JPH078816B2 - ジベンゾイルメタンの製造法 - Google Patents
ジベンゾイルメタンの製造法Info
- Publication number
- JPH078816B2 JPH078816B2 JP41284090A JP41284090A JPH078816B2 JP H078816 B2 JPH078816 B2 JP H078816B2 JP 41284090 A JP41284090 A JP 41284090A JP 41284090 A JP41284090 A JP 41284090A JP H078816 B2 JPH078816 B2 JP H078816B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dibenzoylmethane
- reaction
- methanol
- kettle
- sodium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遷移金属錯体,あるいは
キレート化合物の配位子として、さらには塩化ビニル樹
脂などの合成樹脂類の着色防止剤として有用なジベンゾ
イルメタンの安価にして安全な工業的製造法に関する。
キレート化合物の配位子として、さらには塩化ビニル樹
脂などの合成樹脂類の着色防止剤として有用なジベンゾ
イルメタンの安価にして安全な工業的製造法に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】ジベンゾイルメタンは遷移金
属錯体,あるいはキレート化合物の製造の際の有用な配
位子として古くから知られており、またこの性質を利用
して合成樹脂中に残留する重合触媒由来の重金属イオン
の封鎖剤として使用され、あるいは、近年塩化ビニル樹
脂の熱劣化にもとずく初期着色の防止剤として広く使用
されていることは良く知られているところである。とこ
ろが、従来公知のジベンゾイルメタンの製造方法として
はA.Magnani,およびS.M.McElain
らにより開発され(J.Am.Chem.Soc.,6
0,813(1938)).R.L.Shriner,
およびF.J.Wolfらによって追試,確認されたも
のがあり[Organic Synthesis Co
llective Volume3,P.251〜25
3(1943),JOHN WILEY&SONS,I
nc.New York]広く採用されているが、この
方法には多くの欠陥があり、工業的に実施するには安全
面に関する多大な投資に加えて、操業面においても高価
な反応溶媒,大量の熱エネルギーを必要とするため、製
品価格も極めて高いものになっている。すなわち、原料
としてアセトフェノン,安息香酸エチル,ナトリウムエ
チラートの三種を用い、溶媒として大過剰の安息香酸エ
チルを使用し、反応温度は150〜160℃という高温
を必要とし、さらに反応で副生するエタノールの過熱蒸
気を空気の吹き込みで追い出しながら、粉末状のナトリ
ウムエチラートを断続的に釜内に投入すると云うよう
な、静電気,もしくわ粉塵爆発の危険性を伴なった反応
条件であり、また反応終了後には溶媒として使用された
大量の安息香酸エチルの高真空蒸溜回収が必要で、加え
て設備生産性も極めて低い(70〜80kg/2000
1釜)のである。
属錯体,あるいはキレート化合物の製造の際の有用な配
位子として古くから知られており、またこの性質を利用
して合成樹脂中に残留する重合触媒由来の重金属イオン
の封鎖剤として使用され、あるいは、近年塩化ビニル樹
脂の熱劣化にもとずく初期着色の防止剤として広く使用
されていることは良く知られているところである。とこ
ろが、従来公知のジベンゾイルメタンの製造方法として
はA.Magnani,およびS.M.McElain
らにより開発され(J.Am.Chem.Soc.,6
0,813(1938)).R.L.Shriner,
およびF.J.Wolfらによって追試,確認されたも
のがあり[Organic Synthesis Co
llective Volume3,P.251〜25
3(1943),JOHN WILEY&SONS,I
nc.New York]広く採用されているが、この
方法には多くの欠陥があり、工業的に実施するには安全
面に関する多大な投資に加えて、操業面においても高価
な反応溶媒,大量の熱エネルギーを必要とするため、製
品価格も極めて高いものになっている。すなわち、原料
としてアセトフェノン,安息香酸エチル,ナトリウムエ
チラートの三種を用い、溶媒として大過剰の安息香酸エ
チルを使用し、反応温度は150〜160℃という高温
を必要とし、さらに反応で副生するエタノールの過熱蒸
気を空気の吹き込みで追い出しながら、粉末状のナトリ
ウムエチラートを断続的に釜内に投入すると云うよう
な、静電気,もしくわ粉塵爆発の危険性を伴なった反応
条件であり、また反応終了後には溶媒として使用された
大量の安息香酸エチルの高真空蒸溜回収が必要で、加え
て設備生産性も極めて低い(70〜80kg/2000
1釜)のである。
【0003】
【問題解決の手段】本発明はジベンゾイルメタンを製造
するにあたり、前項で列挙した従来技術の諸欠陥を排除
し、安全で、エネルギー消費量も少なく、設備生産性の
高い画期的な工業的製法を提供することを目的として、
鋭意検討することによって達成されたものである。本発
明で使用される原料としては、アセトフェノン,安息香
酸メチル,およびナトリウムメチラートの三種から成る
が、これは、従来技術のようにエチルエステル,エチラ
ートを使用すると分子量が大きくなり、使用量の増大を
招くことになり、価格,生産性面で不利であることが、
その理由である。次に、溶媒については、ケトン類やエ
ステル類は直接反応に関与するので使用できない。又、
エーテル類は反復使用を前提とした工業的生産に当たっ
ては過酸化物蓄積の危険性があるため避ける方が好まし
い。従ってヘキサン,トルエンのような脂肪族,あるい
は芳香族の炭化水素類が候補となるが、これらの溶媒に
はナトリウムメチラートが不溶であり、反応系が不均一
系となり、従来技術のような苛酷な条件下でも、未反応
のナトリウムメチラートが残留し、収率の低下を招くこ
とになる。本反応の第一段階はアセトフェノン,安息香
酸メチル,およびナトリウムメチラートの各1分子から
2分子のメタノールが脱離して、中間体としてナトリウ
ム1−フェニル−2−ベンゾイルビニラート1分子が生
成するのであるが、この反応を迅速に進行させるために
は脱離したメタノールを直ちに系外に除去してやること
が好ましいのは当然の理屈である。従ってかかる脱アル
コール反応をアルコール溶媒中で実施することは常識的
には考えられないのである。しかし、本発明者はナトリ
ウムメチラートの良溶剤である脂肪族低級アルコール
類、特にメタノールを反応の溶媒に使用することによ
り、25〜70℃という低温度で、極めて順調に第一段
階の反応が進行することを見出して、本発明に到達した
のである。従って従来技術のように反応途中で粉末状の
ナトリウムメチラートを釜内に断続的に仕込むといった
危険作業は不要であり、最初から全量を釜に仕込み、メ
タノールの均一溶液としてから、反応を開始することが
できる。又反応中の空気吹込みも不用であることは当然
である。次に、本反応の第二段階は上で生成した中間体
のナトリウム1−フェニル−2−ベンゾイルビニラート
に硫酸あるいは塩酸,燐酸のような酸を加えて分解し、
ジベンゾイルメタンとするわけであるが、この場合使用
される酸としては硫酸が好ましい。塩酸は刺激臭による
環境問題が、また燐酸は廃水に由来する富栄養化問題が
懸念されるからである。ところで、本反応の第一段階で
生成した中間体,ナトリウム1−フェニル−2−ベンゾ
イルビニラートのメタノール懸濁液に硫酸を加えて第二
段階の反応を行う場合に問題となるのは、一つには人体
に極めて有害なジメチル硫酸の副生の危惧であり、二つ
には生成したジベンゾイルメタンがメタノールに難溶で
あり、中間体粒子の表面がジベンゾイルメタンになる
と、粒子内部に未反応中間体が包含されてしまうことで
ある。従って、第二段階の反応に際しては、生成したジ
ベンゾイルメタンを良く溶解する溶媒に置換することが
必要である。ジベンゾイルメタンの良好な溶媒はケトン
類,脂肪族炭化水素,芳香族炭化水素などが挙げられる
が、用済み後の回収の容易さ,メタノールとの分離の容
易さなどから脂肪族炭化水素が好ましく、就中シクロヘ
キサンが好適である。従って、本反応の第二段階の操作
としては、第一段階の反応終了時点から、釜内にシクロ
ヘキサンを徐々に仕込み、釜内温度を上げてメタノール
を溜去し、中間体のシクロヘキサン懸濁液としたのち、
硫酸水溶液を注加,撹拌すれば良い。反応は室温でも順
調に進行する。静置すれば上層はジベンゾイルメタンの
シクロヘキサン溶液、下層は硫酸ナトリウムの水溶液に
分離するので、下層を分離し、次いで上層を炭酸ナトリ
ウム水溶液で洗浄,分液後、上層のシクロヘキサンを常
圧で溜去すれば釜内には熔融状態の粗ジベンゾイルメタ
ンが残留するので、これを冷却すると淡黄色結晶として
理論得量の約75〜80重量%の収率で単離される。な
お、必要ある場合にはメタノールから再結晶することに
よって融点77〜78℃の白色結晶として純ジベンゾイ
ルメタンが得られる(通算収率70〜75%)。また、
この場合の設備生産性は従来技術の約2倍(156〜1
68kg/20001釜)となる。加えて、上記炭酸ナ
トリウム洗浄液からは、硫酸中和することによって融点
122〜123℃の安息香酸が副生品として回収され
る。以上、詳述したように本発明の方法によれば従来技
術の問題点は全て解決できたのである。以下、本発明の
方法を実施例によって説明する。
するにあたり、前項で列挙した従来技術の諸欠陥を排除
し、安全で、エネルギー消費量も少なく、設備生産性の
高い画期的な工業的製法を提供することを目的として、
鋭意検討することによって達成されたものである。本発
明で使用される原料としては、アセトフェノン,安息香
酸メチル,およびナトリウムメチラートの三種から成る
が、これは、従来技術のようにエチルエステル,エチラ
ートを使用すると分子量が大きくなり、使用量の増大を
招くことになり、価格,生産性面で不利であることが、
その理由である。次に、溶媒については、ケトン類やエ
ステル類は直接反応に関与するので使用できない。又、
エーテル類は反復使用を前提とした工業的生産に当たっ
ては過酸化物蓄積の危険性があるため避ける方が好まし
い。従ってヘキサン,トルエンのような脂肪族,あるい
は芳香族の炭化水素類が候補となるが、これらの溶媒に
はナトリウムメチラートが不溶であり、反応系が不均一
系となり、従来技術のような苛酷な条件下でも、未反応
のナトリウムメチラートが残留し、収率の低下を招くこ
とになる。本反応の第一段階はアセトフェノン,安息香
酸メチル,およびナトリウムメチラートの各1分子から
2分子のメタノールが脱離して、中間体としてナトリウ
ム1−フェニル−2−ベンゾイルビニラート1分子が生
成するのであるが、この反応を迅速に進行させるために
は脱離したメタノールを直ちに系外に除去してやること
が好ましいのは当然の理屈である。従ってかかる脱アル
コール反応をアルコール溶媒中で実施することは常識的
には考えられないのである。しかし、本発明者はナトリ
ウムメチラートの良溶剤である脂肪族低級アルコール
類、特にメタノールを反応の溶媒に使用することによ
り、25〜70℃という低温度で、極めて順調に第一段
階の反応が進行することを見出して、本発明に到達した
のである。従って従来技術のように反応途中で粉末状の
ナトリウムメチラートを釜内に断続的に仕込むといった
危険作業は不要であり、最初から全量を釜に仕込み、メ
タノールの均一溶液としてから、反応を開始することが
できる。又反応中の空気吹込みも不用であることは当然
である。次に、本反応の第二段階は上で生成した中間体
のナトリウム1−フェニル−2−ベンゾイルビニラート
に硫酸あるいは塩酸,燐酸のような酸を加えて分解し、
ジベンゾイルメタンとするわけであるが、この場合使用
される酸としては硫酸が好ましい。塩酸は刺激臭による
環境問題が、また燐酸は廃水に由来する富栄養化問題が
懸念されるからである。ところで、本反応の第一段階で
生成した中間体,ナトリウム1−フェニル−2−ベンゾ
イルビニラートのメタノール懸濁液に硫酸を加えて第二
段階の反応を行う場合に問題となるのは、一つには人体
に極めて有害なジメチル硫酸の副生の危惧であり、二つ
には生成したジベンゾイルメタンがメタノールに難溶で
あり、中間体粒子の表面がジベンゾイルメタンになる
と、粒子内部に未反応中間体が包含されてしまうことで
ある。従って、第二段階の反応に際しては、生成したジ
ベンゾイルメタンを良く溶解する溶媒に置換することが
必要である。ジベンゾイルメタンの良好な溶媒はケトン
類,脂肪族炭化水素,芳香族炭化水素などが挙げられる
が、用済み後の回収の容易さ,メタノールとの分離の容
易さなどから脂肪族炭化水素が好ましく、就中シクロヘ
キサンが好適である。従って、本反応の第二段階の操作
としては、第一段階の反応終了時点から、釜内にシクロ
ヘキサンを徐々に仕込み、釜内温度を上げてメタノール
を溜去し、中間体のシクロヘキサン懸濁液としたのち、
硫酸水溶液を注加,撹拌すれば良い。反応は室温でも順
調に進行する。静置すれば上層はジベンゾイルメタンの
シクロヘキサン溶液、下層は硫酸ナトリウムの水溶液に
分離するので、下層を分離し、次いで上層を炭酸ナトリ
ウム水溶液で洗浄,分液後、上層のシクロヘキサンを常
圧で溜去すれば釜内には熔融状態の粗ジベンゾイルメタ
ンが残留するので、これを冷却すると淡黄色結晶として
理論得量の約75〜80重量%の収率で単離される。な
お、必要ある場合にはメタノールから再結晶することに
よって融点77〜78℃の白色結晶として純ジベンゾイ
ルメタンが得られる(通算収率70〜75%)。また、
この場合の設備生産性は従来技術の約2倍(156〜1
68kg/20001釜)となる。加えて、上記炭酸ナ
トリウム洗浄液からは、硫酸中和することによって融点
122〜123℃の安息香酸が副生品として回収され
る。以上、詳述したように本発明の方法によれば従来技
術の問題点は全て解決できたのである。以下、本発明の
方法を実施例によって説明する。
【0004】
【実施例】300mlの四つ口フラスコに8.91g
(0.165モル)のナトリウムメチラートを仕込み、
これに90mlの無水メタノールを注加し撹拌するとナ
トリウムメチラートは直ちに溶解して均一溶液となっ
た。これに19.8g(0.165モル)のアセトフェ
ノン,および20.4g(0.150モル)の安息香酸
メチルを混合した均一溶液を仕込み、撹拌下昇温した。
内温が65℃に達するとメタノールの還流が始まり、系
内は淡黄白色のスラリー状態となった。ここでシクロヘ
キサン300mlを滴下漏斗から滴下すると共に還流液
を冷却器を経て系外に溜去した。液温が80〜82℃に
達すれば、メタノールの溜出は終了し、釜内には黄白色
ペースト状の中間体がシクロヘキサン懸濁液として得ら
れた。次いで内温を60℃に冷却後、12重量%硫酸水
68gを注加した。系内固型分は約30分で消失し、静
置により上層に淡黄橙色液、下層に無色水相が分離し
た。下層を除去後、12重量%炭酸ナトリウム水溶液6
7.5gを加えて、30分撹拌後静置し、下層の淡黄色
水相を分離した。その後、釜内温が95℃に達するまで
昇温し、流出するシクロヘキサンを回収した。釜内には
淡黄橙色の液状物25.2gが残留した。室温まで冷却
すると液状物は完全に固化した。これにメタノール20
gを加え、約40℃に加温溶解後10℃まで冷却し、析
出した結晶を濾過,乾燥して24.5gの白色結晶とし
てジベンゾイルメタンが得られた。収率は安息香酸メチ
ルの仕込みを基準とした理論得量の73重量%であっ
た。融点77〜78℃(文献値77.5〜79℃)な
お、先に分離した淡黄色の炭酸ナトリウム洗浄液73.
5g(PH:8)は硫酸で酸性(PH:3)とすること
により白色結晶が析出した。濾過,水洗,乾燥すること
によって7.8gの安息香酸を副生品として回収した。
融点122〜123℃(文献値122〜123℃)
(0.165モル)のナトリウムメチラートを仕込み、
これに90mlの無水メタノールを注加し撹拌するとナ
トリウムメチラートは直ちに溶解して均一溶液となっ
た。これに19.8g(0.165モル)のアセトフェ
ノン,および20.4g(0.150モル)の安息香酸
メチルを混合した均一溶液を仕込み、撹拌下昇温した。
内温が65℃に達するとメタノールの還流が始まり、系
内は淡黄白色のスラリー状態となった。ここでシクロヘ
キサン300mlを滴下漏斗から滴下すると共に還流液
を冷却器を経て系外に溜去した。液温が80〜82℃に
達すれば、メタノールの溜出は終了し、釜内には黄白色
ペースト状の中間体がシクロヘキサン懸濁液として得ら
れた。次いで内温を60℃に冷却後、12重量%硫酸水
68gを注加した。系内固型分は約30分で消失し、静
置により上層に淡黄橙色液、下層に無色水相が分離し
た。下層を除去後、12重量%炭酸ナトリウム水溶液6
7.5gを加えて、30分撹拌後静置し、下層の淡黄色
水相を分離した。その後、釜内温が95℃に達するまで
昇温し、流出するシクロヘキサンを回収した。釜内には
淡黄橙色の液状物25.2gが残留した。室温まで冷却
すると液状物は完全に固化した。これにメタノール20
gを加え、約40℃に加温溶解後10℃まで冷却し、析
出した結晶を濾過,乾燥して24.5gの白色結晶とし
てジベンゾイルメタンが得られた。収率は安息香酸メチ
ルの仕込みを基準とした理論得量の73重量%であっ
た。融点77〜78℃(文献値77.5〜79℃)な
お、先に分離した淡黄色の炭酸ナトリウム洗浄液73.
5g(PH:8)は硫酸で酸性(PH:3)とすること
により白色結晶が析出した。濾過,水洗,乾燥すること
によって7.8gの安息香酸を副生品として回収した。
融点122〜123℃(文献値122〜123℃)
【0005】
【発明の効果】本発明はジベンゾイルメタンの安全で、
エネルギー消費量が少なく、設備生産性の高い工業的製
法を提供するものである。
エネルギー消費量が少なく、設備生産性の高い工業的製
法を提供するものである。
Claims (1)
- 【請求項1】安息香酸メチル,アセトフェノン,および
ナトリウムメチラートを原料としてジベンゾイルメタン
を製造するにあたり、メタノールを反応溶媒として使用
し、反応の進行と共にメタノールをシクロヘキサンで逐
次置換した後、硫酸処理することを特徴とするジベンゾ
イルメタンの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41284090A JPH078816B2 (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | ジベンゾイルメタンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41284090A JPH078816B2 (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | ジベンゾイルメタンの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04210660A JPH04210660A (ja) | 1992-07-31 |
JPH078816B2 true JPH078816B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=18521588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41284090A Expired - Lifetime JPH078816B2 (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | ジベンゾイルメタンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078816B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1707558A1 (en) | 2005-03-21 | 2006-10-04 | Ferrer Internacional, S.A. | Benzoic acid ester compounds, compositions, uses and methods related thereto |
CN103483172B (zh) * | 2013-09-02 | 2015-03-25 | 河南师范大学 | 一种二苯甲酰甲烷的制备方法 |
CN112409150B (zh) * | 2020-12-01 | 2021-06-18 | 山东键兴新材料科技有限公司 | 一种二苯甲酰甲烷的制备方法 |
CN114804440A (zh) * | 2022-05-24 | 2022-07-29 | 江西大地制药有限责任公司 | 一种二苯甲酰甲烷生产废水循环利用方法 |
-
1990
- 1990-12-05 JP JP41284090A patent/JPH078816B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04210660A (ja) | 1992-07-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2002224131A1 (en) | Process for producing 5-(3-cyanophenyl)-3-formylbenzoic acid compound | |
US4144397A (en) | Preparation of 2-aryl-propionic acids by direct coupling utilizing a mixed magnesium halide complex | |
JPH078816B2 (ja) | ジベンゾイルメタンの製造法 | |
CN112028874B (zh) | 艾立替尼的合成方法 | |
JPH03271266A (ja) | 置換された珪皮酸フエニルを製造する方法 | |
RO121737B1 (ro) | Procedeu de preparare a 5-carboxiftalidei şi utilizarea sa pentru producerea de citalopram | |
JPS6157308B2 (ja) | ||
CN103274943B (zh) | 4-[1-(2-丙炔基)-3,4-二氧代正丁基]苯甲酸酯及其制备方法 | |
CN111116493A (zh) | 一种制备Apabetalone的方法、中间体及其中间体的制备方法 | |
JPH01186844A (ja) | 3−(4’−ブロモビフェニル)−3−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸エチルエステルの製造方法 | |
JP3137430B2 (ja) | 5,5−二置換ヒダントインの製造法 | |
JPS60237039A (ja) | ベンザルアセトフエノン及びその誘導体の製造方法 | |
WO2022051983A1 (zh) | 艾立替尼的合成方法 | |
JPS5838261A (ja) | 新規な1,3−二置換イミダゾ−ル誘導体及びその製造方法 | |
JPH0610159B2 (ja) | 3―ヒドロキシ―2,4,5―トリフルオロ安息香酸の製造方法 | |
CA2007392A1 (en) | Process for the preparation of .alpha.-arylalkanoic acids | |
JPH04224525A (ja) | 9,9−ジアルキルフルオレンの製造方法 | |
KR930003757B1 (ko) | 치환된 β-페닐아크릴산의 제조방법 | |
JPH0789891A (ja) | ヒドロキシベンズアルデヒド誘導体の製造方法 | |
KR810000581B1 (ko) | 직접 커플링 방식에 의한 2-아릴-프로피온산의 제조방법 | |
CN105294518A (zh) | 一种医药中间体芳基磺酰化合物的合成方法 | |
JPS63145285A (ja) | 5−(2−クロロベンジル)−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ〔3,2−c〕ピリジン又はその塩の製造方法 | |
IL24802A (en) | Divenzo-Cyclodheptins, their manufacture, and pharmaceutical preparations containing them | |
JPH04279539A (ja) | エ−テルの製造方法 | |
JPS61129147A (ja) | マンデル酸およびその誘導体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19951003 |