JPS63145285A - 5−(2−クロロベンジル)−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ〔3,2−c〕ピリジン又はその塩の製造方法 - Google Patents

5−(2−クロロベンジル)−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ〔3,2−c〕ピリジン又はその塩の製造方法

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JPS63145285A
JPS63145285A JP29125486A JP29125486A JPS63145285A JP S63145285 A JPS63145285 A JP S63145285A JP 29125486 A JP29125486 A JP 29125486A JP 29125486 A JP29125486 A JP 29125486A JP S63145285 A JPS63145285 A JP S63145285A
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JP
Japan
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formula
compound
chlorobenzyl
reaction
hydroxyethyl
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JP29125486A
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Takashi Sakaki
榊 敬史
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KAGAKUHIN KENSA KYOKAI
Original Assignee
KAGAKUHIN KENSA KYOKAI
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産−上の  ! 本発明は、抗炎症活性、鎮痛活性、血小板凝集阻害活性
等を有する薬物であり、チェノピリジン誘導体の一種と
して知られている下記式(2)で示される5−(2−ク
ロロベンジル)−4,5,6゜7−チトラヒドロチエノ
(3,2−C)ピリジン又はその塩(一般名チクノピジ
ン)の新規な製造方法に関する。
災來互技亙 従来より、前記式(2)の5−(2−クロロベンジル)
−4,5,6,7−チトラヒドロチエノ〔3゜2−C〕
ピリジン又はその塩を製造する方法として、下記反応式
Aで示される特開昭53−95994号公報記載の方法
、或いは下記反応式Bで示される特公昭52−3135
7号公報記載の方法等が提案されている。
<1 べ 4、」 餉 反」眞ブL旦 日が 決しようとする問題点 しかしながら、上記反応式Aの方法は、出発原料である
2−(2−ヒドロキシエチル)チオフェンの製造に用い
るチオフェンとブチルリチウム、エチレンオキサイドの
うち、ブチルリチウムが非常に不安定で水の存在下で容
易に分解するため、無水条件下で反応を行う必要があり
、操作が煩わしい上、反応最終段階において中間体をホ
ルマリンで環化する反応の効率が悪く、目的物質である
(2)式の化合物の収率が低いという欠点がある。
この場合、この環化反応の改良方法がいくつか提案され
ているが、いずれも入手困難な試薬を用いるため好まし
くない。
また、上記反応式Bの方法も、出発原料の入手が困難で
あり製造もむずかしい。
従って、上記方法はいずれも工業的に不利であり、この
ため工業的規模において満足すべき(2)式の化合物の
製造方法が要望されていた。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、(2)式の化
合物を特殊な装置を用いず、簡単な操作で収率良く、し
かも安価に製造し得る工業的に有利な製造方法を提供す
ることを目的とする。
■シ填一点を解決するための手段及び作用本発明者らは
上記目的を達成するため鋭意研究で示される3−ブロモ
チオフェンと下記式(4)で示されるN−(2−ヒドロ
キシエチル)−〇−クロロベンジルアミンとを反応させ
ることにより、で示される新規化合物N−(2−ヒドロ
キシエチル)−N−(0−クロロベンジル)−3−チェ
ニルアミンが得られること、そしてこのN−(2−ヒド
ロキシエチル)−N−(0−クロロベンジル)−3−チ
ェニルアミンと縮合リン酸とを反応させることにより、
目的とする5−(2−クロロベンジル) −4、5、6
、7−テ1−ラヒトロチェノ(3,2−C〕ピリジン又
はその塩が簡単に収率よく得られ、上記目的が効果的に
達成されることを知見し、本発明をなすに至ったもので
ある。
従って、本発明は下記反応式Cに示したとおり、で示さ
れるN−(2−ヒドロキシエチル)−N−(O−クロロ
ベンジル)−3−チェニルアミンと縮合リン酸とを反応
させることを特徴とする、下記で示される5−(2−ク
ロロベンジル)−4,5,6゜7−テトラヒドロチエノ
(3,2−C)ピリジン又はその塩の製造方法を提供す
るものである。
反応式C 以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明は、上述したように上記(1)式の化合物と縮合
リン酸とを反応させて(2)式の化合物を得るものであ
り、このように(1)式の化合物と縮合リン酸とを反応
させることにより、(1)式の化合物が容易に環化して
(2)式の化合物を得ることができる。
ここで、縮合リン酸としては特に制限はなく、ポリリン
酸、ピロリン酸、トリリン酸、トリメタリン酸、テトラ
メタリン酸等の通常の反応に用いられる縮合リン酸を使
用し得るが、特にポリリン酸を用いることが好ましい。
なお、これら縮合リン酸は単独で用いても2種以上を併
用しても良い。また、使用量は別に限定されないが、(
1)式の化合物に対し10〜60倍量、特に50倍量程
度添加することが好適である。
この場合、反応条件は種々選択されるが、攪拌下で好ま
しくは125〜135℃、より好ましくは約133℃に
加熱して1.5〜2.5時間、特に2時間程度反応させ
ることが好ましい。
なお、反応終了後、好ましくは50〜80℃、より好ま
しくは70℃程度に冷却した反応液を激しく攪拌した水
中に入れて溶解した後、水酸化ナトリウム水溶液を加え
てアルカリ性とし、クロロホルム等通常の有機溶媒で抽
出して常法で精製することにより、純度の高い(2)式
の目的物質5−(2−クロロベンジル)−4,5,6,
7−テトラヒドロチエノ(3、2−Clピリジンを得る
ことができる。なお、この(2)式の化合物は、必要に
応じ、通常の方法を用いてその塩、例えば塩酸塩等にす
ることができる。
ここで本発明の出発原料である(1)式の化合物は、下
記式りで示される方法によって製造することができる。
即ち、この反応式においては、(3)式で示される3−
ブロモメチルチオフェンと(4)式で示されるN −(
2−ヒドロキシエチル)−〇−クロロベンジルアミンと
を反応させることにより、(1)式の化合物を得るもの
である。
この場合、反応は不活性有機溶媒中で行うことが好まし
く、溶媒としては四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−
ジクロロエタン等を用いることができるが、中でも四塩
化炭素が好ましい。溶媒量は必ずしも制限されないが、
(3)式の化合物に対し、5〜10倍容、特に10倍容
程度とすることが好適である。(3)式の化合物と(4
)式の化合物との混合比は1:2とすることが好ましい
なお、(3)式の化合物と(4)式の化合物とを各々溶
媒に溶解した後、混和することが好適である。
更に、反応条件も何ら限定されないが、20〜30℃、
特に25℃程度の水浴上で2〜3時間、特に−夜攪拌す
ることが好ましい。
また、得られた反応生成物より(1)式の化合物を採取
する場合は、副生酸物結晶をろ過してろ液を得、このろ
液を水洗して脱水処理した後、溶媒を留去することによ
り、粗製の(1)式の化合物を得ることができる。
(2)式の化合物を装造する場合、この粗製の(1)式
の化合物をそのまま使用し得、これに縮合リン酸を反応
させることにより(2)式の化合物を得ることができる
もので、粗製の化合物をそのまま用いることにより、(
2)式の化合物を簡単な操作でしかも収率よく、安価に
製造することができる6勿論、(1)式の化合物を精製
して用いてもよい。
また、上述した(3)式の化合物は、下記反応式Eに示
される公知の方法により、また(4)式の化合物は、下
記反応式Fで示される方法により得ることができる。
メ応式F 即ち、上記反応式Eにおいては、(5)式の3−プロモ
チオフエンを四塩化炭素中、過酸化ベンゾイルを触媒と
してN−ブロモコハク酸イミドと反応させ、(3)式の
化合物を得る方法である(0.S、Co11.Vol、
IV、921)。
また、上記反応式Fにおいては、(6)式の○−クロロ
ベンジルクロライドとモノエタノールアミンとをイソプ
ロピルアルコール中、水浴上で反応させて(4)式の化
合物を得るものである。
これらの方法によれば、(3)式及び(4)式の化合物
を容易に入手し得る安価な原料から収率良く得ることが
できる。
見見叫処米 以上説明し起ように、本発明の製造方法は、上記(2)
式の5−(2−クロロベンジル)−4,5゜6.7−テ
トラヒドロチエノ(3,2−C)ピリジン又はその塩を
従来の方法よりも簡単な操作で収率良く、しかも安価に
製造することができ、工業的に非常に有利である。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明は下記実施例に制限されるものではない。
〔実施例1〕 3−ブロモチオフェンの ゛ 四塩化炭素60−に3−メチルチオフェン19.6g(
200m mol)を溶解し、攪拌下で76℃に加熱し
た。この溶液が十分還流し初めだ後、N−ブロモコハク
酸イミド35 、6g(200m mol)と過酸化ベ
ンゾイル0.5gの混合粉末をスパチュラを用いて少し
ずつ加えた。混合粉末を全て加えた後。
更に5分間攪拌下で加熱し、次いで反応容器を水で急速
冷却した。溶液をろ過し、析出したコハク酸イミドをろ
別して少量の四塩化炭素で洗浄した後、ろ液の四塩化炭
素をエバポレーターで留去し、残渣を減圧蒸留して(3
)式の3−ブロモメチルチオフェン16.64;を得た
(収率47%、沸点53〜55℃75 mmHg、 6
3℃/ 7 mmHg)。
200 m11のスリ付三角フラスコにモノエタノール
アミン152 、5g(2、5mol)を取り、イソプ
ロピルアルコール30ntQを加えて水浴上で攪拌した
次いで、この溶液にO−クロロベンジルクロライド8.
05g(0,05mol)とイソプロピルアルコール1
5m1lの混合溶液を一度に加え、イソプロピルアルコ
ール5+n!Qで洗浄した。更に3時間水浴上で攪拌し
続けた後、減圧蒸留して反応溶液中のイソプロピルアル
コールとモノエタノールアミンを留去し、蒸留残渣を得
た。この残渣を水洗し、塩化メチレンで抽出して(4)
式のN−(2−ヒドロキシエチル)−〇−クロロベンジ
ルアミン8.54gを得た(収率92.1%、沸点13
4℃78 mmHg)。
上述の方法で得られた(3)式の3−ブロモメチルチオ
フェン5.59g(32m mol)を四塩化炭素50
m11に溶解し、水浴上で攪拌した。次いで。
この溶液に上述の方法で得られた(4)式のN −(2
−ヒドロキシエチル)−〇−クロロベンジルアミン11
.92g(64m mol)f四塩化炭素00 rr、
Qに溶解したものを一度に加え、そのまま攪拌を続ける
と30分後に白色結晶が析出した。更に一夜攪拌を続け
た後、ろ過して白色結晶をろ別し、ろ液を得た。ろ液を
水洗して脱水した後、四塩化炭素をエバポレーターで留
去して粗製の(1)式のN−(2−ヒドロキシエチル)
−N−(0−クロロベンジル)−3−チェニルアミン8
.18 gを得た(収率92%)。
立l逍 上述の方法で得られた(1)式のN−(2−ヒドロキシ
エチル) −N −(0−クロロベンジル)−3−チェ
ニルアミン15 、9g(0、056mol)をポリリ
ン酸600g(1,78mol)と混合し、攪拌しなが
ら132℃に加熱して2時間反応させた。反応終了後、
70℃に冷却した反応液を激しく攪拌した水中に入れて
溶かした。完全に溶解した後。
水酸化ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性にしてクロ
ロホルムで抽出した。クロロホルム抽出液を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、クロロホルムをエバポレーターで留
去して残渣から減圧蒸留により目的物質である(2)式
の5−(2−クロロベンジル)−4,5,6,7−テト
ラヒドロチエノ〔3゜2−C〕ピリジン5.8gを得た
(収率39%、沸点163〜167℃75 mmHg)
得られた(2)式の化合物5.8gをクロロホルムに溶
解し、塩酸ガスを通じながら室温下で攪拌した。1時間
後、反応液中のクロロホルムと塩酸をエバポレーターで
留去し白色結晶を得た。この白色結晶を三角フラスコに
取り、エタノールで再結晶して(2)式の化合物の塩酸
塩4.14gを11?(収率63%、F!A点2点在0
4〜206°C更に、白色結晶をろ取した残りのる液を
回収し濃縮して再結晶を行い、(2)式の化合物の塩酸
塩1.02gを得た(融点203〜204°C2総収率
78%)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(1) で示されるN−(2−ヒドロキシエチル)−N−(O−
    クロロベンジル)−3−チエニルアミンと縮合リン酸と
    を反応させることを特徴とする、下記式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(2) で示される5−(2−クロロベンジル)−4,5,6,
    7−テトラヒドロチエノ〔3,2−C〕ピリジン又はそ
    の塩の製造方法。
JP29125486A 1986-12-05 1986-12-05 5−(2−クロロベンジル)−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ〔3,2−c〕ピリジン又はその塩の製造方法 Pending JPS63145285A (ja)

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