一部を切り欠いている。切欠き42は、
第2の型34の周方向に沿って、等間隔に配されてい
る。切欠き42は、第2の型34を構成する母材の一部
を切り欠くことにより、内外径が縮小または膨張するよ
うに、第2の型34を弾性変形自在としている。
【0041】第3の型35は、円柱状に形成されてい
る、第3の型35の外径は、第2の型34の内径と等し
い。第3の型35は、第1の型31の円柱部38の端部
38aと相対した状態で、第2の型34の内側に挿入さ
れる。第3の型35は、第1の型31に相対する端面
に、ロータ本体12の特に円環部17の他方の端面17
b(図1、図2及び図4に示す)と歯車14の外形に沿
った第3の成形面35aを形成している。即ち、第3の
型35は、第3の成形面35aを備えている。前述した
第1ないし第3の型31,34,35が互いに近づく
と、前述した第1ないし第3の成形面31a,34a,
35aによりロータ1の外形に沿ったキャビティ36が
形成される。また、第3の型35には、前述したキャビ
ティ36に加熱流動化した合成樹脂を射出するためにゲ
ート43が形成されている。
【0042】また、前述した金型30は、図8に示すよ
うに、型31,34,35が互いに近づいた際に、第1
の型31と第3の型35とを位置決めするためのピン4
4と窪み45とを備えている。ピン44は、第1の型3
1に向かって凸であり、第3の型35に一体に形成され
ている。窪み45は、第1の型31の円柱部38の端部
38aから凹に形成されている。型31,34,35が
互いに近づくと、窪み45には、ピン44が侵入する。
ピン44と窪み45とは合致する(ぴったりと合う)。
【0043】前述した構成の金型30を用いて、ロータ
1を得る際には、円柱部38を支持型32の内側に通し
て、第1の型31と支持型32とを取り付ける。第1の
テーパ面39に第2のテーパ面40を重ねて、支持型3
2に第2の型34を取り付ける。第2の型34の支持突
起41間に磁石13を挟む。このとき、磁石13の内側
に、第1の型31の円柱部38の端部38aを通してお
く。その後、第2の型34の内側に第3の型35を挿入
する。
【0044】こうして、型31,32,34,35を互
いに同軸に取り付けるとともに、キャビティ36内に磁
石13を挿入する。このとき、第1の成形面31aは、
磁石13の内周面13aと一方の端面13cとの双方と
間隔をあけて相対している。第2の成形面34aは、磁
石13の外周面13bと一方の端面13cとの双方と間
隔をあけて相対している。第3の成形面35aは、磁石
13の他方の端面13dと間隔をあけて相対している。
【0045】そして、ゲート43を通してキャビティ3
6内に加熱流動化した合成樹脂を射出する。キャビティ
36内に射出された合成樹脂は、磁石13の内周面13
aを外周方向に押すとともに、磁石13の外周面13b
を内周方向に押す。さらに、キャビティ36内に射出さ
れた合成樹脂は、磁石13の両端面13c,13dを押
す。合成樹脂が硬化した後、型31,34,35を互い
に離して、キャビティ36内からロータ1を取り出す。
こうして、ロータ本体12が内周覆い部18と外周覆い
部19と端面覆い部20,21を備えたロータ1を得
る。
【0046】本実施形態によれば、磁石13の内周面1
3aがロータ本体12の内周覆い部18によって覆われ
ており、磁石13の外周面13bが外周覆い部19によ
って覆われている。また、磁石13の両端面13c,1
3dがロータ本体12の端面覆い部20,21によって
覆われている。
【0047】第2の型34の支持突起41により、磁石
13をキャビティ36内に支持する。このキャビティ3
6内では、第1の型31の第1の成形面31aが磁石1
3の内周面13aと間隔をあけて相対し、第2の型34
の第2の成形面34aが磁石13の外周面13bと間隔
をあけて相対する。第1の成形面31aと第2の成形面
34aが磁石13の一方の端面13cと間隔をあけて相
対し、第3の成形面35aが磁石13の他方の端面13
dと間隔をあけて相対する。
【0048】このため、ロータ1を成形する際に、加熱
流動化された合成樹脂が磁石13の内周面13aを外周
方向に押すとともに、磁石13の外周面13bを内周方
向に押す。さらに、ロータ1を成形する際に、加熱流動
化された合成樹脂が磁石13の両端面13c,13dを
押す。このため、ロータ1を成形する際に、磁石13が
膨張又は収縮することを防止できる。したがって、成形
時に、磁石13が割れることを防止でき、歩留まりの低
下を防止できる。
【0049】さらに、端面覆い部20,21が内周覆い
部18と外周覆い部19との双方に連ねている。第1の
成形面31aと第2の成形面34aが磁石13の一方の
端面13cと間隔をあけて相対し、第3の成形面35a
が磁石の他方の端面13dと間隔をあけて相対するの
で、ロータ1を成形する際に、磁石13の内外周面13
a,13b及び端面13c,13dを押す圧力を一定に
できる。
【0050】コイルばね33は、図8中の矢印Sに沿っ
て、第2の型34を支持する支持型32を第3の型35
に向かって付勢する。支持型32の内面に第3の型35
に向かうにしたがって徐々に支持型32の内径を拡げる
方向に傾斜した第1のテーパ面39が設けられている。
第2の型34の外面に前記第1のテーパ面39に接触し
かつ第3の型35に向かうにしたがって徐々に第2の型
34の外径を拡げる方向に傾斜した第2のテーパ面40
が設けられている。
【0051】このため、第1の型31と第3の型35と
を固定すると、前述した方向に傾いた第1及び第2のテ
ーパ面39,40により、コイルばね33は第2の型3
4を矢印T1に沿って第1の型31の円板部37に近づ
く方向に付勢する。そして、第2の型34は、コイルば
ね33の付勢力により、矢印U1に沿って内径が縮小す
る方向に押される。
【0052】このため、第2の型34内に磁石13を入
れると、コイルばね33の付勢力などにより、第2の型
34の内径が縮小して支持突起41が磁石13の外周面
13bに接触する。このため、支持突起41間の間隔よ
り磁石13が小さい場合でも、キャビティ36内に磁石
13を確実に支持できる。このとき、勿論、第1の成形
面31aが磁石13の内周面13aと間隔をあけて相対
し、第2の成形面34aが磁石13の外周面13bと間
隔をあけて相対する。
【0053】また、支持突起41間の間隔より磁石13
が大きい場合では、支持突起41間に磁石13を圧入す
ると、図8中の矢印U2に沿って内径が拡がる方向に第
2の型34が変形しようとする。第1及び第2のテーパ
面39,40が前述した方向に傾斜しているので、コイ
ルばね33の付勢力に抗して、第2の型34が第1の型
31の円板部37から矢印T2に沿って離れるととも
に、第2の型34の内径が矢印U2に沿って拡がる。こ
のため、支持突起41間の間隔より磁石13が小さい場
合でも、キャビティ36内に磁石13を確実に支持でき
る。
【0054】このように、コイルばね33と第1のテー
パ面39と第2のテーパ面40とで構成される増減手段
は、磁石13の外径に応じて、第2の型34の内径を確
実に増減できる。このため、公差などにより磁石13の
外径が若干増減しても、第1の成形面31aと内周面1
3aとが間隔をあけて相対しかつ第2の成形面34aと
外周面13bとが間隔をあけて相対した状態でキャビテ
ィ36内に磁石13を確実に支持できる。このため、成
形時に磁石13が割れることを防止でき、ロータ1の歩
留まりの低下をより一層確実に防止できる。
【0055】前述した実施形態では、ステッピングモー
タについて記載している。しかしながら、本発明では、
ステッピングモータに限らず、各種のモータに適用でき
ることは勿論である。
【0056】前述した実施形態では、ロータ1は、内周
覆い部18と外周覆い部19と第1及び第2の端面覆い
部20,21を備えている。しかしながら、本発明で
は、第1及び第2の端面覆い部20,21を設けること
なく、内周覆い部18と外周覆い部19のみを設けても
良いことは勿論である。この場合、ロータ1の成型時に
磁石13が割れることを防止でき、ロータ1の歩留まり
の低下を抑制できる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明によれば、磁石の内周面がロータ本体の内周覆い部
によって覆われて、磁石の外周面が外周覆い部によって
覆われている。このため、ロータを成形する際に、加熱
流動化された合成樹脂が磁石の内周面を外周方向に押す
とともに、磁石の外周面を内周方向に押す。このため、
ロータを成形する際に、磁石が膨張又は収縮することを
防止できる。したがって、成形時に、磁石が割れること
を防止でき、歩留まりの低下を防止できる。
【0058】請求項2に記載の本発明によれば、磁石の
端面がロータ本体の端面覆い部によって覆われている。
このため、ロータを成形する際に、加熱流動化された合
成樹脂が磁石の端面を押すので磁石が膨張又は収縮する
ことをより確実に防止できる。さらに、端面覆い部が内
周覆い部と外周覆い部との双方に連ねている。このた
め、ロータを成形する際に、磁石の内外周面及び端面を
押す圧力を一定にできる。したがって、成形時に、磁石
が割れることを防止でき、歩留まりの低下を防止でき
る。
【0059】請求項3に記載の本発明によれば、第2の
型の支持突起により、磁石をキャビティ内に支持する。
このキャビティ内では、第1の型の第2の成形面が磁石
の内周面と間隔をあけて相対し、第2の型の第2の成形
面が磁石の外周面と間隔をあけて相対する。このため、
ロータを成形する際に、加熱流動化された合成樹脂が磁
石の内周面を外周方向に押すとともに、磁石の外周面を
内周方向に押す。このため、ロータを成形する際に、磁
石が膨張又は収縮することを防止できる。したがって、
成形時に、磁石が割れることを防止でき、ロータの歩留
まりの低下を防止できる。
【0060】請求項4に記載の本発明によれば、キャビ
ティ内では、第1の成形面と第2の成形面が磁石の一方
の端面と間隔をあけて相対し、第3の成形面が磁石の他
方の端面と間隔をあけて相対する。このため、ロータを
成形する際に、加熱流動化された合成樹脂が磁石の両端
面を押すので磁石が膨張又は収縮することをより確実に
防止できる。第1の成形面と第2の成形面が磁石の一方
の端面と間隔をあけて相対し、第3の成形面が磁石の他
方の端面と間隔をあけて相対するので、ロータを成形す
る際に、磁石の内外周面及び端面を押す圧力を一定にで
きる。したがって、成形時に、磁石が割れることを防止
でき、ロータの歩留まりの低下を防止できる。
【0061】請求項5に記載の本発明によれば、増減手
段が、磁石の外径に応じて第2の型の内径を増減させ
る。このため、公差などにより磁石の外径が若干増減し
ても、支持突起で、キャビティ内に磁石を支持できる。
このとき、第1ないし第3の成形面と、内外周及び両端
面とが間隔をあけた状態とする。このため、ロータを成
形する際に、磁石が膨張又は収縮することをより確実に
防止できる。したがって、成形時に、磁石が割れること
を防止でき、ロータの歩留まりの低下をより確実に防止
できる。
【0062】請求項6に記載の本発明によれば、付勢手
段が第2の型を支持する支持型を第3の型に向かって付
勢する。支持型の内面に第3の型に向かうにしたがって
徐々に支持型の内径を増加させる方向に傾斜した第1の
テーパ面が設けられている。第2の型の外面に前記第1
のテーパ面に接触しかつ第3の型に向かうにしたがって
徐々に第2の型の外径を増加させる方向に傾斜した第2
のテーパ面が設けられている。
【0063】このため、第1の型と第2の型とを固定す
ると、付勢手段の付勢力と前述した方向に傾いた第1及
び第2のテーパ面により、内径が縮小する方向に第2の
型を押す。このため、第2の型内に磁石を入れると、付
勢手段の付勢力などにより、第2の型の内径が縮小して
支持突起が磁石の外周面に接触する。このため、支持突
起間の間隔より磁石が小さい場合でも、キャビティ内に
磁石を確実に支持できる。
【0064】支持突起間の間隔より磁石が大きい場合で
は、支持突起間に磁石を圧入すると、第1及び第2のテ
ーパ面が前述した方向に傾斜しているので、付勢手段の
付勢力に抗して、第2の型の内径が拡がる。このため、
支持突起間の間隔より磁石が小さい場合でも、キャビテ
ィ内に磁石を確実に支持できる。
【0065】したがって、増減手段は、磁石の外径に応
じて、第2の型の内径を確実に増減できる。したがっ
て、成形時に、磁石が割れることを防止でき、ロータの
歩留まりの低下をより一層確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るロータの平面図であ
る。
【図2】図1中の矢印II方向からみた側面図である。
【図3】図2中の矢印III方向からみた図である。
【図4】図1中のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図1に示されたロータを成形する際に用いられ
る金型を一部断面にして示す分解斜視図である。
【図6】図5に示された金型を組み立てた状態を一部断
面にして示す斜視図である。
【図7】図5に示された金型の第2の型の平面図であ
る。
【図8】図6に示された金型の断面図である。
【図9】図1に示されたロータを備えたステッピングモ
ータを示す斜視図である。
【図10】図9に示されたステッピングモータを分解し
て示す斜視図である。
【図11】従来のロータを一部断面にして示す側面図で
ある。
【符号の説明】 1 ロータ 2 ステッピングモータ(モータ) 3 出力軸 12 ロータ本体 13 磁石 13a 内周面 13b 外周面 13c 一方の端面 13d 他方の端面 18 内周覆い部 19 外周覆い部 20 第1の端面覆い部 21 第2の端面覆い部 30 ロータ用成形金型 31 第1の型 31a 第1の成形面 32 支持型 33 コイルばね(付勢手段、増減手段) 34 第2の型 34a 第2の成形面 35 第3の型 35a 第3の成形面 36 キャビティ 39 第1のテーパ面(増減手段) 40 第2のテーパ面(増減手段) 41 支持突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの出力軸を回転させるロータにお
    いて、 合成樹脂からなるロータ本体と、 前記ロータ本体に固定されかつ円環状に形成されている
    とともに着磁された磁石と、を備え、 前記ロータ本体は、前記磁石の内周面を覆う内周覆い部
    と、前記磁石の外周面を覆う外周覆い部と、を備えたこ
    とを特徴とするロータ。
  2. 【請求項2】 前記内周覆い部と外周覆い部とに連なり
    かつ前記磁石の端面を覆う端面覆い部を備えたことを特
    徴とする請求項1記載のロータ。
  3. 【請求項3】 合成樹脂からなるロータ本体と、前記ロ
    ータ本体に固定されかつ円環状に形成されているととも
    に着磁された磁石と、を備え、前記ロータ本体は、前記
    磁石の内周面を覆う内周覆い部と、前記磁石の外周面を
    覆う外周覆い部と、を備えているとともに、モータの出
    力軸を回転させるロータを成形する際に用いられる金型
    において、 前記磁石の内周面と間隔をあけて相対する第1の成形面
    を有する第1の型と、 前記磁石の外周面と間隔をあけて相対する第2の成形面
    を有する第2の型と、を備え、 前記第2の型が、前記第2の成形面から凸で、かつ前記
    磁石の外周面と接触して磁石を前記第1の成形面と第2
    の成形面で囲まれるキャビティ内に支持する支持突起を
    備えたことを特徴とするロータ用成形金型。
  4. 【請求項4】 前記ロータは前記内周覆い部と外周覆い
    部とに連なりかつ前記磁石の端面を覆う端面覆い部を備
    えており、 第1の成形面と第2の成形面との双方は、前記磁石の一
    方の端面と間隔をあけて相対し、 前記磁石の他方の端面と間隔をあけて相対する第3の成
    形面を有する第3の型を備えたことを特徴とする請求項
    3記載のロータ用成形金型。
  5. 【請求項5】 前記第2の型は、円環状に形成されかつ
    内周に前記第2の成形面を設けているとともに、 前記磁石の外径に応じて、第2の型の内径を増減させる
    増減手段を備えたことを特徴とする請求項4記載のロー
    タ用成形金型。
  6. 【請求項6】 前記第2の型を支持しかつ第1の型に支
    持された円環状の支持型を備えており、 前記増減手段は、 前記支持型を第3の型に向かって付勢する付勢手段と、 前記支持型の内面に形成されかつ前記第3の型に近づく
    にしたがって前記支持型の内径を徐々に拡げる方向に傾
    斜した第1のテーパ面と、 前記第2の型の外面に形成されかつ前記第1のテーパ面
    と接触するとともに前記第3の型に近づくにしたがって
    前記第2の型の外径が徐々に大きくなる方向に傾斜した
    第2のテーパ面を備えたことを特徴とする請求項5記載
    のロータ用成形金型。
JP2002101158A 2002-04-03 2002-04-03 ロータ用成形金型 Expired - Fee Related JP3814217B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002101158A JP3814217B2 (ja) 2002-04-03 2002-04-03 ロータ用成形金型
US10/373,792 US6875003B2 (en) 2002-04-03 2003-02-27 Rotor and molding die for rotor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002101158A JP3814217B2 (ja) 2002-04-03 2002-04-03 ロータ用成形金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003299275A true JP2003299275A (ja) 2003-10-17
JP3814217B2 JP3814217B2 (ja) 2006-08-23

Family

ID=28672098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002101158A Expired - Fee Related JP3814217B2 (ja) 2002-04-03 2002-04-03 ロータ用成形金型

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6875003B2 (ja)
JP (1) JP3814217B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101374299B1 (ko) 2013-10-31 2014-03-25 유승열 왕복동식 리니어모터의 고정자 제조용 금형 코어와 그 코어를 이용한 고정자 제조방법 및 그 제조방법에 의해 제조되는 고정자
KR101374296B1 (ko) 2013-10-31 2014-03-25 유승열 왕복동식 리니어모터의 가동자 제조용 금형 코어와 그 코어를 이용한 가동자 제조방법 및 그 제조방법에 의해 제조되는 가동자
CN106451994A (zh) * 2016-10-19 2017-02-22 山东大学 一种机器人仿生眼球用两自由度混合式步进电动机

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4158520B2 (ja) * 2002-12-26 2008-10-01 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ステータコアの樹脂モールド方法,樹脂モールド構造,及び樹脂モールド用の金型
JP4893991B2 (ja) * 2005-09-06 2012-03-07 株式会社デンソー 燃料ポンプ
DE102006000447A1 (de) * 2005-09-06 2007-03-08 Denso Corp., Kariya Fluidpumpe mit Lagerloch
DE102006000446B4 (de) * 2005-09-06 2013-04-18 Denso Corporation Fluidpumpe und Elektromotor und deren Herstellungsverfahren
JP2007116767A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Denso Corp 燃料ポンプ
CN105359394B (zh) * 2013-08-02 2018-03-16 爱信艾达株式会社 定子加热装置以及定子加热方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2058938A (en) * 1928-03-17 1936-10-27 Herbert F Apple Plastic molding
US1925892A (en) * 1930-10-13 1933-09-05 Herbert F Apple Dynamo electric machine element
US2019064A (en) * 1933-12-02 1935-10-29 Herbert F Apple Armature mold
US2549575A (en) * 1947-06-12 1951-04-17 Chain Belt Co Apparatus for the continuous treatment of liquiform comestibles
DE2651384C2 (de) * 1976-11-11 1984-03-15 Degussa Ag, 6000 Frankfurt Verfahren zur Aufbereitung von Siliziumdioxid enthaltenden Abfallstäuben zu kristallinem zeolithischem Molekularsieb vom Typ A
JPS5720154A (en) * 1980-07-11 1982-02-02 Hitachi Ltd Molding device of rotary electric machine stator
JPS61150656A (ja) 1984-12-25 1986-07-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd ステツプモ−タ
JPS6399751A (ja) * 1986-10-14 1988-05-02 Hitachi Metals Ltd 樹脂モ−ルド成形体の製造方法
JPS641448A (en) * 1987-06-22 1989-01-05 Fanuc Ltd Mold forming method for motor stator
US5268607A (en) * 1992-09-09 1993-12-07 Webster Plastics Molded resin motor housing
JPH08140318A (ja) * 1994-11-07 1996-05-31 Mitsuba Electric Mfg Co Ltd ロータのコイル成形方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101374299B1 (ko) 2013-10-31 2014-03-25 유승열 왕복동식 리니어모터의 고정자 제조용 금형 코어와 그 코어를 이용한 고정자 제조방법 및 그 제조방법에 의해 제조되는 고정자
KR101374296B1 (ko) 2013-10-31 2014-03-25 유승열 왕복동식 리니어모터의 가동자 제조용 금형 코어와 그 코어를 이용한 가동자 제조방법 및 그 제조방법에 의해 제조되는 가동자
CN106451994A (zh) * 2016-10-19 2017-02-22 山东大学 一种机器人仿生眼球用两自由度混合式步进电动机
CN106451994B (zh) * 2016-10-19 2018-08-31 山东大学 一种机器人仿生眼球用两自由度混合式步进电动机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3814217B2 (ja) 2006-08-23
US6875003B2 (en) 2005-04-05
US20030189379A1 (en) 2003-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2778894B2 (ja) ブラシレス直流モータ及び軸受ホルダ
US5627423A (en) Permanent-magnet rotor for electric motors and method of manufacturing the same
JP2006340537A (ja) アキシャルエアギャップ型電動機
JP2012222835A (ja) ロータユニット、回転電機、およびロータユニットの製造方法
WO2016194598A1 (ja) ポンプ装置
KR20170122486A (ko) 파워 터미널 및 이를 포함하는 모터
JP2003299275A (ja) ロータ及びロータ用成形金型
JP4782083B2 (ja) 電動機の回転子及び電動機及び空気調和機
JP2740140B2 (ja) ブラシレスモーター
JP5482645B2 (ja) アキシャルギャップ型電動機
JPH06315245A (ja) キャンドモータポンプの永久磁石回転子
JP6745674B2 (ja) ロータおよび回転電機
JP2017079596A (ja) ロータユニット
JP2004328909A (ja) 円筒状部品及びその製造方法、並びにそれを用いたモータ
JP2526141Y2 (ja) 永久磁石回転子
JP2527656Y2 (ja) 永久磁石回転子
JPH0731120A (ja) 合成樹脂モールド構造を有する回転子構造
JP2526144Y2 (ja) 永久磁石回転子
JPH05260706A (ja) 回転電機における永久磁石内蔵型回転子の製造方法
JPS6264245A (ja) 小型モ−タ
WO2023163022A1 (ja) ロータ、ロータ製造装置及びロータ製造方法
JP7099264B2 (ja) ヨーク組立体、及びトルク検出装置、並びにヨーク組立体の製造方法
JP2002223537A (ja) Dcモータ
JP2001251818A (ja) 電動機ロータの製造方法
JPH0727261U (ja) 樹脂製モータケース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3814217

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090609

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130609

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees