JPH078928U - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH078928U
JPH078928U JP3767493U JP3767493U JPH078928U JP H078928 U JPH078928 U JP H078928U JP 3767493 U JP3767493 U JP 3767493U JP 3767493 U JP3767493 U JP 3767493U JP H078928 U JPH078928 U JP H078928U
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JP
Japan
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jog dial
ball bearing
dial
input device
rotary encoder
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Pending
Application number
JP3767493U
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English (en)
Inventor
富 谷脇
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Publication of JPH078928U publication Critical patent/JPH078928U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】指の荷重がかかってもガタツキがなく円滑な回
転を得ることができるジョグダイヤル入力装置を実現す
る。 【構成】ジョグダイヤル1の裏面に3か所のボールベア
リング保持部13を設けてその各々にボールベアリング
2を嵌め込む。このうち1つのボールベアリング保持部
13の表面側に操作用凹部10を設け、ここに指をかけ
てジョグダイヤル1を回転するようにする。このように
ボールベアリングをジョグダイヤル1側に設け、その1
つの上に操作用凹部10を設けることにより、ジョグダ
イヤル1がどのように回転した場合でも操作用凹部10
の裏面にボールベアリング2が位置し、ジョグダイヤル
1の撓みやガタツキを防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電子楽器などでパラメータを入力する入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子楽器においては、パラメータの設定やシーケンスデータのスクロールのた めのデータを発生するためにエンコーダが利用される。従来エンコーダに接続さ れる操作子としてはジョグダイヤルが一般的に用いられていた。
【0003】 図6に従来のジョグダイヤルとロータリエンコーダの接続形態を示す。従来は 図示のようにロータリエンコーダの軸にジョグダイヤルをはめ込み、この軸で直 接ジョグダイヤルに掛かる荷重を支えるようにしていた。このため、ロータリエ ンコーダの軸のぐらつきやジョグダイヤルの剛性不足によってつまみを回転させ たときに指で操作している方向にタワミが生じスムーズな回転が得られない欠点 があった。また、ロータリエンコーダに直接荷重がかかるためロータリエンコー ダの劣化を早める欠点があった。
【0004】 このような欠点を解決するため、図7に示すジョグダイヤル入力装置が提案さ れた。このジョグダイヤル入力装置は、ジョグダイヤルを操作パネルで支持し、 且つ、ジョグダイヤルと操作パネルとの摩擦を軽減するために操作パネルにボー ルベアリングを埋め込んだものである。また、ジョグダイヤルの裏面に平滑な円 板を貼り付け、ジョグダイヤルの回転がさらに滑らかになるようにするとともに 、樹脂で形成されているジョグダイヤルの剛性を高めるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしこのジョグダイヤル入力装置であっても、以下のような欠点があった。
【0006】 ジョグダイヤルを操作する場合、ダイヤルの一部(操作用凹部)に指をかけこの 指をジョグダイヤルとともにに回転させるため、荷重位置がジョグダイヤルの回 転とともに移動(回転)することになる。荷重位置すなわち操作用凹部がボール ベアリング上に位置しているときにはこの荷重を十分支持することができるが、 回転位置によっては操作用凹部がボールベアリングの位置から外れてしまう。図 7はこの状態を示しているが、この場合には、指の荷重がかかる操作用凹部を力 点とすると、ボールベアリングの位置が支点として機能し、ジョグダイヤルの操 作用凹部の反対側が浮き上がる方向に力が働き円滑な回転が得られなくなってし まう欠点があった。また、このように回転に伴って指の荷重が支持されたり支持 されなかったりするため、操作している者には、ジョグダイヤルが上下に揺動し ながら回転しているような感覚を与え、操作感が良好でない欠点があった。
【0007】 この考案の目的は、ジョグダイヤルなどの入力装置において、安定した操作感 を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、表面に操作指示部を有するとともに裏面の前記操作指示部に対応 する位置にボールベアリング保持部を有するダイヤル操作子と、前記ボールベア リング保持部に回転自在に保持されたボールベアリングと、機器本体上で前記ダ イヤル操作子を回転自在に支持するダイヤル取付部と、前記ダイヤル操作子の回 転に応じてデータを発生するデータ発生器と、からなることを特徴とする。
【0009】
【作用】
操作指示部が操作されたとき、ダイヤル操作子はダイヤル取付部上で回転する 。このとき、ボールベアリングが回転するため回転は円滑に行われる。ボールベ アリングはダイヤル操作子側(ボールベアリング保持部)に設けられており、こ のボールベアリング保持部は利用者によって操作され荷重のかかる操作指示部の 裏面に設けられているためボールベアリングによってこの荷重を直接支えること ができる。また、ダイヤル操作子が回転しても常にこの位置関係が変わらないた めダイヤル操作子が撓んだりぐらつくことがない。また、このようにしてダイヤ ル操作子が回転したときデータ発生器がデータを発生する。
【0010】
【実施例】
図1はこの発明の実施例であるジョグダイヤル入力装置の構造を示す図である 。ジョグダイヤル1は、その軸受部11においてロータリエンコーダ4の回転軸 14に嵌合している。さらに、ジョグダイヤル1はフロントパネル3の転がり面 3a上に支持されていおり、これによってジョグダイヤル1は位置決めされてい る。ジョグダイヤル1の表面の一周縁部には操作用凹部10が形成されている。
【0011】 利用者はこの操作用凹部10に第二指(人指指)または第三指(中指)をかけて このジョグダイヤル1を回転させる。ジョグダイヤル1の裏面には、このジョグ ダイヤル1の剛性を保つための円周上の襞部12が形成されており、この襞部1 2上の三箇所(120°毎)にベアリング保持部13が形成されている。ベアリ ング保持部13は、図2に示すように襞部12の膨らみの内部にベアリングを保 持するための凹部が形成されたものである。この三箇所のベアリング保持部13 のうち一つが前記操作用凹部10の裏面に対向して設けられている。したがって 、操作用凹部10の操作による荷重はこのベアリング保持部13に嵌め込まれる ボールベアリングによって支えられることになる。
【0012】 フロントパネル3は円周状の下り段部である転がり面3aで前記ボールベアリ ング2を支持し、ジョグダイヤル1の回転が円滑になるようにしている。さらに この転がり面3aの内部は大きく凹部になっており、その中央部に、ロータリエ ンコーダ4をサブシャーシ5に固定しているナット7に勘合する開口部が形成さ れている。この開口部を前記ナット7に嵌合させることにより、フロントパネル 3を本体(サブシャーシ5)に嵌め込むときの位置決めが正確に行われ、ジョグ ダイヤル1と転がり面3aの中心が一致するようになる。
【0013】 なお、上述したようにロータリエンコーダ4はサブシャーシ5にナット7によ って固定されており、エンコードパルスを出力する電極端子は、サブシャーシ5 内に設けられている配線用のプリント基板6に半田付け固定されている。
【0014】 図2は前記ベアリング保持部13の断面形状を示す図である。同図(A), (B )はそれぞれ別の実施例を示している。同図(A)において、ベアリング保持部 13はボールベアリング2を保持するための球形に形成されており、その頂部に はグリースを溜めるための小凹部が設けられている。このような形状のベアリン グ保持部の成形はいわゆる無理抜きという方法によって行われる。前記小凹部に グリースを注入したのちベアリング保持部13にボールベアリング2を嵌め込む ことにより、ボールベアリング2は、ベアリング保持部13に保持される。この とき、グリースの潤滑性によってベアリング2は回転自在に保持される。また、 ベアリング保持部13の開口部よりもボールベアリング2の直径の方が大きいた め、ジョグダイヤル1を持ち上げた場合でもボールベアリング2が抜け落ちるこ とがない。
【0015】 同図(B)において、このベアリング保持部13は、単純な円筒形状に形成さ れている。円筒の内径はほぼボールベアリング2の直径に一致するものである。
【0016】 内部にグリースを充填してボールベアリング2を嵌め込むと、円筒の隅がグリー ス溜まりとなりボールベアリング2に対してグリースを供給する。これにより、 ボールベアリング2は回転自在であるが、その粘性によりジョグダイヤル1を持 ち上げた場合でもボールベアリング2が抜け落ちることがない。
【0017】 図3はロータリエンコーダ4を含むデータ発生部を示す図である。同図(A) において、ロータリエンコーダ4はインクリメンタル型のロータリエンコーダで あり、5Vの電圧が印加されている。ロータリエンコーダ4は回転に応じて1/ 4位相異なるA相,B相の2相の信号を出力する (同図 (B))。これらの信号は リバーシブルカウンタ30に入力される。リバーシブルカウンタ30はロータリ エンコーダ4が時計回りに回転したとき(A相信号がB相信号よりも1/4位相 早いとき)、そのパルスに応じてカウントアップし、反時計回りに回転したとき (A相信号がB相信号よりも1/4位相遅いとき)、そのパルスに応じてカウン トダウンする。このリバーシブルカウンタ30のカウント値がカウントデータと して出力される。電子楽器にこのジョグダイヤルが用いられた場合には、このカ ウントデータは楽音制御用のパラメータとして用いられる。
【0018】 図4は前記フロントパネル3の他の構成を示す図である。図1におけるフロン トパネル3はジョグダイヤル1の場所においてロータリエンコーダ4と位置決め をするため凹部を形成してナット7と勘合するようにしたが、他の部分で正確に 位置決めが行われる場合には、ボールベアリング2の転がり面3aを設けるのみ でよく、図4に示すような形状にすることができる。
【0019】 図5はこの考案の他の実施例のジョグダイヤル入力装置の構造図である。この 実施例において前記図1の実施例と同一構造の部分は同一番号として説明を省略 する。この実施例と図1の実施例の異なる点は、図1の実施例がジョグダイヤル 1をフロントパネル3によって支持していたのに対し、この実施例ではシャーシ 5′によって支持している点である。シャーシ5′には、ロータリエンコーダ4 を固定する穴5′bが形成されており、この周囲には円周上の隆起部5′cが形 成されている。この隆起部5′cの頂面はボールベアリング2の転がり面5′a となっている。フロントパネル3′は隆起部5′cの外周に嵌合して位置決めが されるようになっている。ジョグダイヤル1はロータリエンコーダ4が固定され ているシャーシ5′の一部として形成された転がり面5′aの上をボールベアリ ング2によって回動することになる。従って、フロントパネル3′の位置決めの 精度をそれほど正確にしなくても、ロータリエンコーダ4、シャーシー5′およ びジョグダイヤル1の位置関係が、ロータリエンコーダ4のナット7による固定 によって決定されているため位置決め精度が高くなる利点がある。
【0020】 このようにこの実施例のジョグダイヤル入力装置では、ジョグダイヤル1の裏 面にボールベアリングを配し、フロントパネル3やシャーシ5′に設けられた転 がり面上を転がることによって回転するため摩擦力が極めて低く滑らかな回転を 得ることができる。
【0021】 さらに、操作部である操作用凹部10の裏面に少なくとも一個のボールベアリ ングを設けたことにより、ここに力がかかっても、軸方向の撓みがなくなり、揺 動の少ない円滑な回転を得ることができる。また、樹脂成形されるジョグダイヤ ル1が合成不足であっても撓みを生じることがない。
【0022】 なお、上記実施例ではボールベアリングを120°ごとに3個設けるようにし たが3個以上であれば個数が限定されるものではない。また操作部として操作用 凹部10を設けたが、操作支持部としてはこれ以外に例えばつまみや突起のよう なものを設けることも可能である。
【0023】 また、上記実施例では、ジョグダイヤル1を用いたロータリエンコーダ4の回 転機構について説明したが、この考案はこの構成に限定されるものではない。す なわち、ロータリエンコーダと同様に無限回転可能なもののほか、可変抵抗器, ポテンショメータなどのアナログ式のものや360°以内の範囲で回転可能なも のにも適用することができる。
【0024】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、ボールベアリングをダイヤル操作子の操作支 持部の裏面に設けたことにより、ダイヤル操作子にかかる利用者の荷重が必ずボ ールベアリングによって支持されるようになるため、回転時にダイヤル操作子が 傾いたりぐらついたりすることがなくなり滑らかな操作感を得ることができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例であるジョグダイヤル入力装
置の構造図
【図2】同ジョグダイヤル入力装置のベアリング保持部
の構造を示す図
【図3】同ジョグダイヤル入力装置のデータ発生部の構
成を示す図
【図4】同ジョグダイヤル入力装置のフロントパネルの
他の構成を示す図
【図5】この考案の他の実施例であるジョグダイヤル入
力装置の構造図
【図6】従来のジョグダイヤル入力装置の構造を示す図
【図7】従来のジョグダイヤル入力装置の構造を示す図
【符号の説明】
1−ジョグダイヤル(ダイヤル操作子) 2−ボールベアリング 3−フロントパネル(機器本体) 4−ロータリエンコーダ 5′−シャーシ(機器本体) 3a,5′a−転がり面(ダイヤル取付部) 10−操作指示部 13−ボールベアリング保持部 30−リバーシブルカウンタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に操作指示部を有するとともに、裏
    面の前記操作指示部に対応する位置にボールベアリング
    保持部を有するダイヤル操作子と、 前記ボールベアリング保持部に回転自在に保持されたボ
    ールベアリングと、 機器本体上で前記ダイヤル操作子を回転自在に支持する
    ダイヤル取付部と、 前記ダイヤル操作子の回転に応じてデータを発生するデ
    ータ発生器と、 からなる入力装置。
JP3767493U 1993-07-09 1993-07-09 入力装置 Pending JPH078928U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3767493U JPH078928U (ja) 1993-07-09 1993-07-09 入力装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3767493U JPH078928U (ja) 1993-07-09 1993-07-09 入力装置

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Publication Number Publication Date
JPH078928U true JPH078928U (ja) 1995-02-07

Family

ID=12504179

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JP3767493U Pending JPH078928U (ja) 1993-07-09 1993-07-09 入力装置

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JP (1) JPH078928U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006049667A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Hioki Ee Corp 回動つまみおよび測定装置
JP2015116206A (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
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JP3130510B2 (ja) * 1998-12-07 2001-01-31 株式会社ウインテックインターナショナルジャパン サングラス用偏光レンズの製法およびその製造装置

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