JPH078869B2 - イミダゾジアゼピン誘導体類 - Google Patents

イミダゾジアゼピン誘導体類

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JPH078869B2
JPH078869B2 JP4179406A JP17940692A JPH078869B2 JP H078869 B2 JPH078869 B2 JP H078869B2 JP 4179406 A JP4179406 A JP 4179406A JP 17940692 A JP17940692 A JP 17940692A JP H078869 B2 JPH078869 B2 JP H078869B2
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imidazo
triazolo
fluoro
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    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07D495/12Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains three hetero rings
    • C07D495/14Ortho-condensed systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般式
【0002】
【化23】
【0003】[式中、A並びにαとβにより示されてい
る2個の炭素原子が一緒になって基
【0004】
【化24】
【0005】の1種を意味し、Bは残基
【0006】
【化25】
【0007】の1種を意味し、Qは基
【0008】
【化26】
【0009】の1種を意味し、R1は任意にC3-6−シク
ロアルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、アリール、
アロイル、アリールオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ア
シルオキシ、アリール−(低級)−アルコキシ、ハロゲ
ン、基−NR45または炭素原子もしくは窒素原子を介
して結合されている5員の複素環により置換されていて
もよい低級アルキル基、低級アルケニルまたはアルキニ
ル基、アロイル基、炭素原子を介して結合されている5
員の複素環、或いは任意にアシルまたは低級アルキルに
より置換されていてもよいC3-6−シクロアルキルを意
味し、R2およびR3はそれぞれ水素、ハロゲンまたは低
級アルキルを意味し、R4は水素または低級アルキルを
意味し、R5は水素、アリール、アシル、C3-6−シクロ
アルキル、アラルコキシカルボニルまたは任意にアリー
ル、モルホリノ、低級アルコキシ、ヒドロキシ、2,2
−ジメチル−1,3−ジオキソラニ−4−ル、アルコキ
シカルボニル、カルバモイル、アルコキシカルボニルア
ミノ、アラルコキシカルボニルもしくはアミノにより置
換されていてもよい低級アルキルを意味するか、或いは
4およびR5が窒素原子と一緒になってフタルイミノま
たは6員の飽和複素環を意味する]の新規な化合物およ
び式Iの塩基性化合物の薬学的に許容可能な酸付加塩類
に関するものである。
【0010】これらのイミダゾジアゼピン誘導体類は価
値ある薬学的性質を有しており、そして疾病の抑制また
は予防用に使用することができる。特に、それらは癲癇
発作、不安、緊張および興奮状態、睡眠障害、精神分裂
症状、肝臓性脳疾患および老人性痴呆症の抑制または予
防用、並びに過剰投与後または強制的薬品中および麻酔
中でのそれらの使用後のベンゾジアゼピン受容体に対し
て作用する物質の望ましくない副作用の部分的または完
全な拮抗用に適している。
【0011】本発明の目的は、上記の式Iの化合物およ
び上記のそれの塩類自体、それらの製造方法および中間
生成物、治療的に活性な物質として使用するための上記
の式Iの化合物および上記のそれの塩類、これらの新規
な活性物質を基にした薬品およびそれらの製造、疾病の
抑制または予防におけるこれらの活性物質の使用、並び
に薬品を製造するためのそれらの使用である。
【0012】「低級」という語は、最大炭素数が7の、
好適には最大炭素数が4の、残基および化合物を示して
いる。「アルキル」という語は、直鎖もしくは分枝鎖状
の飽和炭化水素残基、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピルおよびt−ブチル、を示している。
「アルコキシ」という語は、酸素原子を介して結合され
ているアルキル基、例えばメトキシおよびエトキシ、を
示している。
【0013】「シクロアルキル」という語は、例えばシ
クロプロピルの如き残基を示す。
【0014】「ハロゲン」という語は、弗素、塩素、臭
素およびヨウ素を意味する。
【0015】「アリール」という語は、任意に低級アル
キル置換されていてもよいフェニル残基、例えばキシリ
ル、または任意にハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキ
シ、トリフルオロメチル、トリフルオロメチルオキシに
よりまたは例えばメチレンジオキシの如きアルキレンジ
オキシによりまたは例えば4−ブロモベンジルオキシの
如き任意に置換されていてもよいベンジルオキシにより
置換されていてもよいフェニルを示す。
【0016】「アリールオキシ」および「ヘテロアリー
ルオキシ」という語は、それぞれ酸素原子を介して結合
されているアリール残基およびヘテロアリール残基を示
す。「ヘテロアリール」という語は、1個以上の窒素原
子を含有している芳香族複素環、特に6員の複素環、の
残基、例えばピリジル、例えば3−ピリジル、を示す。
【0017】炭素原子を介して結合されている5員の複
素環は芳香族であってもまたは飽和されていてもよく、
それは環員として窒素、酸素または硫黄原子および任意
に別個の窒素原子を含有することができ、そして未置換
であってもまたは低級アルキルにより置換されていても
よく、もしくは非−芳香族窒素原子と隣接しているオキ
ソ基を含有することもできる。それらの例は、2−チエ
ニル、3−チエニル、2−フリール、5−オキサゾリル
または2−テトラヒドロフリール基である。
【0018】窒素原子を介して結合されている5員の複
素環は芳香族であり、そしてそれは任意に別個の環員と
して第二の窒素原子を含有することができ、例えば1−
イミダゾリル基、である。
【0019】6員の飽和複素環はさらに酸素原子または
基>N−R6を含有することもでき、ここでR6は低級ア
ルキル、アリール、低級アルケニルまたは低級アルキニ
ルを意味する。それらの例は、4−位置で低級アルキ
ル、アリール、低級アルケニルもしくは低級アルキニル
により置換されている4−モルホリノ基または1−ピペ
ラジニル基である。
【0020】記号R1は好適にはシクロプロピルを意味
する。
【0021】好適態様では、記号Aは基a)を意味す
る。
【0022】さらに好適な態様では、R3は水素を意味
し、そしてR2は水素、弗素または塩素を意味する。
【0023】記号Bは好適には残基d)またはe)を意
味する。
【0024】以下に挙げられている化合物が式Iにより
定義されている種類の物質の特に好適な代表例である。
【0025】10−(3−シクロプロピル−1,2,4−
オキサジアゾリ−5−ル)−3−フルオロ−9H−イミ
ダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−]
[1,4]ベンゾジアゼピン、10−(5−シクロプロ
ピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−3−フル
オロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−][1,4]ベンゾジアゼピン、10−
(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3
−ル)−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]ト
リアゾロ[1,5−][1,4]ベンゾジアゼピン、10
−(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−
5−ル)−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]
トリアゾロ[1,5−][1,4]ベンゾジアゼピン、1
0−(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ
−5−ル)−3−フルオロ−9H−ジイミダゾ[1,5
−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン、1
0−(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ
−3−ル)−3−フルオロ−9H−ジイミダゾ[1,5
−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン、1
0−(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ
−3−ル)−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′
−d][1,4]ベンゾジアゼピン、3−クロロ−10
−(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−
3−ル)−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−
d][1,4]ベンゾジアゼピン、4−クロロ−10−
(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−5
−ル)−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−
d][1,4]ベンゾジアゼピン、4−クロロ−10−
(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3
−ル)−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−
d][1,4]ベンゾジアゼピン。
【0026】式Iの化合物および式Iの塩基性化合物の
薬学的に許容可能な酸付加塩類は、本発明に従い、 a)一般式
【0027】
【化27】
【0028】[式中、AおよびBは上記の意味を有す
る]のカルボン酸の官能性誘導体を一般式
【0029】
【化28】
【0030】[式中、R1は上記の意味を有する]のオ
キシムと反応させるか、或いは b)一般式
【0031】
【化29】
【0032】[式中、AおよびBは上記の意味を有す
る]の化合物を一般式
【0033】
【化30】 R1−COOH V [式中、R1は上記の意味を有する]のカルボン酸の反
応性官能性誘導体と反応させるか、或いは c)一般式
【0034】
【化31】
【0035】[式中、AおよびBは上記の意味を有す
る]の化合物を一般式
【0036】
【化32】 R11−C≡N VII [式中、R11はアリールアミノ−アルキルを意味する]
のニトリルと反応させるか、或いは d)一般式
【0037】
【化33】
【0038】[式中、A、BおよびQは上記の意味を有
し、そしてXは遊離基を意味する]の化合物を式
【0039】
【化34】 HNR45 VIII [式中、R4およびR5は上記の意味を有する]のアミン
と反応させるか、或いは e)一般式
【0040】
【化35】
【0041】[式中、A、BおよびQは上記の意味を有
する]の化合物を対応するアミンに転化させるか、或い
は f)一般式
【0042】
【化36】
【0043】[式中、A、BおよびQは上記の意味を有
し、そしてYは容易に分解可能なアリールアルキル基を
表す]の化合物をエーテル分解にかけるか、或いは g)一般式
【0044】
【化37】
【0045】の化合物をエステル化するか、或いは h)一般式
【0046】
【化38】
【0047】[式中、A、BおよびQは上記の意味を有
する]の化合物を鹸化するか、或いは i)一般式
【0048】
【化39】
【0049】[式中、AおよびQは上記の意味を有す
る]の化合物を酸で処理するか、或いは j)一般式
【0050】
【化40】
【0051】[式中、AおよびBは上記の意味を有し、
そしてZは遊離基を意味する]の化合物を塩基の存在下
で式
【0052】
【化41】 C=N−CH2−Q−R1 XI [式中、QおよびR1は上記の意味を有する]のイソニ
トリルと反応させ、そして k)希望により、得られた式Iの塩基性化合物を薬学的
に許容可能な酸付加塩に転化させることにより、製造す
ることができる。
【0053】AおよびBが上記の意味を有しておりそし
てQが基g)を示す式Iの化合物は、変法a)に従い製
造することができる。
【0054】希望する反応は、それ自体は公知である方
法で製造された式IIのカルボン酸の反応性誘導体を簡便
には塩基の存在下で式IIIの化合物と反応させることに
より、実施できる。例えば、好適には塩化チオニルを用
いて少量のN,N−ジメチルホルムアミドの存在下でト
ルエン中で製造される対応するカルボン酸クロライド類
が反応性誘導体として使用される。しかしながら、好適
には対応するカルボン酸類から例えばN,N−ジメチル
ホルムアミドの如き不活性溶媒中での1,1′−カルボ
ニルジイミダゾールを用いる処理により製造される対応
するイミダゾリド類が好ましい。
【0055】アミン類、例えばトリエチルアミン、ピリ
ジンなど、が例えば塩基として適している。反応は好適
にはほぼ室温から反応混合物の還流温度までの温度範囲
において、簡便には室温において、実施される。
【0056】AおよびBが上記の意味を有しておりそし
てQが基(h)を示す式Iの化合物は、変法b)に従い
製造することができる。
【0057】希望する反応は変法a)と同様にして、す
なわち最初に式Vのカルボン酸をそれ自体は公知である
方法で反応性誘導体に転化させそして次にこれを任意に
塩基の存在下で式IVの化合物と反応させることにより、
実施できる。例えば、好適には対応するカルボン酸を塩
化チオニルを用いて少量のN,N−ジメチルホルムアミ
ドの存在下でトルエン中で処理することにより製造され
る対応するカルボン酸クロライド類を反応性誘導体とし
て使用することができる。さらに、対応するカルボン酸
類から例えばジメチルホルムアミドの如き不活性溶媒中
での1,1′−カルボニルジイミダゾールを用いる処理
により得られる対応するイミダゾリド類を使用すること
もできる。
【0058】アミン類、例えばトリエチルアミン、ピリ
ジンなど、が例えば塩基として適している。反応は好適
にはほぼ室温から反応混合物の還流温度までの温度範囲
において、簡便には室温において、実施される。
【0059】AおよびBが上記の意味を有しており、Q
が基(h)を示し、そしてR11がアリールアミノ−アル
キル、例えば2,6−ジメチルキシリジノ、を示す式I
の化合物は、変法c)に従い製造することができる。
【0060】希望する反応は、一般式VIのカルボニル
クロライドオキシムを例えば1,2−ジメトキシエタン
の如き不活性溶媒中に懸濁させそして塩基の存在下で式
VIIのニトリルと反応させることにより、実施できる。
この反応は好適には反応混合物の還流温度において実施
される。アミン類、例えばトリエチルアミン、ピリジン
など、を塩基として使用することができる。
【0061】A、BおよびQが上記の意味を有してお
り、そしてR1が基−NR45により置換されている炭
化水素基を表す式Iの化合物は、変法d)に従い製造す
ることができる。
【0062】式Ib中でXにより示されている基は、容
易に分解可能な基、例えばハロゲン、トシレートなどで
ある。この反応で使用される式Ibの化合物は変法a)
もしくはb)に従いまたはそれと同様にして得られる。
式Ibの化合物を例えばジメチルホルムアミドの如き適
当な溶媒中に溶解させそして式VIIIの対応するアミンと
反応させる。この反応はほぼ室温から反応混合物の還流
温度までの温度範囲において実施され、80°−100
℃の温度が好適である。
【0063】この反応で反応成分として使用される式V
IIIのアミン類を塩基として利用することもでき、この
場合にはアミンが過剰量で使用される。しかしながら、
反応を例えばトリエチルアミン、ピリジンなどの如き塩
基の存在下で実施することもできる。
【0064】A、BおよびQが上記の意味を有してお
り、そしてR1がアミノアルキル基を表す式Iの化合物
は、変法e)に従い製造することができる。この反応で
使用される式Icの化合物は変法a)もしくはb)に従
いまたはそれと同様にして得られる。
【0065】式Icのフタルイミド類を適当な溶媒中に
懸濁させる。好適には低級アルコールがこのために使用
される。好適にはヒドラジン水和物がこの反応用に使用
され、そして例えばメタノールまたはエタノールの如き
低級アルコールが溶媒として好適に使用される。反応は
好適には室温から反応混合物の還流温度までの温度範囲
において実施される。
【0066】A、BおよびQが上記の意味を有してお
り、そしてR1がヒドロキシアルキル基を表す式Iの化
合物は、変法f)に従い製造することができる。この反
応で使用される式Ifの化合物は変法a)もしくはb)
に従いまたはそれと同様にして得られる。式Ifの化合
物を例えば酢酸の如き適当な溶媒中に溶解させる。この
反応は好適には臭化水素を用いる処理により実施され
る。反応温度は好適には室温である。得られたエステル
類を室温でエタノール中でナトリウムメチレート溶液を
用いてそして水の添加により鹸化する。
【0067】A、BおよびQが上記の意味を有してお
り、そしてR1がアシルオキシアルキル基を表す式Iの
化合物は、変法g)に従い製造することができる。この
反応で使用される式Ieの化合物は変法a)、b)もし
くはf)に従いまたはそれと同様にして得られる。
【0068】式Ieの化合物をカルボン酸類の反応性誘
導体類と反応させる。適当なカルボン酸誘導体類は、例
えば、無水酢酸、塩化アセチルなどである。反応は簡便
には例えばピリジンの如き溶媒中で実施される。
【0069】一般式Iの化合物は一般式Xの化合物およ
び一般式XIのイソニトリルから変法j)に従い製造する
ことができる。式X中でZにより示されている遊離基
は、例えば、容易に分解可能なホスフィニル基、例えば
【0070】
【化42】 [式中、R6は低級アルキルを示し、そしてR7およびR
8はそれぞれ低級アルキル、アリル、フェニルまたは置
換されたフェニルを示すか、或いは窒素原子と一緒にな
って未置換のまたは置換された3−8員の複素環式環
(例えばモルホリン)を示す]の基、ハロゲン原子、ア
ルキルチオ基、アラルキルチオ基、N−ニトロソアルキ
ルアミノ基、アルキルオキシ基、メルカプト基などであ
る。一般式Xの化合物と式XIのイソニトリルの反応は例
えばジメチルホルムアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミ
ド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフランの如き
不活性溶媒中でまたは他の適当な有機溶媒中でそしてイ
ソニトリルのアニオンを形成するのに充分強塩基性であ
る塩基の存在下で実施される。適当な塩基類は、アルカ
リ金属アルコキシド類、例えばナトリウムメトキシドま
たはカリウムt−ブトキシド、アルカリ金属水素化物
類、例えば水素化ナトリウム、アルカリ金属アミド類、
例えばリチウムアミドまたはリチウムジイソプロピルア
ミド、ブチルリチウム、ターシャリー−アミン類、例え
ばトリエチルアミンなど、である。反応温度は簡便には
約−70℃からほぼ室温までの間である。
【0071】式Iの塩基性化合物を変法k)に従い薬学
的に許容可能な酸付加塩類に転化させることができる。
無機酸類との塩類だけでなく有機酸類との塩類も考えら
れる。塩酸塩類、臭化水素酸塩類、硫酸塩類、硝酸塩
類、クエン酸塩類、酢酸塩類、マレイン酸塩類、琥珀酸
塩類、メタンスルホン酸塩類、p−トルエンスルホン酸
塩類などがこのような塩類の例である。これらの塩類は
それ自体は公知でありそして当技術の専門家に周知であ
る方法に従い製造することができる。
【0072】出発物質として使用される種々の化合物
は、例えば、以下の反応式I−IV並びに各場合に続い
ている種々の反応の説明に従い製造することができる。
【0073】
【化43】
【0074】[式中、R9は低級アルキル、例えばター
シャリー−ブチルまたはエチル、を示し、AおよびBは
上記の意味を有する]。
【0075】式XIIIの化合物は、式XIIの化合物を最
初に例えば水素化ナトリウムの如きアルカリ水素化物の
例えば鉱油の如き不活性懸濁剤中分散液でそして次に塩
化ジフェニルホスホリルで処理することにより、得られ
る。この反応は好適には約−10℃〜約−60℃の温度
において例えばN,N−ジメチルホルムアミドの如き不
活性溶媒中で実施される。
【0076】一方、一般式XIVの化合物は、式XIIの化
合物を不活性懸濁剤、好適にはクロロホルム、中でN,
N,4−トリメチルアニリンおよびオキシ塩化燐で処理
することにより、得られる。この反応は好適には反応混
合物の還流温度において実施される。簡便には、製造さ
れた一般式XIIIおよび式XIVの化合物類を単離せずに
直接処理する。
【0077】一般式XVのエステル類を製造するために、
式XIIIおよび式XIVの化合物類を式XIのイソニトリ
ルと反応させる。
【0078】この反応は例えばジメチルホルムアミド、
ヘキサメチル燐酸トリアミド、ジメチルスルホキシド、
テトラヒドロフランの如き不活性溶媒中でまたは他の適
当な有機溶媒中でそしてイソニトリルのアニオンを形成
するのに充分な強塩基性である塩基の存在下で実施され
る。適当な塩基類は、アルカリ金属アルコキシド類、例
えばナトリウムメトキシドまたはカリウムt−ブトキシ
ド、アルカリ金属水素化物類、例えば水素化ナトリウ
ム、アルカリ金属アミド類、例えばリチウムアミドまた
はリチウムジイソプロピルアミド、ブチルリチウム、タ
ーシャリー−アミン類、例えばトリエチルアミンなど、
である。反応温度は簡便には約−60℃からほぼ室温ま
での間である。
【0079】一般式IIのカルボン酸類は、式XV中のエ
ステル基を周知の方法に従い、例えば水性水酸化ナトリ
ウムもしくはカリウムを用いる処理によりまたはトリフ
ルオロ酢酸もしくは他の強酸を用いる処理により、加水
分解することにより、得られる。
【0080】Bが基d)を示す一般式XIIのラクタム類
は公知であるかまたはそれ自体は公知である方法に従い
製造することができる。ブロイエル(Breuer)、テトラヘ
ドロン・レタース(Tetrahedron Letters)、1976
1935−1938参照。さらに、以下の実施例の一部
に式XIIの化合物の製造に関する詳細な情報が含まれて
いる。
【0081】
【化44】
【0082】[式中、Aは上記の意味を有しており、R
9は低級アルキル、例えばエチル、を示す]。
【0083】一般式XVIの化合物はそれ自体は公知で
ある物質の種類に属するかまたはそれ自体は公知である
方法に従い製造できる。例えば1981年4月22日の
ヨーロッパ特許公告番号27214参照。
【0084】式XVIIの化合物は、式XVIの化合物を
例えばピリジンまたはトルエンの如き不活性な高沸点溶
媒中でジチアジホスフェタン(「ラヴェッソン試薬」)
で処理することにより、得られる。この反応は好適には
反応混合物の還流温度において実施される。
【0085】式XVIIのエステル類をアミノアセトアル
デヒドジ(低級)アルキルアセタールで処理すると、そ
れによりXVIIIの化合物が生成する。この反応は簡便
には高温において、好適には約80℃〜約100℃の温
度で、実施される。
【0086】希望する式XVaの化合物、すなわちBが
基=N−CH=CH−を示す式XVの化合物、はXVII
Iの化合物を例えば酢酸の如き有機酸の存在下で加熱す
ることにより得られる。この環化は簡便には約70℃〜
約110℃の間で実施される。
【0087】一般式IIaのカルボン酸類は式XVaのカ
ルボン酸エステル類から周知の方法に従い、例えば水中
でのアルカリ水酸化物を用いる処理により、製造され
る。
【0088】
【化45】
【0089】[式中、AおよびBは上記の意味を有す
る]。
【0090】式XIXのカルボキサミド類は式IIのカル
ボン酸類から周知の方法に従い、例えばN,N−ジメチ
ルホルムアミドの如き適当な溶媒中でのアンモニア−水
との反応によりまたは式IIの化合物を例えばカルボン酸
クロライドもしくはカルボン酸イミダゾリドの如き反応
性誘導体に転化させそして次にアンモニアと反応させる
ことにより、得られる。
【0091】式XXのニトリルは、式XIXの化合物を
ほぼ同量のピリジンの存在下でジオキサンなどの中で無
水トリフルオロ酢酸で処理することにより、得られる。
【0092】希望する式IVの化合物は、式XXの化合物
をヒドロキシルアミン塩酸塩で処理することにより、得
られる。例えばエタノールまたはメタノールの如き低級
アルコールが溶媒として好適に使用され、そして反応は
簡便には反応混合物の還流温度までの高温において実施
される。
【0093】式Vのカルボン酸類は反応式IVに示され
ている段階と同様にして式IIIのオキシム類に転化させ
ることができる。
【0094】
【化46】
【0095】[式中、R9は低級アルキル、例えばエチ
ル、を意味し、AおよびBは上記の意味を有する]。
【0096】式XXIのヒドロキシ化合物は、カルボン
酸エステルXVを不活性溶媒中で例えば水素化ホウ素リ
チウムの如き還元剤で処理することにより、得られる。
この反応は室温から還流温度までの温度範囲で実施さ
れ、還流温度が特に好適である。テトラヒドロフランま
たは同様な不活性溶媒が例えば溶媒として使用される。
このようにして得られた式XXIの化合物を例えば二酸
化マンガンの如き適当な酸化剤を用いて一般式XXIIの
アルデヒドに転化させる。反応は例えばジクロロメタン
の如き不活性溶媒中で実施される。反応は簡便には室温
または高温において実施される。
【0097】式XXIIIのオキシムは、式XXIIの化合
物を例えばテトラヒドロフランの如き不活性溶媒および
塩基、好適には例えばトリエチルアミン、ピリジンなど
の如きアミン、の存在下でヒドロキシルアミン塩酸塩と
反応させることにより、得られる。反応は好適には反応
混合物の還流温度において実施される。
【0098】希望する式Vの化合物は、式XXIIIのオ
キシムをN−クロロ琥珀酸イミドおよび塩化水素と反応
させることにより、得られる。この反応は好適にはほぼ
室温から約40℃までの間で実施される。例えばジメチ
ルホルムアミドの如き不活性溶媒が好適に溶媒として使
用される。
【0099】中間生成物として使用される、式II、I
V、VI、IX、X、XIII−XVおよびXVIII−XXII
Iの化合物類並びにBが基(e)または(f)を意味す
る式XIIのものは新規であり、そしてそれらは本発明の
目的でもある。出発物質または中間生成物として使用さ
れる残りの化合物類はそれ自体は公知である物質の種類
に属している。
【0100】上記の如く、式Iの化合物は新規であり、
それらは非常に価値ある薬力学性質を有しておりそして
低い毒性しか示さない。それらは共通の特徴として中枢
ベンゾジアゼピン受容体に対する顕著な親和力を有して
おりそして顕著な不安解消、鎮痙、筋肉弛緩および鎮静
−催眠性質を有しており、および/または、それらは精
神安定活性を有する1,4−ベンゾジアゼピン類または
他の物質が中枢ベンゾジアゼピン受容体を介して示す活
性の一部もしくは全てを部分的にまたは完全に選択的に
拮抗させる。これらの性質は下記の試験で示すことがで
きる。
【0101】3H−フルマゼニル結合試験 中枢ベンゾジアゼピン受容体に対する一般式Iの化合物
の親和力はネーチャー(Nature)、294、763−76
5(1981)およびザ・ジャーナル・オブ・ヌーロケ
ミストリー(J. Neurochemistry)、37、714−72
2(1981)中に記載されている方法に従い試験管内
で制定された。これらの方法に従い、各試験物質による
ネズミの皮質中の特定ベンゾジアゼピン受容体に対する
トリチウム処理されたフルマゼニルの結合抑制を測定し
た。IC50(「50%抑制濃度」)は、ネズミの皮質中
の特定ベンゾジアゼピン受容体に対する特定トリチウム
処理されたフルマゼニルの約50%の抑制をもたらす各
試験物質の濃度を示している。
【0102】ネズミにおける葛藤試験 試験装置は、飼料ペレット分配器を有するワンキー・ス
キナー・ボックスである。有効不安解消試験のための1
種の物質および投与量当たりに、少なくとも8匹の飢餓
状態のネズミを普通使用する。公知の不安解消性クロロ
ジアゼポキシドに相応するネズミを使用する。10ml
の蒸留水および2滴のツィーン80の混合物中に溶解ま
たは懸濁されている試験物質を1時間の葛藤試験の30
分前にプロバングを用いて試験動物に投与する。飼料ペ
レット用のそれぞれのキーのプレスが足ショック(葛
藤)と組み合わされている試験中に、キー活性化数を記
録する。各試験動物はそれ自身の対照として作用し、そ
こでは試験物質で1回そして塩化ナトリウム溶液で1回
予備処理されている。
【0103】主要試験中のキー活性化数(飼料ペレット
+試験物質を用いる予備処理後の足ショック)を対照試
験中のキー活性化数(飼料ペレット+塩化ナトリウム溶
液を用いる予備処理後の足ショック)と直接比較するこ
とにより、最初の有意な不安解消活性投与量(FSD)
をウィルコクソン試験(対の比較)で測定する。
【0104】聴原性発作 式Iの化合物の抗痙攣性質は、例えば、下記の試験で測
定することができる。試験装置は、組み込み音源を有す
る防音ワンキー・ボックスである。生後21日で体重が
7−11gの雄のDBA2Jハツカネズミを物質の試験
用に使用する。これらのハツカネズミは、音波射が発作
を引き起こす癲癇用の動物モデルである。試験物質は種
々の濃度の水性懸濁液状で使用され、そして実験動物に
経口的または腹腔内に10ml/kgの量で試験開始の
30分前に投与される。試験動物を110dB/14K
Hzの音波放射に60秒間露呈すると、これにより未処
置動物では例えば旋回、慢性発作および強直性痙攣の如
き兆候が生じる。ED50値、すなわち試験動物の50%
が音波放射により引き起こされる強直性痙攣を予防する
試験物質の投与量、を測定する。
【0105】回転棒試験におけるメクロナゼパムの活性
の逆転 試験の記載:19−21gの体重の雌のハツカネズミ
(チャールス−リバー、パリ)を使用する。それらに飼
料および飲料水を試験開始の1時間前まで自由に摂取さ
せる。それらを試験研究室中に試験の少なくとも30分
前に入れる。
【0106】回転棒試験では、動物を毎分2回転で回転
している水平に配置されている直径が3cmの滑らかな
金属棒の上に置いた。最初に、動物に試験状態に慣れさ
せる機会を30秒間与える。次に、棒の上に少なくとも
1分間残っているのに成功した動物を選択する。
【0107】メクロナゼパムの活性の逆転の測定:5m
g/kgのメクロナゼパムを0.3%ツィーン80水溶
液中懸濁液状で動物に腹腔内投与する。これにより、回
転棒の上に止まれなくなり、それは数時間持続する。2
0分後に、0.3%ツィーン80水溶液中の試験調合物
の微細懸濁液を静脈内投与する。30分後に、動物が棒
の上に少なくとも1分間止まることができるかを測定す
る。動物の50%が棒の上に残れる投与量(ID50)
を測定する。
【0108】上記の試験において一般式Iにより定義さ
れている物質種のそれぞれを用いて得られた結果を下表
にまとめる。
【0109】
【表1】 化合物 試験管内の3H 葛藤試験 聴原性発作 抗メクロナゼバ -フラマゼニル ネズミ、FSD ハツカネズミ ム回転棒ハツカ 結合試験、IC50 mg/kg 経口的 ED50 mg/kg ネズミ、ID50 nモル/l 経口的 mg/kg、静脈内 A 1.3 0.3 − 1.5 B 2.5 0.1 0.27 0.8 C 0.91 0.003 0.015 0.17 D 0.33 3.0 4.2 0.08 E 2.9 1.0 0.21 − F 3.0 0.1 0.11 1.8 G 0.6 − − 0.0047 H 0.29 0.001 0.0039 0.1 I 0.3 0.03 0.00011 − A=10−(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジ
アゾリ−5−ル)−9H−イミダゾ[1,5−a][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−][1,4]ベンゾジアゼ
ピン、 B=10−(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジ
アゾリ−5−ル)−3−フルオロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−]
[1,4]ベンゾジアゼピン、 C=10−(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジ
アゾリ−3−ル)−3−フルオロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−]
[1,4]ベンゾジアゼピン、 D=10−(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジ
アゾリ−3−ル)−9H−イミダゾ[1,5−a][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−][1,4]ベンゾジアゼ
ピン、 E=3−クロロ−10−(5−シクロプロピル−1,2,
4−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−ジイミダゾ
[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼ
ピン、F=10−[5−(エトキシメチル)−1,2,4
−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン、 G=4−クロロ−10−(5−シクロプロピル−1,2,
4−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−イミダゾ[1,
5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,
4]ベンゾジアゼピン、 H=4−クロロ−10−(3−シクロプロピル−1,2,
4−オキサジアゾリ−5−ル)−9H−ジイミダゾ
[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼ
ピン、 I=4−クロロ−10−(5−シクロプロピル−1,2,
4−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−ジイミダゾ
[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼ
ピン。
【0110】式Iの化合物およびそれらの薬学的に許容
可能な酸付加塩類は、例えば薬学的調合物の形状で、薬
品として使用することができる。薬学的調合物は、例え
ば錠剤、コーティング錠剤、糖衣丸、硬質および軟質ゼ
ラチンカプセル、溶液、乳化液または懸濁液の形状で、
経口的に投与することができる。しかしながら、投与を
例えば坐薬の形状で直腸にまたは例えば注射溶液の形状
で非経口的に行うこともできる。
【0111】薬学的調合物の製造用には、本発明に従う
生成物を薬学的に不活性な無機または有機担体と共に加
工することができる。ラクトース、コーンスターチまた
はそれらの誘導体類、滑石、ステアリン酸またはそれの
塩類などを例えば錠剤、コーティング錠剤、糖衣丸およ
び硬質ゼラチンカプセル用の担体として使用することが
できる。植物性油類、ワックス類、脂肪類、半−固体お
よび液体ポリオール類などが例えば軟質ゼラチンカプセ
ル用の適切な担体であるが、活性成分の性質によっては
軟質ゼラチンカプセルの場合には担体は一般的に必要な
い。水、ポリオール類、サッカロース、転化糖、グルコ
ースなどが例えば溶液およびシロップの製造用の適切な
担体である。水、アルコール類、ポリオール類、グリセ
リン、植物性油類などが例えば注射溶液用の適切な担体
である。天然または硬化油類、ワックス類、脂肪類、半
−固体または液体ポリオール類などが例えば坐薬用の適
切な担体である。
【0112】薬学的調合物は、防腐剤、溶解剤、安定
剤、湿潤剤、乳化剤、甘味料、着色剤、香料、浸透圧を
変えるための塩類、緩衝剤、コーティング剤または酸化
防止剤を含有することもできる。それらは他の治療的に
価値ある物質を含有することもできる。
【0113】上記の如く、式Iの化合物またはそれの薬
学的に許容可能な酸付加塩を含有している薬品並びに式
Iの化合物またはそれの薬学的に許容可能な酸付加塩お
よび希望により1種以上の他の治療的に価値ある物質を
生薬投与形することからなる該薬品の製造方法も同様に
本発明の目的である。
【0114】上記の如く、式Iの化合物またはそれの薬
学的に許容可能な酸付加塩類を疾病の抑制または予防に
おいて、特に癲癇発作、不安、緊張および興奮状態、睡
眠障害、精神分裂症状、肝臓性脳疾患および老人性痴呆
症の抑制または予防において、並びに過剰投与後または
強制的薬品中および麻酔中でのそれらの使用後のベンゾ
ジアゼピン受容体に対して作用する物質の望ましくない
副作用の部分的または完全な拮抗において、使用するこ
とができる。投与量は広範囲内で変えることができ、そ
してもちろん各特定症例における個々の条件に適合させ
られるであろう。一般的には、約0.1mg〜100m
gの1日の投与量が経口的投与の場合に適しているはず
である。
【0115】下記の実施例は本発明をさらに詳細に説明
しようとするものであるが、それの範囲をいずれかの方
法で限定しようとするものではない。全ての温度は摂氏
温度で示されている。
【0116】
【実施例】実施例1 1)1.1. 177gの2−アミノベンゾニトリルおよ
び135.9gのクロロアセトニトリルを1.5リットル
の無水ジオキサン中に溶解させ、そして溶液を5℃に冷
却した。次に弱い乾燥塩酸気体流を5℃において7時間
にわたり加えた。混合物を室温で15時間撹拌し、そし
て次に再び5℃に冷却した。さらに68.0gのクロロ
アセトニトリルをそれに加え、塩酸気体を再び7時間に
わたり加え、そして混合物を室温で15時間撹拌した。
懸濁液を次に30℃において真空中で蒸発させた。結晶
性残渣を2.5リットルの水と共に研和し、0°−5℃
に冷却し、そして濾過した。結晶を水で洗浄しそして真
空中で乾燥した。245g−288gの融点が99−1
01℃の4−クロロ−2−(クロロメチル)キナゾリンが
得られた。収率:76.5−90%。
【0117】同様な方法で下記のものが得られた。
【0118】1)1.2. 6−クロロ−2−アミノベン
ゾニトリルから4,5−ジクロロ−2−(クロロメチ
ル)キナゾリン、融点140−143℃。
【0119】1)1.3. 5−フルオロ−2−アミノベ
ンゾニトリルから4−クロロ−2−(クロロメチル)−
6−フルオロキナゾリン、融点123−124℃。
【0120】1)1.4. 5−クロロ−2−アミノベン
ゾニトリルから4,6−ジクロロ−2−(クロロメチ
ル)キナゾリン、融点97−98℃。
【0121】文献:C.J.シシュー(Shishoo)他、テト
ラヘドロン・レタース(Tetrahedron Lett.)、198
、4611−4612。
【0122】1)2.1. 46.0gの4−クロロ−2
−(クロロメチル)キナゾリンを600mlの無水テト
ラヒドロフラン中に懸濁させた。溶液を0℃に冷却し
た。23.0mlのヒドラジン水和物を5分以内に滴々
添加することにより、溶液が生じ、そして温度が15°
−20℃に上昇した。反応混合物を室温で4時間撹拌
し、そして次に真空中で濃縮した。残渣を0.5リット
ルのジクロロメタンおよび1リットルの炭酸水素ナトリ
ウム飽和水溶液と共に研和し、そして次に濾過した。結
晶を中性となるまで水で洗浄し、そして真空中で乾燥し
た。38gの2−(クロロメチル)−4−ヒドラジノキナ
ゾリンが得られた。濾液のジクロロメタン相を分離し、
そして水相をジクロロメタンで抽出した。有機相の蒸発
により、さらに5.8gの2−(クロロメチル)−4−
ヒドラジノキナゾリンが得られた。合計で、43.8g
の2−(クロロメチル)−4−ヒドラジノキナゾリンが
得られた。融点192℃(分解)。
【0123】同様な方法で下記のものが得られた。
【0124】1)2.2. 4,5−ジクロロ−2−(ク
ロロメチル)キナゾリンから5−クロロ−2−(クロロ
メチル)−4−ヒドラジノキナゾリン、融点128−1
29℃。
【0125】1)2.3. 6−フルオロ−4−クロロ−
2−(クロロメチル)キナゾリンから2−(クロロメチ
ル)−6−フルオロ−4−ヒドラジノキナゾリン、融点
162℃(分解)。
【0126】1)2.4. 4,6−ジクロロ−2−(ク
ロロメチル)キナゾリンから6−クロロ−2−(クロロ
メチル)−4−ヒドラジノキナゾリン、融点160℃以
上(分解)。
【0127】1)3.1. 88gの2−(クロロメチ
ル)−4−ヒドラジノキナゾリンを1.2リットルのオ
ルト蟻酸エチル中に懸濁させた。懸濁液を撹拌しながら
加熱し(浴温125℃)、そして生じたエタノールを蒸
留除去した。1時間後に、混合物を15℃に冷却し、沈
澱を濾別し、そして100mlのジエチルエーテルで洗
浄した。生成物を真空中で乾燥した。80gの粗製5−
(クロロメチル)−1,2,4−トリアゾロ[4,3−
c]キナゾリンが得られた。濾液を真空中で濃縮し、そ
して残渣を20mlのエタノール中で沸騰させた。混合
物を0℃に冷却し、濾過し、フィルターケーキをジエチ
ルエーテルで洗浄し、そして結晶を真空中で乾燥した。
第二部分の5.3gの粗製5−(クロロメチル)−1,
2,4−トリアゾロ[4,3−c]キナゾリンが得られ
た。二つの粗製結晶化物(合計85.3g)を8.5ml
のジオキサン中で85℃において1時間撹拌した。不溶
性成分を濾別し、そして濾液を真空中で約300mlと
なるまで濃縮した。懸濁液を冷却し、濾過し、そしてフ
ィルターケーキを100mlのジエチルエーテルで洗浄
した。66gの融点が189℃(分解)の5−(クロロ
メチル)−1,2,4−トリアゾロ[4,3−c]キナゾ
リンが得られた。濾液の濃縮後に、第二部分の2.5g
の5−(クロロメチル)−1,2,4−トリアゾロ[4,
3−c]キナゾリンが得られた。
【0128】同様な方法で下記のものが得られた。
【0129】1)3.2. 5−クロロ−2−(クロロメ
チル)−4−ヒドラジノキナゾリンから10−クロロ−
5−(クロロメチル)−1,2,4−トリアゾロ[4,3
−c]キナゾリン、融点184−186℃。
【0130】1)3.3. 2−(クロロメチル)−6−
フルオロ−4−ヒドラジノキナゾリンから5−(クロロ
メチル)−9−フルオロ−1,2,4−トリアゾロ[4,
3−c]キナゾリン、融点183℃(分解)。
【0131】1)3.4. 6−クロロ−2−(クロロメ
チル)−4−ヒドラジノキナゾリンから9−クロロ−5
−(クロロメチル)−9−フルオロ−1,2,4−トリア
ゾロ[4,3−c]キナゾリン、融点160℃以上(分
解)。
【0132】1)4.1. 77gの5−(クロロメチ
ル)−1,2,4−トリアゾロ[4,3−c]キナゾリン
を2.0リットルのアセトン(またはジオキサン)中に
懸濁させ、そして5℃に冷却した。410mlの1N水
酸化ナトリウム溶液を、温度が約13℃に上昇するよう
な方法で、加えた。混合物を室温で17時間撹拌した。
次に反応混合物を3N塩酸を用いて微酸性(pH6)と
し、そして真空中で濃縮した。結晶性沈澱を濾別し、洗
浄し、そして乾燥した。65gの粗製5H−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ノ−6(7H)−ンが得られた。濾液に塩化ナトリウム
を飽和させ、そして各回毎に0.5リットルのジクロロ
メタンで3回抽出した。有機相を真空中で蒸発させた。
12gの粗製5H−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7H)−ンが得
られた。両方の粗製結晶化物(77g)を一緒に5リッ
トルのジクロロメタンおよび250mlのエタノール中
に還流温度において溶解させた。少量の不溶性成分を濾
過により分離し、濾液を室温に冷却し、そして1500
gのシリカゲルのカラムを通して濾過した。カラムを
5.7リットルのジクロロメタンおよび0.3リットルの
エタノールの混合物ですすいだ。全ての溶離液を濃縮し
た後に、62gの黄色結晶が得られた。これらを還流温
度において600mlの酢酸エチル中懸濁液状で撹拌
し、そして次に0℃に冷却した。結晶を濾別し、ジエチ
ルエーテルで洗浄し、そして乾燥した。51gの融点が
223−225℃の5H−[1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7H)
−ンが得られた。
【0133】同様な方法で下記のものが得られた。
【0134】1)4.2. 10−クロロ−5−(クロロ
メチル)−1,2,4−トリアゾロ[4,3−c]キナゾ
リンから11−クロロ−5H−[1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7H)
−ン、融点280−282℃。
【0135】1)4.3. 9−フルオロ−5−(クロロ
メチル)−1,2,4−トリアゾロ[4,3−c]キナゾ
リンから10−フルオロ−5H−[1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7
H)−ン、融点243−235℃。
【0136】1)4.4. 9−クロロ−5−(クロロメ
チル)−9−フルオロ−1,2,4−トリアゾロ[4,3
−c]キナゾリンから10−クロロ−5H−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ノ−6(7H)−ン、融点227−228℃。
【0137】文献:ブロイエル、テトラヘドロン・レタ
ース、1976、1935−1938。
【0138】1)5.1. 16gの5H−[1,2,4]
トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−
6(7H)−ンを1リットルのクロロホルムおよび60
mlのN,N,4−トリメチルアニリン中に懸濁させた。
23mlのオキシ塩化燐をこれに加え、そして混合物を
還流温度において16.5時間撹拌した。さらに12m
lのN,N,4−トリメチルアニリンおよび4mlのオキ
シ塩化燐をこれに加え、そして混合物を還流温度におい
てさらに1.5時間撹拌した。冷却した反応混合物を4
リットルの飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎそし
て30分間強く撹拌した。水相を分離し、そして各回毎
に0.5リットルのクロロホルムで2回抽出した。一緒
にしたクロロホルム抽出物を真空中で蒸発させた。残渣
は6−クロロ−5H−[1,2,4]トリアゾロ[1,5
−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよびN,N,4−ト
リメチルアニリンからなっており、それを100mlの
テトラヒドロフラン中に溶解させた。
【0139】15.3gのターシャリー−ブチルイソシ
アノアセテートの40mlのテトラヒドロフラン中溶液
を−25℃に冷却した。13.4gのカリウムターシャ
リー−ブチレートを加えた。この溶液を−10℃におい
て1時間撹拌し、−60℃に冷却し、そして6−クロロ
−5H−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,
4]ベンゾジアゼピンおよびN,N,4−トリメチルアニ
リンの溶液で処理すると、それにより、温度は−15℃
に上昇した。反応混合物を室温でさらに2.5時間撹拌
し、そして次に5リットルの飽和塩化ナトリウム水溶液
中に注いだ。混合物をクロロホルムで4回抽出した。有
機抽出物を真空中で濃縮した。残渣をクロロホルム中に
溶解させ、そしてシリカゲル上でクロマトグラフィーに
かけた。クロロホルム/エタノール(99.8:0.2−
99:1)で溶離すると、18.6gの粗製9H−イミ
ダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸タ
ーシャリー−ブチルが得られた。これを酢酸エチル/ジ
イソプロピルエーテルから再結晶化させた。15.1g
の融点が247−249℃(分解)の9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸ターシ
ャリー−ブチルが得られた。
【0140】同様な方法で下記のものが得られた。
【0141】1)5.2. 11−クロロ−5H−[1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピノ−6(7H)−ンから4−クロロ−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸ターシ
ャリー−ブチル、融点271℃。
【0142】1)5.3. 10−フルオロ−5H−
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピノ−6(7H)−ンから3−フルオロ−9H−
イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5
−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
ターシャリー−ブチル、融点192−193℃。
【0143】1)5.4. 10−クロロ−5H−[1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピノ−6(7H)−ンから3−クロロ−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸ターシ
ャリー−ブチル、融点217−218℃。
【0144】1)6.1. 9.5gの9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸ターシ
ャリー−ブチルを200mlのトリフルオロ酢酸中に溶
解させ、そして室温で5時間放置した。トリフルオロ酢
酸を真空中で蒸発させた。残渣を酢酸エチルから再結晶
化させた。7.5gの融点が283−285℃の9H−
イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5
−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
が得られた。
【0145】同様な方法で下記のものが得られた。
【0146】1)6.2. 4−クロロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸ターシ
ャリー−ブチルから4−クロロ−9H−イミダゾ[1,
5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,
4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸、融点276
−277℃(分解)。
【0147】1)6.3. 3−フルオロ−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸ターシ
ャリー−ブチルから3−フルオロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸、融点
276℃。
【0148】1)6.4. 3−クロロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸ターシ
ャリー−ブチルから3−クロロ−9H−イミダゾ[1,
5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,
4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸、融点270
−271℃。
【0149】1)7.1. 13.6gの1,1′−カルボ
ニルジイミダゾールを10.9gの9H−イミダゾ[1,
5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,
4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸の700ml
のジメチルホルムアミド中溶液に加えた。この混合物を
室温で4時間撹拌し、そして次に485mlの濃アンモ
ニア水溶液をこれに加えた。5分間の撹拌後に、透明溶
液を1.2リットルの水で処理した。生じた沈澱を濾別
し、水で洗浄し、そして真空中で乾燥した。10.0g
の融点が324−329℃の9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボキサミドが得られた。
【0150】同様な方法で下記のものが得られた。
【0151】1)7.2. 4−クロロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸から4
−クロロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]
トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−
10−カルボキサミド、融点311−312℃(分
解)。
【0152】1)7.3. 3−フルオロ−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸から3
−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン−10−カルボキサミド、融点340−343℃。
【0153】1)7.4. 3−クロロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸から3
−クロロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]
トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−
10−カルボキサミド、融点295℃以上。
【0154】1)7.5. 3−メチル−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸(実施
例19)7.に従い製造された)から3−メチル−9H
−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,
5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキ
サミド、融点300℃以上。
【0155】1)8.1. 6.25mlの無水トリフル
オロ酢酸を5°−10℃において15分以内に280m
lのテトラヒドロフランおよび7.3mlのピリジン中
の10.0gの9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン−10−カルボキサミドに加え、そして混合物を室温
で2時間撹拌した。さらに1.45mlのピリジンおよ
び1.4mlの無水トリフルオロ酢酸をこれに加えた。
室温で1時間撹拌した後に、混合物を2.0リットルの
氷−冷された飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注い
だ。混合物をクロロホルムで5回抽出した。クロロホル
ム抽出物を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥
し、そして真空中で蒸発させた。残渣を酢酸エチル/ジ
イソプロピルエーテルから再結晶化させた。8.35g
の融点が228−232℃の9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボニトリルが得られた。
【0156】同様な方法で下記のものが得られた。
【0157】1)8.2. 4−クロロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミドか
ら4−クロロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン−10−カルボニトリル、融点283−285℃。
【0158】1)8.3. 3−フルオロ−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミドか
ら3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボニトリル、融点340−343
℃。
【0159】1)8.4. 3−クロロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミドか
ら3−クロロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン−10−カルボニトリル、融点255−256℃。
【0160】1)8.5. 3−メチル−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミドか
ら3−メチル−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン−10−カルボニトリル、融点275−276℃。
【0161】1)9.1. 最初に2.7gのヒドロキシ
ルアミン塩酸塩を、次に3.34gの炭酸水素ナトリウ
ムの40mlの水中溶液を、8.35gの9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボニトリルの
160mlのエタノール中懸濁液に加えた。混合物を還
流温度において1.5時間撹拌した。生じた沈澱を濾別
し、そして水で洗浄した。7.6gの9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミドオ
キシムが得られた。濾液の濃縮により、さらに0.5g
のこの化合物も得られた。
【0162】同様な方法で下記のものが得られた。
【0163】1)9.2. 4−クロロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボニトリルか
ら4−クロロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン−10−カルボキサミドオキシム、融点298−30
0℃。
【0164】1)9.3. 3−フルオロ−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボニトリルか
ら3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボキサミドオキシム、融点287−
288℃。
【0165】1)9.4. 3−クロロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボニトリルか
ら3−クロロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン−10−カルボキサミドオキシム、融点279−28
0℃。
【0166】1)9.5. 3−メチル−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボニトリルか
ら3−メチル−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン−10−カルボキサミドオキシム、融点282−28
3℃。
【0167】1)10.1. 3.46mlのシクロプロ
パンカルボン酸を240mlのジメチルホルムアミド中
に溶解させ、そして35℃において7.0gの1,1′−
カルボニルジイミダゾールで処理した。混合物を35℃
で1時間そして室温で2時間撹拌し、次に8.1gの9
H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カル
ボキサミドオキシムをこれに加え、そして混合物を80
℃において15時間撹拌した。反応混合物を高真空中で
蒸発させた。残渣を50mlのシクロプロパンカルボン
酸中に溶解させ、そして130℃に3.5時間加熱し
た。溶液を真空中で蒸発させた。残渣をシリカゲル上で
クロマトグラフィーにかけた。ジクロロメタン/エタノ
ール99:1を用いて溶離すると、7.8gの粗製10
−(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−
3−ル)−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]
トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンを
生成した。これをエタノールから再結晶化させた。7.
4gの融点が216−217℃の純粋な10−(5−シ
クロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−
9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンが得られた。
【0168】同様な方法で下記のものが得られた。
【0169】1)10.2. 4−クロロ−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミドオ
キシムから4−クロロ−10−(5−シクロプロピル−
1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点266−267℃。
【0170】1)10.3. 3−フルオロ−9H−イミ
ダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムから10−(5−シクロプロピル−1,2,4
−オキサジアゾリ−3−ル)−3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点223−224
℃。
【0171】1)10.4. 3−クロロ−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミドオ
キシムから3−クロロ−10−(5−シクロプロピル−
1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点261−262℃。
【0172】1)10.5. 3−メチル−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミドオ
キシムから10−(5−シクロプロピル−1,2,4−オ
キサジアゾリ−3−ル)−3−メタン−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点238−239℃。
【0173】1)10.6. 1.1mlのプロピオン酸
の90mlのジメチルホルムアミド中溶液を35℃にお
いて2.3gの1,1′−カルボニルジイミダゾールで処
理した。混合物を室温で2時間撹拌し、次に3.0gの
3−クロロ−9H−イミダゾ[1,5−a].[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン−10−カルボキサミドオキシムをそれに加え、そし
て混合物を80℃において16時間撹拌した。反応混合
物を高真空中で蒸発させた。残渣を25mlのプロピオ
ン酸中に溶解させ、そして130℃に4時間加熱した。
溶液を真空中で蒸発させた。残渣をジクロロメタン中に
溶解させ、そして飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で2回
洗浄した。有機相を真空中で蒸発させた。残渣(3.1
g)をシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけた。ジ
クロロメタン/エタノール(8:2−6:4)を用いて
溶離すると、3.0gの粗製3−クロロ−10−(5−エ
チル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピンが得られた。これをジ
クロロメタン/酢酸エチルから再結晶化させた。2.9
gの融点が267−269℃の純粋な3−クロロ−10
−(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)
−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンが得られ
た。
【0174】同様な方法で下記のものが得られた。
【0175】1)10.7. 3−フルオロ−9H−イミ
ダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピンおよび酢酸から3−フ
ルオロ−10−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾ
リ−3−ル)−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン、融点293−294℃。
【0176】1)10.8. 3−フルオロ−9H−イミ
ダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびイソ酪酸から3−フルオロ−10−
(5−イソプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−
ル)−3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン、融点207−209℃。
【0177】1)10.9. 3−クロロ−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミドオ
キシムおよびイソ酪酸から3−クロロ−10−(5−イ
ソプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−9
H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点222
−223℃。
【0178】1)10.10. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびビニル酢酸から10−(5−アリル−
1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−3−フルオロ−
9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点290
−292℃。
【0179】1)10.11. 1.9mlの3−メトキ
シプロピオン酸を100mlのジメチルホルムアミド中
に溶解させ、そして3.2gの1,1′−カルボニルジイ
ミダゾールで処理した。混合物を室温で3時間撹拌し、
次に4.0gの3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボキサミドオキシムをこれ
に加え、そして混合物を80℃で18時間撹拌した。反
応混合物を高真空中で蒸発させた。残渣を50mlの酢
酸エチル中に溶解させ、そして還流温度に5時間加熱し
た。溶液を真空中で蒸発させた。残渣をジクロロメタン
中に溶解させ、そして飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で
2回洗浄した。有機相を真空中で蒸発させた。残渣をシ
リカゲル上でクロマトグラフィーにかけた。ジクロロメ
タン/エタノール(99:1−97:3)を用いて溶離
すると、3.6gの生成物が得られ、それを酢酸エチル
から再結晶化させた。3.1gの融点が196−197
℃の純粋な10−[5−(2−メトキシエチル)−1,
2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−9
H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンが得られた。
【0180】同様な方法で下記のものが得られた。
【0181】1)10.12. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピンおよびアクリル酸から
3−フルオロ−10−(5−ビニル−1,2,4−オキサ
ジアゾリ−3−ル)−9H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン、融点270−272℃。
【0182】1)10.13. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびエトキシ酢酸から10−[5−(エト
キシメチル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−
3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン、融点187−188℃。
【0183】1)10.14. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび3−(ベンジルオキシ)プロピオン酸
から10−[5−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−
1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−
9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点123
−124℃。
【0184】1)10.15. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび2−メチル−2−ヒドロキシプロピオ
ン酸から3−(3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5
−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]
ベンゾジアゼピン−10−イル)−α,α−ジメチル−
1,2,4−オキサジアゾール−5−メタノール、融点2
48−249℃。
【0185】1)10.16. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび3−ベンゾイルプロピオン酸から3−
[3−(3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン−10−イル)−1,2,4−オキサジアゾリ
−5−ル]プロピオフェノン、融点178−179℃。
【0186】1)10.17. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび3−クロロ−2,2−ジメチルプロピ
オン酸から10−[5−(2−クロロ−1,1−ジメチ
ルエチル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3
−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン、融点192−193℃。
【0187】1)10.18. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびN,N−ジメチルグリシンから10−
[5−[(ジメチルアミノ)メチル]−1,2,4−オキ
サジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点196−197℃。
【0188】1)10.19. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピンおよびN−(2,6−ジ
メチルフェニル)グリシンから3−フルオロ−10−
[5−(2,6−キシリジノメチル)−1,2,4−オキ
サジアゾリ−3−ル)−9H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン、融点201−205℃。
【0189】1)10.20. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびN−アセチルグリシンからN−[[3
−(3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピニ−10−ル)−1,2,4−オキサジアゾリ−5−
ル]メチル]アセトアミド、融点228−229℃。
【0190】1)10.21. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびN,N−フタロイルグリシンからN−
[[3−(3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピニ−10−ル)−1,2,4−オキサジアゾ
リ−5−ル]メチル]フタルイミド、融点265−26
6℃。
【0191】1)10.22. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび1H−イミダゾール−1−酢酸から3
−フルオロ−10−[5−(イミダゾリ−1−ルメチ
ル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点265−266
℃。
【0192】1)10.23. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびチオフェン−2−酢酸から3−フルオ
ロ−10−[5−(2−テニル)−1,2,4−オキサジ
アゾリ−3−ル]−9H−イミダゾ[1,5−a][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン、融点182−183℃。
【0193】1)10.24. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび1H−イミダゾール−1−プロピオン
酸から3−フルオロ−10−[5−(2−イミダゾリ−
1−ルエチル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]
−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点19
6−198℃。
【0194】1)10.25. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびラセミ−5−オキソ−2−ピロリジン
プロピオン酸からラセミ−5−[2−[3−(3−フル
オロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピニ−10
−ル)−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル]エチル]
−2−ピロリジノン、融点211−212℃。 1)10.26. 3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,
5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,
4]ベンゾジアゼピンおよびN,N−フタロイル−β−
アラニンからN−[2−[3−(3−フルオロ−9H−
イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5
−d][1,4]ベンゾジアゼピニ−10−ル)−1,
2,4−オキサジアゾリ−5−ル]エチル]フタルイミ
ド、融点258−259℃。
【0195】1)10.27. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびフラン−2−カルボン酸から3−フル
オロ−10−[5−(2−フリール)−1,2,4−オキ
サジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点295℃以上。
【0196】1)10.28. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびフラン−3−カルボン酸から3−フル
オロ−10−[5−(3−フリール)−1,2,4−オキ
サジアゾリ−3−ル]−9H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン、融点293−296℃。
【0197】1)10.29. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびチオフェン−2−カルボン酸から3−
フルオロ−10−[5−(2−チエニル)−1,2,4−
オキサジアゾリ−3−ル]−9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン、融点315℃以上。
【0198】1)10.30. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびチオフェン−3−カルボン酸から3−
フルオロ−10−[5−(3−チエニル)−1,2,4−
オキサジアゾリ−3−ル]−9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン、融点315℃以上。
【0199】1)10.31. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびラセミ−テトラヒドロフラン−2−カ
ルボン酸からラセミ−3−フルオロ−10−[5−(テ
トラヒドロ−2−フリール)−1,2,4−オキサジアゾ
リ−3−ル]−3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5
−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]
ベンゾジアゼピン、融点181−182℃。
【0200】1)10.32. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびオキサゾール−4−カルボン酸から3
−フルオロ−10−[5−(4−オキサゾリル)−1,
2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点301−302℃。
【0201】1)10.33. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび3−エチルイソキサゾール−5−カル
ボン酸から3−フルオロ−10−[5−(3−メチル−
5−イソキサゾリル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3
−ル]−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]ト
リアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融
点303−304℃。
【0202】1)10.34. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび5−オキソ−L−プロリンから(S)
−5−[3−(3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5
−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]
ベンゾジアゼピニ−10−ル)−1,2,5−オキサジア
ゾリ−5−ル]−2−ピロリジノン、融点229−23
2℃。
【0203】1)10.35. 3−クロロロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび3−メトキシプロピオン酸から3−ク
ロロ−10−[5−[2−(メトキシエチル)−1,2,
4−オキサジアゾリ−3−ル]−9H−イミダゾ[1,
5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,
4]ベンゾジアゼピン、融点190−192℃。
【0204】1)10.36. 3−クロロ−9H−イミ
ダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび2−(ベンジルオキシ)プロピオン酸
から10−[5−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−
1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−クロロ−9
H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点143
−145℃。
【0205】1)10.37. 3−クロロ−9H−イミ
ダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびN−2,6−キシリルグリシンから3
−クロロ−10−[5−[(2,6−キシリジノ)メチ
ル]−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−クロ
ロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリア
ゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点2
36−237℃。
【0206】1)10.38. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびフェニル酢酸から3−フルオロ−10
−(5−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−
ル)−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点
182−183℃。
【0207】1)10.39. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび3−フェニルプロピオン酸から3−フ
ルオロ−10−(5−フェネチル−1,2,4−オキサジ
アゾリ−3−ル)−9H−イミダゾ[1,5−a][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン、融点180−181℃。
【0208】1)10.40. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび4−フェニル酪酸から3−フルオロ−
10−[5−(3−フェニルプロピル)−1,2,4−オ
キサジアゾリ−3−ル)−9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン、融点180−181℃。
【0209】1)10.41. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび2−フルオロフェニル酢酸から3−フ
ェニル−10−[5−(2−フルオロベンジル)−1,
2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−9
H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点202
−204℃。
【0210】1)10.42. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび3−フルオロフェニル酢酸から3−フ
ルオロ−10−[5−(3−フルオロベンジル)−1,
2,4−オキサジアゾール−3−イル]−3−フルオロ
−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点18
8−189℃。
【0211】1)10.43. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび4−フルオロ−フェニル酢酸から3−
フルオロ−10−[5−(4−フルオロベンジル)−
1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点191−192℃。
【0212】1)10.44. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび2−メトキシフェニル酢酸から3−フ
ルオロ−10−[5−(2−メトキシベンジル)−1,
2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−9
H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点237
−238℃。
【0213】1)10.45. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび3−メトキシフェニル酢酸から3−フ
ルオロ−10−[5−(3−メトキシベンジル)−1,
2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−9
H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点174
−175℃。
【0214】1)10.46. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび4−メトキシフェニル酢酸から3−フ
ルオロ−10−[5−(4−メトキシベンジル)−1,
2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−9
H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点205
−206℃。
【0215】1)10.47. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび3,4−メチレンジオキシフェニル酢
酸から3−フルオロ−10−[5−(3,4−メチレン
ジオキシベンジル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−
ル]−3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン、融点237−238℃。
【0216】1)10.48. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびo−トリル酢酸から3−フルオロ−1
0−[5−(2−メチルベンジル)−1,2,4−オキサ
ジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点203−204℃。
【0217】1)10.49. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびm−トリル酢酸から3−フルオロ−1
0−[5−(3−メチルベンジル)−1,2,4−オキサ
ジアゾール−3−イル]−3−フルオロ−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点182−183℃。
【0218】1)10.50. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびp−トリル酢酸から3−フルオロ−1
0−[5−(4−メチルベンジル)−1,2,4−オキサ
ジアゾリ−3−ル]−9H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン、融点233−234℃。
【0219】1)10.51. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび3−トリフルオロメチルフェニル酢酸
から3−フルオロ−10−[5−(3−トリフルオロメ
チルベンジル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]
−3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン、融点128−129℃。
【0220】1)10.52. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび4−トリフルオロメチルフェニル酢酸
から3−フルオロ−10−[5−(4−トリフルオロメ
チルベンジル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]
−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点20
6−207℃。
【0221】1)10.53. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび4−トリフルオロメトキシフェニル酢
酸から3−フルオロ−10−[5−(4−トリフルオロ
メトキシベンジル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−
ル]−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点
175−176℃。
【0222】1)10.54. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび4−フェニルグリオキシル酸から3−
フェニル−10−(5−ベンゾイル−1,2,4−オキサ
ジアゾリ−3−ル)−9H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン、融点224−226℃。
【0223】1)10.55. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびラセミ−3−フェニル酪酸からラセミ
−3−フルオロ−10−[5−(2−フェニルプロピ
ル)−[1,2,4]−オキサジアゾリ−3−ル]−3−
フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]
トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、
融点約100℃。
【0224】1)10.56. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび1−フェニル−1−シクロプロパンカ
ルボン酸から3−フルオロ−10−[5−(1−フェニ
ルシクロプロピル)−[1,2,4]−オキサジアゾリ−
3−ル]−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]
トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、
融点187−189℃。
【0225】1)10.57. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびチオフェン−3−酢酸から3−フルオ
ロ−10−[5−(3−チエニルメチル)−[1,2,
4]−オキサジアゾリ−3−ル]−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点187−189℃。
【0226】1)10.58. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび4−エトキシ酪酸から10−[5−
(3−エトキシプロピル)−[1,2,4]−オキサジア
ゾリ−3−ル]−3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,
5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,
4]ベンゾジアゼピン、融点125−126℃。
【0227】1)10.59. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびフェノキシ酢酸から3−フルオロ−1
0−[5−(フェノキシメチル)−[1,2,4]−オキ
サジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点208−209℃。
【0228】1)10.60. 3−メチル−9H−イミ
ダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびフェニル酢酸から10−(5−ベンジ
ル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−3−メチル
−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点18
4−185℃。
【0229】1)10.61. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび4−(4−ブロモベンジルオキシ)フ
ェニル酢酸から10−[5−[4−(4−ブロモベンジ
ルオキシ)ベンジル]−1,2,4−オキサジアゾリ−3
−ル]−3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン、融点176−177℃。
【0230】1)10.62. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびN−[(ベンジルオキシ)カルボニ
ル]−N−メチルグリシン酸からベンジルN−[3−
[3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピニ−10−ル]−1,2,4−オキサジアゾリ−5−
ル]メチル]−N−メチルカルバメート、融点171−
173℃。
【0231】1)10.63. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピンおよびイソ吉草酸から
3−フルオロ−10−(5−イソブチル−1,2,4−オ
キサジアゾリ−3−ル)−9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン、融点181−182℃。
【0232】1)10.64. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびプロピオン酸から3−フルオロ−10
−(5−エチル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)
−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点24
5−237℃。
【0233】1)10.65. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびN−[(ベンジルオキシ)カルボニ
ル]−L−アラニンからベンジル(S)−1−[3−
[3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピニ−10−ル]−1,2,4−オキサジアゾリ−5−
ル]メチル]−N−メチルカルバメート、融点119−
121℃。
【0234】1)10.66. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよび2−メチル−2−(3−ピリジルオキ
シ)プロピオン酸から3−フルオロ−10−[5−(1
−ピリジニ−3−ル−オキシ−1−メチルエチル)−
[1,2,4]−オキサジアゾリ−3−ル]−9H−イミ
ダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点104−105
℃。
【0235】1)10.67. 3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミ
ドオキシムおよびシクロプロパン酢酸から3−フルオロ
−10−[5−(シクロプロピルメチル)−1,2,4−
オキサジアゾリ−3−ル]−9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン、融点179−181℃。
【0236】実施例2 2)1. 3.62gの6−フルオロ−2H−1,3−ベ
ンゾキサジン−2,4(1H)−ジオンを15mlのホ
ルムアミド中に懸濁させた。気体状アンモニアを撹拌し
ながら約10分間にわたり懸濁液が飽和するまで加え、
そして混合物を室温でさらに1時間撹拌した。次に、混
合物を125℃(浴温)において16時間撹拌した。次
に、溶媒を高真空中で蒸留除去した。残渣を50mlの
水中で研和し、そして次にわずかに冷却した。生じた結
晶を濾別し、氷−冷水で洗浄し、そして真空中で塩化カ
ルシウム上で乾燥した。2.9gの粗製6−フルオロ−
3H−キナゾリノ−4−ンが得られた。該物質は酢酸エ
チルからの再結晶化後に252−255℃で融解した。
【0237】2)2. 2.7gの粗製6−フルオロ−3
H−キナゾリノ−4−ンおよび7.5gの2,4−ビス−
(4−メトキシフェニル)−2,4−ジチオキソ−1,
3,2,4−ジチオホスフェタン(「ラヴェッソン試
薬」)を50mlのピリジン中で110℃の浴温におい
て8時間撹拌した。反応混合物を回転蒸発器中で濃縮し
た。残渣を80mlの飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中
に加え、そして室温で30分間撹拌した。混合物を15
℃に冷却し、結晶を濾別し、そして氷−冷水で洗浄し
た。真空中で乾燥した後に、3.0gの粗製6−フルオ
ロ−3H−キナゾリン−4−チオンが得られた。酢酸エ
チルからの再結晶化後に、融点が294−297℃の黄
色結晶が得られた。
【0238】2)3. 2.9gの粗製6−フルオロ−3
H−キナゾリン−4−チオンを75mlのテトラヒドロ
フラン中に懸濁させた。次に7.9mlのヒドラジン水
和物を撹拌しながら室温で加えた。約15分後に溶液が
短時間生じ、次に沈澱が分離した。混合物を室温で3時
間撹拌し、次に75mlのオルト蟻酸トリエチルを加
え、そしてテトラヒドロフランを蒸留除去した。残存懸
濁液を室温で3時間撹拌した。反応溶液を真空中で蒸発
させた。残渣を300mlの水中に加え、室温で1時間
撹拌し、そして次に15℃に冷却した。結晶を濾別し、
そして真空中で乾燥した。2.9gの粗製生成物が得ら
れた。エタノールからの再結晶化後に2.4gの融点が
193−195℃の9−フルオロ−1,2,4−トリアゾ
ロ[1,5−c]キナゾリンが得られた。
【0239】2)4. 2.3gの9−フルオロ−1,2,
4−トリアゾロ[1,5−c]キナゾリンを40mlの
6N塩酸中で95℃において1時間撹拌し、そして次に
氷浴中で冷却した。反応溶液を30mlの25%水性ア
ンモニア中に注ぎ、そして氷溶液を中で10分間撹拌し
た。結晶を濾別し、30mlの氷−冷水で洗浄し、そし
て真空中で乾燥した。2.0gの融点が142.5−14
4.5℃の4−フルオロ−2−(1H−1,2,4−トリ
アゾリ−3−ル)アニリンが得られた。
【0240】2)5. 4.3gの4−フルオロ−2−
(1H−1,2,4−トリアゾリ−3−ル)アニリンを2
00mlのジオキサンおよび2.3mlの無水ピリジン
中に溶解させた。溶液をアルゴン下で撹拌しそして12
℃に冷却した。2.2mlの塩化クロロアセチルの8.0
mlのジエチルエーテル中溶液を次にそれに5分間以内
に12°−15℃において滴々添加した。生じた懸濁液
を10°−12℃において15分間撹拌し、そして次に
5分間以内に28.8mlの2N水酸化ナトリウム水溶
液で処理した。混合物を室温で一夜撹拌した。それによ
り、pHは約9に下がった。混合物を3N塩酸を用いて
pH8に調節し、そして溶液を真空中で約40℃におい
て蒸発させた。残渣を150mlの水および5mlの酢
酸エチル中で15℃において30分間撹拌した。次に結
晶を濾別し、冷水で洗浄し、そして真空中で50℃にお
いて乾燥した。3.78gの融点が232.5°−238
℃の10−フルオロ−5H−[1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7H)
−ンが得られた。下記の如くして水相からさらに物質が
得られた。それを真空中で蒸発乾固した。残渣を10m
lのトリフルオロ酢酸中で室温で一夜撹拌した。混合物
を真空中で蒸発させ、残渣を60mlの飽和炭酸水素水
溶液および2mlの酢酸エチル中に加え、室温で1時間
撹拌し、そして結晶を次に濾別した。さらに0.5gの
10−フルオロ−5H−[1,2,4]トリアゾロ[1,
5−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7H)−ン
が得られた。 2)6.1. 19.64gの10−フル
オロ−5H−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7H)−ンを0.62
リットルのアルコールを含まないクロロホルム中に懸濁
させた。32.8mlのN,N,4−トリメチルアニリン
および12.5mlのオキシ塩化燐をこれに加え、そし
て混合物を還流温度において24時間撹拌した。さらに
6.6mlのN,N,4−トリメチルアニリンおよび2.5
mlのオキシ塩化燐をこれに加え、そして混合物を還流
温度にさらに7時間加熱した。反応混合物を30℃に冷
却し、1.3リットルの10%炭酸水素ナトリウム水溶
液中に注ぎ、45分間強く撹拌し、そして次に一夜放置
した。クロロホルム相を分離した。水相を50mlのク
ロロホルム(アルコールを含まない)で抽出した。この
クロロホルム相を同様に前に使用されたジカライトを通
して濾過した。一緒にしたクロロホルム抽出物をジカラ
イトを通して濾過し、そして70gの硫酸ナトリウム上
で乾燥した。次に約650mlのクロロホルムを回転蒸
発器中で35°−40℃の浴温において蒸留除去した。
残存溶液は、6−クロロ−5H−[1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよびN,
N,4−トリメチルアニリンの混合物を含有していた。
【0241】11.3gのイソシアノ酢酸エチルの2.5
リットルのテトラヒドロフラン中溶液を撹拌しながらそ
してアルゴンを通気させながら−25℃に冷却した。1
1.4gのカリウムターシャリー−ブチレートを温度が
−10℃を越えないような方法で一部分ずつそれに加え
た。この懸濁液を−10℃において45分間撹拌し、−
65℃に冷却し、そして次にあらかじめ得られている6
−クロロ−5H−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピンおよびN,N,4−トリ
メチルアニリンのクロロホルム中溶液をこれに15−3
0分間にわたり、温度が−35°〜−30℃の間に保た
れるような方法で、加えた。次に反応混合物を20℃に
暖め、そしてこの温度においてさらに1時間撹拌した。
3.8mlの酢酸をこれに加え、混合物をさらに15分
間撹拌し、そして1.0リットルの5%炭酸水素ナトリ
ウム溶液および0.2mlの酢酸エチルの混合物中に注
いだ。混合物を15分間撹拌し、そして次に一夜放置し
た。水相中で分離した結晶を吸引濾別し、そして50m
lの酢酸エチル、100mlの水および50mlの酢酸
エチルで連続的に洗浄した。結晶を真空中で乾燥した。
13.65gの融点が254−258℃の3−フルオロ
−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カ
ルボン酸エチルが得られた。一緒にした有機相を真空中
で蒸発させることができた。残渣(約440g)は少量
の抽出物および3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5
−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]
ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸エチルの他に主と
してN,N,4−トリメチルアニリンを含有していた。さ
らに、約0.6gの物質を水相からジクロロメタンを用
いて抽出することができた。この抽出物はさらに3−フ
ルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]ト
リアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−1
0−カルボン酸エチルも含有していた。合計で、さらに
0.57gの融点が259−260℃の3−フルオロ−
9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カル
ボン酸エチルが有機相および水相から得られた。
【0242】同様な方法で下記のものが得られた。
【0243】2)6.2. 5H−[1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7
H)−ン(実施例1)4.1に従い製造された)から9
H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カル
ボン酸エチル、融点233−234℃。
【0244】2)6.3. 3−クロロ−5H−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ノ−6(7H)−ン(実施例1)4.4に従い製造され
た)から3−クロロ−9H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン−10−カルボン酸エチル、融点255−2
56℃。
【0245】2)6.4. 4−クロロ−5H−[1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ノ−6(7H)−ン(実施例1)4.2に従い製造され
た)から4−クロロ−9H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン−10−カルボン酸エチル、融点227−2
28℃。
【0246】2)7.1. 17.0gの3−フルオロ−
9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カル
ボン酸エチルを0.5リットルの無水エタノール中で撹
拌しながら80℃に加熱した。次に、2.65gの最も
純粋な水酸化ナトリウムの80mlの水中溶液をこれに
加え、そして混合物を還流温度に1時間加熱した。反応
混合物を真空中で蒸発させた。残渣を520mlの水中
に加えた。ほとんど透明な溶液が生じた。これを0.6
6mlの濃塩酸を用いて酸性化した。結晶スラリーを1
0℃で1時間撹拌し、そして次に濾過した。結晶を40
mlの氷冷脱イオン水で洗浄し、そして真空中で乾燥し
た。14.5gの融点が245−247℃(分解)の3
−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン−10−カルボン酸が得られた。
【0247】同様な方法で下記のものが得られた。
【0248】2)7.2. 9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボン酸エチルから9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸、
融点283−285℃。
【0249】2)7.3. 3−クロロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸エチル
から3−クロロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸、融点270−271℃。
【0250】2)7.4. 4−クロロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸エチル
から4−クロロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸、融点276−277℃(分
解)。
【0251】2)8. 12.1gの1,1′−カルボニ
ルジイミダゾールを11.0gの3−フルオロ−9H−
イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5
−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
の450mlのジメチルホルムアミド中懸濁液に加え
た。懸濁液は15−30分後に溶液に変わり、その後、
抽出物のイミダゾリドが沈澱した。次に7.1gのシク
ロプロパンカルボキサミドオキシムをこれに加え、そし
て混合物を80℃において1時間撹拌した。反応混合物
を真空中で、次に高真空中で50°−60℃の浴温にお
いて蒸発させた。残渣を250mlの酢酸中で110℃
において2.5時間撹拌した。溶液を真空中で蒸発さ
せ、そして次に高真空中で蒸発乾固した。残渣を80m
lの酢酸エチル中で短時間暖め、撹拌しながら室温に冷
却し、そして次に撹拌しながらゆっくり200mlの7
%炭酸水素ナトリウム水溶液中に注いだ。混合物を室温
で1時間撹拌し、そして次に焼結ガラス吸引フィルター
を通して濾過した。フィルターケーキを最初に20ml
の冷たい酢酸エチルで、次に2.0リットルの水で洗浄
した。結晶を真空中で乾燥した。11.05gの融点が
215−218℃(208−215℃で焼結)の10−
(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−5
−ル)−3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピンが得られた。有機相を真空中で約30mlに
濃縮し、そして次に20gのシリカゲル(粒子寸法0.
063−0.2mm)のカラム上においた。カラムを酢
酸エチルで溶離した。tlcに従うと10−(3−シク
ロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル)−3
−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ンを含んでいる溶離液からの残渣を酢酸エチルから結晶
化させた。さらに0.48gの融点が217−218℃
の10−(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジア
ゾリ−5−ル)−3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,
5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,
4]ベンゾジアゼピンが得られた。
【0252】同様な方法で下記のものが得られた。
【0253】2)8.2. 3−フルオロ−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸および
3−メトキシ−プロピオンアミドオキシムから3−フル
オロ−10−(3−(2−メトキシエチル)−1,2,4
−オキサジアゾリ−5−ル)−9H−イミダゾ[1,5
−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]
ベンゾジアゼピン、融点181−182℃。
【0254】2)8.3. 3−フルオロ−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸および
2−フェニルアセトアミドオキシムから10−(3−ベ
ンジル−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル)−3−フ
ルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]ト
リアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融
点157−158℃。2)8.4. 3−クロロ−9H−
イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5
−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
(実施例1)に従い製造された)およびシクロプロパン
カルボキサミドオキシムから3−クロロ−10−(3−
シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル)
−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点25
5−256℃。
【0255】2)8.5. 3−クロロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸(実施
例1)に従い製造された)および3−メトキシプロピオ
ンアミドオキシムから3−クロロ−10−(3−(2−
メトキシエチル)−1,2,4−オキサジアゾリ−5−
ル)−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点
239−240℃。
【0256】2)8.6. 9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボン酸およびシクロプロパ
ンカルボキサミドオキシムから10−(3−シクロプロ
ピル−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル)−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点230−233
℃(分解)。
【0257】2)8.7. 4−クロロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸(実施
例1)に従い製造された)およびシクロプロパンカルボ
キサミドオキシムから4−クロロ−10−(3−(2−
メトキシエチル)−1,2,4−オキサジアゾリ−5−
ル)−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点
280−282℃。
【0258】実施例3 3)1.1. 88gの4−クロロ−2−(クロロメチ
ル)キナゾリンを10℃に冷却されている1リットルの
テトラヒドロフラン中に懸濁させ、そして撹拌しながら
92mlのアミノアセトアルデヒドジメチルアセタール
で処理した。反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、そ
して次に0℃に冷却した。分離した結晶を濾別した。濾
液を濃縮し、そして3リットルの酢酸エチル中に加え
た。不溶性成分を濾別し、そして濾液を真空中で蒸発さ
せた。残渣(2−(クロロメチル)−4−(ジメトキシ
エチルアミノ)キナゾリンを含有している)を1.2リ
ットルの酢酸中で3時間にわたり100℃に加熱し、そ
して次に真空中で濃縮した。残渣をクロロホルムおよび
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の間に分配させた。クロ
ロホルム抽出物をシリカゲルカラム上でクロマトグラフ
ィーにかけた。クロロホルム/エタノール99.5:0.
5を用いる溶離で、希望する生成物が得られた。これを
酢酸エチル/ジイソプロピルエーテルから再結晶化させ
た。3.2gの融点が153−154℃の5−(クロロ
メチル)イミダゾ[1,2−d]キナゾリンが得られ
た。
【0259】同様な方法で下記のものが得られた。
【0260】3)1.2. 4−クロロ−6−フルオロ−
2−(クロロメチル)キナゾリンから5−(クロロメチ
ル)−9−フルオロイミダゾ[1,2−d]キナゾリ
ン、融点171−172℃。
【0261】3)1.3. 4,5−ジクロロ−2−(ク
ロロメチル)キナゾリンから10−クロロ−5−(クロ
ロメチル)イミダゾ[1,2−d]キナゾリン、融点2
24−225℃。
【0262】3)2.1. 21.4gの5−(クロロメ
チル)イミダゾ[1,2−d]キナゾリンの500ml
のジオキサン中溶液を15℃において撹拌しながら19
7mlの1N水酸化ナトリウム水溶液および100ml
のジオキサンの混合物に滴々添加した。反応混合物を室
温で2.5時間撹拌し、そして次に4リットルの飽和塩
化ナトリウム水溶液中に注いだ。混合物をクロロホルム
で数回抽出した。乾燥したクロロホルム抽出物を真空中
で蒸発させた。残渣(18.5g)をクロロホルム−ジ
エチルエーテルから再結晶化させた。15.0gの融点
が265−266℃の5H−イミダゾ[1,2−d]
[1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7H)−ンが得られ
た。
【0263】同様な方法で下記のものが得られた。
【0264】3)2.2. 5−(クロロメチル)−9−
フルオロイミダゾ[1,2−d]キナゾリンから10−
フルオロ−5H−イミダゾ[1,2−d][1,4]ベン
ゾジアゼピノ−6(7H)−ン、融点282−283
℃。
【0265】3)2.3. 10−クロロ−5−(クロロ
メチル)イミダゾ[1,2−d]キナゾリンから11−
クロロ−5H−イミダゾ[1,2−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピノ−6(7H)−ン、融点176−177℃。
【0266】3)3.1. 2.2gのイソシアノ酢酸タ
ーシャリー−ブチルを−15℃において1.8gのカリ
ウムターシャリー−ブチレートの20mlのジメチルホ
ルムアミド中溶液に加えた。次に混合物を−15℃〜−
10℃において1時間撹拌した。
【0267】別個に、2.7gの5H−イミダゾ[1,2
−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7H)−ンの
55mlのジメチルホルムアミド中溶液を−15℃にお
いて0.76gの水素化ナトリウムの鉱油中約55%分
散液で処理した。混合物を−15℃において1時間撹拌
した。次にそれを−40℃に冷却し、3.6mlのジフ
ェニルホスフェートクロライドに15分以内に滴々添加
し、そして−20℃においてさらに20分間撹拌した。
次に、混合物を−60℃に冷却し、そしてイソシアノ酢
酸ターシャリー−ブチルカリウム塩を加えた。反応混合
物を続いて室温で3時間撹拌した。それを次に10℃に
冷却し、そして0.5mlの酢酸で処理した。反応混合
物を5リットルの飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注
いだ。それを酢酸エチルで2回そしてクロロホルムで2
回抽出した。有機抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液で洗浄し、乾燥し、そして真空中で蒸発させた。残渣
をクロロホルム中に溶解させ、そしてシリカゲル上でク
ロマトグラフィーにかけた。クロロホルム/エタノール
を用いる溶離で、2.3gの粗製9H−ジイミダゾ[1,
5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−
10−カルボン酸ターシャリー−ブチルが得られた。こ
れを酢酸エチル/ジエチルエーテル/ジイソプロピルエ
ーテルから再結晶化させた。1.8gの融点が188−
190℃の純粋な9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,
2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボ
ン酸ターシャリー−ブチルが得られた。
【0268】同様な方法で下記のものが得られた。
【0269】3)3.2. 10−フルオロ−5H−イミ
ダゾ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7
H)−ンからイソシアノ酢酸ターシャリー−ブチルの代
わりにイソシアノ酢酸エチルとの反応により3−フルオ
ロ−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸エチ
ル、融点213−215℃。このエチルエステルを実施
例5)4.に従い加水分解して、3−フルオロ−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボン酸とした。
【0270】3)3.3. 11−クロロ−5H−イミダ
ゾ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7
H)−ンからイソシアノ酢酸ターシャリー−ブチルの代
わりにイソシアノ酢酸エチルとの反応により4−クロロ
−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸エチ
ル、融点217−218℃。実施例5に従い加水分解し
て、4−クロロ−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,
2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボ
ン酸とした。
【0271】3)4. 10gの9H−ジイミダゾ[1,
5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−
10−カルボン酸ターシャリー−ブチルを170mlの
トリフルオロ酢酸中に溶解させ、そして室温で15時間
放置した。次に反応混合物を高真空中で蒸発させた。残
渣を酢酸エチルから再結晶化させた。13.5gの9H
−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]
ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸が得られ、それは
ある程度までトリフルオロ酢酸エステルとして存在して
いた。
【0272】3)5.1. 5.7gの粗製9H−ジイミ
ダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジ
アゼピン−10−カルボン酸を80mlのジメチルホル
ムアミド中に溶解させた。6.5gの1,1′−カルボニ
ルジイミダゾールをこれに加え、そして混合物を30℃
において3時間撹拌した。次に、4.5gのシクロプロ
パンカルボン酸アミドオキシムを加え、そして混合物を
80℃において一夜撹拌した。反応混合物を真空中で蒸
発させ、そして残渣を酢酸中で115℃において2.5
時間撹拌した。混合物を真空中で蒸発させ、残渣をクロ
ロホルムおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の間に分
配させた。クロロホルム抽出物を乾燥し、そしてシリカ
ゲル上でクロマトグラフィーにかけた。クロロホルム/
エタノール99:1を用いる溶離で、3.15gの粗製
10−(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾ
リ−3−ル)−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,
2′−d][1,4]ベンゾジアゼピンが得られた。酢
酸エチルからの再結晶化により、2.7gの融点が22
4−226℃の純粋な10−(5−シクロプロピル−
1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピンが得られた。
【0273】同様な方法で下記のものが得られた。
【0274】3)5.2. 4−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸から4−クロロ−10−(5
−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−
ル)−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点247−248℃。
3)5.3. 4−クロロ−9H−ジイミダゾ[1,5−
a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10
−カルボン酸から4−クロロ−10−(3−シクロプロ
ピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−ジ
イミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベン
ゾジアゼピン、融点247−248℃。 実施例4 10−(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾ
リ−3−ル)−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,
2′−d][1,4]ベンゾジアゼピンをエタノール中
に溶解させ、そしてエタノール性塩酸で処理した。ジエ
チルエーテルの添加後に、10−(5−シクロプロピル
−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−ジイミ
ダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジ
アゼピン一塩酸塩が結晶化した。これを濾別し、エタノ
ール/ジエチルエーテルで洗浄し、そして乾燥した。融
点289−290℃(分解)。
【0275】実施例5 5)1.1. 10gの5,6−ジヒドロ−6−オキソ−
4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピ
ン−3−カルボン酸エチル(1981年4月22日のヨ
ーロッパ特許出願番号27,214に従い製造された)
を110mlのピリジン中に懸濁させ、そして15gの
2,4−ビス−(4−メトキシフェニル)−2,4−ジチ
オキソ−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン(「ラヴ
ェッソン試薬」)で処理した。混合物を48時間にわた
り100℃に加熱し、そして次に真空中で蒸発させた。
残渣を120mlのメタノール中に懸濁させ、そして2
0分間にわたり還流下で沸騰させた。冷却後に、結晶を
濾別した。9.2gの粗製5,6−ジヒドロ−6−チオキ
ソ−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジア
ゼピン−3−カルボン酸エチルが得られた。濾液を濃縮
することにより、さらに0.5gのこの生成物が得られ
た。エタノールからの再結晶化により、6.7gの融点
が273−274℃の純粋な5,6−ジヒドロ−6−チ
オキソ−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾ
ジアゼピン−3−カルボン酸エチルが得られた。
【0276】同様な方法で下記のものが得られた。
【0277】5)1.2. 8−フルオロ−5,6−ジヒ
ドロ−6−オキソ−4H−イミダゾ[1,5−a][1,
4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸エチルから8−
フルオロ−5,6−ジヒドロ−6−チオキソ−4H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−
カルボン酸エチル、融点301−302℃(分解)。 5)1.3. 8−クロロ−5,6−ジヒドロ−6−オキ
ソ−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジア
ゼピン−3−カルボン酸エチルから8−クロロ−5,6
−ジヒドロ−6−チオキソ−4H−イミダゾ[1,5−
a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸エチ
ル、融点285−287℃。これは8−フルオロ−5,
6−ジヒドロ−6−チオキソ−4H−イミダゾ[1,5
−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸エ
チルに関してヨーロッパ特許出願番号27,214に記
されているのと同様な方法で製造された。
【0278】5)1.4. 5,6−ジヒドロ−8−メチ
ル−6−オキソ−4H−イミダゾ[1,5−a][1,
4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸エチルから5,
6−ジヒドロ−8−メチル−6−チオキソ−4H−イミ
ダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カ
ルボン酸エチル、融点274−275℃。
【0279】5)2.1. 6.0gの8−フルオロ−5,
6−ジヒドロ−6−チオキソ−4H−イミダゾ[1,5
−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸エ
チルを40mlのアミノアセトアルデヒドジメチルアセ
タール中で85℃において48時間撹拌した。混合物を
150mlの水で希釈し、そして酢酸エチルで4回抽出
した。有機抽出物を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄
し、そして真空中で蒸発させた。残渣をシリカゲル上で
クロマトグラフィーにかけた。ジクロロメタン/エタノ
ール99:1、98:2および97:3を用いて溶離を
行った。粗製溶離液を酢酸エチル/ジイソプロピルエー
テルから再結晶化させた。4.0gの融点が121−1
22℃の純粋な6−[(2,2−ジメトキシエチル)ア
ミノ]−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾ
ジアゼピン−3−カルボン酸エチルが得られた。
【0280】同様な方法で下記のものが得られた。
【0281】5)2.2.ル8−フルオロ−5,6−ジヒ
ドロ−6−チオキソ−4H−イミダゾ[1,5−a]
[1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸エチルお
よびアミノアセトアルデヒドジエチルアセタールから6
−[(2,2−ジエトキシエチル)アミノ]−8−フル
オロ−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジ
アゼピン−3−カルボン酸エチル。
【0282】5)2.3. 8−クロロ−5,6−ジヒド
ロ−6−チオキソ−4H−イミダゾ[1,5−a][1,
4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸エチルから8−
クロロ−6−[(2,2−ジメトキシエチル)アミノ]
−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼ
ピン−3−カルボン酸エチル、融点167−168℃。
【0283】5)2.4. 5,6−ジヒドロ−8−メチ
ル−6−チオキソ−4H−イミダゾ[1,5−a][1,
4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸エチルおよびア
ミノアセトアルデヒドジエチルアセタールから6−
[(2,2−ジエトキシエチル)アミノ]−8−メチル
−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼ
ピン−3−カルボン酸エチル(油状)。
【0284】5)3.1. 19.3gの6−[(2,2−
ジメトキシエチル)アミノ]−4H−イミダゾ[1,5
−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸エ
チルの180mlの酢酸中溶液を66時間にわたり11
0℃に加熱した。反応混合物を真空中で蒸発させ、そし
て残渣をジクロロメタンおよび飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液の間に分配させた。有機相を飽和塩化ナトリウム
水溶液で洗浄し、乾燥し、そして真空中で蒸発させた。
残渣を酢酸エチルから再結晶化させた。12.1gの融
点が193−194℃の9H−ジイミダゾ[1,5−
a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10
−カルボン酸エチルが得られた。
【0285】同様な方法で下記のものが得られた。
【0286】5)3.2. 6−[(2,2−ジエトキシ
エチル)アミノ]−8−フルオロ−4H−イミダゾ
[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボ
ン酸エチルから3−フルオロ−9H−ジイミダゾ[1,
5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−
10−カルボン酸エチル、融点213−215℃。
【0287】5)3.3. 8−クロロ−6−[(2,2
−ジメトキシエチル)アミノ]−4H−イミダゾ[1,
5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸
エチルから3−クロロ−9H−ジイミダゾ[1,5−
a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10
−カルボン酸エチル、融点228−229℃。
【0288】5)3.4. 6−[(2,2−ジエトキシ
エチル)アミノ]−8−メチル−4H−イミダゾ[1,
5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸
エチルから3−メチル−9H−ジイミダゾ[1,5−
a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10
−カルボン酸エチル、融点221−222℃。
【0289】5)4.1. 5gの9H−ジイミダゾ
[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼ
ピン−10−カルボン酸エチルを1.5gの水酸化カリ
ウム、35mlの水および250mlのエタノールの混
合物中で2時間にわたり80℃に加熱した。反応混合物
を真空中で蒸発させた。残渣を100mlの水中に溶解
させ、そして塩酸を用いてpHを5に調節した。混合物
を2、3時間放置し、そして分離した結晶を次に濾別し
た。真空中で乾燥した後に、4.0gの9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸が得られた。
【0290】同様な方法で下記のものが得られた。
【0291】5)4.2. 3−フルオロ−9H−ジイミ
ダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジ
アゼピン−10−カルボン酸エチル(実施例3または5
に従い製造された)から3−フルオロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸。
【0292】5)4.3. 3−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸エチルから3−クロロ−9H
−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]
ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸、融点277−2
78℃。
【0293】5)4.4. 4−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸エチル(実施例3に従い製造
された)から4−クロロ−9H−ジイミダゾ[1,5−
a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10
−カルボン酸、融点300−302℃(分解)。
【0294】5)4.5. 3−メチル−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸エチルから3−メチル−9H
−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]
ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸、融点259−2
61℃。
【0295】5)5.1. 4.0gの9H−ジイミダゾ
[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼ
ピン−10−カルボン酸を70mlのジメチルホルムア
ミド中に懸濁させた。5gの1,1′−カルボニルジイ
ミダゾールをこれに加え、そして混合物を室温で2時間
撹拌した。それを次に250mlの25%アンモニア水
溶液および500mlの水で処理し、そして10℃にお
いて1時間撹拌した。生じた結晶を濾別し、そして真空
中で乾燥した。3.94gの9H−ジイミダゾ[1,5−
a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10
−カルボキサミドが得られた。酢酸エチルからの再結晶
化。融点276−279℃。
【0296】同様な方法で下記のものが得られた。
【0297】5)5.2. 3−フルオロ−9H−ジイミ
ダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジ
アゼピン−10−カルボン酸から3−フルオロ−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボキサミド、融点287−
289℃。
【0298】5)5.3. 3−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸から3−クロロ−9H−ジイ
ミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン−10−カルボキサミド、融点295℃以
上。
【0299】5)5.4. 4−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸から4−クロロ−9H−ジイ
ミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン−10−カルボキサミド、融点342−34
3℃。
【0300】5)5.5. 3−メチル−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸から3−メチル−9H−ジイ
ミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン−10−カルボキサミド、融点295℃以
上。
【0301】5)5.6. 4−メチル−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸(実施例21)9.に従い製
造された)から4−メチル−9H−ジイミダゾ[1,5
−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−1
0−カルボキサミド、融点320−321℃。
【0302】5)5.7. 4−ブロモ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸(実施例20)9.に従い製
造された)から4−ブロモ−9H−ジイミダゾ[1,5
−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−1
0−カルボキサミド。
【0303】5)6.1. 2.9gの9H−ジイミダゾ
[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼ
ピン−10−カルボキサミドを70mlのジオキサンお
よび2.3mlのピリジン中に検索させた。混合物を1
0℃に冷却し、そして2.0mlの無水トリフルオロ酢
酸をこれに加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、さら
に1.65mlのピリジンおよび1.0mlの無水トリフ
ルオロ酢酸を次にこれに加えた。室温における15時間
後に、混合物を600mlの飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液中に注ぎ、そしてクロロホルムで4回抽出した。ク
ロロホルムの蒸発後に、3.0gの結晶が得られ、それ
をシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけた。希望す
る生成物をクロロホルム/エタノール98:2を用いて
溶離した。酢酸エチルからの再結晶化後に、2.3gの
融点が226−227℃の9H−ジイミダゾ[1,5−
a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10
−カルボニトリルが得られた。
【0304】同様な方法で下記のものが得られた。
【0305】5)6.2. 3−フルオロ−9H−ジイミ
ダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジ
アゼピン−10−カルボキサミドから3−フルオロ−9
H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,
4]ベンゾジアゼピン−10−カルボニトリル、融点2
11−212℃。
【0306】5)6.3. 3−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボキサミドから3−クロロ−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボニトリル、融点231−
232℃。
【0307】5)6.4. 4−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボキサミドから4−クロロ−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボニトリル、融点207−
208℃。
【0308】5)6.5. 3−メチル−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボキサミドから3−メチル−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボニトリル、融点267−
269℃。
【0309】5)6.6. 4−メチル−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボキサミドから4−メチル−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボニトリル、融点220−
221℃。
【0310】5)6.7. 4−ブロモ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボキサミドから4−ブロモ−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボニトリル。
【0311】5)7.1. 3.4gの9H−ジイミダゾ
[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼ
ピン−10−カルボニトリルを65mlのエタノール中
に懸濁させた。1.1gのヒドロキシルアミン塩酸塩、
1.4gの炭酸水素ナトリウムおよび15mlの水をこ
れに加え、そして混合物を還流下で1.5時間加熱し
た。冷却後に、生じた結晶を濾別しそして乾燥した。
3.11gの9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′
−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサ
ミドオキシムが得られた。
【0312】同様な方法で下記のものが得られた。
【0313】5)7.2. 3−フルオロ−9H−ジイミ
ダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジ
アゼピン−10−カルボニトリルから3−フルオロ−9
H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,
4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキサミドオキシ
ム。
【0314】5)7.3. 3−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボニトリルから3−クロロ−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボキサミドオキシム。
【0315】5)7.4. 4−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボニトリルから4−クロロ−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボキサミドオキシム、融点
258−259℃。
【0316】5)7.5. 3−メチル−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボニトリルから3−メチル−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボキサミドオキシム、融点
260−261℃(分解)。
【0317】5)7.6. 4−メチル−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボニトリルから4−メチル−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボキサミドオキシム、融点
230−232℃。
【0318】5)7.7. 4−ブロモ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボニトリルから4−ブロモ−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボキサミドオキシム。
【0319】5)8.1. 1.42gのシクロプロパン
カルボン酸を100mlのジメチルホルムアミド中に溶
解させ、そして2.7gの1,1′−カルボニルジイミダ
ゾールで処理した。混合物を室温で2時間撹拌し、そし
て次に3.11gの9H−ジイミダゾ[1,5−a:
1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カ
ルボキサミドオキシムをこれに加えた。混合物を室温で
16時間撹拌し、そして次に高真空中で蒸発させた。残
渣を25mlののシクロプロパンカルボン酸中に溶解さ
せ、そして4時間にわたり130℃に加熱した。次に、
混合物を高真空中で蒸発させた。残渣をジクロロメタン
および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の間に分配させ
た。水相をジクロロメタンで4回抽出し、有機抽出物を
飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥し、そしてシ
リカゲルの上でクロマトグラフィーにかけた。ジクロロ
メタン/エタノール98:2を用いる溶離で、希望する
生成物が得られた(3.7gの粗製物)。酢酸エチルか
らの再結晶化後に、1.9gの融点が187−189℃
の10−(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジア
ゾリ−3−ル)−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,
2′−d][1,4]ベンゾジアゼピンが得られた。
【0320】同様な方法で下記のものが得られた。
【0321】5)8.2. 3−フルオロ−9H−ジイミ
ダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジ
アゼピン−10−カルボキサミドオキシムから10−
(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3
−ル)−3−フルオロ−9H−ジイミダゾ[1,5−
a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点
181−183℃。
【0322】5)8.3. 3−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボキサミドオキシムから3−クロロ
−10−(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジア
ゾリ−3−ル)−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,
2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点213−
215℃。
【0323】5)8.4. 4−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボキサミドオキシムから4−クロロ
−10−(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジア
ゾリ−3−ル)−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,
2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点176−
177℃。
【0324】5)8.5. 3−メチル−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボキサミドオキシムから10−(5
−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−
ル)−3−メチル−9H−ジイミダゾ[1,5−a:
1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点25
5−257℃。
【0325】5)8.6. 3−メチル−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボキサミドオキシムおよびフェニル
酢酸から10−(5−ベンジル−1,2,4−オキサジア
ゾリ−3−ル)−3−メチル−9H−ジイミダゾ[1,
5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン、
融点156−157℃。
【0326】5)8.7. 3−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボキサミドオキシムおよび3−メト
キシプロピオン酸から3−クロロ−10−[5−(2−
メトキシエチル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−
ル]−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点169−170℃。
【0327】5)8.8. 4−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボキサミドオキシムおよびイソ酪酸
から4−クロロ−10−(5−イソプロピル−1,2,4
−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−ジイミダゾ[1,
5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン、
融点156−157℃。
【0328】5)8.9. 4−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボキサミドオキシムおよびエトキシ
酢酸から4−クロロ−10−(5−エトキシメチル−
1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン、融点178−180℃。
【0329】5)8.10. 4−クロロ−9H−ジイミ
ダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジ
アゼピン−10−カルボキサミドオキシムおよびラセミ
−トランス−2−メチルシクロプロパンカルボン酸のア
ミドオキシムからラセミ−4−クロロ−10−[5−
(2−メチル−シクロプロピル)−1,2,4−オキサジ
アゾリ−3−ル]−9H−ジイミダゾ[1,5−a:
1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点18
3−185℃。
【0330】5)8.11. 4−メチル−9H−ジイミ
ダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジ
アゼピン−10−カルボキサミドオキシムから4−メチ
ル−10−(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジ
アゾリ−3−ル)−9H−ジイミダゾ[1,5−a:
1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点17
3−174℃。
【0331】5)8.12. 4−ブロモ−9H−ジイミ
ダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジ
アゼピン−10−カルボキサミドオキシムから4−ブロ
モ−10−(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジ
アゾリ−3−ル)−9H−ジイミダゾ[1,5−a:
1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン。
【0332】実施例6 6)1.1. 3.0gの3−フルオロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸を80mlのジメチルホルム
アミド中に懸濁させた。30gの1,1′−カルボニル
ジイミダゾールをこれに加え、そして混合物を室温で3
時間撹拌した。次に、2.0gのシクロプロパンカルボ
キサミドオキシムをこれに加え、そして混合物を80℃
において16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮
し、そして残渣を100mlの酢酸中で100℃におい
て1.5時間撹拌した。混合物を真空中で蒸発させ、残
渣をクロロホルムおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
の間に分配させた。クロロホルム抽出物を乾燥し、そし
てシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけた。クロロ
ホルム/エタノール98.5:1.5を用いる溶離で、
3.1gの粗製10−(5−シクロプロピル−1,2,4
−オキサジアゾリ−3−ル)−3−フルオロ−9H−ジ
イミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベン
ゾジアゼピンが得られた。酢酸エチルからの再結晶化に
より、2.7gの融点が226−227℃の純粋な10
−(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−
5−ル)−3−フルオロ−9H−ジイミダゾ[1,5−
a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピンが得ら
れた。
【0333】同様な方法で下記のものが得られた。
【0334】6)1.2. 3−クロロ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸から3−クロロ−10−(3
−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−5−
ル)−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点222℃。
【0335】6)1.3. 3−メチル−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸から10−(3−シクロプロ
ピル−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル)−3−メチ
ル−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点270−271℃。
【0336】実施例7 3.0gの3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン−10−カルボキサミドオキシム(実施例
1)9.3.に従い製造された)を300mlのジクロロ
メタン中に懸濁させ、そして2.1mlのトリエチルア
ミンで処理した。1.0mlの塩化クロロアセチルの1
0mlのジクロロメタン中溶液をこれに室温で撹拌しな
がら滴々添加し、そして混合物を還流下で18時間撹拌
した。反応混合物を真空中で蒸発させた。残渣を50m
lの酢酸中に溶解させ、そして還流温度で4時間撹拌し
た。その後、それを真空中で蒸発させた。残渣をジクロ
ロメタン中に溶解させ、そして飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液と共に30分間撹拌した。有機相を分離した。水
相を再びジクロロメタンで抽出した。一緒にした有機相
を乾燥し、濾過し、そして真空中で蒸発させた。残渣
(2g)をシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけ
た。ジクロロメタン/メタノール99:1を用いる溶離
で、1.9gの粗製生成物が得られ、それを酢酸エチル
から再結晶化させた。1.4gの融点が238−239
℃の10−[5−(クロロメチル)−1,2,4−オキソ
ジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピンが得られた。
【0337】実施例8 8)1. 10gの3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,
5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,
4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸エチルを40
0mlのテトラヒドロフラン中にアルゴン下で溶解させ
た。0.8gの水素化ホウ素リチウム(95%)をそれ
に45℃において加え、そして混合物を次に還流温度に
おいて7時間撹拌した。混合物を20℃に冷却し、そし
て約20mlの6N塩酸をこれに(pH2となるまで)
ゆっくり滴々添加し、次に混合物を50mlの水で希釈
し、そして16時間撹拌した。テトラヒドロフランを真
空中で蒸発させ、混合物を水性アンモニアを用いて微塩
基性とし、そして結晶を濾別した。乾燥後に、6.9g
の融点が240−242℃の3−フルオロ−9H−イミ
ダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−メタノールが
得られた。
【0338】8)2. 14.5gの3−フルオロ−9H
−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,
5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−メタノー
ルを1.4リットルのジクロロメタン中に溶解させ、1
45gの二酸化マンガンで処理し、そして室温で3時間
撹拌した。不溶性成分を濾別し、1リットルの沸騰して
いるジクロロメタン中で1時間撹拌し、そして再び濾過
した。濾液を真空中で蒸発させ、そして結晶を濾別し
た。10.3gの融点が209−211℃の3−フルオ
ロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリア
ゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−
カルボキシアルデヒドが得られた。濾液からさらに1.
1gが得られた。
【0339】8)3. 13.8gの3−フルオロ−9H
−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,
5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキ
シアルデヒドを1リットルのテトラヒドロフラン中に溶
解させ、そして4.3gのヒドロキシルアミン塩酸塩お
よび9.3mlのトリエチルアミンで処理した。混合物
を還流温度に6時間加熱し、そして次にさらに1.0g
のヒドロキシルアミン塩酸塩および1.7mlのトリエ
チルアミンをこれに加えた。混合物を還流温度にさらに
24時間加熱し、そして次に0.5gのヒドロキシルア
ミン塩酸塩および0.9mlのトリエチルアミンを再び
これに加えた。反応混合物を真空中で蒸発させた。残渣
を水中に懸濁させ、1時間撹拌し、そして次に濾過し
た。結晶をアセトン中に懸濁させ、還流温度に短時間加
熱し、再び冷却し、そして濾別した。13.2gの融点
が265℃の3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボキシアルデヒドオキシム
が得られた。
【0340】8)4. 3.2gの3−フルオロ−9H−
イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5
−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキシ
アルデヒドオキシムを60mlのジメチルホルムアミド
中に溶解させ、0.1gのN−クロロ琥珀酸イミドで処
理し、そして室温で10分間撹拌した。その後、約20
mlの塩化水素を反応溶液中に通し、そして混合物を3
0℃の浴温において15分間撹拌した。さらに1.4g
のN−クロロ琥珀酸イミドをこれに加え、そして混合物
を30℃においてさらに2.5時間撹拌した。次に混合
物を300mlの氷−水中に注ぎ、5℃において撹拌
し、そして濾過した。結晶を水で洗浄し、そして真空中
で乾燥した。3.5gの融点が約165℃以上の(3−
フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]
トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピニ−
10−ル)カルボニルクロライドオキシムが得られた。
【0341】8)5. 2.7gの(3−フルオロ−9H
−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,
5−d][1,4]ベンゾジアゼピニ−10−ル)カル
ボニルクロライドオキシムを90mlの1,2−ジメト
キシエタン中に懸濁させ、そして4.1gの(2,6−ジ
メチルキシリジノ)アセトニトリルで処理した。混合物
を還流温度に加熱し、そして次に1.2mlのトリエチ
ルアミンの15mlの1,2−ジメトキシエタンをこれ
に25分以内に滴々添加した。混合物を還流温度にさら
に2時間加熱し、そして次に真空中で蒸発させた。残渣
をシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけた。ジクロ
ロメタン/メタノール(99:1−97:3)を用いて
溶離すると、0.7gの生成物が得られ、それを酢酸エ
チルから再結晶化させた。0.4gの融点が201−2
05℃の3−フルオロ−10−[5−(2,6−キシリ
ジノメチル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−
9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンが得られた。
【0342】実施例9 9)1.1. 2.0gのN−[[3−[3−フルオロ−
9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピニ−10−ル]
−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル]メチル]フタル
イミド(実施例1)10.21.に従い製造された)を1
00mlのエタノール中に懸濁させ、そして0.25m
lのヒドラジン水和物と共に還流温度に2時間加熱し
た。その後、10.0mlの37%水性塩酸を加えた。
混合物を還流温度に2.5時間加熱し、そして次に真空
中で蒸発させた。残渣を100mlの水中に懸濁させ、
そして80℃において30分間撹拌した。0°−5℃に
冷却した後に、沈澱を濾別しそして水で洗浄した。酸性
濾液を2N水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性とし、
そしてジクロロメタンで5回抽出した。一緒にした有機
相を飽和塩化水素溶液で洗浄し、次に乾燥し、そして真
空中で蒸発させた。残渣を酢酸エチルから再結晶化させ
た。0.7gの有機相を257−259℃の10−[5
−(アミノメチル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−
ル]−3−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピンが得られた。
【0343】同様な方法で下記のものが得られた。
【0344】9)1.2. N−[2−[3−[3−フル
オロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピニ−10
−ル]−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル]エチル]
フタルイミド(実施例10)1.26.に従い製造され
た)から10−[5−(アミノエチル)−1,2,4−オ
キサジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−4H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン塩酸塩、融点200−20
3℃。
【0345】実施例10 10)1.1. 1.4gの10−[5−(クロロメチ
ル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フル
オロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよび
1.0gのモルホリンを50mlのジメチルホルムアミ
ド中で80℃の浴温において7時間撹拌した。その後、
ジメチルホルムアミドを高真空中で蒸留除去した。残渣
をジクロロメタン中に溶解させ、そして飽和塩化ナトリ
ウム水溶液で2回洗浄した。水相をジクロロメタンで3
回抽出した。一緒にした有機相を乾燥しそして真空中で
蒸発させた。残渣をシリカゲル上でクロマトグラフィー
にかけた。ジクロロメタン/メタノール99:1はい9
6:4で溶離すると、1.7gの生成物が得られ、それ
を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶化させた。1.4g
の融点が150−151℃の3−フルオロ−10−[5
−(4−モルホリノメチル)−1,2,4−オキサジアゾ
リ−3−ル]−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ンが得られた。
【0346】同様な方法で下記のものが得られた。
【0347】10)1.2. 10−[5−(クロロメチ
ル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フル
オロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよび
1−メチル−ピペラジンから3−フルオロ−10−[5
−[(4−メチル−1−ピペラジニル)−メチル]−
1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点160−162℃。
【0348】10)1.3. 10−[5−(クロロメチ
ル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フル
オロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよび
1−(o−メトキシフェニル)ピペラジンから3−フル
オロ−10−[5−[[4−(o−メトキシフェニル)
−1−ピペラジニル]−メチル]−1,2,4−オキサジ
アゾリ−3−ル]−9H−イミダゾ[1,5−a][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン、融点209−210℃。
【0349】10)1.4. 10−[5−(クロロメチ
ル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フル
オロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよび
1−(2−プロピニル)−ピペラジンから3−フルオロ
−10−[5−[[4−(2−プロピニル)−1−ピペ
ラジニル]−メチル]−1,2,4−オキサジアゾリ−3
−ル]−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]ト
リアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融
点134−135℃。
【0350】10)1.5. 10−[5−(クロロメチ
ル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フル
オロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよび
N−メチルベンジルアミンから10−[5−[(ベンジ
ルメチルアミノ)メチル]−1,2,4−オキサジアゾリ
−3−ル]−3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピンメタンスルホネート(1:1,2)、融
点約150℃。
【0351】10)1.6. 10−[5−(クロロメチ
ル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フル
オロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよび
N−メチルシクロヘキシルアミンから10−[5−
[(シクロヘキシルアミノ)メチル]−1,2,4−オキ
サジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン、融点169−171℃。
【0352】10)1.7. 10−[5−(クロロメチ
ル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フル
オロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよび
4−[2−(メチルアミノ)エチル]モルホリンからN
−[3−(3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピニ−10−ル)−[1,2,4]オキサジア
ゾリ−5−ルメチル]−N−メチル−2−(モルホリニ
−4−ル)エチルアミン、融点100−102℃。
【0353】10)1.8. 10−[5−(クロロメチ
ル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フル
オロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよび
(2−メトキシエチル)メチルアミンから3−フルオロ
−10−[5−[(2−メトキシエチル)メチルアミノ
メチル]−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−
フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]
トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、
融点144−145℃。
【0354】10)1.9. 10−[5−(クロロメチ
ル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フル
オロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよび
2−メチルアミノエタノールから3−フルオロ−10−
[5−[[(2−ヒドロキシエチル)メチルアミノ]メ
チル]−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フ
ルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]ト
リアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融
点約154−155℃。
【0355】10)1.10. 10−[5−(クロロメ
チル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フ
ルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]ト
リアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよ
びラセミ−N,2,2−トリメチル−1,3−ジオキソラ
ン−4−メタナミンからラセミ−[2,2−ジメチル−
[1,3]ジオキソラニ−4−ル−メチル]−[3−
(3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピニ−10−ル)−[1,2,4]オキサジアゾリ−5
−ル−メチル]メチルアミン、融点104−107℃。
【0356】10)1.11. 10−[5−(クロロメ
チル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フ
ルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]ト
リアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピニ−1
0−ル]−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル]メチ
ル]−N−メチルグリシンエチルエステルおよびアンモ
ニアのメタノール中25%溶液から2−[[[3−[3
−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ニ−10−ル]−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル]
メチル]メチルアミノ]アセトアミド、融点206−2
07℃。
【0357】10)1.12. N−[[3−[3−3−
フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]
トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンお
よび(2−メトキシエチル)メチルアミンから3−フル
オロ−10−[5−[(2−メトキシエチル)メチルア
ミノメチル]−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−
3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン、融点144−145℃。
【0358】10)1.13. 10−[5−(クロロメ
チル)−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フ
ルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]ト
リアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよ
びカルバミン酸[2−(メチルアミノ)エチル]から
[2−[[[3−[3−フルオロ−10−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピニ−10−ル]−1,2,4−
オキサジアゾリ−5−ル]メチル]メチルアミノ]エチ
ルカルバミン酸ターシャリー−ブチル、融点約138−
140℃。
【0359】実施例11 3.6gの10−[5−[2−ベンジルオキシ)エチ
ル]−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フル
オロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン(実施
例1)10.36.に従い製造された)を室温において3
0mlの臭化水素の酢酸中30%溶液と共に3時間撹拌
した。反応混合物を300mlの水中に注ぎ、そして炭
酸水素ナトリウムを用いて撹拌しながらpHを7−8に
調節した。その後、混合物をジクロロメタンで抽出し
た。有機相を乾燥し、そして真空中で蒸発させた。残渣
を酢酸エチルから再結晶化させた。3.0gの融点が1
88−189℃の[2−[3−(3−フルオロ−9H−
イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5
−d][1,4]ベンゾジアゼピニ−10−ル]−1,
2,4−オキサジアゾリ−5−ル]エチル]酢酸エステ
ルが得られた。
【0360】実施例12 3.0gの[2−[3−(3−フルオロ−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピニ−10−ル]−1,2,4−
オキサジアゾリ−5−ル]エチル]酢酸エステルを15
0mlのメタノール中に懸濁させ、そして20mlのナ
トリウムメチレート溶液(20mlのメタノールおよび
0.1gのナトリウムから)並びに0.2mlの水で連続
的に処理した。混合物を室温で3時間撹拌し、そして次
に真空中で蒸発させた。残渣をシリカゲル上でクロマト
グラフィーにかけた。ジクロロメタン/メタノール9
8:2−95:5を用いる溶離で、0.9gの生成物が
得られ、それを酢酸エチルから再結晶化させた。0.7
gの融点が242℃の3−[3−フルオロ−9H−イミ
ダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピニ−10−ル]−1,2,
4−オキサジアゾール−5−エタノールが得られた。
【0361】実施例13 13)1. 157gのメチル3−アミノチオフェン−
2−カルボキシレートを1.5リットルのジオキサン中
に溶解させた。36mlのクロロアセトニトリルをこれ
に加え、混合物を5℃に冷却し、そして塩化水素を6.
5時間にわたり加えた。3.5時間後に、さらに36m
lのクロロアセトニトリルをこれに加え、そして混合物
を室温で15時間撹拌した。さらに36mlのクロロア
セトニトリルを加えた後に、塩化水素を7.5時間にわ
たり加え、そして混合物を室温で15時間放置した。次
に懸濁液を真空中で濃縮した。残渣を1.5リットルの
水中に加え、そしてアンモニアを用いてpH8に調節し
た。沈澱を濾別し、水で洗浄し、そして乾燥した。15
3gの粗製2−(クロロメチル)チエノ[3,2−e]
ピリミジニ−4(1H)−ンが得られた。これを暖かい
酢酸エチル中での懸濁により精製した。137.7gの
融点が234−236℃の純粋な2−(クロロメチル)
チエノ[3,2−e]ピリミジノ−4(1H)−ンが得
られた。
【0362】13)2. 40gの2−(クロロメチ
ル)チエノ[3,2−e]ピリミジノ−4(1H)−ン
を780mlのクロロホルム中に懸濁させ、そして6.
2mlのオキシ塩化燐で処理した。混合物を65℃にお
いて6時間撹拌し、さらに6.2mlのオキシ塩化燐を
これに加え、そして混合物を65℃においてさらに15
時間撹拌した。6.2mlのオキシ塩化燐および12.2
mlのN,N,4−トリメチルアニリンをこれに加え、混
合物を65℃において3時間撹拌し、さらに9.5ml
のN,N,4−トリメチルアニリンをこれに加え、混合物
を65℃においてさらに15時間撹拌した。3.1ml
のオキシ塩化燐および4.75mlのN,N,4−トリメ
チルアニリンをこれに加え、混合物を65℃において4
時間撹拌し、次に冷却した反応混合物を5リットルの飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、そして30分間
撹拌した。水相をクロロホルムで5回抽出した。クロロ
ホルム抽出物を乾燥し、そして真空中で蒸発させた。残
渣をヘキサンで洗浄した。32.2gの融点が101−
102℃の4−クロロ−2−(クロロメチル)チエノ
[3,2−d]ピリミジンが得られた。
【0363】13)3. 8.2gの4−クロロ−2−
(クロロメチル)チエノ[3,2−d]ピリミジンを5
00mlの無水テトラヒドロフラン中に溶解させた。溶
液を5℃に冷却した。7mlのヒドラジン水和物を5分
以内に滴々添加し、それにより溶液が生じ、そして温度
は15−20℃に上昇した。反応混合物を室温で15時
間撹拌し、そして次に真空中で蒸発させた。残渣を10
0mlの飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と共に30分間
撹拌し、そして次に濾別した。結晶を水で中性となるま
で洗浄し、そして真空中で乾燥した。濾液をクロロホル
ムで抽出することにより、14.7gの2−(クロロメ
チル)−4−ヒドラジノチエノ[3,2−d]ピリミジ
ンが得られた。
【0364】13)4. 15.7gの2−(クロロメチ
ル)−4−ヒドラジノチエノ[3,2−d]ピリミジン
を280mlのオルト蟻酸エチル中に懸濁させた。懸濁
液を撹拌しながら加熱し(浴温125℃)、そして生じ
たエタノールを蒸留除去した。3時間後に、混合物を0
℃に冷却し、沈澱を濾別し、そしてエタノールで洗浄し
た。生成物を真空中で乾燥した。15.2gの5−(ク
ロロメチル)チエノ[2,3−e][1,2,4]トリア
ゾロ[4,3−c]ピリミジン。融点、400℃以上
(分解)。
【0365】13)5. 15.2gの5−(クロロメチ
ル)チエノ[2,3−e][1,2,4]トリアゾロ[4,
3−c]ピリミジンを650mlのジオキサンおよび4
3mlのジメチルホルムアミド中に溶解させ、そして5
℃に冷却した。86mlの1N水酸化ナトリウム溶液を
これに30分以内に加え、そして混合物を室温で17時
間撹拌した。次に反応混合物を1.5リットルの飽和塩
化ナトリウム水溶液および0.7リットルのクロロホル
ムの間に分配させた。次に水相を12N塩酸を用いて弱
酸性(pH6)とした。混合物をクロロホルムで5回抽
出した。有機抽出物を真空中で濃縮した。結晶性残渣を
エタノールから再結晶化させた。融点が213−215
℃の5H−チエノ[2,3−f][1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−d][1,4]ジアゼピノ−6(7H)−ン
が得られた。
【0366】13)6. 12.5gの5H−チエノ
[2,3−f][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ジアゼピノ−6(7H)−ンを760mlの
クロロホルムおよび87mlのN,N,4−トリメチルア
ニリン中に懸濁させ、そして17.4mlのオキシ塩化
燐を加えた。混合物を還流温度において16時間撹拌し
た。さらに3.6mlのN,N,4−トリメチルアニリン
および1.7mlのオキシ塩化燐をこれに加え、そして
混合物を還流温度にさらに4時間加熱した。さらに3.
6mlのN,N,4−トリメチルアニリンおよび1.7m
lのオキシ塩化燐をこれに加え、そして混合物を還流温
度にさらに2.5時間加熱した。冷却された反応混合物
を2リットルの飽和炭酸水素ナトリウム溶液中に注ぎ、
そして30分間にわたり強く撹拌した。水相を分離し、
そしてクロロホルムで4回抽出した。一緒にしたクロロ
ホルム抽出物を真空中で蒸発させた。残渣は6−クロロ
−5H−チエノ[2,3−f][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ジアゼピンおよびN,N,4−ト
リメチルアニリンの混合物からなっており、それを10
0mlのテトラヒドロフラン中に溶解させた。
【0367】10.2gのイソシアノ酢酸エチルの36
0mlのテトラヒドロフラン中溶液を−25℃に冷却し
た。10.4gのカリウムターシャリー−ブチレートを
加え、そして次に混合物を−10℃において1時間撹拌
した。この溶液を−60℃に冷却し、そして6−クロロ
−5H−チエノ[2,3−f][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ジアゼピンおよびN,N,4−ト
リメチルアニリンの溶液で処理し、それにより、温度が
−15℃に上昇した。混合物を室温で2時間撹拌し、そ
して次に酢酸を用いてpH7に調節した。反応混合物を
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およびクロロホルムの間
に分配させた。水相をクロロホルムで5回抽出した。有
機抽出物を真空中で蒸発させ、残渣をエタノール中に加
え、そしてヘキサンで希釈した。12.0gの融点が2
31−232℃の8H−イミダゾ[1,5−a]チエノ
[2,3−f][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ジアゼピン−7−カルボン酸エチルが得られ
た。
【0368】13)7. 11.9gの8H−イミダゾ
[1,5−a]チエノ[2,3−f][1,2,4]トリア
ゾロ[1,5−d][1,4]ジアゼピン−7−カルボン
酸エチルを125mlのエタノール、3.8gの水酸化
カリウムおよび37.5mlの水の溶液中で80℃にお
いて2.5時間撹拌した。溶液を真空中で蒸発させ、残
渣を800mlの水中に溶解させ、そして希塩酸を用い
てpHを6−7に中和した。9.65gの8H−イミダ
ゾ[1,5−a]チエノ[2,3−f][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ジアゼピン−7−カルボ
ン酸が得られた。
【0369】13)8. 11.4gの1,1′−カルボ
ニルジイミダゾールを9.5gの8H−イミダゾ[1,5
−a]チエノ[2,3−f][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ジアゼピン−7−カルボン酸の
懸濁液に加えた。この混合物を室温で5時間撹拌し、そ
して次に450mlの濃アンモニア水溶液をこれに加え
た。30分間撹拌した後に、透明溶液を1200mlの
水で処理した。生じた沈澱を濾別し、水で洗浄し、そし
て真空中で乾燥した。8.6gの融点が347−349
℃の8H−イミダゾ[1,5−a]チエノ[2,3−f]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ジアゼ
ピン−7−カルボキサミドが得られた。
【0370】13)9. 6.1mlの無水トリフルオロ
酢酸を5°−7℃において15分以内に8.6gの8H
−イミダゾ[1,5−a]チエノ[2,3−f][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ジアゼピン−7
−カルボキサミドの215mlのジメチルアミドおよび
6.1mlのピリジン中懸濁液に加え、そして混合物を
室温で4時間撹拌した。さらに6.1mlのピリジンお
よび6.1mlの無水トリフルオロ酢酸をこれに加え
た。室温で15時間撹拌した後に、混合物を1.3リッ
トルの氷−冷飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注い
だ。それをジクロロメタンで数回抽出した。ジクロロメ
タン抽出物を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥
し、そして真空中で蒸発させた。残渣をメタノール/ク
ロロホルムから再結晶化させた。4.7gの融点が27
5−276℃の8H−イミダゾ[1,5−a]チエノ
[2,3−f][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ジアゼピン−7−カルボニトリルが得られ
た。
【0371】13)10. 最初に1.45gのヒドロキ
シルアミン塩酸塩、次に1.85gの炭酸水素ナトリウ
ムの22.5mlの水中溶液を、4.5gの8H−イミダ
ゾ[1,5−a]チエノ[2,3−f][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ジアゼピン−7−カルボ
ニトリルの85mlのエタノール中懸濁液に加えた。混
合物を還流温度において1.5時間撹拌した。生じた沈
澱を濾別し、そしてジエチルエーテルで洗浄した。5.
15gの融点が267−269℃の8H−イミダゾ
[1,5−a]チエノ[2,3−f][1,2,4]トリア
ゾロ[1,5−d][1,4]ジアゼピン−7−カルボキ
サミドオキシムが得られた。濾液を濃縮することによ
り、さらに0.1gのこの化合物が得られた。
【0372】13)11.1. 0.52mlのシクロプ
ロパンカルボン酸を20mlのジメチルホルムアミド中
に溶解させ、そして0.97gの1,1′−カルボニルジ
イミダゾールで処理した。混合物を室温で2.5時間撹
拌し、次に1.15gの8H−イミダゾ[1,5−a]チ
エノ[2,3−f][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ジアゼピン−7−カルボキサミドオキシ
ムをこれに加え、そして混合物を80℃において16時
間撹拌した。反応混合物を高真空中で蒸発させた。残渣
を10mlのシクロプロパンカルボン酸中に溶解させ、
そして130℃に3時間加熱した。溶液を真空中で蒸発
させた。残渣をジクロロメタンおよび飽和炭酸水素ナト
リウム溶液の間に分配させた。水相をジクロロメタンで
3回抽出した。有機抽出物を蒸発させ、そして残渣を5
0gのシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけた。ジ
クロロメタン/エタノール99:1を用いる溶離で、7
−(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサゾリ−3−
ル)−8H−イミダゾ[1,5−a]チエノ[2,3−
f][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ジ
アゼピンが得られた。これをエタノールから再結晶化さ
せた。0.94gの融点が196℃の純粋な7−(5−
シクロプロピル−1,2,4−オキサゾリ−3−ル)−8
H−イミダゾ[1,5−a]チエノ[2,3−f][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ジアゼピン
が得られた。
【0373】13)11.2. 同様な方法で、8H−イ
ミダゾ[1,5−a]チエノ[2,3−f][1,2,4]
トリアゾロ[1,5−d][1,4]ジアゼピン−7−カ
ルボキサミドオキシムおよび(シクロプロパンカルボン
酸の代わりの)イソ酪酸から、融点が180−181℃
の7−(5−イソプロピル−1,2,4−オキサゾリ−3
−ル)−8H−イミダゾ[1,5−a]チエノ[2,3−
f][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ジ
アゼピンが得られた。
【0374】実施例14 14)1. 17.3gの2−アミノチオフェン−3−カ
ルボニトリルを150mlのジオキサン中に溶解させ
た。13.3gのクロロアセトニトリルをこれに加え、
混合物を2℃に冷却し、塩化水素を7時間にわたり加
え、そして混合物を次に室温で15時間撹拌した。反応
混合物を真空中で蒸発させた。残渣を500mlの水中
に懸濁させ、そして結晶を濾別した。26.2gの粗製
4−クロロ−2−(クロロメチル)チエノ[2,3−
d]ピリミジンが得られた。ヘキサンからの再結晶化後
に、融点が66−68℃の純粋な生成物が得られた。
【0375】実施例13と同様な方法で下記のものが得
られた。
【0376】14)2. 4−クロロ−2−(クロロメ
チル)チエノ[2,3−d]ピリミジンからヒドラジン
水和物との反応およびその後のオルト蟻酸トリエチルと
の反応により、5−(クロロメチル)チエノ[3,2−
e][1,2,4]トリアゾロ[4,3−c]ピリミジ
ン、融点120℃以上(分解)。
【0377】14)3. 5−(クロロメチル)チエノ
[3,2−e][1,2,4]トリアゾロ[4,3−c]ピ
リミジンから水性ジオキサン中での水酸化ナトリウムと
の反応により、5H−チエノ[3,2−f][1,2,
4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ジアゼピノ−6
(7H)−ン、融点260℃。
【0378】実施例1と同様な方法で下記のものが得ら
れた。
【0379】14)4. 5H−チエノ[3,2−f]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ジアゼ
ピノ−6(7H)−ンから8H−イミダゾ[1,5−
a]チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[1,
5−d][1,4]ジアゼピン−9−カルボン酸ターシ
ャリー−ブチル、融点217℃。これをオキシ塩化燐お
よびN,N,4−トリメチルアニリンを用いてクロロホル
ム中で6−クロロ−5H−チエノ[3,2−f][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d]ジアゼピンに転化さ
せ、それを脱プロトン化されたイソシアノ酢酸ブチルと
反応させた。
【0380】14)5. 8H−イミダゾ[1,5−a]
チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ジアゼピン−9−カルボン酢酸ターシャ
リー−ブチルからトリフルオロ酢酸との反応により、8
H−イミダゾ[1,5−a]チエノ[3,2−f][1,
2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ジアゼピン
−9−カルボン酸、融点266−267℃。
【0381】14)6. 2.45gの1,1′−カルボ
ニルジイミダゾールを2.0gの8H−イミダゾ[1,5
−a]チエノ[3,2−f][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ジアゼピン−9−カルボン酸の
懸濁液に加えた。混合物を室温で2時間拡販し、次に
1.7gのシクロプロピルカルボキサミドオキシムをこ
れに加え、そして混合物を80℃において16時間撹拌
した。反応混合物を高真空中で蒸発させ、残渣を80m
lの酢酸中に溶解させ、そして110℃に1.5時間加
熱した。溶液を真空中で蒸発させた。残渣をジクロロメ
タンおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に加え、水
相をジクロロメタンで4回抽出した。ジクロロメタン抽
出物からの残渣を酢酸エチル中に溶解させ、そして20
0gのシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけた。希
望する生成物(1.55g)を酢酸エチル/エタノール
97:3を用いて溶離し、そして酢酸エチルから再結晶
化させた。1.3gの融点が219−220℃の9−
(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−5
−ル)−8H−イミダゾ[1,5−a]チエノ[3,2−
f][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ジ
アゼピンが得られた。
【0382】実施例15 15)1.1. 10.0gの4−キノリノールを30g
のヒドラジン水和物をオートクレーブ中で170℃に6
時間加熱した。冷却後に、反応混合物を水性塩酸(溶液
の合計量、約300ml、pH約1)中に溶解させた。
次に、混合物を濃アンモニア水溶液を用いて微アルカリ
性(pH約9)とした。分離した結晶を濾別しそして乾
燥した。8.0gの融点が122−123℃の2−(1
H−ピラゾリ−3−ル)アニリンが得られた。
【0383】同様な方法で下記のものが得られた。
【0384】15)1.2. 6−フルオロ−4−キノリ
ノールから4−フルオロ−2−(1H−ピラゾリ−3−
ル)アニリン、融点91−92℃。
【0385】15)2.1. 8.6gの2−(1H−ピ
ラゾリ−3−ル)アニリンを800mlのテトラヒドロ
フラン中に溶解させた。75.3gの炭酸カリウムをこ
れに加え、混合物を5℃に冷却し、そして次に6.7m
lの塩化クロロアセチルの40mlのジエチルエーテル
中溶液をこれに10分以内に滴々添加した。混合物を5
℃において30分間撹拌し、そして次に0.67mlの
塩化クロロアセチルの5mlのジエチルエーテル中溶液
を再びこれに滴々添加した。混合物をさらに15分間撹
拌し、そして次に不溶性成分を濾別した。濾液を真空中
で蒸発させた。残渣を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液お
よびジクロロメタンの間に分配させた。水相をジクロロ
メタンで数回抽出した。有機抽出物を乾燥し、そして真
空中で蒸発させた。残渣を560mlの塩化水素のジオ
キサン中0.41N溶液に加え、そして90℃において
1時間撹拌した。溶液を真空中で蒸発させ、そして残渣
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およびジクロロメタン
の間に分配させた。ジクロロメタン抽出物を真空中で蒸
発させた。11.4gの5−(クロロメチル)−ピラゾ
ロ[1,5−c]キナゾリンが得られた。ジイソプロピ
ルエーテルからの再結晶化後に、融点は135−136
℃であった。
【0386】同様な方法で下記のものが得られた。
【0387】15)2.2. 4−フルオロ−2−(1H
−ピラゾリ−3−ル)アニリンから5−(クロロメチ
ル)−9−フルオロピラゾロ[1,5−c]キナゾリ
ン、融点155−157℃。
【0388】15)3.1. 11.4gの5−(クロロ
メチル)−ピラゾロ[1,5−c]キナゾリンの160
mlのジオキサン中溶液を15分以内に0°−5℃に冷
却されている130mlの1N水酸化ナトリウム水溶液
および130mlのジオキサンの混合物に加えた。冷却
を除き、そして混合物を室温で2.5時間撹拌した。次
に、反応混合物を600mlの飽和塩化ナトリウム水溶
液中に注ぎ、そしてジクロロメタンで4回抽出した。ジ
クロロメタン抽出物を真空中で蒸発させた。残渣(5.
4g)をジクロロメタン/ジエチルエーテルから結晶化
させた。4.15gの融点が236−240℃の5H−
ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6
(7H)−ンが得られた。
【0389】同様な方法で下記のものが得られた。
【0390】15)3.2. 5−(クロロメチル)−9
−フルオロピラゾロ[1,5−c]キナゾリンから10
−フルオロ−5H−ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピノ−6(7H)−ン、融点258−260
℃。
【0391】15)4.1. 2.03gのイソシアノ酢
酸エチルを85mlのテトラヒドロフラン中に溶解させ
た。混合物を−15℃に冷却し、そして1.97gのカ
リウムターシャリー−ブチレートをこれに加えた。混合
物を−10℃においてさらに1時間撹拌した。
【0392】別個に、2.8gの5H−ピラゾロ[1,5
−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7H)−ンを
70mlのジメチルホルムアミド中に溶解させた。0.
8gの水素化ナトリウムの鉱油中約55%懸濁液をこれ
に−15℃において加え、そして混合物を−10℃にお
いて1時間撹拌した。次に、溶液を−40℃に冷却し、
3.8mlの塩化ジフェニルホスホリルをこれに10分
以内に滴々添加し、混合物を−40℃において30分間
撹拌し、そして次に−60℃に冷却した。この温度にお
いて、あらかじめ製造されているイソシアノ酢酸エチル
カリウム塩の懸濁液をこれに加え、そして次に冷却を除
いた。混合物を室温で2.5時間撹拌し、そして次に0.
55mlの酢酸で処理した。混合物を1.25リットル
の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、そして酢酸
エチルで3回抽出した。有機相を飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液で1回そして塩化ナトリウム溶液で1回洗浄
し、そして次に真空中で蒸発させた。残渣を300ml
の酢酸エチルおよび300mlのヘキサン中に溶解さ
せ、そしてシリカゲルカラム上でクロマトグラフィーに
かけた。ヘキサン/酢酸エチル1:1で溶離すると、未
変化の出発物質(0.41g)および副生物が最初に得
られた。希望する生成物をヘキサン/酢酸エチル3:7
および1:9を用いて溶離した。酢酸エチル/ジイソプ
ロピルエーテル/ジイソエーテルからの再結晶化後に、
2.95gの融点が180−182℃の9H−イミダゾ
[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン−8−カルボン酸エチルが得られた。
【0393】同様な方法で下記のものが得られた。
【0394】15)4.2. 10−フルオロ−5H−ピ
ラゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6
(7H)−ンから2−フルオロ−9H−イミダゾ[1,
5−a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼ
ピン−8−カルボン酸エチル、融点213−215℃。
【0395】15)5.1. 2.9gの9H−イミダゾ
[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン−8−カルボン酸エチルを250mlのエタ
ノール中に懸濁させた。1.0gの水酸化カリウムの2
5mlの水中溶液をこれに加え、そして混合物を45分
間にわたり80℃に加熱した。溶液を真空中で蒸発さ
せ、残渣を100mlの水中に溶解させ、そして20m
lの1N塩酸で処理した。混合物を氷浴中で1時間撹拌
し、そして次に結晶を濾別した。乾燥後に、2.5gの
融点が256−257℃(分解)の9H−イミダゾ
[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン−8−カルボン酸が得られた。
【0396】同様な方法で下記のものが得られた。
【0397】15)5.2. 2−フルオロ−9H−イミ
ダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−8−カルボン酸エチルから2−フルオ
ロ−9H−イミダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−8−カルボン酸、融
点256−257℃(分解)。
【0398】15)6.1. 3.0gの1,1′−カルボ
ニルジイミダゾールを2.5gの9H−イミダゾ[1,5
−a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン−8−カルボン酸の30mlのジメチルホルムアミド
中溶液に加えた。混合物を室温で4時間撹拌した。2.
1gのシクロプロパンカルボキサミドオキシムを次に加
え、そして混合物を80℃で20時間撹拌した。反応混
合物を高真空中で蒸発させ、そして残渣を酢酸エチルお
よび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の間に分配させた。
水相を酢酸エチルで3回抽出し、有機相を飽和炭酸水素
ナトリウム溶液で1回そして塩化ナトリウム溶液で1回
洗浄し、そして真空中で濃縮した。残渣(2.6g)を
酢酸エチルからおよびエタノールから再結晶化させた。
2.15gの融点が208−210℃の8−(3−シク
ロプロピル)−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル)−
9H−イミダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピンが得られた。
【0399】同様な方法で下記のものが得られた。
【0400】15)6.2. 2−フルオロ−9H−イミ
ダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−8−カルボン酸から8−(3−シクロ
プロピル)−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル)−2
−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a]ピラゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点217
−218℃。
【0401】実施例16 16)1.1. 4.8gの1,1′−カルボニルジイミダ
ゾールを4.0gの9H−イミダゾ[1,5−a]ピラゾ
ロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−8−カル
ボン酸の35mlのジメチルホルムアミド中溶液に加え
た。この混合物を室温で3時間撹拌し、そして次に15
0mlの濃アンモニア水溶液および300mlの水をこ
れに加えた。5℃で1時間撹拌した後に、生じた沈澱を
濾別し、水で洗浄し、そして真空中で乾燥した。4.0
gの融点が316−320℃の9H−イミダゾ[1,5
−a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピ
ン−8−カルボキサミドが得られた。
【0402】同様な方法で下記のものが得られた。
【0403】16)1.2. 2−フルオロ−9H−イミ
ダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−8−カルボン酸から2−フルオロ−9
H−イミダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−8−カルボキサミド、融
点342−344℃。
【0404】16)2.1. 4.3mlの無水トリフル
オロ酢酸を15℃において3.9gの9H−イミダゾ
[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン−8−カルボキサミドの80mlのジメチル
ホルムアミドおよび10mlのピリジン中懸濁液に加
え、そして次に混合物を室温で16時間撹拌した。反応
混合物を1リットルの飽和炭化水素ナトリウム水溶液お
よび400mlの酢酸エチルの混合物中に注いだ。混合
物を酢酸エチルで1回抽出した。有機抽出物を飽和塩化
ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥し、そして真空中で蒸
発させた。残渣を酢酸エチルおよびジエチルエーテルか
ら再結晶化させた。3.15gの融点が248−250
℃の9H−イミダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピン−8−カルボニトリル
が得られた。
【0405】同様な方法で下記のものが得られた。
【0406】16)2.2. 2−フルオロ−9H−イミ
ダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−8−カルボキサミドから2−フルオロ
−9H−イミダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−8−カルボニトリル、融
点261−262℃。
【0407】16)3.1. 最初に1.04gのヒドロ
キシルアミン塩酸塩を、次に1.32gの炭酸水素ナト
リウムの16mlの水中溶液を、3.0gの9H−イミ
ダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−8−カルボニトリルの56mlのエタ
ノール中懸濁液に加えた。混合物を80℃において1.
25時間にわたり撹拌した。それを冷却し、そして40
mlの水をこれに加えた。15分後に、生じた沈澱を濾
別した。2.6gの9H−イミダゾ[1,5−a]ピラゾ
ロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−8−カル
ボキサミドオキシムが得られた。濾液の濃縮およびエタ
ノール/水からの残渣の再結晶化により、さらに0.4
gのこの化合物が得られた。
【0408】同様な方法で下記のものが得られた。
【0409】16)3.2. 2−フルオロ−9H−イミ
ダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−8−カルボニトリルから2−フルオロ
−9H−イミダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−8−カルボキサミドオキ
シム。
【0410】16)4.1. 1.3mlのシクロプロパ
ンカルボン酸を100mlのジメチルホルムアミド中に
溶解させ、そして2.6gの1,1′−カルボニルジイミ
ダゾールで処理した。混合物を室温で3時間撹拌し、
3.0gの9H−イミダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,
5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−8−カルボキサ
ミドオキシムを次にこれに加え、そして混合物を80℃
において18時間撹拌した。混合物を高真空中で蒸発さ
せた。残渣を25mlのシクロプロパンカルボン酸中に
溶解させ、そして130℃に3時間加熱した。溶液を高
真空中で蒸発させた。残渣をジクロロメタンおよび飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液の間に分配させた。水相をジ
クロロメタンで2回抽出した。有機抽出物を蒸発させ、
そして残渣を300gのシリカゲルの上でクロマトグラ
フィーにかけた。ジクロロメタン/エタノール99:1
を用いて溶離すると、2.65gの粗製8−(5−シク
ロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−9
H−イミダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピンが得られた。これを酢酸エ
チルから再結晶化させた。2.1gの融点が207−2
09℃の純粋な8−(5−シクロプロピル−1,2,4−
オキサジアゾリ−3−ル)−9H−イミダゾ[1,5−
a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン
が得られた。 同様な方法で下記のものが得られた。
【0411】16)4.2. 2−フルオロ−9H−イミ
ダゾ[1,5−a]ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−8−カルボキサミドオキシムから8−
(5−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3
−ル)−2−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a]
ピラゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融
点200−202℃。
【0412】実施例17 17)1. 84.6gの2H−チエノ[3,2−d]
[1,3]オキサジン−2,4(1H)−ジオンおよび1
92.3gのN−(2,4−ジメトキシベンジル)グリシ
ンを50mlのジメチルホルムアミドおよび150ml
の水中で50℃において5日間撹拌した。溶媒を真空中
で蒸発させ、そして残渣を600mlの酢酸中に溶解さ
せた。反応混合物を還流温度に2時間加熱し、そして次
に真空中で蒸発させた。残渣を1リットルのジクロロメ
タン中で沸騰させた。生じた結晶を濾別し、そして熱い
ジメチルホルムアミド中に溶解させた。結晶化が始まる
まで、水を加えた。72.5gの7−(2,4−ジメトキ
シベンジル)−6,7−ジヒドロ−5H−チエノ[3,2
−e][1,4]ジアゼピン−5,8−ジオンが得られ
た。
【0413】17)2. 89.2gの7−(2,4−ジ
メトキシベンジル)−6,7−ジヒドロ−5H−チエノ
[3,2−e][1,4]ジアゼピン−5,8−ジオンを
350mlの1,2−ジクロロメタンおよび295ml
のN,N,4−トリメチルアニリン中に懸濁させ、そして
還流温度に加熱し、そして次に46mlのオキシ塩化燐
を滴々添加した。濃色反応溶液を還流温度に1時間加熱
し、室温に冷却し、そして240gの炭酸水素ナトリウ
ムおよび700mlの水の混合物中に注意深く注いだ。
水相を分離し、そしてジクロロメタンで抽出した。一緒
にした有機相を水で逆洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウ
ム)、そして真空中で蒸発させた。イミンクロライド溶
液Iがこのようにして得られた。
【0414】別個に、48.4gのカリウムターシャリ
ー−ブチレートを190mlのジメチルホルムアミド中
に溶解させ、そして−30℃〜−20℃において46m
lのイソシアノ酢酸エチルで滴々処理した。得られた溶
液を−30℃〜−20℃において0.5時間撹拌した。
次に、イミンクロライド溶液Iを−20℃〜−10℃に
おいて滴々添加した。反応混合物を室温に暖め、30m
lの酢酸で中和し、そして700mlの水中に注いだ。
混合物をジクロロメタンで数回抽出した。有機相を乾燥
し、そして真空中で蒸発させた。固体残渣を酢酸エチル
から再結晶化させた。73.2gの融点が168℃の5
−(2,4−ジメトキシベンジル)−5,6−ジヒドロ−
6−オキソ−4H−イミダゾ[1,5−a]チエノ[2,
3−f][1,4]ジアゼピン−3−カルボン酸エチル
が得られた。
【0415】17)3. 3.6gの5−(2,4−ジメ
トキシベンジル)−5,6−ジヒドロ−6−オキソ−4
H−イミダゾ[1,5−a]チエノ[2,3−f][1,
4]ジアゼピン−3−カルボン酸エチルを12.5ml
のトリフルオロ酢酸中で2時間にわたり加熱還流させ
た。反応混合物を次に真空中で蒸発させ、そして残渣を
ジクロロメタンおよび水の間の分配させた。混合物を炭
酸水素ナトリウムの添加により中和した。得られた乳化
液をジカライトを通して濾過し、そしてジカライトをジ
クロロメタンですすいだ。濾液の層を分離し、そして水
素をジクロロメタンで抽出した。一緒にした有機相を乾
燥し、そして真空中で蒸発させた。残渣を酢酸エチル中
で沸騰させ、得られた結晶を濾別した。1.6gの融点
が263−264℃の5,6−ジヒドロ−6−チオキソ
−4H−イミダゾ[1,5−a]チエノ[2,3−f]
[1,4]ジアゼピン−3−カルボン酸エチルが得られ
た。
【0416】17)5. 5,6−ジヒドロ−6−チオキ
ソ−4H−イミダゾ[1,5−a]チエノ[2,3−f]
[1,4]ジアゼピン−3−カルボン酸エチルを実施例
5中に記されているのと同様な方法でアミノアセトアル
デヒドジメチルアセタールと反応させることにより、融
点が134℃の[(2,2−ジメトキシエチル)アミ
ノ]−4H−イミダゾ[1,5−a]チエノ[2,3−
f][1,4]ジアゼピン−3−カルボン酸エチルが得
られた。
【0417】17)6. [(2,2−ジメトキシエチ
ル)アミノ]−4H−イミダゾ[1,5−a]チエノ
[2,3−f][1,4]ジアゼピン−3−カルボン酸エ
チルを酢酸中で1.5時間にわたり実施例5に記されて
いるのと同様な方法で加熱することにより、融点が20
3−204℃の8H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,
2′−d]チエノ[2,3−f][1,4]ジアゼピン−
7−カルボン酸エチルが得られた。
【0418】17)7. 8H−ジイミダゾ[1,5−
a:1′,2′−d]チエノ[2,3−f][1,4]ジ
アゼピン−7−カルボン酸エチルをエタノール/水中で
実施例5に記されているのと同様な方法で水酸化カリウ
ムを用いて加水分解することにより、融点が225−2
27℃の8H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−
d]チエノ[2,3−f][1,4]ジアゼピン−7−カ
ルボン酸が得られた。
【0419】17)8. 8H−ジイミダゾ[1,5−
a:1′,2′−d]チエノ[2,3−f][1,4]ジ
アゼピン−7−カルボン酸を1,1′−カルボニルジイ
ミダゾールと、次にシクロプロパン酸アミドオキシムと
反応させ、そして次に酢酸中で実施例6に記されている
のと同様な方法で加熱することにより、融点が231−
233℃の7−(3−シクロプロピル−1,2,4−オキ
サジアゾリ−5−ル)−8H−ジイミダゾ[1,5−
a:1′,2′−d]チエノ[2,3−f][1,4]ジ
アゼピンが得られた。
【0420】実施例18 18)1. 12.0mg(0.08ミリモル)の3−シ
クロプロピル−5−(イソシアノメチル)−1,2,4−
オキサジアゾール(1986年11月11日の米国特許
番号4,622,320に従い製造された)の0.1ml
のジメチルホルムアミド中溶液を0.24ミリモルの6
−クロロ−10−フルオロ−5H−トリアゾロ[1,5
−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよびN,N,4−ト
リメチルアニリンのジメチルホルムアミド中溶液(実施
例1に従い製造された)と混合した。4.5mgの水素
化ナトリウムの鉱油中約50%分散液を−20℃におい
て加えた。混合物をこの温度で45分間撹拌し、そして
次にさらに0.5mgの水素化ナトリウム懸濁液をこれ
に加えた。温度を30分以内に自然に−9℃に上昇さ
せ、そして次に混合物を1mlの飽和塩化ナトリウム溶
液および0.012mlの酢酸エチルで処理した。次に
混合物を各回毎に10mlのジクロロメタンで3回抽出
し、有機抽出物を一緒にし、そして飽和塩化ナトリウム
水溶液で、次に水で洗浄し、そして乾燥した。次に有機
相を蒸発させ、そして高圧クロマトグラフィー(HPL
C)によりシリカゲルを通して精製した。ヘキサン/酢
酸エチル5:1−5:6を用いて、溶離を行った。3
7.4mgの予備精製された生成物が得られ、それをさ
らにHPLCにより精製した。19.3gの純粋な10
−(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−
5−ル)−3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピンが得られた。
【0421】同様な方法で下記のものが得られた。
【0422】18)2. 6−クロロ−10−フルオロ
−5H−トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジア
ゼピンおよび5−シクロプロピル−3−(イソシアノメ
チル)−1,2,4−オキサジアゾール(1987年の1
0月27日のヨーロッパ特許出願番号241,682ま
たは1986年11月11日の米国特許番号4,622,
320に従い製造された)から、10−(5−シクロプ
ロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−3−フ
ルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]ト
リアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン。
【0423】実施例19 19)1. 91.4gの2−アミノ−5−メチル安息香
酸メチルおよび23.4mlのクロロアセトニトリルを
1.0リットルの無水ジオキサン中に溶解させ、そして
溶液を10℃に冷却した。次に、弱い乾燥塩化水素流を
5°−15℃において8時間にわたり加えた。4時間後
に、さらに23.4mlのクロロアセトニトリルをこれ
に加えた。混合物を室温でさらに18時間撹拌した。懸
濁液を次に真空中で蒸発させた。結晶性残渣を2.5リ
ットルの氷/水で懸濁させ、約100mlの25%アン
モニアでpHを8−9に調節し、5℃で1時間撹拌し、
そして次に濾過した。結晶を水で洗浄し、そして真空中
で乾燥した。114.1gの融点が263−265℃の
2−クロロメチル−6−メチル−3H−キナゾリノ−4
−ンが得られた。
【0424】19)2. 114.1gの2−クロロメチ
ル−6−メチル−3H−キナゾリノ−4−ンを1.1リ
ットルのクロロホルムおよび120水でN,N,4−トリ
メチルアニリン中に溶解させ、53mlのオキシ塩化燐
で処理し、そして還流温度に20時間加熱した。反応混
合物を真空中で蒸発させた。残渣を1.0リットルの酢
酸エチル中に溶解させ、そして2N塩酸、水、飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液
で連続的に洗浄した。有機抽出物を真空中で約0.5リ
ットルまで濃縮した。混合物を−25℃において一夜放
置して結晶化させた。結晶スラリーを濾過し、結晶を酢
酸エチル(−25℃)で洗浄し、そして真空中で乾燥し
た。89.9gの融点が111−112℃の4−クロロ
−2−(クロロメチル)−6−メチルキナゾリンが得ら
れた。母液から、さらに11.1gの融点が114−1
16℃の4−クロロ−2−(クロロメチル)−6−メチ
ルキナゾリンが得られた。
【0425】19)3. 63.5gの4−クロロ−2−
(クロロメチル)−6−メチルキナゾリンを630ml
の無水テトラヒドロフラン中に室温において溶解させ、
そして次に10℃に冷却した。27.2mlのヒドラジ
ン水和物をこれに8分以内に滴々添加し、それにより溶
液が生じそして温度が15℃に上昇した。反応混合物を
5−15℃において4時間撹拌し、そして次に40gの
炭酸水素ナトリウムの5リットルの水中溶液に注いだ。
混合物を各回毎に1.5リットルのジクロロメタンで5
回抽出した。一緒にした有機相を水で洗浄し、乾燥し、
そして真空中で0.5リットルの量となるまで濃縮した
(T<40℃)。0.5リットルの酢酸エチルをこれに
加え、そしてジクロロメタンを真空中で完全に蒸発さ
せ、それにより生成物が結晶化した。混合物を−25℃
において一夜放置し、そして結晶を濾別し、ジエチルエ
ーテルで洗浄し、そして室温において真空中で乾燥し
た。38gの融点が140℃以上(分解)の2−(クロ
ロメチル)−4−ヒドラジノ−6−メチルキナゾリンが
得られた。
【0426】19)4. 58.2gの2−(クロロメチ
ル)−4−ヒドラジノ−6−メチルキナゾリンを870
mlのオルト蟻酸トリエチル中で撹拌しながら100℃
に予備加熱されている油浴中で還流温度に加熱し、そし
てこの温度においてさらに0.5時間撹拌した(浴温1
40−145℃)。約40mlのエタノールを加熱中に
蒸留除去した。その後、混合物を真空中で約150ml
の量となるまで濃縮した。次に150mlのジエチルエ
ーテルをこれに加え、混合物0−5℃に冷却し、そして
結晶を濾別した。生成物をエタノール/ジエチルエーテ
ル1:2でそしてジエチルエーテルで洗浄し、そして真
空中で乾燥した。55.1gの融点が175℃の粗製5
−(クロロメチル)−9−メチル−1,2,4−トリアゾ
ロ[4,3−c]キナゾリンが得られた。
【0427】19)5. 62.1gの5−(クロロメチ
ル)−9−メチル−1,2,4−トリアゾロ[4,3−
c]キナゾリンを1.1リットルのジオキサン中に懸濁
させ、そして8℃に冷却した。320mlの1N水酸化
ナトリウム溶液を10分以内に7°−10℃においてこ
れに滴々添加した。混合物を室温で24時間撹拌した。
反応混合物を次に2N塩酸を用いて弱酸性(pH5−
6)とし、そして真空中で濃縮した。残渣をジクロロメ
タン中に溶解させ、そして塩化ナトリウム溶液で洗浄し
た。有機相を乾燥し、ノリット木炭を用いて脱色し、濾
過して透明とし、そして真空中で約400mlの量とな
るまで濃縮した。400mlの酢酸エチルの添加後に、
混合物を再び約200mlの量となるまで濃縮した。結
晶スラリーを−25℃において一夜放置し、そして次に
結晶を濾別した。真空中で再び乾燥した後に、35.5
gの融点が206−208℃の10−メチル−5H−
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピノ−6(7H)−ンが得られた。
【0428】19)6. 34.5gの10−メチル−5
H−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピノ−6(7H)−ンを0.8リットルのク
ロロホルムおよび50mlのN,N,4−トリメチルアニ
リン中に懸濁させた。19.2mlのオキシ塩化燐をこ
れに加え、そして混合物を還流温度において20時間撹
拌した。冷却された反応混合物を1リットルの飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、そして0.5時間にわ
たり強く撹拌した。水相を分離しそして各回毎に0.5
リットルのクロロホルムで2回抽出した。一緒にしたク
ロロホルム抽出物を乾燥し、そして真空中で蒸発させ
た。残渣(300ml)は6−クロロ−10−メチル−
5H−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]
ベンゾジアゼピンおよびN,N,4−トリメチルアニリン
の混合物からなっていた。
【0429】21.7gのカリウムターシャリー−ブチ
レートの100mlのジメチルホルムアミド中溶液を−
50℃に冷却した。21.0mlのイソシアノ酢酸エチ
ルを8分以内に−50°〜35℃の温度において滴々添
加した。その後、混合物を−50℃に冷却し、そして6
−クロロ−10−メチル−5H−[1,2,4]トリアゾ
ロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンおよびN,
N,4−トリメチルアニリンの溶液をこれに滴々添加
し、それにより、温度が−15℃に上昇した。反応混合
物を室温でさらに1時間撹拌し、そして次に1リットル
の飽和塩化ナトリウム水溶液中に注いだ。混合物をクロ
ロホルムで4回抽出した。有機抽出物を真空中で300
mlに濃縮した。この溶液を酢酸エチルで希釈し、そし
て再び真空中で200mlに濃縮した。希望する生成物
が結晶化した。混合物を−25℃において一夜放置し、
そして結晶を次に濾別した。36.8gの融点が204
−206℃の3−メチル−9H−イミダゾ[1,5−
a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボン酸エチルが得られた。 19)7. 35.6gの3−メチル−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸エチル
を9.7gの水酸化ナトリウム、180mlの水および
1.5リットルのエタノールの混合物中で3時間にわた
り80℃に加熱した。反応混合物を真空中で蒸発させ
た。残渣を2リットルの水中に溶解させ、そして塩酸を
用いてpH2に調節した。混合物を2、3時間放置し、
そして分離した結晶を次に濾別した。真空中での乾燥後
に、3.0gの融点が281−282℃(分解)の3−
メチル−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]ト
リアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−1
0−カルボン酸が得られた。
【0430】19)8.1. 3.0gの3−メチル−9
H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カル
ボン酸を60mlのジメチルホルムアミド中に懸濁させ
た。2.1gの1,1′−カルボニルジイミダゾールをこ
れに加え、そして混合物を室温で3時間撹拌した。1.
5gのシクロプロパンカルボキサミドオキシムを次にこ
れに加え、そして混合物を90℃において2時間撹拌し
た。反応混合物を真空中で濃縮し、そして残渣を30m
lの酢酸中で100℃において3時間撹拌した。混合物
を真空中で蒸発させ、残渣をクロロホルムおよび飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液の間に分配させた。クロロホル
ム抽出物を乾燥し、そしてシリカゲル上でクロマトグラ
フィーにかけた。クロロホルム/酢酸エチル9:1を用
いて溶離すると、3.3gの粗製10−(3−シクロプ
ロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル)−3−メ
チル−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンが得ら
れた。酢酸エチルからの再結晶化により、2.8gの融
点が236−237℃の純粋な10−(3−シクロプロ
ピル−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル)−3−メチ
ル−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリア
ゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンが得られ
た。
【0431】同様な方法で下記のものが得られた。
【0432】19)8.2. 3−メチル−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸および
2−フェニルアセトアミドオキシムから10−(3−ベ
ンジル−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル)−3−メ
チル−9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン、融点
188−189℃。
【0433】実施例20 20)1. 気体状アンモニアを15−25℃において
43gの5−ブロモ−2H−1,3−ベンゾキサジン−
2,4(1H)−ジオンの190mlのホルムアミド中
懸濁液に加えた。それにより溶液が生じた。溶液を室温
で3時間撹拌し、そして次に窒素を溶液中に通すことに
より過剰のアンモニアを除去した。溶液を次に15℃に
おいて15時間撹拌した。次に反応溶液を冷却し、そし
て250mlの水で撹拌しながら処理した。結晶を濾別
し、水で洗浄し、そして真空中で乾燥した。26gの融
点が239−240℃の5−ブロモ−3H−キナゾリノ
−4−ンが得られた。
【0434】水を除去し、残存ホルムアミド溶液を15
時間にわたり175℃に再び加熱し、そして上記の如く
処理することにより、濾液からさらに7.2gの5−ブ
ロモ−3H−キナゾリノ−4−ンが得られた。
【0435】20)2. 33gの5−ブロモ−3H−
キナゾリノ−4−ンを1.2リットルのクロロホルム中
に懸濁させた。106mlのN,N,4−トリメチルアニ
リンおよび41mlのオキシ塩化燐をこれに室温におい
て加え、そして混合物を還流温度において16時間撹拌
した。冷却された反応溶液を5リットルの飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液中に注いだ。30分間撹拌した後に、
有機相を分離しそして水相をジクロロメタンで抽出し
た。一緒にした有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、そ
して次に2kgのシリカゲルのカラム上でクロマトグラ
フィーにかけた。N,N,4−トリメチルアニリンを最初
にジクロロメタンを用いてそしてジクロロメタン/酢酸
エチル98:2を用いて溶離した。29.0gの融点が
124−126℃の5−ブロモ−4−クロロキナゾリン
を次にジクロロメタン/酢酸エチルを用いて溶離した。
【0436】20)3. 5.63gの5−ブロモ−4−
クロロキナゾリンの300mlのテトラヒドロフラン中
溶液を10.5gの炭酸水素ナトリウムおよび5.76g
の2−ブロモエチルアミンで処理し、そして室温で66
時間撹拌した。反応混合物を真空中で蒸発させ、そして
残渣を300mlの水中で撹拌した。結晶を濾別し、水
で洗浄し、そして真空中で乾燥した。5.7gの融点が
177−179℃の10−ブロモ−2,3−ジヒドロイ
ミダゾ[1,2−c]キナゾリンが得られた。
【0437】20)4. 水分離器を備えた反応容器中
で、242gの二酸化マンガンを22gの10−ブロモ
−2,3−ジヒドロイミダゾ[1,2−c]キナゾリンの
2リットルのベンゼン中の暖かい溶液に加えた。混合物
を還流温度に15時間加熱した。次に、さらに8gの二
酸化マンガンをこれに加え、そしてこれにを還流温度に
さらに1時間加熱した。熱い反応混合物をジカライト上
で濾過した。フィルターケーキを1リットルの熱いベン
ゼンですすぎ、次に再び1.5リットルのジクロロメタ
ン/エタノール199:1中で沸騰させ、そして再び濾
過した。濾過された溶液を真空中で約1.5リットルに
濃縮した。副生物が結晶化し、そして濾別した(1.6
5g)。濾液を2kgのシリカゲルのカラム上でクロマ
トグラフィーにかけた。合計12.0gの希望する生成
物をジクロロメタン/エタノール99:1を用いて溶離
した。酢酸エチルからの結晶化後に、11.7gの融点
が215−216℃の10−ブロモイミダゾ[1,2−
c]キナゾリンが得られた。
【0438】20)5. 11.6gの10−ブロモイミ
ダゾ[1,2−c]キナゾリンの170mlの6N塩酸
中で90℃において6.5時間撹拌し、そして次に氷浴
中で冷却した。反応溶液を30mlの25%水性アンモ
ニアおよび50gの氷中に注ぎ、そして10分間撹拌し
た。結晶を濾別し、水で洗浄し、そして真空中で乾燥し
た。9.85gの3−ブロモ−2−(1H−2−イミダ
ゾリル)−アニリンが得られた。水相を塩化ナトリウム
で飽和させ、そしてクロロホルムで3回抽出した。真空
中での有機抽出物の蒸発後に、さらに1.52gの3−
ブロモ−2−(1H−2−イミダゾリル)−アニリンが
得られた。物質を水から再結晶化することができた。融
点164−165℃。
【0439】20)6. 2.4mlの塩化クロロアセチ
ルの10mlのジエチルエーテル中溶液を5℃において
15分以内に6.0gの3−ブロモ−2−(1H−2−
イミダゾリル)−アニリンの150mlのジオキサンお
よび6.1mlのピリジン中溶液に滴々添加した。混合
物を5℃において10分間撹拌し、そして次に0.25
mlの塩化クロロアセチルの5mlのジエチルエーテル
中溶液を再びこれに滴々添加した。混合物を10°−1
2℃においてさらに30分間撹拌し、そして次に5分以
内に75mlの1N水酸化ナトリウム水溶液および15
0mlのジオキサンの混合物で処理した。混合物を室温
で45分間撹拌し、そして次に1リットルの水中に注い
だ。混合物をクロロホルムで4回抽出した。クロロホル
ム抽出物を真空中で蒸発させた。油状残渣をジクロロメ
タン/ジエチルエーテルから結晶化させた。0.99g
の融点が234−235℃の11−ブロモ−5H−イミ
ダゾ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7
H)−ンが得られた。水相を真空中で蒸発させた。残渣
をエタノールおよびトルエン中に数回加え、そして各回
後とに真空中で蒸発させた。残渣を150mlのトリフ
ルオロ酢酸中に溶解させ、そして室温に16時間放置し
た。反応混合物を真空中で蒸発させ、そして残渣を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液およびクロロホルムの間に分
配させた。有機抽出物を真空中で蒸発させ、そして残渣
をジクロロメタン/ジエチルエーテルから結晶化させ
た。さらに3.37gの11−ブロモ−5H−イミダゾ
[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6(7H)
−ンが得られた。
【0440】20)7. 2.86gのイソシアノ酢酸エ
チルを120mlのテトラヒドロフラン中に溶解させ
た。溶液を−15℃に冷却し、そして2.8gのカリウ
ムターシャリー−ブチレートをこれに加えた。混合物を
−10℃においてさらに1時間撹拌した。
【0441】別個に、5.54gの1−ブロモ−5H−
イミダゾ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6
(7H)−ンを100mlのジメチルホルムアミド中に
溶解させた。0.85gの水素化ナトリウムの鉱油中約
80%分散液をこれに−15℃において加え、そして混
合物を−10℃で1時間撹拌した。次に、溶液を−40
℃に冷却し、5.66mlの塩化ジフェニルホスホリル
をこれに10分以内に滴々添加し、混合物を−40℃で
30分撹拌し、そして次に−60℃に冷却した。この温
度において、あらかじめ製造されたイソシアノ酢酸エチ
ルカリウム塩の懸濁液をこれに加え、そして次に冷却を
除いた。混合物を室温で2時間撹拌し、そして次に酢酸
を用いてpHを6−7に調節した。混合物を2リットル
の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、そしてクロ
ロホルムで4回抽出した。有機相を飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液で1回そして塩化ナトリウム溶液で1回洗浄
し、そして次に真空中で蒸発させた。残渣を酢酸エチル
およびジエチルエーテルから結晶化させた。4.8gの
融点が246−247℃の4−ブロモ−9H−ジイミダ
ゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジア
ゼピン−10−カルボン酸エチルが得られた。
【0442】20)8. 3.72gの4−ブロモ−9H
−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]
ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸エチルを250m
lのエタノール中に懸濁させた。1.0gの水酸化ナト
リウムの25mlの水中溶液をこれに加え、そして混合
物を80℃に1時間加熱した。溶液を真空中で蒸発さ
せ、残渣を水中に溶解させ、そして20mlの1N塩酸
で処理した。混合物を氷浴中で1時間撹拌し、そして結
晶を次に濾別した。乾燥後に、3.35gの融点が30
4−306℃(分解)の4−ブロモ−9H−ジイミダゾ
[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼ
ピン−10−カルボン酸が得られた。
【0443】20)9. 1.08gの1,1′−カルボ
ニルジイミダゾールを1.38gの4−ブロモ−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−10−カルボン酸の30mlのジメチ
ルホルムアミド中溶液に加えた。混合物を室温で4時間
撹拌した。0.68gのシクロプロパンカルボキサミド
オキシムをこれに加え、そして混合物を80℃で20時
間撹拌した。反応混合物を高真空中で蒸発させた。残渣
を20mlの酢酸中に溶解させ、そして110℃に25
時間加熱した。混合物を真空中で蒸発させ、そして残渣
をジクロロメタンおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
の間に分配させた。水相をジクロロメタンで3回抽出
し、有機抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で1回そ
して塩化ナトリウム溶液で1回洗浄し、そして真空中で
濃縮した。残渣を酢酸エチルから結晶化させた。1.2
6gの融点が243−244℃の10−(3−シクロプ
ロピル−1,2,4−オキサゾリ−5−ル)−4−ブロモ
−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d]
[1,4]ベンゾジアゼピンが得られた。
【0444】実施例21 21)1. 66.2gの2−アミノ−6−メチルベンゾ
ニトリルおよび22gのアセトニトリルを750mlの
無水ジオキサン中に溶解させ、そして溶液を5℃に冷却
した。次に、弱い乾燥塩化水素流を8時間にわたり5−
7℃において加えた。混合物を室温でさらに15時間撹
拌し、そして次に再び5℃に冷却した。さらに11gの
アセトニトリルをこれに加え、塩酸気体を8時間にわた
り加え、そして混合物を室温でさらに15時間撹拌し
た。懸濁液を次に30℃において真空中で蒸発させた。
結晶性残渣を0°−5℃に冷却されている0.7リット
ルの水と共に研和し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で中
和し、そして濾過した。結晶を水で洗浄し、そして真空
中で乾燥した。107gの粗製4−アミノ−2,5−ジ
メチルキナゾリンが得られ、それは依然として無機塩類
を含有していた。この化合物はエタノールからの再結晶
化後に198−199℃において融解した。
【0445】21)2. 42gの粗製4−アミノ−2,
5−ジメチルキナゾリンを1.0リットルの6N塩酸中
で20時間にわたり95℃に加熱した。反応混合物を真
空中で濃縮し、そして次に飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液で中和した。結晶を濾別し、水で洗浄し、そして真空
中で乾燥した。34gの融点が255−257℃の2,
5−ジメチル−3H−キナゾリノ−4−ンが得られた。
【0446】21)3. 17.4gの2,5−ジメチル
−3H−キナゾリノ−4−ンを300mlのクロロホル
ムおよび25mlのN,N,4−トリメチルアニリン中に
溶解させ、8mlのオキシ塩化燐で処理し、そして還流
温度に20時間加熱した。反応混合物を次に1.5リッ
トルの飽和炭酸水素水溶液と共に20分間撹拌した。有
機相を分離し、そして水相をクロロホルムで3回抽出し
た。有機抽出物を1N塩酸および水で洗浄し、そして次
に真空中で蒸発させた。結晶性残渣(14.15g)は
融点が76−77℃の粗製4−クロロ−2,5−ジメチ
ルキナゾリンからなっていた。
【0447】21)4. 14.15gの粗製4−クロロ
−2,5−ジメチルキナゾリンを300mlのテトラヒ
ドロフラン中に懸濁させ、5℃に冷却し、そして16.
5mlの2,2−ジメトキシエチルアミンで撹拌しなが
ら処理した。混合物を室温で24時間撹拌し、さらに1
0mlの2,2−ジメトキシエチルアミンをこれに加
え、そして混合物をさらに40時間撹拌した。反応混合
物を真空中で蒸発させ、そして残渣をクロロホルムおよ
び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の間に分配させた。ク
ロロホルム溶液を真空中で蒸発させた。残渣(21g)
を150gのシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけ
た。1.83gの融点が48−49℃の4−(2,2−ジ
メトキシエチルアミノ)−2,5−ジメチルキナゾリン
が得られた。
【0448】21)5. 15.8gの4−(2,2−ジ
メトキシエチルアミノ)−2,5−ジメチルキナゾリン
を300gのポリ燐酸中で24時間にわたり155℃に
加熱し、そして次に氷−冷アンモニア水溶液中に注い
だ。混合物をクロロホルムで4回抽出した。クロロホル
ム抽出物を真空中で濃縮した。12.1gの結晶化した
5,10−ジメチルイミダゾ[1,2−c]キナゾリンが
残渣として得られた。酢酸エチルからの再結晶化後に、
融点は159℃であった。
【0449】21)6. 13gの5,10−ジメチルイ
ミダゾ[1,2−c]キナゾリンを350mlの6N塩
酸中で95℃において撹拌し、そして次に氷浴中で冷却
した。反応溶液を30mlの25%アンモニア中に注
ぎ、そして氷浴中で10分間撹拌した。結晶を濾別し、
水で洗浄し、そして真空中で乾燥した。10.1gの3
−メチル−2−(1H−2−イミダゾリル)アニリンが
得られた。濾液をクロロホルムで3回抽出した。抽出物
を真空中で蒸発させた。さらに1.4gの3−メチル−
2−(1H−2−イミダゾリル)アニリンが得られた。
酢酸エチルからの再結晶化後に、融点は174−175
℃であった。
【0450】21)7. 8.25mlの塩化クロロアセ
チルの25mlのジエチルエーテル中溶液を0℃におい
て15分以内に11.5gの3−メチル−2−(1H−
2−イミダゾリル)アニリンの0.35リットルのテト
ラヒドロフランおよび21mlのピリジン中溶液に滴々
添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、そして次
に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注いだ。混合物を
クロロホルムで3回抽出した。有機抽出物を真空中で蒸
発させた。残渣(13g)を300mlのジオキサン中
に溶解させ、そして200mlの1N水酸化ナトリウム
溶液で処理した。混合物を室温で16時間撹拌し、次に
塩酸を用いてpHを6に調節し、そして真空中で蒸発さ
せた。残渣を無水エタノール中に懸濁させ、そして不溶
性無機塩を濾別した。濾液を真空中で蒸発させ、残渣を
トリフルオロ酢酸中に溶解させ、そして室温で16時間
撹拌した。反応混合物を真空中で蒸発させ、そして残渣
をクロロホルムおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の
間に分配させた。有機相を真空中で蒸発させた。残渣を
500gのシリカゲルのカラム上でクロマトグラフィー
にかけた。酢酸エチルを用いて溶離すると、連続的に、
1.4gの10−メチル−イミダゾ[1,2−c]キナゾ
リノ−5(6H)−ン(融点308−310℃)および
9.0gの融点が188−189℃の11−メチル−5
H−イミダゾ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピノ
−6(6H)−ンが得られた。
【0451】21)8. 5.57gのイソシアノ酢酸エ
チルの250mlのテトラヒドロフラン中溶液を−15
℃に冷却した。5.48gのカリウムターシャリー−ブ
チレートを加え、そして溶液を−10°〜15℃におい
てさらに1時間撹拌した。
【0452】別個に、9.0gの11−メチル−5H−
イミダゾ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピノ−6
(6H)−ンの195mlのジメチルホルムアミド中溶
液を−15℃において1.5gの水素化ナトリウムの鉱
油中約80%分散液で処理した。混合物を−12°〜−
8℃において2時間撹拌した。次に、それを−45℃に
冷却し、11.1mlの塩化ジフェニルホスホリルを1
5分以内に滴々添加し、そして混合物を−40℃におい
てさらに30分間撹拌した。次に、混合物を−65℃に
冷却し、そしてイソシアノ酢酸エチルカリウム塩の溶液
を加えた。それにより温度が−30℃に上昇した。反応
混合物を次に室温で1.5時間撹拌した。次に、それを
10℃に冷却し、そして酢酸を用いてpHを6−7に調
節した。反応混合物を2リットルの飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液中に注いだ。混合物をクロロホルムで4回抽
出した。有機抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で
洗浄し、乾燥し、そして真空中で蒸発させた。残渣を1
50mlの酢酸エチル中に加え、それにより生成物が結
晶化した。2、3時間放置した後に、結晶を濾別した。
8.8gの融点が220℃の4−メチル−9H−ジイミ
ダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジ
アゼピン−10−カルボン酸エチルが得られた。濾液を
蒸発させた。残渣をジクロロメタン中に溶解させ、そし
て60gのシリカゲルの上でクロマトグラフィーにかけ
た。ジクロロメタンを用いて溶離すると、最初に副生物
が得られ、次にさらに1.1gの4−メチル−9H−ジ
イミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベン
ゾジアゼピン−10−カルボン酸エチルが得られた。
【0453】21)9. 19.6gの4−メチル−9H
−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]
ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸エチルを3.2g
の水酸化カリウム、42.5mlの水および115ml
のエタノールの混合物中で80℃に1時間加熱した。反
応混合物を真空中で蒸発させた。残渣を15mlの水中
に溶解させ、そして塩酸を用いてpH<5NI調節し
た。混合物を2、3時間放置し、そして次に結晶を濾別
した。真空中での乾燥後に、9.3gの融点が305℃
(分解)の4−メチル−9H−ジイミダゾ[1,5−
a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10
−カルボン酸が得られた。
【0454】21)10. 0.5gの4−メチル−9H
−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]
ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸を15mlのジメ
チルホルムアミド中に懸濁させた。0.45gの1,1′
−カルボニルジイミダゾールをこれに加え、そして混合
物を室温で4時間撹拌した。次に、274mgのシクロ
プロパンカルボキサミドオキシムを加え、そして混合物
を80℃で20時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃
縮し、そして残渣を40mlの酢酸中で110℃におい
て1.5時間撹拌した。混合物を真空中で蒸発させ、残
渣をクロロホルムおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
の間に分配させた。クロロホルム抽出物を乾燥し、そし
て真空中で蒸発させた。残渣(0.62g)をクロロホ
ルム中に溶解させ、そして35gのシリカゲル上でクロ
マトグラフィーにかけた。粗製10−(3−シクロプロ
ピル−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル)−4−メチ
ル−9H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d]
[1,4]ベンゾジアゼピンをクロロホルムで溶離し
た。エタノールからの再結晶化により、0.43gの融
点が300℃の純粋な10−(3−シクロプロピル−
1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル)−4−メチル−9
H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,
4]ベンゾジアゼピンが得られた。
【0455】実施例22 4.0gの10−[5−[4−(4−ブロモベンジルオ
キシ)ベンジル]−1,2,4−オキサジアゾリ−3−
ル]−3−フルオロ−9H−イミダゾ[1,5−a]
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−d][1,4]ベンゾ
ジアゼピン(実施例1)10.61に従い製造された)
を40mlの酢酸および10.4mlの酢酸中30%臭
化水素に溶解させ、そして80℃において21時間撹拌
した。その後、混合物を氷−水上に注ぎ、そして25%
アンモニアを用いてpHを8−9に調節した。その後、
結晶を濾別し、洗浄し、そして真空中で乾燥した。粗製
生成物をメタノールから結晶化させた。2.25gの融
点が245−246℃の4−[3−[3−フルオロ−9
H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピニ−10−ル]
−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ルメチル]フェノー
ルが得られた。
【0456】実施例23 2.0gの[2−[[[3−[3−フルオロ−9H−イ
ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−
d][1,4]ベンゾジアゼピニ−10−ル]−1,2,
4−オキサジアゾリ−5−ル]メチル]メチルアミノ]
エチルカルバミン酸ターシャリー−ブチル(実施例1
0)1.13.に従い製造された)を40mlのジクロロ
メタンおよび1.4mlのトリフルオロ酢酸中に溶解さ
せ、そして室温で18時間そして還流温度で1時間撹拌
した。反応混合物を真空中で蒸発させた。残渣をメタノ
ール中に溶解させ、0.7mlの塩化水素のエタノール
中21%溶液で処理し、そして真空中で少量となるまで
濃縮した。結晶を濾別し、洗浄し、そして乾燥した。
1.55gの融点が218−219℃の10−[5−
[[(2−アミノエチル)メチルアミノ]メチル]−
1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−
9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピン一塩酸塩が得
られた。
【0457】実施例24 1.7gのN−[[3−[3−フルオロ−9H−イミダ
ゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−d]
[1,4]ベンゾジアゼピニ−10−ル]−1,2,4−
オキサジアゾリ−5−ル]メチル−N−メチルカルバミ
ン酸ベンジル(実施例1)10.62.に従い製造され
た)を5mlの酢酸および5mlの酢酸中30%臭化水
素の中で室温において1時間撹拌した。固体物質を水中
に溶解させ、そしてジエチルエーテルで抽出した。水相
を炭酸水素ナトリウムを用いてpH8に調節し、そして
次にジクロロメタンで抽出した。有機相を乾燥し、濾過
し、50mlの酢酸エチルで希釈し、そして真空中で少
量となるまで蒸発させると、それにより生成物が結晶化
した。混合物を2℃において16時間放置し、そして結
晶を濾別した。1.0gの融点が230−231℃の3
−フルオロ−10−[5−(メチルアミノ)メチル]−
1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル]−3−フルオロ−
9H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−d][1,4]ベンゾジアゼピンが得られた。
【0458】実施例A 下記の組成の錠剤を一般的方法で製造した。
【0459】 mg/錠剤 活性物質 5 ラクトース 45 コーンスターチ 15 微結晶性セルロース 34 ステアリン酸マグネシウム 合計重量 100実施例B 下記の組成のカプセルを製造した。
【0460】 mg/カプセル 活性物質 10 ラクトース 155 コーンスターチ 30 滑石 カプセル充填重量 200 活性物質、ラクトースおよびコーンスターチを最初に混
合機中でそして次に粉砕機中で混合した。混合物を混合
機に戻し、滑石をこれに加え、そして充分混合した。混
合物を機械により硬質ゼラチンカプセル中に充填した。
【0461】実施例C 下記の組成の坐薬を製造した。
【0462】 mg/坐薬 活性物質 15 坐薬物質 1285 合計 1300 坐薬物質をガラスまたは鋼製の容器中で融解させ、充分
混合し、そして45℃に冷却した。次に、微細粉末状の
活性物質をこれに加え、そしてそれが完全に分散するま
で撹拌した。混合物を適当な寸法の坐薬型に注ぎ、自然
に冷却し、次に坐薬を型から除き、そしてワックス紙ま
たは金属箔中に個別に包装した。
【0463】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0464】1.一般式
【0465】
【化47】
【0466】[式中、A並びにαとβにより示されてい
る2個の炭素原子が一緒になって基
【0467】
【化48】
【0468】の1種を意味し、Bは残基
【0469】
【化49】
【0470】の1種を意味し、Qは基
【0471】
【化50】
【0472】の1種を意味し、R1は任意にC3-6−シク
ロアルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、アリール、
アロイル、アリールオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ア
シルオキシ、アリール−(低級)−アルコキシ、ハロゲ
ン、基−NR45または炭素原子もしくは窒素原子を介
して結合されている5員の複素環により置換されていて
もよい低級アルキル基、低級アルケニルまたはアルキニ
ル基、アロイル基、炭素原子を介して結合されている5
員の複素環、或いは任意にアシルまたは低級アルキルに
より置換されていてもよいC3-6−シクロアルキルを意
味し、R2およびR3はそれぞれ水素、ハロゲンまたは低
級アルキルを意味し、R4は水素または低級アルキルを
意味し、R5は水素、アリール、アシル、C3-6−シクロ
アルキル、アラルコキシカルボニルまたは任意にアリー
ル、モルホリノ、低級アルコキシ、ヒドロキシ、2,2
−ジメチル−1,3−ジオキソラニ−4−ル、アルコキ
シカルボニル、カルバモイル、アルコキシカルボニルア
ミノ、アラルコキシカルボニルもしくはアミノにより置
換されていてもよい低級アルキルを意味するか、或いは
4およびR5が窒素原子と一緒になってフタルイミノま
たは6員の飽和複素環を意味する]の化合物、および式
Iの塩基性化合物の薬学的に許容可能な酸付加塩類。
【0473】2.A、BおよびQがそこに示されている
意味を有しており、そしてR1が任意にヒドロキシ、低
級アルコキシ、アリール、アシルオキシ、アリール−
(低級)−アルコキシ、ハロゲン、基−NR45または
炭素原子もしくは窒素原子を介して結合されている5員
の複素環により置換されていてもよい低級アルキル基、
低級アルケニルまたはアルキニル基、炭素原子を介して
結合されている5員の複素環、或いはC3-6−シクロア
ルキルを意味し、R2およびR3がそれぞれ水素またはハ
ロゲンを意味し、R4が水素または低級アルキルを意味
し、そしてR5が水素、低級アルキル、アリールまたは
アシルを意味するか、或いはR4およびR5が窒素原子と
一緒になってフタルイミノまたは6員の飽和複素環を意
味する、上記1項に記載の化合物。
【0474】3.a)炭素原子を介して結合されている
5員の複素環が芳香族であるかまたは飽和されており、
環員(類)として窒素、酸素または硫黄原子および任意
に別個の窒素原子を含有しており、そして未置換である
かまたは低級アルキルにより置換されているかもしくは
非−芳香族窒素原子と隣接しているオキソ基を含有して
おり、 b)窒素原子を介して結合されている5員の複素環が芳
香族でありそして任意に別個の環員として第二の窒素原
子を含有しており、 c)6員の飽和複素環が環員としてさらに酸素原子また
は基>N−R6を含有することができ、ここでR6は低級
アルキル、アリール、低級アルケニルまたは低級アルキ
ニルを意味する、上記1項または2項に記載の化合物。
【0475】4.a)炭素原子を介して結合されている
5員の複素環が2−チエニル、3−チエニル、2−フリ
ール、3−フリール、5−オキサゾリルまたは2−テト
ラヒドロフリール基であり、 b)窒素原子を介して結合されている5員の複素環が1
−イミダゾリル基であり、 c)6員の飽和複素環が4−位置で低級アルキル、アリ
ール、低級アルケニルもしくは低級アルキニルにより置
換されている4−モルホリノまたは1−ピペラジニル基
である、上記3項に記載の化合物。
【0476】5.R1がシクロプロピルを意味する、上
記1項または2項に記載の化合物。
【0477】6.Aが基a)を意味する、上記1項−5
項のいずれかに記載の化合物。
【0478】7.R3が水素を意味し、そしてR2が水
素、弗素または塩素を意味する、上記1項−6項のいず
れかに記載の化合物。
【0479】8.Bが残基d)またはe)を意味する、
上記1項−7項のいずれかに記載の化合物。
【0480】9.10−(3−シクロプロピル−1,2,
4−オキサジアゾリ−5−ル)−3−フルオロ−9H−
イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5
−][1,4]ベンゾジアゼピン。
【0481】10.10−(5−シクロプロピル−1,
2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−3−フルオロ−9
H−イミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ
[1,5−][1,4]ベンゾジアゼピン。
【0482】11.10−(5−シクロプロピル−1,
2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−]
[1,4]ベンゾジアゼピン。
【0483】12.10−(3−シクロプロピル−1,
2,4−オキサジアゾリ−5−ル)−9H−イミダゾ
[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5−]
[1,4]ベンゾジアゼピン。
【0484】13.10−(3−シクロプロピル−1,
2,4−オキサジアゾリ−5−ル)−3−フルオロ−9
H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,
4]ベンゾジアゼピン。
【0485】14.10−(5−シクロプロピル−1,
2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−3−フルオロ−9
H−ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,
4]ベンゾジアゼピン。
【0486】15.10−(5−シクロプロピル−1,
2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−ジイミダゾ
[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベンゾジアゼ
ピン。
【0487】16.3−クロロ−10−(5−シクロプ
ロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン。
【0488】17.4−クロロ−10−(3−シクロプ
ロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−5−ル)−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン。
【0489】18.4−クロロ−10−(5−シクロプ
ロピル−1,2,4−オキサジアゾリ−3−ル)−9H−
ジイミダゾ[1,5−a:1′,2′−d][1,4]ベ
ンゾジアゼピン。
【0490】19.一般式
【0491】
【化51】
【0492】[式中、AおよびBは上記1項に記載の意
味を有しており、そしてDは基−COOH、−C(N
2)=NOH、−C(Cl)=NOH、−CONH2、−
CN、−CH2−OH、−CHO、−CH=NOH、ま
たは−COOR9の1種を意味し、ここでR9は低級アル
キルを意味する]の化合物。
【0493】20.一般式
【0494】
【化52】
【0495】[式中、AおよびBは上記1項に記載の意
味を有しており、そしてZは遊離基を意味する]の化合
物。
【0496】21.一般式
【0497】
【化53】
【0498】[式中、Aは上記1項に記載の意味を有し
ており、そしてR9は低級アルキルを意味する]の化合
物。
【0499】22.治療的に活性な物質として使用する
ための、上記1項−18項のいずれかに記載の化合物。
【0500】23.癲癇発作、不安、緊張および興奮状
態、睡眠障害、精神分裂症状、肝臓性脳疾患および老人
性痴呆症の抑制または予防における使用のため、並びに
過剰投与後または強制的薬品中および麻酔中でのそれら
の使用後のベンゾジアゼピン受容体に対して作用する物
質の望ましくない副作用の部分的または完全な拮抗のた
めの、上記1項−18項のいずれかに記載の化合物。
【0501】24.上記1項−18項のいずれかに記載
の化合物および式Iの塩基性化合物の薬学的に許容可能
な酸付加塩類の製造方法において、該方法が a)一般式
【0502】
【化54】
【0503】[式中、AおよびBは上記1項に示されて
いる意味を有する]のカルボン酸の官能性誘導体を一般
【0504】
【化55】
【0505】[式中、R1は上記の意味を有する]のオ
キシムと反応させるか、或いは b)一般式
【0506】
【化56】
【0507】[式中、AおよびBは上記1項に示されて
いる意味を有する]の化合物を一般式
【0508】
【化57】 R1−COOH V [式中、R1は上記の意味を有する]のカルボン酸の反
応性官能性誘導体と反応させるか、或いは c)一般式
【0509】
【化58】
【0510】[式中、AおよびBは上記1項に示されて
いる意味を有する]の化合物を一般式
【0511】
【化59】 R11−C≡N VII [式中、R11はアリールアミノ−アルキルを意味する]
のニトリルと反応させるか、或いは d)一般式
【0512】
【化60】
【0513】[式中、A、BおよびQは上記1項に記載
の意味を有し、そしてXは遊離基を意味する]の化合物
を式
【0514】
【化61】 HNR45 VIII [式中、R4およびR5は上記の意味を有する]のアミン
と反応させるか、或いは e)一般式
【0515】
【化62】
【0516】[式中、A、BおよびQは上記1項に記載
の意味を有する]の化合物を対応するアミンに転化させ
るか、或いは f)一般式
【0517】
【化63】
【0518】[式中、A、BおよびQは上記1項に記載
の意味を有し、そしてYは容易に分解可能なアリールア
ルキル基を表す]の化合物をエーテル分解にかけるか、
或いは g)一般式
【0519】
【化64】
【0520】の化合物をエステル化するか、或いは h)一般式
【0521】
【化65】
【0522】[式中、A、BおよびQは上記1項に記載
の意味を有する]の化合物を鹸化するか、或いは i)一般式
【0523】
【化66】
【0524】[式中、AおよびQは上記1項に記載の意
味を有する]の化合物を酸で処理するか、或いは j)一般式
【0525】
【化67】
【0526】[式中、AおよびBは上記1項に記載の意
味を有し、そしてZは遊離基を意味する]の化合物を塩
基の存在下で式
【0527】
【化68】 C=N−CH2−Q−R1 XI [式中、QおよびR1は上記1項に記載の意味を有す
る]のイソニトリルと反応させ、そして k)希望により、得られた式Iの塩基性化合物を薬学的
に許容可能な酸付加塩に転化させることからなる方法。
【0528】25.上記1項−18項のいずれかに記載
の化合物および治療的に不活性な担体物質を含有してい
る薬品。
【0529】26.上記1項−18項のいずれかに記載
の化合物および治療的に不活性な担体物質を含有してい
る、癲癇発作、不安、緊張および興奮状態、睡眠障害、
精神分裂症状、肝臓性脳疾患および老人性痴呆症の抑制
または予防のため、並びに過剰投与後または強制的薬品
中および麻酔中でのそれらの使用後のベンゾジアゼピン
受容体に対して作用する物質の望ましくない副作用の部
分的または完全な拮抗のための薬品。
【0530】27.癲癇発作、不安、緊張および興奮状
態、睡眠障害、精神分裂症状、肝臓性脳疾患および老人
性痴呆症の抑制または予防のため、並びに過剰投与後ま
たは強制的薬品中および麻酔中でのそれらの使用後のベ
ンゾジアゼピン受容体に対して作用する物質の望ましく
ない副作用の部分的または完全な拮抗のための薬品を製
造するための、上記1項−18項のいずれかに記載の化
合物の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 487/04 154 7019−4C 155 7019−4C 495/14 495/22 (72)発明者 マクス・ゲレツケ スイス・シーエイチ−4153ライナツハ・ブ ルーダーホルツストラツセ47 (72)発明者 エミリオ・キブルツ スイス・シーエイチ−4153ライナツハ・ウ ンテレルレープベルクベーク127

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 [式中、 A並びにαとβにより示されている2個の炭素原子が一
    緒になって基 【化2】 の1種を意味し、 Bは残基 【化3】 の1種を意味し、 Qは基 【化4】 の1種を意味し、 R1は任意にC3-6−シクロアルキル、ヒドロキシ、低級
    アルコキシ、アリール、アロイル、アリールオキシ、ヘ
    テロアロイルオキシ、アシルオキシ、アリール−(低
    級)−アルコキシ、ハロゲン、基−NR45または炭素
    原子もしくは窒素原子を介して結合されている5員の複
    素環により置換されていてもよい低級アルキル基、低級
    アルケニルまたはアルキニル基、アロイル基、 炭素原子を介して結合されている5員の複素環、或いは
    任意にアシルまたは低級アルキルにより置換されていて
    もよいC3-6−シクロアルキルを意味し、 R2およびR3はそれぞれ水素、ハロゲンまたは低級アル
    キルを意味し、 R4は水素または低級アルキルを意味し、 R5は水素、アリール、アシル、C3-6−シクロアルキ
    ル、アラルコキシカルボニルまたは任意にアリール、モ
    ルホリノ、低級アルコキシ、ヒドロキシ、 2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラニ−4−ル、アル
    コキシカルボニル、 カルバモイル、アルコキシカルボニルアミノ、アラルコ
    キシカルボニルもしくはアミノにより置換されていても
    よい低級アルキルを意味するか、或いはR4およびR5
    窒素原子と一緒になってフタルイミノまたは6員の飽和
    複素環を意味する]の化合物、および式Iの塩基性化合
    物の薬学的に許容可能な酸付加塩類。
  2. 【請求項2】 10−(3−シクロプロピル−1,2,4
    −オキサジアゾリ−5−ル)−3−フルオロ−9H−イ
    ミダゾ[1,5−a][1,2,4]トリアゾロ[1,5
    −][1,4]ベンゾジアゼピン。
  3. 【請求項3】 一般式 【化5】 [式中、 AおよびBは請求項1に記載の意味を有しており、そし
    てDは基−COOH、−C(NH2)=NOH、−C(C
    l)=NOH、−CONH2、−CN、−CH2−OH、
    −CHO、−CH=NOH、または−COOR9の1種
    を意味し、ここでR9は低級アルキルを意味する]の化
    合物。
  4. 【請求項4】 一般式 【化6】 [式中、 AおよびBは請求項1に記載の意味を有しており、そし
    てZは遊離基を意味する]の化合物。
  5. 【請求項5】 一般式 【化7】 [式中、 Aは請求項1に記載の意味を有しており、そしてR9
    低級アルキルを意味する]の化合物。
  6. 【請求項6】 請求項1−2のいずれかに記載の化合物
    および式Iの塩基性化合物の薬学的に許容可能な酸付加
    塩類の製造方法において、該方法が a)一般式 【化8】 [式中、 AおよびBは請求項1に示されている意味を有する]の
    カルボン酸の官能性誘導体を一般式 【化9】 [式中、 R1は上記の意味を有する]のオキシムと反応させる
    か、或いは b)一般式 【化10】 [式中、 AおよびBは請求項1に示されている意味を有する]の
    化合物を一般式 【化11】 R1−COOH V [式中、 R1は上記の意味を有する]のカルボン酸の反応性官能
    性誘導体と反応させるか、或いは c)一般式 【化12】 [式中、 AおよびBは請求項1に示されている意味を有する]の
    化合物を一般式 【化13】 R11−C≡N VII [式中、 R11はアリールアミノ−アルキルを意味する]のニトリ
    ルと反応させるか、或いは d)一般式 【化14】 [式中、 A、BおよびQは請求項1に記載の意味を有し、そして
    Xは遊離基を意味する]の化合物を式 【化15】 HNR45 VIII [式中、 R4およびR5は上記の意味を有する]のアミンと反応さ
    せるか、或いは e)一般式 【化16】 [式中、 A、BおよびQは請求項1に記載の意味を有する]の化
    合物を対応するアミンに転化させるか、或いは f)一般式 【化17】 [式中、 A、BおよびQは請求項1に記載の意味を有し、そして
    Yは容易に分解可能なアリールアルキル基を表す]の化
    合物をエーテル分解にかけるか、或いは g)一般式 【化18】 の化合物をエステル化するか、或いは h)一般式 【化19】 [式中、 A、BおよびQは請求項1に記載の意味を有する]の化
    合物を鹸化するか、或いは i)一般式 【化20】 [式中、 AおよびQは請求項1に記載の意味を有する]の化合物
    を酸で処理するか、或いは j)一般式 【化21】 [式中、 AおよびBは請求項1に記載の意味を有し、そしてZは
    遊離基を意味する]の化合物を塩基の存在下で式 【化22】 C=N−CH2−Q−R1 XI [式中、 QおよびR1は請求項1に記載の意味を有する]のイソ
    ニトリルと反応させ、そして k)希望により、得られた式Iの塩基性化合物を薬学的
    に許容可能な酸付加塩に転化させることからなる方法。
  7. 【請求項7】 請求項1−2のいずれかに記載の化合物
    および治療的に不活性な担体物質を含有している、癲癇
    発作、不安、緊張および興奮状態、睡眠障害、精神分裂
    症状、肝臓性脳疾患および老人性痴呆症の抑制または予
    防のため、並びに過剰投与後または強制的薬品中および
    麻酔中でのそれらの使用後のベンゾジアゼピン受容体に
    対して作用する物質の望ましくない副作用の部分的また
    は完全な拮抗のための薬品。
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