JPH0788766B2 - 機関弁用の油圧式リフタ装置 - Google Patents

機関弁用の油圧式リフタ装置

Info

Publication number
JPH0788766B2
JPH0788766B2 JP63509304A JP50930488A JPH0788766B2 JP H0788766 B2 JPH0788766 B2 JP H0788766B2 JP 63509304 A JP63509304 A JP 63509304A JP 50930488 A JP50930488 A JP 50930488A JP H0788766 B2 JPH0788766 B2 JP H0788766B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
piston
chamber
buffer
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63509304A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02503704A (ja
Inventor
ジエイ. ウエイクマン,ラツセル
エフ. シエア,シユテフエン
Original Assignee
ジーメンス アクチエンゲゼルシヤフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジーメンス アクチエンゲゼルシヤフト filed Critical ジーメンス アクチエンゲゼルシヤフト
Publication of JPH02503704A publication Critical patent/JPH02503704A/ja
Publication of JPH0788766B2 publication Critical patent/JPH0788766B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/14Tappets; Push rods
    • F01L1/16Silencing impact; Reducing wear
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/20Adjusting or compensating clearance
    • F01L1/22Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically
    • F01L1/24Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically
    • F01L1/245Hydraulic tappets
    • F01L1/255Hydraulic tappets between cam and rocker arm
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L9/00Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
    • F01L9/10Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by fluid means, e.g. hydraulic
    • F01L9/11Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by fluid means, e.g. hydraulic in which the action of a cam is being transmitted to a valve by a liquid column
    • F01L9/12Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by fluid means, e.g. hydraulic in which the action of a cam is being transmitted to a valve by a liquid column with a liquid chamber between a piston actuated by a cam and a piston acting on a valve stem
    • F01L9/14Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by fluid means, e.g. hydraulic in which the action of a cam is being transmitted to a valve by a liquid column with a liquid chamber between a piston actuated by a cam and a piston acting on a valve stem the volume of the chamber being variable, e.g. for varying the lift or the timing of a valve

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、圧力室を介在させた1対のピストンを有しか
つ弁緩衝機能及び/又は弁ラッシ調整機能を兼備する形
式の、機関弁用の油圧式リフタ装置に関するものであ
る。
[背景技術] 機関弁用の油圧式リフタ装置は、機関弁の開放時点及び
開弁持続時間を変化させて、種々ことなる運転条件にお
いて最適の内燃機関出力を得ようとするような場合に採
用されてきた(所謂「ロストモーション」システム)。
油圧式リフタ装置を適用する前記システムの1例は米国
特許第4615306号明細書に記載の「機関弁タイミング制
御システム」において開示されており、この場合は弁の
開放時点及び開弁持続時間は、リフタ装置の作動結果と
して機関オイル供給系内で発生した圧力パルスを介して
制御されている。機関弁用リフタ装置自体は、ソレノイ
ドによって制御されるコラプシブル(押出し可能)な油
圧リンクを有している。同米国特許明細書に記載の特別
の実施例では、1対のピストンが、ソレノイドと接続す
る1つの室を両ピストン間に形成されている。下部ピス
トンが、カムの成形輪郭面に応動して上向運動すると、
オイルはリフタ装置からブリード通路内へ押出され、こ
の場合、下部ピストンの移動は、電子制御ユニット(EC
U)の指令によりソレノイドが付勢される時点に上部ピ
ストンに油圧伝達されて、下部ピストン運動と上部ピス
トン運動とを結合する固定的な油圧リンクを形成し、上
部ピストン自体によって機関弁の開放を作動するまで続
く。公知の前記機関弁タイミング制御システムの効果
は、カムの穏やかな閉弁作用斜面を除くことであるの
で、機関弁の高い閉弁速度と、これに伴う高いノイズ及
び機関弁の耐用寿命の低下(つまり顕著な弁摩耗)とい
う諸問題が惹起されることになる。従って機関弁が弁座
に着座するまでの最終行程時に機関弁の閉弁運動を緩衝
することが望ましい。
弁用の油圧式リフタ装置の弁緩衝機能は、米国特許第44
52187号明細書に記載の「機関弁用油圧式リフタ装
置」、米国特許第4347812号明細書に記載の「機関弁用
油圧式リフタ装置」及び米国特許第4671221号明細書に
記載の「機関弁制御装置」において提案されている。
米国特許第4452187号明細書及び米国特許第4347812号明
細書には、プランジャに対して環状に成す所謂「制動
室」が記載されており、前記プランジャは、該プランジ
ャの上向ストローク中にオイル供給室から前記制動室内
へオイルを流入差せることのできるスリットを有してい
る。従ってプランジャの下向ストローク時には前記制動
室内のオイルは、前記スリットと給油ポートとを介して
オイル供給室内へ流入し、これによって制動室の容積を
減少させることになる。プランジャが下向ストローク時
に更に降下して前記給油ポートを完全に閉鎖することに
なると、スリットは、(プランジャの運動中に生じるス
リットの開口面積が可変であることに基づいて)制動室
からオイル供給室へのオイル流量を制限し始め、その結
果、制動室内の圧力は増大しプランジャの更なる降下に
対抗して、プランジャの下向ストローク運動を制動する
ことになる。
米国特許第4671221号明細書では、ケーシングブロック
のリング状突起と協働する斜面形の環状室を設けること
によって、閉弁時の弁運動を制動することが提案されて
おり、つまり弁ピストンの下向ストローク時に前記斜面
形の環状室は、リング状突起と該環状室を形成する斜面
との間のギャップによって漸増的に閉じられるようにな
っている。従って斜面形環状室は、斜面とリング状突起
の面とのオバーラップが増大するにつれて狭くなる。
米国特許第4452187号明細書及び米国特許第4347812号明
細書並びに米国特許第4671221号明細書に記載の発明で
は、弁制動機能又は弁緩衝機能は得られるものの、作業
ピストン対間に形成される油圧リンクとは独自に油圧式
ラッシ調整機能を得ることは不可能である。殊に米国特
許第4671221号明細書に記載の発明では、いかなる場合
にも油圧式弁ラッシ調整機能を達成することができな
い。それというのはリフタ装置内の作業ピストン対のう
ちの一方の作業ピストンと所属の機関弁との間には剛性
的な機械的連結が存在しているからである。他面におい
て米国特許第4452187号明細書及び米国特許第4347812号
明細書に記載の発明では、油圧式の弁ラッシ調整の可能
性はあるものの、この場合の弁ラッシ調整は、リフタ装
置の圧力室内の加圧オイルに依存して、つまり1対の作
業ピストン間に形成される油圧リンクに関連して実現さ
れる。
[発明の開示] それ故にこそ機関弁用の油圧式リフタ装置において改良
を必要とした点は、座着前の機関弁の最終行程時におけ
る機関弁を緩衝する(これによって「ロストモーショ
ン」式弁リフトシステムに関連した若干の問題は解消さ
れる)だけでなく、また機関弁用リフタ装置の作業ピス
トン間に形成される油圧リンクとは独自に油圧式に弁ラ
ッシを調整することである。
従って本発明の課題は、前記の問題点を解決して弁緩衝
機能及び/又は弁ラッシ調整機能を提供すると共に、作
業ピストン間に形成される油圧リンクとは無関係に油圧
式に弁ラッシ調整機能を達成し、しかも、弁ラッシ調整
ピストンとこれに関連した弁ラッシ調整室とによって弁
ラッシ調整機能を(少なくとも部分的に)得、これによ
ってカム従動ピストンと弁緩衝ピストンとの間に形成さ
れる圧力室から、該弁緩衝ピストン内の開口を介して前
記弁ラッシ調整室内へ流体を流入され得るようにして、
油圧により弁ラッシ調整ピストンを移動させ、これに伴
って機関弁の弁ラッシを調整することである。
前記課題を解決する本発明の構成手段は、圧力室を介在
させた1対のピストンを有する形式の機関弁用の油圧式
リフタ装置において、前記ピストン対の少なくとも一方
のピストンと相俟って弁ラッシ調整室を形成する弁ラッ
シ調整ピストンと、過剰弁ラッシの存在時に前記の圧力
室から弁ラッシ調整室へ流体を流入させて前記過剰弁ラ
ッシを調整する一方向弁と、上向ストローク中には前記
の少なくとも一方のピストンの運動の緩衝を阻止し、下
向ストローク中には所定の位置で前記の少なくとも一方
のピストンの運動を緩衝するための緩衝制御手段とを有
し、該緩衝制御手段が、弁緩衝室と、前記圧力室と弁緩
衝室との間に設けられた一次通路及び二次通路と、前記
二次通路に関して前記少なくとも一方のピストンの上向
ストローク中に流体を前記弁緩衝室内へ流入させて当該
ピストン運動の緩衝を防止する開放位置と、前記の少な
くとも一方のピストンの下降ストローク中に流体が前記
弁緩衝室から前記圧力室内へ流入するのを防止する閉鎖
位置との間を運動可能な二次通路閉鎖手段と、少なくと
も一方のピストンの下向ストローク中に前記の所定位置
において前記一次通路を閉鎖するために、前記二次通路
閉鎖手段による二次通路の閉鎖に続いて前記一次通路を
閉鎖して、前記の少なくとも一方のピストンの運動を緩
衝させる一次通路閉鎖手段とから成っている点にある。
更に本発明の有利な構成手段は、長く延びた孔を有する
ケーシングと、成形輪郭面を有する回転可能なカムに従
動し前記成形輪郭面に倣って往復動するために前記ケー
シング孔の化部区分内に摺動可能に受容されたカム従動
ピストンと、前記ピストン孔内で前記カム従動ピストン
に対して共軸に配置された弁ラッシ調整ピストンと、前
記ピストン孔の上部区分の内部に不作用位置と作用上限
位置との間を往復動するために摺動可能に受容されてい
て前記カム従動ピストンと前記弁ラッシ調整ピストンと
の間に共軸に配置された弁緩衝ピストンと、前記弁緩衝
ピストンと前記弁ラッシ調整ピストンとの間に形成され
た弁ラッシ調整室及び前記弁緩衝ピストンと前記カム従
動ピストンとの間に形成された圧力室と、前記弁緩衝ピ
ストンの外周壁区分と前記ケーシング孔の対応区分との
間に形成されておりかつ前記弁緩衝ピストンの不作用位
置と作用上限位置との間における上向ストローク時及び
下向ストローク時に容積を増減する環状弁緩衝室と、作
動流体を前記圧力室内へ流入せしめ、この流入した作動
流体を介して前記カム従動ピストンの往復動を前記弁緩
衝ピストンに油圧式に伝達して、該弁緩衝ピストンを前
記不作用位置と作用上限位置との間で往復移動させる手
段と、前記圧力室と前記弁ラッシ調整室との間に流体連
通路を形成し、前記弁緩衝ピストンに対して相対的に前
記弁ラッシ調整ピストンを調整移動させ得るだけの量の
作動流体を前記圧力室から前記弁ラッシ調整室内へ流入
させ、該弁ラッシ調整室内の前記作動流体量を介して前
記弁緩衝ピストンの往復移動を前記弁ラッシ調整ピスト
ンに伝達し、前記弁緩衝ピストンの往復動時に該弁緩衝
ピストンと同時に前記弁ラッシ調整ピストンを移動させ
て機関弁の開閉運動を制御する弁手段と、前記の圧力
室と環状弁緩衝室との間の流体連通路を開放し、前記作
動流体を前記弁緩衝ピストンの上向ストローク運動に応
動して前記圧力室から前記環状弁緩衝室内へ作動流体を
流入させ、かつ前記弁緩衝ピストンが前記不作用位置
に達する前に該弁緩衝ピストンの所定の下向ストローク
位置において前記の前記の圧力室と環状弁緩衝室との間
の流体連通路を閉鎖して前記の所定の下向ストローク位
置から不作用位置への弁緩衝ピストンの下向運動を緩衝
する弁緩衝制御手段とから成り、しかも該弁緩衝制御手
段が、(a)前記弁緩衝ピストンに形成された上部制御
エッジを有する少なくとも1つの軸方向スロットと、
(b)前記ケーシングの内部に不動に固定されて前記弁
緩衝ピストンを取り囲んでおり、かつ該弁緩衝ピストン
の少なくとも1つの軸方向スロットを介して前記の圧力
室と環状弁緩衝室との間の流体連通路を形成する複数の
半径方向溝を有する環状バイパスリングと、(c)前記
環状弁緩衝室の内部に配置されており、かつ前記環状バ
イパスリングから離間して前記複数の半径方向溝を開放
し該半径方向溝を介して圧力室と環状弁緩衝室との間を
前記作動流体を自由に移動させる非座着位置と、前記環
状バイパスリングに座着して前記複数の半径方向溝を閉
鎖して前記の圧力室と環状弁緩衝室との間の自由な流体
移動を阻止する座着位置との間を運動可能な環状チェッ
クリングとを備えている点にある。
更に本発明の有利な構成手段は、ケーシングの内孔と、
該内孔を第1の分割孔と第2の分割孔とに分割する内向
きの環状肩とを有するケーシングと、前記第1の分割孔
の内部に摺動可能に受容されかつ回転可能なカムの成形
輪郭面に従動して往復動するカム従動ピストンと、前記
第2の分割孔の内部に摺動可能に受容され、不作用位置
と作用位置との間を往復動して前記カム従動ピストンの
往復動を機関弁伝達して該機関弁を開閉させる弁緩衝ピ
ストンと、前記のカム従動ピストンと弁緩衝ピストンと
の間に形成されていて前記ケーシングに設けられた導入
手段を介して作動流体が導入される圧力室と、前記ケー
シングと前記環状肩と前記弁緩衝ピストンとによって形
成される環状緩衝室と、カム従動ピストンの上向スト
ローク時に前記の圧力室と環状緩衝室との間の連通路を
開放して作動流体を圧力室から環状緩衝室へ流入させて
油圧により前記弁緩衝ピストンを不作用位置から作用位
置へ上向ストローク運動させ、弁緩衝ピストンの前記
作用位置から不作用位置への下向ストローク中に該弁緩
衝ピストンの所定の下向ストローク位置において前記の
圧力室と環状緩衝室との間の通通路を閉鎖して、圧力室
への、前記環状緩衝室内に残留する作動流体部分の戻り
を制動して前記所定の下向ストローク位置から不作用位
置への弁緩衝ピストンの戻りを緩衝する、流体制御弁と
から成り、該流体制御弁が、(a)流体を前記圧力室か
ら前記環状緩衝室へ流動させる一次通路を構成する手段
と、(b)流体を前記圧力室から前記環状緩衝室へ流動
させる二次通路を構成する手段と、(c)前記弁緩衝ピ
ストンの上向ストローク時の作用位置と該弁緩衝ピスト
ンの下向ストローク時の不作用位置との間で前記二次通
路に対して運動可能であって該二次通路を介しての前記
圧力室と前記環状緩衝室との間の連通路を開閉する二次
通路閉鎖手段と、(d)一次通路を介しての前記圧力室
と前記環状緩衝室との間の連通路を閉鎖することによっ
て前記弁緩衝ピストンの所定の下向ストローク位置を確
定し、しかも前記の一次通路並びに二次通路を介しての
前記圧力室と前記環状緩衝室との間の連通路を、実質的
に前記弁緩衝ピストンの所定の下向ストローク位置にお
いて閉鎖して前記不作用位置への弁緩衝ピストンの更な
る運動を緩衝する一次通路閉鎖手段とを有している点に
ある。
本発明では一次通路と二次通路は圧力室と弁緩衝室との
間に連通路を形成し、夫々一次通路閉鎖手段又は二次通
路閉鎖手段を介して閉じられる。弁緩衝運動が上向スト
ローク中に発生するのを防止するために、弁緩衝ピスト
ンとカム従動ピストンがその不作用位置から上向ストロ
ーク運動をする場合に、流体は初期の時点では、二次通
路を介して圧力室から弁緩衝室内へ流入することができ
る。次いで上向ストロークの後期時点においては流体
は、一次通路と二次通路とを介して弁緩衝室内へ流入す
る。カム従動ピストン及び弁緩衝ピストンの下向ストロ
ーク運動中には二次通路は閉鎖されるので、流体は弁緩
衝室から一次通路を介してだけ圧力室内へ流れるにすぎ
ない。このような流体の流れは、弁緩衝ピストンが、そ
の下向ストローク中に、一次通路閉鎖手段が一次通路を
閉鎖した時に確定される所定の位置に到達するまで続
く。従って弁緩衝室内に残留する流体が、前記の所定位
置から不作用位置への弁緩衝ピストンの更なる運動を緩
衝する訳である。
[図面の簡単な説明] 第1図は油圧制御系と協働する本発明によるリフタ装置
の概略構成図、第2図は機関弁と作用接続した本発明の
リフタ装置を一部断面して示した概略正面図、第3図は
一部縦断面して示した本発明によるリフタ装置構成部分
の分解斜視図、第4図は本発明のリフタ装置内で使用さ
れる流体バイパスリングの底面図、第5図は第4図の5
−5線断面に沿った流体バイパスリングの断面図、第6
図は不作用位置又は下降ストローク位置で示した本発明
のリフタ装置の断面図、第7図は下降ストローク位置都
上昇ストローク位置との間の所定の中間位置で示した本
発明のリフタ装置の断面図、第8図は上昇ストローク位
置で示した本発明のリフタ装置の断面図である。
[発明を実施するための最良の形態] 次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。
なお、全ての図面において同一機能の構成エレメントは
同一の符号を付して示した。
第1図では、本発明による油圧式リフタ装置10を使用す
る油圧制御系の略示されている。図面から判るように該
リフタ装置10は、ケーシングHとピストン対とを有し、
該ピストン対(以下、カム従動ピストンPcf及び弁緩衝
ピストンPvdと呼ぶ)は両ピストン間に圧力室Cpを形成
している。前記のカム従動ピストンPcf及び弁緩衝ピス
トンPvdに対して同軸的に配置された弁ラッシ調整ピス
トンPlaは弁緩衝ピストンPvdと相俟って弁ラッシ調整室
Claを形成している。
流体つまりオイルは、油圧制御系CSによって前記圧力室
Cpに対して導入・排出される。前記油圧制御系CSは、殊
に有利には同一発明者(ウェイクマン)による米国特許
第4615306号明細書に基づいて構成されており、要する
に圧力室Cp内のオイルを介して前記のカム従動ピストン
Pcfと弁緩衝ピストンPvdとの間には安定した固定的な油
圧リンスを生ぜしめる。更に本発明によれば一方向弁V
を介して弁ラッシ調整室Cla内へオイルが流入すること
に基づいて弁緩衝ピストンPvdと弁ラッシ調整ピストンP
laとの間にも固定的な油圧リンクが形成される。
例えばカムの回転によって付勢される力に基づく矢印F1
の方向の往復動は、前記2の油圧リンクを介して伝達さ
れて矢印F2の方向の弁緩衝ピストンPvdと弁ラッシ調整
ピストンPlaとを往復運動させ、これに応動して機関弁
を開閉させる。すなわち油圧制御系CSによって前記の安
定した両油圧リンクが形成されると、カム従動ピストン
Pcfと弁緩衝ピストンPvdとの間の間隔Dと弁緩衝ピスト
ンPvdと弁ラッシ調整ピストンPlaとの間の間隔dは実質
的にコンスタントに維持される。一方向弁Vは、追って
詳細に説明するように、このような往復動の間は閉弁状
態を維持するように構成されているが、弁ラッシを調整
する必要が生じると、つまり弁ラッシ調整ピストンPla
と、機関弁へ運動を伝達する機構との間のラッシ(遊
び)を零に維持する必要が生じると、前記一方向弁V
は、オイルを圧力室Cpから弁ラッシ調整室Cla内へ流入
させ、これによって弁緩衝ピストンPvdに対して弁ラッ
シ調整ピストンPlaを相対移動させ、ひいては間隔dを
増大させて弁ラッシを調整することができる。念のため
に付記しておくが、カム従動ピストンPcfと弁緩衝ピス
トンPvdとの間並びに弁緩衝ピストンPvdと弁ラッシ調整
ピストンPlaとの間で成る程度のオイル漏れが生じるこ
とがあるが、圧力室Cp及び弁ラッシ調整室Claからこの
ようなオイル損失はリフタ装置10の次の作業サイクル中
に補填される。
第2図の断面図では、機関弁14を連動させる本発明によ
る油圧式リフタ装置10が示されている。第2図ではただ
1つのリフタ装置10と、これに所属した1つの機関弁14
が図示されているにすぎないが、1基の内燃機関におい
て、各シリンダ毎にリフタ装置10と機関弁14とがセット
で用いられるのは云うまでもないことである。
従来慣用のように機関弁14は、回転するカム18の輪郭形
状によって規定された開弁装置と閉弁装置との間を往復
動させるために弁ブロック16内に摺動可能に支承されて
いる。従って機関弁14の開閉は、該機関弁14が例えば内
燃機関の吸気弁である場合には燃料−空気の混合気を燃
焼室20内へ導入し、或いは該機関弁14が例えば内燃機関
の排気弁である場合には排気ポート(図示せず)を介し
て排ガスを排出することができる。機関弁14は圧縮ばね
22とばねキャップ24とによって所定位置に保持され、前
記圧縮ばね22は、第2図に示したように閉弁位置つまり
座着位置に機関弁14に予荷重をかけている。
ロッカアーム26は旋回支軸28を中心として旋回運動可能
に軸支されており、かつ一方の端部30ではリフタ装置10
の上面32に接し、また他方の端部34では弁棒36の上端部
に接している。追って説明するようにリフタ装置10の上
面32の移動動によって、従ってロッカアーム26の旋回動
作により生じる運動伝達を介して機関弁14は開弁位置と
閉弁位置との間を往復動することになる。
機関弁14を開閉させるための前記の動作は、(本発明の
リフタ装置10を設けることを除けば)当該技術分野にお
ける周知の慣用手段であるので、これ以上これに関して
詳説する必要は認められない。ただ念のために付記して
おくが第2図には、ロッカアームを介してリフタ装置10
と機関弁14との間の運動を伝達するようなロッカアーム
式内燃機関が図示されているとは云え、本発明のリフタ
装置10は、その他の形式の弁リフト運動伝達機構を有す
る内燃機関、例えば直接作用するオーバーヘッド・カム
型内燃機関に加えて、プッシュロッド又はフィンガー従
設を使用する内燃機関にも適用することができる。
第3図には、本発明によるリフタ装置10の主要構成要素
が比較的詳細に示されている。図面から判るように、ケ
ーシングHは内向きの環状肩42を有し、該環状肩はケー
シングHの内孔を夫々ほぼ円筒形の上部分割孔44と下部
分割孔46とに分割している。
更にケーシングHは、該ケーシング内にリフタ装置10を
組込んだときにリフタブロック50に座着するのに適した
上部フランジ48を有している(第2図参照)。リフタブ
ロック50は、ケーシングHの外周域に形成された環状給
油通路54と連通するオイルポート52を有している。また
ケーシングHは、オイルを下部分割孔46に対して流入・
流出させるために前記環状給油通路54と連通する出入ポ
ート56を有している。該出入ポート56を介して下部分割
孔46を出るオイルはオイルポート52を介してリフタ装置
10の近傍から除去されるのに対して、出入ポート56を介
して下部分割孔46内へ流入するオイルはオイルポート52
を介して下部分割孔46に供給される。オイルポート52を
介して出入ポート56へ流入しかつ該出入ポートから流出
するオイルの循環指令は油圧制御系CSによって下される
(第1図参照)。ケーシングHの上部外周域と下部外周
域には夫々慣用のOリングシール62,64が設けられてお
り、これによってケーシングHの外周域のオイル漏れが
防止されている。
下部分割孔46内にはカム従動ピストンPcfが摺動可能に
受容されており、該カム従動ピストンは、上端の開いた
実質的に円筒系の内部キャビティ70を制限するステム68
を有している。該ステム68は、前記内部キャビティ70の
下端を閉鎖するフランジ72で終っており、該フランジは
扁平なカム従動面74を形成している。従ってカム従動面
74は、カム18の回転中に該カムの成形輪郭面に従動し、
該カム自体は、ケーシングHの下部分割孔46の内でカム
従動ピストンPcfを往復摺動させる。カム従動ピストンP
cfの上端の開いた円筒形の内部キャビティ70は、ケーシ
ングHの下部分割孔46と相俟って、出入ポート56を介し
てオイルが流入・排出することになる圧力室Cpを形成す
る(図2参照)。
ケーシングHの上部分割孔44内に不動にプレス嵌めされ
た保持スリーブ76は円筒形の内部キャビティ78を形成し
ている。保持スリーブ76は、内向きの下部フランジ80と
外向きの上部フランジ82とを有し、該上部フランジ82
は、保持スリーブ76がケーシングHの上部分割孔44の内
部に位置決めさると、ケーシングHの上端部に座着す
る。
弁緩衝ピストンPvdは、軸方向に延在する上部フランジ8
6を有し、該上部フランジは、円筒形の内部キャビティ8
8と、軸方向に所属する下部ステム90とを形成してい
る。弁緩衝ピストンPvdの上部軸方向フランジ86は保持
スリーブ76の内部キャビティ78の内部に摺動可能に受容
されており、しかも前記弁緩衝ピストンPvdが座着位置
にある場合には、環状肩面86aは保持スリーブ76の下部
フランジ80上に支承されるようになっている。従って弁
緩衝ピストンPvdの下部ステム90は、下部フランジ80の
面80aによって制限されたスペースを通って下部分割孔4
6内へ、つまり圧力室Cp内へ延在している。下部ステム9
0自体には、円筒形の内部キャビティ90aと複数の軸方向
スロット90bとが形成されており、各軸方向スロット90b
は圧力室Cp及び内部キャビティ90aにそれぞれ連通して
いる。実際には4つの軸方向スロット90bが下部ステム9
0の円周に等間隔をおいて穿設されているのが有利であ
る。
弁ラッシ調整ピストンPlaには、円筒形の内部キャビテ
ィ94と、先に述べた外側の上面32が形成されている。弁
ラッシ調整ピストンPlaの内部キャビティ94は弁緩衝ピ
ストンPvdの内部キャビティ88と相俟って、弁ラッシイ
調整室Claを形成している(第2図及び第6図乃至第8
図参照)。オイルは、弁緩衝ピストンPvdに対して同軸
に形成された弁ポート97を介して圧力室Cpから前記弁ラ
ッシ調整室Cla内へ流入することができる。前記弁ポー
ト97は常態では適当な一方向弁Vによって閉止されてい
る。該一方向弁Vは弁ポート97に座着する球面弁体98か
ら成っているのが有利であるが、その他の適当な弁ポー
トシール部材、例えばディスク形弁体を使用することも
可能である。何れにしても、弁ポート97に対する位置に
弁対(本例では球面弁体98)を保持するように弁緩衝ピ
ストンPvdの凹設部102内には弁体保持器100が固着して
設けられている。該弁体保持器100は、弁緩衝ピストンP
vdの弁ポート97を介してオイルを圧力室Cpから前記弁ラ
ッシ調整室Cla内へ流入させることのできる複数の開口1
04を有している。球面弁体98は、該球面弁体と弁体保持
器100との間で作用する圧縮ばね106よって、弁ポート97
に対して座着して該弁ポートを閉鎖するように予荷重を
かけられている。
内向きの環状肩42の凹設部110内には環状バイパスリン
グ108が不動にプレス嵌めされている。該環状バイパス
リング108は、特に第4図及び第5図から判るように、
その底面114に半径方向に延びる複数の溝112を有してい
る。該半径方向溝112は、圧力室Cpと環状緩衝室Cd(第
6図乃至第8図参照)との間の流体連通を可能にする連
続的な通路を形成するように外周通路域116にまで達し
ている。環状の上部面取り内縁118aと下部面取り内縁11
8b(第5図参照)は、作動時に環状バイパスリング108
の内部を運動する部材(例えば弁緩衝ピストンPvdの下
部ステム90)の摩耗を最小限に抑えるため、並びに組立
を一層容易にするために設けられている。環状バイパス
リング108の上部120自体は環状肩42の張出し棚部122と
同一平面を成して、前記上面120と張出し棚部122が保持
スリーブ76の内向き下部フランジ80と相俟って取付けス
ペース124(第6図乃至第8図参照)を形成しており、
該取付けスペース内には環状のチェックリング126が可
動に配置されている。従って該チェックリング126は、
前記外周通路域116に対して相対運動することができ、
これによって該通路区分を開閉して、前記半径方向溝11
2を介しての圧力室Cpと環状緩衝室Cdとの間の流体の連
通を開放・遮断することができる。要するに弁緩衝ピス
トンPvdの下部ステム90の各軸方向スロット90bは圧力室
Cpと環状緩衝室Cdとの間の一次流体通路を形成するのに
対して、環状バイパスリング108の各半径方向溝112及び
外周通路域116は圧力室Cpと環状緩衝室Cdとの間の二次
流体通路を形成する訳である。
圧縮ばね130及び132(第2図には図示せず、第5図乃至
第7図参照)はカム従動ピストンcfと弁緩衝ピストンP
vdとの間及び弁緩衝ピストンPvdと弁ラッシ調整ピスト
ンPlaとの間に配置されて夫々作用する。従って圧縮ば
ね130はカム従動ピストンPcfと弁緩衝ピストンPvdに、
両ピストンを分離させる方向の予荷重をかけ、これによ
ってカム従動面74をカム18のカム成形面と接触状態に維
持することを保証する。同様に圧縮ばね132は弁緩衝ピ
ストンPvdと弁ラッシ調整ピストンPlaに、両ピストンを
分離させる方向の予荷重をかけ、これによって弁ラッシ
調整ピストンPlaの上面32をロッカアーム26の一方の端
部30(或いはプッシュロッドやフィンガー従動節のよう
なその他適当な運動伝道部材)と接触状態に維持し、ひ
いては前記上面32の移動を機関弁14に伝達して該機関弁
を確実に開閉させることを保証する。
特に第6図乃至第8図に基づいて見れば、稼働時におけ
るリフタ装置10のサイクル運動は、カム従動ピストンP
cfと弁緩衝ピストンPvdが夫々第6図に示したような不
作用位置を占めること、つまりカム従動ピストンPcf
カム従動面74がカム18の基礎円18a上に位置し、また弁
緩衝ピストンPvdの肩面86aが保持スリーブ76の内向き下
部フランジ80に座着することをもって始まる。この位置
においては又、一次通路つまり下部ステム90内に形成さ
れた軸方向スロット90bと、二次通路つまり環状バイパ
スリング108内に形成された半径方向溝112とを介して連
通する圧力室Cpと環状緩衝室Cdとの間の流体連通路は閉
じられ、しかも前記一次通路は、軸方向スロット90bの
制御エッジ90cが環状バイパスリング108の上部面取り内
縁118aの下に位置することによって閉じられ、また前記
二次通路は、環状チェックリング126が張出し棚部122及
び環状バイパスリング108の上面120に座着することによ
って閉じられる。
カム18が回転すると、カム従動ピストンPcfのカム従動
面74は先ずカムの開弁作動斜面18bに到達し、該開弁作
動斜面を介して前記カム従動ピストンPcfは下部分割孔4
6内を第7図及び第8図に示したように上向移動し始め
る。リフタ装置10の当該サイクル位相は特に第7図に示
されており、これによってカム従動ピストンPcfと弁緩
衝ピストンPvdとの間には、固定的に安定した油圧リン
クが形成された状態にある。この場合すでに述べたよう
に前掲の米国特許第4615306号明細書に記載された形式
の油圧制御系CS(第1図)を使用して、ECU(図示せ
ず)が機関弁14の正確な開弁開始時点を決定するまで、
カム従動ピストンPcfを弁緩衝ピストンPvdに対して当接
させる用にすることが可能である。この場合、弁緩衝ピ
ストンPvdに対するカム従動ピストンPcfの当接に基づい
て押し退けられるオイルはケーシングHを通って出入ポ
ート56と環状給油通路54とオイルポート52とを経て排出
される。従ってECUが機関弁14の正確な開弁開始時点を
決定すると油圧制御系CSはオイルポート52を閉じること
によって圧力室Cpからのオイル流出を停止させ、これに
よってリフタ装置10の内部でカム従動ピストンPcfと弁
緩衝ピストンPvdとの間に固定的に安定した油圧リンク
を形成する。これに伴ってカム従動ピストンPcfの上向
移動はすべて前記の油圧リンクを介して弁緩衝ピストン
Pvdに伝達され、ひいては保持スリーブ76の円筒形の内
部キャビティ78内で弁緩衝ピストンPvdをカム従動ピス
トンPcfと同時に上向移動させることになる。
第7図には、リフタ装置10が、前記の固定的な油圧リン
クがすでに形成された状態で図示されている。従って第
7図ではカム18の開弁作動斜面18bに対するカム従動ピ
ストンPcfのカム従動面74の接触に基づく該カム従動ピ
ストンの上向移動の状態が第7図に示されており、該上
向移動が弁緩衝ピストンPvdに伝達されることによっ
て、該弁緩衝ピストンも保持スリーブ76の円筒形の内部
キャビティ78の内部を同様に上向移動することになる。
この弁緩衝ピストンPvdの上向移動自体は環状緩衝室Cd
の容積を増大させ、該環状緩衝室には一次通路と二次通
路とを介してオイルが充填される。すなわちオイルは圧
力室Cpから軸方向スロット90b(一次通路)を通って環
状緩衝室Cd内へ直接流入すると共に、前記圧力室Cdから
軸方向スロット90bと環状バイパスリング108の半径方向
溝112(二次通路)を通流し、これによって環状チェッ
クリング126が張出し棚部122及び環状バイパスリング10
8の上面120から離間移動してオイルは環状チェックリン
グ126を外周に沿って取付けスペース124内へ流れ込み、
次いで環状緩衝室Cd内へ流入する。
弁緩衝ピストンPvdの上向移動中に、これと同時に弁ラ
ッシ調整ピストンPlaは、オイルの充填された弁ラッシ
調整室Claを介して弁緩衝ピストンPvdと弁ラッシ調整ピ
ストンPlaとの間に維持される固定的な油圧リンクに基
づいて移動させられる。ここで念のために付記しておく
が、カム従動面74の表面積は弁ラッシ調整ピストンPla
の表面積よりも大であるので、カム従動ピストンPcf
加えられる移動力は、圧力室Cp内の油圧に変換され、こ
の油圧は、カム従動面74がカムの基礎円18a以外の部位
でカム18に接触する場合には、弁ラッシ調整室Cla内の
油圧よりも低い。このように圧力室Cp内の油圧と弁ラッ
シ調整室Cla内の油圧との間に差圧が存在し、しかも弁
ラッシ調整室Cla内の油圧の方が高いことによって、該
差圧は球面弁体98を、弁緩衝ピストンPvd内の共軸の弁
ポート97に対する座着位置に維持する。従って、弁緩衝
ピストンPvd及び弁ラッシ調整ピストンPlaの上向ストロ
ーク中及び下向ストローク中には、オイルの充填された
弁ラッシ調整室Claを介して弁緩衝ピストンPvdと弁ラッ
シ調整ピストンPlaとの間には固定的な油圧リンクが常
に維持される訳である。そればかりでなく前記差圧は、
弁ラッシ調整ピストンPlaが「ポンプ・アップ」される
こと、つまり弁緩衝ピストンPvdの上向ストローク中及
び下向ストローク中に該弁緩衝ピストンとは独自に弁ラ
ッシ調整ピストンPlaが移動することを防止する。この
ような弁ラッシ調整ピストンPlaの独自の移動は、機関
弁14の開閉を不当に「凍て付かせる」ことになる。しか
しカム従動面74がカム18の基礎円18aに接している場合
には、圧力室Cp内と弁ラッシ調整室Cla内には実質的に
等圧が支配している(それというのはカム18を介して実
質的にいかなる力もカム従動ピストンPcfに伝達されな
いからである)。この場合、圧縮ばね132によって負荷
される力は、弁緩衝ピストンPvdに対して弁ラッシ調整
ピストンPlaを相対的に上向移動させ(万一、ロッカア
ーム26の一方の端部30と上面32との間にクリアランスが
存在しているならば)両者間の遊び(ラッシ)を自動的
に調整し、つまりロッカアーム26の端部30と上面32との
間の遊びを零にするのに充分な大きさを有している。弁
ラッシ調整ピストンPlaのこのような上向移動自体は、
球面弁体98を弁ポート97の弁座から離間させ、ひいては
弁緩衝ピストンPvdと弁ラッシ調整ピストンPlaとの間に
固定的な油圧リンクを形成させるだけの量のオイルが圧
力室Cpから弁ラッシ調整室Cla内へ引き込まれる。この
ようにして弁ラッシは油圧によって自動調整される。
なお念のために述べておくが、カム従動ピストンPcf
弁緩衝ピストンPvdとの間に、前者のカム従動ピストンP
cfと同時に後者の弁緩衝ピストンPvdを上向移動させる
ような油圧リンクが形成される時点にオイルは、(圧力
室Cpと環状緩衝室Cdとの間に軸方向スロット90bの一次
通路を介しての直接的な流体連通路が形成されていなく
ても)オイル流に応動して環状チェックリング126が座
着面から離間するので、二次通路を介して環状緩衝室Cd
内へ直ちに流入することになる。この機能が重要である
のは、弁緩衝ピストンPvdがその上向ストローク時に緩
衝されるのを防止すると共に、弁ラッシ調整室Claに対
比して圧力室Cp内に低い油圧を支配させ、ひいては弁ラ
ッシ調整ピストンPlaが前記のように不当に「ポンプ・
アップ」されるのを確実に回避するために他ならない。
カムロープ18cの上死点においてカム従動ピストンPcf
上向移動は最大値をとり、従って弁緩衝ピストンPvd
び弁ラッシ調整ピストンPlaはそれぞれ最大限に上向移
動した位置にある。第8図に示したように弁緩衝ピスト
ンPvd及び弁ラッシ調整ピストンPlaのこの移動量はロッ
カアーム26を介して機関弁14に伝達されて、前述のよう
に該機関弁を開弁させる。カム18の連続的な回転に基づ
いてカム従動面74は開弁作動斜面18dに到達し、かつ圧
縮ばね130のばね負荷及び圧力室Cpと弁ラッシ調整室Cla
との間に形成された固定的な油圧リンクに基づいて、弁
緩衝ピストンPvd及び弁ラッシ調整ピストンPlaは同時に
第7図に示した位置へ下向ストロークを行なう。
弁緩衝ピストンPvd及び弁ラッシ調整ピストンPlaが、第
8図に示した位置から第7図に示した位置へ向かって下
向ストロークを開始すると、これに応動して環状弁緩衝
室Cdから圧力室Cp内へ流れる油圧流は、環状チェックリ
ング126を張出し棚部122と上面120とに座着させ、これ
によって二次通路(つまり環状バイパスリング108の半
径方向溝112)を閉鎖する。しかしながら軸方向スロッ
ト90bよって形成される一次通路は、依然として開いて
環状弁緩衝室Cdと圧力室Cpとの間を連通させているの
で、弁緩衝ピストンPvd及び弁ラッシ調整ピストンPla
更なる下向ストローク運動中に流体は圧力室CPから環状
弁緩衝室Cd内へ流れ続ける。軸方向スロット90bの上部
の制御エッジ90cが、第6図乃至第8図で見て、環状バ
イパスリング108の上部面取り内縁118aより下方に位置
する場合には、従って一次通路は閉じられ、これによっ
て環状弁緩衝室Cdの内部に残留している油圧は有利に増
成される。
容易に判るように半径方向溝112及び軸方向スロット90b
は完全に封止されているのではないので、環状チェック
リング126と張出し棚部122並びに上面120との間、及び
/又は環状バイパスリング108と弁緩衝ピストンPvdの下
部ステム90との間、及び/又は弁緩衝ピストンPvdと保
持スリーブ76との間における(著しく低い流量であると
は云え)オイル漏れに基づいて、弁緩衝ピストンPvd
更に下向ストローク運動することができる。従って弁緩
衝ピストンPvdの下向ストローク運動中の位置は、軸方
向スロット90bの上部制御エッジ90cと張出し棚部122並
びに上面120との相対的な整合によって予め決定するこ
とができるので、弁緩衝ピストンPvdの更なる下向スト
ローク運動中に、環状弁緩衝室Cd内に残留する増圧され
た油圧は該下向運動を更に「緩衝」(制動)し、これに
応動して弁座に対する機関弁14の閉鎖を緩衝することに
なる。
カム18が回転を続けると、カム従動面74は再びカムの基
礎円18aに達し、かつ、前掲の米国特許第4615306号明細
書に記載された油圧制御系を使用する場合には、流体回
路からの圧力パルスの支援を受けて、カム従動ピストン
Pcf、ひいてはカム従動面74と前記基礎円18aとの係合状
態が維持され、こうして第6図に示したような、リフタ
装置の構成部分の位置が再現される。別の実施態様によ
ればカム従動ピストンPcfのカム従動面74をカム18の基
礎円18aとの係合状態に戻すのを助成するように圧縮ば
ね130のばね力を予め選定することも可能である。
[符号の説明] H……ケーシング、Pcf……カム従動ピストン、Pvd……
弁緩衝ピストン、Pla……弁ラッシ調整ピストン、Cp
…圧力室、Cla……弁ラッシ調整室、Cd……環状弁緩衝
室、CS……油圧制御系、V……一方向弁、F1,F2……往
復動方向を示す矢印、D……カム従動ピストンPcfと弁
緩衝ピストンPvdとの間の間隔、d……弁緩衝ピストンP
vdと弁ラッシ調整ピストンPlaとの間の間隔、10……ケ
ーシング、14……機関弁、16……弁ブロック、18……カ
ム、18a……基礎円、18b……開弁作動斜面、18c……カ
ムローブ、18d……閉弁作動斜面、22……圧縮ばね、24
……ばねキャップ、26……ロッカアーム、28……旋回支
軸、30……一方向の端部、32……上面、34……他方の端
部、36……弁棒、42……内向きの環状肩、44……上部分
割孔、46……下部分割孔、48……上部フランジ、50……
リフタブロック、52……オイルポート、54……環状給油
通路、56……出入ポート、62,64……Oリングシール、6
8……ステム、70……内部キャビティ、72……フラン
ジ、74……カム従動面、76……保持スリーブ、78……円
筒形の内部キャビティ、80……内向きの下部フランジ、
82……外向きの上部フランジ、86……上部軸方向フラン
ジ、86a……肩面、88……円筒形の内部キャビティ、90
……下部ステム、90a……円筒形の内部キャビティ、90b
……軸方向スロット、90c……制御エッジ、94……円筒
形の内部キャビティ、97……弁ポート、98……球面弁
体、100……弁体保持器、102……凹設部、104……開
口、106……圧縮ばね、108……環状バイパスリング、11
0……凹設部、112……半径方向溝、114……底面、116…
…外周通路域、118a……上部面取り内縁、118b……下部
面取り内縁、120……上面、122……張出し棚部、124…
…取付けスペース、126……環状チェックリング、130,1
32……圧縮ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−20848(JP,A) 実開 昭60−133110(JP,U) 米国特許4452187(US,A)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力室(Cp)を介在させた1対のピストン
    (Pcf,Pvd)を有する形式の、機関弁用の油圧式リフタ
    装置(10)において、前記ピストン対の少なくとも一方
    のピストン(Pcf,Pvd)と相俟って弁ラッシ調整室
    (Cla)を形成する弁ラッシ調整ピストン(Pla)と、過
    剰弁ラッシの存在時に前記の圧力室(Cp)から弁ラッシ
    調整室(Cla)へ流体を流入させて前記過剰弁ラッシを
    調整する一方向弁(V)と、上向ストローク中には前記
    の少なくとも一方のピストン(cf,Pvd)の運動の緩衝を
    阻止し、下向ストローク中には所定の位置で前記の少な
    くとも一方のピストンの運動を緩衝するための緩衝制御
    手段とを有し、該緩衝制御手段が、 弁緩衝室(Cd)と、 前記圧力室(Cp)と弁緩衝室(Cd)との間に設けられた
    一次通路(90b)及び二次通路(112)と、 前記二次通路に関して前記少なくとも一方のピストンの
    上向ストローク中に流体を前記弁緩衝室(Cd)内へ流入
    させて当該ピストン運動の緩衝を防止する開放位置と、
    前記の少なくとも一方のピストンの下降ストローク中に
    流体が前記弁緩衝室(Cd)から前記圧力室(Cp)内へ流
    入するのを防止する閉鎖位置との間を運動可能な二次通
    路閉鎖手段と、 少なくとも一方のピストンの下向ストローク中に前記の
    所定位置において前記一次通路を閉鎖するために、前記
    二次通路閉鎖手段による二次通路の閉鎖に続いて前記一
    次通路を閉鎖して、前記の少なくとも一方のピストンの
    運動を緩衝させる一次通路閉鎖手段とから成ることを特
    徴とする、機関弁用の油圧式リフタ装置。
  2. 【請求項2】圧力室(Cp)を介在させた1対のピストン
    (Pcf,Pvd)を有する形式の、機関弁用の油圧式リフタ
    装置(10)において、前記ピストン対の少なくとも一方
    のピストン(Pcf,Pvd)と相俟って弁ラッシ調整室
    (Cla)を形成する弁ラッシ調整ピストン(Pla)と、過
    剰弁ラッシの存在時に前記の圧力室(Cp)から弁ラッシ
    調整室(Cla)へ流体を流入させて前記過剰弁ラッシを
    調整する一方向弁(V)とを有し、前記の少なくとも一
    方のピストンが弁緩衝ピストン(Pvd)として構成され
    ており、 前記弁緩衝ピストン(Pvd)を環状に包囲する弁緩衝室
    (Cd)と、 前記の圧力室(Cp)と弁緩衝室(Cd)との間を連通させ
    る一次通路(90b)及び二次通路(112)と、 前記所定の二次通路に対して前記弁緩衝ピストン
    (Pvd)の上向ストローク時に占める作用位置と、 前記前記弁緩衝ピストン(Pvd)の下向ストローク時に
    占める不作用位置との間を運動可能であって、前記二次
    通路(112)を介して前記の圧力室(Cp)と弁緩衝室(C
    d)との間の連通路を開閉する二次通路閉鎖手段と、 前記のピストン対(Pcf,Pvd)の下向ストローク中に前
    記一次通路(90b)を介して前記の圧力室(Cp)と弁緩
    衝室(Cd)との間の連通路を閉鎖することによって所定
    の位置を確定し、当該所定の位置を超える前記ピストン
    対のそれ以上の下降ストローク運動を緩衝する一次通路
    閉鎖手段とから成っていることを特徴とする、機関弁用
    の油圧式リフタ装置。
  3. 【請求項3】上下2つの孔区分(44,46)から成るケー
    シング孔を有するケーシング(H)と、 成形輪郭面(18a,18b,18c,18d)を有する回転可能なカ
    ム(18)に従動し前記成形輪郭面に倣って往復動するた
    めに前記ケーシング孔(44,46)の下部区分(46)内に
    摺動可能に受容されたカム従動ピストン(Pcf)と、 前記ピストン孔内で前記カム従動ピストン(Pcf)に対
    して共軸に配置された弁ラッシ調整ピストン(Pla
    と、 前記ピストン孔の上部区分(44)の内部に不作用位置と
    作用上限位置との間を往復動するために摺動可能に受容
    されていて前記カム従動ピストン(Pcf)と前記弁ラッ
    シ調整ピストン(Pla)との間に、共軸に配置された弁
    緩衝ピストン(Pvd)と、 前記弁緩衝ピストン(Pvd)と前記弁ラッシ調整ピスト
    ン(Pla)との間に形成された弁ラッシ調整室(Cla)並
    びに前記弁緩衝ピストン(Pvd)と前記カム従動ピスト
    ン(Pcf)との間に形成された圧力室(Cp)と、 前記弁緩衝ピストン(Pvd)の外周壁区分と前記ケーシ
    ング孔の対応区分との間に形成されておりかつ前記弁緩
    衝ピストン(Pvd)の不作用位置と作用上限位置との間
    における上向ストローク時及び下向ストローク時に容積
    を増減する環状弁緩衝室(Cd)と、 作動流体を前記圧力室(Cp)内へ流入せしめ、この流入
    した作動流体を介して前記カム従動ピストン(Pcf)の
    往復動を前記弁緩衝ピストン(Pvd)に油圧式に伝達し
    て、該弁緩衝ピストンを前記不作用位置と作用上限位置
    との間で往復移動させる手段と、 前記圧力室(Cp)と前記弁ラッシ調整室(Cla)との間
    に流体連通路を形成し、前記弁緩衝ピストン(Pvd)に
    対して相対的に前記弁ラッシ調整ピストン(Pla)を調
    整移動させ得るだけの量の作動流体を前記圧力室(Cp
    から前記弁ラッシ調整室(Cla)内へ流入させ、該弁ラ
    ッシ調整室(Cla)内の前記作動流体量を介して前記弁
    緩衝ピストン(Pvd)の往復移動を前記弁ラッシ調整ピ
    ストン(Pla)に伝達し、前記弁緩衝ピストン(Pvd)の
    往復動時に該弁緩衝ピストンと同時に前記弁ラッシ調整
    ピストン(Pla)を移動させて機関弁の開閉運動を制御
    する弁手段(H)と、 前記の圧力室(Cp)と環状弁緩衝室(Cd)との間の流
    体連通路を開放し、前記作動流体を前記弁緩衝ピストン
    (Pvd)の上向ストローク運動に応動して前記圧力室(C
    p)から前記環状弁緩衝室(Cd)内へ作動流体を流入さ
    せ、かつ前記弁緩衝ピストン(Pvd)が前記不作用位
    置に達する前に該弁緩衝ピストンの所定の下向ストロー
    ク位置において前記の前記の圧力室(Cp)と環状弁緩衝
    室(Cd)との間の流体連通路を閉鎖して前記の所定の下
    向ストローク位置から不作用位置への弁緩衝ピストン
    (Pvd)の下向運動を緩衝する弁緩衝制御手段(90b,10
    8,126)とから成り、しかも該弁緩衝制御手段が、 (a)前記弁緩衝ピストン(Pvd)に形成された上部制
    御エッジ(90c)を有する少なくとも1つの軸方向スロ
    ット(90b)と、 (b)前記ケーシング(H)の内部に不動に固定されて
    前記弁緩衝ピストン(Pvd)を取り囲んでおり、かつ該
    弁緩衝ピストンの少なくとも1つの軸方向スロット(90
    b)を介して前記の圧力室(Cp)と環状弁緩衝室(Cd
    との間の流体連通路を形成する複数の半径方向溝(11
    2)を有する環状バイパスリング(108)と、 (c)前記環状弁緩衝室(Cd)の内部に配置されてお
    り、かつ前記環状バイパスリング(108)から離間して
    前記複数の半径方向溝(112)を開放し該半径方向溝を
    介して圧力室(Cp)と環状弁緩衝室(Cd)との間を前記
    作動流体を自由に移動させる非座着位置と、前記環状バ
    イパスリング(108)に座着して前記複数の半径方向溝
    (112)を閉鎖して前記の圧力室(Cp)と環状弁緩衝室
    (Cd)との間の自由な流体移動を阻止する座着位置との
    間を運動可能な環状チェックリング(126)とを備えて
    いることを特徴とする、機関弁用の油圧式リフタ装置。
  4. 【請求項4】前記の少なくとも1つの軸方向スロット
    (90b)を上部制御エッジ(90c)と前記環状バイパスリ
    ング(108)の上面(120)との相対的な位置が前記弁緩
    衝ピストン(Pvd)の所定の下向ストローク位置を確定
    する、請求項3記載の油圧式リフタ装置。
  5. 【請求項5】弁緩衝ピストン(Pvd)に形成された複数
    の軸方向スロット(90b)がそれぞれ上部制御エッジ(9
    0c)を有し、前記環状バイパスリング(108)の上面(1
    20)に対する各上部制御エッジ(90c)の位置が前記弁
    緩衝ピストン(Pvd)の所定の下向ストローク位置を形
    成している、請求項4記載の油圧式リフタ装置。
  6. 【請求項6】ケーシング(H)の内孔(44,46)と、該
    内孔を第1の分割孔(46)と第2の分割孔(44)とに分
    割する内向きの環状肩(42)とを有するケーシング
    (H)と、 前記第1の分割孔(46)の内部に摺動可能に受容されか
    つ回転可能なカム(18)の成形輪郭面(18a,18b,18c,18
    d)に従動して往復動するカム従動ピストン(Pcf)と、 前記第2の分割孔(44)の内部に摺動可能に受容され、
    不作用位置と作用位置との間を往復動して前記カム従動
    ピストン(Pcf)の往復動を機関弁(14)伝達して該機
    関弁を開閉させる弁緩衝ピストン(Pvd)と、 前記のカム従動ピストン(Pcf)と弁緩衝ピストン
    (Pvd)との間に形成されていて前記ケーシング(H)
    に設けられた導入手段を介して作動流体が導入される圧
    力室(Cp)と、 前記ケーシング(H)と前記環状肩(42)と前記弁緩衝
    ピストン(Pvd)とによって形成される環状緩衝室
    (Cd)と、 カム従動ピストン(Pcf)の上向ストローク時に前記
    の圧力室(Cp)と環状緩衝室(Cd)との間の連通路を開
    放して作動流体を圧力室(Cp)から環状緩衝室(Cd)へ
    流入させて油圧により前記弁緩衝ピストン(Pvd)を不
    作用位置から作用位置へ上向ストローク運動させ、弁
    緩衝ピストン(Pvd)の前記作用位置から不作用位置へ
    の下向ストローク中に該弁緩衝ピストン(Pvd)の所定
    の下向ストローク位置において前記の圧力室(Cp)と環
    状緩衝室(Cd)との間の連通路を閉鎖して、圧力室
    (Cp)への、前記環状緩衝室(Cd)内に残留する作動流
    体部分の戻りを制動して前記所定の下向ストローク位置
    から不作用位置への弁緩衝ピストン(Pvd)の戻りを緩
    衝する、流体制御弁とから成り、該流体制御弁が、 (a)流体を前記圧力室(Cp)から前記環状緩衝室
    (Cd)へ流動させる一次通路を構成する手段(90b)
    と、 (b)流体を前記圧力室(Cp)から前記環状緩衝室
    (Cd)へ流動させる二次通路を構成する手段(112)
    と、 (c)前記弁緩衝ピストン(Pvd)の上向ストローク時
    の作用位置と該弁緩衝ピストンの下向ストローク時の不
    作用位置との間で前記二次通路に対して運動可能であっ
    て該二次通路を介しての前記圧力室(Cp)と前記環状緩
    衝室(Cd)との間の連通路を開閉する二次通路閉鎖手段
    (126)と、 (d)一次通路を介しての前記圧力室(Cp)と前記環状
    緩衝室(Cd)との間の連通路を閉鎖することによって前
    記弁緩衝ピストン(Pvd)の所定の下向ストローク位置
    を確定し、しかも前記の一次通路並びに二次通路を介し
    ての前記圧力室(Cp)と前記環状緩衝室(Cd)との間の
    連通路を、実質的に前記弁緩衝ピストン(Pvd)の所定
    の下向ストローク位置において閉鎖して前記不作用位置
    への弁緩衝ピストン(Pvd)の更なる運動を緩衝する一
    次通路閉鎖手段とを有していることを特徴とする、機関
    弁用の油圧式リフタ装置。
  7. 【請求項7】前記弁緩衝ピストン(Pvd)の部分が前記
    第1の分割孔(46)内へ延び、前記一次通路を構成する
    手段が弁緩衝ピストン(Pvd)の前記部分内に形成され
    た軸方向スロット(90b)から成り、該軸方向スロット
    は、前記不作用位置から前記作用位置への前記弁緩衝ピ
    ストン(Pvd)の移動時に前記圧力室(Cp)と前記環状
    緩衝室(Cd)との間に連通路を形成するのに充分な軸方
    向長さを有している、請求項6記載の油圧式リフタ装
    置。
  8. 【請求項8】前記二次通路を構成する手段が、前記内向
    きの環状肩(42)に対して不動に固着されていて弁緩衝
    ピストン(Pvd)の前記部分を環状に取り囲む環状バイ
    パスリング(108)を有し、該環状バイパスリングには
    複数の半径方向溝(112)が形成されており、該半径方
    向溝の一端が前記圧力室(Cp)へ開口し、他端は前記環
    状緩衝室(Cd)へ開口しており、しかも該半径方向溝
    (112)が前記の二次通路を構成し、かつ前記二次通路
    閉鎖手段が、前記環状バイパスリングの座着位置におい
    て前記半径方向溝(112)の他端を実質的に閉鎖する、
    請求項7記載の油圧式リフタ装置。
  9. 【請求項9】前記一次通路閉鎖手段が、前記軸方向スロ
    ット(90b)の上部制御エッジ(90c)と前記環状バイパ
    スリング(108)の上面(120)との相対位置決めによっ
    て規定されており、前記上部制御エッジ(90c)と前記
    上面(120)とが、作用位置から不作用位置への前記弁
    緩衝ピストン(Pvd)の下向ストローク中に整合する場
    合に前記の位置が確定され、かつ前記軸方向スロット
    (90b)によって構成されている一次通路を介しての圧
    力室(Cp)と環状緩衝室(Cd)との連通路が実質的に閉
    鎖される、請求項8記載の油圧式リフタ装置。
  10. 【請求項10】前記二次通路閉鎖手段が、弁緩衝ピスト
    ン(Pvd)の前記部分を環状に取り囲んでいて前記環状
    バイパスリング(108)の半径方向溝(112)の前記他端
    に対する離間位置と座着位置との間を運動可能な環状チ
    ェックリング(126)を有している、請求項8記載の油
    圧式リフタ装置。
  11. 【請求項11】前記二次通路閉鎖手段が、前記環状チェ
    ックリング(126)を前記離間位置と座着位置との間で
    可動に前記環状バイパスリング(108)に対して保持す
    る保持スリーブ(76)を有している、請求項10記載の油
    圧式リフタ装置。
  12. 【請求項12】前記保持スリーブ(76)が、前記環状バ
    イパスリング(108)と相俟って1つの環状の弁室を形
    成する保持フランジ(80)を有し、前記環状チェックリ
    ング(126)が、前記弁室内で前記離間位置と座着位置
    との間を運動可能に配置されている、請求項11記載の油
    圧式リフタ装置。
  13. 【請求項13】カム従動ピストン(Pcf)と弁緩衝ピス
    トン(Pvd)とを互いに離間させる方向に予荷重をかけ
    る圧縮ばね(130)を有している、請求項6記載の油圧
    式リフタ装置。
  14. 【請求項14】弁ラッシ調整ピストン(Pla)が前記ケ
    ーシング孔内に共軸に配置されており、かつ前記弁緩衝
    ピストン(Pvd)がカム従動ピストン(Pcf)と弁ラッシ
    調整ピストン(Pla)との間に配置されている、請求項
    6記載の油圧式リフタ装置。
  15. 【請求項15】前記の弁ラッシ調整ピストン(Pla)と
    弁緩衝ピストン(Pvd)との間に弁ラッシ調整室(Cla
    が形成されており、かつ、前記弁緩衝ピストン(Pvd
    に対して前記の弁ラッシ調整ピストン(Pla)を相対的
    に調整移動させて弁ラッシを調整し得るだけの作動流体
    量を前記圧力室(Cp)から該弁ラッシ調整室(Cla)内
    へ流入させるために前記の圧力室(Cp)と弁ラッシ調整
    室(Cla)との間を連通させる手段が設けられている、
    請求項14記載の油圧式リフタ装置。
  16. 【請求項16】前記の圧力室(Cp)と弁ラッシ調整室
    (Cla)との間を連通させる手段が、前記弁緩衝ピスト
    ン(Pvd)に形成された弁ポート(97)と、常態では閉
    じているが前記弁ラッシ調整ピストン(Pla)の調整移
    動時には前記作動流体量を前記弁ラッシ調整室(Cla
    内へ流入させるために前記弁ポート(97)を開く一方向
    弁(V)とから成っている、請求項15記載の油圧式リフ
    タ装置。
  17. 【請求項17】前記一方向弁(V)が、常態では前記弁
    ポート(97)を閉じる球面弁体(98)を有している、請
    求項16記載の油圧式リフタ装置。
  18. 【請求項18】前記弁緩衝ピストン(Pvd)が軸方向円
    筒延長部(86)を有し、前記弁ラッシ調整ピストン(P
    la)が前記軸方向円筒延長部(86)内に摺動可能に受容
    されており、かつ、前記の弁緩衝ピストン(Pvd)と弁
    ラッシ調整ピストン(Pla)との間に、閉じた弁ラッシ
    調整室(Cla)が形成されている、請求項13記載の油圧
    式リフタ装置。
JP63509304A 1987-10-02 1988-09-14 機関弁用の油圧式リフタ装置 Expired - Lifetime JPH0788766B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US103,879 1987-10-02
US07/103,879 US4796573A (en) 1987-10-02 1987-10-02 Hydraulic engine valve lifter assembly
PCT/US1988/003167 WO1989002975A1 (en) 1987-10-02 1988-09-14 Hydraulic engine valve lifter assembly

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02503704A JPH02503704A (ja) 1990-11-01
JPH0788766B2 true JPH0788766B2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=22297510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63509304A Expired - Lifetime JPH0788766B2 (ja) 1987-10-02 1988-09-14 機関弁用の油圧式リフタ装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US4796573A (ja)
EP (1) EP0375742B1 (ja)
JP (1) JPH0788766B2 (ja)
KR (1) KR950014404B1 (ja)
CN (1) CN1032836A (ja)
AT (1) ATE69086T1 (ja)
DE (1) DE3865969D1 (ja)
ES (1) ES2010817A6 (ja)
WO (1) WO1989002975A1 (ja)

Families Citing this family (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU5537690A (en) * 1989-05-25 1990-12-18 William Bulens Device for automobile motor timing system with variable valve lifts
US4930465A (en) * 1989-10-03 1990-06-05 Siemens-Bendix Automotive Electronics L.P. Solenoid control of engine valves with accumulator pressure recovery
SE468132B (sv) * 1989-12-01 1992-11-09 Volvo Ab Saett och anordning foer styrd upptagning av en foerbraenningsmotors ventilspel
DE4007287A1 (de) * 1990-03-08 1991-09-12 Man Nutzfahrzeuge Ag Motorbremse fuer luftverdichtende brennkraftmaschine
US5088458A (en) * 1991-02-01 1992-02-18 Siemens Automotive L.P. Lash adjusted for engine valve actuator assembly
US5127375A (en) * 1991-04-04 1992-07-07 Ford Motor Company Hydraulic valve control system for internal combustion engines
US5255641A (en) 1991-06-24 1993-10-26 Ford Motor Company Variable engine valve control system
JP2931099B2 (ja) * 1991-11-29 1999-08-09 キャタピラー インコーポレイテッド エンジンバルブ着座速度緩衝油圧スナッバ
WO1993014339A1 (en) * 1992-01-13 1993-07-22 Caterpillar Inc. Engine valve seating velocity hydraulic snubber
US5158048A (en) * 1992-04-02 1992-10-27 Siemens Automotive L.P. Lost motion actuator
US5327858A (en) * 1992-09-25 1994-07-12 Hausknecht Louis A Flow restriction controlled variable engine valve system
US5233951A (en) * 1992-09-25 1993-08-10 Hausknecht Louis A Flow restriction controlled variable engine valve system
US5255639A (en) * 1992-10-15 1993-10-26 Siemens Automotive L.P. Integral EVT/cylinder head assembly with self-purging fluid flow
US5216988A (en) * 1992-10-15 1993-06-08 Siemens Automotive L.P. Dual bucket hydraulic actuator
US5377654A (en) * 1992-11-12 1995-01-03 Ford Motor Company System using time resolved air/fuel sensor to equalize cylinder to cylinder air/fuel ratios with variable valve control
US5372114A (en) * 1993-10-29 1994-12-13 Cummins Engine Company, Inc. Dampened pressure regulating and load cell tappet
FR2712026B1 (fr) * 1993-11-05 1996-01-12 Siemens Automotive Sa Procédé et dispositif de commande de la levée d'une soupape d'un moteur à combustion interne.
FR2712350B1 (fr) * 1993-11-10 1996-02-09 Siemens Automotive Sa Procédé et dispositif d'optimisation ou remplissage en air d'un cylindre de moteur à combustion interne.
US5419301A (en) * 1994-04-14 1995-05-30 Ford Motor Company Adaptive control of camless valvetrain
US5829397A (en) * 1995-08-08 1998-11-03 Diesel Engine Retarders, Inc. System and method for controlling the amount of lost motion between an engine valve and a valve actuation means
US5996550A (en) * 1997-07-14 1999-12-07 Diesel Engine Retarders, Inc. Applied lost motion for optimization of fixed timed engine brake system
WO2001020150A1 (en) * 1999-09-17 2001-03-22 Diesel Engine Retarders, Inc. Captive volume accumulator for a lost motion system
AT410696B (de) 1999-09-22 2003-06-25 Jenbacher Ag Ventilantrieb für ein ventil eines verbrennungsmotors
ITTO20010272A1 (it) * 2001-03-23 2002-09-23 Fiat Ricerche Motore a combustione interna con valvole ad azionamento variabile e punteria idraulica ausiliaria.
US7080614B2 (en) 2002-05-31 2006-07-25 Ina-Schaeffler Kg Hydraulically actuated, variable valve drive of an internal combustion engine
DE10224039A1 (de) * 2002-05-31 2003-12-11 Ina Schaeffler Kg Hydraulisch betätigter, variabler Ventiltrieb einer Brennkraftmaschine
US7273026B2 (en) * 2002-10-18 2007-09-25 Maclean-Fogg Company Roller follower body
US7128034B2 (en) * 2002-10-18 2006-10-31 Maclean-Fogg Company Valve lifter body
DE602004004997T2 (de) * 2004-01-16 2007-11-08 C.R.F. S.C.P.A. Brennkraftmaschine mit einer einzigen obenliegenden Nockenwelle zur mechanischen Steuerung der Auslassventile und zur elektrohydraulischen Steuerung der Einlassventile
DE102004061674B4 (de) * 2004-10-22 2019-09-12 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Verfahren zum Betreiben einer Brennkraftmaschine
DE102004051427A1 (de) * 2004-10-22 2006-05-11 Ina-Schaeffler Kg Verfahren zum Betreiben einer Brennkraftmaschine
US7845327B2 (en) * 2007-08-19 2010-12-07 Ford Global Technologies, Llc Hydraulic lash adjuster with damping device
WO2010023747A1 (ja) * 2008-08-28 2010-03-04 トヨタ自動車株式会社 密封型ラッシュアジャスタ
AT505832B1 (de) * 2008-09-18 2011-01-15 Avl List Gmbh Motorbremseinrichtung für eine brennkraftmaschine
JP5740400B2 (ja) * 2009-08-07 2015-06-24 ジェイコブス ビークル システムズ、インコーポレイテッド バルブキャッチピストンを備えた空転可変バルブ作動装置
KR101154401B1 (ko) * 2009-12-04 2012-06-15 현대자동차주식회사 전기-유압 가변 밸브 리프트 장치
DE102011005575A1 (de) 2011-03-15 2012-09-20 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Ventiltrieb mit Zusatzhub im Nockengrundkreis
KR101594196B1 (ko) * 2011-05-04 2016-02-17 현대중공업 주식회사 헬리컬 커트형 플런저에 의한 가변 밸브 타이밍 장치
CN104114822B (zh) * 2012-02-10 2016-10-12 爱信精机株式会社 间隙调节器
SE543886C2 (sv) 2012-07-06 2021-09-14 Freevalve Ab Aktuator för axiell förskjutning av en gasväxlingsventil vid en förbränningsmotor
ITBO20130057A1 (it) * 2013-02-13 2014-08-14 Gnutti Spa Trafilierie Punteria con sistema compensatore idraulico del gioco utilizzabile in un cinematismo, in particolare nella catena cinematica di collegamento tra un albero a camme e una valvola in un motore endotermico.
WO2014152944A1 (en) * 2013-03-14 2014-09-25 Lynch Bradford L Valve actuation system
KR101911099B1 (ko) * 2013-07-05 2018-12-28 현대중공업 주식회사 개폐타이밍조절장치
US9453437B2 (en) * 2014-10-29 2016-09-27 Electro-Mechanical Associates, Inc. Collapsible pushrod valve actuation system for a reciprocating piston machine cylinder
CN106368755A (zh) * 2016-09-27 2017-02-01 浙江大学 可变气门配气机构
KR102084908B1 (ko) 2017-03-17 2020-03-04 바르실라 핀랜드 오이 내연 피스톤 엔진의 가스 교환 밸브용의 제어 장치 및 내연 엔진의 가스 교환 밸브용의 제어 장치의 작동 방법
DE102019109865A1 (de) * 2018-05-08 2019-11-14 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Hydraulikeinheit einer elektrohydraulischen Gaswechselventilsteuerung
US11230951B2 (en) * 2018-09-10 2022-01-25 Jacobs Vehicle Systems, Inc. Lost motion variable valve actuation systems and methods
DE102019128826B4 (de) * 2019-10-25 2022-09-29 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Hydraulikeinheit einer elektrohydraulischen Gaswechselventilsteuerung
US11181018B1 (en) 2021-02-25 2021-11-23 Deere & Company Type II valvetrain and hydraulic engine brake arrangement

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4452187A (en) 1979-08-24 1984-06-05 Nippon Soken, Inc. Hydraulic valve lift device

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3650251A (en) * 1970-05-11 1972-03-21 Mack Trucks Hydraulic valve lifter
US3921609A (en) * 1974-08-16 1975-11-25 Rhoads Jack L Variable duration hydraulic valve tappet
US4134371A (en) * 1977-04-28 1979-01-16 Hausknecht Louis A Valve control system
JPS5447022A (en) * 1977-09-21 1979-04-13 Nissan Motor Co Ltd Valve lifter for internal combustion engine
JPS54121314A (en) * 1978-03-13 1979-09-20 Toyota Motor Corp Valve lift varying mechanism for internal combustion engine
US4347812A (en) * 1978-04-28 1982-09-07 Nippon Soken, Inc. Hydraulic valve lift device
JPS54153919A (en) * 1978-05-25 1979-12-04 Toyota Motor Corp Plural intake valve system internal combustion engine
DE3004396A1 (de) * 1980-02-07 1981-08-13 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag, 7000 Stuttgart Ventilsteuerung fuer brennkraftmaschinen
DE3135650A1 (de) * 1981-09-09 1983-03-17 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart "ventilsteuerung fuer hubkolben-brennkraftmaschinen mit mechanisch-hydraulischen bewegungsuebertragungsmitteln"
US4524731A (en) * 1983-08-15 1985-06-25 Rhoads Jack L Hydraulic valve lifter with continuous void
US4615306A (en) * 1984-01-30 1986-10-07 Allied Corporation Engine valve timing control system
JPH0612058B2 (ja) * 1984-12-27 1994-02-16 トヨタ自動車株式会社 可変バルブタイミング・リフト装置
DE3511819A1 (de) * 1985-03-30 1986-10-09 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Ventilsteuervorrichtung
DE3511820A1 (de) * 1985-03-30 1986-10-02 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Ventilsteuervorrichtung fuer eine hubkolben-brennkraftmaschine
JPS62298611A (ja) * 1986-06-17 1987-12-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 流体圧式弁駆動装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4452187A (en) 1979-08-24 1984-06-05 Nippon Soken, Inc. Hydraulic valve lift device

Also Published As

Publication number Publication date
ATE69086T1 (de) 1991-11-15
CN1032836A (zh) 1989-05-10
DE3865969D1 (de) 1991-12-05
EP0375742B1 (en) 1991-10-30
WO1989002975A1 (en) 1989-04-06
EP0375742A1 (en) 1990-07-04
JPH02503704A (ja) 1990-11-01
US4796573A (en) 1989-01-10
KR950014404B1 (ko) 1995-11-27
KR890701871A (ko) 1989-12-22
ES2010817A6 (es) 1989-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0788766B2 (ja) 機関弁用の油圧式リフタ装置
US6550433B2 (en) Engine valve actuator with valve seating control
US6439195B1 (en) Valve train apparatus
US20030075129A1 (en) Valve lifter assembly for selectively deactivating a cylinder
US5720244A (en) Switchable support element
JPH04311614A (ja) 上下動弁用可変弁駆動装置
JP3422532B2 (ja) カム制御型往復弁用の液圧式弁隙間補正装置
US20090308340A1 (en) Cam-Driven Hydraulic Lost-Motion Mechanisms for Overhead Cam and Overhead Valve Valvetrains
US4223648A (en) Hydraulic valve lifter
US4462364A (en) Hydraulic lash adjuster
US20040237921A1 (en) Unit trigger actuator
US5584268A (en) Low inertia rocker arm with lash adjuster and engine valve
CN109184844B (zh) 一种电磁式可塌陷的气门桥装置
EP0953734B1 (en) Hydraulic lash adjuster and check valve opening arrangement therefor
JP7250144B2 (ja) ロストモーションを選択的にリセットするエンジンバルブ機構部品
US2785666A (en) Hydraulic lash adjuster
JPH057451Y2 (ja)
US11377980B2 (en) Self-resetting single-valve double-piston hydraulic drive device and method for overhead cam engine
JP2563796Y2 (ja) 内燃機関用油圧動弁装置
JPS6325286Y2 (ja)
JPS62126213A (ja) 内燃エンジンのバルブクリアランス調整機構
JPS6045289B2 (ja) ハイドロリツクラツシユアジヤスタ
JPH08165912A (ja) 可変バルブタイミング、リフト機構付タペット
JP2021017882A (ja) 動弁装置
JPH0586973A (ja) エンジン