JPH0787722B2 - 溝掘機 - Google Patents

溝掘機

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JPH0787722B2
JPH0787722B2 JP62225235A JP22523587A JPH0787722B2 JP H0787722 B2 JPH0787722 B2 JP H0787722B2 JP 62225235 A JP62225235 A JP 62225235A JP 22523587 A JP22523587 A JP 22523587A JP H0787722 B2 JPH0787722 B2 JP H0787722B2
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JP
Japan
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rotor shaft
machine according
digging machine
root cutting
shaft
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62225235A
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English (en)
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JPS6471401A (en
Inventor
幹雄 野尻
久司 木村
Original Assignee
小松ゼノア株式会社
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Publication date
Application filed by 小松ゼノア株式会社 filed Critical 小松ゼノア株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、肥料を施すため、あるいは移植等のため、樹
木の周囲の地面に円形の溝を掘るための溝掘機に係るも
のである。
(従来の技術) 従来、機械で円形の溝を掘削する場合には、パワーショ
ベル、あるいは耕耘機を利用していた。
(発明が解決しようとする問題点) 従来のパワーショベルは構造上直線掘りしかできないた
め、溝幅も、円の半径も必要以上に大きくなり、無駄な
掘削が多く、掘削円の周囲に機械を移動させるための大
きな面積を必要としていた。また、水平方向のローター
軸に耕耘刃を設けた従来の耕耘機は、駆動用の車輪の車
軸とローター軸とが平行方向に固定されており、直線掘
りができなかった。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、駆動用の車輪を備えた後フレームの前方に、
耕耘刃を放射状に固着した水平方向のローター軸を備え
た前フレームを水平方向に回動自在に枢着して設け、こ
の車輪の車軸の軸心線とローター軸の軸心線とが互いに
交差する位置を旋回中心とする旋回姿勢において、一端
を車体に連結し、他端を旋回中心位置に存在する樹幹
に、この樹幹の外周を旋回自在に、支持された連結体を
設けたものである。
(作用) 本発明においては、駆動用の車軸の軸心線とローター軸
の軸心線が互いに交差する位置にある樹幹中心として旋
回し、耕耘刃によって円形な溝を掘削するものである。
(実施例) 以下、図面により本発明の一実施例について説明を行な
う。
第1図〜第8図において、溝掘機1はつぎのように構成
されている。すなわち、車体3は前フレーム5と後フレ
ーム7とに分割され、それぞれに突出するブラケット9,
11は係合軸13によって水平方向に揺動自在に枢着されて
いる。前フレーム5側のブラケット9の上部は係合軸13
を中心とする円板状に形成され、複数のピン孔15,15,…
が円周方向に並設され、ピン孔15の1個に嵌合するピン
17は後フレーム7側のブラケット11に設けたピン孔19に
係合して、前フレーム5と後フレーム7とを水平方向の
適宜角度に位置決め固定している。なお、前述と反対に
後フレーム7側のブラケット11を円板状に形成して複数
のピン孔を設けてもよい。前フレーム5の前部にはチエ
ンボックス21を介してローター軸23が回転自在に水平方
向に軸支され、ローター軸23には放射状の複数の耕耘刃
25が並設され、ローター軸23の両端には耕耘刃25の外径
寸法より大きな外径寸法の根切りカッター27がねじ29に
よって固着されている。耕耘刃25はなぎなた状のカッタ
ー刃を側方向に湾曲させた形状に形成され、土を掘り起
すものである。また根切りカッター27は平板状で外周に
複数の放物線状の刃部31を備えている。ローター軸23の
前方には案内輪33が前フレーム5にブラケット35を介し
て回転自在に支持されている。前フレーム5の両側面に
は、カバー37,37が螺番39,39によって上下揺動自在に枢
着され、下方に揺動したときは係止板41によって位置決
め係止されている。またカバー37の上面にはリンク43の
一端が軸45によって枢着され、前記リンク43の他端は前
フレーム5の上面に直交する支持板47に螺合するボルト
49によって長孔51を介して適宜な揺動位置に固定されて
いる。カバー37の内面には、連結体(この実施例ではワ
イヤー)53の一端を係止するための係止環55が設けられ
ている。
後フレーム7には、水平方向の車軸57の両端に車輪59が
固着し、上部に装着されたエンジン61によって駆動され
ている。後フレーム7には車体3の後方で作業者が操作
するためのハンドル63が設けられている。
樹木の樹幹65には、ワイヤー53の一端を旋回自在に保持
するためのワイヤー支持環67が固着されている。ワイヤ
ー支持環67はつぎのように構成されている。すなわち、
金属製の円筒部69の下端に鍔部71を設けた環体73は2分
割されて、軸75によって開閉自在に枢着され、閉鎖した
状態でピン77よって係止するように設けられている。円
筒部69には3等分の位置にボルト79が螺合し、ボルト79
の内端には円形の支持板81が固着されている。ワイヤー
53の端部は円筒部69の外周に嵌合する輪状に形成され、
この輪を形成するために、端部に形成した環が係止する
フック83が設けられている。
以上の実施例において、エンジン61を駆動してクラッチ
(図示せず)を接続すると、ローター軸23が第3図の矢
印A方向に回転しながら、矢印B方向に回転する車輪59
によって前進する。ピン17を予め適宜なピン孔15とピン
孔19に係止して前フレーム5と後フレーム7とを適宜な
角度に固定しておけば、ローター軸23と車軸57とはその
軸心線は交差することになり、ワイヤー53を連結しない
状態でも、前進にともなって、その交差点を中心として
車体3が旋回することになり、耕耘刃25によって掘り起
されて上方に跳ねとばされた土は、予め第4図のごと
く、上方に揺動させて固定されたカバー37,37に沿って
両側方にに案内されて飛散し、円形の溝が掘削される。
同時に根切りカッター27,27によって溝壁の根が切断さ
れ、樹木の移植等に必要な根切り作業が容易に行なうこ
とができる。
この場合、ローター軸23と車軸57の回転が反対方向であ
り、車体3に加わる反力は前後方向から互いに傾斜する
角度で加わるので、その合力は旋回外方に向うことにな
るので車体3は外方に押されて旋回半径が次第に大きく
なり、これを防ぐためには、旋回中心となる位置に一端
を旋回自在に支持せしめ、他端を車体3に連結する連結
体を設ければよく、たとえば、樹幹65の外周にワイヤー
支持環67を嵌合し、ボルト79によって支持板81を樹幹65
に押圧して固定する。ワイヤー53の一端を円筒部69の外
周に巻回してフック83に係止し、他端をカバー37の一側
の係止環55に係止して車体3を走行すれば、正確な円形
の溝を掘削できるものである。またワイヤー支持環67を
用いることによって、樹幹65の表皮の損傷を防止できる
ものである。なお、根切りカッター27は刃部31が放物線
状に形成されているので、刃が根に直角方向に押圧する
ことなく、斜めに引きながら切断することになって、太
い根から細根まで確実に切断するものである。
なお、根切りカッターは、2枚,4枚等3枚以外の枚数で
もよく、両側以外の中間に並設する根切りカッターは根
を細断して土とともに放出することを容易とするもの
で、形状は平板状に限定せず耕耘刃を兼用してもよい。
また連結体はワイヤーに限定せず、棒,枠体のごとく剛
体のものでもよい。
なお、第9図は他の実施例を示すもので、前フレーム5
と後フレーム7との間を適宜角度で屈曲した接続フレー
ム85によって接続したもので、従来の小型の耕耘機を利
用して円形溝を容易に掘削できるものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、周囲に余裕の面積のない狭小な場所に
おいても樹幹を中心とする円形溝を自動的に容易に掘削
することができるものである。
また、円形溝を正確に形成し、しかも車体の転倒を防止
できる。また、特許請求の範囲第2項に記載の構成とす
れば、樹木の周囲に円形溝を掘削するに際し、樹幹の表
皮を傷つけることがない。また、特許請求の範囲第3項
に記載の構成とすれば、樹木の根切り作業が容易とな
る。また特許請求の範囲第4項に記載の構成とすれば、
切断した根を溝の内から取り出すことができる。また特
許請求の範囲第5項に記載の構成とすれば、溝内の根を
細断して耕耘刃によって地上に放出できる。また特許請
求の範囲第6項に記載の構成とすれば、溝内の側壁の根
を溝底まで確実に切断できる。また特許請求の範囲第7
項に記載の構成とすれば、刃の切断能力が向上し、細根
あるいは太い根も容易に切断できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視説明図、第2図,第3
図はそれぞれ同平面図,同側面図、第4図は要部の正面
図、第5図は根切りカッターの側面図、第6図は要部の
側断面図、第7図,第8図はそれぞれワイヤー支持環の
平面図,側断面図、第9図は他の実施例の平面図であ
る。 3……車体、23……ローター軸 25……耕耘刃、27……根切りカッター 31……刃部、53……連結体(ワイヤー) 57……車軸、59……車輪 61……エンジン、65……樹幹 73……環体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動用の車輪59を備えた後フレーム7の前
    方に、少なくとも耕耘刃25を放射状に固着した水平方向
    のローター軸23を備えた前フレーム5を水平方向に回動
    自在に枢着して設け、前記車輪59の車軸57の軸心線と前
    記ローター軸23の軸心線とが互いに交差する位置を旋回
    中心とする旋回姿勢において、一端を車体3に連結し、
    他端を前記旋回中心位置に存在する樹幹65の外周を旋回
    自在に支持させた連結体53を設けたことを特徴とする溝
    掘機。
  2. 【請求項2】前記連結体53は、他端が旋回中止の前記樹
    幹65の外周に着脱自在に固定する環体73の外周に、旋回
    自在に支持されているものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の溝掘機。
  3. 【請求項3】前記ローター軸23は、軸の旋回側内端に、
    根切りカッター27を固着したものであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項に記載の溝掘機。
  4. 【請求項4】前記ローター軸23は、軸の両端に、根切り
    カッター27,27を固着したものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項または第2項に記載の溝掘機。
  5. 【請求項5】前記ローター軸23は、軸外周に前記耕耘刃
    25と干渉しないように適宜間隔で根切りカッター27を固
    着したものであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項に記載の溝掘機。
  6. 【請求項6】前記根切りカッター27は、外径寸法を前記
    耕耘刃25の外径寸法より大きく設けたものであることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項、第4項または第5項
    に記載の溝掘機。
  7. 【請求項7】前記根切りカッター27は、外周に複数の放
    物線状の刃部31を形成したものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第3項、第4項、第5項または第6項に
    記載の溝掘機。
JP62225235A 1987-09-10 1987-09-10 溝掘機 Expired - Lifetime JPH0787722B2 (ja)

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JP62225235A JPH0787722B2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10 溝掘機

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JPS6471401A JPS6471401A (en) 1989-03-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6110606U (ja) * 1984-06-25 1986-01-22 セイレイ工業株式会社 屈折形耕耘装置

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JPS6471401A (en) 1989-03-16

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