JPH057451Y2 - - Google Patents

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JPH057451Y2
JPH057451Y2 JP1987073761U JP7376187U JPH057451Y2 JP H057451 Y2 JPH057451 Y2 JP H057451Y2 JP 1987073761 U JP1987073761 U JP 1987073761U JP 7376187 U JP7376187 U JP 7376187U JP H057451 Y2 JPH057451 Y2 JP H057451Y2
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piston
cushion
valve
chamber
oil chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関の給気弁や排気弁を非圧縮性
流体により駆動する内燃機関の油圧駆動装置に関
する。
〔従来の技術〕
内燃機関において、第1図に示すようにカム5
により油圧発生器12を駆動し、これにより発生
した非圧縮性流体を介してアクチユエータ13を
作動させ、給排気弁10を開閉する弁駆動装置が
考案されている。その一例として実開昭61−
99611号公報がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが前記従来例では、閉弁時に弁着座時の
衝撃を緩和する具体的な制御方法が示されていな
い。非圧縮性流体の縦弾性係数E=20000Kg/cm2
程度であり、金属のそれに比べ1/100と小さい。
そのため弁駆動系の固有振動数が金属の押棒等を
用いた場合に比べて大幅に低下するので、閉弁時
の着座速度が上昇し、衝撃的に弁が閉弁する。こ
のため弁シートの寿命が短かくなり、最悪時には
弁が再開するという問題点があつた。
本考案の目的は前記従来装置の問題点を解消
し、閉弁時に作動するクツシヨンを設け、着座速
度を小さく制御し、閉弁時の衝撃を緩和した内燃
機関の弁駆動装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による内燃機関の弁駆動装置はクランク
軸と同期して回転するカムにより駆動される油圧
発生器の油室と連通したアクチユエータを介して
給排気弁を駆動するものにおいて、アクチユエー
タのピストンに嵌挿されたセンタ穴付のクツシヨ
ン片と、その下部に設けられたクツシヨン室と、
前記ピストンが下降して給排気弁を開く際には前
記クツシヨン室と外部油室との通路を開放して前
記ピストンの有効径を縮小でき、又前記ピストン
が上昇し給排気弁を閉じる際には前記通路を絞り
閉弁時のシヨツクを緩和できる手段とを有してな
ることを特徴としている。
〔作用〕
前記のとおり構成したので、開弁時にはピスト
ンが下降するとクツシヨン片が下方に移動し、ク
ツシヨン片の上部シート部が開口しクツシヨン室
に流体が供給されクツシヨン室にも作動油圧が作
動する。これによりピストン径を縮小できる。又
閉弁時にはピストンの上昇に伴ないクツシヨン片
の上部シート部が閉となり、クツシヨン室を密閉
するため該室の油圧が上昇し、ピストンの上昇を
制動するので弁の着座速度を減小させ、着座時の
衝撃を緩和することができる。
〔実施例〕
以下第1〜4図を参照し本考案の一実施例につ
いて説明する。
第1図は本考案のシステム全体図、第2図は開
弁開始時のアクチユエータ要部断面図、第3図は
閉弁直前のクツシヨン作用説明図である。第1図
において1は油ポンプ、2は逆止弁、3はシリン
ダ、4はピストン、5はカム、6はばねで、これ
らの部材により油圧発生器12が構成されてい
る。又7は高圧管、8はシリンダ、9はピスト
ン、10は弁、11はばねであり、これらにより
アクチユエータ13が構成されている。
第1図により内燃機関の弁駆動装置の概要につ
いて説明する。油タンク14内の作動油は、油ポ
ンプ1により逆止弁2をへてシリンダ3内に導か
れ、カム5により機関のクランク軸に同期して駆
動されるピストン4を介して加圧される。この加
圧された高圧作動油は油室15への流入側には逆
止弁2があるため高圧管7をへてアクチユエータ
13のシリンダ8に導かれ、アクチユエータ13
のピストン9に作用し、弁10を弁ばね11の力
に打勝つて開弁する。又弁10は弁ばね11を介
してピストン9と離れないように押圧されてい
る。
次に油圧発生器12のカム5がクランク軸を介
してまわされカム5の山を過ぎると、油圧発生器
12の戻しばね6によりピストン4が下降し、油
室15内の油圧は低下するので、アクチユエータ
ピストン9は弁ばね11によつて押し戻され、ア
クチユエータシリンダ8内の作動油は高圧管7を
介して油圧発生器12の油室15内に吸い戻さ
れ、弁10は閉鎖される。油圧発生器12及びア
クチユエータ13よりなる内燃機関の弁駆動装置
は以上の作動を繰返し、弁の開閉作用を行う。な
おポンプ1は、弁開閉作動機構内に漏洩があつた
時に作動油を補充するのに使用される。
第2〜3図はアクチユエータ13の詳細作用説
明図であり、第2図は開弁直前でピストン9が下
降開始の状況図である。アクチユエータ13のシ
リンダ8内にはピストン9が嵌入され、両者の油
密はピストンリング21により確保されている。
又ピストン9にはクツシヨン片22が油密に嵌挿
されている。23はクツシヨン室、24は油室、
25は絞り、26はふた、27は調節ねじを示し
ている。油圧発生器12より送られた高圧作動油
は、高圧管7をへて油室24内に流入し、ピスト
ン9の上面に作用すると共に穴28とシート部2
9をへてクツシヨン室23に流入し、弁ばね11
の付勢力に打ち勝つてピストン9を下降させて弁
10を開弁する。クツシヨン片22はピストン9
が最下降したときにも嵌挿状態が保持される長さ
を有している。シート部29はクツシヨン片22
とピストン9のクツシヨン片嵌挿部22aの粘性
抵抗により、ピストン9の下降に伴ない開口し、
油室24の作動油はシート部29から穴30をへ
てクツシヨン室23に流入する。従つて油室24
の油圧がクツシヨン室23にも作用するためピス
トン9の径を相対的に縮小できる。
第3図は閉弁直前のアクチユエータピストン9
の上昇過程の終りにおいて、該ピストン9に制動
がかかる状態を示している。クツシヨン片22は
ピストン9とクツシヨン片22の嵌挿部22aと
の粘性抵抗により上方に移動し、シート部29の
隙間は閉ざされる。クツシヨン片22には周溝2
2bが設けられており、この周溝22bの上端は
ピストン9の上面より下方にはまりこみ周溝22
bは閉ざされ、クツシヨン室23は可変絞り25
を介してのみ油室24と連通している。ピストン
9が上昇すると、クツシヨン室23内の作動油は
可変絞り25から押し出されるが、該絞り部25
で絞られているため、ピストン9の移動が抑制さ
れる。従つてピストン9に弁ばね11を介して押
圧されている弁10も制動される為、閉弁時弁の
シート部への着座速度が緩和され、着座衝撃をや
わらげることができる。着座速度は絞り25の大
小とクツシヨンストロークlを最適に選定すれば
理想的な制御が可能となる。
第4図はクツシヨン片22の上端部に固定絞り
22cを設けた第2実施例で、ピストン9が最下
降した状態の断面図であるが、その作用効果は第
1実施例と類似している。
〔考案の効果〕
本考案は前記のとおり構成したので、弁の開閉
を行なうアクチユエータピストンの上昇過程の終
り、即ち弁の閉弁直前に絞りを介して該油圧ピス
トンにクツシヨン作用を与え、弁の上昇による弁
シート部への着座速度を小さくして、着座衝撃を
緩和することにより、弁の耐久性を向上させるこ
とができる。又弁開時即ちピストンの下降開始時
にはクツシヨン室と外部油室とを連通させ、クツ
シヨン室にも作動油圧を作動させるようにしてい
るので、ピストン径を相対的に小さくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の第1実施例で第1図はシ
ステム全体構成図、第2図はアクチユエータの開
弁開始時の作用説明図、第3図は同閉弁直前のク
ツシヨン作用説明図、第4図は第2実施例の断面
図である。 4……油圧発生器のピストン、5……同カム、
8……アクチユエータのシリンダ、9……同ピス
トン、12……油圧発生器、13……アクチユエ
ータ、15……油圧発生器の油室、22……クツ
シヨン片、23……クツシヨン室、24……アク
チユエータの油室、25……絞り。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内燃機関のクランク軸と同期して回転するカム
    と、シリンダ内に前記カムと当接したピストンが
    往復動自在に収容され非圧縮性流体が充満した油
    室15が形成された油圧発生器12と、シリンダ
    内に給・排気弁等の弁と当接したピストン9が往
    復動自在に収容され前記油圧発生器からの非圧縮
    性流体が充満された油室24を有するアクチユエ
    ータ13とを備えた内燃機関の弁駆動装置におい
    て、 前記アクチユエータ13は、そのピストン9内
    に常時往復摺動自在に嵌合され中心部に前記流体
    が流過する穴30が設けられたクツシヨン片22
    と、 前記ピストン9の内部に前記クツシヨン片の一
    端面が臨むように形成されたクツシヨン室23
    と、該クツシヨン室から前記クツシヨン片の穴3
    0を経て前記油室24に連通される流路中に設け
    られた絞り25,22cと、前記クツシヨン片に
    設けられて該クツシヨン片と前記ピストン9との
    相対変位により開閉され該ピストン9により閉塞
    されたとき前記クツシヨン室23を前記絞り2
    5,22cのみを介して前記油室24に連通せし
    める周溝22bとを備えたことを特徴とする内燃
    機関の弁駆動装置。
JP1987073761U 1987-05-19 1987-05-19 Expired - Lifetime JPH057451Y2 (ja)

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JPS63183405U JPS63183405U (ja) 1988-11-25
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KR20100046307A (ko) * 2008-10-27 2010-05-07 현대중공업 주식회사 대형 디젤엔진 유압식 배기밸브 구동장치에서의 캐비테이션방지용 배기밸브 감쇄장치
KR100981019B1 (ko) * 2008-10-27 2010-09-07 현대중공업 주식회사 대형 디젤엔진의 배기밸브 닫힘시의 감쇄량 조절 장치
BR112012002700B1 (pt) * 2009-08-07 2020-06-02 Jacobs Vehicle Systems, Inc. Sistema hidráulico de movimento perdido para o acionamento de uma válvula de motor de combustão interna

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JPS6193214A (ja) * 1984-10-12 1986-05-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd 油圧式排気弁開閉装置

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