JPH0788261A - シートバックの背裏に対する表皮及びカーペットの 固定方法 - Google Patents

シートバックの背裏に対する表皮及びカーペットの 固定方法

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Publication number
JPH0788261A
JPH0788261A JP26175293A JP26175293A JPH0788261A JP H0788261 A JPH0788261 A JP H0788261A JP 26175293 A JP26175293 A JP 26175293A JP 26175293 A JP26175293 A JP 26175293A JP H0788261 A JPH0788261 A JP H0788261A
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JP
Japan
Prior art keywords
frame
carpet
skin
seat back
slit plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP26175293A
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English (en)
Inventor
Akifumi Satou
暁史 佐藤
Masaki Kimura
昌樹 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブロー成形したフレームを使用したシートバッ
クにおいて、フレームの背面に、表皮の端末とカーペッ
トとをシートバックの外観品質を損なわないように固定
することである。 【構成】フレームのブロー成形型(8)内にカーペット
(2)をセットした際に、カーペット(2)端部(2
1)をブロー成形型(8)に埋設したマグネット(6)
に、スリットプレート(5)で仮止めした後、フレーム
(1)をブロー成形し、スリットプレート(5)によっ
て凹窪状に成形した部分に表皮(3)の端末(31)を
固定し、この表皮(3)の端末(31)をフレーム
(1)に溶着されないカーペット(2)の端部(21)
で被覆することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前倒することにより背
裏側が荷台として利用できる自動車用シートにおけるシ
ートバックの背裏に対する表皮の端末及びカーペットの
固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7、図8は、従来の自動車用シートに
おけるリャシートバック(SB)を示し、このシートバ
ック(SB)は軽量化を図るために、ブロー成形したフ
レーム(1)が使用され、このフレーム(1)の背面に
はカーペット(2)が貼着され、このカーペット(2)
の端末に表皮(3)の端末(31)を多数のタッカー
(9)でフレーム(1)に固定している。図中、(4)
はフレーム(1)の前面側に設けて、前記表皮(3)で
被覆される発泡体製クッション体を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、以上の表皮
(3)の端末(31)は、図8に示すように、カーペッ
ト(2)の外側に固定しているため、カーペット(2)
より突出し、カーペット(2)と同一平面状に固定され
ない。なお、リャシートバック(SB)のカーペット
(2)を貼着した背裏は、リャシートバック(SB)を
前倒してリャシートクッション(不図示)に重ねた際
に、荷台として利用するものである。そのため、リャシ
ートバック(SB)の背裏における外周に表皮(3)の
端末とタッカーとが露出するため、リャシートバックの
外観品質が悪く、しかも、荷台として利用する際、表皮
(3)の端末(31)とカーペット(2)との間に段差
が生じるので、荷台としての使用性が損なわれる不具合
があった。
【0004】そこで、本発明は、シートバックの背裏側
に表皮の端末が露出せず、表皮の端末とカーペットとの
間に段差が発生しないようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、フレームの背面成形部の隅部にマグネッ
トを埋設したブロー成形型を使用し、このブロー成形型
のフレームの背面成形部にカーペットを接合した後、カ
ーペットの隅部をスリットプレートを前記マグネットに
吸着することにより仮止し、次に、ブロー成形型でフレ
ームをブロー成形してフレームにカーペットを一体に成
形し、然る後、カーペット付のフレームを脱型して、ス
リットプレートを取り除き、このスリットプレートによ
って形成したカーペットの隅部とフレームとの間に、フ
レームの前面側に設けたクッション体を被覆する表皮の
端末を装着してフレームに固定することを特徴とするも
のである。
【0006】
【作用】ブロー成形型でフレームをブロー成形する際、
スリットプレートがブロー成形型内に突出する。そのた
め、スリットプレートが対応する部分のフレームが凹窪
状になり、このフレームの凹窪状に成形された部分に、
表皮の端末が装着され、この表皮の端末は、スリットプ
レートによりフレームに溶着されないカーペットの端部
によって被覆される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図6に基
づいて説明する。図1は、本発明に使用するブロー成形
型(7)(8)を示し、該ブロー成形型(7)(8)に
おけるフレームの背面成形部(81)には、マグネット
(6)が埋設されている。このマグネット(6)はフレ
ームの背面成形部(81)の隅部に環状に連続又は間隔
をあけて設けてある。
【0008】図2は、ブロー成形型(7)(8)内にカ
ーペット(2)を仮止めした状態を示し、カーペット
(2)はフレームの背面と同一の大きさで、ブロー成形
型(8)の背面成形部(81)に接合し、端部(21)
は、スリットプレート(5)によってマグネット(6)
に吸着されている。スリットプレート(5)は吸磁性を
有する金属板等で、その肉厚は表皮の端末の肉厚と略同
一で、図5に示すように、フレームの背面側に折り返し
た表皮(3)の端末(31)と略一の大きさのものを使
用する。
【0009】図3は、図2の状態で、フレーム(1)を
ブロー成形した状態を示し、このフレーム(1)のブロ
ー成形によって、フレーム(1)成形用のパリソンにカ
ーペット(2)が一体に溶着される。そして、フレーム
(1)におけるスリットプレート(5)に対応する端部
(11)がフレーム(1)の背面周囲に凹窪状に成形さ
れる。
【0010】図4は、図3に示す方法でフレーム(1)
をブロー成形した後、カーペット(2)を一体に有する
フレーム(1)を、前記ブロー成形型(7)(8)より
脱型し、スリットプレート(5)をフレーム(1)とカ
ーペット(2)の端部(21)との間より取り除いた状
態を示す。このスリットプレート(5)を取り除くこと
により、フレーム(1)とカーペット(2)の端部(2
1)との間に、スリット(イ)が形成される。
【0011】図5は、以上のカーペット(2)付フレー
ム(1)を使用して、表皮(3)の端末(31)をフレ
ーム(1)に固定した状態を示し、フレーム(1)の前
面側に、発泡体製のクッション体(4)が支持され、こ
のクッション体(4)は表皮(3)に被覆され、表皮
(3)の端末(31)はフレーム(1)の端部(11)
に装着されて、タッカー(9)、接着剤などの固定手段
で固定する。この表皮(3)の端末(31)を固定する
際、カーペット(2)の端部(21)はフレーム(1)
側に溶着されていないため、図5に示すように、カーペ
ット(2)の端部(21)を、表皮(3)の端末(3
1)がフレーム(1)側に固定し易いように、折り返し
て行う。
【0012】図6は、図5によって示すようにして、表
皮(3)の端末(31)をフレーム(1)に固定した
後、この表皮(3)の端末(31)をカーペット(2)
の端部(21)で被覆してシートバックを組立た状態を
示す。以上のカーペット(2)の端部(21)は、表皮
(3)の端末(31)と共にフレーム(1)にタッカー
(9)で固定してもよいが、図6に示すように、フレー
ム(1)側に固定せずに、表皮(3)の端末(31)
に、接着剤で接着するか、或いは面状ファスナーで一体
に固定するも任意である。
【0013】斯して、図6に示すように、シートバック
の背裏側における全面が、カーペット(2)で被覆さ
れ、表皮(3)の端末(31)は、外部に露出すること
がない。また、カーペット(2)の全体は同一平面状に
シートバックの背裏に固定される。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、フレームのマグネット
付ブロー成形型内において、カーペットをスリットプレ
ートで仮止めしてフレームをブロー成形するため、スリ
ットプレートに対応する部分がフレームの背面における
外周に凹窪状になり、また、スリットプレートに対応す
る部分のカーペットがフレームに溶着されない。そのた
め、このフレームにおける凹窪状に成形した部分に表皮
の端末を固定し、この表皮の端末を、フレームに溶着さ
れないカーペットの端部で、被覆することにより、表皮
の端末が外部に露出せずに、フレームの背面に設けたカ
ーペットの全体が同一平面状になる。従って、シートバ
ックの背裏側の外観品質が向上すると共にシートバック
の背裏を荷台として利用する際、荷台に段差がなく平面
状であるため、使用性が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用するフレームのブロー成形型の部
分断面図である。
【図2】ブロー成形型に、カーペットをセットした状態
の部分断面図である。
【図3】ブロー成形型で、フレームをブロー成形した状
態の部分断面図である。
【図4】ブロー成形型より脱型したフレームの部分断面
図である。
【図5】フレームに表皮の端末を固定した状態の部分断
面図である。
【図6】本発明方法によって組付けたシートバックの部
分断面図である。
【図7】従来のシートバックの斜視図である。
【図8】図7のVIIIーVIII線に沿える断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 カーペット 3 表皮 5 スリットプレート 6 マグネット 8 ブロー成形型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの背面成形部の隅部にマグネッ
    トを埋設したブロー成形型を使用し、このブロー成形型
    のフレームの背面成形部にカーペットを接合した後、カ
    ーペットの隅部をスリットプレートを前記マグネットに
    吸着することにより仮止し、次に、ブロー成形型でフレ
    ームをブロー成形してフレームにカーペットを一体に成
    形し、然る後、カーペット付のフレームを脱型して、ス
    リットプレートを取り除き、このスリットプレートによ
    って形成したカーペットの隅部とフレームとの間に、フ
    レームの前面側に設けたクッション体を被覆する表皮の
    端末を装着してフレームに固定することを特徴とするシ
    ートバックの背裏に対する表皮及びカーペットの固定方
    法。
JP26175293A 1993-09-25 1993-09-25 シートバックの背裏に対する表皮及びカーペットの 固定方法 Pending JPH0788261A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26175293A JPH0788261A (ja) 1993-09-25 1993-09-25 シートバックの背裏に対する表皮及びカーペットの 固定方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP26175293A JPH0788261A (ja) 1993-09-25 1993-09-25 シートバックの背裏に対する表皮及びカーペットの 固定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0788261A true JPH0788261A (ja) 1995-04-04

Family

ID=17366221

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JP26175293A Pending JPH0788261A (ja) 1993-09-25 1993-09-25 シートバックの背裏に対する表皮及びカーペットの 固定方法

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JP (1) JPH0788261A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017087237A1 (en) * 2015-11-20 2017-05-26 Sitek Catherine Denardo Apparatus for providing balance and stability while standing

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017087237A1 (en) * 2015-11-20 2017-05-26 Sitek Catherine Denardo Apparatus for providing balance and stability while standing
US10368651B2 (en) 2015-11-20 2019-08-06 Catherine DeNardo SITEK Apparatus for providing balance and stability while standing

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